住宅関連新聞記事

住宅関連新聞記事ダイジェスト No.470  2013/2/14~2013/2/20

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【日本経済新聞】
1 スマートハウス国内市場は20年に2倍に 12年比、民間調査
2 元金返済、最長1年据え置きの住宅ローン 七十七銀
3 地下鉄、乗り換え改善 都営・メトロ、九段下など
4 首都圏マンション発売、5カ月連続減少 1月5.4%減
5 REIT、売買代金が急増 新規上場のプロロジスRがけん引

【朝日新聞】
6 サ高住の品質向上テーマにシンポジウム サ住協が5月22日開催
7 地震保険料率見直しへ 危険度の高まり受けて
8 J1大宮アルディージャのクラブハウスを建設 パナホーム
9 販売業務をシステム化、売主と仲介を橋渡し、首都圏全域で、業プロ
10 長期優良認定、1月は9153戸
11 管理業務主任者試験で2問ミス 追加合格443人 管理協
12 「オフィス賃料、3~5%上昇」全国的に上昇局面へ CBRE
13 建築士の本人確認、徹底へ 国交省
14 賃金改善意向、39.3%にとどまる 帝国データ調べ 聞
15 首都圏マンション供給、5カ月連続で前年下回る
16 1月分譲マンション賃料 首都圏・近畿圏で復調の兆し 東京カンテイ

【読売新聞】
17 強度不足・避難路なし…練馬区8施設で違法建築
18 復興工事を一括発注 住宅整備加速狙う…国交省
19 防災面からのグループホーム選び…消火設備・訓練の内容を聞く
20 据え置き型電池の生産強化…住宅・ビル用購入補助が追い風
21 オダケホーム、発電業参入
22 首都圏マンション発売、5か月連続減少

【日経産業新聞】
23 表参道「ハナエ・モリビル」、大林組が建て替え 4月に再開業
24 LIXIL、駐車スペース3台分のカーポート 住宅向け狙う
25 日帰り温浴施設、高田屋が開業 大型の内風呂
26 LIXIL、ひし形タイルを発売
27 小田急、下北沢駅など3駅地下化 来月23日に
28 食器洗い乾燥機、調理器具も丁寧に パナソニックが来月発売
29 塩害・台風に強い太陽光発電 LIXIL、沖縄で発売
30 旭トステム外装、パーツ選べる外壁用の飾り

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1 スマートハウス国内市場は20年に2倍に 12年比、民間調査 2013/2/19 日本経済新聞
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民間調査会社の富士経済(東京・中央)は19日、スマートハウス(次世代省エネ住宅)の国内市場が2020年に12年見込みに比べ2倍となる3兆6362億円に拡大するとの調査結果を発表した。住宅用太陽光発電システムやスマートメーター(次世代電力計)の普及が進むと分析している。
最も伸びるのはリチウムイオン電池などの「蓄エネ」分野で、20年の市場規模は5倍となる1兆1212億円に成長すると予測している。

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2 元金返済、最長1年据え置きの住宅ローン 七十七銀 2013/2/17 日本経済新聞
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七十七銀行は住宅ローン利用者を対象に、最長で1年間、元金の返済をしなくて済むサービスを始めた。東日本大震災に伴う資材不足によって住宅ローンの契約から新居の完成まで時間がかかる例が増えている。賃貸住宅から新居に住み替える場合には、完成時期が延びて一時的に家賃と住宅ローン返済が重なることもあり、住宅ローン利用者の負担になっていた。

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3 地下鉄、乗り換え改善 都営・メトロ、九段下など 2013/2/15 日本経済新聞
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東京都交通局と東京メトロは3月16日から、一部の駅で都営地下鉄とメトロの乗り換えをしやすくすると発表した。九段下駅はホームを隔てる壁を撤去する。岩本町駅と秋葉原駅は乗換駅に追加指定する。春日駅と後楽園駅などは互いのホームを無料で通過できるようにする。
九段下駅では半蔵門線の押上方面行きホームと新宿線の新宿方面行きホームを隔てる壁を撤去し、改札を通らず乗り換えられるようにする。これまでは階段を上り下りし、改札を通って乗り換える必要があった。

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4 首都圏マンション発売、5カ月連続減少 1月5.4%減 2013/2/14 日本経済新聞
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不動産経済研究所(東京・新宿)が14日発表した1月の首都圏のマンション発売戸数は1721戸で、前年同月に比べ5.4%減少した。前年同月を下回るのは5カ月連続。政権交代に伴う景気浮揚期待などからモデルルームへの客足は増えたものの、消費者の関心の高い大型目玉物件の供給が少なかった。
東京23区の発売は前年同月比5.7%増えた半面、東京多摩地域や神奈川県、千葉県が前年同月を下回った。目玉物件の売り出しが少なかったため、発売月に契約した戸数の割合を示す契約率も69.2%と、好不調の分かれ目とされる70%を4カ月ぶりに割り込んだ。

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5 REIT、売買代金が急増 新規上場のプロロジスRがけん引 2013/2/14 日本経済新聞
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投資家から資金を集め不動産に投資する不動産投資信託(REIT)市場が活況となっている。14日は東証での同市場の売買代金が前日比2.8倍の556億円に膨らみ、2009年5月25日以降で最高を記録した。不動産市況の底入れ期待を背景に、この日新規上場した物流施設特化型のREITが人気となり、大商いをけん引した。
新規上場したのは、米系物流投資大手、プロロジスがスポンサーの「日本プロロジスリート投資法人」。買い気配で始まり、公開価格(55万円)を約3割上回る70万円の初値を付けた。売買代金は1銘柄で383億円と全体の約7割に達した。「プロロジスになじみがある海外投資家などの資金が流入した」(バークレイズ証券の田沢淳一アナリスト)という。

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6 サ高住の品質向上テーマにシンポジウム サ住協が5月22日開催 2013/2/19 朝日新聞
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サービス付き高齢者向け住宅協会(橋本俊明会長)は、5月22日に開く「第4回高齢者集合住宅研究大会」の参加申し込み受付を始めた。今回のテーマは、「サービス付き高齢者向け住宅のさらなる品質向上を目指して」。サ高住は、補助金や税制優遇を追い風に供給が進み、登録戸数は9万8000戸を超える。
当日は、国土交通省や厚生労働省の担当者が施策動向を説明した後、研究発表、パネルディスカッションなどを行う。参加費用は、一般が1万円、サ住協会員は無料。申し込みは、
http://kosenchin.jp

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7 地震保険料率見直しへ 危険度の高まり受けて 2013/2/19 朝日新聞
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損害保険会社などが加盟する損害保険料率算出機構は、地震保険の基準料率の見直し作業に入っている。まとまり次第、金融庁に届け出る方針だ。
基準料率は、地震発生の危険地域区分や建物構造によって分けられた基本料率を基に、建物の耐震等級などを加味して求められる。料率は保険金額1000円、保険期間1年当たりのもので、たとえば、北海道や青森といった2等地域のエリアにおけるマンションの基本料率は0.65円。更に、建物が耐震等級2の場合は20%割り引かれるので、基準料率は0.52円となる。仮に保険金額が1000万円の場合だと、1年当たりの保険料は5200円となる。
今回の見直しは、2012年に文部科学省の地震調査研究推進本部が公表した「地震動予測地図」における危険度が、前回の2010年発表よりも高くなった地域が多く見られたことによるもの。地震保険の基準料率は、この地震動予測図のデータなどを基に算定されている。

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8 J1大宮アルディージャのクラブハウスを建設 パナホーム 2013/2/18 朝日新聞
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パナホームはこのほど、サッカーJ1クラブの大宮アルディージャのクラブハウス「オレンジキューブ」を竣工した。同社がJリーグクラブハウスの施設建築を請け負うのは、ガンバ大阪(1997年竣工)に続いて2件目となる。
「地域と共に育つ『我家』」をテーマに、選手・スタッフの使いやすさをはじめ、地域のシンボルとなるデザイン、自然エネルギーを活用する先進の環境配慮型施設として提案した。重量鉄骨ラーメン構造で地上3階建て・延べ床面積2223平方メートル。1階がトレーニングルーム、ロッカールーム、グッズショップなどで、2階が多目的会議室や選手用食堂など。3階にチームミーティングルーム、スタッフ事務所を設けた。

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9 販売業務をシステム化、売主と仲介を橋渡し、首都圏全域で、業プロ 2013/2/18 朝日新聞
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不動産業者が売主となる建売住宅をはじめとする不動産の売買・仲介における物件の公開・管理をインターネットで行えるシステム「業プロ」を運営する業プロ(旧社名=レクサフォレスト、椎谷範一社長、東京都江東区)は2月、神奈川県下で会員の本格募集をはじめた。同サービスは、売主からの集めた物件情報を早期に無料でシステムに登録し、仲介物件を求める有料会員の仲介会社に情報提供する仕組み。04年に業者間のシステムとして開発に着手し、千葉県からサービスを開始。以降、埼玉、東京とエリアを拡大。神奈川県についても開設準備を進めてきた。売主の登録店舗数は約4200店舗に上っている。
早期の情報収集に根ざしたスピーディーな物件登録による情報鮮度の高さや、週2回の売主への物件確認などに加えて、充実した物件写真や複数の主要ポータルサイトや自社ホームページへの広告展開なども自在に利用できるのも特徴。建築中の物件については、工事の進捗状況をネットを介して確認する仕組みにも対応できる。
神奈川県の募集開始にあっては当初、横浜・川崎、藤沢、鎌倉エリアでサービスをスタートし、順次拡大していく。
(http://www.gyo-pro.com/)

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10 長期優良認定、1月は9153戸 2013/2/18 朝日新聞
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国土交通省の「長期優良住宅建築等計画の認定状況」によると、2013年1月の戸建て住宅の認定戸数は7742戸、共同住宅等は1411戸で、合計9153戸だった。
これで、09年6月の制度運用開始からの累計認定戸数は、合計35万6833戸(戸建て住宅34万6731戸、共同住宅等1万102戸)となっている。

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11 管理業務主任者試験で2問ミス 追加合格443人 管理協 2013/2/15 朝日新聞
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高層住宅管理業協会は2月15日、2012年度管理業務主任者試験の正解について精査した結果、2問の問題で正解肢が複数あったことを明らかにし、これによって合格基準点に達した人を合格者とすると発表した。
問6の正解肢を3に加え、肢1も正解とし、また、問29の正解肢を2に加え、肢3も正解として取り扱うことにした。これにより、新たな合格者は443人。合格率は21.9%となった。追加合格者への合格通知は2月15日に発送し、合格証書などについては20日に発送する。

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12 「オフィス賃料、3~5%上昇」全国的に上昇局面へ CBRE 2013/2/15 朝日新聞
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シービーアールイー(CBRE、東京都港区)はこのほど、全国13都市の賃貸オフィス市場の展望をまとめた特別レポートで、2013年は多くの都市でオフィス賃料が概ね横ばいから若干の上昇で推移すると予測した。2013年末には、対前年末比で3~5%程度上昇するとしている。
調整された賃料水準などを背景に、多くの都市で立地改善や設備水準の向上を目的とする企業ニーズが増えていることに加え、拡張移転や老朽化した自社ビルからの移転といったオフィス拡大の動きも目立ち、企業の移転マインドが高まっていると指摘している。

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13 建築士の本人確認、徹底へ 国交省 2013/2/15 朝日新聞
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国土交通省は、一級建築士免許証の偽造事件が全国で発覚していることを受け、再犯防止の観点から本人確認を徹底する体制の構築を図る。関連する告示などについて改正を行う。
(1)建築確認の申請者に対して建築士免許証の原本提示を求めて本人確認する、(2)建築士名簿と照合して本人確認する、といった確認方法を、告示を改正して新たに盛り込むことにした。(1)もしくは(2)のどちらの方法で本人確認するかについては、それぞれの建築主事や指定確認検査機関の判断に委ねる方針だ。
2013年6月から施行予定。

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14 賃金改善意向、39.3%にとどまる 帝国データ調べ 2013/2/14 朝日新聞
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帝国データバンクの調査によると、2013年度に賃金改善を見込む企業は39.3%で前年調査と比べて1.8ポイントの微増にとどまった。「昨年は業績が悪く、厳しい賞与となった。今年は少し戻す予定」(専門サービス、南関東)といった声がある一方、「景気は好感触だが、実体経済が確実に良くなっていない状況では、賃金水準は当面横ばいで考えざるを得ない」(ビルメンテナンス、北陸)など慎重な意見も多く見られたようだ。
全国2万2972社を対象にしたもので、調査期間は13年1月17日~31日。有効回答数は1万461社。
賃金改善の具体的内容は、ベースアップ(定期昇給とは別)と賞与の引き上げ。不動産業界(256社)に限定すると、賃金改善を見込む割合は32.4%だった。

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15 首都圏マンション供給、5カ月連続で前年下回る 2013/2/14 朝日新聞
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不動産経済研究所が毎月調査しているマンション市場動向によると、2013年1月に首都圏で供給された新築マンションは1721戸で、前年を5.4%下回った。これで5カ月連続の前年比減となったが、前年が32.6%増のボリュームがあった影響もあるようだ。「市況全体が悪化しているとは考えていない」(同研究所)といった分析で、2月の供給については前年の3918戸を上回る4000戸程度を予想している。
契約率は69.2%(前年比1.9ポイント下落)、平均価格は4724万円(同9.6%上昇)、1平方メートル当たり単価は68.9万円(同7.0%上昇)だった。

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16 1月分譲マンション賃料 首都圏・近畿圏で復調の兆し 東京カンテイ 2013/2/14 朝日新聞
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東京カンテイ(東京都品川区)はこのほど、2013年1月の分譲マンション賃料(分譲マンションの月額募集賃料を集計・算出し1平方メートル換算で表記)を発表した。それによると、首都圏(2533円、前月比0.3%下落)と近畿圏(1767円、同1.2%上昇)では主要エリアの賃料が堅調に推移しており、リーマン・ショック以降の下落基調から復調しつつあるようだ。
地域別に見ると、東京都(2978円)が前月と同値だったほか、埼玉県(1626円、同1.3%上昇)が前月に引き続き値上がり。一方、千葉県(1482円、同0.2%下落)のみ下落基調が継続している。なお、東日本大震災による被害の大きかった新浦安エリアを含む浦安市は、1800円前後で下げ止まりの兆しを見せている。
大阪府(1876円、同0.8%上昇)と兵庫県(1666円、同0.9%上昇)はそろって上昇。圏域全体が2012年末以降、上昇基調へ移行しつつある。
中部圏(1573円、同3.9%上昇)は大幅上昇したが、これは名古屋駅の周辺で2012年に竣工したワンルーム物件から、事例が大量発生したことによる影響が大きい。同社では、「トレンドとは無関係の動き」とみている。

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17 強度不足・避難路なし…練馬区8施設で違法建築 2013/2/20 読売新聞
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東京都練馬区が、小学校や温室植物園などの区立施設で次々と明るみに出た違法な仮設建築物の後始末に追われている。
発覚当初、区は「安全性に問題はない」としていたが、強度不足などの問題が立て続けに見つかり、判明した全8棟の解体が決まった。今月の区議会に予算計上された1棟の解体費用は約4300万円。全棟解体に数億円程度の公費が投じられる見通しで、専門家からは「自治体が法令を守らないなんて」とあきれる声も上がっている。

築9~23年
違法と判明した仮設建築物の区立施設8棟は、小学校、大型駐輪場、温室植物園など。築9~23年がたっていたが、昨年に問題が発覚した後も、区は「通常の建物と同じ基準で建てられている」「傾いたりはしていない」などとして、違法状態のまま使用し続けていた。
ところが、その後の区の調査で問題が次々と判明。温室植物園では鉄骨の溶接不足が5か所で見つかり、柱などが強度不足のため、強風を受けた場合、建築基準法の許容範囲の4倍以上ものゆがみが出ることがわかった。
また、開進第一小の校舎では、柱などの強度が同法の基準以下だったことが判明。2013年度内の解体が決まり、新年度予算で解体費用など4371万円が計上された。

まずい対応
強度不足だけでない。隣接施設の日照を妨げていたり、壁、窓などが耐火基準を満たしていなかったり、避難路が確保されていないなどの法令違反も見つかった。都営大江戸線・光が丘駅前の2階建て大型駐輪場は、本来、建ててはいけない区域に建てられていた。
問題発覚後の区の対応のまずさも浮かび上がった。強度不足だった温室植物園は、東日本大震災で天井から鉄板が落下する事故が発生していたが、区は「ボルトの緩みが原因」としていた。しかし、「梁はりやガラスが落下する恐れがある」という危険な状態だったことがわかり、昨年12月から閉鎖している。

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18 復興工事を一括発注 住宅整備加速狙う…国交省 2013/2/20 読売新聞
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国土交通省は19日、被災地の復興事業に関し、複数の工事の設計や施工を、大手ゼネコンなどに一括発注する契約方式の本格導入を決めた。
人手不足で発注業務が滞る市町村に対し、独立行政法人「都市再生機構(UR)」が工事費の積算や関連書類の作成など、手続き作業を全面支援する。住宅の高台移転など、災害公営住宅の整備を加速させるのが狙いだ。
URの人材を活用して、小規模の公共事業も円滑に進められるようにするほか、ゼネコンが持つ調達力で建設作業員の確保も図る。
新たな契約方式は「コンストラクション・マネジメント(CM)」と呼ばれ、受注した民間企業が測量や設計、施工をすべて請け負う。これまで市町村は、事業ごとに設計や施工などを個別に発注してきた。一括化で手続きが簡素化でき、民間の手法の導入で工期短縮も見込める。CM方式は、宮城県東松島市や女川町で試験的に導入されている。
また、国交省は、建築物や道路の整備に必要な生コンクリートの不足が被災地で深刻になっているため、国や地方自治体など発注者が、生コンの生産設備を新設していく方針を決めた。

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19 防災面からのグループホーム選び…消火設備・訓練の内容を聞く 2013/2/18 読売新聞
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長崎市のグループホームで、4人が亡くなる火災が起きた。認知症の人にとって、家庭的な環境で過ごせるグループホームの役割は大きい。施設を選ぶ時はどんな点に気を付ければいいのか、NPO法人「介護保険市民オンブズマン機構大阪」の理事、川上正子さんに聞いた。
施設を見学する際、多くの人は部屋の広さや日当たり、食事内容、職員の対応を重視することが多いが、川上さんは「いずれも大切なことだが、防火対策にも目を向けて」と強調する。
グループホームには、自力で逃げるのが困難な高齢者が多い。延焼を遅らせ、避難時間の確保につながるスプリンクラーの有無は、被害規模を大きく左右する。現行では床面積275平方メートル未満の施設には義務付けられていないが、川上さんは「本来は全施設に設置されるのが望ましい」と言う。
ただ、こうした施設で火災がある度にスプリンクラーの重要性が叫ばれてきたものの、実際は費用負担がネックになり、設置は進んでいない。また、設備があっても職員の適切な避難誘導がなければ意味をなさない。川上さんは、ソフト面でどんな対策を講じているかにも注意するよう呼びかけている。
例えば、どんな避難訓練を行っているかが目安になる。質問に対し、実施回数だけでなく、具体的な内容まで説明してくれる施設が望ましい。熱心な施設の中には、近隣住民にも参加してもらっているケースがあるという。「近所の協力があればより迅速に避難誘導できる。おんぶするのか、シーツにくるんで運び出すのか。建物の構造や個々の入居者に合わせた訓練をしているかも聞いてみて」
施設に入った後も、気づいたことがあれば、遠慮なく尋ねるといい。川上さんは「家族が安全管理に関心を持ち続けることが、施設の意識を高めていくことにつながる」と話している。

防火対策のチェックポイント
・スプリンクラーの有無
・避難訓練の内容、実施頻度
・調理室や、火元になりうる電化製品・暖房器具の管理状況
・避難の妨げになる物品が、廊下や階段に置かれていないか
・段ボールなど、放火されやすいものを施設周辺に放置していないか

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20 据え置き型電池の生産強化…住宅・ビル用購入補助が追い風 2013/2/18 読売新聞
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電機メーカーが、ビルや住宅などに設置する据え置き型リチウムイオン電池の生産を強化する。
非常用電源としての需要増や、政府などの購入補助制度を追い風とした市場拡大に期待しているからだが、背景には、電気自動車(EV)向け電池や携帯電話向け小型電池の伸び悩みもある。

10年で40倍
リチウムイオン電池は、蓄電容量が他の電池より多い上、繰り返し充電しても出力が低下しにくく、用途が幅広い。大きく言うと、据え置き型、EV向け、パソコン・携帯電話向けの小型、の三つに分類される。
このうち、据え置き型は、非常時のバックアップ電源となるほか、電気料金が安い夜間に充電した電気をためて昼間に使えるという特徴がある。
据え置き型が普及すれば、電気利用の効率化につながる上、天候によって発電量が左右される太陽光発電や風力発電の普及も後押しする効果が期待できる。このため、政府は2012年3月、据え置き型の購入費の3分の1(上限は個人が100万円、企業は1億円)を補助する制度を導入。一部の自治体も、これとは別の補助制度を設けている。
据え置き型の価格は、一般家庭の使用電力量1日分の3割強(5・53キロ・ワット時)を蓄電できるNECの製品で150万円前後と高いが、政府や自治体の補助を受ければ半額程度になるケースもあるという。
調査会社シード・プランニングは、据え置き型の国内市場(リチウムイオン電池以外も含む。蓄電容量ベース)が、2011年度の23・5メガ・ワット時から、20年度には約40倍の935メガ・ワット時に伸びると予測している。

目標10万台
NECは電池を中心とした「スマートエネルギー事業」を中核事業の一つと位置付けており、12年末、甲府市の工場に家庭用据え置き型電池の生産ラインを新設した。12年度の生産計画は3000台だが、「数年後には、年10万台規模に伸ばす」(国尾武光・執行役員常務)と意気込む。
年間生産台数が10万台まで増えれば、量産効果で価格が3割程度下がるという。携帯電話の基地局や発電所向けの大型の据え置き型電池も、14年度までに実用化させる方針だ。
東芝は据え置き型を量産するため、新潟県と長野県の2か所に分かれている開発部門を3月までに新潟に集約し、効率化を図る。

EV不振
各社が据え置き型に注力するのは、小型が価格競争の激化で収益をあげにくくなっており、EV販売の伸び悩みでEV向けも振るわないという背景もある。
小型は、低価格を武器とする韓国メーカーなどの攻勢を受け、00年ごろには90%を超えていた日本メーカーのシェア(市場占有率)は30%程度にまで落ち込んでいる。世界で初めてリチウムイオン電池を商品化し、小型を得意としているソニーも、採算悪化で、日産自動車とNECの合弁会社との統合交渉に入った。
EV販売も、代表車種である日産の「リーフ」が12年4~12月で約2万1000台と、12年度の目標4万台の達成は難しい状況だ。EVが高価格で販売が伸びないため、電池の生産コストも下がらず、EVの価格を下げにくいという悪循環に陥っている。
ただ、据え置き型とEV向けは構造が似ているため、据え置き型が伸びれば、共通部品の量産効果などでEV向けの価格が下がることも期待される。

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21 オダケホーム、発電業参入 2013/2/16 読売新聞
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富山県射水市の住宅メーカー「オダケホーム」は15日、射水市西高木の本社で記者会見を開き、同社敷地内の太陽光発電所で3月から発電を始め、発電・売電事業に参入することを明らかにした。
発電所は昨年11月に着工し、約3か月をかけ、グラウンドやテニスコートとして利用していた約9000平方メートルの敷地に太陽光パネル1778枚を並べた。積雪対策として、太陽光パネルは高さ約1・2メートルの金属製の柱の上に、約20度の傾斜をつけて設置した。
初年度の年間発電量は一般家庭約110世帯分の年間使用電力量に相当する計約41万キロ・ワット時で、売電収入は年間1400万円程度を見込んでいる。
同社の小竹秀子社長は記者会見で、「環境への意識が高まる中、地域とともに永続的に繁栄する企業を目指したい」と述べた。小竹茂樹会長は「太陽光発電所建設のノウハウを、環境に配慮したスマートホームの展開などにも役立てたい」と意気込みを語った。

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22 首都圏マンション発売、5か月連続減少 2013/2/15 読売新聞
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不動産経済研究所が14日発表した1月の首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)のマンション発売戸数は、前年同月比5・4%減の1721戸となり、5か月連続のマイナスだった。
このうち実際に売れた物件の割合を示す契約率は69・2%と、売れ行きの好不調を判断する目安とされる70%を下回った。
昨年1月は大型物件の発売が多かったため、反動減が表れたとみられている。消費増税や将来の金利上昇懸念で消費者のマンション購入意欲は高まっているとみられ、同研究所は「低調な販売が続くわけではない」と予想している。

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23 表参道「ハナエ・モリビル」、大林組が建て替え 4月に再開業 2013/2/20 日経産業新聞
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東京・表参道で通称「ハナエ・モリビル」と呼ばれ、ファッションの情報発信拠点だったビルが建て替わり、4月4日に再開業する。大林組グループが地上9階建ての商業施設とオフィスの複合ビルを建設中だ。高級服飾ブランド店をテナントにし、表参道のケヤキ並木と調和した緑豊かなランドマークになることを目指す。
東京メトロの表参道駅そばに立地する。ビル名は「oak omotesando(オーク表参道)」。ビル名の由来であるカシワなどを植樹して景観に配慮する。花が咲き、実がなる植物を植える屋上庭園も設ける。1階から2階カフェへと続く空間は、古代神殿をほうふつさせる巨石群に囲まれた空間にするという。

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24 LIXIL、駐車スペース3台分のカーポート 住宅向け狙う 2013/2/20 日経産業新聞
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LIXILグループは19日、駐車スペースを自動車3台分に広げたカーポートを売り出すと発表した。ハリを柱の上に載せる構造を採用し、強度を高めて間口を広げられるようにした。住宅の外観と合わせやすいカーポートの人気が高まっており、品ぞろえ拡充で需要を取り込む。
3月1日からカーポート「アーキデュオ ワイド(3台用)」の販売を始める。通常は柱の横につくはずのハリを柱の上に取り付ける「ハリ載せ構造」を採用して屋根の重量などを支えやすくした。間口は従来の6メートルから7.8メートルに拡大し、自動車3台を駐車できるようになった。

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25 日帰り温浴施設、高田屋が開業 大型の内風呂 2013/2/20 日経産業新聞
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不動産開発の高田屋(北九州市、土井良太社長)は3月21日、福岡県宗像市内に日帰り温浴施設「宗像王丸・天然温泉 やまつばさ」を開業する。温泉は全て源泉かけ流しで、福岡県最大という約35平方メートルの内風呂を備えているのが特徴だ。
敷地面積は3600平方メートル強で、施設は1日につき2000人を収容できる。男湯と女湯の浴室内にはそれぞれ4種類の浴槽があり、室外には露天風呂を4種類ずつ備えている。このほか、時間限定で貸し切り可能な家族風呂などが4種類ある。

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26 LIXIL、ひし形タイルを発売 2013/2/19 日経産業新聞
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LIXILグループは造形美にこだわる内装タイルのシリーズ「デザインクラフト」にひし形の新商品の販売を始めたと発表した。立体的に波打つ形状の長方形タイルと合わせて2商品を追加して合計9商品とした。デザイン追加で内装の刷新を望むホテルなどの利用を促す。
売り出したのは「デザインクラフト アーガイル」。ひし形のタイルを並べた縦315ミリ、横250ミリのパネルで厚さは9ミリ。灰色や濃紺、紫などの色を用意したという。
合わせて表面が波打つ形状の「デザインクラフト ウェーブボーダー」の販売も始めた。縦300ミリ、横237のパネルの表面に緩やかな凹凸が入っている。厚さは15.5ミリ。

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27 小田急、下北沢駅など3駅地下化 来月23日に 2013/2/19 日経産業新聞
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小田急電鉄は3月23日、下北沢、東北沢、世田谷代田の3駅を地下化する。同22日の終電後に切り替え工事を実施し、23日の始発から地下ホームの利用を開始する。付近の約2.2キロメートルの上下線を地下化するため、区間内の9カ所の踏切がなくなる。乗客の利便性が高まり、周辺の交通渋滞の解消も期待される。
小田急が東京都と進めている「小田急小田原線(代々木上原~梅ヶ丘駅間)連続立体交差事業および複々線化事業」の一環だ。今回地下化する3駅は改札の位置や動線が変わり、下北沢駅にエレベーターを新設することで小田急線全駅を係員の介助不要で、改札口からホームまで段差なく利用できるようになる。

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28 食器洗い乾燥機、調理器具も丁寧に パナソニックが来月発売 2013/2/19 日経産業新聞
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パナソニックは調理器具の汚れもしっかり洗える食器洗い乾燥機を3月20日に発売すると発表した。洗い方や洗浄時間を工夫し、これまでの食器洗い機では洗いにくかった調理器具の汚れを落とせるようにした。食器量や室温に合わせて消費電力や水量を最大20%減らす機能も付けた。店頭価格は9万円前後を想定し、月産7000台を予定する。
発売するのは卓上に置ける小型の食器洗い乾燥機。「調理器具コース」はセ氏40度と同77度の温水で調理器具を洗う。温水を使うことで洗剤中の酵素を活性化したり漂白効果を高めたりできるうえ、洗い後のすすぎも通常の洗浄に比べ長い時間をかける。調理器具に付いたたんぱく質やでんぷんなどの頑固な汚れを十分に洗えるようにした。

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29 塩害・台風に強い太陽光発電 LIXIL、沖縄で発売 2013/2/14 日経産業新聞
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LIXILグループは塩害や台風への対策を強めた太陽光発電設備を沖縄県で売り出したと発表した。風の影響をうけにくいようにパネルを1枚ずつ分け低い台に据え付けるほか、アルミ部材には塩分や紫外線に強いコーティングを施す。
太陽光パネルと架台をセットにして販売する仕組み。
複数のパネルを一つの架台に乗せるのが一般的だが、沖縄県ではパネルを1枚ずつ小型の架台に据え付ける。屋上からの高さを約1メートルから約30センチに引き下げ風でパネルが巻き上がるリスクを抑える。

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30 旭トステム外装、パーツ選べる外壁用の飾り 2013/2/14 日経産業新聞
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LIXILグループ傘下の旭トステム外装(東京・江東)はパーツを組み合わせてデザインを選べる外壁用の飾りを売り出す。消費者が壁を自分の好みで演出して住宅の外観を整えられるようにする。
15日に新商品「組み合わせ飾り」の販売を始める。

2013-02-21 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed 

 

住宅関連新聞記事ダイジェスト No.469  2013/2/7~2013/2/13

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【日本経済新聞】
1 山梨県、31億円投じ雇用1000人創出 定住促進へ
2 都内住宅着工8%増 昨年、湾岸にマンション
3 佐賀・武雄市、遊休地を1円から競売 定住が条件
4 東武・竹ノ塚駅付近、開かずの踏切撤去へ 05年に死傷事故

【朝日新聞】
5 『リフォーム評価ナビ』 開設から2年、機能拡充
6 カカクコム、住宅リフォームを新設 無料相談や一括見積もり
7 認知症グループホームの違反是正を徹底 国交省
8 首都圏中古マンションの成約平米単価、19カ月ぶりに前年比増
9 インスペクションのガイドライン検討、第2回会合を開催 調査の共通項目など議論 国交省
10 試験は「有効」 やり直しなど行わず FP試験 金融財政事情研究会
11 日住協と住協連が合併へ、4月に全国住宅産業協会に
12 二世帯住宅、関心高いのは20代

【読売新聞】
13 スプリンクラー設置基準、強化を検討…総務相
14 「空き家バンク」で移住促進…秋田・横手市
15 都心5区の空室率、8・56%…3年ぶり低水準

【日経産業新聞】
16 住友不、六本木にマンションリフォーム常設展示場 実物件を改装
17 三菱地所、有楽町に住宅相談窓口
18 LIXIL、耐風圧強度2倍に高めた住宅窓の日よけ
19 松山市中心部、再開発に遅れ ラフォーレ跡地、15年中に開業延期
20 西新宿の超高層ビル、制振装置導入拡大 長周期地震動に備え

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1 山梨県、31億円投じ雇用1000人創出 定住促進へ 2013/2/12 日本経済新聞
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山梨県は12日、一般会計で4631億円にのぼる2013年度予算案を発表した。大型事業として31億円強を投じ、1000人を超える雇用を創出する事業を打ち出した。人口減少が進む中、定住人口の確保へ今年6月、東京に山梨での居住やU・Iターン就職に関する情報を提供する常設拠点を設ける。
県は31億円のうち9億7000万円をあて、新卒で就職が決まっていなかったり、離職を余儀なくされたりした人を対象に、直接雇用と民間への委託で就業機会を作る。起業による雇用創出にも8億6000万円の枠を設け、地域に根ざした事業を起こし安定的な雇用を生み出す事業者を支援する。ハローワークと連携するなど一連の施策を通じて、1000人を超える雇用をめざす。

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2 都内住宅着工8%増 昨年、湾岸にマンション 2013/2/8 日本経済新聞
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東京都内の2012年の新設住宅着工戸数は前年比8%増の14万862戸と3年連続で増加した。東日本大震災後に買い控えていた層の需要が堅調なほか、低金利の住宅ローンが購入を後押しした。湾岸地域で大型マンションの着工が目立った。不動産調査会社の東京カンテイは14年4月の消費税率引き上げ前の駆け込み需要で「13年はさらに着工が増える可能性が高い」とみている。
東京都によると、分譲住宅は7%増の6万5610戸と3年連続で増えた。分譲住宅に含まれる分譲マンション、建売住宅も3年連続で増えた。不動産各社は震災後マンションの防災に力を入れ、「湾岸地域の大型マンションも人気を保っている」(東京カンテイ)。
賃貸マンションを含む貸家は12%増の5万4718戸で2年連続の増加。持ち家は2%増の1万9512戸と2年ぶりに増えた。

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3 佐賀・武雄市、遊休地を1円から競売 定住が条件 2013/2/8 日本経済新聞
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佐賀県武雄市は7日までに、インターネットオークションの「ヤフーオークション」で、遊休市有地の一部を1円から競売にかけることを決めた。落札後の定住を条件とし、固定資産税や住民税を増やすのが狙い。今後土地を選定し、来年度前半にも出品する方針。
樋渡啓祐市長が明らかにした。樋渡市長は市内で増える空き家の問題にも触れ、「所有者が市に代理出品を望むなら、民有物件の競売も検討する」と述べた。

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4 東武・竹ノ塚駅付近、開かずの踏切撤去へ 05年に死傷事故 2013/2/7 日本経済新聞
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2005年に遮断機の誤操作で4人が死傷した東武伊勢崎線・竹ノ塚駅付近の踏切が撤去されることになった。東京都足立区と東武鉄道が線路を約1.7キロメートルにわたって高架化する。完成予定は21年3月としばらく先だが、1時間のうち最大58分間も遮断される「開かずの踏切」が解消に向けて動き出すことで、周辺地域で街づくりの機運が高まりそうだ。
竹ノ塚駅の南北2カ所の踏切のうち、事故が起こったのは南側の踏切。遮断機の間の距離は33メートルもある。車庫に入る線路も含めて線路が5つあるため、比較的電車の運行本数が少ない午後2時台でも、踏切が開くまで平均して数分間は待つ。ようやく遮断機が上がって渡り始めると、途中でまた警報音が鳴り響く。

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5 『リフォーム評価ナビ』 開設から2年、機能拡充 2013/2/13 朝日新聞
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住まいづくりナビセンター(東京都中央区)はこのほど、一般消費者の『口コミ』を掲載したリフォーム会社検索サイト『リフォーム評価ナビ』の機能を拡充した。
リフォーム時の注意点をまとめたチェックリストを追加したほか、カレンダーやメモ機能なども追加し、工事の進ちょく状況が管理しやすいようにした。
同サイトは2011年4月に開設され、現在、『リフォーム瑕疵保険の登録事業者』などの要件を満たした事業者678社が登録している。一般消費者の利用は無料。現在までに、2000件以上の口コミが投稿されている。

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6 カカクコム、住宅リフォームを新設 無料相談や一括見積もり 2013/2/13 朝日新聞
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カカクコムは、同社が運営する購買支援サイト「価格.com」に、住宅リフォーム分野を新設した。リフォーム会社検索サイト「リフォームオウチーノ」と連携。リフォーム場所別に費用相場を確認したり、無料相談や一括見積もりを匿名で依頼できるようにした。
掲載するリフォーム事業者は、リフォーム瑕疵保険に加入し、建設業などの各種免許を保有する会社に限定している。
今後は、提供中の太陽光発電や引っ越し分野、不動産情報サイト「スマイティ」などグループサイトとの連携を進めていく。

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7 認知症グループホームの違反是正を徹底 国交省 2013/2/13 朝日新聞
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国土交通省は、2月8日に長崎県長崎市で発生した認知症高齢者グループホーム(以下、グループホーム)の火災死亡事故を受けて、各都道府県に対し同省が把握しているグループホームのすべての未是正物件に対して更に迅速な違反是正措置を取るよう通知した。
同省では2012年12月に、全国のグループホーム9969件のうち、防火・避難関連で建築基準法に違反している未是正物件が669件(12年9月末時点)あると公表していた。それらの物件に対する迅速な違反是正について各行政庁に要請していたが、今回の長崎市の火災がその時に公表された違反物件の1つだったことから、更なる是正措置を求めたものだ。
すべての未是正物件への立入調査を求め、3月22日までに、違反内容と是正指導の内容と共に所有者からの改善計画提出の有無を国交省に報告するよう通知した。

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8 首都圏中古マンションの成約平米単価、19カ月ぶりに前年比増 2013/2/13 朝日新聞
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東日本不動産流通機構(東日本レインズ)が発表した不動産流通市場動向報告によると、1月に首都圏で成約した中古マンションの平米単価が、2011年6月以来、19カ月ぶりに前年同月比で上昇した。首都圏平均39.75万円で、前年同月比2.5%増だった。前月比も3.7%増で4か月連続の上昇となった。
また、中古マンションの成約件数は、5か月連続で前年比増。9.2%増の2517件だった。

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9 インスペクションのガイドライン検討、第2回会合を開催 調査の共通項目など議論 国交省 2013/2/12 朝日新聞
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国土交通省は2月8日、『既存住宅インスペクション・ガイドライン検討会』の第2回会合を開いた。調査の共通項目や調査方法、担い手に関する項目などについて論点整理し、ガイドラインに盛り込む内容を検討。調査の共通項目については様々な意見がを出されたが、取引における時間的制約や依頼者の利用目的との兼ね合いも考慮しつつ、更に議論を深める必要性が浮き彫りになった。
調査の共通項目に関しては、事務局側が「構造耐力上の安全性や、躯体の耐久性に影響を与える可能性のあるもの」、「日常生活に支障が生じるレベルの設備の劣化事象」などを案として提示。これに対して、「土地や擁壁、法令適合性も範囲に入れるべきでは」といった意見も出された。
第3回目は3月12日に開催する予定。調査の共通項目や担い手に関する項目について深堀りするほか、共同住宅における共用部の扱いについても議論する方向だ。当初は全3回の開催としていたが、国交省によると、次回で最終回とするかは未定だという。

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10 試験は「有効」 やり直しなど行わず FP試験 金融財政事情研究会 2013/2/12 朝日新聞
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1月27日に行われたファイナンシャル・プランニング技能検定試験の試験問題が事前に漏洩していた問題で、試験実施団体の1つで漏洩の当事者である金融財政事情研究会は2月12日、今回の試験は有効であると発表した。
厚生労働省が試験を有効であると判断したと同日発表し、その旨の連絡が同会にあった。これを受け、「当初の予定通り合格発表を行うべく、受検者皆様の答案の採点などを行い、合否判定を行ってまいります」とのコメントを発表した。
厚生労働省は、「合否基準が6割以上という絶対評価で、不正行為を行った者が合格することで本来合格すべき者が不合格となる不利益は生じない」「合格率の上昇など事前に問題を閲覧した者がいることによる試験への影響を認めず、漏洩が限定的」「試験を無効とすることにより不利益を受ける受検者が非常に多いこと」を有効と判断した理由に挙げている。
合格発表は予定通り3月7日の予定。なお、同会では、試験問題を事前に閲覧した者を特定するため、IPアドレスの調査などを引き続き行う。

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11 日住協と住協連が合併へ、4月に全国住宅産業協会に 2013/2/8 朝日新聞
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中堅不動産企業などで構成する日本住宅建設産業協会(日住協)と全国住宅建設産業協会連合会(住協連)が合併し、4月に一般社団法人全国住宅産業協会が誕生する。1月29日、両協会が新設合併契約を締結。今後、3月中に両協会それぞれの臨時総会での合併契約承認を経て、4月1日に新設合併法人の全国住宅産業協会を設立する予定だ。
新法人の会員総数は、1370社(賛助会員含む)になる見込みだ。中堅企業による大同団結した政策提言を進めていくのが狙い。併せて、組織運営を効率化することで、加盟会社の事業の円滑な実施を推進する。

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12 二世帯住宅、関心高いのは20代 2013/2/8 朝日新聞
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経営コンサルティングのインタープライズ・コンサルティングが実施した「二世帯住宅についての関心度調査レポート」によると、特に20代において二世帯住宅への関心度が高く、実際に選んだ理由として「経済的負担を分担できるから」の回答割合が他の年代と比べて最も高いことが分かった。
「3年以内の住宅購入者」「二世帯住宅居住者」のそれぞれ500人に聞いたもの。調査実施は2012年12月。
調査によると、3年以内の住宅購入者のうち約60%が二世帯住宅に「興味あり」と回答。中でも「検討したい」と答えた割合を年代別に見ると、20代が46%となっており、30代と40代の31%、50代の35%、60代以上の36%を大きく上回る結果となった。
また、実際に二世帯住宅に住んでいる人にその理由を聞いたところ、どの年代でも「家族がそばにいた方が安心できるから」が最も高い回答率を示した中で、「経済的負担(住宅ローンや生活費)を分担できるから」の回答が多かった年代は、20代(35.3%)、40代(26.9%)、30代(24.6%)、60代以上(24.3%)、50代(22.5%)の順だった。

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13 スプリンクラー設置基準、強化を検討…総務相 2013/2/13 読売新聞
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新藤総務相は12日の閣議後の記者会見で、長崎市の認知症グループホーム「ベルハウス東山手」で4人が死亡した火災を受け、福祉施設でのスプリンクラー設置基準の強化を検討することを明らかにした。
スプリンクラーを巡っては、2006年に長崎県大村市のグループホームで起きた7人死亡火災をきっかけに消防法施行令が改正され、設置の義務が、従来の延べ面積1000平方メートル以上の施設から同275平方メートル以上に拡大された。しかしベルハウス東山手は同約270平方メートルで、対象外だった。会見で新藤総務相は、現行の基準について「この面積で良いのか検討しなければならない」と述べた。
また、国土交通省は同日、過去の調査で建築基準法違反が確認された認知症グループホーム669施設に対し、改善計画の提出を求めるなど、是正指導を強化することを決めた。

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14 「空き家バンク」で移住促進…秋田・横手市 2013/2/12 読売新聞
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秋田県横手市は今冬、空き家問題の解決と、人口減少の歯止めとの一石二鳥を狙った諸施策を、矢継ぎ早に打ち出し、連動効果に期待している。
昨年11月から、市内の空き家情報を紹介する「空き家バンク」を始め、12月には首都圏からの移住検討者の相談に乗る「移住コンシェルジュ」を配置。年が明けて1月からは、空き家リフォーム費用などの助成にも乗り出した。
市は昨年1月から、増えつつある空き家の所有者に適正管理を求める「市空き家条例」を施行している。条例施行により、長年、行政を悩ませてきた、老朽化した空き家の安全対策の方針が固まったため、市では、老朽化する前の空き家対策に取り組み始めた。
昨年11月にサービスを開始した空き家バンクは、空き家の所有者が市に登録を申し入れ、所有者、市、宅建業者が現地調査をした上で、建物の面積や間取りなどを「空き家バンク物件登録カード」に登録する。登録された物件は市のホームページ(HP)に公開される。
居住希望者は「空き家バンク利用登録申請書」を市のHPからダウンロードするなどして希望する家賃などを記入し、市くらしの相談課に提出すれば、物件を見ることができる仕組みになっている。
同課によると、1月29日時点で、登録されている空き家は1軒で、まだ動き始めたばかりだが、2軒の審査が始まっている。ほかにも、雪に埋もれた家や、生活用品がそのまま放置された家、保存状態が悪い家などもあり、審査の検討をしているが、時間がかかっている空き家もあるという。一方、居住希望者は、すでに2人が空き家バンク利用登録をしているほか、同課への問い合わせも数件あるという。
市ではさらに空き家情報を蓄積するとともに、この眠れる資源を人口減少対策に生かそうと、昨年12月から、東京支社を持つ県産米の宅配業などを行う会社「こめたび」(秋田市)の首藤郷社長ら全国的に活躍する経済人に移住コンシェルジュを委嘱。移住検討者へのアドバイスや、住居探しのための空き家バンク利用を勧めてもらう。
さらに1月末からは、横手市外から市内の空き家に転入する人に空き家リフォーム費用の50%以内(上限100万円)、雪対策として雪囲いや業者に頼んだ雪下ろし費用(上限20万円)を助成し、資金面でも移住を後押ししていく。
最大の課題は、空き家バンクへの登録物件数を増やすこと。市は今年2月1日時点で、市内に約1200軒の空き家があるとみており、今後、空き家バンクへの登録を広く呼びかけていく。
同課の担当者は「空き家は3年たつと再利用が難しいと聞く。放置される前に再利用できる物件は再利用し、空き家を減らしたい」としている。
問い合わせは同課(0182・35・4099)へ。移住コンシェルジュへの相談は経営企画課(0182・35・2164)へ。

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15 都心5区の空室率、8・56%…3年ぶり低水準 2013/2/8 読売新聞
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賃貸オフィス仲介の三鬼商事が7日発表した1月末時点の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の平均空室率は、前月より0・11ポイント低い8・56%と、3年ぶりの低水準となった。
耐震性の高い新築ビルへの入居が増えるなどオフィス需要は堅調で、空室率は2か月連続で低下した。
地区別では、千代田区が0・27ポイント改善して6・86%と3年ぶりに6%台に下がった。渋谷区も、業績が好調なIT関連企業などがオフィスの面積を増やす動きが見られた。
ただ、5区の平均賃料は前月より18円安い1坪(3・3平方メートル)1万6554円と、7か月連続で低下した。
東京以外では、大阪が0・11ポイント低い9・40%と約3年半ぶりの低水準だったほか、横浜も0・62ポイント低い9・98%と10%を下回った。

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16 住友不、六本木にマンションリフォーム常設展示場 実物件を改装 2013/2/13 日経産業新聞
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住友不動産は東京・六本木にマンションリフォームで初めての常設展示場を新設した。他社が分譲した実際のマンションの3階部分を買い取り、改装した。施工途中の住戸も用意し、断熱技術などを紹介する。顧客が完成後のイメージを持ちやすくして受注拡大につなげる。
居住者もいる築8年のマンションに常設展示場「マンションリフォームギャラリー」を開く。構造体のみを残して住戸2室を全面改装し、リフォーム事例として見てもらう。施工途中の住戸も1室残し、床下の配管や壁の中の断熱材などを示して技術を説明できるようにした。

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17 三菱地所、有楽町に住宅相談窓口 2013/2/13 日経産業新聞
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三菱地所は4月、東京・有楽町に住宅に関する同社グループの総合相談窓口「三菱地所のレジデンスラウンジ」を開設する。分譲マンションや戸建て住宅の購入・建築や売却、リフォームなど来訪者の事情にあわせて住居の相談を受けるとともに、これらに関するグループの事業やサービスの情報を提供する。
JR有楽町駅前の新有楽町ビルの1階に300平方メートル弱のスペースを確保して開業する。相談は原則無料。相談窓口のほか、図書コーナーなどを設ける。

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18 LIXIL、耐風圧強度2倍に高めた住宅窓の日よけ 2013/2/13 日経産業新聞
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LIXILグループは布などでできた住宅の窓の日よけ(オーニング)で、耐風圧強度を2倍に高めた新商品を3月1日に売り出すと発表した。空調の省エネ化のために日よけの導入に関心が高まる中、風雨に弱い印象を払拭(ふっしょく)することを狙った。年間の販売目標は約5億円。オーニングで最大手のテンパル(東京・新宿)を追い上げる。
新商品「彩風」は骨組みの壁に取り付ける接合部を厚くするなどし、風雨にさらに耐えられるようにしたのが特長。耐風圧強度を従来の2倍にあたる毎秒20メートルに高めた。風速20メートルは気象庁では風の強さを表す4段階の評価の上から2番目の「非常に強い風」にあたる。風が吹くたびに片付ける手間はないという。

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19 松山市中心部、再開発に遅れ ラフォーレ跡地、15年中に開業延期 2013/2/8 日経産業新聞
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松山市中心部の「ラフォーレ原宿・松山」跡地の再開発事業で、事業主体の森ビルが新たな複合商業施設の開業目標をこれまでの2014年度中から15年中に延期したことが分かった。経済状況が厳しく、「事業計画を慎重に進める中で遅れざるをえなくなった」(森ビル)のが理由。今年度中に予定していた旧ラフォーレの建物の解体も13年度にずれ込む。
松山市は12年度予算で建物の解体や実施設計の費用の補助として、優良建築物等整備事業の名目で2億9300万円を充てていたが、今年度は不執行となる。市は再開発事業に「できるだけの支援をする」という態度は変えておらず、13年度当初予算案で改めて同規模の補助金を計上する。

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20 西新宿の超高層ビル、制振装置導入拡大 長周期地震動に備え 2013/2/7 日経産業新聞
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東京・西新宿の超高層ビルで、地震の際の揺れを抑えるために「制振装置」(ダンパー)を導入する動きが広がっている。高い建物を長時間振り子のように揺らす「長周期地震動」でビルが損傷するのを防ぐ狙いがある。西新宿では完成から長い年月がたち、地震対策が万全でないビルも残る。対策の強化で地震に強い街づくりにもつなげる。
損害保険ジャパンは昨年10月から本社ビル(1976年完成)の柱内部に大型の油圧式ダンパーの設置を始めた。工事は2014年末まで行い、各階に最大16台、計約350台のダンパーを設置する。費用は約30億円。

2013-02-15 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed 

 

住宅関連新聞記事ダイジェスト No.468  2013/1/31~2013/2/6

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【日本経済新聞】
1 JR西、広島の廃止路線を一部復活
2 公的資金活用の東北6行など、二重ローン対応強化
3 東急電鉄が渋谷川を再生 渋谷駅南側、憩いの場に
4 12年の新設住宅着工戸数、5.8%増 3年連続プラス
5 大泉学園の再開発に着手 西武鉄道や野村不動産など
6 東北の住宅着工、6年ぶり増 被災地で再建本格化

【朝日新聞】
7 公認不動産コンサルティングマスター 新ロゴ決まる 近代化センター
8 2月10、11日住まいの耐震博 ナイスが東京ビックサイトで
9 東京都心部Aクラスビルの成約ベース賃料、再上昇 三幸調べ
10 フラット35最低金利、8カ月ぶり2%台 2月は2.01%
11 超高層マンション、ヘリコプターで救助訓練 月島警察署、UR賃貸で
12 2012年のマンション化率 東京23区が初の1位 東京カンテイ
13 国土技術開発賞の募集開始 国土技術研究センター
14 「中古流通活性化」テーマに全国各都市で講習会開催 国交省
15 住宅着工、3年連続で前年比増 12年は88.2万戸
16 12年度再開発プランナー試験 実務審査合格は165人

【読売新聞】
17 武雄市の遊休地、1円からヤフオク競売
18 高齢者と育児世帯が共生 青森に支援付きマンション
19 デフレなのに…生活費世界1位は東京、2位大阪
20 東京も人口「自然減」…1956年以来初めて
21 隅田川の水、火消しに 震災で断水時「木密」救う
22 エコシステム、普及に向け統一ロゴマーク
23 不動産投信に追い風 高値続く…アベノミクスに期待感

【日経産業新聞】
24 LIXIL、光や風を採り入れやすくしたバルコニー販売
25 大和ハウスがマンション、関西最大級の太陽光搭載 千里ニュータウン内
26 YKKAP、購入時のポイント還元10倍 来月末まで延長
27 三好不など、留学生向け住宅拡大 福岡で相次ぎ
28 TOTOと積水化学、水流を強める排水管 汚物流しやすく
29 2012年のマンション販売、九州全県で増加
30 旭化成ホームズ、二世帯住宅の新商品
31 東急系、中堅マンション管理会社を360億円で買収 戸数首位に

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1 JR西、広島の廃止路線を一部復活 2013/2/4 日本経済新聞
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JR西日本と広島市は4日、広島市北部を走るJR可部線の廃止路線を一部復活させると発表した。現在の終点「可部」駅から西に約1.6キロメートル延伸し2駅を新設、2015年春の開業を目指す。総事業費は約27億円。沿線の住宅地開発で人口が増加傾向にあり、採算が保てると判断した。
JRが廃止路線を復活させるのは全国で初めて。

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2 公的資金活用の東北6行など、二重ローン対応強化 2013/2/1 日本経済新聞
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金融庁は1日、公的資金を活用する金融機関が作成した経営強化計画の履行状況報告書を公表した。東北では6地方銀行、4信用金庫、2信用組合が提出した。東日本大震災の特例制度を使った金融機関からは二重ローンへの対応を強化しているとの報告が目立った。
七十七銀行は東日本大震災事業者再生支援機構などを使い、昨年末時点で41社の支援を決定し、141社について支援を検討中と報告した。昨年10月には震災支援機構から講師を招き内部で説明会を開くなど、制度活用の体制づくりを進めた。

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3 東急電鉄が渋谷川を再生 渋谷駅南側、憩いの場に 2013/2/1 日本経済新聞
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東京急行電鉄は渋谷駅南側の再開発に合わせ、渋谷川を人々が憩える水辺に再生する。現在の渋谷川は雑居ビルや東急東横線の線路に挟まれて人が立ち寄れず、水質も悪い。東急電鉄など地権者が老朽化した川沿いのビルを撤去して広場や遊歩道を設ける。東京都と連携して川の水質も改善して「オアシス」をつくり、渋谷駅南側の街を活性化する。
3月16日からの東京メトロ副都心線との相互直通運転で、東横線・渋谷駅が地下に移るのに伴い、駅南側を再開発する。東横線の線路も隣駅の代官山駅まで地下でつながる。渋谷駅から「並木橋」交差点あたりまでの渋谷川沿い、距離にして約600メートルの線路跡地に広場や遊歩道を設ける。
再開発後は東急電鉄と都などが協力し、下水を浄化した水を渋谷駅近くから下流に向けて流すようにする。整備した護岸の壁面からシャワーのように水が噴出するようにし、潤いの空間を演出する。現在は両岸とも人が歩くスペースはほとんどないが、遊歩道を設けてにぎわいを創出する。完成は2017年度の予定だ。
渋谷駅南側の大通りに面した再開発地では、地上33階、高さ180メートルの高層ビルを建てる。上層階はオフィスで低層部はホテルにする。様々な新しい文化を発信してきた渋谷の特性に合わせて、映像関係のクリエーターやデザイナーなどを支援するSOHO(スモールオフィス・ホームオフィス)やセミナー会場などを設ける。

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4 12年の新設住宅着工戸数、5.8%増 3年連続プラス 2013/1/31 日本経済新聞
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国土交通省は31日、2012年の新設住宅着工戸数が前年比5.8%増の88万2797戸になったと発表した。前年比プラスになるのは3年連続。住宅ローンの金利優遇策や東日本大震災の被災地の復興需要などが住宅購入を支えた。国交省は住宅着工の動きを「持ち直しが続いている」とみている。
地域別では、東京・埼玉などの首都圏が3.3%、近畿圏は5.2%の増加だった。都心部のマンションを中心に着工が増えた。東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県と岩手県は前年比で約6割、福島県は4割超の大幅なプラスだった。国交省は「震災からの復興需要が本格化してきた」と分析している。

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5 大泉学園の再開発に着手 西武鉄道や野村不動産など 2013/1/31 日本経済新聞
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西武鉄道や野村不動産などは西武池袋線・大泉学園駅北口の再開発事業に着手した。27階建ての高層マンションや商業施設が一体となったビルを建設する。駅北口から商業施設やバスターミナルをつなぐ歩行者用デッキを設ける。2015年3月の完成を目指す。
再開発するのはバスの車庫や雑居ビルがあった駅前の約5000平方メートルの敷地。地下1階から地上4階までは西武鉄道グループの西武プロパティーズ(埼玉県所沢市)が商業施設を運営する。飲食や物販など約30店舗が入居する予定だ。上層階はマンションで、総戸数は168戸。野村不動産が販売する。

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6 東北の住宅着工、6年ぶり増 被災地で再建本格化 2013/1/31 日本経済新聞
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国土交通省が31日発表した建築着工統計調査によると、2012年の東北6県の新設住宅着工戸数は前年比40%増の5万3676戸だった。6年ぶりに増え、東日本大震災前の10年比でも34%上回った。岩手、宮城、福島の被災3県は住宅再建が本格化し、前年比56%増と高い伸びを示した。
東北6県の伸び率は全国10地区で最大。2桁増は東北だけだった。持ち家は2万9700戸と27%増加した。貸し家も61%増えたほか、分譲マンションは2.2倍になった。街づくりの計画が見え始め、自力再建に加えて災害公営住宅や移住の受け皿となる新たな宅地の開発も本格化した。

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7 公認不動産コンサルティングマスター 新ロゴ決まる 近代化センター 2013/2/5 朝日新聞
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不動産流通近代化センター(伊藤博理事長)は2月4日、公認不動産コンサルティングマスターの新しいロゴマークを発表した。
不動産(Realestate)、コンサルティング(Consulting)、マスタ―(Master)の頭文字を用いたエンブレムをイメージしたもの。新しいロゴマークは、「公認不動産コンサルティングマスター認定証」などに使用していく。

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8 2月10、11日住まいの耐震博 ナイスが東京ビックサイトで 2013/2/5 朝日新聞
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ナイス(神奈川県横浜市)は2月10、11日に東京都江東区の東京ビッグサイトで、地震に強い家づくりに関する情報提供や耐震改修の相談などを行う住まいの耐震博覧会を行う。住宅用の木材や建材、設備機器メーカーなど約120社が一堂に会する。
会場では、それぞれの技術などを耐震ゾーンのほか、太陽光発電をはじめとするエネルギーゾーン、リフォームゾーンなど7つのテーマゾーンに分けて紹介する。入場は無料。

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9 東京都心部Aクラスビルの成約ベース賃料、再上昇 三幸調べ 2013/2/4 朝日新聞
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三幸エステート(東京都中央区)は2月4日、ニッセイ基礎研究所(東京都千代田区)と共同で開発した成約賃料に基づくオフィスマーケット指標「オフィスレント・インデックス」2012第3四半期版を公表した。これによると、東京都心部Aクラスビルの賃料指数を標準的な賃料単価で表した値は、23969円/坪。2011年同期の水準を2割超上回り、賃料底打ちに向けた動きが鮮明になりつつある。一方、空室率は再び上昇を記録、2003年以来となる9%超に達した。

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10 フラット35最低金利、8カ月ぶり2%台 2月は2.01% 2013/2/4 朝日新聞
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住宅金融支援機構が実施している長期固定金利住宅ローン、フラット35(返済期間21年~35年)の最低金利が8カ月ぶりに2%台となった。2012年7月に、フラット35供給開始以来、初めて1%台を記録して以降、1%台が続いていたが、2013年2月の最低金利は前月比0.02%増の2.01%となった。
また、返済期間が20年以下の場合の最低金利は、前月比0.01%減の1.65%となった。

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11 超高層マンション、ヘリコプターで救助訓練 月島警察署、UR賃貸で 2013/2/1 朝日新聞
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警視庁月島警察署がこのほど、ヘリコプターで超高層マンションから負傷者を救出する大規模訓練を実施した。大地震発生時はエレベーターの停止に伴い、救助・搬送活動が困難になると予想されることを踏まえたもの。同署によると、ヘリコプターを使用した訓練は初だという。約100人が見学に訪れ、ヘリによる強風が吹く中で訓練の様子を見守った。
訓練の舞台は、UR都市機構が管理する地上43階建て・高さ142メートルの賃貸マンション『リバーシティ21イーストタワーズ2』。震度6強の地震が発生し、居住者が多数負傷している状況を想定して行われた。
なお同署によると、管内には高さ100メートル超の超高層マンションが19棟所在する。

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12 2012年のマンション化率 東京23区が初の1位 東京カンテイ 2013/2/1 朝日新聞
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東京カンテイ(東京都品川区)の調べによると、2012年のマンション化率(※)は、政令指定都市・特別区別ランキングで順位に変動があった。
集計開始以来初めて、東京23区(29.4%、前年比0.8ポイント拡大)がトップになった。マンション化率が7割を超える千代田区・中央区・港区を始め、大規模物件の供給が相次ぐ湾岸エリアを擁する行政区でストック戸数が増加したことが要因。首都圏では、リーマンショック後の2009~2010年にかけてマンション供給が東京都心部に集中したが、それがマンション化率の拡大傾向として表れている。
また、2012年におけるマンション化率の全国平均は11.7%だっだ。3大都市圏はいずれも拡大しており、首都圏が20.9%(前年比0.2ポイント拡大)、近畿圏が15.2%(同0.1ポイント拡大)、中部圏が7.7%(同0.1ポイント拡大)。分譲マンションの増加率が、世帯数の増加率を上回った。
※マンション化率とは…総世帯数に占める分譲マンション戸数の割合。数値が高いほど、その地域でマンションが普及していることを示す

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13 国土技術開発賞の募集開始 国土技術研究センター 2013/2/1 朝日新聞
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国土技術研究センターなどは2月4日から、「第15回国土技術開発賞」の募集を開始する。住宅・社会資本整備もしくは国土管理に係わる広範な新技術が対象で、建設産業におけるハードな技術だけでなく、ソフトな技術も含めた広範な新技術を対象とする。受賞者には賞金などが授与される。前回は、大林組の「URUP工法」(地上発進・地上到達のシールド工法)と、大成建設の「テコレップシステム」(超高層建築物における閉鎖型解体工法)が最優秀賞に選ばれた。
応募期間は4月5日まで。詳しくは国土技術研究センターのホームページ(http://www.jice.or.jp/)を参照。

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14 「中古流通活性化」テーマに全国各都市で講習会開催 国交省 2013/1/31 朝日新聞
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国土交通省は2月から、中古不動産の流通に係わるすべての事業者と一般消費者を対象に、全国各都市で「不動産流通市場活性化のための講習会」を開催する。
札幌(開催日=2月18日)、仙台(2月25日)、大阪(2月27日)、広島(3月4日)、静岡(3月8日)、金沢(3月12日)の6都市で開催。同講習会は2012年度中に10都市で開催することとなっており、東京、高松、福岡、名古屋での講習会は既に終了している。
講習会では、国交省職員や民間有識者などが流通市場の現状や活性化策について講演するほか、市場活性化を目的として全国12エリアに設立された「協議会」の活動状況が報告される。また、3月19日には東京で、2012年度の取りまとめとなる「不動産流通市場活性化・12協議会合同シンポジウム」を開催する予定だ。
講習会の詳細や申し込みについては事務局(住宅新報社)、電話03(6403)7808まで。

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15 住宅着工、3年連続で前年比増 12年は88.2万戸 2013/1/31 朝日新聞
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国土交通省の着工統計調査によると、2012年の新設住宅着工戸数は88万2797戸で、前年と比べて4.1%増加した。これで、3年連続の前年比増となった。
主なタイプ別着工戸数は、持家が31万1589戸(前年比2.0%増)、貸家が31万8521戸(同11.4%増)、分譲マンションが12万3203戸(同5.5%増)、分譲戸建て住宅が12万2590戸(同5.0%増)だった。

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16 12年度再開発プランナー試験 実務審査合格は165人 2013/1/31 朝日新聞
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再開発コーディネーター協会は1月31日、2012(平成24)年度再開発プランナー試験(実務経験審査)の合格発表を行った。同試験は筆記試験と実務経験審査で構成し、今年度で21回目。筆記試験に合格した後、都市再開発事業に関連する実務経験が3年以上あることについて実務経験審査(書類審査と面接審査)を受け、合格し登録手続きを経て「再開発プランナー」となる。
合格者は165人。この結果、2月1日現在の再開発プランナー登録者数は3021人となった。再開発プランナーは、都市再開発法に基づく事業、密集市街地整備や中心市街地の活性化対策、マンション建て替え事業などの分野で活躍している。
なお、13年度の筆記試験は8月25日に実施予定で、受験申込書の配布・受け付けは5月13日から6月21日。受験料は2万1000円。

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17 武雄市の遊休地、1円からヤフオク競売 2013/2/6 読売新聞
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佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長は6日、市有地の遊休地の一部について、インターネットのオークションサイト「ヤフー・オークション」で、1円からの競売を検討していることを明らかにした。
落札後に住宅を建てて住むことなどを参加の条件とし、最高値を付けた人に売却する。来年度の早い時期に行いたい考え。市によると、遊休地をネットオークションで売却している自治体はほかにもあるが、1円から競売にかけるのは珍しいという。
樋渡市長や市によると、売却する遊休地は、〈1〉道路に接している〈2〉上下水道が接続しやすい――などを満たしている土地に限る方針。市は今後、対象地の選定を進める。
市は2007年度から遊休地1件(約250平方メートル)の売却先を公募しているが、買い手がついていないことから、他の遊休地を含めてオークションにかけ、幅広く買い手を募ることにした。

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18 高齢者と育児世帯が共生 青森に支援付きマンション 2013/2/6 読売新聞
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高齢者と子育て世帯の両者を支援するケア付き賃貸マンションを青森市浜田に建設する計画が進んでいる。
老々介護、買い物弱者、遅れがちな育児支援など、高齢者や障害者、働く母親らは多くの課題を抱える。福祉の現場では近年、個別のケアではなく、包括的に支援する方向が模索されている。
計画しているのは、青森市や平内町などで特養ホームなどを運営する社会福祉法人「宏仁会」。高齢者、障害者、子育て世帯の住環境整備の先進的な提案として国土交通省の補助事業に今年度選出され、建築工事費の10%や設計費の3分の2を補助される見通しだ。事業費は約8億9300万円。来年度中にも着工する予定で、戸数、家賃は未定。
マンションの特徴は、高齢者と子育て世帯を横断的に支援する住まい作りだ。内科、脳外科、小児科の医師が勤務する診療所と保育所を設置。共同食堂からの食事サービスも検討しており、買い物が困難な高齢者や仕事で料理をする時間が無い母親を手助けする。
「手厚いケアが心強い。かなり理想的なマンション」。入居を検討している平内町の佐藤昭子さん(65)は語る。昨年夫を亡くし、現在同町内で一人暮らし。現在、介護サービスは受けていないが、足が少し不自由なため、診療所や食事サービス、雪かきサービスに魅力を感じるという。「便利なのはもちろん、いろんな世代との交流がある。私も子育てを経験しており、若いお母さんの力になれたら」と話す。
青森市の神純子さん(34)は1歳11か月の双子の母親。共働きのため、保育所と小児科を併設する点にひかれている。「子育て世帯や育児を経験したお年寄りに相談しやすい環境」と期待する。

高齢者や障害者、子育て世帯などを同時に支援するマンションは全国で広まりつつある。
北海道函館市では昨年、介護事業を行う病院が高齢者と障害者の共同住宅マンションを開業。24時間の見守りサービスやデイサービスをマンション内で行う。兵庫県豊岡市でも同年、NPO法人が高齢者や障害者、子育て世帯向けのマンションを開設。敷地内で認知症患者や障害者向けのデイサービスを行い、保育所も備えている。
弘前学院大学の八戸宏教授(高齢者福祉)は「今まで高齢者や障害者は行政の縦割りで支援されてきた。複合的に支援する取り組みは始まったばかり。需要があることがわかれば、理想的な共生社会になるのでは」と指摘する。
「宏仁会」の長根祐子理事長は「高齢者や障害者などが共生する社会を具体的な仕組みにしていくことが大切。マンションが一つのモデルになれば」と意気込んでいる。(野口季瑛)

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19 デフレなのに…生活費世界1位は東京、2位大阪 2013/2/5 読売新聞
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【ロンドン支局】英経済誌エコノミストの調査部門EIUは4日、毎年実施している世界主要都市の生活費調査の最新版を発表した。
それによると、前回調査では最も生活費が高い都市だったスイスのチューリヒは7位に下がり、2位だった東京が1位となった。2位には前回3位の大阪が入り、デフレが続いていた中でも日本の大都市での生活費が高い実態が目立った。
3位は豪州のシドニー、4位はノルウェーのオスロ、5位は豪メルボルンだった。上位20位には、アジアと豪州の11都市、欧州の8都市が入ったが、北米の都市は入っていない。調査は、世界の約140都市で、食料や衣料、家賃など160以上の製品やサービスの価格を比較して行われた。

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20 東京も人口「自然減」…1956年以来初めて 2013/2/2 読売新聞
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東京都は、2012年中に都内で死亡した人の数が出生数を2025人上回り、人口が「自然減」になったと発表した。
都で自然減が確認されたのは、1956年の調査開始以来初めて。転入数と転出数の差にあたる「社会増減」では増加が続くものの、地方で深刻化する人口の自然減が首都でも確認されたことは、人口減社会の進行を象徴している。
都人口統計課によると、昨年1年間の都内の死亡数は12年連続で増加。前年の10万5914人より4000人近く増加し、10万9651人だった。
一方、出生数は10万7626人で、前年の10万6443人に比べて1000人以上増えたものの、死亡数の増加分には及ばなかった。
同課は「都内でも少子高齢化に歯止めがかかる見通しはない。自然減はこれからも続く」との見通しを示す。
自然減が500人以上だったのは、葛飾区、足立区、北区、板橋区、豊島区、台東区、大田区、八王子市、青梅市の7区2市。
一方、自然増が500人以上だったのは、江戸川区、江東区、中央区、港区、世田谷区の5区だった。
都内への転入人口と転出人口を比較する「社会増減」は5万3686人の増加だった。
今年1月1日現在の都内人口は1322万2760人(男性653万1059人、女性669万1701人)で、17年連続で増加した。

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21 隅田川の水、火消しに 震災で断水時「木密」救う 2013/2/1 読売新聞
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東京都荒川区は、首都直下地震で水道管が破損しても消火作業に支障を来さないように、隅田川の水を防火水槽に直接供給する独自の水利施設を整備する方針を決めた。
地中に埋設するなどした専用ホースで隅田川と水槽をつなぎ、災害時に送水する。2013年度中に1か所を整備する予定で、関連費約1億7400万円を当初予算案に計上する。
区の計画によると、この水利施設を最初に整備するのは、木造住宅密集(木密)地域にあり、隅田川に隣接している区立あらかわ遊園(同区西尾久)とその周辺。都電荒川遊園地前駅近くの防火水槽2基(計140トン)と、約500メートル離れた隅田川を専用ホースでつなぎ、隅田川の取水口部分に、非常時には遠隔操作できる自家発電式水中ポンプを設置する。
使用するホースは直径約100ミリで、毎分1トンを送水できる。地下に埋設したり、園内や区道の脇に設置したりする。
同区内には計617か所の防火水槽があり、上水道を利用して水をためている。地震により水道管が破損などで断水すると、水槽への供給も止まるため、同区はこの水利施設を導入することで、震災時にも安定的に消火用の水を確保する考えだ。
区はこうした水利施設を木密地域を中心に拡大していく。今月下旬に国、都、消防関係者や地元住民らと協議会を設け、具体的な整備計画を進める。
都が昨年4月に発表した首都直下地震の被害想定によると、荒川区では最大で5521棟の建物が焼失するとしており、特に木密地域の防災対策が区の最重要課題だ。加えて、上水道の断水率は58・3%に達するとしており、震災時にいかに消火用の水を確保するかが問われている。
西川太一郎区長は「今回の水利施設は防災対策上、非常に有効だと考えている。地元住民や関係団体とともに順次整備を進めたい」としている。

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22 エコシステム、普及に向け統一ロゴマーク 2013/1/31 読売新聞
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経済産業省などは30日、家庭の電力の使用状況を一元管理し、効率よく使用する制御システム(HEMS)などの普及に向け、関連製品をPRする統一ロゴマーク「エネマネ」を発表した。
メーカーなどで作る一般社団法人の「環境共創イニシアチブ」が制定。エネルギーとマネジメント(管理)、システムのアルファベットの頭文字「E」「M」「S」をもとにデザインした。一戸建て住宅やマンション、ビルなど製品の対象によって5種類を用意。製品のカタログなどに使う。30日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した「ENEX2013 第37回地球環境とエネルギーの調和展」でお披露目された。女優の菊川怜さんがゲストで参加した。

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23 不動産投信に追い風 高値続く…アベノミクスに期待感 2013/1/31 読売新聞
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投資家から集めた資金で不動産を取得し、賃料収入などを配当として分配する不動産投資信託(リート)市場が復調している。上場リート全体の値動きを示す東証リート指数は30日、リーマン・ショック後の高値を更新した。
不動産市況の底入れ期待に加え、脱デフレを掲げる安倍政権の経済政策「アベノミクス」も追い風だが、金利上昇などのリスク要因もある。
東証リート指数は2007年に史上最高値を記録したが、米サブプライムローン問題などの影響で低迷が続いていた。だが、都市部のオフィス空室率の改善を受けて昨夏以降、好転しつつある。
こうした背景もあって、不動産投資法人が新たに資産を買い入れるための資金調達の動きも活発になってきた。リーマン・ショック以降、途絶えていた新規上場は今年度は4件を数え、2月には新たに米系物流施設が上場する。インターネット通販の急成長で、大都市近郊で需要が高まっている大型物流施設に投資する。
上場リート全体の配当にあたる予想分配金の利回りは平均4・7%(昨年12月末)で、世界的な低金利で運用益を上げる金融商品が少ない中、「投資家にとって安定的な配当は魅力が大きい」(大手証券)とされる。
政府も資産デフレ脱却に向け、リート市場の規模を直近の約8兆5000億円(11年度)から20年までに倍増させる目標を掲げる。シニア向け住宅など成長が見込める分野への活用も検討されている。
ただ、リート市場の改善はアベノミクスによるインフレ期待や地価の先高感なども先取りした形で進んでいるため、今後、デフレ脱却に向けた施策が軌道に乗らなければ、相場の活況がしぼむ懸念もある。

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24 LIXIL、光や風を採り入れやすくしたバルコニー販売 2013/2/6 日経産業新聞
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LIXILグループは光や風を採り入れやすくしたバルコニー「ビューステージ Sスタイル」を3月1日に売り出すと発表した。格子状になった側面の板一枚一枚が斜めになっており、下からの視界は遮りつつも風や光を通す仕組み。床もスリットにして階下に光を通すこともできるという。
価格は縦885ミリ、横2730ミリのバルコニーで23万3100~69万900円。工事費などは別途必要になる。販売目標は明らかにできないとしている。

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25 大和ハウスがマンション、関西最大級の太陽光搭載 千里ニュータウン内 2013/2/6 日経産業新聞
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大和ハウス工業と長谷工コーポレーションは5日、千里ニュータウン内で開発中の関西最大級の太陽光発電システムを搭載した環境配慮型マンションを報道陣に公開した。共用部と、総戸数の約1割にあたる38戸へ戸別供給する太陽光発電システム(総出力177キロワット)を屋上に設置する。
公開したのは9階建ての分譲マンション「プレミスト南千里津雲台パークフロント」で、2月下旬に竣工する予定。隣接地では10階建ての「同パークブリーゼ」を開発中(5月下旬の竣工予定)で、2棟合わせて総戸数は351戸となる。

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26 YKKAP、購入時のポイント還元10倍 来月末まで延長 2013/2/6 日経産業新聞
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YKKAPは5日、住宅リフォームで窓の購入時に還元する1ポイント1円換算のポイントを通常の10倍還元する販売戦略の期間を3月末まで2カ月延長すると発表した。建材卸と共同展開する窓のリフォーム相談窓口を2012年度末に1千店と前年度末より5割増やす計画で、円滑な集客につなげる。
カルチュア・コンビニエンス・クラブが運営する共通ポイント「Tポイント」を活用した還元制度で、窓や玄関ドアなど10商品が対象。3月末までは断熱性能を高めるために窓の内側に取り付ける内窓1セットで2千~4千ポイント、断熱性能の高い玄関ドア1セットで2万3千~3万ポイントと通常の10倍を還元する。

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27 三好不など、留学生向け住宅拡大 福岡で相次ぎ 2013/2/5 日経産業新聞
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【福岡】不動産各社は福岡県で留学生向け住宅事業を相次ぎ強化する。三好不動産(福岡市、三好修社長)が留学生寮の運営に参入するほか、仲介大手のエイブル(東京・港、梁瀬泰孝社長)は賃貸住宅の仲介件数を今期、1割増やす計画だ。
三好不動産は福岡市東区のマンションの空き部屋81戸を借り上げ、留学生向けの寮として1日、入居者募集を始めた。敷金、礼金はゼロ。家賃保証会社と提携し、連帯保証人も不要にする。自社店舗で留学生に部屋を仲介してきたが「留学生の増加に物件確保が追いつかなかった」(同社)ため、寮運営に乗り出す。
福岡県や熊本県で学生寮13棟を運営する共立メンテナンスは北九州市で4月、寮を新設。今後も福岡市などで寮を増やす。留学生を積極的に募集、稼働率を高める。福岡市で学生寮やシェアハウスを運営する玄南荘(福岡市、渕上高当社長)も4月、高級タイプのマンションを同市に開設、中国人富裕層の留学生らを取り込む。
一方、エイブルは福岡県で留学生への物件の仲介件数を2012年10月期の435件から13年10月期は500件に増やす。留学生は入国後に日本の住民票を取得する。
同社は母国の住所を事前に確認しておき、来日してすぐ入居できるサービスを昨年秋に始めている。

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28 TOTOと積水化学、水流を強める排水管 汚物流しやすく 2013/2/5 日経産業新聞
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TOTOと積水化学工業は水の流れをこれまでよりも13%強めることができる排水管を開発した。排水管の内側に弁を取りつけ排水をらせん状に回転させることで水流を強める。清掃が難しい排水管をこれまでよりも清潔に保てるという。12日から販売する計画だという。
開発したのはTOTOのタンク式トイレの下に接続する排水管。湾曲させるための継ぎ手を無くしたうえで、排水管の内側に弁を取りつけ水流を強めた。同じ水量で汚物を従来より7割遠くに流せるという。

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29 2012年のマンション販売、九州全県で増加 2013/2/4 日経産業新聞
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【福岡】九州の住宅市場を調査している住宅流通新報社(福岡市)がまとめた2012年の九州7県のマンション市場動向によると、在庫・新規を合わせた販売戸数は8330戸と前の年比20・8%増えた。増加は2年連続。
設計の工夫などで建設費を抑えた割安な物件が増加したことに加え、「14年の消費増税を控えた駆け込み需要も一部で発生している」(マンション開発会社)という。

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30 旭化成ホームズ、二世帯住宅の新商品 2013/1/31 日経産業新聞
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旭化成ホームズは30日、子ども世帯などの将来の同居に備えた住戸を賃貸住宅に活用できる二世帯住宅の新商品を売り出すと発表した。間取りを変えやすい壁にしたほか、1戸だけでも30年間一括借り上げの対象にして貸しやすくした。60歳前後の夫婦が今は同居予定がなくても将来を見据え二世帯住宅を建てられるようにする。
2月9日に新型の二世帯住宅「へーベルハウス・ロンド・コンパクト」を売り出す。1つの建物の中で居住スペースを2つに分けた二世帯住宅の基本構造をとるが、1階の壁に遮音性を保ちながら後でドアを取り付けやすくした。部屋の電気配線の所属を切り替えやすくし、ドアの開け方次第で住戸区分を変えられるようにした。

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31 東急系、中堅マンション管理会社を360億円で買収 戸数首位に 2013/1/31 日経産業新聞
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マンション管理大手の東急コミュニティーは30日、マンション管理中堅のユナイテッドコミュニティーズ(東京・品川)を買収すると発表した。アドバンテッジパートナーズ系ファンドから2月28日付で全株を約360億円で取得する。東急コミュニティーはマンション管理戸数で業界1位グループに躍り出る。
ユナイテッドコミュニティーズは傘下にコミュニティワン(東京・品川)など3つの管理会社を抱える。3社の管理戸数は計約15万戸。東急コミュニティーグループの管理戸数は約30万戸で現在は業界3位。買収すると計約45万戸となり、現在トップの大京グループと2強を形成する。

2013-02-07 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed 

 

住宅関連新聞記事ダイジェスト No.467  2013/1/24~2013/1/30

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【日本経済新聞】
1 東京、5年ぶりに転入超過数増加 12年人口移動報告
2 仙台に人口集中、昨年の転入超過全国2位
3 東京都、老朽下水道を公開
4 新宿中村屋ビル着工、14年11月に再開業
5 北海道セキスイハイム、蓄電池搭載の住宅発売 光熱費を削減
6 国と都、地下鉄の経営一元化の協議再開で合意

【朝日新聞】
7 埼玉県川口市で59戸、日本綜合地所がマンション分譲
8 国産材の木造住宅などに410億円分のポイント付与、農水省
9 個人のJリートへの投資意向、8.7%に上昇
10 住宅着工回復へ、13年度は93万戸、建設経済研が予測聞
11 低めの価格で安定傾向 東京カンテイ、12年12月中古マンション天気図
12 私募ファンド、9.5兆円で前年比3%減 底値圏に 不動産経済調べ
13 一定建築物に耐震診断を義務化 国交省が検討
14 住宅ローン減税、延長拡充へ 給付措置は今夏までに内容提示
15 2012年の中古マンション売り価格 3大都市圏すべて下落 東京カンテイ
16 サービス付き高齢者住宅の補助金申請、3月29日まで延長 国交省

【読売新聞】
17 国登録文化財「旧加納町役場」解体へ
18 ウェブ業者が高齢者の買い物代行 見守り活動も
19 断熱効果の試算ソフト開発…リクシル
20 3世代向け商品お目見え
21 過疎見守る買い物支援 利用者当初の4倍
22 LIXILが樹脂サッシ、窓ガラス断熱性高く

【日経産業新聞】
23 東急不など、公共施設が入居する高層マンション 東京・目黒区の再開発事業
24 ミサワホーム、戸建てに全館空調システム 居室の温度差を解消
25 YKKAP、高齢者向け住宅への対応商品3割増
26 三菱地所ホーム、賃貸に制振装置装備 プラン選択型投入
27 長谷工コーポなど、全戸対応の太陽電池設置マンション 関西最大規模
28 LIXIL、排水口の流速向上技術を開発 フィンで汚れ洗い流し
29 大成ユーレック、狭小地向け集合住宅 専用部材で小型化
30 三和HD、施工時間15%短縮できるアルミ製間仕切り

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1 東京、5年ぶりに転入超過数増加 12年人口移動報告 2013/1/29 日本経済新聞
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総務省が28日発表した住民基本台帳に基づく2012年の人口移動報告によると、東京都への転入超過数は5万6497人で前年に比べ27%増えた。転入超過は16年連続だが、超過数が増えたのは5年ぶり。リーマン・ショックや東日本大震災などの影響が薄れた結果とみられる。
都内への転入者数は2%増の40万274人と、3年ぶりに40万人台になった。都内からの転出者数は2%減の34万3777人で、2年ぶりに減少した。23区に限ると転入者は2年連続で増え、転出者は3年連続で減少しており、転入超過数の伸びも2年連続となる。

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2 仙台に人口集中、昨年の転入超過全国2位 2013/1/29 日本経済新聞
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総務省が28日まとめた2012年の住民基本台帳人口移動報告で、仙台市の人口集中が鮮明になった。東日本大震災の避難者らが流入している仙台市の転入超過は9284人となり、東京23区に次いで全国で2番目に多かった。一方、福島第1原子力発電所事故の影響が大きい福島県では人口流出が続いている。
仙台市は震災が発生した11年よりも転入超過が拡大した。市は「他市町村からの避難者に加え、復興関連の従事者が流入している」とみる。仙台市の人口増加がけん引して、宮城県全体でも13年ぶりに転入超過に転じた。復興関連で東京都や埼玉県からの転入も目立つ。転出者が減ったことも大きな要因で、転出者数は前年に比べて13%減少し、統計開始以来最高の減少率だった。

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3 東京都、老朽下水道を公開 2013/1/26 日本経済新聞
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東京都は老朽化が進んだ下水道の内部を報道陣に公開した=写真。内部は汚水から出る硫化水素の影響でコンクリートが剥がれ落ち、鉄筋がむき出しになっている。放置したままだと地上の路面陥没など災害につながる可能性があるとみて、都は修繕を急ぐ。
公開したのは東京・渋谷にある下水道。渋谷区内の町名にもなっている「宇田川」が流れていた谷底地を埋め立て、1960年代から下水道を整備した。幅4.4メートル、高さ3.3メートルの幹線下水道だ。
23区内の下水道の総延長1万6千キロメートルのうち、1500キロメートルが築50年と耐用期限を迎えている。今後10年でさらに3千キロメートルがこれに加わる。都は塩化ビニールの板をトンネル内壁に螺旋(らせん)状に張り付ける独自の工法で修繕していく方針だ。

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4 新宿中村屋ビル着工、14年11月に再開業 2013/1/25 日本経済新聞
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飲食・食品業の中村屋(東京・新宿)は三井不動産と共同で、JR新宿駅東口そばの新宿中村屋の本店ビルの建て替えに着手した。2014年11月に再開業する。最上階の8階と地下2階にレストランを出店するほか、地下1階で和洋菓子などを販売する。ほかのフロアにはファッションや飲食、サービスなど複数のテナントを誘致する。
新本店ビルは延べ床面積が6400平方メートルと以前のビルに比べて1.4倍に広がる。旧本店ビルは築50年以上で老朽化していた。現在は隣の新宿高野ビルで名物のカレーなどを提供するレストランを仮営業している。

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5 北海道セキスイハイム、蓄電池搭載の住宅発売 光熱費を削減 2013/1/24 日本経済新聞
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北海道セキスイハイム(札幌市)は蓄電池を活用した戸建て住宅の販売を始めた。すでに標準装備している太陽光発電システムと組み合わせ、標準家庭で年間の光熱費を約37万円削減できる効果が見込めるという。2013年度中に300戸の販売を目指す。
「進・スマートハイム」は蓄電池と太陽光発電を家庭用エネルギー管理システム(HEMS)で管理する。深夜に安い電力をため昼間に使ったり、余りを電力会社に売ったりできる。停電時には非常用電源として使える。

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6 国と都、地下鉄の経営一元化の協議再開で合意 2013/1/24 日本経済新聞
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東京都の猪瀬直樹知事は23日、太田昭宏国土交通相と会談し、東京メトロと都営地下鉄の経営一元化について協議会を再開することで合意した。協議会は2010年8月に発足したが、東日本大震災などの影響で11年2月を最後に中断していた。
猪瀬知事は「運賃体系が1つになるし乗り換えも自由になる。客が地下鉄一元化を望んでいる」と主張。国が持つメトロ株を都に売却するよう求めた。太田国交相は「利便性の向上をさらに進めていかなくてはならない」と応じた。
メトロ株は53%を国が、47%を東京都が保有している。東京地下鉄株式会社法は国と都にメトロ株を売却する義務を課している。猪瀬知事は会談で「不当な義務付け」として法改正を求めた。

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7 埼玉県川口市で59戸、日本綜合地所がマンション分譲 2013/1/30 朝日新聞
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日本綜合地所(東京都港区)はこのほど、埼玉県川口市で開発を進めているマンション、ヴェレ―ナ川口南鳩ヶ谷(総戸数59戸)の販売を開始した。同物件は、埼玉高速鉄道線南鳩ヶ谷駅徒歩9分の川口市鳩ヶ谷緑町1丁目の第1種住居地域に立地。住戸プランは、柱が住戸内に出ず、室内の家具レイアウトがしやすいアウトフレーム設計や、生活有効面積を広げるワイドスパン設計を採用しているほか、従来の料金に比べて5%安い電力料金が受けられる電力一括購入サービスを導入している。
同物件は、地上8階建て。専有面積は60~90平方メートル。間取りは2LDK~4LDK。竣工は2013年12月下旬を予定。現在、第1期1次7戸の販売を行っており、価格は専有面積73平方メートル超で2600万円台から。

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8 国産材の木造住宅などに410億円分のポイント付与、農水省 2013/1/30 朝日新聞
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農林水産省は、国産材などの地域材を活用した木造住宅や木製品などについて、地域の農林水産物などと交換できるポイントを付与する方針だ。410億円分を2012年度補正予算に計上している。詳細は今後決定する。
同省では、昨年9月に公表した2013年度予算要求で、同事業に55億円分の予算を計上していたが、規模を大幅に拡大させて今回の補正予算に盛り込んだ。

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9 個人のJリートへの投資意向、8.7%に上昇 2013/1/30 朝日新聞
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不動産証券化協会の調査によると、Jリートに対する個人投資家の投資意向が高まっていることが分かった。
2012年12月7日から11日、インターネットを使って個人投資家(貯蓄と保険以外の金融商品保有者)を対象に調査した。回答数は1065件。それによると、Jリートの認知度は、「名称も内容も知っている」が30.6%(前回調査31.8%)、「名称だけ知っている」が38.7%(同39.4%)で前回(2011年)調査と比べて大きな変化はなかった。
一方、認知者に対して投資意向を聞いたところ、「新規または追加での投資を具体的に考えている」割合が8.7%で、前回の4.1%から大きく伸びた。また、「投資(追加投資を含む)に興味を持っている」割合も22.0%(同16.1%)で増加した。
投資したいと思う目的としては、前回調査と比べて「分配金収入を得ること」78.8%(同69.8%)や、「値上がり益を得ること」59.5%(同47.9%)の回答が増え、「ポートフォリオのリスク分散をはかること」35.2%(同41.1%)は減少した。

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10 住宅着工回復へ、13年度は93万戸、建設経済研が予測 2013/1/28 朝日新聞
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建設経済研究所はこのほど、2012年度の新設住宅着工戸数は前年度比5.8%増の89.0万戸、2013年度は2012年度比4.5%増の93.0万戸になる見通しを発表した。
同研究所が4半期ごとに発表しているもので、直近の着工動向などを踏まえた上で前回発表(2012年10月発表=2012年度予測は87.5万戸、2013年度予測は92.1万戸)を上回る数字となった。「復興需要が着工戸数を下支えすると共に、2013年度上半期まで消費増税前の駆け込み需要が見込まれることから、引き続き緩やかな回復基調が続く」としている。

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11 低めの価格で安定傾向 東京カンテイ、12年12月中古マンション天気図 2013/1/28 朝日新聞
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東京カンテイ(東京都品川区)がこのほどまとめた『中古マンション価格天気図』(70平方メートル換算した中古マンション売り希望価格)によると、全国的な価格推移が低い水準で安定する傾向に変化した。
「晴れ」が8地域、「薄日」が10地域でそれぞれ前月から変動がなく、「曇り」はやや減って10地域(前月は12地域)になった。「雨」が7地域(同13地域)にほぼ半減。一方、「小雨」は「雨」から改善した地域の急増によって12地域(同4地域)に増えた。天気模様が前月から横ばいの地域が増えている(22→29地域)ことから、全国的に天候は安定していると言える。
天気が改善した地域は、中部圏の愛知県(1493万円、前月比0.6%上昇)、静岡県(1280万円、同3.7%上昇)や、近畿圏、九州地方の一部。一方で、石川県(1101万円、同0.9%上昇)を始め北陸地方では、依然として「雨」が目立つ。また、「晴れ」を維持した広島県(1545万円、同0.7%上昇)も中心部の価格動向にばらつきがあるなど、中国地方では前月までの回復基調が緩む傾向もみられる。

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12 私募ファンド、9.5兆円で前年比3%減 底値圏に 不動産経済調べ 2013/1/28 朝日新聞
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不動産経済研究所の調査によると、私募不動産ファンド市場(運用資産、2012年10月時点)は9兆5138億円で前年と比べて3.1%減少した。大底だった2010年を上回る規模となっており、「国内の不動産ファンド市場は底値圏に入っているようだ」と同研究所では判断している。
ファンド数は前年を6本上回る379本。運用規模をタイプ別に見ると、総合型が4兆4739億円(前年比3.3%増)、オフィスビルが1兆374億円(同8.1%減)、レジデンシャル(賃貸住宅)が8463億円(同0.7%減)、商業施設が6158億円(同0.1%増)、オフィス・レジデンシャル複合が3044億円(同15.0%減)、その他が2兆2358億円(同11.7%減)となっている。

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13 一定建築物に耐震診断を義務化 国交省が検討 2013/1/25 朝日新聞
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国土交通省は、一定の建築物に対して耐震診断を義務化する検討に入った。
住宅・建築物の耐震化促進を話し合う審議会で議題に上っており、「病院、商業施設など不特定多数の者が利用する建築物」「学校、老人ホームなど避難確保上特に配慮を要する者が利用する建築物」「地震災害対策上特に重要な建築物(緊急輸送道路等沿道建築物、防災拠点施設)」などのうち、大規模と認められる建築物の所有者に対して耐震診断を義務付ける考えだ。
義務化と共に、耐震診断やその後の耐震改修を費用補助する制度の拡充についても話し合っている。

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14 住宅ローン減税、延長拡充へ 給付措置は今夏までに内容提示 2013/1/24 朝日新聞
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自民・公明両党はこのほど、住宅ローン減税の延長などを盛り込んだ2013年度税制改正大綱をまとめた。
13年末で期限が切れる住宅ローン減税について、14年から17年末まで4年間延長する。また、消費増税の負担軽減を目的に内容も拡充し、14年4月から17年末までの居住開始者については、現行20万円の年間控除限度額を40万円に引き上げる。住民税からの控除上限額も、9.75万円から13.65万円に拡大する。10年の控除期間と控除率1%は現行のまま。なお、消費増税の影響を受けない14年1~3月の居住開始者については、年間控除限度額を20万円のままとした。
増税負担の軽減策として大きな目玉であった「給付措置」については、「税制措置とあわせた全体の財源を踏まえながら検討を進め、遅くとも今夏までには内容を示す」としている。

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15 2012年の中古マンション売り価格 3大都市圏すべて下落 東京カンテイ 2013/1/24 朝日新聞
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東京カンテイ(東京都品川区)がこのほどまとめた2012年の中古マンション価格(売り希望価格を集計・算出して表記)によると、3大都市圏ではいずれも流通事例数が増加したが、価格は前年比で下落した。新築マンションの供給が回復したことで築浅物件の流通が減少し、その一方で割安な築古物件が多く流通したことが要因とみられる。
首都圏(2863万円、前年比3.9%下落)は2年連続の上昇から下落に転じた。前年から下落基調だった東京都(3683万円、同4.3%下落)は、下げ幅が拡大。東京23区(3975万円、同4.7%下落)が6年ぶりに4000万円の大台を割り込んだ。横浜市(2591万円、同4.5%下落)を始めとする周辺の主要都市も、東京23区から1年遅れで反転下落となった。
近畿圏(1799万円、同1.3%下落)、中部圏(1492万円、同2.3%下落)も首都圏と同様の傾向。主要都市別にみると、大阪市(2133万円、同3.1%下落)が2009年以降下落基調であるのに対して、神戸市(1879万円、同1.9%上昇)は中心部での流通事例数の増加によって値上がり。両市の価格差が縮まった。

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16 サービス付き高齢者住宅の補助金申請、3月29日まで延長 国交省 2013/1/24 朝日新聞
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国土交通省は、13年2月末を申請受付期間としていた「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)整備事業」について、3月29日に延長すると発表した。3月18日以降の申請については、3月15日までに事前審査願を提出した事業に限るとしている。
国交省は、サ高住の整備事業につき、2011年度と12年度でそれぞれ約300億円の補助金を用意している。1戸当たりの上限補助金額は100万円。

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17 国登録文化財「旧加納町役場」解体へ 2013/1/30 読売新聞
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老朽化や耐震性の問題から、解体が検討されていた岐阜市加納本町の「旧加納町役場」(国登録有形文化財)について、保存を求めていた「中山道加納宿文化保存会」(大野春一会長)や地元自治会が、市の解体方針に同意した。
補修による保存は困難なことが確認されたためで、市は近く、地元関係者とともに、建物の再整備計画を協議する。
建物はアーチ型の窓が印象的な鉄骨鉄筋2階のモダニズム建築。近代建築の先駆者として知られる京都帝大教授の武田五一氏が設計し、1926年11月、旧中山道沿いに完成した。40年に岐阜市と合併し、市加納支所として使われ、2005年に国の文化財に登録されたが、建物の劣化で立ち入り禁止となっている。
市は、建物の強度などから「保存は困難」として解体と再整備を提案。一方、保存会などは「中山道加納宿の展示や休憩場所などに活用したい」として保存を求め、11年2月には約1万人分の署名を細江茂光市長に提出した。しかし、昨年7月、建築業者に依頼して調べたところ、市の調査と同様の結果が出たという。
市まちづくり景観課の遠藤達夫課長は「歴史的建造物を残したい地元の気持ちはよくわかる。新年度から再整備の調査を行い、地元と具体的に協議していきたい」と話している。同保存会の大野会長は「中山道加納宿にふさわしい再整備計画ができれば、地域の活性化にもつながる」と期待している。

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18 ウェブ業者が高齢者の買い物代行 見守り活動も 2013/1/30 読売新聞
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兵庫県養父市の情報発信サイトを運営しているウェブ制作会社「ピーナッツ」(養父市八鹿町八鹿)が、宅配大手のヤマト運輸と提携して買い物を代行するサービス「ネコの手サポート やぶらぶお買い物便」を始めた。
遠出が困難な高齢者らの買い物を手助けするとともに見守り活動も行う。
市内28店舗が参加し、生鮮食料品や日用品など931品目を載せたカタログを全世帯に配布。会員登録をして電話やファクス、電子メールで注文すると、ヤマト運輸が店舗から集荷して配達する。
代金は、配達時か金融機関の口座引き落としで支払う。配送料はコンテナ(縦52センチ、横36センチ、深さ30センチ)1箱で500円。
同市の65歳以上の高齢化率は3割を超えている。過疎化も進んでおり近くに店がない集落も増えている。自動車を運転できなかったり、バス停まで遠かったりして自力での買い物が難しくなっている「買い物難民」を支援するとともに、地元商品の販売促進や地産地消も促す。
ピーナッツは情報発信サイト「やぶらぶウォーカー」や、市ケーブルテレビで地場産品の通信販売を手がけている。昨年10月にヤマト運輸、市との3者で、配達先などで住民らの健康状態などに異常があれば速やかに市に連絡する協定を結んでおり、高齢者の見守り活動にもつなげていく。
問い合わせはピーナッツ(079・662・8331)へ。

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19 断熱効果の試算ソフト開発…リクシル 2013/1/28 読売新聞
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住宅設備大手のLIXIL(リクシル)(東京都千代田区)は、家の省エネ断熱リフォームの性能や効果を施工前に確認できる試算ソフト「ココエコ診断」を開発した。
サーモグラフィーカメラなどを使って室内の温湿度などを測定し、同社が販売する省エネ断熱リフォーム工法を用いた場合と現況との違いを見ることができる。また、現況の体感温度や住宅の保温力などもわかる。診断は室内外の温度差が大きい3月末まで。料金やサービス対応店の問い合わせは、相談センター(0120・126・001)。

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20 3世代向け商品お目見え 2013/1/28 読売新聞
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「近居」提案 ディズニー割引
親も子も孫も、それぞれのライフスタイルを尊重しながらも仲良く集う――。少子高齢化と核家族化が進む中、「3世代」を応援する商品やサービスがお目見えしている。
「住まい」、「レジャー」分野の事例を紹介する。

住まい
三井ホームは、3世代向け商品「ツインファミリー トロワ」を昨年末に発売した。この商品、同じ敷地内の一つの住宅に親子が別々に住む、いわゆる2世帯住宅だが、「同居」より「近居」を志向する現代の家族が気兼ねなく助け合える工夫が提案されている。
例えば、ベランダを「シェア(分かち合う)」して洗濯物をどちらの世帯からも取り込めるようにしたり、3世代が気楽に集まれる「コネクティング(つながりあえる)」ルームを作ったりするなどの工夫だ。分けるスペースと集まるスペースを明確にした。
大和ハウス工業は、約30分以内で行き来できる範囲に親世帯と子世帯が住み、気兼ねなく暮らしながら必要な時に助け合う「近居きんきょ・育孫いくまご」プランを5年前から販売している。ライフスタイルに合わせて「戸建て住宅+マンション」や「戸建て住宅+賃貸住宅」などの住み方提案をしている。
具体的には、家族みんなが集まることの多い親世帯の家に、子世帯の「ひな人形」や「五月人形」など大きめのイベント用荷物の収納スペースを設ける。
また、孫や祖父母向けのバリアフリーとして床の段差をなくしたり、照明スイッチの位置を低くするなどのプランを提案している。

レジャー
オリエンタルランドは、今年30周年を迎える東京ディズニーリゾートへ3世代で来園しやすい商品を用意している。60歳以上を対象にした割引チケット「ハピネスマルチデーパスポート」や、ホテル宿泊やショー鑑賞、ガイドツアーなどを組み合わせたもので、3世代そろって楽しめるという。
旅行会社のエイチ・アイ・エスは、3世代での海外旅行を提案する。代表者が1万円割引になったり、幼児や子どもの年齢などで料金を割引したり、トータルの代金が安くなるようなプランを用意した。空港からホテルまで専用車を用意するなど、家族全員が安心できるサービスもある。
いずれの商品も、各社のホームページで紹介されている。

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21 過疎見守る買い物支援 利用者当初の4倍 2013/1/25 読売新聞
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中山間地の岡山県和気町佐伯地区で、町や和気商工会などが昨年8月から高齢者らのための買い物支援を始めたところ、利用者が113人と当初の約4倍に増えた。
地元の6商店主が協力する「買い物サポートさえき」が、食料品から家電製品まで約200品目を注文に応じて配達。独居高齢者の「見守り」の役割も担っており、高齢化が進む過疎地域のモデルケースとして、注目を集めそうだ。
佐伯地区は町北西部に位置する農業が主産業の地域。昨年10月末の人口は3652人(和気町1万5455人)で、高齢化率は37・65%(同33・57%、県全体では2011年10月現在25・3%)と高い。交通手段を持たず、外出が困難な高齢者も増えている状況を重くみた町は、県の補助も受け、約660万円の事業費をかけて買い物支援を始めることにした。
事業は和気商工会に委託。佐伯地区の食品スーパーや雑貨店、家電販売店など6店舗が「買い物サポートさえき」を設立し、事務所を店舗の一角に置いた。事務と配達は、地域を熟知している地域住民3人が担当。利用は登録制で、65歳以上か独居が条件。注文は電話で受け、週2回配達している。配達手数料は無料だ。
配達に加え、昨年10月からは菓子や果物の移動販売も実施。「見守り」の効果を上げることが目的で、移動販売の担当者が注文がない家にも、「足りないものはないですか」と声をかけに行く。ただ、売り上げは月に約10万円で、事業は「採算度外視」という。
地区内には標高400メートルに達する地域もあり、冬場は道路が凍結することもしばしば。険しい道を、元農協職員で配達担当の梶崎政輝さん(67)が軽ワゴン車で走り回る。
梶崎さんが「息子さんは来てくれますか」と声をかけたのは、独り暮らしの田淵八重子さん(81)。足が不自由で、「週に2回も顔を見に来てくれてうれしい。この前のリンゴはおいしかった」と笑みを浮かべ、梶崎さんとの会話に夢中に。配達の走行距離は30キロ程度だが、梶崎さんは4、5軒を回って3時間を費やすこともしばしばだ。

ネット活用モデル事業も
岡山は面積の約75%を傾斜地や離島など中山間地域が占め、県人口の約30%が住む。県が2011年9~11月、同様の17市町村93地区の代表らに行ったアンケート調査では、55%が買い物に不便を感じていた。県は、15年度末までにこの「不便さ」を半減させようと、インターネットスーパーや移動販売に着目し、買い物支援への補助を行っている。
昨年2月には美作市上山地区でNPOと協力し、空き家を拠点にネットを活用して高齢者の買い物を手助けするモデル事業を始めた。井原市門田町の集会場でも同様の取り組みを実施。県中山間・地域振興課によると、少しずつ利用が広がっており、井原市では高齢女性が定期的にネットショッピングを楽しみ始めているという。
県は今年度と13年度、新たに計10地区程度に補助金を出し、ネットを活用した買い物支援事業をスタートさせることを目指しており、同課は「ネットは難しいと思うお年寄りが多く、時間はかかるが、一人暮らしの方の安否確認にも役立つ。今後も拡充させる」としている。

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22 LIXILが樹脂サッシ、窓ガラス断熱性高く 2013/1/30 日経産業新聞
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LIXILグループは窓ガラスの断熱性能を従来より20%高めた樹脂サッシを売り出すと発表した。アルミサッシより断熱性能が高い北海道向けの樹脂サッシは省エネルギー需要で東北地方以南にも納入が増えており、性能を高めて受注の取り込みを加速する。初年度の売り上げは50億円を目指す。
2月1日、樹脂サッシの同社唯一の商品「マイスターII」をモデルチェンジし同名で売り出す。2枚のガラスの間にアルゴンガスを充満させる中空層を従来の12ミリから16ミリに拡大した。中空層が最も断熱性が高いため。

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23 東急不など、公共施設が入居する高層マンション 東京・目黒区の再開発事業 2013/1/30 日経産業新聞
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東急不動産や東京都などは29日、目黒区大橋地区の再開発事業の一環で区立図書館などが入居するタワーマンションを報道陣に公開した。大型のスーパーのほか住民登録などの手続きができる「地区サービス事務所」も開設する予定で、周辺住民の利便性を向上する。
公開したのは地上42階建て総戸数689戸の超高層マンション。入居者の客人が宿泊できるゲストルームや集会室などの共用スペースを充実させたほか、入居者以外の周辺住民が利用できる区の公共施設が入居するのが特徴。

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24 ミサワホーム、戸建てに全館空調システム 居室の温度差を解消 2013/1/29 日経産業新聞
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ミサワホームは戸建て住宅のオプションとして全館空調システムを販売する。居室と居室の温度差を無くし、住戸内の温度差によって体調を崩すヒートショックの不安を解消できるほか、除菌効果を見込むイオン発生装置などを組み込んだのが特徴。高齢者や子育て世代など健康への関心の高い層の需要を取り込む。
新設備「エアテリア」は2階の中央に空調機を設置し、天井裏や壁の間にダクトを張り巡らして住宅全体に暖気や冷気を供給する。供給口は天井部分に設けるが、居室だけでなく洗面台や玄関にも設置して全体に温度差を無くす。

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25 YKKAP、高齢者向け住宅への対応商品3割増 2013/1/29 日経産業新聞
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富山県内に生産拠点を置くYKKAP(東京・千代田)は高齢者の利用に配慮した窓や玄関ドアなどの建材商品を拡充する。バリアフリー構造で生活相談や安否確認に対応できる賃貸住宅「サービス付き高齢者住宅(サ付き住宅)」対応の商品を2012年10月時点と比べて、3割増やして197点にする。
高齢者向け住宅で使う建材は衛生や操作のしやすさを重視して素材選択やデザインをした。窓や玄関では多くの人が触る取っ手部分に抗菌仕様の部品を採用。また、力がないお年寄りでも無理な体勢をとらずに簡単に操作できるよう設計した。

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26 三菱地所ホーム、賃貸に制振装置装備 プラン選択型投入 2013/1/28 日経産業新聞
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戸建て住宅の三菱地所ホーム(東京・千代田)は賃貸住宅事業を強化する。全く自由な設計からいくつかの選択肢からプランを選ぶ方式に切り替えコストを抑制、揺れを抑える制振装置も全棟に装備して特長を打ち出す。親会社グループと連携して入居者募集や管理サービスも整える。
賃貸住宅事業のブランド「エム・アセット」を立ち上げた。長屋構造のテラスタイプや片側に共用廊下がある片廊下タイプなど4プランがあり、構造材などを統一してコストを引き下げた。1坪(3.3平方メートル)当たりの価格はテラスタイプで51万9750円。従来の自由設計では75万~80万円だった。

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27 長谷工コーポなど、全戸対応の太陽電池設置マンション 関西最大規模 2013/1/28 日経産業新聞
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長谷工コーポレーションと不動産賃貸などを手がけるオーエスは太陽光発電システムを搭載した環境配慮型マンション(総戸数108戸)を兵庫県尼崎市に建設、2月中旬から販売を始める。同システムで発電した電力は、全戸に戸別に供給される。全戸に対応した太陽電池を設置するマンションとしては関西で最大規模という。
建設するのは「プレージアブラン東園田」で、鉄筋コンクリート造の6階建てマンション。1戸あたり出力1.165キロワットの太陽電池を屋根面に搭載。年間消費電力を太陽電池を搭載しないマンションに比べ約26%削減できる。

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28 LIXIL、排水口の流速向上技術を開発 フィンで汚れ洗い流し 2013/1/25 日経産業新聞
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LIXILグループは流し台の排水口に流れ込む排水をフィンでかき回し流速を引き上げる技術を開発した。システムキッチンの高級機種「リシェル」に導入する。配管を流れる排水に勢いをつけ、壁面についた汚れを洗い流す。清掃の手間を削減できる商品として2月1日から全国で販売する。従来比10%増の年5万台の販売を目指す。
新技術「くるりん排水口」は排水口の入り口にフィンが取り付けたのが特徴。食器を洗う時の排水でフィンが回転し水流がさらに強くなる。配管の壁面や排水口の底についた汚れを勢いよく押し流す仕組み。

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29 大成ユーレック、狭小地向け集合住宅 専用部材で小型化 2013/1/25 日経産業新聞
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大成建設子会社で賃貸マンション建設の大成ユーレック(東京・品川、八田英治社長)は耐火性に優れた小型の集合住宅を29日に発売する。狭小地向けに小型の専用部材を開発、駅前商店街など建物が密集する地域の空き地を抱える地主に売り込む。
鉄筋コンクリート製の壁などを工場で生産して現場で組み立てるプレキャスト工法を採用した。従来よりも各部材を小型化、約230平方メートル以下の敷地面積でも対応できるようにした。地上4階建てまで建設可能。1フロア4戸が基本だが、オーナーの住居用に1フロア1戸といった広い間取りの設計にも対応する。

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30 三和HD、施工時間15%短縮できるアルミ製間仕切り 2013/1/24 日経産業新聞
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三和ホールディングスは施工時間を15%短縮できるアルミ製の間仕切りを売り出した。工場や事務所を柔軟に改装できるようにし、受注を拡大する狙い。初年度は3億円の売り上げを目指す。
子会社の三和シヤッター工業(東京・板橋)がアルミ製間仕切り「AP―2」の販売を始めた。間仕切りは建物の天井の高さに合わせて現場で切る必要があるが、切りやすくしたのが特徴。

2013-01-31 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed 

 

住宅関連新聞記事ダイジェスト  No.466  2013/1/17~2013/1/23

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【日本経済新聞】
1 みなとみらい線、平日朝に副都心線から直通15本
2 京都市、土地開発公社解散へ
3 首都圏マンション発売、12年2.5%増 後半に失速
4 彩都、人口1万人を突破 昨年末、街開きから9年で
5 横須賀中央駅周辺、建て替えに最大9割減税
6 大和ハウス子会社、中古マンション売買仲介サイト開設
7 JR北、サービス付き高齢者住宅拡大 自社遊休地を活用
8 うめきた「グランフロント」商業施設、売上高400億円目標

【朝日新聞】
9 大規模修繕事業を拡大 JLC
10 サ高住、登録戸数8・9万戸に 最多は大阪府
11 首都圏都心部でほぼ底入れ 2012年12月の中古マンション売り価格 東京カンテイ
12 2012年近畿圏マンション供給は2.3万戸 不動産経済研調べ
13 建設労働者の確保、困難な状況続く
14 金融円滑化法終了で2割が「悪影響」を懸念 帝国データ調べ
15 2012年の首都圏マンション供給は4.5万戸 不動産経済研調べ
16 合格率は19.6% 基準点は37問 12年管理業務主任者試験
17 東京都、液状化対策の手引き作成へ『アドバイザー制度』来年度創設
18 改装可能な賃貸物件を検索するサイトをスタート シティライツ
19 首都圏中古マンション成約数、12月も増加で4カ月連続前年を上回る
20 耐震補強工事にかける金額が大幅上昇 木耐協調べ

【読売新聞】
21 三洋食器洗い乾燥機で発火報告…3万円で回収
22 住宅ローン減税、年間最大40万円…自公が合意
23 首都圏マンション発売戸数、昨年は2年ぶり増加
24 4年連続で国富が減少、地価下落が響く
25 住宅ローン減税、最大50万円拡充策…自公合意

【日経産業新聞】
26 LIXIL、システムバスに高級感 多様なタイルを混合
27 積水化学、防犯機能を充実 2階建て賃貸住宅
28 URとベネフィット・ワン、賃貸住宅で託児サービス
29 LIXIL、古レンガ風外壁タイル
30 ヤマチ工芸社、日産の皮革使い好感触なソファ
31 パナソニック、家庭向けの防犯に役立つファクス 窓などセンサーと連携
32 LIXILの温水洗浄便座、全機種掃除しやすく 継ぎ目無くす
33 マンション内で英会話教室 ディグアウトがナガセと提携

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1 みなとみらい線、平日朝に副都心線から直通15本 2013/1/23 日本経済新聞
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横浜高速鉄道は3月16日からの東京メトロ副都心線などとの相互直通運転開始に伴い、みなとみらい線のダイヤを改正する。1時間あたりの運行本数は基本的に現状の本数を維持。通勤ラッシュで混み合う平日午前8時台に元町・中華街駅に到着する18本のうち、15本を副都心線方面からの直通列車とする。
一方、平日午後6時台に元町・中華街駅を発車する16本のうち、副都心線方面への直通列車は12本。おおむね午前10時から午後4時の平日日中は、上下線ともに1時間あたり16本のうち14本ずつを副都心線直通列車にする。

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2 京都市、土地開発公社解散へ 2013/1/22 日本経済新聞
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京都市は21日、市土地開発公社を解散する方針を決めた。地価の下落が進んでいるうえ、所有地の金利負担が年間約5億円にも上るためだ。今後15年程度かけて公社の土地を買い戻して民間に売却し、一部は駐車場などにも活用して債務を圧縮する。
同日開催した市議会の委員会で明らかにした。2012年度末の所有地の簿価は187億円とピーク(1996年度)比で約7分の1に減る見込みだが、市が土地を買い戻すには91億円を負担する必要がある。地方債の一種「三セク債」は活用せず、15年間で所有地を処分してから清算する。

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3 首都圏マンション発売、12年2.5%増 後半に失速 2013/1/21 日本経済新聞
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不動産経済研究所(東京・新宿)が21日発表した2012年の首都圏の分譲マンション発売戸数は11年比2.5%増の4万5602戸だった。年前半は堅調に推移したが後半に失速、東日本大震災があった11年とほぼ横ばいにとどまった。昨年秋以降、中国との関係悪化などに伴い景気悪化への懸念が強まり、消費者の購入意欲が停滞したことが響いた格好だ。
12年の発売戸数は東京23区が11年比0.1%減と横ばい。高額物件が伸び悩んだ。東京多摩地域は14.1%増と堅調で、11年に供給の少なかった千葉県も22.9%増と回復した。発売月に契約した戸数の割合を示す初月契約率は平均76.3%と、好不調の分かれ目とされる70%を上回った。

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4 彩都、人口1万人を突破 昨年末、街開きから9年で 2013/1/18 日本経済新聞
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大阪府茨木市と箕面市にまたがるニュータウン「彩都」の人口が2012年12月末で1万106人と、1万人を突破した。豊かな自然環境や教育環境が評価されて民間のマンションや戸建て住宅の分譲が好調で、04年4月に街開きして以来、9年弱での達成となった。
府などでつくる協議会によると、茨木市域が2459世帯で7508人、箕面市域が989世帯で2598人。07年の大阪モノレール彩都西駅開業後に人口増加が顕著になり、最近1年間の人口増加率は15.8%。団塊ジュニア世代を含む30代前半から40代前半と、その子ども世代の9歳以下が多い若い街だ。

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5 横須賀中央駅周辺、建て替えに最大9割減税 2013/1/18 日本経済新聞
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神奈川県横須賀市は横須賀中央駅周辺の活性化策として、老朽化した商業施設などを建て替えた場合、固定資産税を最大9割減税する条例案をまとめた。2月開会の市議会に提出し4月からの施行を目指す。2013年度には都市計画を見直し最大容積率や高さ制限に関する規制緩和も進める方針。建て替えを進め、にぎわい創出や防災機能の向上につなげる。
減税措置は同駅周辺の約26万平方メートルで商業施設やオフィスビルなどへの建て替えが対象になる。敷地面積1000平方メートル以上、容積率600%以上の建築物に建て替えた場合、固定資産税と都市計画税の減税率を10分の9とする。同じく500平方メートル以上、300%以上の建築物の場合は3分の2とする。

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6 大和ハウス子会社、中古マンション売買仲介サイト開設 2013/1/18 日本経済新聞
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大和ホームズオンライン(大和ハウス工業の子会社、東京・千代田)は18日、中古マンションの売買仲介サイト「住まいのバトン」を19日に立ち上げると正式発表した。東京カンテイ(東京・品川)の不動産鑑定士などが物件を査定し、売買の透明性を高める。まずは首都圏でサービスを始める。取引目標は年間1千件。初年度15億円の売上高を見込む。

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7 JR北、サービス付き高齢者住宅拡大 自社遊休地を活用 2013/1/18 日本経済新聞
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北海道旅客鉄道(JR北海道)はサービス付き高齢者向け住宅事業を拡大する。今年夏に小樽市で2棟目を着工、ミサワホーム北海道に貸して運営を任せる。自社で保有する遊休地を活用する狙いがあり、5年で数件の建設をめざす。
小樽市では小樽運転所があった土地に10階建て54戸が入る「ブランジェイアール小樽築港(仮称)」を6億円をかけて建設する。レストランや調剤薬局を併設。来年秋にも高齢者が入居する。

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8 うめきた「グランフロント」商業施設、売上高400億円目標 2013/1/17 日本経済新聞
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三菱地所や阪急電鉄など12社は16日、JR大阪駅北側の再開発地区「うめきた」の「グランフロント大阪」に開業する商業エリアの概要を発表した。梅田地区で比較的手薄な30~40歳代の男性向け店舗を充実させ、幅広い顧客層を呼び込む。初年度に2500万人の来場を見込み、400億円の売り上げを目指す。
商業エリアは4月26日に開業する。店舗面積は約4万4000平方メートルで、都心部の駅に直結する商業施設としては国内最大規模という。衣料や生活雑貨、飲食店など266店舗をそろえる。「無印良品」の西日本旗艦店や「紀伊国屋書店」など、大型店を中心に誘致した。日本初出店はインテリア雑貨を扱う「ZARA HOME」など3店舗。

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9 大規模修繕事業を拡大 JLC 2013/1/23 朝日新聞
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大京グループでマンション管理事業などを手掛けるジャパン・リビング・コミュニティ(東京都新宿区・JLC)は、マンション修繕工事事業の拡大を進める。このほど、建設業に関わる営業所を京都府京都市に設置。これまで進めてきた首都圏に加えて、同社が関西圏で管理受託しているマンションでも大規模修繕工事を中心に修繕工事の受注拡大を目指す。
なお、大京グループ全体のマンション管理受託の実績は2012年9月30日現在、7985組合・44万787戸、このうちJLCは883組合・5万2654戸となっている。

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10 サ高住、登録戸数8・9万戸に 最多は大阪府 2013/1/23 朝日新聞
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高齢者住宅研究所はこのほど、2012年12月末時点のサービス付き高齢者向け住宅登録動向をまとめた。それによると、登録戸数は8万9219戸だった。都道府県別でみると、大阪府が8568戸で最多。以下、北海道6519戸、東京都5088戸と続く。
居室床面積を見ると、最も多い区分は、「18平方メートル以上20平方メートル以下」で、全住戸数の約半数を占める。次いで、「25平方メートル以上30平方メートル未満」18%、「20平方メートル以上22平方メートル未満」14%、「22平方メートル以上25平方メートル未満」7%、「30平方メートル以上40平方メートル未満」6%だった。

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11 首都圏都心部でほぼ底入れ 2012年12月の中古マンション売り価格 東京カンテイ 2013/1/22 朝日新聞
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東京カンテイ(東京都品川区)がこのほどまとめた2012年12月の中古マンション価格(売り希望価格を集計・算出し70平方メートル換算したもの)によると、首都圏(2821万円、前月比0.2%上昇)が3カ月ぶりに値上がりした。同社は「下落基調から脱し、ほぼ底入れした」とみている。
東京都(3668万円、同0.9%上昇)では東京23区(3975万円、同1.2%上昇)が全域的に上昇した。都心6区(5197万円、同1.4%)でも、前年同月比(1.3%下落)の下げ幅が縮小傾向にある。
一方、首都圏のほかの3県はいずれもマイナス推移だった。前月に反転上昇した神奈川県(2401万円、同0.9%下落)は再び値下がりし、価格推移は踊り場の局面に入った。

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12 2012年近畿圏マンション供給は2.3万戸 不動産経済研調べ 2013/1/22 朝日新聞
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不動産経済研究所の調査によると、2012年に近畿圏で供給された新築マンションは、前年比15.1%増の2万3266戸だった。地域別に見ると、大阪市で同13.9%増や大阪府下で同22.9%増、神戸市では同31.3%増となるなど、増加したエリアが目立ち、「近畿圏の市況が好調に推移した状況がうかがえる」(不動産経済研究所)結果になった。
月間契約率の平均は76.9%。前年より5.2%上昇した。
そのほか、1戸当たりの平均価格は、同1.5%減の3438万円。1平方メートル当たりの単価は、同1.6%減の49.1万円だった。
また、2013年の供給は12年比7.5%増の2万5000戸を予測している。

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13 建設労働者の確保、困難な状況続く 2013/1/21 朝日新聞
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東日本建設業保証などの「建設業景況調査」によると、建設労働者の確保が「困難」な状況が依然として続いている状況だ。特に東日本大震災の被災地でその傾向は顕著になっており、今後も同様の傾向が続く見通しだ。
2012年10~12月調査で、労働者の確保が「容易」と回答した企業と「困難」とした企業割合の差を基に出した指数は、全国値がマイナス12.5で前期(12年7~9月調査)比2.0ポイント下落。81(昭和56)年の調査開始以来、最も低い数値となった。その中でも、被災地エリアはマイナス30.0となっている。次期(13年1~3月)についても、全国値でマイナス13.0の見通しだ。
同調査は、全国の建設業者2847社(有効回答2483社)を対象に実施しているもの。

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14 金融円滑化法終了で2割が「悪影響」を懸念 帝国データ調べ 2013/1/21 朝日新聞
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帝国データバンクがこのほど実施した企業の意識調査によると、2013年に期限を迎える「中小企業金融円滑化法」について2割に上る企業が「悪影響」をもたらすと回答していることが分かった。
それによると、有効回答企業数1万293社のうち7.5%が同法による借り入れの条件変更などを利用したと回答。このうち条件変更の見直し内容を聞いたところ、34.1%が「毎月の返済額の減額」、37.2%が「返済繰り延べ」、14.1%が「金利の減免」を実施しており、利用した企業の過半数超が終了後に金融機関の姿勢が「厳しくなる」ことを見込んでいる。
更に、有効回答全体の21%が「悪影響をもたらす」と見ていることも分かった。企業からは、「取引先が利用していた場合、取引先の経営安定に影響がでる可能性があるので、取引先の総チェックをしている。支払遅延など不良取引先の一掃を実施」といった間接的な影響が計り知れないことに不安を持ち、事前に対策を打つ事例も見られるという。同社では、「企業は間接的な影響も懸念していることがうかがえる」と分析している。

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15 2012年の首都圏マンション供給は4.5万戸 不動産経済研調べ 2013/1/21 朝日新聞
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不動産経済研究所の調査によると、2012年に首都圏で供給された新築マンションは、前年比2.5%増の4万5602戸だった。上期は好調に推移したものの、9月以降の供給戸数は、4カ月連続で前年同月を下回るなど、失速。同研究所が当初予測していた5万3000戸には届かなかった。また、初月契約率は前年比1.5%減の月平均76.3%。こちらも上期の77.6%に対して、下期は75.2%と低迷した。下期に供給が失速した要因について、同研究所は、景気の低迷に加えて、消費増税に対する軽減措置がどうなるかが不透明で、エンドユーザー側が様子見になっていたことから、供給側も販売に慎重になったことを挙げている。
そのほか、1戸当たりの平均価格は前年比0.8%減の4540万円で、2年連続の下落。1平方メートル当たりの単価は同0.9%減の64.4万円。こちらも2年連続で減少した。

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16 合格率は19.6% 基準点は37問 12年管理業務主任者試験 2013/1/18 朝日新聞
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高層住宅管理業協会は1月18日、2012(平成24)年度の管理業務主任者試験の合格発表を行った。
3811人(2011年度4278人)が合格した。受験者は1万9460人(同2万625人)、合格率は19.6%(同20.7%)だった。
合格基準点は50問中37問正解(試験の一部免除者は45問中32問正解)となっている。

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17 東京都、液状化対策の手引き作成へ『アドバイザー制度』来年度創設 2013/1/17 朝日新聞
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東京都は1月18日、木造住宅などを対象とする『東京都建築物液状化対策検討委員会』の8回目を都庁で開き、報告案をまとめた。震災で液状化に起因する建物被害が生じた地区における地盤調査結果のほか、都が一般消費者向けに作成する手引きや、来年度中の創設を目指す『アドバイザー制度』の概要などを盛り込んだ。若干の修正を経て、2月上旬に公表する。
今年度内に作成予定の手引きでは、液状化のメカニズムや地盤調査の方法、対策・修復工法の種類などを解説。都や市区町村に備え付けるほか、都のホームページからもダウンロード可能とする。また、ボーリング柱状図や地形図などの地盤データの提供体制も、併せて整備する。
アドバイザー制度は、基本事項を都が定めたうえで運営機関に事業を委託。機関が窓口となって一般消費者に斡旋する流れを予定している。詳細は今後詰めるが、現時点では建築士などの資格者に限定したうえで、講習を通じ地盤の知識を身につけてもらうことを検討しているという。

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18 改装可能な賃貸物件を検索するサイトをスタート シティライツ 2013/1/17 朝日新聞
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不動産プロデュース業のCityLights(東京都渋谷区)はこのほど、改装可能な賃貸物件だけを検索できるWEBサービス「DIYP-Design It Yourself Project-」を始めた。
海外では当たり前とも言える賃貸物件の改装が、日本ではあまり一般的ではなかったが、クリエイター層を中心に人気が高まってきている。今後、更に増加していくことが想定されるため、専門的に改装可能物件を閲覧検索できるサイトを公開し、このサービスをリリースしたという。(http://www.diyp.jp)

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19 首都圏中古マンション成約数、12月も増加で4カ月連続前年を上回る 2013/1/17 朝日新聞
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東日本レインズの調査によると、首都圏における2012年12月の中古マンション成約件数は2363件で前年を4%上回った。これで、4カ月連続の前年比増となった。
平均成約価格は2498万円(前年比0.7%下落、前月比0.3%下落)だった。

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20 耐震補強工事にかける金額が大幅上昇 木耐協調べ 2013/1/17 朝日新聞
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日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(木耐協)によると、調査開始当初の2000年と比べて耐震補強工事にかける金額が最新調査では大幅に上がっていることが分かった。
補強工事に100万円以上かけた割合が2000年1月調査では29.1%だったのに対し、最新の2013年1月には67.59%に上昇。その中でも200万円以上は、2000年の8.46%が32.97%に跳ね上がっている。木耐協では、「東日本大震災を契機とした防災意識の向上」「自治体の助成金制度の充実」などを上昇要因に挙げている。

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21 三洋食器洗い乾燥機で発火報告…3万円で回収 2013/1/23 読売新聞
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三洋電機は22日、2000年12月~01年11月に製造した5機種の食器洗い乾燥機(4万6646台)を回収すると発表した。
乾燥機内部のヒーター部分と電線の接続が緩いため、電気が流れにくくなり、機器内部の温度が上昇する恐れがあるためだ。1台あたり3万円で引き取る。回収対象で、現在使われている製品は5000台程度とみられる。
06年2月から12年10月までの間に、乾燥機が発火・焼損した事故が5件報告された。火災や負傷につながる事故は起きていないという。
回収対象の品番は三洋ブランドの「DW―S2000」「DW―S2100」「DW―SJ2000」、大阪ガスブランドの「(4)115―1045」、東京ガスブランドの「SN―D503」。問い合わせは、三洋電機(0120・34・3581)で受け付ける。

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22 住宅ローン減税、年間最大40万円…自公が合意 2013/1/22 読売新聞
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自民、公明両党は21日、2013年末で期限が切れる住宅ローン減税を4年間延長し、所得税などの納税額を減らせる(控除できる)金額を、現行の2倍の「年間で最大40万円」にすることで合意した。
4000万円までのローン残高の最大1%分を納税額から減らせる仕組みだ。減税期間は10年間で、控除額は最大400万円となる。
消費税率が8%に上がる14年4月から、17年末までに入居した人が対象となる。
消費税率が上がる前の14年1~3月に入居した人には、現行の住宅ローン減税(控除額は年間で最大20万円)を適用する。24日にまとめる13年度与党税制改正大綱に盛り込む。
当初は、制度を5年間延長すると同時に、控除額は年間で最大50万円とし、入居年が遅いほど、控除額を段階的に減らす「階段式」にする方針だった。しかし、15年10月に消費税率が10%に上がり、購入者の負担が増すため、控除額は入居年にかかわらず同じの「フラット式」にすることにした。代わりに、制度の延長期間は1年短縮し、控除額も40万円に減らすことで決着した。

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23 首都圏マンション発売戸数、昨年は2年ぶり増加 2013/1/22 読売新聞
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不動産経済研究所が21日発表した2012年の首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)のマンション発売戸数は、前年比2・5%増の4万5602戸と2年ぶりに増加した。
前年の東日本大震災による急減からの反動で、上半期の供給戸数が伸びた。しかし、年後半に失速し、同研究所が当初予測した年間5万3000戸には届かなかった。景気の減速感や、消費増税を巡る政府の住宅購入支援策に対する不透明感から、不動産業者が発売を控えたためとみられる。
平均価格は0・8%減の4540万円と、2年連続で下落した。
13年の発売戸数については、12年比9・6%増の5万戸程度と予測している。

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24 4年連続で国富が減少、地価下落が響く 2013/1/20 読売新聞
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日本の国民が保有する預貯金や土地・建物などすべての資産から、負債を差し引いた「国富」(国全体の富=正味資産)が、2011年末時点で前年末比0・8%減の2995兆7000億円となった。内閣府が18日発表した。
地価下落で土地の資産額が2・9%減ったためで、国富の減少は4年連続だ。
部門別でみると、家計の正味資産は1・1%減の2195兆4000億円だった。このうち、現金や株式などの金融資産は0・2%減の1511兆5000億円で、株価下落を受けて3年ぶりのマイナスとなった。
国と地方自治体を合わせた「一般政府」は、東日本大震災の復興債発行などで負債が5・2%増え、負債が資産より18兆7000億円多い債務超過となった。

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25 住宅ローン減税、最大50万円拡充策…自公合意 2013/1/17 読売新聞
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自民、公明両党は16日、住宅ローン減税について、所得税などの納税額を減らせる(控除できる)金額を年間で最大50万円(10年間で最大500万円)にする拡充策を決めた。
現行制度では、2013年末までに入居した人が対象だが、制度を5年間延長し、18年末までに入居する人は対象とすることも固まった。
住宅ローン減税は、毎年末のローン残高に応じて、所得税と住民税の納税額を10年間にわたって少なくできる制度だ。
納税額を少なくできる金額は、13年に入居した人は年間で最大20万円(10年間で最大200万円)だが、これを最大50万円に引き上げる。ただ、減税できる金額は徐々に減らしていく。
納税額が少なく、住宅ローン減税の恩恵を十分受けられない中低所得者には給付金を出す方針だ。詰めを急ぎ、24日までにまとめる13年度の与党税制改正大綱に盛り込む。

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26 LIXIL、システムバスに高級感 多様なタイルを混合 2013/1/23 日経産業新聞
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LIXILグループは22日、異なる色やサイズのタイルを組み合わせた壁や床を選べるシステムバスを売り出す。同じ壁に40センチ四方のタイルと20センチ四方を同時に採り入れたり、色の違うタイルを交互に入れて壁をまだら模様にしたりできる。デザイン性を高めることで高級な新築マンションで採用を伸ばす。
タイル壁が選べる集合住宅用システムバス「ソレオ」をモデルチェンジする形で2月1日に売り出す。異なる色やサイズのタイルを混合した壁や床を15パターンから選ぶ仕組み。システムバスでありながら高級感を演出する。

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27 積水化学、防犯機能を充実 2階建て賃貸住宅 2013/1/23 日経産業新聞
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積水化学工業は22日、防犯機能を強化した2階建て賃貸住宅の新商品を売り出すと発表した。都市部で一人暮らしの女性などが増えており、顧客が入居者に生活上の安心感を打ち出せるようにする。31日に発売し、2013年度で300棟の受注を目指す。
2階建て賃貸住宅「ウィズハイムFII」の販売を全国で始める。入り口に2階建てでは珍しいオートロック機能を全棟に標準搭載するほか、廊下部分も高さ2メートルのフェンスで囲う。カギの閉め忘れを防ぐため、一定時間無施錠になると事前に登録した携帯電話にメールを自動送信する防犯システムも導入する。

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28 URとベネフィット・ワン、賃貸住宅で託児サービス 2013/1/23 日経産業新聞
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独立行政法人・都市再生機構(UR)は福利厚生代行のベネフィット・ワンと組み、URの賃貸マンションの一部で託児サービスを始める。子育て世帯向けのサービスを充実し、賃貸マンションの入居率を高める狙い。今年末まで試験的に実施する。
ベネフィット・ワンは福利厚生メニューの一つとして、育児サービスを提供している。民間企業のノウハウを生かしたいURと、事業を広げたいベネフィット・ワンの考えが一致した。

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29 LIXIL、古レンガ風外壁タイル 2013/1/21 日経産業新聞
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LIXILグループは表面に凹凸をつけ古いレンガの風合いを出した外壁タイルを、2月1日に売り出すと発表した。同社が復元した東京駅丸の内駅舎のレンガタイルが注目を集めており、戸建て住宅にもレトロな雰囲気を採り入れられるようにする。
新商品「アイビス」は1枚が幅70ミリで長さ243ミリ、厚さ13ミリの外壁タイル。汚れにくい素材に、長く使ったような凹凸をあえてつけたのが特徴。主流のタイル製法である酸化焼成ではなく、旧来型の還元焼成という量産の難しい手法を採用し自然とできる凹凸を前面に押し出した。1平方メートルあたりの価格は1万80円と高いが、重厚感などを好む人は多いとみた。価格に工事費は含まない。

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30 ヤマチ工芸社、日産の皮革使い好感触なソファ 2013/1/19 日経産業新聞
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【札幌】家具製造会社のヤマチ工芸社(札幌市)は日産自動車の合成皮革素材を活用し、優しい座り心地のソファを開発した。肌触りの良さに加え、手入れが簡単などの長所がある。注文を受けてから製造する。日産の高級車フーガのアームレストに使っている合成皮革「ソフィレス」を購入した。新製品は3人掛けで24万3000円。札幌市は2012年度から、大企業の持つ特許や技術を中小企業が使えるよう商談会を開いている。

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31 パナソニック、家庭向けの防犯に役立つファクス 窓などセンサーと連携 2013/1/18 日経産業新聞
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パナソニックは家庭用ファクス「おたっくす」の新製品を2月8日に発売すると発表した。大きなボタンで使いやすい子機を選べるモデルを用意。別売りのセンサーと連携し、窓やドアが開くとファクスが知らせて防犯に役立つ機能も備えた。
親機も子機も漢字表示で、読みやすい白い液晶を採用した。子機1台タイプの機種では、子機を多機能タイプとボタンや文字を大型化した「かんたん子機」の2種類から選べる。

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32 LIXILの温水洗浄便座、全機種掃除しやすく 継ぎ目無くす 2013/1/17 日経産業新聞
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LIXILグループは便座の継ぎ目を無くすなど掃除しやすくなる3種類の設計を温水洗浄便座の主力ブランド全機種に搭載する。2月1日から販売する。消費者の間で掃除の手間を減らすニーズが強いと判断し、製品特長として前面に押し出す。
温水洗浄便座の主力ブランドである「パッソ」「Kシリーズ」をリニューアルし、リモコン操作型の「KAシリーズ」とボタン操作型の「KBシリーズ」として新たに売り出す。

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33 マンション内で英会話教室 ディグアウトがナガセと提携 2013/1/17 日経産業新聞
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マンション住民の交流を支援するディグアウト(東京・中央)は大手予備校の東進ハイスクールを運営するナガセと提携し、分譲マンション内の共用施設で子ども向けの英会話教室を開く。マンション住民が同じ教室で学ぶことで、子どもや保護者同士の交流を促すのが狙いだ。3月からサービス提供を始め、初年度に首都圏の50マンションへの導入を目指す。
マンション内の会議室や宿泊施設、キッズルームなどの共用施設を教室として活用し、ナガセが3~12歳を対象に展開する「東進こども英語塾」を開く。週1回で月謝は8400円。

2013-01-24 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed 

 

住宅関連新聞記事ダイジェスト No.465  2013/1/10~2013/1/16

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【日本経済新聞】
1 アイ・シンクレント、カードで賃貸住宅の家賃支払い
2 九電、家庭にスマートメーター導入加速 25年までに全契約先
3 エンゼルハウス、住宅の主要構造材に愛媛県産材 千葉で建設
4 12月のオフィスビル空室率が低下 東京は1年3カ月ぶり水準
5 都市機構、再生計画も民間と連携 西宮の団地建て替え

【朝日新聞】
6 テナント・オーナーのマッチングで新サイト
7 銀座の旅館をサービスオフィスに UDSがリノベーション
8 2012年度の競売不動産取扱主任者試験 合格率は前年並み42%
9 白金に駅近コンパクトマンション 近鉄不
10 首都圏と近畿圏、築浅増で上昇 東京カンテイ、12月分譲マンション賃料
11 東急リバブル、ソニー銀と提携 保証付き中古戸建ても対象
12 中古マンションの設備保証 大京リアルドが開始、3月末まで
13 不動産コンサルティング技能、「公認不動産マスター」に名称決定
14 宅建業法60周年「不動産取引活性化」へ、2月に都内でフォーラム
15 断熱リフォームの効果をシミュレーション LIXIL
16 政府、緊急経済対策を閣議決定 実質GDP2%押し上げへ
17 マンション戸単位の既存住宅瑕疵保険 ハウスジーメンが認可取得へ
18 12月の都心オフィス空室率、8.67%でやや改善
19 12年度不動産コンサル試験 合格率は62.8%
20 住友不、間取り選べるマンション、埼玉で第1弾
21 仮測量や越境確認 売却時に土地チェック 東急リバブル
22 不動産価格指数、マンションで100超える 12年8月調査分

【読売新聞】
23 地震保険、負担軽く
24 登録免許税の軽減措置、2年間延長の方針
25 宇都宮が吉祥寺を超えた!…賃貸閲覧で関東1位
26 温暖化抑える街づくり基金、創設へ…石原環境相
27 次世代省エネ住宅完成 3電源、9割自給自足…鳥取
28 コケで屋上緑化 高校生が効果検証
29 住宅給付金、「年収600万以下」軸に…自公
30 公示地価の調査地削減 来年、過疎地対象
31 市民ファンドで太陽光事業

【日経産業新聞】
32 東急不、営業マンに「貸し執務室」 会員制、3月に実験施設
33 LIXIL、玄関・門扉に共通電気錠 携帯かざし手軽に解錠
34 ミサワ、低価格の自由設計住宅 期間限定で提供
35 LIXILの直販サイト、分割金利・手数料ゼロ 3月末まで15商品対象
36 エス・バイ・エル、都市部向け3階建て 建て替え需要狙う
37 東急不系REIT上場 コンフォリア、来月6日に
38 アキュラホーム、低炭素住宅1270万円から 500棟限定、3月末まで
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1 アイ・シンクレント、カードで賃貸住宅の家賃支払い 2013/1/15 日本経済新聞
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家賃決済サービスを提供するアイ・シンクレント(東京・渋谷)は15日、手持ちの1枚のクレジットカードで賃貸住宅の家賃を支払えるサービスを開始した。連帯保証人が不要になり、入居申込時の面倒な手続きや書類を簡素化できる。まずは都内の4物件を対象にサービスを始め、5年後に3万件の契約を目指す。
クレジットカードでの家賃支払いは、一部の不動産仲介会社が指定カードを新規発行する形式などがあるが、審査が厳しかったり、新たなカードを持つ必要があった。

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2 九電、家庭にスマートメーター導入加速 25年までに全契約先 2013/1/11 日本経済新聞
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九州電力は、遠隔で電力量を検針できるスマートメーター(次世代電力計)の導入を加速する。すでに企業向けなど大口顧客では導入済みだが、2013年度から家庭向けに本格的に設置を始める。約1千億円を投じて、25年までに離島や山間部を含め、約810万件の全契約先に設置する。検針などの業務効率化と同時に、使用電力量の「見える化」で節電につなげる狙いだ。
家庭向け電気料金の引き上げ申請内容を点検する経済産業省の電気料金審査専門委員会で10日、九電が表明した。

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3 エンゼルハウス、住宅の主要構造材に愛媛県産材 千葉で建設 2013/1/11 日本経済新聞
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住宅会社のエンゼルハウス(千葉市)は、主要構造材に愛媛県産材を使用した住宅を千葉市内で建設する。愛媛県によると首都圏の住宅の土台や柱に県産材が使われたことはあるが、主要構造材である梁(はり)や桁への採用が決まったのは今回が初めてだという。
宇和国産材加工協同組合(西予市)が11日、ヒノキの集成材など約40立方メートルの材木を出荷する。エンゼルハウスは今月下旬に現地での組み立てを始め、3月以降に施主に引き渡す予定だという。

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4 12月のオフィスビル空室率が低下 東京は1年3カ月ぶり水準 2013/1/10 日本経済新聞
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オフィスビルの空室率が東京や地方都市で低下している。仲介大手の三鬼商事(東京・中央)が10日発表した調査では、東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィスビルの昨年12月末の空室率は前月比0.09ポイント低い8.67%で、1年3カ月ぶりの低水準となった。大阪を除く名古屋や札幌、仙台など5都市でも空室率が低下した。
東京では昨年5月に完成したJPタワー(東京・千代田)で約1万3千平方メートルの成約があり、空室率を押し下げた。「同じビルの中で借りる床を増やしたいというニーズが高まっている」(三井不動産)という。テナント企業の移転需要は旺盛で、特にスマートフォン(スマホ)向けアプリを開発するIT(情報技術)企業などの業種が目立つ。

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5 都市機構、再生計画も民間と連携 西宮の団地建て替え 2013/1/10 日本経済新聞
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都市再生機構(UR)は兵庫県西宮市の浜甲子園団地の建て替えについて、計画段階から民間事業者と連携する新しい方式を導入する。中高層の住宅になることで生まれる土地の利用策などの提案を求める。ひばりが丘団地(東京都西東京市、東久留米市)で同様の方式を導入したが、西日本では初めて。
浜甲子園団地は1960年代前半に建てられ、約4600戸と規模が大きい。約31万平方メートルのうち、建て替え後に10万800平方メートルが民間売却が可能となる。

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6 テナント・オーナーのマッチングで新サイト 2013/1/15 朝日新聞
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フィナンシャルギャランティ(東京都港区)は1月15日、オフィスや店舗物件とそれを借りようとするテナント企業をマッチングするWEBサイト、優スペを開設した。同サイトは、不動産オーナーや仲介、デベロッパーが自社で扱う物件情報の登録・掲載を行うと同時に、テナント企業はオフィスや店舗の移転・出店条件を登録できるもの。15日現在、395物件(不動産関連企業数は約20社)、テナント企業は約200社が登録している。今後、首都圏を中心に展開し、13年末までに不動産関連企業数300社、テナント企業登録数400社を目指す。
また、同サイトは同社が提供している保証サービスが利用できる点も特徴だ。同サービスは、テナント企業が預け入れる敷金・保証金のうち、一部をテナントが現金で預け入れ、残りを同社が保証する。テナント企業は、移転・出店時にかかるコストが削減できる。

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7 銀座の旅館をサービスオフィスに UDSがリノベーション 2013/1/15 朝日新聞
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UDS(東京都渋谷区)はこのほど、東京都中央区銀座で、旅館として使われていた建物1棟をサービスオフィスにリノベーションした。同社が企画プロデュースし、運営も行う。名称は「LEAGUE」で、2月18日にオープンする。今後は全国での事業展開も計画しているという。
建物は、地下1階・地上9階建て。

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8 2012年度の競売不動産取扱主任者試験 合格率は前年並み42% 2013/1/15 朝日新聞
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不動産競売流通協会(東京都港区、青山一広代表理事)はこのほど、2012年12月2日に実施した2012年度『競売不動産取扱主任者』資格試験の受験者・合格者概要を発表した。
受験申込者数は1740人。このうち受験者数は前年比55%増の1655人で、合格者数は701人だった。合格率は前年並みの42.3%。受験者は昨年同様、不動産業従事者が目立ったという。
なお、2013年度試験は12月8日、全国10カ所で開催予定。今回から、『宅地建物取引主任者試験合格者』のみとしていた受験資格を撤廃するという。詳細は3月上旬、協会ホームページに掲載予定。
(http://fkr.or.jp/exam_result/announcement-2012.html)

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9 白金に駅近コンパクトマンション 近鉄不 2013/1/15 朝日新聞
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近鉄不動産(大阪市天王寺区)は2月に、東京都港区白金1丁目で総戸数30戸のコンパクトマンション、ローレルアイ白金の販売を開始する。東京メトロ南北線・都営三田線白金高輪駅徒歩2分の好立地が特徴。そのほか、天井高約2700ミリメートルの住空間や、同社オリジナル企画で最大1100ミリメートルの間口のレストルームなどを採用している。
1月12日に事前案内会を開始。1月中にモデルルームをグランドオープンする。専有面積は33~60平方メートル。間取りは1LDK~2LDK。販売価格は未定。竣工は13年11月下旬予定。
ローレルアイシリーズは都心、駅近の立地などにこだわったコンパクトマンションブランド。10年から三大都市圏で展開しており、白金は同シリーズ13棟目。首都圏では8棟目となる。

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10 首都圏と近畿圏、築浅増で上昇 東京カンテイ、12月分譲マンション賃料 2013/1/15 朝日新聞
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東京カンテイ(東京都品川区)がまとめた2012年12月の分譲マンション賃料(分譲マンションの月額募集賃料を集計・算出し、1平方メートル換算したもの)によると、都心部において築年のごく浅い物件からの事例が増えたことで、首都圏(2540円、前月比3.0%上昇)と近畿圏(1746円、同3.4%上昇)の賃料水準が大幅に上昇した。同社は「物件の個別性の影響が強く、基調自体が上向いたわけではない」としている。また、中部圏(1514円、同1.1%上昇)は2カ月連続で上昇。2010年後半以降の底ばい基調から、脱する兆しがみられた。

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11 東急リバブル、ソニー銀と提携 保証付き中古戸建ても対象 2013/1/11 朝日新聞
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東急リバブル(東京都渋谷区)はこのほど、ソニー銀行(東京都千代田区)と住宅ローンについて業務提携した。本日より全国の売買仲介店舗にて、2種類の提携ローンの取り扱いを開始した。2013年末までに仮審査を申し込んだ顧客を対象とする。ソニー銀行はこれまで、住宅ローンにおける中古物件の取り扱いをマンションのみとしていたが、東急リバブルが2012年10月から実施している『リバブルあんしん仲介保証』の適合物件に限り戸建て住宅についても利用可能とした。
同銀行のローンの特徴は、手続きがインターネットや郵送で完了する点、借入期間中は何度でも金利タイプを変更できる点など。新築・中古の購入資金、中古物件の購入と併せてリフォームを行う場合の資金、それらの取り扱い手数料(変動セレクトタイプのみ)を資金使途とする。融資金額は500万円以上1億円以下。

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12 中古マンションの設備保証 大京リアルドが開始、3月末まで 2013/1/11 朝日新聞
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大京リアルド(東京都渋谷区)はこのほど、首都圏エリアで専任媒介(専属専任を含む)契約を締結した中古マンションを対象に、設備の瑕疵保証を無料で提供するサービスを開始した。期間は3月末まで。
築25年以内の物件を対象に、検査料と保証料の合計3万3000円を同社が負担する。検査は日本リビング保証(東京都渋谷区)に委託。適合すると、給湯器や水回り設備、専有部の給排水管など計9つの対象機器で引き渡し日から1年以内に不具合が生じた場合、10万円を限度に修理費が補償される。

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13 不動産コンサルティング技能、「公認不動産マスター」に名称決定 2013/1/11 朝日新聞
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不動産流通近代化センターが試験実施機関となる不動産実務の資格制度「不動産コンサルティング技能登録者」の新名称が「公認不動産コンサルティングマスター」にこのほど決まった。これにあわせ、今年11月に実施される平成25年試験から、従来の宅地建物取引主任者と不動産鑑定士としてしてきた受験資格を一級建築士にも拡大し、人材の多様化を図る。また登録に有効期間を設け、運営を厳格化する。
同資格制度は、平成5年に第1回試験が実施され、今年20年を迎える。累計3万2999人の合格者がおり、このうち登録、更新を行いコンサル技能登録証を保有しているのは現在、1万4286人を数える。

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14 宅建業法60周年「不動産取引活性化」へ、2月に都内でフォーラム 2013/1/11 朝日新聞
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宅地建物取引業法施行60周年を記念して、「不動産取引活性化のための未来への提言」と題した「宅建業法60周年記念フォーラム」が2月4日、都市センターホテル(東京都千代田区平河町2-4-1)で開催される。午後1時から5時まで。参加費無料。定員は先着500人。
同フォーラムの実行委員会を構成する不動産適正取引推進機構、不動産流通近代化センター、首都圏不動産公正取引協議会、全国宅地建物取引業協会連合会、全日本不動産協会、不動産協会、不動産流通経営協会、日本住宅建設産業協会の不動産業主要8団体が主催。国土交通省、日本不動産学会、都市住宅学会の後援のもと、住宅・不動産関連の機構・団体による協力、アットホーム、リクルート住まいカンパニー、ネクストなど不動産関連会社など20社の協賛を得て実施される。
第1部では、大蔵省(現財務省)で国際金融局長、財務官などを歴任した榊原英資氏(現・青山学院大学教授)が「円と日本経済の行方-都市と不動産の未来像」をテーマに、続いて建設省(現国土交通省)で不動産業、土地対策、建設業などに関する政策や法制度の立案を手掛けた松原文雄氏(現弁護士・あすなろ法律事務所)が「動き始めた民法改正でどうなる不動産取引市場」をテーマにそれぞれ基調講演を行う。
第2部では、不動産業に精通する識者、実務家などを迎えて、「不動産取引活性化のための未来への提言」をテーマにパネルディスカッションを行う。
参加申し込みはウェブサイトへ。受付窓口は、住宅新報社メディア本部記念フォーラム係、電話03(6403)7815。
(http://www.jutaku-s.com/60)

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15 断熱リフォームの効果をシミュレーション LIXIL 2013/1/11 朝日新聞
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LIXILはこのほど、住宅の断熱リフォームの効果を診断するシミュレーションソフト「ココエコ診断」を開発した。現在居住している住宅と、リフォーム後の断熱性能を工事前に数値やサーモグラフィー画像などで比較できる。実施期間は、家の中と外の温度差が大きくなる11月から3月。訪問から診断終了までの所要時間は1時間程度となる。

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16 政府、緊急経済対策を閣議決定 実質GDP2%押し上げへ 2013/1/11 朝日新聞
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政府は11日午前に開いた閣議で、国の財政支出として約10兆3000億円(事業規模換算だと約20兆2000億円)の緊急経済対策を決定した。この実施により、2%の実質GDP押し上げと60万人分の雇用創出を目指す。
安倍総理は閣議後の会見で、「安倍政権は、政策の1丁目1番地を経済の再生と位置付けている。額に汗して働けば必ず報われる真っ当な社会を取り戻すためにも、長引くデフレと円高からの脱却が大切。日本経済は成長していくという、将来への確かな期待を持てる成長戦略が重要だ」とした。
緊急経済対策の重点3分野は、「復興・防災対策」「成長による富の創出」「暮らしの安全と地域活性化」。国土交通省関連では、公共事業によるインフラ整備のほか、住宅・建築物の省エネ改修などの促進、耐震・環境性能を有する良質な不動産形成のための官民ファンドの創設、地方都市リノベーション・コンパクトシティの推進などが盛り込まれている。

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17 マンション戸単位の既存住宅瑕疵保険 ハウスジーメンが認可取得へ 2013/1/11 朝日新聞
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国土交通大臣指定の保険法人・ハウスジーメン(東京都港区)がこのほど、既存住宅売買瑕疵保険のマンション住戸単位に対応した商品の認可を国土交通省から取得した。1月17日から販売を開始する予定。2012年6月に同商品の認可を受けた住宅保証機構、日本住宅保証検査機構(JIO)に続き3社目となる。
一戸建て向けの同保険と同様、保証期間は5年、保証限度額は1000万円。構造と雨漏り防止部分、専有部にかかる給排水管を保証対象とする。物件は新耐震基準を満たし、かつ完了検査を受けていることが条件だ。同検査後に発行される検査済証を以て共用部の検査を合理化し、費用削減につなげた。
約70平方メートルのファミリータイプを想定すると、費用は宅建業者が売主の場合に約8万円、個人間売買では約9万円が目安になるという。

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18 12月の都心オフィス空室率、8.67%でやや改善 2013/1/10 朝日新聞
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賃貸オフィス仲介の三鬼商事の調査によると、東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の2012年12月末時点の平均オフィス空室率は8.67%で、前月と比べて0.09ポイント改善した。平均賃料(1坪当たり)は1万6572円(前年前月比360円下落)だった。

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19 12年度不動産コンサル試験 合格率は62.8% 2013/1/10 朝日新聞
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不動産流通近代化センターは1月10日、12年度不動産コンサルティング技能試験の合格者を発表した。それによると、受験者数1186人中、合格者は745人。合格率は62.8%だった。合格者には合格証明書が送付されるほか、同センターのホームページに合格者の受験番号を発表している。
合格基準は、択一式試験と記述式試験の合計200点満点中、120点以上。同試験は全国12地区で、12年11月11日に実施された。

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20 住友不、間取り選べるマンション、埼玉で第1弾 2013/1/10 朝日新聞
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住友不動産は1月12日、埼玉・浦和で建設中の免震マンション「シティハウス浦和高砂」(総戸数95戸)の販売を始める。間取りやインテリアカラーを好みに合わせて選べる同社独自の商品企画「カスタムオーダーマンション」で、埼玉県内では初の対応物件となる。
また、玄関や窓りに設置することが多い配管やメーター類をひとつのシャフトに格納するシステム「S-マルチコア」を採用した。すっきりとした外廊下をつくりだす。
同物件は、JR浦和駅から徒歩5分、県庁やさいたま市役所、商業施設などが集積するエリアに位置する。
住戸タイプは3LDK(72.88~90.28平方メートル)。2014年2月に竣工する予定。

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21 仮測量や越境確認 売却時に土地チェック 東急リバブル 2013/1/10 朝日新聞
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東急リバブル(東京都渋谷区)はこのほど、専任媒介(専属専任を含む)契約を締結したうえで土地または一戸建て住宅を売却する顧客を対象に、仮測量などを無料で行う『リバブルあんしん土地チェック』を開始した。
地盤調査会社・ジャパンホームシールド(東京都墨田区)に業務委託し、『境界標の有無確認』『仮測量』『越境確認』『道路境界線後退(セットバック)の面積調査』『敷地内高低差測量』を実施する。
対象エリアは首都圏。期間は3月末までとし、その後の対応は反響を見て検討するという。

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22 不動産価格指数、マンションで100超える 12年8月調査分 2013/1/10 朝日新聞
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国土交通省が公表している「不動産価格指数」によると、2008年度平均を100とした場合、最新調査である2012年8月の価格指数は、マンションが105.8、更地・建物付土地は89.4だった。
マンションは全国9ブロックすべてで100を上回ったが、更地・建物付土地については最高でも東北地方の94.0で、80台も5ブロックあった。

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23 地震保険、負担軽く 2013/1/16 読売新聞
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非木造、保険料低く 免震割引、税控除も

あす17日で阪神大震災から18年、東日本大震災からも間もなく2年となる。この機会に、地震や津波への備えとして、地震保険を理解しておきたい。自宅購入を検討中の保さんが、友人でファイナンシャルプランナーの険太さんに教えを請うた。(田渕英治)

保 地震保険をどうしようか考えているんだけど。

険太 その前にまず火災保険を考えないと。地震保険は単独では加入できず、火災保険とセットで契約するんだ。

保 火災保険に入れば、火事になっても大丈夫だね。

険太 いや、地震や噴火の影響で自宅が焼失した場合、通常の火災保険では補償されない。津波で建物が流されたりした場合も同様だ。そうした被害に備えるのが地震保険なんだよ。

保 じゃあ、保険金額を目いっぱい設定しないと。

険太 そうはいかないんだ。地震保険は国と損保会社が共同で運営する保険で、保険金額についても、火災保険の保険金額の30~50%と範囲が定められている。しかも、建物で5000万円、家財で1000万円との上限付きだ。

保 火災保険と同額の保険金は設定できないってことか。

険太 その通り。でも、被災者の生活再建には役立つ。だから、大きな地震があるたび、加入者は増え続けている。東日本大震災の後の2012年3月末には、火災保険の新規契約のうち、地震保険とセットの割合が、初めて5割を超えたんだよ(表1)。

保 わかった。保険料を少しでも安くしたいんだけど。

険太 建物の所在地と構造によって保険料は変わるんだ(表2)。地震のリスクに応じて都道府県をランク分けしており、東京、神奈川、静岡の3都県は最も保険料が高い。また、木造より強度のある鉄骨・コンクリート造など非木造の方が保険料は低い。同じ保険金額1000万円でも、東京の木造住宅の保険料は年3万1300円、埼玉の非木造住宅なら1万500円と、大きく違う。

保 ほかには?

険太 建物の免震・耐震性能により保険料が10~30%下がる割引制度や、地震保険料控除という税制優遇措置もある。家は人生で最大の買い物。それを守るためにどう備えるか、よく考えてほしいな。

自動車保険で「足」確保

保 自動車保険についても教えて。

険太 通常の自動車保険は、地震や津波、それに噴火の被害は補償の対象外だね。

保 やっぱりなあ。

険太 でも、東日本大震災の津波で車を失った人がたくさん出たことから、損保各社が昨年以降、車両保険にセットする特約で、こうした被害への対応を始めたよ。

保 その中身は?

険太 各社でほぼ一様だ。原則として、特約分の保険料は年5000円で、保険金は50万円。ただ、保険金が支払われるのは、車が全損状態と判断された時だけ。地震や噴火による火災で車が全焼したとか、津波で車が流されて発見できないなどという状態だ。地震による落下物で車体がちょっと傷ついた程度では、保険金は一切もらえない。

保 50万円じゃあ、新車を買い直すのは難しいね。

険太 確かに。それでも中古車を買ったり、新車の頭金にしたりはできる額だ。車が日常の足代わりという人なら、とにかくその「足」を確保する資金になる。車の必要度や、住む地域の地震被害の危険性などを勘案して、加入を検討してみて。

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24 登録免許税の軽減措置、2年間延長の方針 2013/1/15 読売新聞
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政府・与党は、2014年4月からの消費税率引き上げで負担が増す住宅購入者の支援策として、土地の所有権移転の登記にかかる「登録免許税」や、不動産売買契約書を交わす時に必要な「印紙税」の軽減措置を延長する方針を固めた。
減税の延長期間は、今年3月末で期限が切れる登録免許税が2年間、印紙税は1年間とする。
住宅を購入する際、土地の所有権を移転する際に登録免許税(固定資産税の評価額の2%)がかかるが、現在は1・5%に軽減されている。今年度で打ち切った場合の不動産市場への影響を考慮して延長することになった。
印紙税は、契約金額が1000万円超の場合に軽減措置が適用される。例えば、契約額が「1000万円超~5000万円」では本来2万円だが、現在は1万5000円に引き下げている。印紙税は、ビルや住宅の建築工事を請け負う会社などにもかかり、経営の重荷になっている。中小の建設会社を支援するためにも軽減措置を続ける必要があると判断した。

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25 宇都宮が吉祥寺を超えた!…賃貸閲覧で関東1位 2013/1/15 読売新聞
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価格比較サイトを運営するカカクコム(東京・渋谷区)の住宅情報サイトで、JR宇都宮駅が、2012年の最寄り駅別賃貸物件閲覧数で、東京・吉祥寺など都内の人気エリアを抑え、関東地方のトップになった。
同社のサイトに掲載された賃貸物件へのアクセス件数を、最寄り駅別に集計して順位をつけた。12年に宇都宮駅に続いて2~5位に入ったのは、吉祥寺、池袋、三鷹、荻窪と、いずれも都内の各駅。東京以外では大宮駅(さいたま市)が6位、川崎駅(川崎市)が7位でトップ10入りした。
宇都宮駅は、同社が集計を始めた10年は5位だったが、11年は2位、12年は初の首位と、順位を上げている。新幹線が停車するなど条件が似た大宮は、宇都宮よりも都心に近いものの、10年の2位から年々ダウンしている。
宇都宮の“人気”の明確な理由は分からないが、池袋・新宿や横浜方面へ直通する湘南新宿ラインの運行増で、JR宇都宮線の利便性が上がったことなどが寄与したらしい。カカクコムでは、男女の出会いの場を大規模イベントにした「街コン」や、ギョーザ購入額の日本一奪還の取り組みが注目されたことに触れ、「街の知名度が高まった」とも指摘している。

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26 温暖化抑える街づくり基金、創設へ…石原環境相 2013/1/15 読売新聞
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石原環境相は11日の閣議後の記者会見で、地球温暖化を抑える街づくりのための基金を新年度に創設すると発表した。
ビルを省エネ型に改修したり、再生可能エネルギーを普及させたりする事業に出資する。事業への民間投資も促し、最終的に官民合わせて1000億円規模の資金が投資されることを目指す。
環境省は、基金を運営していく法人をまず設立し、2013年度予算案では、この法人に10億円を補助金として拠出することを求めている。基金は14年度以降も増やし、数百億円規模にしたい意向だ。この基金から、省エネ事業などに取り組む特別目的会社(SPC)などに出資し、民間からの投資も呼びかける。
基金を創設するのは、温室効果ガス排出の少ない街づくりには巨額の費用がかかると試算されているからだ。中央環境審議会は昨年6月、「2030年に再生可能エネルギーの比率を約3割に引き上げて、省エネを徹底するには、135兆~163兆円の追加投資が必要」とする報告書をまとめている。

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27 次世代省エネ住宅完成 3電源、9割自給自足…鳥取 2013/1/13 読売新聞
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鳥取市などが昨年10月から進める「スマートグリッドタウン実証事業」の一環で、次世代の省エネルギー住宅「スマートハウス」が同市若葉台北に完成し、12日に見学会が開かれた。同事業は、太陽光発電した再生可能エネルギーを共同で蓄電し、近所の住宅などで融通し合う取り組みで、市は新たなエネルギー利用のモデルづくりを通じ、地域の雇用創造につなげたいとしている。
同住宅は、鳥取ガスが住宅メーカーの大和ハウス工業の協力を得て建設。太陽光発電パネルとガスを使った燃料電池や蓄電池を備えている。太陽光発電と二つの電池からの計3種類の電源を効率的に使い分け、家庭内で使うエネルギーの9割を自給自足でき、光熱費は同規模の住宅と比べ年間約9万円安くなるという。
同住宅は発売中で、今年4月から実証事業の本格的な運用が始められる。太陽光発電した電力が余った場合、実証事業を行う近くの植物工場とデイサービス施設を結ぶ共同の蓄電池に蓄えられ、街灯や電気自動車の充電などに使われる。
同市経済・雇用戦略課は「住宅から共同電池に蓄電した際のメリットを住民が受けられるような仕組みを考え、新しいビジネスモデルとして展開させたい」としている。見学会は13日も午前10時から午後4時まで開かれる。問い合わせは、大和ハウス工業山陰支店鳥取営業所(0857・24・1631)へ。

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28 コケで屋上緑化 高校生が効果検証 2013/1/11 読売新聞
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コケの一種、スナゴケを使った屋上緑化の効果を調べる研究に、環境技術などを学ぶ大阪府立堺工科高校(堺市堺区)の生徒たちが取り組んでいる。
校舎の屋上で育て、今夏から効果を検証する。数年前から研究機関や企業でスナゴケを活用した屋上緑化の動きが目立っており、「研究結果が普及に役立てば」と意気込む。
3階建ての同校実習棟の屋上。プラスチック製の苗箱160箱が並び、川砂や腐葉土などを混ぜた厚さ1センチほどの土の中で新潟産のスナゴケが育つ。昨年12月中旬、同校環境化学システム系の3年約15人が寒風吹きすさぶ中、植え付けた。
「コケがきちんと成長して緑化がうまくいってほしい」と辻井翔太郎さん(18)。春以降の研究は2年生に引き継ぐ。
屋上緑化は、建物が重さに耐えられず、大量の土を置けないという課題がある。コケは古木や岩石などの表面に生え、土をあまり必要としないが、湿気を好み、太陽の日差しを浴びる屋上では育ちにくい。ただ、スナゴケは日当たりの良い場所でも枯れない特性があり、栽培することにした。
7月頃、屋上緑化の断熱効果を調査する予定で、コケを並べた直下の室内温度と、コケを置いていないエリアの下にある室内の温度を測定し、温度差を確認する。指導する小寺雅仁教諭は「効果を実証できれば、栽培量を増やし、堺工産のスナゴケとして地域に配り、屋上緑化を広げたい」と話す。
取り組みを支援する同校出身で、農芸・環境新技術研究コンサルタントの中村務さん(77)は「長期的に研究できれば、夏に太陽光を遮る断熱効果や、冬の保温効果を調べられる。効果がはっきりすれば、屋上緑化の普及に役立つ」と意義を語る。
屋上緑化 都市部のヒートアイランド現象の緩和や、潤いのある空間づくりに役立つとして広がった。国土交通省によると、2000年から12年間で少なくとも約330ヘクタールが整備された。府や東京都など大型新築ビルでの設置を義務づける自治体もある。堺市は09年から屋上緑化する市民や自治会などへ1平方メートルあたり2万円を補助している。

スナゴケ手入れ簡単、関心高まる
近年、スナゴケを用いた屋上緑化への関心が高まっている。府立環境農林水産総合研究所の高井雄一郎研究員によると、環境ビジネスの各企業がスナゴケを育成するマットやシートを売り出している。「芝生に比べて水やりなどの手入れが少なくて済むのがメリット。乾燥に強く、使い勝手がよい」と話す。
兵庫県三木市の兵庫スナゴケ技術研究所の山田幸四郎さんは、約10年前からスナゴケを販売し、年々販売量が増加。1年前から普及に向けて車の屋根にスナゴケを載せた「スナゴケ緑化カー」=写真、同研究所提供=を走らせる。「車内の温度を測定したことはないが、夏のエアコンを以前よりも弱められるようになった」と話す。
府立大の村瀬治比古教授(生物環境工学)は「省エネ緑化が今後の大事なキーワード。スナゴケは建物や工場の屋根や壁面で手軽に育てることができ、適している」と指摘している。(中筋夏樹)

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29 住宅給付金、「年収600万以下」軸に…自公 2013/1/11 読売新聞
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自民、公明両党は、2014年4月に消費税率を8%に引き上げる際の住宅購入者への負担軽減策の骨格を固めた。住宅ローン減税の拡充と中低所得者への現金給付を合わせ、対象は新たに住宅を購入する世帯が多い「年収600万円以下」を軸とする。
給付金は所得が少ない人ほど多く支給する。住宅ローン減税の恩恵が十分受けられない中低所得者世帯を救済することで、景気を下支えする。
24日までにまとめる13年度の与党税制改正大綱に盛り込み、現金給付は14年4月からの実施を目指す。
現在の住宅ローン減税は、ローン残高に応じて、所得税と住民税の納税額を10年間少なく(控除)できる制度で、13年末までに入居した人が対象となる。

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30 公示地価の調査地削減 来年、過疎地対象 2013/1/10 読売新聞
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国土交通省は、土地の取引価格の目安となる公示地価の調査方法を今年から順次、変更する。
少子高齢化などで土地の利用の仕方が変わってきている実態に対応させる。厳しい財政状況を受け、調査地点を減らして費用を削減する狙いもある。
国交省はこれまでも毎年、調査地点を2%程度入れ替えてきたが、今年1月1日時点の調査では約5%に増やした。近年は戸建て住宅の区画が小さくなったり、マンションなどの共同住宅が増えたりする傾向があるためだ。
また、2014年の調査地点を、現在の2万6000か所から2万3800か所にする。過疎化で取引が減った地点などが削減対象になる。
調査方法の大幅な変更は、06年以来、7年ぶりになる。

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31 市民ファンドで太陽光事業 2013/1/10 読売新聞
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環境NPO法人「アースライフネットワーク」(静岡市葵区)と地元企業との共同出資で設立した発電事業会社「しずおか未来エネルギー」(同)は今年4月から、市民出資によるファンドで公共施設を活用した太陽光発電事業をスタートさせる。
静岡市と同NPOとの3者で協定を結び、第1弾として日本平動物園(同市駿河区)など3か所に太陽光パネルを設置。エネルギーの地産地消や災害時の非常用電源としての利用を目指す。
同事業は、地域の特性を生かした再生可能エネルギー普及を後押しする環境省の事業の一環。市民参加型事業として、中小規模(50キロ・ワット未満)の発電設備を公共施設の屋根などに分散させる。2011年10月、アースライフネットワークが実施事業者に選ばれ、12年12月に事業会社を設立した。
12年度中に日本平動物園の屋根(47キロ・ワット)などに太陽光パネルを設置する。発電量は計144キロ・ワットを見込み、電力会社に全量売電して利益を出資した市民に還元する。13年度にも、4月開校の清水桜が丘高校の体育館(30キロ・ワット)など2か所にパネルを設置する方針。今後、小水力やバイオマス発電の導入も検討し、他自治体や民間施設への事業展開も行っていく。
総事業費8000万円のうち4000万円を地元金融機関が融資し、2000万円を市民ファンドで賄う。1口5万円(目標年間利回り1~2%)で出資者を募集する予定だ。
昨年12月18日に行われた協定締結式で、しずおか未来エネルギーの服部乃利子社長は「市民の手の届く範囲で参画できる事業を目指したい」と抱負を語った。静岡市の田辺信宏市長は「日照時間が長いという静岡市の優位性を生かしたい。事業が永続的なビジネスモデルとして静岡県内全域に広がってほしい」と述べた。

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32 東急不、営業マンに「貸し執務室」 会員制、3月に実験施設 2013/1/16 日経産業新聞
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東急不動産は15日、企業やその中で働く営業マンらを対象にした会員制サテライトオフィス事業を始めると発表した。営業マンらが外回りの合間に立ち寄って仕事ができる空間を提供する。3月に実験施設を開業する。
サテライトオフィスの名称は「ビジネスエアポート」。自社ビル「スプライン青山東急ビル」(東京・港)の6階に1号実験施設「ビジネスエアポート青山」を開業。企業ごとに使える執務室(サービスオフィス)のほか、企業の個々の営業マンらが外回りの合間に立ち寄って執務ができる個人席などを用意する。

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33 LIXIL、玄関・門扉に共通電気錠 携帯かざし手軽に解錠 2013/1/16 日経産業新聞
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LIXILグループは電気錠で共通管理できる玄関ドアと門扉の新商品を売り出すと発表した。登録したICカード付き携帯電話をかざすと、どちらも解錠でき、庭などを含めて住宅の安全性を高められる。通風や採光などを強化した住宅が増えており、安全面を担保するニーズも高まると判断した。
中級価格帯の従来ブランドを集約して2月に玄関ドア「ジエスタ」、3月に門扉「ジオーナ」を売り出す。電気錠を共通にすることで、二重に出入りを管理しながらも解錠を容易にした。オプションのリモコンを購入すると、室内からも門扉を解錠し来客を迎え入れられる。

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34 ミサワ、低価格の自由設計住宅 期間限定で提供 2013/1/15 日経産業新聞
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ミサワホームは自由設計の戸建て住宅で期間限定の低価格プランを売り出す。推奨プランから基本設計を選んでもらいコストダウンを図るが、建物の幅などを調整できるようにして土地の多様な形状に対応しやすい自由設計の良さも残す。9月末に期限を定め、消費増税前の駆け込み需要を取り込む狙い。
新商品「ジニアス ビー」を11日に発売した。推奨プランは1階の居室がすべてつながった広い空間を売り物にする「広い家」や、1階と2階の間に収納空間がある「KURAの家」など3タイプを用意した。5月連休の商戦に向け推奨プランは10タイプ前後まで追加していく。

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35 LIXILの直販サイト、分割金利・手数料ゼロ 3月末まで15商品対象 2013/1/15 日経産業新聞
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LIXILグループは住宅設備・建材の直販サイト「LIXILオンラインショップ」で主要15商品を対象に3月末まで分割金利・手数料をゼロにする。高額商品を購入しやすくすることで春のリフォーム需要を取り込み、購入者数を現在より10%多い年1万人に伸ばす。
対象はシステムキッチン「サンウエーブサンヴァリエ〈アミィ〉」やユニットバス「INAXラ・バス」など、取り付け費込みで20万~90万円の15商品。20~24回の分割払いにする場合の金利・手数料を無くす。

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36 エス・バイ・エル、都市部向け3階建て 建て替え需要狙う 2013/1/11 日経産業新聞
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エス・バイ・エルは、都市部における3階建て住宅市場に本格参入する。都市型3階建て住宅「ヴィレンツ」シリーズを12日から販売する予定。壁体内に換気システムを搭載することで内部結露による腐朽を抑制、耐久性に優れる構法を採用した。首都圏を中心に高まる住宅の建て替え需要を取り込む狙いだ。
新商品は北海道、沖縄などの一部の地域を除く全国で発売する。価格は坪(3.3平方メートル)あたり55万円台から。今回の新商品をテコに東京や大阪、名古屋などの都市部のシェア拡大を目指す。
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37 東急不系REIT上場 コンフォリア、来月6日に 2013/1/10 日経産業新聞
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東急不動産の子会社が資産運用を受託している不動産投資信託(REIT)のコンフォリア・レジデンシャル投資法人がこのほど、東京証券取引所の上場承認を受けた。上場日は2月6日。東急不動産系のREITの上場は、昨年のアクティビア・プロパティーズ投資法人に続き2法人目。
コンフォリア・レジデンシャル投資法人は2010年に設立され、私募形式で運用を開始。東急不動産グループの都市型高級賃貸マンション「コンフォリア」シリーズの物件などを組み入れている。昨年12月の運用資産残高は600億円強。

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38 アキュラホーム、低炭素住宅1270万円から 500棟限定、3月末まで 2013/1/10 日経産業新聞
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木造注文住宅のアキュラホーム(東京・新宿、宮沢俊哉社長)は国の認定制度に対応した低炭素住宅を500棟限定で1270万円から売り出すと発表した。販売価格を抑える代わりに販売期間を3月末までに区切り、短期間で受注量を確保、資材を大量調達してコストを引き下げる。
販売するのは2階建て木造住宅「木和美(きわみ)S」。延べ床面積99.36平方メートルの価格が1270万円で、坪(1坪は3.3平方メートル)単価を42万円に抑えた。アキュラホームが運営する工務店ネットワークの加盟43社も同時に販売するという。

2013-01-17 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed 

 

住宅関連新聞記事ダイジェスト No.464  2013/1/3~2013/1/9

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【日本経済新聞】
1 家ごとの太陽光発電量、ネットで目安表示 東京都
2 海老名駅西口再開発、総事業費54億円 15年秋まちびらき
3 新潟の全市町村、東電と安全協定締結へ 9日めど聞

【朝日新聞】
4 投資家保護目的に不特法施行規則を一部改正へ
5 マンション管理組合の位置付けで要望 管理協が太田国交相に
6 マンション大規模修繕市場に大異変?
7 国交省関係の12年度補正予算、過去最大規模に 官民ファンド創設も
8 不動産投資の統合インデックス、英語版を新設 不動産証券化協
9 不動産実勢価格、都区部で下落率縮小 野村不アーバン聞
10 フラット35 1月最低金利は1.99%

【読売新聞】
11 「川俣正」展 木材が取り付く風景
12 太陽光パネルの落雪事故増加
13 マイホーム賢く購入 消費増税いよいよ来年
14 お宅の屋根の発電能力は…都が来年度「ソーラー台帳」
15 道路照明のLED化、小規模自治体向けに支援策
16 瓦生産、1/4に激減…「地震に弱い」と風評?
17 札幌スマートシティー構想…中心部を省エネ化

【日経産業新聞】
18 さいたま・武蔵浦和で再開発が進展 複合公益施設「サウスピア」開業
19 シャープ、2種類の桜の色を出せるLED照明
20 東急リバブル、土地境界など無料調査 個人間売買仲介で
21 スマートハウス、認知度が68%に向上 昨年博報堂調べ
22 ログハウスのアールシーコア、神奈川・藤沢に展示場 自宅需要狙う聞
23 太陽光発電を標準搭載 住友林業、企画型の戸建て

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1 家ごとの太陽光発電量、ネットで目安表示 東京都 2013/1/8 日本経済新聞
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東京都は太陽光発電の普及に向け、建物所有者が屋根に設置するパネルでどのくらい発電できるかをインターネットで調べられる「ソーラー屋根台帳」を作成する。航空写真から都内全域の建物の屋根の面積や傾斜角度を調べ、発電可能な電力量を表示するシステムを開発する。
同様の仕組みはドイツなど欧州の自治体で導入事例があるが、国内では初となる。

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2 海老名駅西口再開発、総事業費54億円 15年秋まちびらき 2013/1/7 日本経済新聞
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神奈川県海老名市のJR海老名駅西口の再開発が本格的に動き出す。市は7日、土地区画整理組合の設立が認可を受け、2月に造成工事に着手すると発表した。区域は14.1ヘクタールで、組合の総事業費は54億500万円にのぼる。中核となる大規模商業施設として三井不動産が「ららぽーと」の進出を計画している。田畑が広がっていた西口がにぎわいの拠点となりそうだ。
再開発を主導するのは「海老名駅西口土地区画整理組合」で、昨年末に設立認可を受けて市街化区域に編入された。大規模商業施設のほか、商業・業務と住宅の複合施設、マンション、戸建て住宅などを整備する計画だ。計画人口は3000人。

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3 新潟の全市町村、東電と安全協定締結へ 9日めど 2013/1/4 日本経済新聞
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新潟県内の全市町村で構成する「市町村による原子力安全対策に関する研究会」は、立地自治体を除く28市町村と東京電力との間で安全協定を結ぶ見通しだ。東電側も出席する9日の研究会会合で締結を目指す。県内全市町村が電力会社と安全協定を結べば全国初の事例となる。
協定では平常時に東電との間で安全対策に関する説明や意見交換を行う連絡会を設置。定期的な会合に加え、市町村の求めに応じて開催する。

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4 投資家保護目的に不特法施行規則を一部改正へ 2013/1/9 朝日新聞
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国土交通省と金融庁は、事業参加者(投資家)に対する更なる利益保護を目的に、不動産特定共同事業法施行規則の一部を改正する方針だ。
内容は、不動産特定共同事業者に対して、契約成立前に投資家に交付する書面(重要事項説明書)の記載事項の拡充を求めるほか、財務管理報告書についても記載事項を拡充するものなど。2013年2月下旬に公布し、4月1日からの施行を予定している。

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5 マンション管理組合の位置付けで要望 管理協が太田国交相に 2013/1/8 朝日新聞
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高層住宅管理業協会(東京都港区、山根弘美理事長)は1月8日、太田昭宏国土交通相と面談し、マンション管理組合がコミュニティ活動を適正な法の下に行えるように、「マンション管理適正化法を改正し、マンション管理組合は財産管理に加え、良好な居住環境を図る団体である」と規定するよう要望した。
このほか、建設業法別表第一を改正して、現行の28業種に「改修工事業」を新設し、この業種の適切な施工を確保するための資格として同協会認定資格「マンション維持修繕技術者」を加えることや、旧耐震基準マンションに関する耐震診断と耐震化推進への対応を図ることを求めた。

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6 マンション大規模修繕市場に大異変? 2013/1/8 朝日新聞
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マンションストックの老朽化が進んでいることから、6年後の2019年には3回目の大規模修繕が必要になるマンションが、1回目、2回目のマンションよりも多くなることが、マンションデータサービス(庄田吉衛社長)の調査で分かった。大規模修繕の時期をこれまでの事例から12~13年周期とし、首都圏にある5万超の分譲マンションを分析した。
それによると、現時点(13年1月)では大規模修繕が必要になっているマンションは1回目(築11~15年)8651件、2回目(築24~28年)5746件、3回目(築37~41年)2956件の順となっている。しかし、2019年には3回目が7311件、2回目が6414件、1回目が6230件となり、順位が逆転するという。
これは、「ここ10年ぐらいは新規分譲マンションの竣工が減少を続けているため」(庄田氏)だ。これまでは、大規模修繕といえば第1回目が中心となっていたストック市場だが、今後は3回目以降の工事が最も大きなウェートを占めることになる。

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7 国交省関係の12年度補正予算、過去最大規模に 官民ファンド創設も 2013/1/8 朝日新聞
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自民党の国土交通部会によると、国土交通省関係の2012年度補正予算枠について、過去最大規模だった09年度の約2兆3000億円を上回る規模になる見込みだ。7日午後に開いた同部会会合で大筋、合意した。
補正予算の中には、耐震・環境性能を有する良質な不動産形成のための「官民ファンド」の創設が盛り込まれている。

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8 不動産投資の統合インデックス、英語版を新設 不動産証券化協 2013/1/7 朝日新聞
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不動産証券化協会(ARES)はこのほど、昨年10月に運用を始めた不動産投資の統合インデックス「ARES Japan Property Index(新AJPI)」専用サイトの英語版サイトを新設した。
同協会は2012年10月に、それまで提供してきたJ-REITの保有不動産データから作成した「ARES J-REIT Property Index(旧AJPI)を拡充して、私募・非上場不動産ファンドのデータを加えた同・統合インデックスを独自に構築した。不動産投資・証券化市場を幅広くカバーする、国内スタンダードとなるインデックスとして位置付けて、英語版と併せて情報の提供に力を入れていく。

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9 不動産実勢価格、都区部で下落率縮小 野村不アーバン 2013/1/7 朝日新聞
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野村不動産アーバンネットは1月7日、四半期ごとに実施している首都圏「住宅地価格」と「中古マンション価格」の実勢調査(2013年1月1日時点、2012年10~12月)を発表した。それによると、住宅地価格、中古マンション価格共に東京都区部で値下がり率が縮小していることが分かった。
住宅地価格は前回の0.3%下落から横ばいに転じ、中古マンション価格は前回の1%下落から同0.3%下落に縮小した。
ただ都区部を除いて下落幅が拡大したエリアもあることから、首都圏(1都3県)エリア平均では住宅地価格が前回0.6%下落から0.8%下落に、中古マンション価格も前回0.7%下落から0.9%下落にそれぞれ拡大している。

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10 フラット35 1月最低金利は1.99% 2013/1/7 朝日新聞
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住宅金融支援機構が供給している長期固定金利住宅ローン、フラット35の1月の最低金利(返済期間が21~35年の場合)は1.99%となった。過去最低だった12年12月の最低金利(1.81%)から0.18%上昇。4か月ぶりの上昇となったものの、7か月連続で2%を割り込んだ。
また、返済期間が20年以下の場合の最低金利は1.66%。こちらも4か月ぶりの上昇となった。

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11 「川俣正」展 木材が取り付く風景 2013/1/8 読売新聞
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都市や郊外に仮設の構造物を作り、風景を一時的に変容させることで新たな視点を提示してきた美術家・川俣正さん(59)が、横浜と東京で展示を行っている。
横浜市の「BankART Studio NYK」では、個展「Expand BankART」を開催。元日本郵船倉庫である建物の壁に、荷物運搬用のパレットを組み上げた。1~3階の柱や天井にもパレットや廃材の窓枠が取り付き、雰囲気を一変させている。
展示の狙いは、場所の意味や機能を「拡張」することにある。会場は横浜市が開設したアートスペース。国内やアジアにおける先駆的役割を担ってきたが、川俣さんは「僕ならこんな風にも使えるよ、ということと、僕が展示することで活動をもっと発信できたらと考えた」と語る。国際的な注目を集め、パリ国立高等芸術学院の教授も務める美術家ならではの言葉だ。
無数の木材が建物に取り付く作品は、川俣さんを一躍有名にした手法だが、国内では「1989年頃以来かな」という。11月9日の開幕後も約1か月、公開制作した。個展は14日までだが、パレットで覆った1階ホールは「kawamataホール」として残る予定だ。
一方、東京では東京スカイツリーの建設を機に、2010年から都市を定点観測する「東京インプログレス」(東京都など主催)を行ってきた。ボランティアの協力で物見台の「汐入タワー」「佃テラス」を隅田川沿いに建てたが、汐入の建設中、東日本大震災の津波が川を遡るのを目撃。災害という視点も加わった。
昨年10月、最後に完成した円筒形の「豊洲ドーム」は、都内から出た廃材を用いている。「関東大震災のがれきを埋め立てた場所と聞き、廃材を使うことを考えた」という。築地市場の移転計画や高層マンション建設で活気を増す臨海部に、忘れられた記憶を呼び起こす。そこにも川俣さんらしいまなざしを感じる。(文化部 高野清見)

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12 太陽光パネルの落雪事故増加 2013/1/8 読売新聞
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家庭用の太陽光発電装置の普及に伴い、屋根のエネルギーパネルに積もった雪が地上に落下して家屋が破損したり、人がけがをしたりするトラブルが増加傾向にある。国民生活センターは注意を呼びかけている。
同センターには2011年度、パネルからの落雪に関する相談が計63件寄せられた。今年度はそれを上回るペースで推移。「落雪が家屋を壊した」「雪止め対策を依頼しても業者が対応しない」など、昨年12月25日時点で前年同期比1・2倍の26件が寄せられている。雪国に限らず積雪対策をあまりしない南関東や近畿地方でのトラブルも目立つ。
防災科学技術研究所(茨城県つくば市)の一昨年の実験では、一般的な2階建て住宅の屋根に設置したパネルからは、ひさしの約4・5メートル先まで雪が飛び散った。トタン屋根に直接積もった雪に比べ、約1・3倍、遠くまで飛んでいた。
国民生活センターは「パネルの『落雪止め』はオプション装備になっており、業者も必要性を説明しない例が多い」と指摘。「業者は十分に情報提供をし、利用者も自宅の周辺状況や冬場の気候などを確認した上で設置してほしい」と呼びかけている。

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13 マイホーム賢く購入 消費増税いよいよ来年 2013/1/7 読売新聞
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今年の目標を「マイホーム購入」と決めた人もいるだろう。
特に、「来年2014年4月の消費税率アップ前に」との考えは、大きな理由になったかも知れない。ただ、住宅価格は様々な要因で上下するため、冷静な見極めが必要だ。
経済情勢が大幅に悪化しない限り、消費税率は14年4月に8%、15年10月に10%に引き上げられる見込みだ。
消費増税を控え、マイホームを買おうと考えている人は、実際に増えているようだ。住宅金融支援機構の民間住宅ローン利用予定者へのアンケート調査によると、「今後1年程度が住宅取得のチャンス」と考える人が増加傾向にある。昨年10月時点では53%に上った。

引き渡し日に注意
まず、住宅購入にかかわる消費税について整理しよう。あまり知られていないが、消費税は建物にはかかるが、原則として土地にはかからない。
例えば、購入価格が3000万円の戸建て住宅で、建物代2000万円、土地代1000万円の場合。消費税は建物代のみにかかるので、税率5%の現在は100万円。それが増税で160万円(税率8%)、200万円(同10%)に増えることになる。
注意したいのは、適用される税率は原則、住宅の「引き渡し日」で決まる点だ。増税前に売買契約を結んでも、来年4月以降に引き渡しなら、適用される税率は8%となる。
ただし、注文住宅を新築する場合、増税半年前の今年9月末までに契約すれば、引き渡しが来年4月以降になっても5%の税率で済む。これは、工期が遅れて、引き渡し日が延びることもあるための措置だ。

「駆け込み需要」
とはいえ、マイホーム購入は一概に増税前がいいとは言い切れない面もある。増税を控えた「駆け込み需要」で、物件価格が急に上昇する可能性もあるからだ。
1997年に税率が3%から5%に上がったが、その前年に、駆け込み需要は実際に起きた。96年は住宅着工戸数が急増した一方で、98年以降は反動で住宅不況に陥り、物件相場も下落したという。不動産経済研究所によると、首都圏新築マンションの平均価格は、97年に前年比3%上昇し、98年には同5%も下落した。
不動産コンサルタント会社「ハイアス&カンパニー」(東京)常務の川瀬太志さんは、「住宅業界は今回も駆け込み需要を見込んでおり、首都圏では土地の価格が上がりつつある」とみる。

復興需要も影響
さらに最近では、東日本大震災被災地の「復興需要」が、住宅価格に影響を及ぼしているという。住宅ジャーナリストの小菊豊久さんは、「建設作業員が足りず、被災地以外でも人件費が上昇している。住宅建材も品薄で値上がりしており、今後物件価格は上がるかもしれない」と話す。
ただ、景気の先行きは不透明で、96年のような駆け込み需要が起きるかどうかはわからない。さらに、住宅ローン減税(13年末まで)の延長や給付金の支給が検討されている。
このように、住宅価格動向に影響を与えそうな要因はたくさんある。住宅購入は、人生最大の買い物だ。まずは、冷静に諸条件を見極めてから決断することが大切だ。

無料の資金相談が便利
初めて住宅を購入する際、何から考えればよいかわからないものだ。まずは、自分の収入で無理なく払える住宅購入額はどれぐらいなのか、把握しよう。住宅金融支援機構のサイトにある「住宅ローンシミュレーション」を利用すれば、住宅ローンの毎月の返済額などを試算できる。
初心者向けの住宅購入相談サービスもある。「リクルート住まいカンパニー」(東京)が運営するサービス「スーモカウンター」では、全国33か所の会場で無料相談を受け付けており、資金計画の立て方などを教えてくれる。
また、ハイアス&カンパニーは全国各地で随時、無料セミナー「賢い家づくり勉強会」を開催している。戸建て住宅の性能の見極め方などについて学べる。

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14 お宅の屋根の発電能力は…都が来年度「ソーラー台帳」 2013/1/7 読売新聞
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東京都内の太陽光発電の普及率アップにつなげようと、都は、パソコンで自宅の屋根の発電能力が確認できる「ソーラー屋根台帳」を国内の自治体で初めて導入することを決めた。来年度予算に開発費5000万円を盛り込み、同年度中に島しょ部を除く都内全域の建物の発電能力を確認できるようにする。
都によると、「ソーラー屋根台帳」は、ドイツ、スイスなど少なくとも欧州4か国の約90自治体で導入されている。インターネット上にアップされた空撮写真から自宅を探し、パソコンのカーソルを合わせると、面積や日照などから、太陽光発電の適否や発電可能な電力量が表示される。都は「発電能力や経済的メリットがひと目でわかる。太陽光発電を導入する強い動機付けになるはず」としている。
また、家庭用の蓄電池や燃料電池などの購入促進のため購入補助制度を創設する。予算額は68億円。国の補助制度(上限100万円)に都が最大50万円を上乗せすることで、蓄電池なら半額程度で購入できるという。

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15 道路照明のLED化、小規模自治体向けに支援策 2013/1/7 読売新聞
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夜間に常時点灯している道路照明の電力消費を減らすために、環境省は規模の小さい自治体を対象に、発光ダイオード(LED)照明への切り替えを促す支援策の導入を決めた。
節電を進めることで、火力発電所からの二酸化炭素(CO2)排出量の削減にもつなげる狙いがあり、今年度の補正予算案に11億5000万円を盛り込む方針。
同省などによると、道路照明の多くは、ナトリウム灯や水銀灯が導入されている。これをLED照明に切り替えた場合、電力消費を5~7割程度削減できるという。
今年度から切り替えを進めている大阪府の試算では、府が管理する約2万3000の灯火をLED照明に置き換えると、約2300世帯分の年間電力消費量に相当する電力が削減できるという。
しかし、初期投資を抑えながらLED照明を導入するにはリース契約などのノウハウが必要。このため、切り替えを進めているのは大きな自治体に限られていた。
そこで、同省は人口10万人以下の自治体を対象に、LED照明の導入計画案を募集。その中から50自治体の提案を採択し、LED照明の取り付け工事費の一部などを負担する。

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16 瓦生産、1/4に激減…「地震に弱い」と風評? 2013/1/6 読売新聞
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飛鳥時代に大陸から伝わり、1400年の歴史を刻んできた瓦が危機に直面している。
割安なスレートなどの普及で生産量が最盛期の4分の1に落ち込んでおり、「このままでは国宝の寺や城の瓦を作る技術まで損なわれる」と心配する声が上がっている。
経済産業省の工業統計によると、生産量は1973年に21億枚を超えていた。やがて安価なスレートが主流となり、2004年に10億枚を下回り、10年に5億枚を割り込んだ。
業者数も減少の一途。全国陶器瓦工業組合連合会によると、79年に2688事業所があったが、10年には15分の1の175事業所にまで激減した。
阪神大震災の際、「重い瓦屋根の建物は倒れやすい」との風評があった影響とされる。これに対し、業界は「倒壊は瓦が重いからではなく、建物自体の老朽化などが原因だった」としている。
「三州さんしゅう瓦」(愛知県)、「淡路瓦」(兵庫県)とともに3大産地で知られる「石州せきしゅう瓦」の島根県は、業界への支援を強化。09年度から石州瓦を用いた100万円以上の屋根工事に10万円を上限に助成している。それでも出荷増には至っていないという。

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17 札幌スマートシティー構想…中心部を省エネ化 2013/1/3 読売新聞
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札幌市が2013年度にJR札幌駅周辺や大通地区などの中心市街地約300ヘクタールで情報技術(IT)を活用して電気や熱エネルギーの有効利用を図るスマートシティー事業に着手することが分かった。
北海道電力泊原子力発電所(泊村)の全停止が長期化する中、道内有数のエネルギー消費地・札幌中心部で省エネを図り、電力需給の逼迫ひっぱくや災害を念頭に置いたエネルギー供給網を構築する狙いがある。
市は13年度当初予算案で「都心エネルギー施策検討費」として1500万円を盛り込む方針を決めた。スマートシティー事業の対象区域内の商業ビルやオフィスビルなどの電力消費量や自家発電設備、冬場のロードヒーティングや室内の暖房で使う熱源の供給手段について調査する。
スマートシティーを巡っては横浜市や北九州市(福岡県)などで実証実験が進められている。札幌市では13年度に行う調査を基に、14年度にはITによる一元管理によって区域内のビルで使われていない電気や熱源を相互に融通し、エネルギーを有効利用する仕組み作りに取り組む考えだ。太陽光発電装置などの活用を絡めて環境配慮型の都市づくりにもつなげていく。

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18 さいたま・武蔵浦和で再開発が進展 複合公益施設「サウスピア」開業 2013/1/9 日経産業新聞
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JR武蔵浦和駅周辺の再開発事業が進んでいる。さいたま市の南区役所などが入居する複合公益施設「サウスピア」が4日に開業したほか、住宅や事務所向けとなる地上32階建ての複合施設も今年度内に着工する予定だ。埼京線と武蔵野線が交差する利便性の高い地域だけに、駅周辺の整備が進めば住宅やオフィスなどの需要がさらに高まりそうだ。
さいたま市は武蔵浦和駅の周辺の約30ヘクタールを再開発地区と位置付けて整備を進めている。現時点で事業を完了しているのは約4分の1程度。

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19 シャープ、2種類の桜の色を出せるLED照明 2013/1/9 日経産業新聞
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シャープは2種類の桜の色を出せる発光ダイオード(LED)照明を発売した。10段階で光の色を変えられ、「八重桜」と「ソメイヨシノ」の色を出せるという。14畳と12畳の2製品を用意しており、市場想定価格は14畳タイプが7万5000円前後、12畳タイプが7万円前後。
14畳タイプ「DL―C609V」は5600ルーメン、12畳タイプ「DL―C509V」は5000ルーメンの明るさを実現している。2機種ともに10段階で調光が可能で、リモコンの画面で節電状況を5段階で表示できる。自然光の下で見た時の色の再現度合いを示す平均演色評価数は桜色で92、通常の寒色で75となっている。

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20 東急リバブル、土地境界など無料調査 個人間売買仲介で 2013/1/8 日経産業新聞
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不動産仲介大手の東急リバブルは、戸建て住宅用の土地の個人間売買などの仲介に際し、隣家との境界や敷地内の高低差を確認する無料サービス「リバブルあんしん土地チェック」を始めた。売り主が売却前に隣地との境界トラブルを未然に解消したり、買い主が物件の購入を検討する材料を提供したりするのに役立てる。
調査対象となるのは、東急リバブルを専任仲介会社として売買される土地(面積300平方メートル以下)や土地付き住宅。売り主の依頼に応じ、測量士らが現場を訪問。過去の測量図と照合したり現場で簡易に測量したりしながら、境界などを確認する。売り主にブロック塀が隣家に越境していないかなどを把握してもらい、売買前の隣地とのもめ事の解消などに生かす。

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21 スマートハウス、認知度が68%に向上 昨年博報堂調べ 2013/1/8 日経産業新聞
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博報堂はスマートグリッド(次世代送電網)など省エネに関する消費者調査をまとめた。スマートハウス(次世代省エネ住宅)の認知度が前の年に比べ28.5ポイント増の68.2%と大きく伸びたほか、スマートメーター(次世代電力計)の認知度も同10.6ポイント増の60.4%に向上した。
調査は2012年8月と10月に実施した。同社スマートグリッドビジネス推進室は「具体的な商品や導入の動きが活発になり、商品のイメージが浸透してきたため」と分析している。

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22 ログハウスのアールシーコア、神奈川・藤沢に展示場 自宅需要狙う 2013/1/8 日経産業新聞
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ログハウス企画販売のアールシーコアは11日、神奈川藤沢市に同県初となる展示場を開く。別荘需要の減少で同社は地方だけでなく都市周辺部の市場開拓を急いでおり、首都圏1都3県では東京・代官山に次ぐ2拠点目となる。人気の高い湘南エリアに5億円を投じ、個性的な生活を求める30歳代などの自宅需要を取り込む。
開設する「BESS藤沢展示場」は県道43号線沿いで大庭城址公園などに囲まれた自然豊かな立地にあり、敷地面積は1420平方メートル。カントリーログハウスやドームハウスなど当初4棟のモデルハウスを自由に見学できる。現在は5棟目も建築中で4月には完成する見通し。

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23 太陽光発電を標準搭載 住友林業、企画型の戸建て 2013/1/7 日経産業新聞
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住友林業は太陽光発電システムを標準搭載する企画型の新商品「スマート木達(こだち)」を売り出したと発表した。坪(1坪は3.3平方メートル)単価は54万円台からと相対的に手ごろに抑えており、環境配慮への関心が高まっている若年層に売り込む。年1千棟の販売を目指す。
新商品はシンプルな四角い構造の2階建てなど全388プランから選ぶ企画型の戸建て住宅。全プランの屋根の上に太陽光パネルを設置しているのが特徴で、同社で企画型商品に標準搭載するのは初めて。

 

2013-01-11 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed 

 

住宅関連新聞記事ダイジェスト No.463  2012/12/13~2012/12/19

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【日本経済新聞】
1 首都圏の賃貸、成約件数16%増 11月、好条件の新築増などで
2 太陽光ローン、日照不足を補償 静岡銀
3 名古屋に超高層マンション相次ぐ 戸建て志向に変化
4 カインズ、千葉・木更津に大型モール 19日開業、日用品幅広く
5 「JPタワー」商業施設、全国から98店出店 13年3月開業
6 こころネット、高齢者向け住宅に参入 介護サービスを提供
7 11月首都圏マンション発売、15.1%減に訂正 不動産経済研究所
8 鮮魚・青果店集め新施設、14年秋開業 築地場外市場内に
9 大宮駅東口に18階建て複合ビル さいたま市、事業費480億円

【朝日新聞】
10 5カ月ぶり成約数が2ケタ増 首都圏11月・賃貸市況
11 ゆうちょ銀の住宅ローンを条件付き容認 郵政民営化委が結論
12 首都圏中心部で下落が鈍化 11月の中古マンション売り価格 東京カンテイ
13 首都圏のマンション発売戸数、前年比14%減 10月
14 「省CO2先導」10プロジェクトを決定 国交省
15 マンションリフォームマネジャー試験 226人が合格
16 国交省、インスペクション検討会を開催 ガイドライン策定へ
17 首都圏、年間供給戸数は4万5000戸程度に

【読売新聞】
18 木造仮設住宅が金賞…グッドデザイン賞
19 ゆうちょ銀住宅ローン、条件付きで認める意見書
20 幻想的 ビルに光の動画
21 「保険で住宅補修」勧誘トラブル多発
22 太陽光発電、施工ミス続出…急速普及で人材不足
23 首都圏のマンション発売戸数、3か月連続で減
24 地震時の高層ビルの揺れ、4段階で発表…気象庁聞
25 再開発予定地に有害物質…武蔵浦和駅前

【日経産業新聞】
26 三井ホーム、女性誌と二世帯住宅を共同開発 同居ストレス最小限に
27 大京アステージ、マンション向け防災備蓄品を開発
28 トヨタホーム、35周年モデルの戸建て 子育て世代に
29 カインズ、住宅改修拡大 施工担当倍増、来年度2万件目標
30 ミサワ、狭小地向け鉄骨住宅 平らな屋根、背丈は高く
31 ハイアット、新橋・虎ノ門に進出 森ビルなどの再開発ビル
32 強力水流で便器掃除、LIXILの新型 毎分4000回転のモーター内蔵
33 オリックスの高層住宅、初月契約戸数263戸 大阪市内で過去最多
34 JR東の子育て支援施設、来春計70カ所に 目標前倒し

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1 首都圏の賃貸、成約件数16%増 11月、好条件の新築増などで 2012/12/19 日本経済新聞
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マンションやアパートなど賃貸の成約が首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)で増えている。11月の成約数は1万8732件で前年同月比16.1%増えた。増加は6カ月連続。昨年の東日本大震災の反動で大幅に増えた3月に次ぐ今年2番目の伸び率だ。既存物件に比べて人気の高い新築物件が増え、成約増につながった。
不動産情報大手のアットホーム(東京・大田)がまとめた。11月の新築マンションの成約は約3割増、新築アパートは約1割増えた。「都内を中心に新築物件が多く完成しており、需要が喚起されている」(同社)

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2 太陽光ローン、日照不足を補償 静岡銀 2012/12/18 日本経済新聞
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静岡銀行は、太陽光発電設備の設置資金を融資する新たなローンの取り扱いを始めた。日照時間が足りない場合の損失を補償するサービスが付いているのが特徴。同行が基準日照時間を設定し、年間の日照時間がこれより30時間以上短かった場合に、1時間あたり100円の補償金を払う。発電設備や住宅が地震や台風などで損害を受けた際にも見舞金を出す。

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3 名古屋に超高層マンション相次ぐ 戸建て志向に変化 2012/12/18 日本経済新聞
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名古屋市の中心部で超高層マンションの建設が相次いでいる。中部3県では初めてとなる住友不動産の「シティタワー」ブランドのマンションがこのほど同市東区に完成したほか、積水ハウスなども建設している。戸建て志向が強いといわれる中部でも「都心回帰」の動きを背景に超高層マンションへの需要が高まっている。
住友不動産は18日、「シティタワー名古屋久屋大通公園」の内部を報道陣に公開した。東区では最高層となる31階建てで、総戸数は231戸。既に約半数が契約済みで、来年1月中旬から第3期の販売を始める。

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4 カインズ、千葉・木更津に大型モール 19日開業、日用品幅広く 2012/12/17 日本経済新聞
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ホームセンター大手のカインズは千葉県木更津市でショッピングモール「カインズモール 木更津金田」を19日に開業する。グループの自動車用品店とスポーツ用品店を併設し、幅広い日用品をそろえる。大型アウトレットモールに近いこともあり、広域からの集客を見込む。
モール全体の敷地面積は約5万2000平方メートルで、800台以上の駐車場を備える。ホームセンターのカインズホーム、自動車用品のオートアールズと、スポーツ用品のベイシアワールドスポーツを核店舗に、喫茶店や回転ずし店、ハンバーガーチェーンなどが入る。

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5 「JPタワー」商業施設、全国から98店出店 13年3月開業 2012/12/14 日本経済新聞
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日本郵便はJR東京駅前の「JPタワー」ビルのテナント店舗を決めた。全国各地のご当地名物の物販店や話題の飲食店など98店舗が出店する。低層棟の商業施設に入居し、2013年3月21日に一斉オープンする。
JPタワーは東京駅丸の内南口の旧東京中央郵便局の敷地に建つ地上38階建てのオフィスビルで今年5月に完成した。歴史的建造物の旧東京中央郵便局は一部が修復・保存され、低層棟の商業施設「KITTE(キッテ)」として3月21日に開業する。テナント全98店舗のうち約半数が東京初出店となる。

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6 こころネット、高齢者向け住宅に参入 介護サービスを提供 2012/12/13 日本経済新聞
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冠婚葬祭場の運営などを手がけるこころネットはサービス付き高齢者向け住宅事業に参入する。第1弾として、来秋にも福島市内に30戸規模の集合住宅を建設し、見守りや食事提供サービスを始める。今後拡大が見込める高齢者向け介護サービスの需要を取り込む。
同社が所有する広さ約1080平方メートルの土地にサービス付き高齢者向け住宅を建設する。建設費は約2億2000万円。全館バリアフリーに対応する。入居者には24時間365日の見守りサービスを実施したり、食事を提供したりする。入浴など通所介護サービスも行うほか、医療機関や介護事業者とも連携し、サービスを提供する。

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7 11月首都圏マンション発売、15.1%減に訂正 不動産経済研究所 2012/12/13 日本経済新聞
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不動産経済研究所(東京・新宿)は14日、11月の首都圏マンション発売戸数を前年同月比15.1%減の4093戸に訂正した。13日の発表は13.3%減の4177戸だったが、誤って算入した定期借地権マンション(1物件84戸)を削除した。3カ月連続のマイナスであることに変更はない。
実際に売れた戸数の割合を示す月間契約率は69.7%(訂正前は68.8%)、11月末時点で翌月以降に販売を繰り越した在庫数は前月末比435戸増の4954戸(同496戸増の5015戸)へそれぞれ訂正した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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8 鮮魚・青果店集め新施設、14年秋開業 築地場外市場内に 2012/12/13 日本経済新聞
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東京都中央区や民間団体などが参加する「新しい築地をつくる会」は12日、築地市場の移転に伴い場外市場内に開く新施設の整備概要を公表した。約4千平方メートルの敷地に鮮魚店や青果店を誘致する内容。築地の象徴である鮮魚を扱う新施設と場外市場が連携することで、市場移転後もにぎわいを維持することを目指す。
場外市場で駐車場などで使われている区有地を活用し、2階建てと3階建ての2棟を区立施設として整備する。建物の延べ床面積は計約7400平方メートル。計93区画を設け、約80区画に鮮魚などの水産物を扱う店舗を誘致する。残りは青果を扱う店舗に入居を呼び掛ける。3階部分にはイベントを開催できるスペースを設ける。

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9 大宮駅東口に18階建て複合ビル さいたま市、事業費480億円 2012/12/13 日本経済新聞
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さいたま市は12日、JR大宮駅東口の「大門町2丁目中地区」の再開発事業の概要を発表した。約1.4ヘクタールの敷地に地上18階建ての複合ビルを建設する。2017年度に完成する予定で、事業費は約480億円を見込む。埼玉県内最大の鉄道ターミナル駅周辺で、大規模な再開発がいよいよ動き出す。
大門町2丁目中地区は大宮駅東口の駅前広場から約200メートル東側にあり、周辺には商業施設などが立ち並ぶ。再開発事業では、地区の西側に「商業・業務棟」として地上18階建ての建物を、東側には「公共・公益棟」として10階建ての建物を建てる。両棟は5~8階部分でつながる構造とする。地下は3階まであり、駐車場などとして利用する計画。延べ床面積は計8万4000平方メートル。

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10 5カ月ぶり成約数が2ケタ増 首都圏11月・賃貸市況 2012/12/18 朝日新聞
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アットホームがこのほどまとめた首都圏における2012年11月の賃貸市場動向によると、成約件数が前年同月比を大幅に上回った。
成約件数は1万8732件(前年同月比16.1%増)で、2ケタ増を記録したのは5カ月ぶり。アパート(同19.2%増)、マンション(15.2%増)共に増加した。地域別では、埼玉県(1715件、同25.3%増)、千葉県(1560件、同21.5%増)が多い。
1戸当たりの成約賃料は、マンションが8.82万円(同1.2%下落)、アパートが6.20万円(同0.3%下落)。築年帯で分けると、新築マンションは9.81万円(同1.7%上昇)で値上がりしたが、これは平均面積が前年より拡大したことが影響したとみられる。新築アパート(7.78万円、同6.1%上昇)は、7カ月連続の上昇だった。

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11 ゆうちょ銀の住宅ローンを条件付き容認 郵政民営化委が結論 2012/12/18 朝日新聞
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郵政民営化委員会は12月18日、ゆうちょ銀行の新規業務申請に関する最終結論を出し、申請の1つである住宅ローン業務について条件付きで認めることが妥当だとした。
条件としては、当初2年間について、現在媒介業務を行っている直営82店舗のみの取り扱いとした。その後は段階的に増やし、5年目までに直営店舗の半数、それ以降は233ある全直営店舗での取り扱いが可能となる。
なお、金融庁と総務省は、ゆうちょ銀行から新規業務の認可申請を既に受けているが、今回の郵政民営化委員会の結論を基に認可の可否を判断していく。ゆうちょ銀行は、来春からの新規業務開始を目指している。

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12 首都圏中心部で下落が鈍化 11月の中古マンション売り価格 東京カンテイ 2012/12/17 朝日新聞
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東京カンテイ(東京都品川区)がまとめた11月の中古マンション価格(売り希望価格を集計・算出し70平方メートル換算したもの)によると、首都圏(2814万円)の価格は前月と同値だった。中心部の価格が安定的に推移し始めている。下落基調が緩やかになってきている2012年下半期のトレンドが、改めて鮮明になった。
近畿圏(1791万円、同0.8%上昇)は大阪府(1823万円、同0.6%上昇)と兵庫県(1785万円、同0.7%上昇)がそろって上昇。中心部の価格動向が、圏域平均の押し上げに寄与した。
中部圏(1465万円、同0.1%下落)と愛知県(1484万円、前月と同値)は、引き続き底ばいで推移。ただ、名古屋市(1683万円、同0.6%上昇)は前年同月を5%以上、下回っており、2011年下半期から下落基調が続いている。

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13 首都圏のマンション発売戸数、前年比14%減 10月 2012/12/15 朝日新聞
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首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)で10月に売り出されたマンションの戸数が、前年より14.4%少ない2887戸にとどまったことが分かった。不動産経済研究所が15日発表した。9.3%減った9月に続き2カ月連続の減少だった。
落ち込みが目立ったのは、首都圏全体の4割を占める東京23区で、25.7%減った。景気の先行きを懸念する不動産業者が、比較的価格の高い物件を中心に発売を手控え始めた可能性がある。
実際の売れ行きを示す契約率は72.7%で、好調の目安となる70%を超えているが、東京23区では65.3%にとどまった。同研究所の福田秋生企画調査部長は「11月以降の動きをさらにみる必要はあるが、好調が続いてきたマンション市場で、少し潮目が変わってきているかもしれない」としている。

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14 「省CO2先導」10プロジェクトを決定 国交省 2012/12/14 朝日新聞
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国土交通省はこのほど、住宅・建築物省CO2先導事業(12年度第2回)の採択プロジェクト10件を発表した。
応募総数は32件。住宅・不動産関係では、大和ハウス工業の「太陽をフル活用した次世代低層賃貸住宅の普及」、長谷工リフォームの「高経年既存低層共同住宅の総合省CO2改修プロジェクト」、にのみや工務店の「『桜源郷』羽黒駅前プロジェクト」、ミサワホームの「省CO2/パッシブコンサルティング 省エネの『コツ』(CO2)プロジェクト」、積水ハウスの「スマートプロジェクト240 三田ゆりのき台」が選ばれた。

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15 マンションリフォームマネジャー試験 226人が合格 2012/12/14 朝日新聞
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住宅リフォーム・紛争処理支援センターは12月14日、今年度のマンションリフォームマネジャー試験の合格結果を発表した。
それによると受験者数は680人、合格者は226人、合格率は33.2%だった。合格者のうち、男性は148人(合格率31.6%)、女性は78人(同37.0%)。
合否結果は受験者全員に郵送し、併せてセンターのホームページに合格者の受験番号を発表した。
マンションリフォームマネジャーは、主としてマンションの専有部分のリフォームにおいて、管理組合や設計施工などの専門チームと協力・調整しながら、付加価値の高いリフォームが提供できるよう業務を進められる能力を認定する試験。1992(平成4)年度に創設され、今回の合格者を含め、延べ合格者数は約9600人となる。

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16 国交省、インスペクション検討会を開催 ガイドライン策定へ 2012/12/13 朝日新聞
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国土交通省は12月27日、第1回既存住宅インスペクション・ガイドライン検討会を開催する。2012年3月に策定された中古住宅・リフォームトータルプランや、有識者会議『不動産流通市場活性化フォーラム』が6月にまとめた提言において、インスペクション(建物診断・検査)に関するルール整備の必要性が盛り込まれたことを受けたもの。事業者の資質や診断・検査項目のあり方をテーマに計3回程度検討会を行い、それを踏まえて年度内にガイドラインを策定する。
深尾精一・首都大学東京都市環境科学研究科建築学域教授が座長を務め、委員には早川博・住宅瑕疵担保責任保険協会代表理事や大石佳知・日本建築士会連合会青年委員会委員長、酒井裕三・日本増改築産業協会副会長、長嶋修・日本ホームインスペクターズ協会理事長などが名を連ねる。ガイドラインの策定後は、それに即して業務を行う事業者の選択を消費者に促し、業界の健全な発展を目指す。

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17 首都圏、年間供給戸数は4万5000戸程度に 2012/12/13 朝日新聞
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不動産経済研究所の調査によると、11月に首都圏で供給された新築マンションは4177戸で、前年を13.3%下回り3カ月連続の減少となった。12月については7000戸程度の供給予想であるため、2012年の年間供給戸数は4万5000戸前後になる見込みだ。同研究所は当初、2012年の供給予想を5万3000戸程度としていたが、2009年の3万6376戸よりは上回るものの、2010年の4万4535戸、2011年の4万4499戸と同水準となる。なお、1994年~2006年までは、年間8万戸前後の供給戸数があった。

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18 木造仮設住宅が金賞…グッドデザイン賞 2012/12/19 読売新聞
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福島県会津若松市に建てられた原発事故避難者向けの木造仮設住宅が、2012年度「グッドデザイン賞」(日本デザイン振興会主催)の「金賞」に選ばれ、18日、東京都内で表彰式が行われた。
表彰されたのは、住宅をデザインした芳賀沼製作(南会津町)、はりゅうウッドスタジオ(同町)など7団体。
受賞した木造仮設住宅は約40戸で、昨年秋から大熊町民が生活している。使われている木材が再利用でき、住宅ごと災害公営住宅に転用できる。
木の温かみが伝わることや、居住者の要望に柔軟に対応できる居住スペースを持っていることなども評価された。
デザインに携わった日大工学部の浦部智義准教授は「仮設住宅のプロジェクトが評価されることで、少しでも福島の復興に貢献できれば」と話していた。
12年度のグッドデザイン賞は3132件の審査対象の中から1108件が受賞した。「金賞」は「大賞」(1件)に次ぐもので、木造仮設住宅のほかに、3Dテレビなど13件も受賞した。

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19 ゆうちょ銀住宅ローン、条件付きで認める意見書 2012/12/19 読売新聞
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政府の郵政民営化委員会(委員長・西室泰三東芝相談役)は18日、日本郵政グループのゆうちょ銀行が申請していた住宅ローンなどの新規事業について、取り扱い店舗数を限定するなどの条件付きで認める意見書をまとめ、総務省と金融庁に提出した。
ゆうちょ銀は両省庁の認可が出れば、来年4月にも住宅ローンなどを始めたい考えだ。ただ、ゆうちょ銀が単独で融資業務を行うのは初めてで、金融庁は融資管理体制などを慎重に審査する姿勢を示しており、予定通り来春に始められるかどうか不透明な面もある。
民営化委がゆうちょ銀に付けた条件は、住宅ローンを扱う店を当初は82店、最大でも約230の直営店に限るなど、地域金融機関に配慮したもの。法人向け融資は大企業に限り、小規模事業者向けは認めなかった。

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20 幻想的 ビルに光の動画 2012/12/19 読売新聞
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ビルの壁などに夜間、カラフルな光の映像を映す「プロジェクションマッピング」が東京都内など各地で行われ、人気を集めている。
デコボコのあるビルの壁にも動画などがきれいに映し出されるのが特徴で、年末の街を彩っている。
東京都港区の複合商業施設「カレッタ汐留」では11月中旬から今月25日まで、縦19メートル、横30メートルのビルの壁面にプロジェクションマッピングによる映像を投影している。色とりどりのお菓子の家や舞踏会、森の中で植物のツルが伸びていく様子などが次々に現れる。音楽が流され、ビルの周囲の発光ダイオード(LED)照明も点滅する中、幻想的な世界を表現している。
東京都国立市から訪れた大学生船引はるかさん(19)は「初めて見ましたが、映像がきれいで、立体的に感じられるのに驚きました」と話す。
カレッタ汐留ではこの時期、LEDを使ったクリスマスのイルミネーションを行ってきたが、今年初めてプロジェクションマッピングを導入。凹凸がある広い壁面に映すため、5台の映写機を使い、壁がカーブした部分などにもゆがみなく映像が投影されている。1回6分間で、今月20日までは午後5時から午後10時20分まで20分おきに上映。21~25日は午後10時40分まで実施される。見学は無料。
プロジェクションマッピングは今秋、復元工事が終わった東京駅丸の内駅舎の壁に投影されたことがきっかけで、注目されるようになった。同駅舎では今月21~28日にも、イベント「東京ミチテラス2012」の一環として、世界中の「光」を巡る旅をテーマにした映像のショー「TOKYO HIKARI VISION(トウキョウ ヒカリ ビジョン)」を行う。

千葉県流山市の駅階段で昨年上映された作品。ボールが次々に落ちてくるように見える
また、千葉県流山市のつくばエクスプレス・流山おおたかの森駅南口では22、23の両日、プロジェクションマッピングによる映像を上映する。今年は2回目で、駅の階段をピアノの鍵盤に見立てた映像などを映し出す。主催の同市によると昨年は約2万人が訪れた。こうした駅での上映はいずれも無料で楽しめる。
また、長崎県佐世保市の大型リゾート施設、ハウステンボスや、大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどの施設でも上映が行われている。
ショーの普及などに取り組む技術者らでつくる「プロジェクションマッピング協会」(東京)事務局長の藤井秀樹さんは、「最近は、ストーリー性のあるものなど映像の内容が多彩になってきた」と指摘。壁の映像は、日没直後よりも暗くなってからの方が鮮明に見える。映像によっては、正面に立った方がきれいに見える場合もあるという。「様々な建物に投影できるのが魅力。普段の姿と全く違ったイメージが楽しめます」と話している。

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21 「保険で住宅補修」勧誘トラブル多発 2012/12/18 読売新聞
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「火災保険などの損害保険の保険金で住宅の補修工事ができる」と勧誘する「住宅修理サービス」を巡るトラブルが増えているとして、国民生活センターが注意を呼びかけている。
雪で壊れた屋根や壁の修理を考えていた北海道の60歳代女性は今年9月、業者に「雪害による損害なので保険金が出る。その保険金を修理に使えばいい」と勧誘され、同意書に署名した。不安になったので、解約を申し出たところ、「解約するなら、保険金の30%を払ってもらう」と言われた。
国民生活センターによると、こうした「住宅修理サービス」を巡る相談は2007年度以降、全国で計721件を数える。とりわけ、震災後の11年度は10年度比2・5倍の252件、12年度(10月末現在)も11年度同期比2倍の234件と急増している。
業者は、保険金申請に必要な書類の作成などを手伝い、保険金が支払われると全額を前払いさせる手口。保険金を渡しても着工されない、保険金が見積額より少なく解約しようとしたら高額な解約金を請求されたなどの相談が多発している。
同センターでは、住宅の補修工事を行う際は、業者任せにせず、複数の業者から見積もりを取って内容を確認し、代金の前払いは避けるようアドバイスしている。

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22 太陽光発電、施工ミス続出…急速普及で人材不足 2012/12/14 読売新聞
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太陽光発電パネルを住宅に設置する施工時に、屋根を傷つけて雨漏りするなどのトラブルが相次いでいる。
パネルの急速な普及に対し、技術力のある人材が育っていないことが原因だ。このため関東圏の約150の工務店が独自の「専門校」を設立して人材育成に乗り出したほか、メーカーなどで作る団体も技術力を認定する制度を創設した。
「パネルを設置した時に屋根を支える重要な木材に穴を開けられた」。九州南部の男性(30歳代)は今年5月、こんな苦情を国民生活センターに電話で訴えた。業者側は施工ミスを認めて修理するとしているが、家の耐震性まで損なわれていないか不安だという。
同センターによると、パネル設置を巡るトラブルの相談件数は、2009年度までの20件以下から、10年度は32件、原発事故後の11年度は45件へと増えた。今年度も11月までの8か月間で31件に上っている。「設置してまだ1年のパネルが強風で吹き飛ばされた。施工業者と連絡がつかない」(近畿地方の30歳代男性)といった深刻な事例もある。
住宅用の太陽光発電パネルは、東京電力福島第一原発事故を機に急速に普及した。大手パネルメーカーや電力会社など148社・団体で作る「太陽光発電協会」によると、11年度の補助金申請は23万5817件と、前年度比で約3割増え、今年度も4~9月で12万7789件と過去最高のペースで推移している。
一方でしっかりした施工の技術力を持った人材の育成は進んでいない。一般家庭の屋根に載せる標準的なパネルの重さは約400キロ。パネルの設置自体は電気工事士の資格があれば可能だが、屋根の構造も理解していなければならない。

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23 首都圏のマンション発売戸数、3か月連続で減 2012/12/14 読売新聞
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不動産経済研究所が13日発表した11月の首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)のマンション発売戸数は、前年同月比13・3%減の4177戸となり、3か月連続のマイナスだった。
このうち実際に売れた物件の割合を示す契約率は68・8%で、2009年12月(68・6%)以来、約3年ぶりの低水準となった。
同研究所は「消費税増税を前に、政府が新たな住宅購入支援策を打ち出すのではないか、と期待する消費者が購入を控えている」と分析している。

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24 地震時の高層ビルの揺れ、4段階で発表…気象庁 2012/12/13 読売新聞
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大地震の際に高層ビルなどを大きく揺らす「長周期地震動」について、気象庁は12日、地上での震度とは別に、地震発生時の高層ビルの揺れの強さを4段階で示して発表する案を明らかにした。
気象庁は来年3月頃をめどに、地震発生から10分ほどで長周期地震動の防災情報を発表する計画で、この日開かれた有識者検討会で案を示した。
高い建物の中は、地上の震度より大きく揺れる場合がある。東日本大震災時に震度5弱~5強だった東京湾岸にある60メートル~150メートル級のビルの場合、指標に照らすと、建物内の揺れの強さは4段階で最も高い「4」となり、震度6強以上の揺れにあたるという。
また、石油タンクは長周期地震動の影響を強く受けるといい、2番目に大きい「3」でタンク内の液面がやや大きく揺れ、「4」で大きく揺れるとした。

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25 再開発予定地に有害物質…武蔵浦和駅前 2012/12/13 読売新聞
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さいたま市南区のJR武蔵浦和駅前を整備して大規模共同住宅などを建設する再開発事業で、予定地の土壌から環境基準値を上回るヒ素や鉛、アスベスト(石綿)を含む廃材などが見つかり、事業がストップしていることが12日、わかった。
事業主体で、大手不動産業者や地権者らで作る「武蔵浦和駅第3街区市街地再開発組合」は、「ただちに住民の健康に影響はない」としているが、市は有害物質を適切に除去するよう求める方針だ。
再開発事業では、駐車場やフットサルコートだった約2・6ヘクタールの土地に、2014年11月頃までに地上32階、地下1階の住宅棟や業務棟などを建設。完成後、共同住宅には計約770戸が入る予定だ。
再開発組合は今年1月、予定地の建物撤去などに着手。5月に工事関係者から、「地中に多数の障害物がある」との報告があり、土壌調査をしたところ、7か所から基準値の1・3~2・1倍のヒ素、別の1か所からは同3・3倍の鉛が検出された。また、8月下旬には、地中にあった複数の廃材の一部にアスベストが含まれていたことが判明。同組合は11月、計4か所で大気中のアスベスト濃度を測定した。いずれも基準値未満だったという。
再開発組合の榎本修事務局長は、「ヒ素や鉛、アスベストは健康被害が出るレベルではないが、法令にのっとり、適切に処理したい」としている。処理業者を選定し、来年1月にも事業を再開する方針。廃材処理や土壌改良に数億円かかる可能性がある。
再開発組合は11月、予定地周辺の住民向けに説明会を開き、土壌汚染の状況などを報告した。出席した複数の住民によると、席上、「アスベストは飛散しないのか」「きちんと情報開示してほしい」などの要望が相次いだという。近くに住む男性(46)は、「どれだけ汚染されているかわからないので不安」と話した。
市環境対策課の新井仁課長は、「汚染物質については(同組合に)適切に処理するよう要請し、場合によっては行政指導を行いたい」としている。

土壌汚染把握に遅れ
再開発組合によると、担当者が環境基準値を上回るヒ素と鉛が検出されたことを市浦和西部まちづくり事務所に知らせたのは今年7月。翌8月には、複数の廃材からアスベストが検出されたことも報告した。
しかし、同事務所は、アスベスト飛散の可能性について市環境対策課に連絡したものの、ヒ素や鉛の検出は知らせず、同課は今月7日、読売新聞の取材をきっかけに、初めて土壌汚染を把握した。同課は、「市役所内での情報伝達のあり方を改める方向で検討したい」としている。
市によると、再開発事業の計画は1987年頃から本格的にスタート。これまでに国や市から約12億円の補助金が支出され、最終的には計約58億円が使われる見込みという。

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26 三井ホーム、女性誌と二世帯住宅を共同開発 同居ストレス最小限に 2012/12/19 日経産業新聞
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三井ホームは光文社が発行する女性誌「VERY」と共同で二世帯住宅の新商品を開発した。雑誌の中心的読者である子育て中の30~40歳代女性に照準を定め、二世帯で同居していてもストレスを最小限にとどめる工夫を設計に採り入れた。新商品をテコに2020年までに二世帯住宅の販売比率を現在の15%から20%まで引き上げる。
新商品「ツインファミリー トロワ」の受注を始めた。二世帯が多目的に共有するスペース「コネクティングルーム」を設け、子どもの遊び場や客間として使えるようにしたのが特長。わざわざ共有のスペースを確保することで、お互いの生活のスペースを侵さないよう配慮した。

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27 大京アステージ、マンション向け防災備蓄品を開発 2012/12/19 日経産業新聞
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大京とマンション管理子会社の大京アステージ(東京・渋谷、益田知社長)は共同で、マンション居住者向けに、防災備蓄品を1つの箱に収めたセット「生・活 防災ボックス『ライフティキット』」を開発した。2013年初めにも販売を始める新築分譲マンション「ライオンズ相模原ライズフォート」(相模原市)で標準仕様として採用。その後も対応可能な物件で順次採用する。
幅28センチ・高さ23センチ・奥行き38センチの箱型の入れ物に、ラジオ一体型のライトや携帯用トイレなど大京グループが災害時に便利なものとして選んだ備蓄品の一式を入れておく。

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28 トヨタホーム、35周年モデルの戸建て 子育て世代に 2012/12/19 日経産業新聞
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【名古屋】トヨタホームは18日、戸建て販売35周年記念モデルの戸建て商品「シンセ・スマートママの家」を2013年1月2日に発売すると発表した。想定する主な顧客層は子育て世代。キッチンを中心に家事をしやすい動線を確保し、玄関脇には遊具や三輪車の収納スペースを設ける。
来年6月末までの限定商品で、販売目標は850戸。延べ床面積が約130平方メートルの参考プランで価格は2144万円。

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29 カインズ、住宅改修拡大 施工担当倍増、来年度2万件目標 2012/12/18 日経産業新聞
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【前橋】ホームセンター大手のカインズは住宅のリフォーム事業を拡大する。台所やトイレの改装などの施工担当者を現在の2倍以上の20人規模にし、取扱店舗も増やす。網戸の交換など少額の依頼から店頭で受け付ける利便性をアピールする。バリアフリー化を含め住宅の改修需要は底堅いだけに、年間1000件程度の受注を2013年度には約2万件まで増やしたい考えだ。
昨年始めた「カインズスマイルサービス」を拡充する。照明器具の取り付けや換気扇の交換など1件あたり数千円程度の少額工事から手掛けるうえ、案件によって即日対応もできるのが特徴。首都圏を中心に9店舗で扱っており、主に高齢者を中心に利用されているという。

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30 ミサワ、狭小地向け鉄骨住宅 平らな屋根、背丈は高く 2012/12/18 日経産業新聞
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ミサワホームは17日、都市部の狭小地向けに鉄骨住宅の新商品を売り出すと発表した。若年層に人気の平らな屋根を採用しながら背丈を高くすることで、周辺住宅に大きさの印象で見劣りしないようにした。道路に面する土地の幅が狭くても建築できるように建物の間口は狭くした。年間100棟を販売し、手薄な鉄骨住宅を強化する。
新商品「ハイブリッドフォルム」2013年1月11日から全国で販売する。延べ床面積117平方メートルの2階建てで、形状が鋭いフラット屋根を採用したのが特徴。屋根裏に収納スペースを設けることで背丈を7.7メートルと従来より1メートル程度高め、外観に重量感を持たせた。

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31 ハイアット、新橋・虎ノ門に進出 森ビルなどの再開発ビル 2012/12/14 日経産業新聞
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米ホテルチェーン大手のハイアット・ホテルズは13日、東京都と森ビルが港区の新橋・虎ノ門地区で建設している再開発ビルに進出すると発表した。2014年夏に有名デザイナーが手掛ける内装などを特徴とする日本初登場の「アンダーズ」ブランドのホテルを開業する。海外からのビジネス客に加え、東京スカイツリー(東京・墨田)の開業などで増えている観光客の利用を見込むという。
ホテル名は「アンダーズ東京」。虎ノ門1丁目にできる52階建てのビルの47~52階に入居する。延べ床面積2万5千平方メートルで客室数は164室。宿泊料金は1人1泊4万円前後を想定し、周辺の既存ホテルよりも3~5割高くなる見通し。同じビルには住宅や商業施設なども入居する。

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32 強力水流で便器掃除、LIXILの新型 毎分4000回転のモーター内蔵 2012/12/13 日経産業新聞
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LIXILグループは12日、主力のトイレ製品「サティス」を刷新し便器掃除の新機能を加えると発表した。2013年2月1日に売り出す。内蔵のモーターで水流を強め、4リットルの少ない洗浄水でも汚れを落としやすくした。除菌や保湿などに効果があるとするイオンを便器に放出し、便器に付着する菌を減らすという。
新「サティス」は節水しやすいタンクレストイレ。新機能「すみずみウォッシュ」は便器に内蔵する毎分4千回転のモーターで流す水の圧力を強めるのが特長。便器自体も強い水流を受け止め、全体に行き渡らせる形状に改めた。

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33 オリックスの高層住宅、初月契約戸数263戸 大阪市内で過去最多 2012/12/13 日経産業新聞
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オリックス不動産などが大阪厚生年金会館跡地で開発している超高層マンションの初月契約戸数が263戸と、大阪市内で過去最多となったことが12日、わかった。初月契約戸数とは、販売を開始した月の1カ月間の契約戸数のこと。高い耐震性や充実した防災機能が顧客の購入意欲を刺激したようだ。
販売が好調に推移しているのは、大阪市西区で建設中の地上53階建て超高層マンション「大阪ひびきの街 ザ・サンクタスタワー」(総戸数874戸)。東京スカイツリーにも採用された地震などの揺れを抑える制震構造を導入するほか、約7日間分の水や非常用電源を確保。停電時も2機の非常用エレベーターが稼働を続けるなど、災害に強いマンションをうたう。

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34 JR東の子育て支援施設、来春計70カ所に 目標前倒し 2012/12/13 日経産業新聞
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東日本旅客鉄道(JR東日本)は12日、沿線の活性化策として展開する子育て支援施設が2013年4月1日に累計70カ所になると発表した。当初の目標を1年前倒しで達成することになる。今後も沿線各地域のニーズに応じて多彩な施設を開き、合計100カ所まで増やす計画だ。
13年3~4月に東京都内や横浜市、千葉市などに新たに10カ所、開設する予定だ。新形態となる子育て支援と高齢者福祉の複合施設「COTONIOR(コトニア)」も初めて開く。この結果、従来は14年4月までを目標にしていた合計70カ所に達するという。

2012-12-20 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed 

 

住宅関連新聞記事ダイジェスト No.462  2012/12/6~2012/12/12

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【日本経済新聞】
1 関経連、うめきた2期地区に都市機能案 全面緑化から修正
2 住み心地、武蔵野市がトップ 商業・自然とも充実
3 高齢者の孤立、町ぐるみで防ぐ 中野・足立区
4 仙台のオフィス空室率、4年ぶり低水準に 復興需要で
5 旭化成ホームズに最優秀賞 日経広告賞授賞式

【朝日新聞】
6 11月不動産業倒産は28件、帝国データバンク調べ
7 東京タワーとスカイツリー、『夜景』への家賃上乗せ額は平均9000円台
8 オフィスの移転目的 「拡張」が「縮小」上回る CBRE調べ
9 ウェブサイトに新機能 閲覧履歴からニーズ推察 東建不販
10 10月の建設受注、4兆1596億円で8カ月連続増加
11 中心部が強含みで上昇 11月分譲マンション賃料 東京カンテイ
12 中古市場、拡大基調続く 東日本レインズ調べ
13 「改修工事業」確立に向け尽力 マンション計画修繕施工協会
14 主要建設40社・中間期業績 復旧需要で売上増、利益率は低下
15 加盟400社突破、大阪支部設立へ 不動産競売流通協
16 都心のオフィス空室率、8.76%で横ばい
17 消費税率アップ「買い時感」にブレーキ

【読売新聞】
18 町内会が太陽光発電、売電で会費負担を軽減
19 体育館敷地地下に除染土保管…埼玉・三郷が計画
20 建築確認不十分で静岡市に賠償命令 地裁判決
21 住宅駆け込み需要狙え…消費増税前に商戦本格化
22 シャープ、米から太陽パネル 住宅用を調達へ
23 「20世紀最後の巨匠」104歳の建築家死去

【日経産業新聞】
24 津波衝撃、最大6割減 NSP設計、広島大と施設
25 大和ハウス、高齢者向け介護ロボ販売 排せつ支援
26 TOTO、こだわりの浴室ハーフユニット 機能性強化
27 東芝ライテック、LED照明の明るさ4割向上
28 都心オフィスビル空室率、5ヵ月ぶりに上昇 11月末
29 ケネディクス・東急不・政投銀、旧長銀ビル建て替え
30 第四銀行、太陽光導入向けに融資制度
31 TOTO、取り換え用シャワーヘッド 35%節水

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1 関経連、うめきた2期地区に都市機能案 全面緑化から修正 2012/12/11 日本経済新聞
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関西経済連合会は10日、JR大阪駅北側の再開発地区「うめきた」の2期地区について、緑地だけでなく都市機能も必要とする案を公表した。道路や広場を除いた10万平方メートルのうち南側の4万平方メートルを「民間参加型開発地」と位置付けた。全面緑化としていた従来の案から軌道修正した。
関経連がこれまで公表した案では、うめきたの2期地区を恒久緑地と暫定緑地に分けてほぼ全面をいったん緑化し、暫定緑地を経済状況などに応じて順次開発していくことを提案していた。

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2 住み心地、武蔵野市がトップ 商業・自然とも充実 2012/12/11 日本経済新聞
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不動産情報サイトのネクストと立教大学が共同で東京都内の主要42市区に居住する人を対象に住み心地を調査したところ、武蔵野市が満足度1位だった。都心部に出やすい交通利便性を確保し、商業施設も充実しながら、井の頭公園など自然が豊かな点が評価された。このほか上位の市区は、JR中央線寄りの西部の市区や、都心・湾岸地域の区が目立った。
2位の府中市は図書館や公園が充実している点が評価された。3位の杉並区は23区中でトップで、商店街の充実を評価。4位の中央区は犯罪が少なく夜道が安全な点が理由に挙がった。
調査は10月中旬にインターネットで実施し、都内の同じ市区に1年以上住む20歳以上の男女6291人から有効回答を得た。有効回答数が140以上だった23区19市の計42市区をランキングした。

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3 高齢者の孤立、町ぐるみで防ぐ 中野・足立区 2012/12/8 日本経済新聞
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自治体が高齢者の孤立や孤独死を防ぐ目的で、高齢者の個人情報を自治会や町会に提供できるようにする動きが広がってきた。中野区が昨年条例を施行したのに続き、足立区も12月議会に条例案を提出した。個人情報保護法の壁をクリアしたうえで、地域による高齢者の見守り活動に生かす。東京は独り暮らしの高齢者が多く、今後も追随する自治体が増える見通しだ。
足立区が12月議会で制定を目指すのは「孤立ゼロプロジェクト推進に関する条例」。住民基本台帳をもとに、70歳以上の単身世帯と75歳以上だけの世帯のうち介護保険サービス利用者を除く約3万3500世帯の個人情報(住所、氏名、年齢、性別)を提供する。
自治会・町会役員や民生委員が受け取った名簿をもとに全世帯を訪れ、親族や地域との交流がどの程度あるかを聞き取る。日常生活で世帯以外の人と10分程度の会話をする頻度が1週間に1回未満、または日常の困りごとの相談相手がいない人を「孤立状態」と定義し、各自治会や町会による高齢者世帯の見守り活動の支援対象にする。
2013年1月から一部地域で訪問を始め、来年度に調査を対象全世帯に広げる。調査を拒否した世帯には、区や地域の見守り活動の概要を説明した資料や地域のイベント案内を定期的にポストに入れる。区の担当者は「資料や案内をポストに入れに訪問した際、外から分かる範囲で異変を察知する」と話す。
足立区では10年夏、戸籍上では111歳だった高齢者が白骨遺体で見つかり、全国に広がった高齢者所在不明問題の発端となった。区の担当者は「高齢者の孤独死防止は喫緊の課題。高齢者が安心して住める街づくりを全国に先駆けて進めるのが狙い」と説明する。
先行して実施したのは中野区。11年4月、自治会や町会に、70歳以上の単身世帯と75歳以上だけの世帯の個人情報提供を可能にする「地域支えあい活動の推進に関する条例」を施行した。
中野区は本人同意を取ったうえで提供しているのが特徴だ。足立区が訪問による実態把握を主目的にしているのに対し、中野区は提供した情報を自治会や町会が独自に実施する見守り活動に生かしてもらうのが狙い。

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4 仙台のオフィス空室率、4年ぶり低水準に 復興需要で 2012/12/8 日本経済新聞
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三鬼商事仙台支店が発表した11月の仙台市中心部のオフィス空室率は前月比0.27ポイント低下し13.92%だった。3カ月連続で低下し約4年ぶりに13%台になった。東日本大震災の復興事業に携わる社員が増え、ビル内の増床や一回り大きなビルへの移転が活発。マンション開発の増加で空室にモデルルームが入る例も目立つ。
被災地で住宅復興の計画策定が本格化し「建設コンサルタントや設計事務所などの増床が目立つ」(三鬼商事)。他地域からの進出企業の増加で新規のオフィス需要も旺盛という。

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5 旭化成ホームズに最優秀賞 日経広告賞授賞式 2012/12/7 日本経済新聞
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第61回日経広告賞(2012年)の授賞式が7日午後、東京都千代田区の日経ホールで開催され、旭化成ホームズに最優秀賞が贈られた。審査対象980作品の中から61作品が部門賞などを受賞した。
日本経済新聞社の喜多恒雄社長は「応募作品は企業の活動をタイムリーに伝える広告やコピーをじっくり読ませる広告が数多く見られ、企業の活動や姿勢を読者にわかりやすく伝える広告の重要性を改めて認識した」とあいさつ。審査委員長の小林保彦氏は「企業の意思をはっきり見せる志向が強まってきた」と講評した。

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6 11月不動産業倒産は28件、帝国データバンク調べ 2012/12/11 朝日新聞
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帝国データバンクの調査によると、11月に倒産した不動産業は、28件だった。前年同月比同数、前月(24件)比では16.7%増加した。
また、他業種を含めた全体の倒産件数は938件で、前年同月比3.4%減。負債総額は2495億400万円で、同30.9%増加した。

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7 東京タワーとスカイツリー、『夜景』への家賃上乗せ額は平均9000円台 2012/12/11 朝日新聞
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不動産情報サービスのアットホームが、「自宅から東京スカイツリーと東京タワーの夜景がきれいに見えた場合、月額家賃にいくら上乗せできるか」についてアンケート調査したところ、それぞれの平均上乗せ額は、東京スカイツリーが9042円、東京タワーが9223円だった。
東京タワーの『夜景価値』が高い結果となったが、1年前(2011年11月)の調査と比べると、東京タワーはほぼ横ばいだったのに対し、スカイツリーは1866円上昇した。12年5月の開業以降、スカイツリーに対する関心度が急激に高まっているようだ。なお、「夜景がきれいに見えても、上乗せ額はゼロ」という回答も全体の約2割あった。
同調査は、東京23区の賃貸住宅に住む20~40代の男女600人に聞いたもの。

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8 オフィスの移転目的 「拡張」が「縮小」上回る CBRE調べ 2012/12/11 朝日新聞
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シービーアールイーが首都圏にオフィスを構えるテナント企業を対象に意識調査を実施したところ、「拡張」を目的とした前向きな移転意欲が高まっていることが分かった。
今後の移転予定について聞いたところ、47%のテナントが「移転予定がある」と回答した。前回(2010年)調査の37%、前々回(2008年)の28%から大幅に増えた。
また、移転目的については、「拡張」が27%(前回22・8%)で最多。前回25%で最も多かった「縮小」は15%にとどまった。

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9 ウェブサイトに新機能 閲覧履歴からニーズ推察 東建不販 2012/12/11 朝日新聞
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東京建物不動産販売(東京都新宿区)はこのほど、同社のウェブサイト「住まいのGoodNews」を全面的にリニューアルした。検索機能の強化に加えて、希望条件が漠然としている閲覧者向けの機能を追加した。
間取りや価格といった基本的な条件検索のほか、地図から探す機能などを搭載した。また、どのような検索ワードで同サイトにアクセスしたかといった履歴を自動的に分析。「買う」「売る」といった需要別に複数作成した特集の中から、閲覧者ごとに最適な特集を推察し、トップ画面で表示する機能を備えた。
今後は、ウェブサイト会員サービスの開始を検討しているという。

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10 10月の建設受注、4兆1596億円で8カ月連続増加 2012/12/10 朝日新聞
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国土交通省はこのほど、2012年10月の「建設工事受注動態統計調査」を発表した。
それによると、10月の受注高は4兆1596億円で前年比16.9%増加した。これで8カ月連続の前年比増となり、2004年11月から2005年8月まで続いた「10カ月連続」に次ぐ長さとなった。2000年以降で見ると下から5番目の受注高水準だが、最近4カ年では最も高い数字となっており、回復基調にある結果となった。

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11 中心部が強含みで上昇 11月分譲マンション賃料 東京カンテイ 2012/12/10 朝日新聞
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東京カンテイ(東京都品川区)がまとめた2012年11月の分譲マンション賃料(分譲マンションの月額募集賃料を集計・算出し、1平方メートル換算したもの)によると、3大都市圏の賃料水準がそろって上昇した。東京都を始めとする中心部が強含んだ影響とみられる。
首都圏(2467円、前月比0.2%上昇)では、事例数全体の約3分の2を占める東京都(2889円、同0.3%上昇)がけん引役となり上昇した。その一方で神奈川県(2024円、同0.5%下落)、埼玉県(1583円、同1.8%下落)、千葉県(1488円、同0.7%下落)は軒並み下落。特に埼玉県は、前月までの4カ月連続上昇の反動と、平均築年数(21年)がやや古くなったことにより下げ幅が大きい。
近畿圏(1689円、同0.7%上昇)でも、大阪府(1757円、同0.6%上昇)、兵庫県(1630円、同0.2%上昇)といった主要地域がそろってプラスだった。
中部圏(1498円、同1.5%上昇)では愛知県(1516円、同1.5%上昇)が3カ月ぶりに1500円台を回復し、底打ちの兆しを見せている。前年同月比も0.1%プラスと、ほぼ横ばいだった。

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12 中古市場、拡大基調続く 東日本レインズ調べ 2012/12/10 朝日新聞
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東日本不動産流通機構(東日本レインズ)の調査によると、11月の首都圏における中古マンションの成約件数は2574件(前年比3.1%増加)で3カ月連続前年を上回った。また、中古戸建ても3カ月連続の前年比増となる985件(同8.2%増加)となり、増加基調が続いている結果となった。
成約価格については、中古マンションが2506万円(前月比0.2%下落)で3カ月ぶりに下落、中古戸建ては2939万円(同1.5%上昇)で2カ月連続の上昇だった。

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13 「改修工事業」確立に向け尽力 マンション計画修繕施工協会 2012/12/7 朝日新聞
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一般社団法人マンション計画修繕施工協会(東京都港区)はこのほど、都内で事業報告を行い、マンションの『改修工事業』の確立を目指す方針を改めて打ち出した。国土交通省で進められている、建設業業種区分の見直しを踏まえたもの。
坂倉徹会長は「改修工事が業として確立されないと、(管理組合が大規模修繕工事を発注する際に)どの事業者が適切なのかが分からない。新築との違いを明確にする必要がある」と話し、改修工事業の新設を働きかけていく考えを示した。
同協会には11月末時点で、マンションの大規模修繕工事を請け負う事業者を中心に199社が加入している。

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14 主要建設40社・中間期業績 復旧需要で売上増、利益率は低下 2012/12/7 朝日新聞
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建設経済研究所の「2013年3月期第2四半期(中間期)・主要建設会社決算分析」によると、民間の設備投資や復旧・復興関連工事を中心とした公共工事が増加したことなどで、主要建設会社の売上高(連結、以下同じ)は前年を4.8%上回る5兆5671億4400万円だった。ただ、売上総利益率については、資材・労務費上昇による採算悪化が原因で、大幅減となった前年を更に1.4ポイント下回る6.6%に落ち込んだ。同研究所では、「民間工事においては、コスト負担を発注者に転嫁しにくく、資材・労務費の動向について引き続き注視が必要」としつつも、最近の受注分はコスト高を見込んだ契約を締結するなどしている模様で、「今は我慢の時期と考えられる」との判断だ。

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15 加盟400社突破、大阪支部設立へ 不動産競売流通協 2012/12/6 朝日新聞
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不動産競売流通協会(東京都港区、青山一広代表理事)は2013年6月、大阪支部を設立する。12月5日に楽天オークション(東京都品川区、殿村英嗣代表)と合同で開催したカンファレンスで明らかにした。
同協会は、一般消費者が競売不動産を取得する際のサポート業務を行う不動産業者を育成する目的で、2009年に設立された。会員の不動産業者を対象に全国でセミナーを開いているほか、2011年からは競売不動産取扱主任者試験を実施している。
同協会によると、加盟する全406社(2012年11月時点)のうち160社が西日本に所在する事業者。大阪支部の設立後は東京本部と連携しつつ、西日本エリアでのセミナー事業などを担っていく方針だという。
なお、12月2日に全国10都市で実施した第2回競売不動産取扱主任者試験は、前年比43%増の1655人が受験した。

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16 都心のオフィス空室率、8.76%で横ばい 2012/12/6 朝日新聞
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賃貸オフィス仲介の三鬼商事の調査によると、東京都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)の11月末時点の平均空室率は8.76%で、前月と比べて0.02ポイント悪化した。大型空室の募集開始の影響が出たものの、好立地の既存ビルに成約の動きがあったことから、空室面積の増減に大きな変化は見られなかった。
平均賃料(1坪当たり)については1万6588円(前年比2.27%下落、前月比0.24%下落)で、弱含みの状態で推移している。

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17 消費税率アップ「買い時感」にブレーキ 2012/12/6 朝日新聞
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全国宅地建物取引業協会連合会と全国宅地建物取引業保証協会はこのほど、住宅・不動産の購買などに関する意識調査結果を発表した。
それによると、「不動産は買い時だと思う」の回答理由として、今回新たに「消費税が上がる前だから」との項目を加えたところ、従来の「住宅ローン減税など税制優遇が実施されているから」を上回り、理由の1位となった。
また、買い時感については、「買い時だと思う」「買い時だとは思わない」の回答割合が減っている一方、「分からない」は逆に増えている結果となった。両協会では、「日本経済の先行きが不透明で雇用不安が広がる中、消費税率アップの法案が成立するなどの要因が重なり、本当に今が買い時なのか判断できないといった層が増えているのではないか」と分析している。
同調査は、20歳以上の男女を対象にしたもので、有効回答数は1万4328件。調査期間は9月23日~10月31日、インターネットでの実施。

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18 町内会が太陽光発電、売電で会費負担を軽減 2012/12/11 読売新聞
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長崎県・福江島(五島市)の黒蔵くろぞう町内会(66世帯150人)が来年4月から、太陽光発電事業を始める。
売電収入を町内会の運営費に充て、高齢化が進む地域の会費負担を軽減するのが狙い。
自治組織では珍しい取り組みだ。
黒蔵地区は福江空港の西約3キロの丘陵地にある農村地帯。1970年代には約300人が住んでいたが、過疎が進み、65歳以上の割合は約35%に上る。町内会費は1世帯あたり年5000円で、公民館の維持費や行事の開催費などに充てられる。医療費が増えがちな高齢者には負担になることから、町内で新たな収入源を模索していた。
今年7月、再生可能エネルギー特別措置法に基づく電気の固定価格買い取り制度が始まると、ゲートボール場として使っていた市の遊休地で太陽光発電を計画。使用はスポーツに限られていたが、市が用途変更に応じて協力した。
計画では遊休地の一角約440平方メートルに144枚の太陽光パネルを設置。年間発電量は約4万7000キロ・ワット時で一般家庭の10世帯余りに相当。来年1月に着工、同4月から稼働する予定。1150万円の事業費は町内会の積立金から拠出するが、九電への売電で年間140万~150万円の収入を見込み、事業費は10年ほどで回収できる見通し。将来は全員の町内会費を無料にする方針という。

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19 体育館敷地地下に除染土保管…埼玉・三郷が計画 2012/12/11 読売新聞
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東京電力福島第一原発事故による汚染土壌の処分問題で、埼玉県三郷市は10日、同市総合体育館駐車場の下にコンクリート製の箱を造り、除染で出た土壌を一時保管する計画を明らかにした。
市は「国の指針より安全性の高い保管場所を確保したいため」(市放射能対策室)とし、議会や近隣住民には6~7月に計画を説明したという。
市によると、箱は幅41・5メートル、長さ9・2メートル、深さ1・9メートルで、厚さ20センチのコンクリートを使用。約700トンの汚染土壌が保管できる。土壌を入れた後、上部を同じ厚さのコンクリートで覆う。完成は来年2月の予定で、放射線は98%遮断できるとしている。
同市は国の汚染状況重点調査地域に指定され、昨年度、市内の小中学校や公園などを中心に除染を行ってきた。その際に出た汚染土壌は、学校では敷地内に穴を掘って埋めていたが、保育所などでは埋める場所がなく、市の一般廃棄物最終処分場に保管していた。

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20 建築確認不十分で静岡市に賠償命令 地裁判決 2012/12/8 読売新聞
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静岡市駿河区の分譲マンションが耐震強度不足で解体を余儀なくされたのは、構造計算が不完全だった上、建築確認が不十分だったためとして、建築主の「ザ・トーカイ」(静岡市葵区)が設計会社や静岡市などに約10億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が7日、静岡地裁であった。
足立哲裁判長は、静岡市などを除く5被告に計約9億6000万円の支払いを命じた。静岡市に対しては「建築確認制度は、建築士に対する信頼を前提としている」として、このうち約6億7000万円を5被告と連帯して支払うよう命じた。
判決によると、設計会社は下請け業者が作成した、耐震基準の計算が完了しないままの構造計算書を静岡市に提出。市は計算書の最終ページがないことに気づき、追加を求めたが、計算過程と結論に食い違いがあることには気づかず、確認済証を交付した。
マンションは鉄筋コンクリート10階建て(全36戸)で、2003年に完成した。強度不足が判明し、08年10月に解体が完了した。
判決を受け、静岡市の田辺信宏市長は「主張が認められず、非常に残念。控訴に向け検討する」とするコメントを出した。

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21 住宅駆け込み需要狙え…消費増税前に商戦本格化 2012/12/7 読売新聞
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2014年4月の消費税率の引き上げを前に、駆け込み需要を取り込むためのマンション発売など業界の対応が本格化してきた。
住宅の場合、消費税は原則、引き渡し時にかかり、契約から1年以上後になるケースが多いためだ。自動車などを含めた駆け込み需要は10兆円以上との試算もある。一方、増税の影響を和らげる住宅ローン減税などの対策は衆院選で作業が止まり、販売現場には戸惑いも広がっている。
東京都中央区晴海に建設中の49階建て大型マンションは、14年3月下旬に引き渡される。分譲マンションの場合、原則、引き渡し日が14年4月以降になると8%の消費税率(対象は建物部分)が適用される。販売する三菱地所レジデンスの責任者も「入居予定者には『税率引き上げの前に引き渡しを受けられる物件が良い』と説明している」と話す。
都心から近く、販売は好調だが、関連税制が固まっていないため、説明に苦慮することも多いという。
三井不動産レジデンシャルは、11月末から東京都江東区東雲の大型マンション(43階建て)を売り出した。最多価格帯は4900万円で、入居予定の時期は14年3月のため、駆け込み需要への期待は大きい。
不動産経済研究所によると、今年1~10月の首都圏のマンション販売戸数は前年同期を6・6%上回る。住宅ローン金利が過去最低水準という追い風もあり、年明け以降は一段の増加が見込まれる。
新築の注文住宅の場合は、13年9月30日までに工事契約を結んでいれば、引き渡しが14年4月1日以降でも特例措置として5%の税率が適用される。このため、建設経済研究所は、注文住宅も含め、13年度の住宅全体の着工戸数は12年度比5・2%増の92万1100戸と予想する。
ただ、不動産経済研究所の福田秋生氏は「どのような対策が打ち出されるのか、現場は様子見の状況」と指摘する。住宅税制については、衆院選後も社会保障・税一体改革を主導した民主、自民、公明の3党中心で決める方針だ。住宅ローン減税の拡充や、ローン減税の恩恵を十分受けられない中所得者への給付金の支給などを検討する見通しで、衆院選後の3党の協議に注目が集まる。
自動車の駆け込み需要は13年末以降に本格化するとみられる。自動車関連税制の見直し内容によっては、販売が大きく左右される可能性がある。
消費税増税の影響が大きいとして、自動車業界は、14年4月の引き上げに合わせ、自動車取得税や自動車重量税の廃止を求めている。3党の中では「前倒しして、13年度から経済対策として検討すべきだ」との声も出ている。

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22 シャープ、米から太陽パネル 住宅用を調達へ 2012/12/6 読売新聞
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国内需要の急増に対応 国内工場は集約
シャープは5日、太陽光発電パネル大手、米サンパワーから住宅用パネルを調達することを明らかにした。経営再建の一環でパネルの生産体制を見直しつつ、国内需要の急増にも対応する。シャープが太陽光パネルを外部から調達するのは今回が初めて。
シャープは来年9月までに葛城工場(奈良県葛城市)など国内3工場でパネルの生産を中止し、堺工場(堺市)に集約する。
需要増に対応するだけの投資が難しくなるため、サンパワーとOEM(相手先ブランドによる生産)契約を結んだ。今月中旬から出力245ワットのパネルをシャープブランドで発売する。
シャープは、2012年度下半期(10月~13年3月末)の太陽電池事業の売上高を、上半期(4~9月)の約1・5倍に当たる1369億円と見込む。
主力商品「ブラックソーラー」の生産能力を1・2倍程度に高めるほか、サンパワーのパネルも活用する。現在30%の住宅向けの国内市場占有率を早期に40%に引き上げたい考えだ。
太陽光発電協会によると、太陽電池の7~9月の国内出荷量は、再生可能エネルギーの全量買い取り制度などの影響で前年同期比80%増の約62万キロ・ワットとなり、四半期ベースでは過去最高を記録した。

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23 「20世紀最後の巨匠」104歳の建築家死去 2012/12/6 読売新聞
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ブラジルの地元メディアによると、ブラジルの建築家のオスカー・ニーマイヤー氏が5日、リオデジャネイロ市内の病院で死去。104歳。
仏建築家ル・コルビュジエに師事し、1940年代に米ニューヨークの国連本部ビル設計に参加した。60年にブラジルの首都がリオデジャネイロからブラジリアに移転した際は、大統領府や国会議事堂など新首都の主要建築群を設計した。リオのカーニバル専用会場「サンボドロモ」など、手がけた作品は600点を超える。
88年に米プリツカー賞を受賞。100歳を超えても現役を続け、「20世紀最後の巨匠」と呼ばれた。(リオデジャネイロ)

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24 津波衝撃、最大6割減 NSP設計、広島大と施設 2012/12/12 日経産業新聞
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【広島】建築設計事務所のNSP設計(広島市、鉄升卓爾社長)は広島大学と共同で、津波の衝撃力を最大6割軽減できるドーム型の構造物を開発した。通常時は集会場や水産加工施設として利用し、津波発生時には周辺住民などが緊急避難する施設として活用する。南海地震などに対応できるとして、沿岸部に住宅が多い自治体や漁業協同組合などから今後10年間で50棟程度の受注を目指す。
NSP設計が開発した構造物は海に向かって前後が丸みを帯びている。津波や引き波が曲面に沿って屋根の上や左右に流れるため、箱形(直方体)の建物に比べ波の衝撃を逃がすことができる。新幹線の先頭車両が流線型なのと同じ原理だ。

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25 大和ハウス、高齢者向け介護ロボ販売 排せつ支援 2012/12/12 日経産業新聞
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大和ハウス工業は介護支援ロボットの新商品の販売を2013年1月7日から始める。寝たきりの高齢者などの排せつを支援するロボットで、同ロボットを開発・製造する会社から一括して買い受け、全国の福祉用具のレンタル事業者などに販売する。少子高齢化の進展を見据えた動きで、新商品の販売を機に介護・福祉用ロボット事業を拡充する狙いだ。
新たに販売するロボットは排せつ支援ロボット「マインレット爽(さわやか)」。被介護者の下半身におむつのような専用カバーを装着する。排せつ物を吸引するほか、温水洗浄する機能も持つ。

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26 TOTO、こだわりの浴室ハーフユニット 機能性強化 2012/12/11 日経産業新聞
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TOTOは壁を付属しない浴室ハーフユニットで機能を強化した新商品を売り出すと発表した。8の字をかたどった浴槽や天井一体型シャワーなどを加えた。浴室ユニット同様の防水機能を確保しながら壁などでこだわりの浴室を設計しやすくする。
2013年2月1日に新商品の「ハーフバス08」を発売する。浴槽と洗い場を一体にして防水機能を保つだけでなく天井パネルを加え、導入に手間のかかるオーバーヘッドシャワーを取り付けたのが特長の一つになる。

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27 東芝ライテック、LED照明の明るさ4割向上 2012/12/11 日経産業新聞
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東芝ライテックは10日、玄関やマンションの廊下などに使う発光ダイオード(LED)照明で、従来品から4割明るい新製品を25日に発売すると発表した。明るさは従来は1200ルーメンだったのに対し、1700ルーメン。製品を覆う専用器具3機種も同時に発売。住宅メーカーなどを中心に売り込む。価格はLED照明が1万2600円、器具が6300~9765円。
照明は「GX―53」と呼ぶ口金に対応。設置の際には配線工事が必要となる。LED照明自体に電源を内蔵しており、設置後は器具を換えずに照明だけを交換できる。明るさが1700ルーメンの昼白色タイプのほかに、1530ルーメンの電球色タイプも用意した。2タイプ合わせて初年度に12万個の販売を見込んでいる。

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28 都心オフィスビル空室率、5ヵ月ぶりに上昇 11月末 2012/12/7 日経産業新聞
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オフィスビル仲介大手の三鬼商事(東京・中央)は6日、東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィスビルの11月末の平均空室率が前月比0.02ポイント上昇して8.76%となったと発表した。空室率が上昇したのは5カ月ぶり。
港区の大型ビルが入居募集を始め、全体の空室率を押し上げた。港区の11月末の空室率は10.31%と前月比0.41ポイント上昇した。一方、渋谷区が同0.46ポイント低下し6.82%となるなど、他の4区の空室率は軒並み低下している。

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29 ケネディクス・東急不・政投銀、旧長銀ビル建て替え 2012/12/7 日経産業新聞
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不動産ファンド運営のケネディクスと東急不動産、日本政策投資銀行は6日、東京・内幸町の旧日本長期信用銀行本店ビルを取得すると発表した。3社の共同事業として、同ビルを解体し、新たな賃貸オフィスビルに建て替える。取得や解体、建設にかかる総事業費は800億円程度。
現在のビル保有者である米モルガン・スタンレー系ファンドから7日に引き渡しを受ける。2013年度に解体工事に入り、2017年春ごろに地上20階建ての新ビルを完成させる見込みだ。新ビルの賃貸可能床面積は、既存ビルより3割程度増える見通しという。

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30 第四銀行、太陽光導入向けに融資制度 2012/12/6 日経産業新聞
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第四銀行は太陽光発電設備を導入する事業者や個人を対象とした新融資制度を設けた。事業者向けでは最長20年の融資に応じる。7月に始まった再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を踏まえ、新たな成長分野での資金需要開拓を目指す。
事業者向けは固定価格買い取り制度を利用する場合に活用できる。設備設置計画の相談や設置事業者への取り次ぎを手助けする。発電設備を設置する立地の相談にも応じ、津波、落雷などのリスクを診断するため、損害保険会社を紹介する。個人向けは1000万円以内の無担保融資とする。

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31 TOTO、取り換え用シャワーヘッド 35%節水 2012/12/6 日経産業新聞
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TOTOは5日、「エアインシャワー」と呼ぶ節水技術を使ったシャワーヘッドを取り換え用でも売り出すと発表した。これまで水栓金具と一体で工務店を通じて販売してきたが、生活雑貨店でも扱えるようにして賃貸住宅に住む消費者などの需要を取り込む。
樹脂素材のシャワーヘッドで、同社製以外の水栓金具にも取り付けられるようにした。噴射する水に空気を含ませることで水滴を大粒にし、一般的なシャワーヘッドに比べ35%節水できる。噴射口を狭くする節水技術より肌への当たり方が優しく、浴び心地がいいのが特徴だという。希望小売価格は6195円。

2012-12-13 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed 

 

住宅関連新聞記事ダイジェスト No.461  2012/11/28~2012/12/5

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【日本経済新聞】
1 大阪府が住宅フォーラム 中古・リフォーム市場、官民で活性化
2 美空ひばりさんゆかりの照明、川崎市内のマンションに展示
3 徳島県、木造建築で人材養成講座
4 福岡市、天神の渋滞緩和 渡辺通りに迂回路
5 二重ローン支援総額200億円超す 債権買い取りなど64社
6 住宅着工が4年ぶり高水準 10月、エコポイント駆け込み
7 変わる大手町、再開発の範囲拡大 東京駅北東側も一体的に

【朝日新聞】
8 11月のオフィス空室率、3大都市いずれも低下 CBRE
9 不動産業の景況感、4カ月連続で悪化 帝国データ調べ
10 33点が合格ライン 合格者1600人増える 12年宅建試験
11 不動産価格指数の下落続く 国交省調査で
12 住宅ローン、フラット35が過去最低金利1.81%に
13 リフォーム瑕疵保険付きでローン金利低減 住宅保証機構
14 東京定住意向、上昇傾向に 都が世論調査

【読売新聞】
15 液状化、専門家が視察…千葉・我孫子
16 土壌覆って放射線低減 低コスト粉末開発
17 別府で温泉熱発電、地熱で初の固定価格買い取り
18 地震保険、政府支援求める…財務省部会
19 「顔認識」無断で客撮影…首都圏の商業施設など

【日経産業新聞】
20 01~11年の経済波及効果、REITなど31兆円 不動産証券化協まとめ
21 トーヨーキッチン、吹き抜け向け照明オブジェ
22 三菱地所レジデンス、老朽マンションの建て替えで大型再開発
23 YKKAP、リフォーム専用の勝手口ドア
24 陶版外壁を総張りに 積水ハウスの木造住宅
25 東急不の新ビル完成、JR目黒駅前に
26 大和ハウス系、老人ホーム施設内に野菜工場を併設
27 パナソニック、幅半分の太陽光パネル 狭い屋根にも効率設置
28 三菱地所、名古屋駅前ビル建て替え 400億円投資、15年10月完成予定
29 エス・バイ・エル、3階建て賃貸住宅を発売 部屋、自由に設計
30 LIXILが室内窓 ドア閉めても風通し確保、環境配慮住宅に的
31 ニチベイ、自然光生かすブラインド 電動型など2種

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1 大阪府が住宅フォーラム 中古・リフォーム市場、官民で活性化 2012/12/5 日本経済新聞
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大阪府は中古住宅やリフォームの市場を活性化するため、関係団体や事業者で「大阪の住まい活性化フォーラム」を設立する。府民や事業者への情報提供や市場活性化への調査・研究などをする予定だ。6日に大阪市内で設立総会を開く。
府、大阪府宅地建物取引業協会、リノベーション住宅推進協議会など14団体が正会員、大阪市、堺市など市町村や都市再生機構西日本支社が特別会員として参加する。また10日からはリフォーム事業者、不動産会社、建築士事務所、金融機関などの民間企業を賛助会員として募る。

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2 美空ひばりさんゆかりの照明、川崎市内のマンションに展示 2012/12/5 日本経済新聞
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京浜急行電鉄と大和ハウス工業は、川崎市内で共同開発しているタワーマンションに、美空ひばりさんがレコーディングの際に使用していたスタジオのシャンデリアを展示する。このタワーマンションが美空さんが所属していた日本コロムビアの工場跡地に建つことにちなみ、同社から供与される。
川崎区港町で2015年2月に完成予定の地上29階建てマンション「リヴァリエ」2期棟の1階に展示室を設ける。面積は85平方メートル。東京のスタジオにあったシャンデリアのほか、日本コロムビアなどが世界で初めて発売したCDや大正時代の蓄音機も置く。マンション住人以外も無料で見学できるようにする。

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3 徳島県、木造建築で人材養成講座 2012/12/5 日本経済新聞
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徳島県と徳島県建築士会は12月と来年1月、木造建築に関する人材養成講座を徳島市で開く。合計3回の講座で県産材に関する基礎知識と木造建築技術の専門知識を伝授する。建築士などが対象。講座を通じ、設計技術力の向上と県産材の利用拡大につなげる。
講座は12月7日、15日、来年1月26日に開催する。各回で県職員による基礎講座と専門家による特別講演を実施する。建築士のほか、製材業などの関係者の受講も見込む。各講座とも100人程度の受講者を募集する。参加無料。

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4 福岡市、天神の渋滞緩和 渡辺通りに迂回路 2012/12/5 日本経済新聞
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福岡市は4日、天神地区を南北に貫く目抜き通り「渡辺通り」の交通渋滞を緩和するため、東側を平行に走る「天神通線」を延伸し、新たな幹線道路として整備する方針を明らかにした。今後、都市計画決定に向けて地権者や住民と協議に入る。
市交通計画課によると、全長380メートルの天神通線(片側2車線)を北に140メートル、南に230メートルそれぞれ延伸。北側は東西に走る「昭和通り」に、南側は渡辺通りの新川橋付近に接続させる。

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5 二重ローン支援総額200億円超す 債権買い取りなど64社 2012/12/4 日本経済新聞
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東日本大震災事業者再生支援機構は、被災企業に対する支援総額が11月末で200億円を超えたと発表した。支援決定は64社と10月末から14件増えた。簿価で168億円の震災前の借金を買い取り返済を棚上げしたほか、合計40億円を出資した。業務開始から9カ月がたち、企業や金融機関の間で周知が進んできた。
月別の支援決定件数は8月まで1桁にとどまっていたが9月以降は毎月10件を超える。債権を買い取る際の審査期間を短縮するなど業務改善が奏功した。機構は「12月以降も件数は2桁の水準で推移しそう」とみている。

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6 住宅着工が4年ぶり高水準 10月、エコポイント駆け込み 2012/11/30 日本経済新聞
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国土交通省が30日に発表した10月の新設住宅着工戸数は前年同月比25.2%増の8万4251戸と、2008年11月以来、約4年ぶりの高水準だった。増加は2カ月連続で、伸び率も約4年ぶりの大きさ。リーマン・ショック以降の回復基調に加え、住宅エコポイントの終了前の駆け込み需要もあったとみられる。
住宅を新築・改修すると商品などと交換できる住宅エコポイントは10月着工分までが対象で、終了直前に着工が集中した。持ち家、貸家、分譲住宅とも増えたが、持ち家の伸びが48.2%と大きかった。国交省は「金融機関が土地活用型の融資に積極的になっているようだ」としている。

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7 変わる大手町、再開発の範囲拡大 東京駅北東側も一体的に 2012/11/29 日本経済新聞
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東京都千代田区大手町の「連鎖型再開発」に、東京駅北東側の常盤橋の街区が新たに加わることになった。オフィスビルを所有する三菱地所は土地の権利を、日比谷通り東側の街区に移転し、オフィスビルや和風客室のホテルを建設する。常盤橋街区も将来、一体的に再開発される見通しだ。
都や千代田区、中央区が今月それぞれ開いた都市計画の審議会で了承された。12月中に都市計画を正式決定する。

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8 11月のオフィス空室率、3大都市いずれも低下 CBRE 2012/12/5 朝日新聞
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シービーアールイーがまとめた、11月の3大都市オフィス空室率速報値によると、東京23区は7・4%(前月比0・1ポイント減)、大阪市は9・4%(同0・2ポイント減)、名古屋市は11・2%(0・2ポイント減)でいずれも低下していることが分かった。
坪当たりの募集賃料は、東京23区が1万2450円(前月1万2540円)、大阪市は8540円で前月比横ばい。名古屋市は9470円(同9460円)だった。
調査対象は、同社が独自に設定した183ゾーン内にある延べ床面積500坪以上の賃貸オフィスビル。

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9 不動産業の景況感、4カ月連続で悪化 帝国データ調べ 2012/12/5 朝日新聞
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帝国データバンクが発表した11月の景気動向調査によると、不動産業の指数は前月比1ポイント減の35・7ポイントで、4カ月連続の低下となった。理由としては「消費増税の対策として住宅ローン控除の大幅拡充などの話題から、契約の決定待ち状態が続いている」「売却不動産の数が減ってきている」などが挙げられた。

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10 33点が合格ライン 合格者1600人増える 12年宅建試験 2012/12/5 朝日新聞
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不動産適正取引推進機構は12月5日、今年の宅地建物取引主任者資格試験の合格者を発表した。合格者数は、11(平成23)年度を1609人上回る3万2000人(男性2万3018人 、女性8982人)で、合格率は16.7%(登録講習修了者は22.6%)だった。合格者の平均年齢は35.5歳。
合否判定基準は33問以上正解(登録講習修了者は28点以上)。なお、問5については、選択肢3または4のいずれも正解として取り扱うこととなった。

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11 不動産価格指数の下落続く 国交省調査で 2012/12/5 朝日新聞
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国土交通省が発表した7月の「不動産価格指数」は、住宅全体の総合指数が91.1(前年比3.2ポイント下落)、更地・建物付土地は88.8(同3.8ポイント下落)、マンションは105.5(同0.8ポイント上昇)だった。総合指数は11カ月連続の下落、更地・建物付土地は17カ月連続の下落となっている。マンションは2カ月ぶりに上昇。
同調査では、不動産価格について2008年度平均を100として指数化している。

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12 住宅ローン、フラット35が過去最低金利1.81%に 2012/12/4 朝日新聞
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住宅金融支援機構が供給している長期固定金利住宅ローン、フラット35の金利が過去最低を更新した。12月の最低金利(返済期間が21~35年)は、1.81%。今年8月に記録した1.84%をさらに、0.03%下回った。
また、返済期間が20年以下の場合の最低金利は1.53%。こちらも今年8月の1.56%を下回り、過去最低となった。

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13 リフォーム瑕疵保険付きでローン金利低減 住宅保証機構 2012/12/4 朝日新聞
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住宅専門の保険会社、住宅保証機構(東京都港区)は、リフォーム瑕疵保険を利用する工事を対象にしたリフォームローンの提供を開始した。オリエントコーポレーション(東京都千代田区)と提携して行うもの。オリエントコーポレーションが提供する通常のリフォームローンから金利を0.45%引き下げるほか、原則、無担保で最長15年、上限1000万円まで借り入れることができる。金利は固定。12月の適用金利は2.80%となっている。
なお、リフォーム事業者が同商品を活用するには、住宅保証機構への登録のほか、オリエントコーポレーションへの加盟店登録が必要。

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14 東京定住意向、上昇傾向に 都が世論調査 2012/11/29 朝日新聞
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東京都がこのほどまとめた「都民生活に関する世論調査」によると、東京定住意向が高まっていることが分かった。交通利便性を評価する声が多かった。
東京に今後もずっと住みたいと思うか聞いたところ、「住みたい」は76.2%で、前年よりも0.8ポイント増加。ここ数年の状況をみると、2008年72.4%、2009年74.8%、2010年74.6%、2011年75.4%で、微増傾向にある。
「住みたい」理由としては、「交通網が発達していて便利だから」が75.3%(前年74.7%)でトップ。次いで、「東京に長く暮らしているから」48.6%(同47.3%)、「医療や福祉などの質が高いから」29.3%(同31.4%)だった。
一方、「住みたくない」と回答した割合は11%。その理由としては「生活費が高いから」57.6%(同51.5%)、「人や車が多すぎるから」51.3%(同52.8%)、「住宅が狭い・密集しているなど住宅事情が悪いから」40.6%(同39.6%)が上位を占めた。

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15 液状化、専門家が視察…千葉・我孫子 2012/12/4 読売新聞
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千葉県我孫子市は3日、東日本大震災で液状化被害に遭った布佐東部地区で進める復旧策について、専門的な視点でアドバイスをもらおうと、市液状化対策検討委員会(委員長=安田進・東京電機大教授)を設置し、同市内で初会合を開いた。
同地区では、1950年代に沼を埋め立てた場所など、約12・5ヘクタールの範囲に被害が集中し、家屋など119棟が全壊扱いとなった。
市は復興を進めていく上で必要となる地盤改良や再液状化の可能性について専門家の意見を聞くため、地盤工学や液状化の専門家5人を招いた。会合では安田委員長が「範囲は限られているが、家屋の傾きなどは浦安よりもひどい」と述べ、ほかの委員からも「被害に遭わなかった家屋周辺の地盤から学べることがあるはず」などの意見が出た。委員は会合後、現地視察を行い、住民らから話を聞いた。
市は検討委の開催を重ね、来年3月までに液状化対策事業計画を完成させることを目指している。

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16 土壌覆って放射線低減 低コスト粉末開発 2012/12/3 読売新聞
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信州大の村上泰教授と無機化学製品製造のエヌ・ティー・エス(長野県諏訪市)が、土壌から出る放射線量を抑える効果のある粉末材料を開発した、と発表した。
福島県いわき市で行った実証実験では、粉末を水に溶いてまき、土壌の表面を覆い固めることで、透過力の強いガンマ線の放出量を約7割減らしたという。村上教授らは「原料は土で、低コストでの実用化が期待できる」としている。
村上教授らによると、粉末は土中に含まれるシリカアルミナを主成分とする粘土を0・02ミリの細かい粒に加工したもの。いわき市で10月に行った実験で、1時間あたりガンマ線量0・242マイクロ・シーベルトの土壌1キロに粉末1キロを水に混ぜてまき、6時間後に表面の放射線量を測定したところ、0・076マイクロ・シーベルトに減っていた。表面をむらなく覆うことで、放射線を閉じこめられたという。
この手法だと、放射性セシウムを含む汚染土壌の表面をはぎ取る除染作業をしなくても放射線量を減らせるため、土壌置き場を確保する必要性も少なくなる。エヌ・ティー・エスの宮沢伸社長は「安価で放射線が低減でき、放射性物質の廃棄問題も起きない」と話す。
村上教授らは12月中旬にもいわき市内で福島高専の大隈信行名誉教授の立ち会いのもと、より高濃度の汚染土壌を使った実験を行い、実用化への道筋を探ることにしている。

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17 別府で温泉熱発電、地熱で初の固定価格買い取り 2012/12/3 読売新聞
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大分県別府市で1日、温泉熱を使った発電設備の起工式が行われた。
年明けに発電を始める。地熱分野では全国で初めて固定価格買い取り制度の対象になる。
設置するのは同市の「瀬戸内自然エナジー」(森川勇社長)。温泉源から毎時60トン噴出する105度の温泉を活用。熱交換機を使って冷媒をガス化し、その圧力でスクリュータービンを回して発電する。70キロ・ワット時を発電でき、自家用を除く40~50キロ・ワット時を九州電力に売電する。
森川社長は約50年前から、同市鶴見の住宅地に温泉を供給する事業を行っており、その温泉の熱を利用する。
この日は、発電設備近くで温泉噴出のデモンストレーションもあり、温泉が地上数十メートルまで噴き上がった。森川社長は「湯の町別府ならではの自然エネルギーを活用した電力。ぜひ成功させたい」と話している。

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18 地震保険、政府支援求める…財務省部会 2012/12/1 読売新聞
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保険会社の破綻防止
地震保険制度を見直す財務省の作業部会は30日、巨大地震が連続して発生した場合でも、安定した保険金の支払いが行えるように、政府の速やかな資金支援などを求める報告書をまとめた。
地震保険は、保険金を国と民間の損害保険会社が分担して払う仕組みだ。仮に、南海トラフ地震の発生直後に首都直下地震が発生するような状況になった場合、保険金の支払いが膨らみ、保険会社が破綻する恐れがある。こうした事態を防ぐため、報告書は民間の支払い分を自動的に減らし、政府の負担を増やす仕組みなどを提案した。
一方、作業部会は、建物の被害を判定する基準や、地域によって異なる保険料体系の見直し案は、政府が今後公表する南海トラフ地震の影響を反映させるのに時間がかかるため見送った。
ただ、見直す際には、住宅の耐震化を促すため、耐震割引にメリハリを付けることなどは盛り込んだ。
今後の具体的な保険料率は、政府が南海トラフ地震による被害推計を公表した後、損保各社がつくる損害保険料率算出機構が計算し、金融庁が審査する。被害想定の拡大が確実なため、早ければ2014年4月にも加入者が支払う保険料が値上げされる見通しだ。

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19 「顔認識」無断で客撮影…首都圏の商業施設など 2012/11/29 読売新聞
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通行人などの顔を自動判別する「顔認識」方式のカメラが増えているが、このうち首都圏の商業施設や大規模マンションの29台で、断り書きなしに撮影が行われていたことが読売新聞の調べで分かった。
広告用ディスプレーに小型カメラを埋め込み、視聴した人の性別や年代を分析して顧客分析に利用するのが目的だ。設置業者は「個人を特定しておらず問題ない」としているが、専門家からは「ルール整備が必要」などの声が上がっている。
東京都江東区の大型商業施設「ららぽーと豊洲」。店舗案内を流している高さ約2メートルのディスプレーの上部に、小型カメラが設けられている。外観からは分かりにくいが、終日、客の顔を撮影し、どの広告をどんな客が見たかを分析している。ららぽーとを運営する三井不動産グループによると、2009年11月に同店で10台導入し、10年3月からは新三郷店(埼玉)でも8台稼働させているが、いずれも撮影は明示していない。
このディスプレーを開発したシステム開発会社によると、撮影した顔の映像から性別と年代を推測し、「10歳未満男性」「10代女性」など10属性に分類。録画はしていないが、属性情報は毎月、ららぽーとと広告主に提供。豊洲店では週に1万~2万人分のデータにのぼるという。
このほか、この開発会社では昨年12月以降、東京・秋葉原のパソコン店10店で同じディスプレー各1台を、中央区のタワーマンション敷地の屋外でも1台をそれぞれ稼働させているが、いずれも客や住民に撮影は通知していないという。
一方、スーパーの西友も昨年6月から北区と神奈川県横須賀市の2店舗で同じディスプレー計6台を撮影の明示なしに導入していたが、同8月に中止した。
個人情報保護法の指針では、個人が判別できるカメラ映像を個人情報と規定。同法では個人情報を取得の際、目的を通知・公表しなかった場合、所管官庁から是正命令を受け、従わないと6月以下の懲役または30万円以下の罰金となる。
開発会社と三井不動産は「録画せずに性別や年代だけの情報に変えており、問題ない」とし、西友も「個人情報には当たらず、問題ない」としている。
これに対し、同法に詳しい岡村久道弁護士は「情報が匿名化されているなら個人情報とはいえないだろう」としながらも、「防犯目的ならともかく、商用利用では納得できない人も多いだろう。撮影していることを客や通行人にわかるように明示すべきだ」と指摘する。

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20 01~11年の経済波及効果、REITなど31兆円 不動産証券化協まとめ 2012/12/5 日経産業新聞
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不動産証券化協会(岩沙弘道会長)は国内の不動産の証券化が生み出した経済波及効果の推計をまとめた。外部資金を使って不動産開発を加速させる不動産投資信託(REIT)の制度がスタートした2001年からの11年間で約31兆円の経済波及効果が発生したとしている。国内総生産(GDP)への貢献度は年0.3%と算出、雇用誘発効果も約30万人と推計している。
民間シンクタンクの協力を得て試算した。
まずREITや私募ファンドの物件取得価格などを参考に不動産証券化・投資市場の市場規模(資産規模)を約31兆円と推計。その上で産業連関表分析により、REITへの売却を前提に開発したとみられる新築物件の建築費などを経済波及効果として推計したところ、約31兆円となったという。

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21 トーヨーキッチン、吹き抜け向け照明オブジェ 2012/12/5 日経産業新聞
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トーヨーキッチンアンドリビング(名古屋市)はクリスタルガラスの粒をワイヤでつるしてランプシェードの形に浮かび上がらせる新照明を売り出した。住宅やホテルの吹き抜けのオブジェに利用してもらう。
販売を始めたのは「フォーリングダイアモンドミラージュ」。6つの発光ダイオード(LED)照明の下に細いワイヤでクリスタルガラスを無数につるした。横から見ると照明の光がランプシェードの形に並んだクリスタルガラスに反射する仕組み。幻想的な雰囲気を演出するという。
高さは1240ミリで、重量は9.5キログラム。価格は18万6900円。

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22 三菱地所レジデンス、老朽マンションの建て替えで大型再開発 2012/12/4 日経産業新聞
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三菱地所レジデンスは既存建物を解体、新たに大型の分譲マンションを建設する再開発事業を強化する。再開発の専用サイトを新たに立ち上げ、マンション管理組合などから常時、相談を受けられる仕組みを整える。老朽化マンションは都心の一等地に多く、建て替えによる大型化で発生した新規物件は需要も高い。数年後に首都圏の年間発売戸数の約15%にあたる700戸を再開発に伴う新規物件で賄う考えだ。
建て替え事業の新しい専用サイトをこのほど立ち上げた。従来、同社の過去の事例紹介が中心だったが、新サイトは質問・回答形式のコーナーなどを丁寧に設けた。各戸を区分所有する居住者らがマンションを建て替える場合の手続きや負担費用などを分かりやすく解説、同社のノウハウや支援案などを紹介する。

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23 YKKAP、リフォーム専用の勝手口ドア 2012/12/4 日経産業新聞
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YKKAPは3日、壁を壊さずに短時間で施工できるリフォーム専用の勝手口ドアを売り出したと発表した。リフォームは水回り設備の刷新が目的になる場合が多い。キッチンを新しくすると同時に勝手口ドアを変えて住宅の断熱性能を高めるニーズを取り込む。2013年度に3億円の売り上げを目指す。
「リフォーム勝手口ドア」の販売を始めた。外壁工事をせずに1日で窓や玄関ドアを新しくできる工法を応用した。

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24 陶版外壁を総張りに 積水ハウスの木造住宅 2012/12/3 日経産業新聞
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積水ハウスは木造住宅「シャーウッド」シリーズの中高級タイプの新商品「グラヴィス・ベルサ」をこのほど発売した。焼き物技術を応用した積水ハウスオリジナルの陶版外壁「ベルバーン」を総張りにしたのが特長。土の質感や風合いなどを楽しめる。価格は3.3平方メートルあたり65万円から。月間120棟の販売を目指す。
柱の間に開口部を連続して設ける「真壁連続開口」により、外の景色が広く見える。1階と2階部分のリビングを広くとることと合わせ、自然と心地よくつながる空間づくりを目指した。

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25 東急不の新ビル完成、JR目黒駅前に 2012/12/3 日経産業新聞
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東急不動産は3日、JR目黒駅前で中規模ビル「新目黒東急ビル」(東京・品川)を完成させる。主要オフィステナントとしてスターバックスコーヒージャパンの本社機能を誘致。足元の入居率は契約申し込み段階も含めて8割強を確保したという。
新目黒東急ビルは地上14階建てで、延べ床面積は約2万2千平方メートル。事業費は約160億円。

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26 大和ハウス系、老人ホーム施設内に野菜工場を併設 2012/11/30 日経産業新聞
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大和ハウス工業子会社の寿恵会は施設内に植物工場を設置した住宅型有料老人ホームを神奈川県茅ケ崎市で12月1日に開設すると発表した。葉物野菜を中心に栽培し、入居者に新鮮な野菜を提供し、楽しんでもらうという。非常用発電機や非常用マンホールトイレなどの設備も導入する計画だ。健康や防災面などに配慮し、施設の魅力を高めていく狙いだ。
開設するのは「ネオ・サミット茅ケ崎」。大和ハウスが施工した。地上3階建てで、延べ床面積は約6200平方メートル。居室面積は18~61・76平方メートルまでで110室をそろえる。定員は170人。

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27 パナソニック、幅半分の太陽光パネル 狭い屋根にも効率設置 2012/11/29 日経産業新聞
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パナソニックは28日、太陽光パネルで既存製品に比べて幅を半分にした「HIT ハーフタイプ」を来年1月16日に発売すると発表した。既存パネルと組み合わせることで、狭い屋根や複雑な形の屋根でも効率よくパネルを設置できる。850センチ四方の寄せ棟造りの屋根の場合、既存製品だけに比べて設置パネルを発電容量ベースで約4割増やせるという。
最大出力が異なる2種類を用意。パネルのサイズは横818ミリ、縦812ミリと、ほぼ正方形にした。価格は8万9250円と10万7100円。2種類で年7万枚の販売を目指す。

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28 三菱地所、名古屋駅前ビル建て替え 400億円投資、15年10月完成予定 2012/11/29 日経産業新聞
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三菱地所は28日、名古屋市のJR名古屋駅前で進めている大名古屋ビル建て替え計画の詳細概要を発表した。新ビル本体の新築工事は2013年5月にとりかかり、15年10月の完成を予定する。総事業費は約400億円となる見通しだ。
新ビルの名称は建て替え前の「大名古屋ビルヂング」を引き継ぐ。大名古屋ビルと隣地の同社系ホテル(閉鎖済み)の2棟の敷地を一体化し、1棟の地上34階建て・延べ床面積14万7千平方メートルの超高層ビルを建てる。既存2棟は既に解体作業を進めている。

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29 エス・バイ・エル、3階建て賃貸住宅を発売 部屋、自由に設計 2012/11/28 日経産業新聞
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エス・バイ・エルは賃貸住宅の新商品を12月1日に発売すると発表した。吹き抜けのあるリビングなどを配した3階建ての賃貸住宅で、同社の賃貸住宅事業では第2弾となる商品。相続対策や老後資金を用意する狙いから、主に中高年の間で関心が高まっている自宅に貸家を併設する「賃貸併用住宅」としての提案もする。
名称は「アルベーユ」で展開する。価格は3.3平方メートルあたり44万円台から。単身者層やファミリー層向けなど部屋を自由に組み合わせて設計できる。

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30 LIXILが室内窓 ドア閉めても風通し確保、環境配慮住宅に的 2012/11/28 日経産業新聞
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LIXILグループはドアを閉めたままでも部屋の風通しを確保できる室内窓を売り出した。ドアの上部に欄間の代わりに組み込み、夏は熱を外に排出させ、冬は閉じて暖気を逃さないようにする。住宅メーカーなどが自然の風を生かす家づくりを進めているのに対応し、発売1年間で25億円の売り上げを目指す。
新商品「通風窓」の販売を開始した。窓の真ん中にある軸を中心に縦に回転する仕組みで、フック棒を使って開閉できる。突き出し方式や両開き方式の室内窓も用意した。室内ドアの上部に通風窓を取り付けた「ランマ付ドア」も合わせて売り出した。

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31 ニチベイ、自然光生かすブラインド 電動型など2種 2012/11/28 日経産業新聞
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ブラインドメーカーのニチベイ(東京・中央)は自然光を室内の奥まで取り込み、照明の電力消費を抑えられるブラインドを12月3日に発売すると発表した。ブラインドの羽根の角度が位置によって異なり、羽根で天井に自然光を反射させて室内を照らす。通常のブラインドと比べ、照明の電力消費を平均約34%削減できるという。
手動と電動の2タイプあり、いずれも羽根の角度を1枚ずつ変え、上部の羽根に反射した光が室内の奥まで届き、下部の羽根は室内の手前に反射するようにした。電動で昇降と角度調整するタイプのブラインドは、太陽の位置に合わせて羽根の角度を自動で制御する。

2012-12-13 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed 

 

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