住宅関連新聞記事
住宅関連新聞記事ダイジェスト No.567 2015/1/15~2015/1/21
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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.567 2015/1/15~2015/1/21
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【日本経済新聞】
1 大型施設建設の省エネ基準適合を義務化 国交省有識者会議
2 戸建て注文住宅、12月受注プラス 大手住宅メーカー
【朝日新聞】
3 ビル空室率、13都市すべて改善 CBRE調べ
4 首都圏新築マンション、14年供給は2割減 増税反動響く
5 不動研、全国地価動向マップを公表 27日には住宅価格指数も
6 新たな国土形成計画(全国)中間整理を公表 国交省
7 世界の不動産投資額、5年連続増加 JLL・速報
8 民間は6カ月連続減 11月・建設工事出来高
9 神大国際センターなど3件が採択 木造建築技術先導事業
10 36点以上が合格 14年度マンション管理士試験
11 14年分譲マンション賃料、首都圏の上昇率拡大
12 改正建築基準法の施行は6月1日に
13 投資用区分マンション利回り、過去最低に 都心高額物件に反響あり
14 リフォーム産業育成に推進官を設置 国交省組織概要
15 成約減、価格高騰続く 東日本レインズ、14年12月の首都圏中古流通動向
【読売新聞】
16 倒壊の恐れ空き家対策苦慮…指導しても半数放置
17 若い女性住みよい君津へ…市役所若手で検討班
18 感震ブレーカーの補助人気…横浜
19 雪に浮かぶ合掌集落
20 池袋モンパルナス、今に…アトリエ付き住宅公開へ
21 東京に福祉集約ビル…推進へ都が官民ファンド
22 土地・建物、15年住み譲与…東京・奥多摩町
【日経産業新聞】
23 パナソニック、IH搭載グリル 大火力で調理早く
24 三菱電機、エアコン「霧ケ峰」高さ250ミリに
25 大光電機、住宅用LED照明300種 人感センサーなど付加
26 セキスイハイム東海、浜松でエコハウス泊まって体験 電気自動車も用意
27 ミサワホーム、ワンタッチ防水シート 豪雨の浸水対策
28 サンテック系、住宅用太陽光発電の新製品 出力4割増
29 大京、2月から高齢者向け住宅の入居開始 東京・中野で
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1 大型施設建設の省エネ基準適合を義務化 国交省有識者会議 2015/1/16 日本経済新
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国土交通省の有識者会議は16日、オフィスビルや商業施設など住宅を除く大規模な建築物に
ついて、新築時に省エネルギー基準への適合を義務づける報告書をまとめた。国交省は必要な
措置を盛り込んだ新法を通常国会に提出し、2017年度以降の義務化をめざす。年内にも用途ご
との建物の数値基準を詰める。
対象はホテルや店舗、病院など床面積が2千平方メートル以上の建物で、19年度以降にはより
狭い300平方メートル以上の建築物まで広げる予定だ。建築主は窓の断熱化や効率的な空調設備
の採用、太陽光発電の導入などの対応を求められそうだ。
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2 戸建て注文住宅、12月受注プラス 大手住宅メーカー 2015/1/15 日本経済新聞
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大手住宅メーカーの2014年12月の戸建て注文住宅の受注状況(金額ベース、速報値)が15日
、出そろった。大和ハウス工業が前年同月比で6%増と1年2カ月ぶりに前年実績を上回った。積
水ハウスは同12%増で2カ月連続のプラス。住友林業(16%増)やミサワホーム(11%増)、パ
ナホーム(17%増)は3カ月連続で増加した。
比較対象の13年12月は消費増税前の駆け込み契約の反動により、受注が振るわなかった。今
回、軒並みプラスの各社も大部分が2年前の12年12月の水準を下回っており、本格回復には至っ
ていない。
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3 ビル空室率、13都市すべて改善 CBRE調べ 2015/1/21 朝日新聞
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CBREはこのほど、全国13都市のオフィスビル市場動向(2014年第4四半期)をまとめた。空室率
は13都市すべて前期と比べて改善した。企業の立地改善や拡張ニーズは依然強く、館内増床に
加えて、郊外から中心部への移転など、企業の旺盛なオフィス需要が続いているという。
また、想定成約賃料は、13都市中9都市で前期比上昇した。東京では全グレードで賃料が上昇
し、首都圏の他のエリアでも上昇傾向が見られた。地方都市では札幌が4%増で高い上昇率とな
った。
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4 首都圏新築マンション、14年供給は2割減 増税反動響く 2015/1/21 朝日新聞
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不動産経済研究所の調査によると、2014年の首都圏における新築分譲マンション供給戸数は4
万4913戸で、前年を20.5%下回った。消費増税の反動減などが影響した格好だ。
平均価格については前年比2.7%上昇の5060万円。1992年以来の5000万円台となった。
15年の供給戸数については、14年とほぼ同水準の4万5000戸程度を予想している。
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5 不動研、全国地価動向マップを公表 27日には住宅価格指数も 2015/1/20 朝日新聞
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日本不動産研究所はこのほど、15年1月1日時点の「全国地価動向マップ」(住宅地、商業地)
をホームページで公表した。全国を網羅的に都道府県ごとに「上昇」「横ばい」「下落」の矢
印で、先月と今月の動向で示し、一目で判別できるようにしたのが特徴。東京都の場合、住宅
地、商業地とも、先月の地価、今月の地価とも上昇矢印が付き、今後も「上昇傾向が続くと予
測」としている。
なお、同研究所では1月27日から毎月最終火曜日に、東京京証券取引所の「東証住宅価格指数
(試験算出)」を引き継いだ「不動研住宅価格指数(試験算出)」を公表する予定。
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6 新たな国土形成計画(全国)中間整理を公表 国交省 2015/1/20 朝日新聞
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国土交通省はこのほど、国土形成計画(全国計画)の改定に当たり、中間整理を取りまとめた
。14年12月に中間整理素案として発表したものを正式にまとめたもの。「対流促進型国土」を
形成するため「コンパクト+ネットワーク」を国土全体に重層的に広げることなどが取り上げら
れている。
今後は、中間整理で示した論点を文章化した「中間とりまとめ」を行い、15年夏頃に最終取
りまとめを発表する予定だ。
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7 世界の不動産投資額、5年連続増加 JLL・速報 2015/1/19 朝日新聞
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不動産サービス会社のJLLはこのほど、投資分析レポートをまとめた。2014年通年の世界の商
業用不動産投資額(速報ベース)は前年同期比18%増の7000億ドルに上ることが分かった。2010年
以来5年連続の増加、リーマンショック前の2007年の9割水準に戻した。日本の2014年通年の投
資額は前年同期比7%増の438億ドル(4兆6900億円)だった。
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8 民間は6カ月連続減 11月・建設工事出来高 2015/1/19 朝日新聞
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国土交通省は1月16日、建設総合統計の14年11月分を発表した。これは、建築着工統計調査、
建設工事受注動態統計調査から得られる工事費額を着工ベースの金額としてとらえ、これらを
月々の出来高ベースに展開して建設工事の出来高を推計したもの。
11月の出来高総計は、4兆7146億円で前年同月比1.4%減。このうち民間は2兆4673億円(同5.4%
減)で6カ月連続の減少となった。ただし、消費税率引き上げの影響を受けない前々年同月と比
較すると7.0%増。また、居住用は1兆2720億円(同13.6%減)だった。
公共は2兆2474億円(同3.5%増)で、このうち居住用は626億円(同8.6%増)だった。
14年11月末時点での国内における手持ち工事高は、総計で28兆6604億円で、前年同期比12.6%
増となっている。
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9 神大国際センターなど3件が採択 木造建築技術先導事業 2015/1/19 朝日新聞
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国土交通省は1月19日、先導的な設計・施工技術を導入する大規模木造建築物の建設に対し費
用の一部を補助する木造建築技術先導事業について、7件の応募提案から3件の採択プロジェク
トを決定した。これは、再生産可能な循環資源である木材を大量に使用する建築物の整備を促
進し、低炭素社会の実現につなげるもの。14年10月から11月にプロジェクトを公募していた。
採択されたのは、住友林業つくば研究所新検証棟(提案者・住友林業つくば研究所)、神奈川
大学横浜キャンパス国際センター(同・神奈川大学)、栄光学園70周年事業校舎建設計画(同・栄
光学園)。
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10 36点以上が合格 14年度マンション管理士試験 2015/1/16 朝日新聞
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14年度マンション管理士試験の合格発表が1月16日に行われ、指定試験機関のマンション管理
センターによると、1260人が合格した(13年度は1265人)。受験者は1万4937人(同1万5383人)、
合格率は8.4%(同8.2%)だった。合格最低点は、50問中36問以上正解(試験の一部免除者は45問中
31問正解)で、昨年より2点下がり、難易度が上昇したことが分かる。
合格者の平均年齢は47.2歳で、最高年齢は78歳。14年度のマンション管理士試験は、14年11
月30日に全国8試験地、12会場で実施された。
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11 14年分譲マンション賃料、首都圏の上昇率拡大 2015/1/16 朝日新聞
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東京カンテイの調査によると、14年の首都圏における分譲マンション賃料は2585円(1平方メ
ートル当たり、以下同じ)で、前年比1.9%上昇した。09年の2616円をピークに下落基調で推移し
ていたが、13年を境に新築・築浅物件からの事例増や景況感の改善で上昇基調に転じ、14年は
更に上昇率が拡大した。
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12 改正建築基準法の施行は6月1日に 2015/1/16 朝日新聞
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改正建築基準法(14年6月4日公布)の施行日が6月1日に決まった。一部の規定は既に施行され
ているが、木造建築関連基準の見直し(耐火建築物としなければならない3階建ての学校などに
ついて、一定の防火措置を講じた場合には、主要構造部を準耐火構造等とすることができる)や
構造計算適合性判定制度の見直し(比較的簡易な構造計算について、一定の要件を満たす者が審
査を行う場合は、判定を不要とする)などが対象。
この他、老人ホームなどの建築物の地下について、その用途の部分の床面積の3分の1までは
延べ面積に算入しないとする規定や国交大臣の建築物に対する調査権限の新設などが規定され
ている。
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13 投資用区分マンション利回り、過去最低に 都心高額物件に反響あり 2015/1/15 朝
日新聞
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不動産投資サイト「楽待」を運営しているファーストロジック(東京都港区)は1月13日、「投
資用市場動向データ12月」を発表した。2014年12月1~31日の間に、同サイトに新規掲載された
物件と、問い合わせのあった物件を分析した。それによると、区分マンションの物件価格が大
幅に上昇し、表面利回りは過去最低水準になったことが分かった。具体的には、新規掲載物件
の価格は1442万円で前月比187万円上昇、問い合わせ物件の価格も1266万円で同299万上昇とな
った。それに伴い表面利回りは新規掲載が8.10%で同0.79ポイント下落、問い合わせのあった物
件も10.20%で同0.49ポイント下落した。
同社によると、都心の高額物件の新規掲載や、それに対する反響が顕著だったことが影響し
たという。
1棟マンションの物件価格は、新規掲載が2億2381万円(前月比3759万円上昇)、問い合わせが1
億8399万円(同3098万円上昇)。表面利回りは、新規掲載が8.45%(同0.18ポイント低下)、問い合
わせも物件も下落して10.87%(同0.28ポイント低下)だった。
また、1棟アパートの物件価格は、新規掲載が6555万円(同178万円下落)、問い合わせが5234
万円(同121万円上昇)だった。表面利回りは、新規掲載が9.77%(同0.11ポイント下落)、問い合
わせが11.80%(同0.21ポイント下落)。
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14 リフォーム産業育成に推進官を設置 国交省組織概要 2015/1/15 朝日新聞
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国土交通省は1月14日、15年度同省組織・定員決定概要を発表し、リフォーム産業育成のため
に、住宅局住宅生産課に「住宅産業適正化推進官」を4月1日から設置するとした。
14年9月にスタートした住宅リフォーム事業者団体登録制度などを担当。中古住宅市場活性化
に欠かせないリフォーム産業の育成を推進する。
このほか、建設産業の人材確保・育成担当として大臣官房審議官を設置する。
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15 成約減、価格高騰続く 東日本レインズ、14年12月の首都圏中古流通動向 2015/1/15
朝日新聞
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東日本不動産流通機構(東日本レインズ)はこのほど、2014年12月の首都圏流通動向をまとめ
た。
中古マンションの成約件数は2497件(前年比13.9%減)。減少率が拡大し、2カ月ぶりの二桁減
となった。1平方メートル当たりの首都圏成約単価は、24カ月連続の上昇となる44.87万円(同10
.9%上昇)。
戸建てもマンションと同様の傾向にあり、成約件数は830件(同11.2%減)。11カ月連続の減少
となった。平均成約価格は2927万円(同2.7%上昇)で、前月に続いて上昇した。
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16 倒壊の恐れ空き家対策苦慮…指導しても半数放置 2015/1/20 読売新聞
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大阪市は19日、倒壊の恐れがある危険な空き家1戸について、行政代執行による撤去を始
めた。
相続人がなかったり、相続後そのままにされたりする「放置空き家」は全国で318万戸に
上り、5年前より50万戸(19%)増加。同市では今回4戸目となるが、所有者が対応せず
自治体が撤去に踏み切るケースが各地で相次いでいる。
「ほっとした」
19日朝、大阪市生野区の木造平屋(37平方メートル、築約50年)の前で、市職員が建
築基準法に基づく代執行を宣言。作業員が玄関ドアを壊して室内に入ると、柱が散乱し、床に
は高さ50センチほどの木が育っていた。
地域住民から「崩壊しそうで危険」と生野区に通報があったのは2011年1月。市は親か
ら相続したとみられる同区内の所有者に対し14年秋まで、撤去を求める文書指導や命令を繰
り返してきたが、一度も面会できず、応答もなかったという。屋根が抜けるなど、このままで
は道路側に崩れる恐れがあると判断した。
近くの住民(75)は「防災上も防犯面からも不安があったが、ようやく解消される」とほ
っとした様子。撤去には約100万円かかり、市が今後、所有者に請求することになる。
増える通報
市では倒壊や火災の危険性がある放置空き家の通報が08年頃から目立ち始めた。08年度
の70戸、09年度の53戸から、さらに11年度は166戸、13年度には175戸と急増
。同年度末で把握した計約730戸について指導を重ね、約380戸は改善されたが、約35
0戸は放置されたままだ。
代執行で解体や部分撤去した事例は06年に1戸、13年に2戸あった。このうち2戸の撤
去費計約440万円分が未回収となっている。
市建築指導部の長谷川高宏監察課長は「防災意識の高まりから通報も増えており、対応が必
要なケースは増加するとみている。ただし行政代執行は最終手段。所有者への指導を一層強め
ていきたい」としている。
周辺に影響
東京、大阪、名古屋を中心とした3大都市圏の放置空き家は計122万戸と全国の4割近く
を占める。
東京都では昨年5月、初めて大田区が2階建て木造アパートを撤去。台風の際にアルミ板が
飛ばされるなど周辺への影響が危惧されていたという。神戸市は同12月、住人の死後、相続
人がなく倒壊の恐れがあった住宅1戸を撤去し、代執行は7戸目となった。
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17 若い女性住みよい君津へ…市役所若手で検討班 2015/1/19 読売新聞
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千葉県君津市は、子育て世代の女性の定住促進を図るため、若手女性職員が参加する「若い
女性が住みたいと思うまち検討プロジェクト」のチームを発足させた。
女性ならではの感性を生かし、出産、育児をしやすい環境をつくって人口減に歯止めをかけ
ようという狙い。チームのメンバーは「かわいく、おしゃれな街」を目指し、アイデアを練っ
ている。
同市は昨年5月、民間の有識者らでつくる「日本創成会議」(座長・増田寛也元総務相)が
発表した「消滅可能性都市」に位置づけられた。人口は1999年の9万3491人から減少
を続け、同会議による推計では、2040年までに市内の20~39歳の女性人口が現在より
55・2%減少し、行政機能が停止するとされた。
市は人口増加策や定住促進策の一環として、女性が住みやすいと感じる街づくりの検討を開
始。女性の視点で議論しようと、女性職員を対象にプロジェクトチームのメンバーを募集した
ところ、5人から応募があった。保育士2人にも呼びかけ、8月、計7人でチームが発足した
。
7人は21~35歳で、定住を促そうとしているターゲットも同世代の20~39歳。市の
長所や短所を挙げながら、子育てしやすい環境作りや、生活の利便性向上を話し合った。
テーマは主に「子育て環境」「地域環境」「暮らしの利便性」「PR」の四つに整理した。
子育て情報のウェブサイト作成、コミュニティーバス整備のほか、市特産のイチゴの香りがす
る化粧品の開発、市内の自然を巡るデートプランなど女性らしさが光る提案もあった。
メンバーの市民課勤務、片桐諒子さん(25)は「子宮頸けいがん検診が無料など、君津は
女性にとって住みやすい。不便なところを解消すれば魅力が向上するはず」。地元出身の建設
計画課、中島薫さん(26)は「デートで楽しめるような、おしゃれなカフェがあればいい」
とアイデアを膨らませる。
検討結果は今月、市へ正式報告される。市企画政策課は「結果を庁内に周知し、組織の新設
なども視野に、若い女性の定住に取り組んでいきたい」としている
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18 感震ブレーカーの補助人気…横浜 2015/1/19 読売新聞
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震災時の防火の「切り札」として期待される「感震ブレーカー」の設置費を補助する横浜市
の事業に対し、市民からの申し込みが急増している。
事業が始まった昨年度の4件に対し、今年度は15日現在341件となっており、市危機管
理課は「周知が進んだことに加え、防災に対する『自助意識』が高まっているためではないか
」と分析している。
阪神大震災や東日本大震災では、原因が特定できた火災の多くが電気機器に関連していた。
避難時の留守宅で停電復旧後に壊れた機器や配線がショートして出火するケースが目立ち、電
気を遮断する必要性が指摘されている。
同課によると、設定値以上の揺れを感知すると自動で電気を遮断する機能が分電盤に付いた
「分電盤タイプ」の感震ブレーカーの設置費用は約8万円。補助事業は木造住宅が密集する中
区など11区が対象で、設置費の3分の2(上限5万円)を補助している。同課は「神奈川県
内では横浜市だけの事業」としている。
今年度は7月に受け付けを始め、9月の防災の日に合わせて市広報で紹介したところ、申し
込みが相次いだ。このため、当初は200件としていた受付枠を11月に300件に増やし、
さらに12月には400件に拡大した。
市は、75歳以上の高齢者や身体障害者の世帯を対象に、世帯が購入した家具の転倒防止器
具を取り付ける代行事業も行っている。両事業の受け付けは今月31日まで(消印有効)。問
い合わせは同課(045・671・2011)。市は来年度以降も事業を継続する方針だ。
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19 雪に浮かぶ合掌集落 2015/1/19 読売新聞
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世界文化遺産に登録されている岐阜県白川村の白川郷合掌集落で17日夜、ライトアップが
始まり、雪をかぶった重厚なかやぶき屋根が、夕闇に浮かび上がった。
この日の積雪は例年の2倍近い約170センチ。冷たい雪の降りしきる中、午後5時30分
、国指定重要文化財の「和田家」をはじめ約30棟の合掌家屋に照明が当てられると、辺りは
幻想的な雰囲気に包まれた。訪れた観光客らは、コートやジャンパーの襟を立てながら、神秘
的な光景に酔いしれていた。
ライトアップは午後5時30分~7時30分。2月14日までの毎週土曜と1月25日、2
月1日に行われる。問い合わせは白川郷観光協会(05769・6・1013)。
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20 池袋モンパルナス、今に…アトリエ付き住宅公開へ 2015/1/17 読売新聞
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昭和初期から戦後にかけて多くの芸術家たちが住み、パリの芸術家村になぞらえて「池袋モ
ンパルナス」と呼ばれた東京都豊島区長崎で、当時の姿をとどめるアトリエ付きの住宅が一般
公開される見通しとなった。
こうした建物は空襲で焼けたり、戦後の高度経済成長期に建て替えられたりして、ほとんど
残っていないという。見学者の受け入れに向け、所有者や画廊経営者らが補修工事に乗り出す
。
この家は木造平屋で、1930年代半ばに建てられた。居室は4畳半と狭く、風呂もない。
しかし、居室の隣には15畳ほどのアトリエが広がり、家全体の面積の3分の2を占めている
。
アトリエには5メートルほどの高さに、採光のための天窓がある。ほかにも大型のキャンバ
スが出し入れできる細長い扉など、創作活動に適したつくりになっている。今は誰も住んでお
らず、近くの画廊経営、五十嵐健市さん(77)が管理している。
五十嵐さんによると、最後の住人は洋画家の西田宏道氏。西田氏は2012年2月に93歳
で死去するまでの約70年間、1人で暮らしながら創作活動を続けた。柔らかなタッチの画風
が特徴で、西武池袋線沿線の自然風景を多く描いた。アトリエ内には絵の具跡が残るパレット
や、絵筆や紙を入れて持ち運ぶ箱など、西田氏の遺品も残されている。
五十嵐さんは64年、絵の具メーカーの社員として、池袋モンパルナス周辺を営業で回って
いた時に西田氏と知り合い、親交を深めた。西田氏について、「他人にこびるような絵は描か
なかった。『ここが好きだからいじりたくない』と言って、家の改築も行わなかった」と振り
返る。
西田氏の死後、家の管理を任された五十嵐さんは、「ぜひ中を見たい」と希望する絵画ファ
ンらを個人的に案内してきた。好評だったことから、一般公開を検討。所有者と建築士を交え
て、公開に必要な補修・耐震化工事について協議を始めた。公開は事前申し込み制で、少人数
の団体を対象に行う予定だ。
五十嵐さんは「周りにはかつて、同じような家が多く立ち並んでいた。補修が終わったら見
ていただき、当時の画家の息づかいを感じてもらえれば」と話している。
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21 東京に福祉集約ビル…推進へ都が官民ファンド 2015/1/15 読売新聞
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一つのビルに賃貸住宅や保育所、有料老人ホームを集約する複合施設「東京都版CCRC※
」の建設を促すため、都は新年度から、施設を建設する業者の支援に乗り出す。
100億円規模の官民ファンドを設立して土地取得費や建設費などに出資し、大手以外の業
者の参入を促す。
都内ではマンション建設が相次ぐ一方、保育所や高齢者施設が不足している。東京は地価が
高く、都はこうした実情に合ったCCRCを普及させるため、一つの建物に複数の施設を集め
ることを想定。介護付き有料老人ホームや医療機関、商業施設のほか、待機児童が多い保育所
や学童保育も備え、家族で長く住み続けられる施設を目指す。
都によると、こうした施設の整備には多額の資金が必要で、大手業者以外はこれまで参入で
きなかった。このため、新たに「福祉貢献インフラファンド」を設立。新築だけでなく、増改
築で建物の一部を福祉施設にする場合にも整備費を出資し、多くの業者の参入を呼び込む。
CCRC※ 「Continuing Care Retirement Communit
y」の略で、住居、介護、看護、医療サービスなどを総合的に提供する共同体。同じ敷地内に
軽度から重度まで複数の介護施設を設け、高齢者が健康状態に応じたサービスを受けることが
できるのが特徴だ。米国では定年後も充実した生活を送るため、健康なうちに移住するケース
が多く、現在約2000か所に約75万人が暮らしているという。
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22 土地・建物、15年住み譲与…東京・奥多摩町 2015/1/15 読売新聞
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東京都奥多摩町は15日から、「いなか暮らし支援住宅」1棟の入居者募集を開始する。
15年以上住み続けた人に、土地と建物が譲与される仕組み。人口減少による少子高齢化対
策の一環で、初の取り組みとなる。
入居希望者を募る物件は、町外に転出した所有者から昨年、町に寄付された築30年の木造
2階建て住宅。青梅市境の同町梅沢にあり、間取りは6DK(延べ床面積約165平方メート
ル)。宅地のほか、約195平方メートルの畑なども付く。
15年以上住み続けると、土地と建物が無償で譲与される。家賃は不要だが、リフォーム費
用などは自己負担。毎年、固定資産税等に相当する金額(約2万6000円)を町に納付する
必要がある。
入居対象は、町外や町内の借家に暮らす人で、40歳以下の夫婦、もしくは18歳以下の子
どもがいる50歳以下の世帯。2月27日までの募集期間中、申込制で現地説明会も実施する
。申し込み多数の場合、家族構成などの選考基準を考慮し、入居者を決定する。
同町の人口は、2003年4月1日現在の住民基本台帳人口で7421人だったが、12年
には6000人を割り込み、今月1日現在では、5511人まで落ち込んでいる。その一方、
65歳以上の人口割合(高齢化率)は46・6%(1日現在)に達し、少子高齢化が急速に進
んでいるのが実情だ。
このため、同町は、若者世代の転出抑制や町外からの転入促進などに向け、13年3月に「
少子化対策・定住化対策総合計画」を策定。13年度からの3か年計画として、町有地を宅地
に造成して分譲するなどの取り組みを進めている。
町企画財政課は「空き家バンクによる仲介などで定住促進を図ってきたが、今回は条件付き
譲与と踏み込んだ。反響を見て、今後の展開を考えていきたい」としている。
問い合わせは同課(0428・83・2360)へ。
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23 パナソニック、IH搭載グリル 大火力で調理早く 2015/1/21 日経産業新聞
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パナソニックは20日、IH(電磁誘導加熱)搭載のグリルがついたクッキングヒーターを4月
1日に発売すると発表した。これまで採用してきたグリルのヒーターをIHに替えることで加熱
しやすくし、調理時間を短縮した。
業界で初めてグリルにIHを搭載し、大火力で調理できるようにした。グリル皿の下にIH
を組み込むことで、焼き皿や食材に効率的に熱を伝えられる。例えば「さんまの姿焼き」を作
る場合には従来より4割短い13分半程度で焼けるという。
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24 三菱電機、エアコン「霧ケ峰」高さ250ミリに 2015/1/20 日経産業新聞
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三菱電機は19日、より狭い場所にも取り付けられるエアコンの新製品「霧ケ峰Lシリーズ」6
機種を3月中旬に発売すると発表した。風を送り出す板の位置などを工夫して本体の高さを250
ミリと従来よりも45ミリ低くした。カーテンレールの上など設置面積の狭い場所でも上下300ミ
リメートルの幅があれば設置できる。同社によると、窓上に設置する場合は約96%の世帯に対
応しているという。
人の体感温度を推測し、送風運転と冷房運転を切り替える機能も搭載。スマートフォン(ス
マホ)との連携で外出先からの電源操作も可能になる。希望小売価格はオープンだが、想定価
格は12万8千~20万8千円(税別)。月産台数は1万6千台。
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25 大光電機、住宅用LED照明300種 人感センサーなど付加 2015/1/20 日経産業新
聞
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照明器具メーカーの大光電機(大阪市、前芝辰二社長)は住宅向けの発光ダイオード(LE
D)照明で約300製品を新たに投入する。1月末から白熱灯のように柔らかな光が出せる天井用
照明や、人感センサーを備えたダウンライトを発売する。価格競争が激しくなるなかで付加価
値の高い製品で住宅設備メーカーなどの需要を掘り起こす。
同社の住宅用LED照明「LIFE」シリーズに加える。天井や壁に設置する照明では電球
のような白色からろうそくのような暖色まで光や色を変えられる約30製品を発売する。ダウン
ライトでは調色・調光に加え、防滴機能などを備えた製品もあり多様な需要に応えられるよう
にした。新製品の投入で住宅用のLED照明は約2割増の約1700製品まで増える。
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26 セキスイハイム東海、浜松でエコハウス泊まって体験 電気自動車も用意 2015/1/19
日経産業新聞
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セキスイハイム東海(浜松市)は2月7日、浜松市に宿泊体験型ハウスを開設する。出力10キ
ロワットを超える太陽光発電システムを搭載するほか電気自動車(EV)との接続機能もある
。実際に公開する際にはEVも用意し、電力を使い分ける生活を体験できる。
公開するのはセキスイハイムが2014年に本格販売を始めた鉄骨系住宅の「セキスイハイムV
to Heim」で、浜松市の分譲地の1画を利用する。住宅は延べ床面積が141平方メート
ル。予約をすれば1泊して、住宅向けエネルギー管理システム(HEMS)「スマートハイム・
ナビ」や、高性能換気システムなどを実際に使える。
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27 ミサワホーム、ワンタッチ防水シート 豪雨の浸水対策 2015/1/19 日経産業新聞
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ミサワホームは豪雨による建物への浸水を抑える防水シートを開発し、今月から販売を始め
た。玄関付近などに簡単に取り付けられる。異常気象でゲリラ豪雨が増え、浸水対策への関心
が高まっていることに対応する。戸建て住宅や店舗、公共施設のほか、マンションや地下鉄の
出入り口などでの使用を想定する。年間300セットの販売を目指す。
発売した「ワンタッチ防水シート」はステンレス製の枠と、ポリエステルの布にゴムを張り
合わせたシートで構成する。枠を門扉などにあらかじめ工事で設置しておき、豪雨の際にシー
トを持ち出して取り付ける。ねじで固定するなどの簡単な作業で済む。
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28 サンテック系、住宅用太陽光発電の新製品 出力4割増 2015/1/16 日経産業新聞
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中国系の太陽電池大手、サンテックパワージャパン(東京・新宿)は15日、住宅用太陽光発
電システムの新製品を6月に発売すると発表した。従来品より大きなセルを使い、従来品より出
力が約4割高い130ワットになった。
サンテックの新製品は屋根建材型と呼ばれ、瓦の代わりにパネルを屋根に敷く形になるため
、屋根のコスト削減になるという。セル1枚の大きさを5インチから6インチへと大きくした。さ
らに、セルに取り付ける電力を取り出すための電線の数を3本から4本へと増やした。このため
電線と密度を上げることで出力を上げられた。
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29 大京、2月から高齢者向け住宅の入居開始 東京・中野で 2015/1/15 日経産業新聞
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大京は同社グループのサービス付き高齢者向け住宅の第1号で、2月1日から入居が始まると発
表した。東京都中野区の「かがやきの季 中野南台」で、総戸数は28戸。大京などが共同所有
する社員寮をバリアフリー対応など、サービス付き高齢者向け住宅に適した建物に改修した。
提携しているウイズネット(さいたま市)が、併設する訪問介護事業所を運営。生活相談、
安否確認、緊急時対応、食事サービスを提供する。
住宅関連新聞記事ダイジェスト No.566 2015/1/8~2015/1/14
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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.566 2015/1/8~2015/1/14
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【日本経済新聞】
1 エコ住宅にポイント復活、最大45万円分 国交省
2 都心のオフィス空室率、6年ぶり低水準 14年末
【朝日新聞】
3 14年倒産は9180件、8年ぶりの1万件割れ 帝国データ調べ
4 15年度予算が閣議決定 国交省一般会計は5兆7887億円
5 都心5区のビル空室率低下、5年ぶり3%台に 三幸エステート調べ
6 景気DI5カ月連続悪化「不動産」は3カ月ぶりに改善 帝国データ
7 住宅エコポイント説明会を開催 事業者向けに全国で
8 合格者は607人 14年度不動産コンサル 合格率50%未満は16年ぶり
9 都心5区のビル空室率、18カ月連続低下 三鬼商事・12月末
10 受注高2カ月連続で増加 民間は24.8%増 14年11月建設工事
11 住宅ローン減税、すまい給付金 適用時期を延長 15年度税制改正
【読売新聞】
12 木造密集、解消急ぐ…都と区が延焼対策
13 町家を現代風に改修、伝統的構造生かす
14 「危険な空き家」判定、岐阜県がマニュアル
15 「防災空地」整備進む…神戸市、空き家も解消
【日経産業新聞】
16 東ガス「エネファーム」が4万台超え
17 友林業、富裕層向け戸建て 塗り壁や中庭など
18 東ガス、マンション停電時も発電できる「エネファーム」品川で納入
19 三井不動産レジデンシャル、LINEで新築物件の情報
20 エディオン、スマホで家電・太陽光発電の状況「見える化」
21 大京、マンション仲介業務を香港で開始
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1 エコ住宅にポイント復活、最大45万円分 国交省 2015/1/9 日本経済新聞
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国土交通省は9日、住宅市場のてこ入れを狙って復活させる住宅エコポイントの制度概要を発
表した。省エネ性能が高い住宅の新築やリフォームで最大45万円分のポイントを与え、地域の
特産品や商品券と交換できるようにする。2014年12月27日以降に工事契約を結び、16年3月末ま
でに着工することが条件だ。必要経費として14年度補正予算案に805億円を盛り込んだ。
あわせて省エネ性能が高い住宅を対象とした長期固定型の住宅ローン「フラット35S」の金
利優遇幅を現在の0.3%から0.6%に拡大する。関連経費として1150億円計上した。
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2 都心のオフィス空室率、6年ぶり低水準 14年末 2015/1/8 日本経済新聞
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東京都心部のオフィス空室率の低下が続いている。仲介大手の三鬼商事(東京・中央)が8日
発表した都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の2014年12月末の空室率は5.47%と09年1
月以来、約6年ぶりの低水準となった。新築ビルの供給が少ないなかで、企業がオフィススペー
スを広げる動きが続いている。
14年11月末と比べると0.08ポイント下がった。前月比では18カ月連続で低下した。大阪市中
心部の空室率は前月比0.09ポイント下がり、7.92%だった。
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3 14年倒産は9180件、8年ぶりの1万件割れ 帝国データ調べ 2015/1/14 朝日新聞
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帝国データバンクの調べによると、14年1年間の企業倒産件数は9180件で前年比11.1%減とな
り、06年以来8年ぶりの1万件割れとなった。
業種別に見ると、7業種中、不動産業を除く6業種で前年を下回った。不動産業は319件で前年
比6.3%増となった。
民事再生法による倒産は291件で前年を下回り、同法施行以降で最少。上場企業倒産は、90年
以来24年ぶりに発生しなかった。
負債トップはエヌ・エス・アール(宅地造成、建売住宅販売)の1650億円だった。
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4 15年度予算が閣議決定 国交省一般会計は5兆7887億円 2015/1/14 朝日新聞
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政府は1月14日、15年度予算案を閣議決定した。一般会計の総額は過去最大の96兆3420億円、
国土交通省の一般会計総額は5兆7887億円となった。
国交省の予算では、東日本大震災からの復興加速、国民の安全・安心の確保、地域の活性化
、成長戦略の具体化に重点を置く。住宅・不動産部門では密集市街地の総合防災事業に新しく2
4億円、省エネ性能や耐久性に優れた木造住宅・建築物の整備を支援する「地域型住宅グリーン
化事業」に新しく110億円の予算措置がとられた。
従来から進められている不動産関係情報ストックシステムの整備、中古市場活性化、不動産
投資市場の活性化の推進のほか、インスペクションの活用による住宅市場活性化事業が創設さ
れる。また、地価公示制度を取引価格の指標、課税評価の基準など重要な制度インフラと位置
づけ、調査地点数を2万5270地点に拡充(14年は2万3380地点)し、更なる充実を図るとした。
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5 都心5区のビル空室率低下、5年ぶり3%台に 三幸エステート調べ 2015/1/14 朝日新
聞
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三幸エステートは1月14日、東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィスマーケ
ット(2014年12月末時点)を発表した。空室率は4カ月連続低下の3.99%で、2009年3月以来の3%台
まで低下した。背景としては需要要因よりも、低水準が続く新規供給の影響で空室率が押し下
げられたという。
また、5区の平均賃料(坪単価)は1万8969円で前月比214円上昇した。再び上昇に転じ、1万900
0円台が目前に迫った。対前年同月比も3カ月連続でプラスを維持し、賃料の上昇サイクルが明
確になりつつある。一方、上昇ペースは緩やかな水準にとどまっている模様。
同調査は、基準階面積200坪以上の賃貸オフィスビルを対象とした。
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6 景気DI5カ月連続悪化「不動産」は3カ月ぶりに改善 帝国データ 2015/1/13 朝日新
聞
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帝国データバンクの調査によると、12月の景気DIは前月比0.5ポイント減の43.0となり、5カ
月連続の悪化となった。大雪などの悪天候に見舞われた地域も多く、国内景気は中小企業の業
績に厳しさが広がる中でこの大雪が追い打ちをかけ、一段と悪化した。今後は、「景気対策に
よる下支えが落ち込みを緩和するものの、下振れ材料は依然として残り、ほぼ横ばいで推移す
ると見込まれる」と同社は分析している。
業界別では、「建設」、「製造」、「運輸・倉庫」など6業界が悪化。人手不足に伴う人件費
上昇が引き続き業績を圧迫している。
「不動産」は前月比0.5ポイント増の44.1で3カ月ぶりに改善した。調査対象の企業の声とし
ては、「比較的所得の多い層の不動産購入需要が多く、立地が良いなどの付加価値が高い商品
は順調に売買できている」「ビルの空室率が低下し、空き物件件数が各社減少している」と好
転の兆しはあるものの、「モデルハウスなどの来場者が少ない」など底堅いとはいえないよう
だ。「建設」は、職人不足や人件費の高騰で新規受注を受けることができない状況が続くなど
、5カ月連続で悪化した。
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7 住宅エコポイント説明会を開催 事業者向けに全国で 2015/1/13 朝日新聞
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国土交通省は1月19日から、住宅エコポイント制度に関する事業者向け説明会を、全国47都道
府県で合計51回開催する。
概ね1時間程度を予定。エコポイントのほか、長期優良住宅化リフォーム推進事業の説明も行
う。
参加費は無料。事前申し込みが必要。申し込みや開催概要については、下記ホームページを
参照。
https://krs.bz/jyutaku-setsumeikai/m/j2015
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8 合格者は607人 14年度不動産コンサル 合格率50%未満は16年ぶり 2015/1/9 朝日新
聞
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不動産流通近代化センターは1月9日、14年度不動産コンサルティング技能試験の合格者を発
表した。それによると、受験者数は1313人、合格者は607人。合格率は46.2%で、合格率が50%を
切るのは、98年以来16年ぶり。合格判定基準は、択一式試験と記述式試験の合計200点満点中10
5点以上。
合格者には合格証明書を送付し、また同センターのホームページで合格者の受験番号を発表
している。同試験は14年11月9日、全国12会場で実施された。
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9 都心5区のビル空室率、18カ月連続低下 三鬼商事・12月末 2015/1/9 朝日新聞
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三鬼商事がこのほど発表した東京都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)のオフィスビル市
況(2014年12月末)によると、平均空室率は5.47%(前月比0.08ポイント減)で、18カ月連続の低下
となった。既存ビルへの移転需要も好調に推移し、拡張や集約などに伴う成約の動きも見られ
たが、大型移転の動きが少なく、小幅な低下だった。
新築ビルの空室率は13.40%(同0.33ポイント減)、既存ビルも5.31%で同0.08ポイント下げた。
また、5区の平均賃料(坪単価)は1万6953円で、前年同月比4.60%(746円)上昇、前月比では0.0
2%(3円)上昇となった。前年同月比では8カ月連続、前月比では12カ月連続の上昇。同社による
と、空室率が5%を割り込み、地区を問わず好条件の大型空室の在庫に品薄感が広がっているこ
ともあり、賃料相場は小幅な上昇傾向が続いているという。
基準階面積100坪以上の主要貸し事務所ビル2627棟を対象に調査した。
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10 受注高2カ月連続で増加 民間は24.8%増 14年11月建設工事 2015/1/9 朝日新聞
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国土交通省は1月9日、14年11月の受注動態統計をまとめ、発表した。
11月の受注高は6兆2064億円で、前年同月比12.6%増となり、2カ月連続で増加した。このうち
、元請け受注高は4兆708億円(同14.0%増)で2カ月連続の増加、下請け受注高は2兆1356億円(同1
0.0%増)で3カ月ぶりの増加だった。
元請け受注高のうち、公共機関からの受注高は1兆1195億円(同7.3%減)で先月の増加から再び
減少、民間などからの受注高は2兆9513億円(同24.8%増)で2カ月連続で増加した。
業種別にみると、総合工事業が3兆8315億円(同12.3%増)、職別工事業が8658億円(同22.3%増)
、設備工事業が1兆5091億円(同8.3%増)で、総合工事業は2カ月連続の増加。職別工事業は3カ月
ぶり、設備工事業は4カ月ぶりの増加とすべての業種で増加となった。
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11 住宅ローン減税、すまい給付金 適用時期を延長 15年度税制改正 2015/1/8 朝日
新聞
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政府がまとめた15年度税制改正で、住宅ローン減税とすまい給付金について、17年末までと
する適用時期を19年6月まで伸ばすことになった。
これは、消費税率10%への引き上げが1年半延期されたことに伴い、住宅取得に係る消費税負
担増を緩和するためのもの。
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12 木造密集、解消急ぐ…都と区が延焼対策 2015/1/13 読売新聞
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首都直下地震の最大の課題とされる木造住宅密集(木密)地域の解消に向け、各自治体が対
策を急いでいる。
東京都は大火を防ぐ10年プロジェクトを推進。消火活動を妨げる狭い道路を広げるため、
私有地を強制的に整備する条例制定を目指す区もある。17日に20年を迎える阪神大震災で
も、木密地域の火災が被害拡大を招いており、専門家からは、地域全体での取り組みを求める
声が出ている。
杉並区
東京都杉並区のJR阿佐ヶ谷駅近くにある阿佐谷南地区。木造住宅が密集し、戦後すぐに建
てられた家屋もある。車も通れない狭い路地が多く、火の手が上がれば、延焼の危険性が高い
。
建築基準法は、狭い道路に面した住宅を新築・改築する場合、道路の中心から2メートル離
れた地点まで建物を後退させることを義務づけている。区は1989年、この後退部分の道路
整備費を区で負担する条例を制定したが、後退後のスペースを花壇や駐車場として使い続ける
住民も多く、「拡幅は思うように進んでいない」(区の担当者)という。
そのため区は2015年度、後退部分の私有地を強制的に道路として整備できるようにする
条例改正を行う。その際、土地の買い取りなどは行わず、補償もしない方針だ。
有識者による区の審議会は昨年11月、条例改正の可否について「公共の福祉の観点から可
能」と判断したが、憲法の保障する財産権を侵害するのではとの懸念も根強い。国土交通省に
よると、後退部分は自治体が買い取るケースもあり、杉並区のような条例は「聞いたことがな
い」としている。
同区の田中良区長は「私有財産だからといって手をつけなければ、いつまでも道路は広がら
ない。都市部の街作りの大きな前進になる」と自信を見せている。
特区に指定
木密地域は都内に約1万6000ヘクタールあり、都はこのうち23区内の28地域約70
00ヘクタールを「特に危険性が高い」と位置づけている。12年からは「木密地域不燃化1
0年プロジェクト」と名付け、重点的に整備する地域を「不燃化特区」に指定。耐火住宅に建
て替えた際の固定資産税、都市計画税の減免措置や古い家の撤去費用への助成が受けられる制
度を設けた。特区の指定は今春、52地区約2940ヘクタールとなる見通しだ。
都の担当者は「行政が住民に積極的にかかわることで建て替えや移転などを促し、『延焼に
よる焼失ゼロ』を目指したい」と話す。
区内の約6割(約600ヘクタール)が木密地域の荒川区は現在、道路拡幅などで転居を余
儀なくされた区民に貸す住宅の建設を進めており、3月末には鉄筋5階建ての住宅(全27戸
)が完成予定。
足立区も今年度から、これまで建て替えが困難だった道路に面していない住宅に新基準を適
用し、条件付きで建て替えを認めた。
高齢者は…
ただ、木密地域は土地の権利関係が複雑な所もあり、高齢の住民も目立つため、建て替えが
容易に進まない面がある。築50年の木造2階建て住宅に住む杉並区の無職女性(66)は「
夫婦2人の年金暮らしなので、建て替えの必要性もなく、お金もかかるので、このまま住み続
けるしかない」と話す。
1995年の阪神大震災では、木密地域の神戸市長田区が大火に見舞われた。火災はほぼ3
日間続き、区内では計4759棟が全焼、計約52ヘクタールを焼失した。
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13 町家を現代風に改修、伝統的構造生かす 2015/1/10 読売新聞
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国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている奈良県橿原市今井町の江戸末期~明治初
期に建てられた町家が、伝統的な構造と現代家屋の利便性を兼ね備えた住居に生まれ変わった
。
町家は若い世代から「住みづらい」と敬遠されて空き家が多くなり、町並み保存の障害にな
っている。改修された町家について、市今井町並保存整備事務所は「新しい住民のためのモデ
ルケースになる」と評価している。
同町は16世紀前半に成立した環濠かんごう集落。江戸時代を中心に戦前までの町家や寺な
どの歴史的建造物504軒が残っている。
改修されたのは、同市職員米村博昭さん(61)所有の切り妻造りの町家で、両親が死去し
た5年前から空き家になっていた。
米村さんは一級建築士で今井町町並み保存会理事を務める。両親が残した町家に住むため「
歴史的価値を損なわず、暮らしやすい住環境を整え、今後の改修事業に貢献したい」と考えた
。
「若手を育てたい」と大和郡山市の一級建築士、何左なさ昌範さん(39)に設計などを依
頼した。総額約2600万円をかけ、昨年6月着工。同12月に木造一部2階建て102平方
メートルの新しくなった町家が完成した。
改修では、古材を再利用▽中2階の虫籠むしこ窓や板敷き、1階の格子窓を復活▽町家の風
通しのいい構造を生かす▽壁は漆喰しっくい壁――など文化財としての価値を守り、周囲の町
並みと調和した姿にした。
古材や県産材をふんだんに使い、天井扇も取り付けた屋内
一方、耐震強化のために室内の壁を増やし、天井扇で空気の循環を一層促した。また、離れ
に2階を増築し、システムキッチンを採用した台所や居間、和室には床暖房を備えるなど、省
エネで快適な居住空間を作りだした。
同保存地区の町家の改修には、「原則として現状維持」などの法律上の制約がある。何左さ
んらは文化庁や県教委などとも協議。建ぺい率は緊急時に隣家へ避難できる協定を結ぶことで
緩和されることになり、離れの増築を実現した。
10、11日は午後1~3時に現地で見学会を行う。米村さんは「町並みの保存には町家に
人が住むことが重要。今後の保存や活用に今回の試みを生かしてもらえたら」と期待している
。何左さんは「町家暮らしを楽しむための知恵と工夫を凝らした」と話した。問い合わせは何
左さん(0743・53・0826)
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14 「危険な空き家」判定、岐阜県がマニュアル 2015/1/10 読売新聞
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人口減少に伴い全国的に空き家が増加している問題で、岐阜県の「空家等対策協議会」は8
日、岐阜市内で会合を開き、倒壊の危険がある空き家への対応マニュアルを作成した。
危険な空き家の所有者に行政処分を行う内容を明記するなど、県や市町村が連携し、本格的
な空き家対策に乗り出す。
県によると、県内の空き家数は2013年で約13万3000戸。1993年と比べてほぼ
倍増しており、総住宅数に占める空き家の割合(空き家率)も15・2%と、全国平均(13
・5%)を上回っている。
県や市町村ではこれまで空き家問題を担当する部署がなく、独自で空き家対策の条例を制定
した自治体以外での対策が課題となっていた。
県内の各市町村担当者や、建築団体など約50人が出席したこの日の会合で、県は、倒壊の
危険性が特に高い空き家について、危険度を示す基準を設けて判定することや、所有者への行
政指導や命令、行政代執行を行うことなどを盛り込んだ10段階の対応マニュアルを策定した
。また、県内42市町村に空き家の情報を受け付ける総合窓口を設置し、情報収集に努めるこ
となどを明記した対応指針もまとめた。
県公共建築住宅課は「国土交通省が2月末頃までに策定予定の基本指針の内容を踏まえなが
ら、今後、マニュアルや指針の見直しを検討していきたい」としている。
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15 「防災空地」整備進む…神戸市、空き家も解消 2015/1/8 読売新聞
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阪神大震災で密集市街地が大火に襲われ、大きな被害を受けた神戸市が、延焼を防ぎ、避難
場所にもなる「防災空地くうち」の整備を進めている。
市に土地を無償貸与すれば、建物の解体費を全額補助した上に、固定資産税を非課税にする
防災空地整備事業を2年前に開始。空き家の解体を進め、これまでに13か所、計1300平
方メートルを確保した。更地にすると固定資産税が高額になることが老朽家屋の解体を阻む一
因になっており、全国的に増える空き家対策としても注目されている。
震災の大火を免れ、狭い路地沿いに木造民家など約1400軒が並ぶ長田区南部の駒ヶ林地
区。その一角で、震災で被災したままになっていた「2丁目南部自治会」の事務所が解体され
、先月、防災空地として開放された。
140平方メートルの土地は、普段は広場として使う。子供に路地に絵を描く遊びを味わわ
せようと、5メートル四方の黒板を地面に埋め込んだ。同自治会は、解体費などを工面できず
、これまで事務所を放置していた。貝塚和信会長(76)は「制度のおかげで撤去できた。平
時は住民の交流場所になり、万一の時は命を守ってくれる」と期待する。
市が制度の対象とするのは、2012年に国が公表した「地震時等に著しく危険な密集市街
地」(197地区、計5745ヘクタール)に含まれる225ヘクタールを中心とした4地区
。3年以上、市に土地を無償で貸し、誰でも出入りできるようにすれば、固定資産税が免除さ
れる。
建物の解体費は、市などが原則として全額補助し、管理者にはフェンスや遊具などの整備費
として100万円まで助成する。3月末までに、さらに5か所を整備する予定だ。
他市も解体費補助
密集市街地での防火力を上げるには、耐火性の低い老朽空き家の解体が有効で、他の自治体
でも、解体費の補助などが行われている。
11地区計357ヘクタールが「危険な密集市街地」とされる京都市は、固定資産税の減免
はしないものの、14年6月から、空き家を解体して、防災空地にする場合には、最大300
万円の補助を始めた。長崎市は、防災空地などとするために土地を市に寄付すれば、公費で解
体する制度を06年度から行い、これまでに41棟を撤去。大阪府も14年4月、解体費の補
助率を引き上げた。
しかし、複数の相続人の意見がまとまらないことなどから、解体はなかなか進まない。全国
的に空き家は増加傾向で、総務省の住宅・土地統計調査によると、13年には820万戸と、
08年より63万戸増えた
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16 東ガス「エネファーム」が4万台超え 2015/1/14 日経産業新聞
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東京ガスは13日、家庭用燃料電池「エネファーム」の累計販売台数が4万台を超えたと発表し
た。2009年の発売以降、4万台に到達した事業者は東ガスが初めて。13年に初めて200万円を切
る価格で出した製品が人気のほか、14年に発売したマンション向けも堅調だ。消費増税前の駆
け込み需要の反動で住宅着工が鈍っているが、8カ月余りで1万台を積み増した。
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17 友林業、富裕層向け戸建て 塗り壁や中庭など 2015/1/13 日経産業新聞
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住友林業は今月から、標準的な建物価格が6千万円以上する高級志向の戸建て住宅の新商品を
発売した。箱形の外観や左官が仕上げる塗り壁などが特徴だ。消費増税後は住宅受注の低迷が
続いてきたが、高価格商品の売れ行きは堅調だ。デザインを重視する富裕層の要望に応える。
新商品「ビーエフ グランスクエア」は沖縄県などを除く全国で販売する。高額物件を得意
とする社内組織が中心となって設計などを手がける。自由設計だが、日本の風情を感じさせる
塗り壁や中庭を提案するなど、空間づくりに力を入れる。1坪(3.3平方メートル)当たり単価
は100万円以上になる見通し。
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18 東ガス、マンション停電時も発電できる「エネファーム」品川で納入 2015/1/9 日
経産業新聞
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東京ガスは8日、マンション向けの家庭用燃料電池「エネファーム」で、停電時も発電できる
機能を備えた製品を納入すると発表した。戸建て向けでは同様の製品の販売実績があるがマン
ション向けは初めて。東日本大震災以降に消費者の関心が高まっている災害対応の機能を強化
して受注拡大につなげる。
住友不動産が東京都品川区で建設しているマンション( 仮称・品川ベイサイド大規模プロジ
ェクト )の51戸に納入する。完成は2016年2月の予定だ。エネファームは起動時に電気が必要
だ。従来の製品では災害などで停電している間は運転を停止していたが蓄電池を内蔵すること
で停電時の起動を可能にした。発電に使う都市ガスが止まった場合も蓄電池にためた電気を500
ワットで1時間半程度使うことができる。
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19 三井不動産レジデンシャル、LINEで新築物件の情報 2015/1/9 日経産業新聞
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三井不動産レジデンシャルは無料通信アプリ「LINE」の対話機能を使い、新築物件の情
報提供を始める。東京都中央区で開発中の48階建てマンション 「パークタワー晴海」 (総戸
数1084戸)の物件情報をLINEを使って発信する。
企業が独自にメッセージを提供できるLINEのサービス「ビジネスコネクト」を利用する
。三井不が提供するのは物件の間取りやイメージ写真など。隙間時間を使って情報収集ができ
る利便性を強調する。
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20 エディオン、スマホで家電・太陽光発電の状況「見える化」 2015/1/8 日経産業新
聞
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エディオンは7日、家庭内の家電を連携し稼働状況を一括管理する家庭向けエネルギー管理シ
ステム(HEMS)と、太陽光パネルの発電状況のどちらも「見える化」したシステムを発売
すると発表した。2月1日から販売し、利用者はスマートフォン(スマホ)から手軽に把握でき
る。
「エディスマHEMS」は水道メーターや家電などの使用データを無線LANで飛ばし、イ
ンターネット上の専門サイトで利用者が見えるようにする。収集したデータをもとに、エディ
オンが太陽光パネルの故障状況を把握し、顧客のもとへかけつけるサービスも別途備える。価
格はシステム1セットあたり6万9800円で10年間は月々の料金を払わずに利用することができる
。
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21 大京、マンション仲介業務を香港で開始 2015/1/8 日経産業新聞
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大京は7日、日本のマンションを仲介する業務を香港で始めたと発表した。海外投資家が円安
に伴い日本の物件を相次ぎ取得している中、富裕層が目立つ香港でも事業を展開することに決
めた。
現地法人「大京香港有限公司」を昨年に設立し、このほど営業活動を始めた。大京グループ
が手掛けるマンションや中古物件を仲介する。
住宅関連新聞記事ダイジェスト No.565 2015/1/1~2015/1/7
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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.565 2015/1/1~2015/1/7
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【日本経済新聞】
1 森ビル、虎ノ門ヒルズ隣接地に高層ビル
2 「フラット35」金利1.47% 1月、6カ月連続で最低更新
【朝日新聞】
3 沖縄発、売買仲介の新アイテム 「おうちクリニック住宅カルテ」 中古住宅を簡易チェ
ック
4 オーナー向けネット決済サービス開始 投資マンション販売の日本財託
5 Jリートの「税会不一致」を解消 15年度税制改正
6 フラット35、最低金利更新 1.4%台に
7 管理不十分の空き家 固定資産税特例を除外 15年度税制改正大綱
8 耐震化セミナー開催 全住協
9 オーケーみなとみらい計画 民都再生事業認定
10 買取再販住宅、事業者の不動産取得税に特例 15年度税制改正大綱
【読売新聞】
11 学生と高齢者「お試し同居」…世代超え支え合い
12 フラット35金利、最低更新…1月は1・47%
13 旧社員寮、若者向けのシェア型賃貸に
【日経産業新聞】
14 ウシオライティング、消費電力8割減のLED電球 9日に発売
15 東京都、172キロメートルの無電柱化着手
16 ONEエネルギー、太陽光パネルと蓄電池の貸し出しに参入
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1 森ビル、虎ノ門ヒルズ隣接地に高層ビル 2015/1/5 日本経済新聞
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超高層ビル「虎ノ門ヒルズ」(東京・港)の隣接地に地上36階建ての高層ビルを建設する。
延べ床面積は17万5千平方メートルで、オフィスや商業施設が入る。2017年に着工し、19年の
完成を目指す。ビルの1階には羽田空港と結ぶバスが発着するバスターミナルを設ける予定だ
。
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2 「フラット35」金利1.47% 1月、6カ月連続で最低更新 2015/1/5 日本経済新聞
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住宅金融支援機構は5日、長期固定型の住宅ローン「フラット35」の1月の適用金利を発表し
た。主力の返済期間35年以下(融資率9割以下)は取扱金融機関の最低金利が前月より0.09%低
い1.47%となり、6カ月連続で過去最低を更新した。返済期間20年以下(同)の最低金利も0.09
%下がり、1.20%と過去最低になった。
指標となる長期金利が低位で安定しているためで、民間金融機関の住宅ローン金利も過去最
低を更新している。
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3 沖縄発、売買仲介の新アイテム 「おうちクリニック住宅カルテ」 中古住宅を簡易チェ
ック 2015/1/7 朝日新聞
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沖縄県で活動するOKINAWA型中古住宅流通研究会はこのほど、中古住宅の仲介時の接客ツール
として、「おうちクリニック住宅カルテ」を作成した。買主に記入してもらう形で、購入予定
住宅の概要や現状を把握。リフォームやインスペクションの依頼、各種優遇制度の利用につな
げてもらう狙いだ。
同研究会は、国土交通省の「平成26年度中古不動産取引における情報提供促進モデル事業」の
採択事業者。当該事業の一環で、「瑕疵保険やインスペクションなどの制度を消費者に知らせ
る」(同研究会)ことを目的にカルテを作成した
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4 オーナー向けネット決済サービス開始 投資マンション販売の日本財託 2015/1/7 朝
日新聞
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投資用マンション販売と賃貸管理を手掛ける日本財託(東京都新宿区)は1月6日、株式会社HUb
eeと提携し、オーナー向けネット決済サービスを始めた。内装や修繕費用の分割払いが可能と
なる。
同社によると、マンション経営はエアコンや給湯器といった設備故障、退去に伴う内装・修
繕費用など、予期せぬタイミングでのまとまった出費により、当初の収支計画が成り立たなく
なる場合があるという。今回のサービスでは最大24回まで費用を分割払いできる。1度にかかる
負担を軽減できるため、余裕を持って資金計画を立てることが可能。なお、このネット決済サ
ービスは、入居者の更新料・退去の内装費用負担分にも利用できる。
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5 Jリートの「税会不一致」を解消 15年度税制改正 2015/1/7 朝日新聞
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政府は15年度税制改正において、Jリートについて税務上と会計上の差異がある、いわゆる「
税会不一致」を解消する。
これは、税務と会計の処理に差異があるため(例えば、定期借地権の償却などの費用計上)、
会計上は費用と認められたのに、税務上は所得とされるケースのこと。投資法人は会計上の税
前利益の90%を超えて配当することで初めて導管体と扱われ、配当金については法人段階で課税
が生じない。しかし、会計上では90%超でも税務上の利益がそれを上回る場合、配当が課税対象
となってしまう。そこで、税務上損金算入が可能な範囲を拡大し、税会不一致に当たる部分を
「一時差異等調整引当額(仮称)」として、配当を可能にする。
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6 フラット35、最低金利更新 1.4%台に 2015/1/6 朝日新聞
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住宅金融支援機構が提供する長期固定型住宅ローン「フラット35」の1月の適用金利(借入期
間21年以上35年以下、融資率9割以下)が、前月の史上最低を更新する1.47%(最頻値)となった。
前月に初めて1.5%台の低水準(1.56%)となったが、更に0.09%引き下がった。
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7 管理不十分の空き家 固定資産税特例を除外 15年度税制改正大綱 2015/1/6 朝日新
聞
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政府がまとめた15年度税制改正大綱によれば、昨年成立した空家特措法に基づいて特定空家(
管理不十分で建物崩壊など周辺の生活環境の安全上問題のあるものなど)の所有者に必要な措置
をとることを勧告した場合は、その空家の敷地については固定資産税の住宅用地特例の対象か
ら外すことになった。
現在、住宅用地として土地上に家屋等がある場合、土地の200平方メートル以下の部分は6分
の1、超える部分は3分の1と固定資産税の課税標準が減額されている。このことが、空家が放置
される一因となっているとかねてより指摘されていた。今回の措置により空家の除却・適正管
理が促進され、市町村による空家対策が進むと期待されている。
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8 耐震化セミナー開催 全住協 2015/1/5 朝日新聞
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全国住宅産業協会は1月22日、「第7回耐震化実践アプローチセミナー」を東京都庁で行う。
東京都の「緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を推進する条例」による建物の耐震化を促進す
る取り組みに賛同し、実施するもの。
条例や助成金に関する解説のほか、耐震改修の手法、地震で壊れない建物のつくりかたなど
を各専門家が講演する。時間は午後6時10分から8時40分まで。
また、具体的な耐震化の相談に応じる個別相談会も同時に開催する。
セミナーの参加申込、問い合わせ電話番号は、0120(363)232まで。
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9 オーケーみなとみらい計画 民都再生事業認定 2015/1/5 朝日新聞
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国土交通省はこのほど、スーパー・ディスカウントストア経営のオーケー社から申請のあっ
た民間都市再生事業計画について、都市再生特措法に基づき認定した。
同計画は、オーケー社の本社と大規模な食品スーパーを横浜みなとみらい地区に建設するも
の。日用品を扱う店舗が少ない地区で居住者やサラリーマンにとって利便性の高い商業機能を
提供し、業務・商業などの複合的な都市機能を作る。
また、4メートル以上歩道からセットバックした歩道者用ネットワークを整備し、みなとみら
い21地区のにぎわいに寄与するという。
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10 買取再販住宅、事業者の不動産取得税に特例 15年度税制改正大綱 2015/1/5 朝日
新聞
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政府がこのほど発表した15年度税制改正大綱で、買取再販事業者が中古住宅を買い取り、一
定の改修工事を行った後、住宅を再販売する場合に買取再販事業者が負担する不動産取得税に
ついて特例措置が設けられる。耐震性を高めるものや省エネ、バリアフリー化工事などが対象
。
中古住宅の築年月日に応じて、課税標準から一定額を控除する。例えば、97年4月1日以降の
築年月日なら1200万円控除される。これにより、中古住宅流通・リフォーム市場の環境整備を
進め、市場規模の拡大を図る見込みだ。
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11 学生と高齢者「お試し同居」…世代超え支え合い 2015/1/7 読売新聞
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東京屈指の文教地区で、古くからの住宅地でもある文京区を舞台に、見守りが必要な独り暮
らしのお年寄りの家に大学生が住み込むプロジェクトが始まった。
独居の高齢者は今後急増し、その支援は地域社会の大きなテーマ。世代を超えた住民同士の
支え合いの成果に注目が集まりそうだ。
◆共通の趣味
「後楽園球場の外野スタンドから、よく野球を見たなぁ」。昨年12月中旬、同区内の一軒
家で野球好きの長谷川実さん(80)が、昔話を始めた。「僕もONを生で見たかったですね
え」と東大大学院の藤倉皓一郎さん(23)が返す。元東大野球部員で、1月中旬から長谷川
さん宅に同居する。
この取り組みは、同区の商店主らで作るNPO法人「街ing本郷」が今年度スタートさせ
た「ひとつ屋根の下プロジェクト」。独居の高齢者と、区内の大学に通う学生にチラシを配る
などして希望者を募り、「週2、3日は一緒に夕食を」「ごみを出して」などお年寄りの要望
に対応でき、趣味や出身地など共通点のある学生を組み合わせる。長谷川さんと藤倉さんは「
野球」が結んだ縁。昨年暮れから今月にかけて、計3組の同居がスタートする。
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12 フラット35金利、最低更新…1月は1・47% 2015/1/6 読売新聞
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住宅金融支援機構は5日、長期固定型住宅ローン「フラット35」(買い取り型)の1月の
適用金利を発表した。
利率は取扱金融機関によって異なるが、35年ローンのうち最も低い金利は1・47%で、
フラット35の取り扱いが始まった2003年10月以来の最低金利を更新した。長期金利の
低下などを反映し、前月よりも0・09ポイント下がった。最低金利を更新するのは6か月連
続。
返済期間が「21年以上35年以下」は年1・47~2・12%、「15年以上20年以下
」は1・2~2・02%となる。
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13 旧社員寮、若者向けのシェア型賃貸に 2015/1/5 読売新聞
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京王電鉄(東京都多摩市)は多摩市桜ヶ丘にある旧社員寮を有効活用し、個室でプライバシ
ーを保ちながら、共用のキッチンやラウンジなどで入居者同士が交流もできる社会人と学生向
けのシェア型賃貸住宅「シェアプレイス聖蹟桜ヶ丘」の整備を進めている。
今年2月に完成予定。沿線への若い世代の流入を促進する狙いがある。
旧社員寮は、鉄筋コンクリート造4階建て、延べ床面積約3040平方メートル。京王線聖
蹟桜ヶ丘駅から徒歩8分に位置し、自然も豊かで恵まれた住環境にある。
シェア型賃貸住宅は、この建物に大規模改修を施して再利用する「リノベーション」の手法
で整備。京王グループ企業の「リビタ」(渋谷区)が企画、設計などを手掛け、グループの共
同プロジェクトとして取り組んだ。
ベッドや机、小型冷蔵庫などが付いた個室108戸を備えるほか、キッチンやラウンジ、オ
ープンテラスなどの共用スペースを設け、入居者同士の出会いや緩やかなつながりも楽しめる
ようにする。
京王電鉄は「今後も所有物件をグループで有効活用することで、若い世代の沿線への流入促
進などにつなげたい」などとしている。
問い合わせは、リビタ(03・5468・9224)へ。
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14 ウシオライティング、消費電力8割減のLED電球 9日に発売 2015/1/6 日経産業
新聞
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ウシオライティング(東京・中央)は5日、12ボルト仕様ミラー付きハロゲンランプと交換可
能な発光ダイオード(LED)電球を9日に発売すると発表した。従来の光源と比べて消費電力
を約8割削減することに成功した。定格寿命は3万時間で、従来の7・5倍だという。寸法や口金
が従来の光源に対応しているため、取り換えが容易だという。希望小売価格はオープンだが、
市場では税別5千~6千円と想定される。発売から1年で10万本の販売を目指す。
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15 東京都、172キロメートルの無電柱化着手 2015/1/5 日経産業新聞
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東京都は都道172キロメートルで電線の地中化に着手すると発表した。現在整備計画中の都道
、区市町村道をあわせると916キロメートルが無電柱化の対象になる。2020年五輪の競技場に近
い晴海通りや清澄通りでは大会までに100%無電柱化する。災害時の備えとしても電柱の倒壊を
防いで、円滑な救援体制を整える。
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16 ONEエネルギー、太陽光パネルと蓄電池の貸し出しに参入 2015/1/5 日経産業新
聞
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NECやオリックスなどが出資するONEエネルギー(東京・港)はタマホームと組んで、
太陽光パネルと家庭用蓄電池をセットにしてリース、レンタルするサービスを始めた。タマホ
ームで新築戸建て住宅を購入すると利用できる。年間2000~3000戸の利用を目指す。
契約期間は15年で、契約期間が満了すると太陽光パネルは顧客に無償で譲渡する。利用者は
売電を優先するモードや発電した電力をできるだけ家庭内で使うモードなどを選ぶ。京セラ製
の太陽光パネル2.94キロワットとNEC製の蓄電池を設置した場合、10年目までは月額8400円
、11年目から15年目は月額6500円で利用できる。
住宅関連新聞記事ダイジェスト No.563 2014/12/11~2014/12/17
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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.563 2014/12/11~2014/12/17
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【日本経済新聞】
1 板橋区、タニタと連携 区民の健康サポート
2 首都圏マンション発売33%減、11月 10カ月連続マイナス
3 大手不動産、海外旅行業向け東京ツアー 自社物件を案内
【朝日新聞】
4 オフィス移転理由トップは「業容拡大」、「賃料が安い」は下位に
5 民間は5カ月連続減も一昨年比では増 10月・建設工事出来高
6 11月の賃貸成約数、3カ月ぶり前年比減 首都圏・アットホーム調べ
7 2014年度インスペクター試験 合格率は28.2% 日本ホームインスペクターズ協会
8 防火シャッター雨戸で建基法違反 大和ハが施工
9 ビル経営管理士試験を実施、受験者数が増加
10 競売主任者試験 申し込み1割増
11 首都圏新築マンション供給、10カ月連続で減少 不動産経済研
12 14年景気動向 「悪化」が前年比3.6倍に 帝国データバンク調べ
13 14年度マンションリフォームマネジャー試験 合格者は164人
14 83人が合格 14年度土地区画整理士技検
15 首都圏分譲マンション賃料、全域で弱含み4カ月ぶり下落 東京カンテイ
16 第4期「宅建マイスター」修了、新たに24人誕生
【読売新聞】
17 非課税枠1500万円に拡大 政府調整
18 住宅資金贈与、非課税枠1500万円に拡大へ
19 大名古屋ビル開業半年延期、16年3月に
20 アウトドアモール3月開業…昭島駅北口
21 「暮らしに木を」宮崎・綾町が「ウッドスタート宣言」協定
22 現代建築の粋に触れる…金沢市と東京で展覧会
【日経産業新聞】
23 太陽光発電と熱収集で一戸建て消費エネ8割減 LIXIL実験
24 ソフトバンク、不動産サイトにも出資 インド企業に106億円
25 東急リバブル、相続税対策で大和証券と提携
26 TOTO、次亜塩素酸水で脱臭 高機能トイレに搭載
27 三井物産本社、建て替え 高層ビル2棟建設
28 福岡地所、再開発範囲を拡張
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1 板橋区、タニタと連携 区民の健康サポート 2014/12/16 日本経済新聞
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東京都板橋区は健康計測機器メーカーのタニタ(同)と連携し、区民の健康づくりを推進す
る事業を2015年度から始める。区内の商店街などに体組成計と血圧計を設置し、データをイン
ターネット上で見られるようにする。商店街の飲食店と共同で区内産の食材を使ったヘルシー
メニューの開発にも取り組む。都内の自治体がタニタと連携するのは初めて。
通信機能を備えた歩数計約1000個を区民に配布する。体重や体脂肪率などを測る体組成計と
全自動の血圧計を区内の商店街やスポーツ施設など10カ所に設置。歩数計をかざして測ると、
データがタニタのサーバーに自動で送られる。
利用者は同社のサイト「板橋からだカルテ」で健康状態の推移を見ることができる。サイト
内では歩数にあわせて世界中のウオーキングコースを疑似体験できるコーナーや健康づくりに
役立つコラムなどを設け、毎日アクセスしてもらうよう工夫を凝らす。
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2 首都圏マンション発売33%減、11月 10カ月連続マイナス 2014/12/15 日本経済新聞
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不動産経済研究所(東京・新宿)が15日に発表した11月の首都圏での新築マンション発売戸
数は前年同月比33.3%減の3337戸だった。10カ月連続で前年実績を割り込んだ。松田忠司企画
調査課長によれば「各社が今秋に売り出す予定だった大型物件の発売を年明けに延期した影響
が出ている」という。
マンションの売れ行きを示す契約率は78.4%で、前年同月より1.2ポイント下がった。地域別
では千葉県の契約率が61.6%になるなど、郊外での売れ行きが特に鈍い。
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3 大手不動産、海外旅行業向け東京ツアー 自社物件を案内 2014/12/11 日本経済新聞
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大手不動産会社が海外の旅行業者やメディアなどを対象に「東京ツアー」の開催に乗り出し
た。自社物件を中心に案内することで、海外に東京の魅力を発信したり、旅行商品を開発して
もらったりする。2020年の東京五輪を見据え、各社とも外国人観光客や国際会議を自社の施設
に呼び込む考えだ。
森ビルは8~11日、シンガポールや香港から国際会議や旅行などの専門記者6人を招待。同社
が管理する六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズを回り、大型会議場の機能などをアピールした。
こうした見学会を同社単独で企画するのは初めて。自社物件の利便性を海外に発信してもら
うことで、国際会議や展示会、セミナーなどを誘致するのが狙いだ。同社は「今後は仕入れ担
当者など様々な分野の外国人を招き、東京の魅力を伝えたい」としている。
見学会では自社物件の案内のほか、寺で座禅を組んだり、甲冑(かっちゅう)店を訪問した
り。参加したスイス人記者のダニエル・チュデイ氏は「東京はこの10年ですごく変わった。五
輪は街の良さを伝える絶好の機会だ」と語った。
三菱地所は来年1月、インドネシアから旅行業者を初めて招く。1週間の日程で東京や横浜な
どを案内。自社の丸の内ビルディングでは高層階から皇居を眺め、日本の伝統を体感してもら
う。臨海部の商業施設「アクアシティお台場」や池袋の「サンシャイン水族館」も視察する計
画だ。
同社は「インドネシア人観光客は今後さらに増加が見込まれる。施設の体験を通じて(旅行
業者に)理解を深めてもらい、旅行商品の開発にも生かしてほしい」という。同社が再開発を
進める丸の内エリアは、東京都が定める国際会議などの重点誘致地域にも選ばれている。今後
は行政とも連携し、会議の誘致にも一段と力を入れる。
三井不動産は11月、公益財団法人フォーリン・プレスセンター(東京・千代田)と協力し、
旅行や文化を取材するアジア人記者に日本橋の商業施設「コレド室町」を紹介。施設に常駐す
る外国人コンシェルジュが和菓子店やかつお節店などに誘導した。
日本橋は江戸文化の発祥地だが、外国人の集客力では銀座や新宿に比べ見劣りする。同社は
日本橋の良さを海外で広めてもらい、来訪者の増加につなげる考えだ。
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4 オフィス移転理由トップは「業容拡大」、「賃料が安い」は下位に 2014/12/17 朝日
新聞
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森ビルはこのほど、「東京23区オフィスニーズに関する調査」をまとめた。それによると、
移転理由のトップは「業容拡大」で、一方「賃料の安いビル」は順位を下げたことが分かった
。
東京23区内に本社を置く、資本金上位の1万社を対象にアンケート調査した。
新規賃借意向を聞いたところ、「あり」の割合は20%で、6年連続の2割超となった。移転理由
としては、「業容・人員拡大」(38%)が昨年に続きトップ。2位は「立地の良いビルに移りたい
」(28%)、3位は「耐震性の優れたビルに移りたい」だった。リーマンショックの08年以降1位を
続けていた「賃料の安いビルに移りたい」は、2年前から順位を下げ始め、今回は6位だった。
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5 民間は5カ月連続減も一昨年比では増 10月・建設工事出来高 2014/12/17 朝日新聞
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国土交通省は12月17日、建設総合統計の10月分を発表した。これは、建築着工統計調査、建
設工事受注動態統計調査から得られる工事費額を着工ベースの金額としてとらえ、これらを月
々の出来高ベースに展開して建設工事の出来高を推計したもの。
10月の出来高総計は、4兆5226億円で前年同月比0.6%減。このうち民間は2兆4238億円(同5.0%
減)で5カ月連続の減少となった。ただし、消費税率引き上げの影響を受けない前々年同月と比
較すると7.2%増。うち居住用は1兆2561億円(同12.3%減)だった。
公共は2兆988億円(同5.1%増)で、うち居住用は635億円(同17.0%増)だった。
14年10月末時点での国内における手持ち工事高は、総計で29兆6154億円で、前年同期比12.8%
増となっている。
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6 11月の賃貸成約数、3カ月ぶり前年比減 首都圏・アットホーム調べ 2014/12/17 朝
日新聞
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アットホームの調査によると、11月の首都圏における居住用賃貸物件の成約件数は1万8124件
で、前年同月と比べて1.6%下回った。
東京23区内のシングル向け中古マンションの成約が減ったこと、また、神奈川県を中心に中
古アパートの成約が不調だったことから、3カ月ぶりに前年同月を下回る結果となった。
平均賃料(1戸当たり)は特に新築マンションの上昇が目立ち、前年同月を6.0%上回る10.62万
円だった。
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7 2014年度インスペクター試験 合格率は28.2% 日本ホームインスペクターズ協会 201
4/12/16 朝日新聞
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NPO法人日本ホームインスペクターズ協会(東京都渋谷区)はこのほど、第6回公認ホームイン
スペクター資格試験の合格者を発表した。
合格者は285人、合格者は28.2%。なお試験は11月15日に開催し、1010人が受験した。
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8 防火シャッター雨戸で建基法違反 大和ハが施工 2014/12/16 朝日新聞
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国土交通省は12月16日、大和ハウス工業が施工した住宅で、防火シャッター雨戸が大臣認定
仕様と異なる仕様で施工されたため、建築基準法違反であることが判明したと発表した。シャ
ッターのガイドレール下地枠を躯体に固定するねじの寸法が、本来直径4×60ミリ以上でなけれ
ばならなかったのが、メーカー指定のネジ以外のネジ(直径4×25ミリなど)で固定されていたも
の。
同社から国土交通省に仕様に適合しない疑いがあるとして報告があり、東京都、千葉県、神
奈川県などの住宅9棟において基準不適合が判明、この他1863棟についても疑いがあるとして、
現在調査中。
なお、これらの防火シャッター雨戸について、遮炎性能試験を行った結果、必要な性能が確
保されており、安全上支障はない。
相談窓口は、大和ハウス工業シャッター雨戸対策室、電話0120(373)712。
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9 ビル経営管理士試験を実施、受験者数が増加 2014/12/16 朝日新聞
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日本ビルヂング経営センターは12月14日、全国6都市で「ビル経営管理士試験」を実施した。
それによると、受験者数は668人で、前年度を98人上回った。申込者数は735人(前年度610人)だ
った。
合格発表は来年1月30日。前年度の合格者数は396人(合格率69.5%)だった。
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10 競売主任者試験 申し込み1割増 2014/12/15 朝日新聞
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不動産競売流通協会はこのほど、12月7日に実施した14年度競売不動産取扱主任者資格試験の
状況を発表。それによると、受験申込者数は2350 人で前年と比べて約1割増加した。男女別で
は男性90%、女性10%。最年少受験者は13歳、最年長は84歳で、平均45歳となった。
受験者の傾向について同協会では、「宅建主任者や大手不動産会社の従事者は昨年同様伸び
ており、更に弁護士、司法書士、不動産鑑定士、金融従事者、地方公共団体職員などの受験者
も散見された」と話している。
合格概要については、15年1月21日午前10時にホームページ上で発表する。
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11 首都圏新築マンション供給、10カ月連続で減少 不動産経済研 2014/12/15 朝日新
聞
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不動産経済研究所の調査によると、11月に首都圏で供給された新築マンションは3337戸で前
年同月比33.3%減少となった。減少は10カ月連続となる。
一方、初月契約率は78.4%となり2カ月ぶりに好調ラインの7割を上回った。
同研究所は、供給の落ち込みについて「秋商戦の佳境を迎える時期に第1期で100戸以上を販
売する物件がないなど、大型物件の供給後ろ倒しが主な原因」としている。
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12 14年景気動向 「悪化」が前年比3.6倍に 帝国データバンク調べ 2014/12/12 朝日
新聞
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帝国データバンクがこのほどまとめた景気見通しに対する企業の意識調査で、14年が回復局
面だったと判断する企業は7.8%となり、13年の26.2%から18.4ポイント減少した。一方、悪化局
面と見ている企業は28.9%で、13年の8.0%から3.6倍に急増した。
15年の見通しについては、回復局面と見る企業が13.4%で、14年の見通し(13年11月調査・回
復23.7%)から約半分に減った。懸念材料を挙げてもらう質問では、「為替(円安)」が最も高く5
0.6%、以下、原油・素材価格の上昇、消費税制、人手不足などとなっている。
この調査は、11月14日から30日に行われ、調査対象は全国2万3475社。有効回答企業数は1万5
16社だった。
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13 14年度マンションリフォームマネジャー試験 合格者は164人 2014/12/12 朝日新聞
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住宅リフォーム・紛争処理支援センターは12月12日、14年度のマンションリフォームマネジ
ャー試験の合格結果を発表した。
それによると受験者は495人、合格者は164人、合格率は33.1%。前年の合格率が26.2%だった
ので、7%上がったことになる。
合格者の属性は、男性が101人、女性が63人で、年齢は40歳代が57人と最も多かった。勤務先
は、多い順にリフォーム専業、マンション・ビル管理会社、その他などとなっている。
マンションリフォームマネジャーは、主としてマンションの専有部分のリフォームにおいて
、管理組合や設計施工などの専門チームと協力・調整しながら、付加価値の高いリフォームを
提供できるよう業務を進められる能力を認定する試験。92年度に創設され、今回の合格者を含
め、延べ合格者数は約1万人となる。
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14 83人が合格 14年度土地区画整理士技検 2014/12/12 朝日新聞
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全国建設研修センターは12月12日、土地区画整理士技術検定「学科試験」及び「実地試験」
の合格者を発表した。
それによると、受検者は313人で、合格者は83人、合格率は26.5%だった。
合格者の平均年齢は38.5人、最高齢は55歳、最年少は23歳。男性が76人、女性が7人だった。
土地区画整理士技術検定試験は、国土交通大臣が実施する技術検定試験で、土地区画整理法
で規定する仮換地の指定及び換地処分の適正な実施その他土地区画整理事業の円滑な実施が進
められるよう、換地計画に関する専門的技術を有する人の養成確保を目的としたもの。今年度
の試験は9月7日に行われた。
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15 首都圏分譲マンション賃料、全域で弱含み4カ月ぶり下落 東京カンテイ 2014/12/12
朝日新聞
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東京カンテイの調査によると、11月の首都圏における分譲マンション賃料(1平方メートル当
たり)は、全域で弱含んだ影響により前月比1.6%下落の2560円となった。下落となったのは4カ
月ぶり。
エリア別には、東京都が3063円(前月比1.2%下落)、神奈川県が2002円(同0.2%下落)、埼玉県
が1602円(同1.8%下落)、千葉県は1504円(同2.5%下落)だった。
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16 第4期「宅建マイスター」修了、新たに24人誕生 2014/12/11 朝日新聞
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不動産流通近代化センターはこのほど、第4期「宅建マイスター養成講座」を修了し、新たに
24人の「宅建マイスター」が誕生したと発表した。これで、同センター認定の宅建マイスター
は122人となった。
同養成講座は、「宅建主任者が現場で生かせる実践力を徹底的に鍛える」をテーマとしたも
の。通信講座では、近代化センター不動産相談室に寄せられた相談事例に基づく100超のケース
スタディで課題解決法を学ぶ。集合研修でも100を超える事例を学び、更なる現場対応力の修得
を目指す。通信講座、集合研修のすべての修了者を、不動産流通近代化センターが「宅建マイ
スター」と認定する。
なお、同センターでは12月15日まで、第5期の宅建マイスター養成講座を受け付けている。料
金や受講スケジュールなど詳しくは下記サイトを参照。
(http://www.kindaika.jp/meister/)
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17 非課税枠1500万円に拡大 政府調整 2014/12/16 読売新聞
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政府が、親や祖父母から住宅購入資金を受け取った際にかかる贈与税の非課税枠を拡充する
のは、景気への影響が大きい住宅市場を活性化するためだ。
高齢者の資産を若い世代に使ってもらいやすくし、経済の再生に役立てる狙いがある。
政府は住宅資金に関する贈与税の非課税枠を時限措置として導入しており、今年末で期限が
切れることになっていた。これを来年以降も続け、非課税枠は1000万円から1500万円
に拡大する方向だ。
親などから住宅を買うために受け取ったお金には、通常、基礎控除額の110万円を差し引
いた額に10~50%の贈与税がかかる。
政府は2012年から、子や孫が受け取った住宅購入資金のうち、一定額までは贈与税を課
さない仕組みを設けた。省エネ性や耐震性のある住宅を購入する場合、12年は贈与額が15
00万円までなら非課税とした。非課税枠は13年は1200万円、14年は1000万円と
段階的に縮小し、14年末で終了する予定だった。
だが、14年は消費増税に伴う駆け込み需要の反動などで、新設住宅着工戸数が10月まで
8か月連続で前年を下回っている。政府は支援制度の拡充で、住宅市場にお金が流れるように
する必要があると判断した。
15年の非課税枠は、14年の1・5倍にあたる1500万円とし、16年はやや縮小する
方向。17年4月の消費税率10%への引き上げ後には、再び駆け込み需要の反動減が予想さ
れるため、17年はさらに非課税枠を拡大する方針だ。国土交通省は3000万円にするよう
財務省に求めている。
政府は月内にまとめる経済対策で、省エネに対応した住宅の新築やリフォームを行った場合
、商品と交換できるポイントがもらえる「住宅エコポイント」制度を復活させる方針を固めて
いる
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18 住宅資金贈与、非課税枠1500万円に拡大へ 2014/12/12 読売新聞
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政府は、親や祖父母から住宅購入のための資金を受け取った際にかかる贈与税の非課税措置
を拡充した上で、2015年以降も継続する方針を固めた。
現在の制度は14年末で期限が切れるため、非課税枠を最大1000万円から1500万円
に拡大する方向で最終調整している。
高齢者の資産を若い世代に使ってもらいやすくして、冷え込んでいる住宅市場をテコ入れす
る狙いがある。現在の非課税措置は12年に始まり、当初の非課税枠は、省エネ住宅や耐震性
のある住宅は1500万円だった。13年は1200万円、14年は1000万円と段階的に
縮小されてきた。
住宅は高額な買い物になるため、今年4月の消費税率8%への引き上げに伴う反動減の影響
が長引いている。
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19 大名古屋ビル開業半年延期、16年3月に 2014/12/11 読売新聞
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三菱地所は9日、名古屋駅前で建て替え中の高層ビル「大名古屋ビルヂング」(地上34階
建て、高さ174・7メートル)の商業ゾーンについて、2016年3月にオープンすると発
表した。
内装工事が当初の想定より時間がかかる見通しとなったため、15年秋の予定だった開業時
期を半年延期する。
商業ゾーンは地下1階~地上3階の計8500平方メートルあり、三越伊勢丹ホールディン
グス(HD)の中型店(売り場面積3000平方メートル)を中核店舗に、アパレルから雑貨
、食品、飲食店など約70店舗が出店する。
商業施設のオープンにはビル完成後に半年程度、準備期間が必要なことが判明したといい、
「労務単価や資財価格の高騰、人手不足などの影響は一切ない」(三菱地所)と説明している
。
また、これまでオフィスとして賃貸する予定だった7~16階については、病院や金融機関
、住宅関連のショールームなどが入る集客ゾーンに変更する。ビルの北西部に隣接してリニア
中央新幹線のターミナル駅が整備される好立地を生かし、集客力をさらに強化する。
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20 アウトドアモール3月開業…昭島駅北口 2014/12/11 読売新聞
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東京都昭島市の昭和飛行機工業がJR昭島駅北口に広がる昭島工場の敷地の一部で進めてい
る再開発計画で、アウトドア関係の商品販売などに特化した新商業施設「モリパーク アウト
ドアヴィレッジ」の開業日が来年3月13日に決まった。
新たな施設は、同社が運営する既存の商業施設「モリタウン」に隣接する約2万1000平
方メートルの開発地にオープンする。アウトドアライフの拠点として、木々が立ち並ぶ緑豊か
な敷地内に、林の中のコテージを思わせる板張りを多用した屋外店舗7棟(延べ床面積約86
00平方メートル)が配置される。
テナントには「モンベル」、「スノーピーク」、「ザ・ノース・フェイス」などアウトドア
分野の有名ブランドや専門店、ナチュラルな食事が楽しめる飲食店などの計14店舗が入る。
「アウトドアの魅力を体験、体感できる施設」が特色。岩を登るボルダリングやヨガが楽し
めるジムも開設し、国際大会が可能な高さ16・5メートルの大型クライミングウォールも設
ける。登山靴などの試し履きができる約200メートルのミニトレッキングコース、カヌーが
試乗できる池、ミニキャンプ場なども整備する。
アウトドアファン向けに限らず、アウトドアに親しむきっかけを提供することなどを目指し
たショッピングモールとして、昭和飛行機工業は年間約75万人の来場を予想しており、年間
約15億円の売り上げを見込んでいる。
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21 「暮らしに木を」宮崎・綾町が「ウッドスタート宣言」協定 2014/12/11 読売新聞
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宮崎県綾町と東京おもちゃ美術館(東京都新宿区)は、暮らしに木を取り入れることで木の
良さを知り、国産材を使った木製品の消費を増やすことを目指す「ウッドスタート宣言」の協
定を結んだ。県内で初めて。
ウッドスタート宣言は、地元の木で作ったおもちゃを新生児に贈るなど、地域ごとの特色を
いかした取り組みを行う自治体や企業と同美術館が結ぶ。全国の自治体で9番目、九州で熊本
県小国町に次ぐ2番目の締結。
各地の木材や文化をいかした教育、「木育」の推進につながる取り組みを二つ以上行うこと
が条件。木工芸品に適した広葉樹林が広がる綾町は2013年度から、役場に出生届を提出し
た人に、町内の木工芸家が作った子ども用のいすを贈っている。デザイン、材質の違う5種類
を用意し、これまでに約90個を渡した。また、イベント時などに子どもが木のおもちゃで遊
ぶことができるスペースを作っており、条件を満たした。
11月21日、綾町で協定調印式があり、同美術館の多田千尋館長と前田穰町長が文書を交
わした。綾町産業活性化協会の担当者は「これまでは家具やいすが製品の中心だったが、締結
を機に、おもちゃを売り込むなどしていきたい」、多田館長は「綾町と企業や自治体をつなぎ
、町の木の文化を全国に発信して地場産業の振興につなげたい」と話した。
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22 現代建築の粋に触れる…金沢市と東京で展覧会 2014/12/11 読売新聞
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日本の現代建築を代表する建築家の展覧会が、金沢市と東京都内で開かれている。
谷口父子展
金沢市民芸術村では、21日まで「谷口吉郎よしろう・谷口吉生よしお展 金沢が育んだ二
人の建築家」を開催している。金沢市出身で東宮御所や帝国劇場を設計、文化勲章も受けた谷
口吉郎(1904~79年)と、長男でニューヨーク近代美術館(MoMA)の改修などを手
がけた吉生さん(77)の父子展だ。
建築作品を写真や模型で紹介。父子とも簡潔なデザインを追求するモダニズム(近代主義)
建築の正統派で、気品と洗練されたたたずまいに共通点がある。一方で、父・吉郎の東京国立
博物館「東洋館」などがコンクリートの質感や造形美を伝えるのに対し、吉生さんの建築は透
明感や精神性が際立つ。それを印象づける要素の一つが、代表作の豊田市美術館(愛知県)や
、9月に開館した京都国立博物館「平成知新館」などの手前に広がる人工池だ。
吉生さんは記念シンポジウムで、建築に「水」を好んで用いる理由に「絶対的な平面を作る
」「天気や時間によって周りの環境の変化を建物に映す」「人間と建物との間に距離を保つ」
――を挙げた。2011年開館の金沢市立「鈴木大拙館」でも、「水鏡の庭」と名づけられた
清澄な池が、金沢が生んだ仏教学者の思想に触れる場にふさわしい空間を形作っている。
市内には父・吉郎が設計した石川県美術館(現・県立伝統産業工芸館)なども現存。展覧会
とともに、2人の建築めぐりも楽しめる。
伊東豊雄さん個展
東京・乃木坂の「TOTOギャラリー・間ま」では、伊東豊雄さん(73)の個展「台中メ
トロポリタンオペラハウスの軌跡 2005―2014」が20日まで開かれている。
伊東さんが台湾中部に設計し、来年11月に開館予定のオペラハウス(歌劇院)の設計過程
を公開。曲面を多用し、体の器官や洞窟を思わせる構造体が、建築として実現していくさまを
、模型や図面、映像で紹介する=写真=。
伊東さんは開幕時の記者会見で、「世界の都市がグリッド(立体格子)に覆われてしまって
いる。これほど非人間的な建築はないと思う」と効率優先の建築が増える現状を批判。「そう
いうことに収まりきれない、人間の本当の生命力みたいなものを表現できるはずだと思った」
と語った。
展覧会に合わせ、同オペラハウスを含む作品集『伊東豊雄の建築2 2002―2014』
(TOTO出版)も刊行された。
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23 太陽光発電と熱収集で一戸建て消費エネ8割減 LIXIL実験 2014/12/17 日経産
業新聞
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LIXILは16日、太陽熱の収集と太陽光発電の設備を組み合わせた「高効率太陽熱光ハイ
ブリッドパネルシステム」の実証実験で、一戸建ての総消費エネルギーの約80%を削減できた
と発表した。太陽光を活用したエネルギーシステムの開発を手がけるGF技研(静岡県富士市
)と共同で実施した。今後製品化に向けた問題点を洗い出しながら、改良を加える計画だ。
今年2月の晴れた日に実測データの最大値として、静岡県富士市の高齢者2人暮らしの世帯で
総消費エネルギーを約80%削減した。実験対象の住宅は築28年で、広さは130平方メートル。屋
根に太陽熱と太陽光発電を一体化したシステムを設置した。
太陽熱は給湯や床暖房に活用した。LIXILによると、給湯などの場合、太陽光発電によ
るエネルギーを使うよりも太陽熱のほうが、エネルギーのロスが少ない特徴があるという。
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24 ソフトバンク、不動産サイトにも出資 インド企業に106億円 2014/12/17 日経産業
新聞
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ソフトバンクは16日、米子会社を通じてインドで不動産仲介サイトを運営するロコン・ソリ
ューションズ(ムンバイ)に出資すると発表した。月内をめどに既存株主と総額9千万ドル(約
106億円)の増資を引き受け、米子会社が筆頭株主となる見通しだ。
同社は2012年の創業で従業員は1500人以上いる。インド国内の45以上の都市で賃貸や分譲マ
ンションなど約35万件と既存物件と、1万5千件以上の建設予定物件を掲載する仲介サイト「ハ
ウジングドットコム」を運営する。将来は300都市で4千万件以上の物件の掲載を目指しており
、今回得た資金をシステム構築などに活用するという。
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25 東急リバブル、相続税対策で大和証券と提携 2014/12/16 日経産業新聞
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東急リバブルは相続税対策の相談者を取り込むため、同様の対策サービスを提供している大
和証券と業務提携した。東急リバブルが相続税を一時的に立て替えるサービスを大和証券の窓
口でも紹介できるようにした。税制改正で2015年1月から相続税の課税対象者が大幅に増えるこ
とから、営業を強化する。
大和証券が窓口で提供する東急リバブルのサービスは「相続税立替払サービス」。東急リバ
ブルを通じて不動産を処分し、相続税を納税する場合に限り、売却代金の一部を前渡しする仕
組みだ。立て替え額は最大1億円としている。
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26 TOTO、次亜塩素酸水で脱臭 高機能トイレに搭載 2014/12/16 日経産業新聞
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TOTOは15日、高機能トイレ「ネオレスト ハイブリッドシリーズ」の最新機種3製品を20
15年2月2日に発売すると発表した。殺菌効果のある「次亜塩素酸水」でアンモニアを脱臭する
機能を新たに開発し、最上位機種の「AH」と「RH」=写真=に搭載した。停電しても便器
を洗浄できる機能も加え、使いやすさを高めた。新築や改装需要を取り込む。
最上位機種では、水道水を電気分解して作る次亜塩素酸水を使った機能を拡充した。次亜塩
素酸水を含んだフィルターにアンモニアを集めて脱臭する機能を初めてつけたほか、便器を使
った後に便器の内側に次亜塩素酸水を吹きかけて除菌する。
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27 三井物産本社、建て替え 高層ビル2棟建設 2014/12/12 日経産業新聞
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三井物産と三井不動産は11日、東京・大手町にある三井物産の本社ビルなどを建て替えると
発表した。開発地域(約2万平方メートル)の敷地には地上30階建てビルと同41階建てビルの2
棟を建設する。いずれも2019年度の完成を目指す。
開発計画地には現在三井物産の本社ビルなどを含め3棟が建っている。15年にも取り壊し始め
、16年には新築ビルの工事を始める。延べ床面積は2棟で計36万平方メートルになる見通し。
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28 福岡地所、再開発範囲を拡張 2014/12/12 日経産業新聞
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【福岡】福岡地所(福岡市)が福岡・天神の再開発範囲を拡張する。市中心部の再開発対象
に「福神ビル」を加える。隣接地で建設する予定のオフィスビルの延べ床面積は2割程度拡張す
る見通し。区画を一体開発できるようになり、設計の自由度が増して機能性が上がる。先進的
なビジネス街の整備を目指す天神地区の再開発に弾みがつきそうだ。
住宅関連新聞記事ダイジェスト No.562 2014/12/4~2014/12/10
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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.562 2014/12/4~2014/12/10
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【日本経済新聞】
1 三菱地所、大名古屋ビル開業を半年延期 商業ゾーン
2 広島県の10月地価動向、住宅地6半期ぶり悪化
3 念じて家電を操作 NTTなど3社が新技術
【朝日新聞】
4 被災住宅復興など災害時協力協定 住金機構、栃木県と第1号締結
5 駒沢大学記念棟や京都駅ビル改修など、省CO2先導事業に10件
6 受注高3カ月ぶりの増加 民間は8.8%増 14年10月建設工事
7 GDP2次速報値、年率1.9%減 住宅投資はマイナス6.8に
8 受験者は1万7443人 14年管理業務主任者試験 3年連続減
9 首都圏マンション供給、都心6区のシェア拡大 不動産経済研
10 14年11月企業倒産 16カ月連続前年同月比減 帝国データ調べ
11 ホームファッション市場、3年連続で拡大 矢野経済調べ
12 3期連続で前年比減 建築確認件数
13 2014年の首都圏ワンルーム動向 供給、高い水準維持
14 投資用マンション掲載価格が上昇 ファーストロジック・11月期
15 リフォーム費用、平均623万円で前回比下落、300万円以上対象
16 第二次国土形成計画、中間整理案を公表 国土審議会
【読売新聞】
17 伝統的建造物を無許可改修、元に戻す行政代執行
18 旧斎藤氏別邸庭園、国名勝に…文化審答申
19 虎ノ門ヒルズに「ルーツ」登場
20 高齢者も安心入浴…介護用品を活用
21 空き家跡、広場や駐輪場に活用…解体費助成の区
22 100年後の軽井沢町構想
23 植田正治の生家、国登録有形文化財に
【日経産業新聞】
24 NTT都市開発、サービス付き高齢者向け住宅に一般住宅を併設
25 離れて住む家族、部屋の環境確認 ニフティ、スマホで
26 JCOM、マンションで一括受電エネ管理提供 節電でポイント付与
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1 三菱地所、大名古屋ビル開業を半年延期 商業ゾーン 2014/12/9 日本経済新聞
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三菱地所 JR名古屋駅前で建て替え中の高層ビル「大名古屋ビルヂング」で三越伊勢丹ホ
ールディングスが出店する商業ゾーンの開業時期を2016年3月にすると発表した。従来は15年秋
としていたが、内装工事のスケジュールの都合などで半年延期する。
同ビルは地上34階建て。15年10月末に建物が完成し、オフィス部分は予定通り15年11月中に
開業する予定。商業ゾーンは低層階で広さ約8500平方メートル。核テナントに三越伊勢丹が入
居し、約3000平方メートルの中型店を出店する。
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2 広島県の10月地価動向、住宅地6半期ぶり悪化 2014/12/6 日本経済新聞
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広島県不動産鑑定士協会がまとめた10月1日時点の県内不動産DI(景気動向指数)は、地価
動向で住宅地、商業地ともに悪化した。不動産DIは年2回ずつ実施するアンケート調査に基づ
き算出しており、住宅地の悪化は2011年10月時点以来、6半期ぶり。消費増税の反動と広島市で
起きた土砂災害の影響が出たとみられる。
住宅地の地価動向ではマイナス6.6で前回から5.5ポイント下げた。商業地もマイナス9.6と同
7.1ポイントの大幅な悪化となった。住宅地は、広島市が都心(中区)、旧市内、新市内の3地
区ともプラスで推移しているが、尾道市・三原市のマイナス70をはじめその他地域が落ち込ん
だ。商業地も広島市の3地区は横ばいかプラスだが、その他地域はマイナスだった。
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3 念じて家電を操作 NTTなど3社が新技術 2014/12/4 日本経済新聞
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NTT、島津製作所、積水ハウスの3社は4日、車椅子やベッドから念じるだけで家電などを
操作できる新技術を開発したと発表した。従来は専用の訓練が必要だったが、新技術では手が
少し動く人なら訓練なしでも使える。2020年ごろの実用化を目指す。
国際電気通信基礎技術研究所(ATR)などとの共同研究で、BMI(ブレイン・マシン・
インターフェース)と呼ぶ技術を応用した。使用者は脳内の血流を測る装置を頭に付ける。腕
や指をわずかに動かす時に生じる血流の変化を捉え、テレビや空調のスイッチを切り替える。
実験での成功率は84%だった。
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4 被災住宅復興など災害時協力協定 住金機構、栃木県と第1号締結 2014/12/10 朝日
新聞
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住宅金融支援機構は12月10日、栃木県と「災害時における住宅の早期復興に向けた協力」を
目的とした協定を締結した。
同機構は、これまで被災した住宅の早期復興のため、災害復興住宅融資を行うと共に地方公
共団体(46都道府県など)と住宅復興に関する協定を結んでいたが、東日本大震災への対応の経
験やこれまでにない自然災害の頻発などを受け、従前の協定の内容を見直し、より地方公共団
体との連携を強固にするため、新たな協定を締結することにしたもの。その第1号として、栃木
県と同協定を締結した。
これまでの内容に加え、平時を含めた地方公共団体と機構との連携体制の強化を主眼として
おり、被災住宅再建に関する施策と融資制度、被災住民から寄せられた要望などについて適時
かつ適切に情報交換を行うことなどが規定された。
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5 駒沢大学記念棟や京都駅ビル改修など、省CO2先導事業に10件 2014/12/10 朝日新聞
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国土交通省はこのほど、住宅・建築物省CO2先導事業の採択ブロジェクト10件を決定した。こ
れは、省CO2の実現性に優れた住宅・建築プロジェクトを国が公募し、整備費等の一部を補助す
るもの。
選ばれたのは、「駒沢大学開校130周年記念棟」、「京都駅ビル 熱源・空調設備省エネルギ
ー改修事業」、「低燃費賃貸普及推進プロジェクト」など10件(いずれもプロジェクト名)。14
年9月から10月10日まで公募を行い、民間事業者などから17件の応募があった。
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6 受注高3カ月ぶりの増加 民間は8.8%増 14年10月建設工事 2014/12/10 朝日新聞
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国土交通省は12月10日、14年10月の受注動態統計をまとめ、発表した。
10月の受注高は6兆7434億円で、前年同月比1.9%増となり、3カ月ぶりに増加した。このうち
、元請け受注高は4兆6726億円(同6.2%増)で3カ月ぶりの増加、下請け受注高は2兆708億円(同6.
6%減)で2カ月連続の減少だった。
元請け受注高のうち、公共機関からの受注高は1兆5444億円(同1.2%増)で先月の減少から再び
増加、民間などからの受注高は3兆1282億円(同8.8%増)で3カ月ぶりに増加した。
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7 GDP2次速報値、年率1.9%減 住宅投資はマイナス6.8に 2014/12/9 朝日新聞
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内閣府が12月8日発表した14年7~9月期の国内総生産(GDP)2次速報値は年率換算で1.9%減で、
1次速報値(1.6%減)から下方修正された。
民間住宅投資は年率換算で6.8%減で、やはり1次速報値から0.1%マイナス幅が広がった。
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8 受験者は1万7443人 14年管理業務主任者試験 3年連続減 2014/12/9 朝日新聞
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マンション管理業協会は、12月7日に実施した「14年度管理業務主任者試験」の概況を発表し
た。全国8試験地17会場で計1万7443人が受験、受験率は83.5%で、受験者数は1407人(7.5%)減少
した。
合格発表は15年1月23日。全受験者に対し、指定した住所あてに郵便にて合否通知を送付する
と共に、同協会ホームページに合格者の受験番号を掲載する。
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9 首都圏マンション供給、都心6区のシェア拡大 不動産経済研 2014/12/8 朝日新聞
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不動産経済研究の調査によると、リーマンショックが起きた08年以降、首都圏に対する都心6
区の新築マンション供給シェアが拡大していることが分かった。
一方、平米単価は安定的に推移している状況で、同社は「今後上振れする余地がある」とし
ている。
首都圏に対する都心6区(千代田・中央・港・新宿・渋谷・文京区)の新築マンション供給戸数
のシェアは、08年は4.2%だったが、年々増加し、14年1月から10月は14.9%に拡大した。
販売単価については、08年の平米単価が139.5万円であるのに対し、14年1月から10月は110.2
万円となり08年の8割ほどの水準となった。
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10 14年11月企業倒産 16カ月連続前年同月比減 帝国データ調べ 2014/12/8 朝日新聞
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帝国データバンクの調べによると、14年11月の企業倒産件数は671件で前年同月比18.2%の大
幅減となり、16カ月連続で前年同月を下回った。8月の683件を下回り、今年最少を記録すると
共に06年9月(667件)以来の低水準となった。
業種別に見ると、7業種中6業種で前年同月を下回り、中でも建設業は141件(同19.0%減)で26
カ月連続の前年同月比減となった。
不動産業は24件で同14.3%減と4カ月ぶりに前年同月比減だった。
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11 ホームファッション市場、3年連続で拡大 矢野経済調べ 2014/12/8 朝日新聞
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矢野経済研究所の調査によると、13年のホームファッション小売市場は、前年比9.7%増の3兆
3911億円となった。大型小売店やホームセンターなどの低価格帯商品が引き続き好調なことに
加え、景気回復の期待感から家具専門店を中心とした高価格品の売り上げが伸び、3年連続のプ
ラスとなった。調査対象は、「ベッドリネン・寝具」「ホームファニチュア」「キッチン・テ
ーブルウェア」など7分野。
14年については、ほぼ横ばいとなる3兆4072億円を見込んでいる。住宅着工が減少基調である
ことや消費増税の駆け込み反動減の影響はあるものの、消費マインドの向上から底堅く推移す
ると予想している。
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12 3期連続で前年比減 建築確認件数 2014/12/8 朝日新聞
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国土交通省はこのほど、14年7月から9月(第2四半期)の建築確認件数等の状況をとりまとめ、
発表した。
それによると、14年7月から9月の建築確認件数は14万998件で、前年同期比15.0%減だった。1
4年1月から3月(13年度第4四半期)から3期連続で前年同期を下回っている。建築確認件数は、12
年1月から3月期以降、13年10月から12月期まで8期連続で前年比を上回っていたが、今年に入っ
てから一転、前年比減が続いている。
建築確認申請件数は、14万2319件で、前年同期比15.5%減。確認件数と同様、3期連続で前年
同期を下回った。
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13 2014年の首都圏ワンルーム動向 供給、高い水準維持 2014/12/8 朝日新聞
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東京カンテイ(東京都新宿区)がまとめた首都圏ワンルームマンション動向によると、新築・
中古共に高い水準の供給(流通)戸数を維持している。平均価格はいずれも上昇基調だ。
2014年1~9月の新築ワンルーム供給戸数は4515戸で、通年では3年連続の7000戸台となる見込
み。1戸当たりの平均価格は2546万円(前年比3.7%上昇)。
同じく2014年1~9月の中古ワンルームの流通(売り出し)件数は、3万7195件。通年では7万件
程度となる可能性が高い。1戸当たりの平均流通価格は1144万円で、前年比12.0%上昇だった。
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14 投資用マンション掲載価格が上昇 ファーストロジック・11月期 2014/12/4 朝日新
聞
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不動産投資サイト「楽待」を運営しているファーストロジック(東京都港区、坂口直大社長)
は12月4日、投資用不動産の市場動向(11月期)をまとめた。
それによると、同サイトに新規掲載された物件の価格は上昇しており、一方で投資家から問
い合わせのあった物件の価格は低下していることが分かった。
1棟マンションの新規掲載物件の平均価格は1億8622万円で前月比105万円上昇した。平均表面
利回りは8.63%で同0.77ポイントの低下となった。一方、問い合わせのあった物件の平均価格は
1億5301万円で同1219万円の低下。平均表面利回りは11.15%で同0.38ポイントの上昇だった。
区分マンションの新規掲載物件の平均価格も1255万円で同76万円の上昇。平均表面利回りは8
.89%で同0.01ポイント低下した。問い合わせのあった物件の平均価格は967万円で同19万円の低
下。平均表面利回りは10.69%で同0.40ポイント低下した。
一方、1棟アパートについてみると、新規掲載された物件の平均価格は6733万円で同200万円
の低下だった。平均表面利回りは9.88で同0.18ポイント上昇。問い合わせのあった物件の平均
価格は5113万円で同133万円の低下。平均表面利回りは12.01%で同0.15ポイントの上昇だった。
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15 リフォーム費用、平均623万円で前回比下落、300万円以上対象 2014/12/4 朝日新聞
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リクルート住まいカンパニーはこのほど、300万円以上の住宅リフォームの実施者を対象に、
リフォーム選択における意識や行動についての調査結果を公表した。
それによると、平均リフォーム費用は623.2万円で、前回調査(13年調査)を32.3万円下回った
。築年数別に見ると、築20年以上の平均リフォーム費用は600万円を超え、築40年以上になると
828.6万円となった。
同調査は、300万円以上のリフォームを3年以内に実際した20歳以上の男女に聞いたもの。有
効回答数は620サンプルだった。
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16 第二次国土形成計画、中間整理案を公表 国土審議会 2014/12/4 朝日新聞
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国土審議会はこのほど、将来の日本の国土のあるべき姿を示す「国土形成計画」の改定(第二
次国土形成計画)にあたり、中間整理案を公表した。
その中で、国土の「基本構想」として挙げられたのが、「対流促進型国土」。地域間の人・
モノ・カネ・情報などの双方向の流れが重要で、その実現が「日本の活力の源泉」であるとし
た。国内の地域間の対流と共に、各地域と海外との対流の重要性も明記。更に、「単なる平面
的な二地域間交流だけでなく、広がりのある立体的で重層的な対流」の促進も重要だとしてい
る。
同審議会では、年内に中間整理を行い、15年夏ごろをめどに最終報告を取りまとめる方針だ
。
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17 伝統的建造物を無許可改修、元に戻す行政代執行 2014/12/10 読売新聞
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京都市は10日、清水寺に続く参道「産寧さんねい坂」(東山区)の雑貨店が、無許可で伝
統的建造物の外観を改修したとして、元の状態に戻す行政代執行を始めた。
指定地区内の建築様式を保護する「市伝統的建造物群保存地区条例」に基づく措置で、19
76年の条例制定後、行政代執行は初めて。
産寧坂は土産物店や飲食店が立ち並び、国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されてい
る。
店舗は昭和初期の木造2階建てで、昨年5月から店主のチリ人男性(51)が賃借している
。改修には市と市教委の許可が必要だが、同店は無許可で正面外壁の木板を外し、ショーウィ
ンドーに改装していた。
市職員ら16人が午前10時に同店を訪れ、代執行宣言を読み上げた後、外壁に木板を取り
付けるなどの作業を行った。
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18 旧斎藤氏別邸庭園、国名勝に…文化審答申 2014/12/9 読売新聞
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国の文化審議会は、新潟市中央区の「旧斎藤氏別邸庭園」を同市内では初の国の名勝に、佐
渡市下相川の佐渡金銀山遺跡のうち「大切山間歩おおきりやままぶ跡」や「父てての割戸」な
ど216・7ヘクタールを国史跡に指定するよう文部科学相に答申した。
旧斎藤氏別邸は、豪商・斎藤家の4代喜十郎(庫吉、1864~1941年)が1918年
に別荘として造った。開放的な和風建築を中心に、砂丘地形を利用した独特の回遊式庭園。近
代の港町・新潟の繁栄ぶりを物語り、日本庭園史における学術上の価値も高いという。斜面を
利用した滝があり、阿賀野川上流域で採石した石材を多用し、佐渡赤玉石も用いている。
追加答申された佐渡金銀山遺跡では、分布調査で113か所の間歩(坑道)跡、「父の割戸
」などの露天掘跡45か所が確認された。指定されれば、佐渡金銀山の国史跡は計471・5
ヘクタールに及び、全てが世界文化遺産登録の候補地となる。大切山間歩跡は1634年に開
削した大規模坑道。本坑道に並行させて通気坑道を掘り、坑内の空気を循環させる機能も持た
せている。
また、同審議会は、佐渡金銀山の鉱山都市跡にある「松栄まつばえ家住宅」と、阿賀野市出
湯温泉の旅館「清広館本館」の有形文化財指定についても文科相に答申した。
松栄家住宅は、佐渡で回船問屋を営んだ松栄家が、明治末期に建築した大規模な町家建築。
座敷棟、客間棟、仏間棟が連結した母屋と二つの蔵で構成される。
清広館本館は、1928年に建築された木造3階建ての大型旅館。客室内部は部屋ごとに銘
木を多用し、数寄屋風の趣向を凝らしている。
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19 虎ノ門ヒルズに「ルーツ」登場 2014/12/8 読売新聞
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複合ビル「虎ノ門ヒルズ」(東京都港区虎ノ門)の芝生広場に、「ルーツ」と名付けられた
高さ約10メートルの巨大彫刻が登場した。
日没から午前0時までライトアップされており、サラリーマンらが興味深そうに見上げてい
る。
スペインのアーティスト、ジャウメ・プレンサ氏が制作した。ステンレス板で日本語やラテ
ン語、ギリシャ語など8言語の文字形を作り、人の形に組み立て「世界の多様性」を表現して
いる。ヒルズを運営する森ビル(港区)は「東京を世界一の都市にする起点にしたい」と話し
ている。
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20 高齢者も安心入浴…介護用品を活用 2014/12/8 読売新聞
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気温が下がり、湯船につかって体を温めたい季節。
ただ、高齢者や体の不自由な人にとって、段差が多く滑りやすい浴室は危険もある。転倒を
防止したり足腰の負担を軽減したりする手すりやいすなどの介護用品を活用し、安心して入浴
を楽しみたい。
■様々なタイプ
浴室の出入り口や洗い場での転倒が不安な場合、手すりがあると安心だ。TOTO(北九州
市)の浴室用手すり「インテリア・バー」はL字形など様々なタイプがあり、浴室の壁面にネ
ジで固定する。また、浴室すのこ「カラリ床」は、床に敷き詰めて出入り口との段差をなくす
ことができる。
体や髪を洗う姿勢が不安定な人には、入浴用いすが便利。アロン化成(東京)の「折りたた
みシャワーベンチISフィット」は、上半身が安定するよう、ひじ掛けや背もたれがついてい
る。
浴槽をまたぐのに苦労するというお年寄りも多い。同社の浴槽手すりは浴槽の縁にネジで取
り付け、両手で体を支えるタイプ。パナソニックエイジフリーライフテック(大阪府門真市)
のバスボードは浴槽の両縁に固定する入浴台で、まず台の上に腰掛けて浴槽をまたぐ。
浴槽内で足を滑らせたり、ひざが曲がらず座位の姿勢が保てなかったりすることもある。そ
んな人向けが、同社の浴槽の底に置く滑り止めマット「ぴたりんこ」と、浴槽用の低いいす「
バススツールソフト」だ。
■保険適用
こうした入浴用の介護用品の多くは、介護保険の特定福祉用具に指定されている。要介護認
定を受け、都道府県が指定した業者から購入すれば、年10万円を上限に自己負担1割で済む
。
福祉用具レンタル販売大手「ヤマシタコーポレーション」(東京)の松田貴博さん(40)
は「どの動作に不自由さを感じるかなどで選ぶ用具も変わる。福祉用具貸与事業所などにいる
専門相談員と一緒に考えるのが望ましい」と話している。
ヒートショック 冬は特にご用心
高齢者にとって入浴時は、段差や滑りやすさだけでなく温度変化も大敵だ。
東京都健康長寿医療センター研究所の高橋龍太郎副所長らが行った2011年の調査では、
入浴中に心肺停止状態で搬送された件数(65歳以上)は、全国で9360件に上った。その
数は、夏場より冬場の方が圧倒的に多かった。
高橋副所長は、心肺停止の主な原因として、急激な温度変化で血圧が上下する「ヒートショ
ック」を挙げる。
寒い脱衣所で裸になると、体温が下がって血圧が上昇し、脳卒中や心筋梗塞を引き起こしや
すい。冷えた体で熱い湯につかると、今度は血圧が低下し、失神しておぼれてしまうこともあ
る。高齢者は血圧が変化しやすく要注意だ。
高橋副所長は▽脱衣所や浴室を暖房器具で暖める▽高い位置に設置したシャワーから浴槽に
お湯を張り、浴室全体を暖める▽湯の温度は41度以下にする▽食後1時間以内と飲酒時の入
浴を控える――などの予防法を提言している
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21 空き家跡、広場や駐輪場に活用…解体費助成の区 2014/12/5 読売新聞
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全国で空き家問題が深刻化する中、東京都文京区が今年度から始めた空き家対策事業が注目
を集めている。
空き家の取り壊し費用を区が助成し、跡地を借り上げて行政目的に活用する取り組みで、ほ
かの自治体から問い合わせが相次いでいる。区は「踏み込んだ対策で問題を解消していきたい
」と意気込んでいる。
■「気が楽に……」
11月4日、文京区大塚にある空き家が取り壊された。住宅は築年数56年。約5年半前に
1人で暮らしていた住人の女性が、施設に入ったことに伴い空き家になった。夏になると敷地
内に大量の蚊が発生するなどし、近隣から「放火されるのでは」「誰かが住み着くのでは」と
の苦情が出ていた。
所有者側が利用したのは、文京区が今年6月から始めた空き家対策事業。所有者が管理でき
ずに老朽化し、倒壊などの恐れがある空き家について、区が解体費用を助成(限度額200万
円)する。解体後の跡地を区が所有者から10年間無償で借り受け、行政目的に使用する制度
だ。撤去しやすいように広場や駐輪場、消火器具置き場などに活用し、10年後、改めて区と
所有者が土地の利用方法を協議する。
取り壊した女性の家の跡地は、文京区がベンチなどを設置し、地域の憩いの場として活用す
ることになった。女性の娘は「台風や大雪の度に壊れるんじゃないかと心配していた。思い入
れがある家だったので悩んでいたが、今は本当に気が楽になった」と話す。
文京区は今年度、5戸の解体を目標に約1200万円の予算を計上。来年度以降もほぼ同じ
ペースで解体を進める方針という。
■全国で318万戸
全国で「放置された空き家」は2013年度に318万戸。人口減少が進む地方で増加が目
立つが、東京で住宅地として人気の高い文京区でも約140戸の空き家があるという。
空き家を取り壊さない大きな理由となっているのが固定資産税。住宅が立っている土地に対
する固定資産税は、更地の6分の1(広さ200平方メートル以下の場合)で済むため、税負
担を避けようと空き家を放置するケースが多い。このため、国は周辺に危害や迷惑の及ぶ恐れ
の高い空き家を対象に、早ければ16年から税制優遇措置を撤廃する方針を固めた。所有者に
取り壊しを促すための施策だ。
これに対し、文京区の取り組みでは、区が解体費用を負担するうえ、行政目的で使用するこ
とで固定資産税もかからなくなるため、所有者がより解体に踏み切りやすくなる。
■ほかの自治体も
文京区のような取り組みを進めている自治体はほかにもある。
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22 100年後の軽井沢町構想 2014/12/5 読売新聞
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長野県軽井沢町は、50年~100年後のまちの全体構想をまとめた。
有識者らの議論や子供たちの意見を踏まえ、国の機能の移転や次世代型路面電車(LRT)
の導入などを盛り込んだ。今後の町政の指針として住民の理解を得るため、12日に中央公民
館で説明会を開く。
自治体が5~10年先の長期構想をつくることはあるが、50年以上先まで展望したものは
珍しいという。
全体構想は、「軽井沢22世紀へのはばたき」と銘打ち、国内屈指の避暑・保養地として歴
史を持つ軽井沢にふさわしい未来の姿を示している。町が目標としてきた「高原保養都市」を
継承しつつ、国際親善文化観光都市としても品位と調和を目指すとしている。
最高裁や特許庁などの移転やLRTの導入といった項目に加え、旧軽井沢や新軽井沢、中軽
井沢、追分、南と、街道文化や別荘地などで個性を持つ5地区ごとの発展の姿も描いた。
全体構想は、外部の目を意識してまとめたといい、景観工学や建築などの専門家を集めた会
議を1年半重ねて検討してきた。藤巻進町長は、「2016年に日本開催となるサミット(主
要国首脳会議)の誘致も、構想の一環になる」と話している。
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23 植田正治の生家、国登録有形文化財に 2014/12/4 読売新聞
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日本を代表する写真家・植田正治(1913~2000年)の生家(鳥取県境港市末広町)
が、国登録有形文化財に指定されることになった。
国の文化審議会が文部科学相への答申に盛り込んだ。明治中期の主屋しゅおくと大正前期の
離れの2件で、歴史的景観に寄与していると評価している。
主屋(172平方メートル)は木造2階建てで、屋根は切り妻、赤色の瓦をふいている。履
物店が営まれていたが、建設当初は2軒長屋だったらしい。北側に土間が通され、内部の応接
間には囲炉裏がある。
離れ(72平方メートル)は、木造平屋で屋根は入り母屋、主屋同様に赤色瓦をふく。天井
の高い10畳と8畳の二間がある。主屋とは渡り廊下でつながっている。
境港市の中心部は、1945年に発生した旧日本軍徴用船の弾薬爆発事故や、35年の大火
で焼失した建物が多く、難を逃れた植田家は明治や大正時代の町家の様子をよく伝えていると
いう。
三男の亨とおるさん(69)によると、正治は生涯この家で過ごし、室内で撮影することも
あったという。国登録有形文化財となることについて、「先代も守ってきた建物が評価され光
栄。これからも守っていきたい」と話している。
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24 NTT都市開発、サービス付き高齢者向け住宅に一般住宅を併設 2014/12/8 日経産
業新聞
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NTT都市開発は、一般住宅を併設したサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を東京・練
馬に建設する。約6300平方メートルの敷地に78戸の分譲マンション(地上6階建て)と72戸のサ
高住(同4階建て)の2棟をつくる。いずれも2016年夏ごろの完成を目指す。
同プロジェクトではサ高住と一般住宅の住民がそれぞれ交流できるような仕掛けを導入する
。施設内のレストランや娯楽施設などを活用するほか屋上庭園なども設ける予定だ。訪問介護
事業所やデイサービスも併せて設ける計画だ。
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25 離れて住む家族、部屋の環境確認 ニフティ、スマホで 2014/12/5 日経産業新聞
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ニフティは4日、離れて暮らす家族の部屋の温度や湿度を確認できるスマートフォン(スマホ
)アプリの提供を始めた。室内の環境がインフルエンザに注意すべき湿度などになった場合、
アプリ画面やプッシュ通知などで注意を呼びかける。単身の高齢者らを持つ子ども世帯への利
用を促していく。
サービス名は「おへやプラス」。家族らが住む家に設置したセンサーで湿度や温度を測定す
る。データはニフティが提供する専用のネットワークサービスで、子ども世帯などのスマホに
送る。今後、離れた空調を操作できる機能を追加するほか、ネット接続回線とセット提供する
ことも検討する。
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26 JCOM、マンションで一括受電エネ管理提供 節電でポイント付与 2014/12/5 日
経産業新聞
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CATV最大手のジュピターテレコム(JCOM)は4日、マンション向けの一括受電事業で
エネルギー管理システム(MEMS)の提供を2015年2月から始めると発表した。CATVの操
作画面やパソコンなどを通じ、部屋や家電ごとの電力使用状況を「見える化」する。利用者に
は節電に応じてポイントを付与し、たまったポイントを電気代の割引やビデオ・オン・デマン
ド(VOD)など同社サービスで使えるようにする。
高圧電力の一括受電はマンションの管理組合が電力会社と大口需要家として契約し、家庭で
の電力料金が大手電力に比べて割安になることが特徴だ。JCOMは同事業でMEMSサービ
ス「エコレポ」を提供する。節電を促すとともにCATV関連の利用拡大につなげる考えだ。
住宅関連新聞記事ダイジェスト No.561 2014/11/27~2014/12/3
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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.561 2014/11/27~2014/12/3
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【日本経済新聞】
1 フラット35金利、最低を更新 12月、5カ月連続
2 東京圏地価、6年9カ月ぶり下落ゼロ 10月
3 住宅着工、8カ月連続マイナス 10月12.3%減
4 京王電鉄、社会人と学生向けシェア型賃貸住宅
【朝日新聞】
5 14年度宅建主任者試験 合格ラインは32点
6 資金循環型投資モデルを推進 日土地
7 景気DI4カ月連続悪化 「不動産業」13年1月以来の低水準 帝国データ
8 まちづくり法人国土交通大臣表彰を募集 国交省
9 ビルを選ぶ時の重視項目、「賃料の安さ」がトップ ザイマックス調べ
10 14年度マン管試験 1万5000人が受験
11 フラット35金利、1.5%台に突入 史上最低水準
12 1110件に是正指導 違法貸しルーム 10月末時点
13 銀座でワンフロア320坪のオフィスビル着工 NTT都市開発
14 全宅連「キャリアパーソン」独自資格で提携先を公募
15 10月住宅着工 7.9万戸で8カ月連続の減少 マンションは増加
16 受付、交付とも減 消費増税の駆け込み反動が影響 住宅性能評価実績 14年7~9月実
施状況
17 業績賞に「家賃支払いDB」など5件 都市住宅学会
18 全宅連「宅建士」への変更で倫理規定改正
【読売新聞】
19 京都に外資ホテル相次ぎ進出、最高級ブランドも
20 東京五輪後の施設、民間に活用アイデア募集
21 土砂災害の住宅は現地で再建…広島市が復興原案
22 長野北部地震、建物144棟「危険」判定
23 「フラット35」、最低金利を更新…1・56%
24 防犯カメラ見えぬ基準…運用巡りトラブルが頻発
25 建築テーマの2展覧会…金沢21世紀美術館
26 都心の不動産取引が活況…オフィス需要高まり
27 マンション空き家、豊島区が検討委で活用構想
28 長野北部地震、県が独自支援…国の対象外地域
29 木造ビル実現へ 強度持つ木材パネル耐性試験
30 水道で高齢者見守り…利用把握し安否確認
31 さいたま「住みやすい」8割
【日経産業新聞】
32 セントケア「在宅介護」リフォーム強化 営業に研修、提案力高める
33 オクシイ、託児所付きシェアオフィス 世田谷に初開設
34 住友林業クレスト、2工場閉鎖
25 積水化学工業、戸建て住宅向け飲料水貯留システム 12月1日発売
26 タマホーム、電力買い取り 国より高く
27 明和地所、マンション事業で九州進出
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1 フラット35金利、最低を更新 12月、5カ月連続 2014/12/1 日本経済新聞
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住宅金融支援機構は1日、長期固定型の住宅ローン「フラット35」の12月の適用金利を発表し
た。主力の返済期間35年以下(融資率9割以下)は取扱金融機関の最低金利が前月より0.05%低
い1.56%となり、5カ月連続で過去最低を更新した。返済期間20年以下(同)の最低金利も0.05
%下がり、1.29%と過去最低になった。指標となる長期金利が0.4%台で安定しているため。
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2 東京圏地価、6年9カ月ぶり下落ゼロ 10月 2014/11/29 日本経済新聞
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国土交通省が28日発表した地価動向報告によると、東京圏(1都3県)で10月1日時点の地価は
全65地区が3カ月前に比べ上昇または横ばいとなり、下落がなくなった。下落ゼロは2008年1月
以来6年9カ月ぶり。個人消費が鈍るなかでも、金融緩和の追い風を受ける不動産関係者の投資
意欲は根強い。都心部の一等地以外にも物色の裾野が広がっている。
調査は全国の主要都市で高層住宅や店舗、事務所などが集積する高度利用地の地価変動率を
四半期ごとに評価する。東京圏で唯一下落していた千葉駅前が横ばいに転じた。ビル密集地で
商圏が狭く、投資余地に限りがあったが「オフィスや店舗の賃料が安定し、地価も下げ止まっ
てきた」(地価調査課)。
横ばいだった歌舞伎町や立川も上昇に転じ、都内の全地区が上昇となった。歌舞伎町は飲食
店に需要が偏る側面があったが、コマ劇場の再開発が進みホテル新設も相次いでいることから
状況が改善しつつある。立川もオフィスの空室率が低下している。
住宅地も好転した地点が増え、横ばいだった神奈川県の都筑区センター南、美しが丘(横浜
市)、新百合ケ丘(川崎市)の3地区が上昇に転じた。「マンション大手が用地取得の動きを強
めている」(同課)という。
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3 住宅着工、8カ月連続マイナス 10月12.3%減 2014/11/28 日本経済新聞
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国土交通省が28日発表した10月の新設住宅着工戸数は前年同月比12.3%減の7万9171戸だった
。前年実績を下回るのは8カ月連続で、消費増税を前にした駆け込み購入の反動減が続いている
。なかでも持ち家は2万4245戸と28.6%減で、減少率は7年2カ月ぶりの大きさだった。賃貸住宅
は4.1%減の3万3628戸だった。
低調な住宅市場をてこ入れするため、政府は今年度の補正予算案で住宅エコポイントの復活
や長期固定の住宅ローン「フラット35S」の金利引き下げを検討している。
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4 京王電鉄、社会人と学生向けシェア型賃貸住宅 2014/11/27 日本経済新聞
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京王電鉄は学生や比較的若い社会人向けに、台所や風呂を共用するシェアハウス型の賃貸住
宅を東京都多摩市で開業する。来春から入居でき、京王線聖蹟桜ケ丘駅から徒歩8分と利便性が
高い。若い世代を呼び込み、沿線の活性化を目指す。
事業費約5億円を投じて、2009年まで使っていた築44~51年の同社旧社員寮を改装する。延べ
床面積は約3040平方メートル。部屋数は108あり、東京・多摩地区にあるシェアハウス型の賃貸
住宅としては最大級の規模になるという。
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5 14年度宅建主任者試験 合格ラインは32点 2014/12/3 朝日新聞
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不動産適正取引推進機構は12月3日、14年度の宅地建物取引主任者資格試験の実施結果概要を
公表した。
それによると、受験者数は13年度を5725人上回る19万2029人(男性13万7739人、女性5万4290
人)で、合格者数は5200人増の3万3670人(男性2万3358人、女性1万312人)。合格率は17.5%(登録
講習修了者は24.9%)だった。
合否判定は32問以上正解(登録講習修了者は45問中27問以上)を基準とした。
合格者の平均年齢は35.3歳。最高齢合格者は大阪の77歳の男性、最年少合格者は愛知の12歳
の男性だった。
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6 資金循環型投資モデルを推進 日土地 2014/12/3 朝日新聞
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日本土地建物(東京都千代田区)は、長期保有を中心に賃貸物件の開発事業を行ってきたが、
今後投資家向けに賃貸物件を開発し一棟で売却するといった「資金循環型投資モデル」を成長
戦略の一つとして推進する。
賃貸マンションのほか、オフィスや商業施設でも同様に行っていく計画で、開発用地の取得
を積極的に行う。
12月2日、同モデルの賃貸マンション「(仮称)芝浦三丁目計画」において、安全祈願祭を実施
した。
同物件は、JR田町駅徒歩7分の立地。敷地面積330平方メートル、延べ床面積1567平方メート
ル。地上11階建て。総戸数49戸で、間取りは1K(46戸)と3LDK(3戸)。竣工は16年1月末の予定。
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7 景気DI4カ月連続悪化 「不動産業」13年1月以来の低水準 帝国データ 2014/12/3
朝日新聞
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帝国データバンクの調査によると、11月の景気DIは前月比0.6ポイント減の43.5となり、4カ
月連続の悪化となった。追加金融緩和政策により一段と円安が進行したことで、仕入れ価格の
上昇が再び加速。国内景気は、円安を通じた原材料高や賃金上昇の抑制による影響が広がり、
悪化している。今後は、「先行きへの期待感を含みながらも、ほぼ横ばいでの推移が続くと見
込まれる」と同社は分析している。
業界別では、「金融」と「運輸・倉庫」を除く8業界が悪化。原材料価格の上昇や人手不足は
「建設」を直撃し、4カ月連続の悪化。
「不動産」は前月比1.6ポイント減の43.6で2カ月連続で悪化し、13年1月(40.9)以来1年10カ
月ぶりの低水準となった。
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8 まちづくり法人国土交通大臣表彰を募集 国交省 2014/12/2 朝日新聞
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国土交通省は12月1日から、都市の課題を解決する先進的な取り組みを行っていて、自治体や
他の法人が推薦する「まちづくり法人」を募集する。募集するのは、「まちの活性化・魅力創
出部門」「まちの安全・快適化部門」「まちづくりの担い手サポート部門」の3部門で、募集期
間は15年2月27日まで。応募には推薦を受けることが必須で、自治体によるものか、他の法人な
ど(応募団体の構成員除く)によるものの2つの方法がある。受賞者については、15年6月のまち
づくり月間行事の中で表彰される。
問い合わせは、同省都市局まちづくり推進課官民連携推進室、電話03(5253)8407まで。
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9 ビルを選ぶ時の重視項目、「賃料の安さ」がトップ ザイマックス調べ 2014/12/2
朝日新聞
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ザイマックスは12月1日、オフィスビルに対するニーズ調査結果を発表した。ビルを選択する
際に重視する項目としては、「賃料が安いこと」がトップだった。次いで、「最寄駅からの近
さ」「耐震性」「清掃衛生・維持管理状態」「貸し室内のレイアウトのしやすさ」の順。一般
的にビルは「近・新・大」がまず評価されるといわれている。今回調査では、「築年数」(15位
)や「全体の規模(大規模であること)」(21位)は、「大変重視する」と答えた割合は1割程度で
少ない。同社では「より優先して重視される項目は多岐にわたることが分かった」としている
。
同社グループが運営するオフィスビルのテナント企業を対象に実施し、1107社から回答を得
た。
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10 14年度マン管試験 1万5000人が受験 2014/12/1 朝日新聞
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14年度マンション管理士試験が11月30日に行われ、指定試験機関のマンション管理センター
の発表によると、全国8試験地で1万4937人が受験した。受験率は85.6%だった。
同試験の合格発表は15年1月16日。官報に合格者の氏名および受験番号を掲載するとともに、
各受験者に合否通知書、合格者に合格証書を発送する。また、同センターのホームページで、
正解、合格者最低点と合格者の受験番号を掲載する。
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11 フラット35金利、1.5%台に突入 史上最低水準 2014/12/1 朝日新聞
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住宅金融支援機構が提供する長期固定型住宅ローン「フラット35」の金利が、最低水準を更
新した。
12月の適用金利(最頻値、融資率9割以下・返済期間21年以上35年以下)は1.560%で、前月を0.
05%下回った。
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12 1110件に是正指導 違法貸しルーム 10月末時点 2014/12/1 朝日新聞
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国土交通省は11月28日、シェアハウスなどの「貸しルーム」の是正指導などの10月末現在の
状況を発表した。それによると、「貸しルーム」について建築基準法違反が判明したものは111
0物件に上っている。
同省では、違法性の高い「貸しルーム」について13年6月から特定行政庁に情報提供を呼び掛
けているが、10月末までに情報に基づき1954件を調査した。このうち、東京都が1506件と最も
多くなっていて、以下、大阪府の129件、神奈川県の127件、埼玉県の57件などとなっている。
1954件のうち、調査完了したのは1353件だった。その中で法律違反として是正指導中の物件
数が1024件で、是正計画が提出された物件数が174件、一部是正済みの物件数が40件、違反があ
り是正済みの物件が68件となっている。
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13 銀座でワンフロア320坪のオフィスビル着工 NTT都市開発 2014/11/28 朝日新聞
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NTT都市開発はこのほど、オフィスビル「アーバンネット銀座一丁目ビル」の新築工事に着手
した。
東京都中央区銀座一丁目で、都営浅草線宝町駅徒歩3分、東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅徒
歩5分の立地。小規模な建物が多い銀座エリアで、ワンフロア約320坪の整形無柱空間を提供す
る。
日本政策投資銀行のDBJ Green Building認証において、5段階評価のうち最高ランクの認証を
取得している。
敷地面積1737平方メートル、延べ床面積1万1879平方メートル、地下1階地上8階建て。竣工予
定は16年2月。
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14 全宅連「キャリアパーソン」独自資格で提携先を公募 2014/11/28 朝日新聞
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全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)はこのほど、独自に手掛けている教育資格制度「不
動産キャリアパーソン」において、他資格や講座との提携について公募開始した。
キャリアパーソンは、不動産実務関連から金融知識まで様々な分野の知識を学べる資格。提
携により、お互いの資格取得・講座受講を促すほか、料金割引、内容が重複している部分の受
講免除といった特典なども設ける予定。
なお、住宅金融普及協会の認定資格「住宅ローンアドバイザー」が既に提携資格となってい
る。
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15 10月住宅着工 7.9万戸で8カ月連続の減少 マンションは増加 2014/11/28 朝日新
聞
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国土交通省が11月28日に発表した14年10月の新設住宅着工戸数は7万9171戸で前年同月比12.3
%減となり、8カ月連続の減少となった。季節調整済み年率換算値では90.4万戸で同2.7%増と3カ
月連続の増加になると共に、6カ月ぶりに90万戸台を回復した。
利用関係別に見ると、持家は2万4245戸(同28.6%減)、貸家は3万3628戸(同4.1%減)、分譲住宅
はマンションが1万495戸(同23.3%増)、戸建て住宅が1万146戸(同13.8%減)。貸家は4カ月連続、
戸建て住宅は6カ月連続、持家は9カ月連続の減少だったが、マンションは9カ月ぶりに増加した
。
国土交通省では、「消費増税の駆け込み需要の影響により、着工数も反動の影響が長引いて
いる。ただ、季節調整済み年率換算値は3カ月連続増加となり、下げ止まりの兆しが出てきた」
とした。
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16 受付、交付とも減 消費増税の駆け込み反動が影響 住宅性能評価実績 14年7~9月実
施状況 2014/11/27 朝日新聞
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国土交通省は11月27日、14年7月から9月までの住宅性能評価の実績(速報値)を発表し、併せ
て14年度上半期の速報値も発表した。
それによると、設計住宅性能評価書(設計段階での評価)の交付実績は、同期間の戸建て住宅
の受付が2万2791戸、交付が2万2577戸。共同住宅の受付が2万4630戸、交付が2万2013戸。受付
の合計が4万7421戸(前年比21.4%減)で、交付の合計が4万4590戸(同19.7%減)だった。
建設住宅性能評価書(施工段階と完成段階の検査を経た評価結果をまとめたもの)の交付実績
は、戸建て住宅の受付が1万8412戸、交付が1万9685戸。共同住宅の受付が1万9614戸、交付が1
万8368戸。受付の合計が3万8026戸(同33.4%減)、交付の合計が3万8053戸(同6.1%減)だった。
昨年の同じ時期は、消費増税の駆け込み需要のさなかだったため、特に受付については前年
比で大幅な減となった。
14年度上半期(4月から9月)の設計住宅性能評価書の交付実績は、受付の合計が9万2797戸(同2
0.7%減)、交付の合計が9万2287戸(同19.2%減)。同じく建設住宅性能評価書の交付実績は、受付
の合計が7万9461戸(同24.1%減)、交付の合計が6万6574戸(同5.4%減)だった。
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17 業績賞に「家賃支払いDB」など5件 都市住宅学会 2014/11/27 朝日新聞
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都市住宅学会は11月27日、2014年「都市住宅学会業績賞」5件を発表した。
受賞業績は以下の通り。全国賃貸保証業協会・日本賃貸住宅管理協会ほか「賃貸住宅におけ
る代位弁済情報(家賃支払い情報)データベースの運営」▽都市再生機構「京島三丁目地区の防
災まちづくり」▽十津川村役場・アルセッド建築研究所・環境設計研究所「紀伊半島大水害に
伴う集落景観に配慮した十津川村の災害復興公営住宅」▽千里グッズの会「千里ニュータウン
の価値と魅力を共有するための活動~千里グッズの会による地域情報共有メディアの制作等に
よる住まわれた歴史の継承」▽徳田光弘リノベーションスクール代表ほか「リノベーションス
クールによる空間資源を活用した人材育成と地域再生事業」。
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18 全宅連「宅建士」への変更で倫理規定改正 2014/11/27 朝日新聞
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全国の中小不動産業者で組織される全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)はこのほど開い
た理事会で、同会が定めている「倫理規定」の一部改正について決議した。来年4月から「宅地
建物取引主任者」の名称を「宅地建物取引士(宅建士)」へ変更することに伴う宅建業法改正に
対応したもの。各都道府県宅建協会に対して、同倫理規定を基にした独自の規定策定を促す。
今回の改正では、「宅建士における規律」の項目を追加したほか、宅建業法の順守を監督す
る担当委員会の設置を定めている。
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19 京都に外資ホテル相次ぎ進出、最高級ブランドも 2014/12/3 読売新聞
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国際観光都市、京都に外資系高級ホテルが相次ぎ進出している。
不動産開発の森トラスト(東京)は2日、世界的なホテルチェーン、米スターウッドホテル
&リゾートの最高級ブランド「翠嵐すいらん ラグジュアリーコレクションホテル 京都」を
2015年春に京都・嵐山に開業すると発表した。円安やビザの発給要件の緩和を背景に外国
人観光客が増えており、国内勢も含めたサービス競争が激化しそうだ。
米スターウッドは「シェラトン」や「ウェスティン」を展開しており、「ラグジュアリーコ
レクション」ブランドは、日本初進出となる。
翠嵐は、外観や内装に和風旅館の雰囲気を取り入れるほか、希少性や高級感を演出するため
、部屋数を39室に絞った。部屋からは、保津川(桂川)越しに嵐山を眺めることができ、ス
イートルームには専用の露天風呂とテラスを備える。1部屋あたりの平均単価は6万~8万円
だ。
森トラストの伊達美和子専務は、「京都は日本の中でも人気の都市で、歴史がある嵐山は進
出にふさわしい場所だ」と期待を寄せる。
スターウッドのロタ・ペール上席副社長は、宿泊客の割合は日本人と外国人で半々を想定し
ているとし、「海外からの観光客を積極的に取り込みたい」と語った。
外資系高級ホテルは、06年にハイアットリージェンシー京都が、14年2月にはザ・リッ
ツ・カールトン京都が、それぞれ開業した。今後は、フォーシーズンズホテル京都も16年中
の営業開始を予定する。いずれも客室数は100以上だ。
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20 東京五輪後の施設、民間に活用アイデア募集 2014/12/3 読売新聞
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東京都は2日、2020年東京五輪・パラリンピック開催後の競技施設の活用法について民
間からアイデアを募集することを決めた。
対象は、水泳会場の「オリンピックアクアティクスセンター」など、都が新設する7施設。
いずれも今年度以降、基本設計に入る予定で、設計の中に募集アイデアを盛り込むという。
応募できるのは、「指定管理者」などとして自治体の施設の運営実績がある業者や、大型施
設を活用したイベントの経験がある業者などで、申し込みは15日まで。
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21 土砂災害の住宅は現地で再建…広島市が復興原案 2014/12/3 読売新聞
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広島市北部で74人が犠牲となった8月の土砂災害で、市は2日、今後10年間の被災地域
での砂防ダムや避難路整備などを盛り込んだ「復興まちづくりビジョン」の原案を発表した。
被害の大きかった地区でも住宅の移転は促さず、現地再建を基本方針とするとしたが、住宅
再建への新たな支援策については「今後検討する」として明示しなかった。
原案は、大きな被害の出た安佐南、安佐北両区の計5地区を対象に、松井一実市長を本部長
とし、局長や両区長らで作る市復興まちづくり本部で策定。「住み慣れた地域を離れたくない
との住民要望が強い」として、砂防ダムなどのハード整備で安全を確保し、住宅再建支援を進
めるとした。
災害発生から5年間を「集中復興期間」と位置づけ、計画が具体化しているものを含めて国
や県に計45か所の砂防ダム建設を要望、避難路としての市道整備や拡幅、雨水管敷設などを
行う。その後5年間の「継続復興期間」では、道路や雨水管の整備を拡充する。
ダムや避難路の整備予定地では用地買収するが、66人が死亡した八木・緑井地区も含めて
宅地はそのまま残す方針。土砂災害防止法に基づく特別警戒区域に指定されれば、新築や増改
築時に防護壁設置などが必要となるため、「支援策の必要性を検討する」とした。
今後各地区で説明会を開き、被災者らの意見を聞いて、来年3月末までの正式策定を目指す
。松井市長はこの日、「移転を望む住民に対し、どんな支援が必要かも考えたい」と述べた。
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22 長野北部地震、建物144棟「危険」判定 2014/12/3 読売新聞
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最大震度6弱を観測し、長野県白馬村や小谷村で多くの住宅被害が出た県北部の地震で、県
は1日、地震翌日から27日までに行った建物の応急危険度判定の結果を発表した。
「危険」は白馬村70棟、小谷村58棟など計144棟、「要注意」は白馬村70棟、小谷
村128棟など計241棟に上った。
応急危険度判定は小谷、白馬両村と大町、小川の4市村で行われた。県は1日から、4市村
に被災宅地危険度判定士を派遣、1000戸以上を対象に地割れや土台の損壊がないか点検を
始めた。5日まで行う。
県はまた、国の制度に基づき白馬村に設置予定の仮設住宅35戸について、今月上旬に建設
に着手し、年内の入居を目指すことを明らかにした。
仮設住宅は、白馬村からの要請を受け、同村神城の飯森グラウンドに、1DK10戸、2D
K20戸、3K5戸を計画。豪雪寒冷地であるため、屋根には除雪が容易な勾配をつけ、雪国
特有の外廊下「雁木がんぎ」を設けることや、二重サッシや十分な断熱材の採用などを、内閣
府に求めている。
白馬村では1日、村の福祉センターにいた13世帯24人が2次避難先の大学の宿泊施設な
どに移った。これで最大171人(11月24日時点)が避難した村唯一の避難所はなくなっ
た。
同センターでは、同日昼過ぎにボランティア約25人が、避難者が使っていた毛布や布団を
片づけた。担当の村健康福祉課の太田洋一課長は「みなさんを無事に2次避難先へ送り出せて
ホッとしている」と話した。
最後の炊き出しとなった1日。朝食は、ニンジンやネギなどの野菜がたっぷり入ったみそ汁
に卵焼き、野沢菜漬け、サラダ。家族3人で避難所に身を寄せていた白馬村北城の山岸速人さ
ん(59)は「温かいみそ汁を食べさせてもらって、ありがたかった」と感謝しきり。1日か
ら移る大学の宿泊施設については「プライベートな空間ができるので助かる」と話した。
1日夕現在、小谷村の27世帯48人、小川村の2世帯3人がいまだ避難所での生活を続け
ている。
大糸線全線運転再開へ 7日から
JR東日本長野支社は1日、地震で線路上に土砂がたまるなどして運転を見合わせている大
糸線の白馬―南小谷駅間が、7日の始発から運転再開できる見込みだと発表した。地震から約
2週間で、大糸線は全線で運転再開される。
大糸線は、地震で信濃大町―平岩駅(新潟県)間で運転見合わせとなり、25日に信濃大町
―白馬駅間、26日に南小谷―平岩駅間で運転を再開した。白馬―南小谷駅間は現在、バスに
よる代行輸送が行われている。
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23 「フラット35」、最低金利を更新…1・56% 2014/12/2 読売新聞
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住宅金融支援機構は1日、長期固定型住宅ローン「フラット35」(買い取り型)の12月
の適用金利を発表した。
利率は取扱金融機関によって異なるが、35年ローンのうち最も低い金利は1・56%で、
フラット35の取り扱いが始まった2003年10月以来の最低金利を更新した。長期金利の
低下などを反映し、前月よりも0・05ポイント下がった。
返済期間が「21年以上35年以下」は年1・56~2・19%、「15年以上20年以下
」は1・29~2・11%だった。
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24 防犯カメラ見えぬ基準…運用巡りトラブルが頻発 2014/12/2 読売新聞
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防犯カメラを巡るトラブルが頻発している。
複合ビルでは、「犯罪を防ぐため」と設置した店舗に対し、「生活の自由が侵される」と住
民が反発して訴訟に発展。インターネットの動画投稿サイトで映像が公開されるケースも相次
ぐ。犯罪捜査には有効だけに、プライバシーを守りながら運用するルール作りが求められてい
る。
複合ビルで
神戸市長田区にある店舗と住宅の複合ビルでは昨年、店舗部分に増設された防犯カメラに住
民が反対。ビル全体の管理者である市の第3セクターが今年4月、一部店主らに撤去を求めて
提訴し、神戸地裁で係争中だ。
ビルは21階建てで、2002年に阪神大震災の復興再開発事業として完成。1、2階の店
舗部分では約20の店や事務所などが営業し、2階より上の住宅部分に約170世帯が暮らす
。
元々は住宅部分の駐輪場などを中心に16台の防犯カメラが稼働していた。だが、シャッタ
ーに落書きされたり、通路に油がまかれたりするいたずらが続発し、昨夏、店主らで作る「店
舗部会」が増設を要望した。
住民側は「住宅部分の出入り口付近が撮影される」「映像の管理が店主らに任せられている
」と反対。店舗部会は「出入り口は撮影しない」などとしたが、溝は埋まらず、店舗部会は昨
年9月、ビル全体の総会決議を経ないまま、各店前に16台を増設した。住民側の抗議を受け
、3セクは「必要な手続きを経ていない」と提訴。訴訟で、店舗側は「増設後はいたずらがな
い」と強調し、「住民の平穏な生活も妨げていない」と争っている。
転居も
神戸市内の40歳代主婦は今年10月、防犯カメラのトラブルを理由に転居した。
アパート道向かいの電気工事会社が増設したのは今年8月。3か月前に設置された1台目は
社屋のシャッターを向いていたが、2台目は主婦宅の方向を撮影。騒音を巡ってもめたことも
あり、主婦は「道に面する居間などが映っていないか、確認させてほしい」と頼んだが、拒否
された。
警察にも相談したが、「防犯目的という正当な理由がある」と対応されなかったという。主
婦は「常時監視されているようで、気がめいった」と振り返る。
車や顔判別
映像の公開は容易だ。
動画投稿サイトには、個人が設置したとみられる防犯カメラの映像が次々と投稿され、車に
いたずらしたり、ごみを民家の前に捨てたりする様子が流れている。「東京都足立区」「大阪
府吹田市」などと場所が説明されたり、車のナンバープレートや人の顔が判別できたりし、1
5万回以上再生された動画もある。
プライバシーに詳しい専門家によると、無断で投稿された映像で個人が特定されると、プラ
イバシー権を侵害したとして損害賠償の対象になり得るという
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25 建築テーマの2展覧会…金沢21世紀美術館 2014/12/2 読売新聞
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金沢21世紀美術館(金沢市広坂)で、開館10周年記念特別展として、建築をテーマにし
た大規模な展覧会が2つ開催されている。
「ジャパン・アーキテクツ1945―2010」(来年3月15日まで)は、戦後日本で大
きな役割を果たしてきた建築家たちによる150を超えるプロジェクトを考察し、建築史を紹
介する展覧会。ポンピドゥー・センターパリ国立近代美術館副館長のフレデリック・ミゲルー
氏が監修キュレーターを務める。1945年から2010年の65年間を6セクションに分け
、各セクションに対応する色を用いて、戦後日本建築を読み解く。
もう一つは「3・11以後の建築」(来年5月10日まで)。東日本大震災と原発事故の経
験により、建築家がどんな役割を果たし、どんな未来を描こうとしているのかを取り上げた。
社会の変化に自分なりの考えや手法で向き合う25組の建築家の最新の取り組みを紹介してい
る。
開館時間は、午前10時から午後6時(金、土曜は午後8時)。月曜休館(1月12日は開
館、12月29日~1月1日は休館)。各展覧会の観覧券は一般1000円、大学生800円
、小中高生400円、65歳以上800円。両展共通の観覧券は、一般1700円、大学生1
400円、小中高生700円、65歳以上1400円。問い合わせは、金沢21世紀美術館(
076・220・2800)。
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26 都心の不動産取引が活況…オフィス需要高まり 2014/12/1 読売新聞
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企業業績の回復を受けたオフィス需要の高まりから、東京都心部を中心に大型の不動産取引
が増えてきた。
2014年度上半期(4~9月)に全国で取引された主な不動産の金額は、比較できる00
年度以降ではリーマン・ショック(08年)前の07年度に次ぐ水準だった。海外勢の取引も
目立ち、1000億円を超えるものもある。
不動産開発の森トラストは今年8月、米投資ファンドから結婚式場やオフィスが入る複合ビ
ル「目黒雅叙園」(東京都目黒区)を取得した。取得額は非公表だが、1300億円程度とみ
られる。
調査機関の都市未来総合研究所によると、不動産投資信託(REITリート)や上場企業な
どの発表、報道を基に集計した4~9月の全国の不動産取引額は計2兆1486億円。07年
度(2兆1659億円)とほぼ同じだった。
10月以降も好調で、シンガポールの政府系ファンド(GIC)は10月、JR東京駅前の
オフィスビル「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」を取得した(金額は非公表)。買
収額は1700億円程度とみられ、GICは「長期的に日本のオフィス市場を信頼している証
しだ」とコメントした。
リーマン後は「500億円を超える取引すらほとんどなくなった」(業界関係者)時期が長
く、復調ぶりが鮮明になっている。
背景には、オフィス需要の高まりがある。
オフィス仲介の三鬼みき商事によると、東京都心の空室率は9月末に5年7か月ぶりの5%
台(5・65%)まで下がり、10月末も5・60%と更に改善した。
10月末の空室率は大阪でも8・06%と6か月連続で低下し、名古屋や福岡では7%台ま
で下がった。名古屋は08年10月以来、福岡は07年9月以来の7%台だ。
東京では、20年の東京五輪・パラリンピックに向け、ホテルや商業施設などの需要の増加
も見込まれる。海外勢は東京以外にも投資を広げており、香港の不動産会社は3月、高級ホテ
ル「ハイアットリージェンシー大阪」(大阪市住之江区)を取得した。
ただ、「不動産バブル」の再来を懸念する声もある。日本不動産研究所の吉野薫・不動産エ
コノミストは「当面は東京都心を中心に不動産取引は活発な状態が続くだろう。不動産の価値
を冷静に精査することが求められる」と指摘している
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27 マンション空き家、豊島区が検討委で活用構想 2014/12/1 読売新聞
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東京都豊島区は、マンションの空き家など区内の使われていない不動産を活用し、地域の活
性化につなげる取り組みを始める。
有識者や不動産オーナーによる検討委員会で議論を進め、来年3月までに具体的な構想をま
とめる。
区建築課によると、区内には2008年時点で約2万1680戸の空き家がある。このうち
92%をマンションなどが占め、残る8%が一戸建てだ。
有識者らでつくる「日本創成会議」が5月に発表した試算で、豊島区は23区で唯一、若年
女性の人口が減少し、将来、行政サービスなどが維持できなくなる自治体に位置づけられた。
これを受け、区は空き家の活用策を検討する「豊島区リノベーションまちづくり検討委員会」
を設置した。
11月27日に開かれた初会合では、不動産オーナーらが短期間で空き家の活用計画を打ち
出す北九州市の事例や、廃校校舎を民間文化施設に活用している千代田区の事例が紹介された
。委員からは「人口流出が激しい区域の空き住宅を、店舗兼住宅に改修してはどうか」「子育
て中の母親が安心して働ける場が必要。児童公園に近い空き家の活用を考えるべきだ」といっ
た意見が出された。
会議後、委員長の調査研究会社代表、清水義次さん(65)は「空き家や遊休資産の活用を
通して、地域の課題も見えてくると思う。その解決方法も考えていきたい」と話した。
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28 長野北部地震、県が独自支援…国の対象外地域 2014/12/1 読売新聞
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長野県北部で最大震度6弱を観測した地震で、長野県は28日、国の支援制度の対象となら
ない地域の被災者に対して、独自に住宅再建などに最大300万円の支援金を支給することを
盛り込んだ被災者支援策を発表した。
県によると、住宅27棟が全壊した白馬村は、国の被災者生活再建支援法が適用される見通
し。しかし、全壊住宅が4棟の小谷おたり村、2棟の長野市は、同法の人口規模に応じた適用
基準に満たないため対象外となる。そのため、県は独自策として、対象外の地域にも、同法が
適用された場合と同じく全壊または大規模半壊した住宅の被災者に最大300万円を支給する
。さらに、県は、同法では支援の対象外になっている半壊の住宅についても50万円を上限に
支給する。いずれも申請時に、市町村が交付する罹災りさい証明書の提出を求める。
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29 木造ビル実現へ 強度持つ木材パネル耐性試験 2014/11/28 読売新聞
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宮崎県木材利用技術センター(都城市)は京都大などと共同で、国内ではこれまで認められ
ていない、中高層の木造ビルを建築できる強度を持った「CLT(直交集成板)」の耐性試験
を進めている。
欧州発の新しい建築資材で、軽くて頑丈なのが特徴。実用化されれば、木材の消費拡大につ
ながると期待されている。
共同研究は2011年度から始めた。10月下旬から11月上旬にかけては、地震などを想
定し、木板を5層重ねたCLT(縦1・3メートル、横4・4メートル、幅15センチ)に差
し込んだボルトを油圧装置で引き抜いて接合部分のデータを収集、揺れに強い構造を探った。
今回の集成板は岡山県の業者が製造した。
センター副所長の小田久人さん(58)は「人口減少で住宅需要が減ることが予想され、C
LTの技術確立を求める声は多い」と話す。
日本CLT協会(東京)によると、1990年代半ばからオーストリアを中心に普及し、英
国・ロンドンやイタリア・ミラノでは9階建てマンションが登場。鉄筋コンクリートに代わる
中高層建築の資材として注目を集めている。
CLTは強度が高く、断熱や耐火性も優れているとされる。生産工場でパネルを切り、現場
で組み立てるので工期も短縮される。鉄筋コンクリート工法に必要な型枠工らの人材確保に悩
むこともない。
一方、国内では現在、建築基準法上の規定が設けられておらず、利用するには個別に申請す
る必要がある。3月には国土交通省の認定を受け、高知県大豊町に3階建ての集合住宅が建て
られた。同省や林野庁は強度のデータを収集しており、2016年度をめどに工法関連の基準
をまとめる方針だ。また、一般的な建材より割高な点も課題となっている。
県山村・木材振興課は「CLTは県産材の需要を呼び起こす大きな可能性を秘めている」と
期待する。県内のスギ素材生産量は23年連続全国1位で、13年の全国生産量(1090万
立方メートル)の14%を占める。一方で、戦後植えられた人工林が育ち、民有林のスギ18
万ヘクタールのうち伐採期を迎えた8齢級(樹齢36~40年)以上が75%に達しており、
県は販路拡大を目指している。
日本CLT協会は「研究開発や改良を重ね、普及への道筋をつけたい」と話している。(小
林隼)
◆CLT 「Cross Laminated Timber」の略。木板を、繊維方向が直
交するように交互に接着し、3層以上に積み重ねたパネル。繊維を平行に重ねてきた従来品よ
り強度が高い。
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30 水道で高齢者見守り…利用把握し安否確認 2014/11/27 読売新聞
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岐阜県郡上市と同市のNPO法人「つくしん棒」、岐阜大学は25日、水道水の利用状況を
把握することで、高齢者世帯の安否確認を行うシステム「KIZUKI」の本格運用を共同で
始めたと発表した。
水道を利用した見守り事業は全国的にも珍しく、同市などは高齢者の孤立化を防ぎたいとし
ている。
「KIZUKI」は、1人暮らしの高齢者宅にある水道メーターに通信装置を取り付け、水
道使用量を家族や地域住民に知らせることによって、安否確認を行うシステム。高齢者が朝起
き、水道を利用すると、安全確認のメールが遠方で暮らす家族や地域住民に知らせる仕組みで
、12時間以上水道の利用がない場合や、2時間以上水が出続けている異常発生時にも、同様
にメールを送ってくれる。
郡上市によると、同市内の1人暮らしの高齢者数は約1600人。同システムの開発に関わ
った「つくしん棒」の佐野武理事長(42)は、同市環境水道部に勤務しており、高齢者の孤
独死の現状などを知り、「生活に関わる水道メーターを使って見守りができないか」と思いつ
いた。佐野理事長が東京都や長野県の電機メーカーなどにシステム案を相談し、協力会社を募
って、開発が実現。昨年から実証実験を始め、今年8月から、市内の8世帯でモデル事業をス
タートさせたという。
岐阜大学は見守り活動や地域コミュニティーの形成などに関わる研究面で、システム利用者
の聞き取り調査などで協力する。
郡上市の担当者は「高齢化が近年急速に進んできている。高齢者の見守りや、親族や地域と
の連携を生み出すシステムとして、今後検証し、広めていきたい」と期待を寄せている。
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31 さいたま「住みやすい」8割 2014/11/27 読売新聞
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さいたま市民の80%が「住みやすい」と感じていることが、市が行った意識調査で明らか
になった。
定住する意向のある人が83%に達する一方で、市街地の整備、道路やバスなどの輸送サー
ビスに関する不満が共に3割を超えた。
調査は市内在住の20歳以上の男女5000人を対象に6月に行われ、2524人から回答
を得た。
市に対するイメージは「買い物など生活に便利」(61%)、「交通の利便性が高い」(5
2%)が多く、「自然が豊か」(36%)、「スポーツが盛ん」(35%)と続いた。今後重
視する施策や事業は「高齢者福祉」「子育て支援」「防災」の順だった。
不満のある施策に関する解決策では、市街地の整備は「歩行者や自転車が通行しやすい駅前
にする」がトップ。「駅周辺に駐車場や駐輪場を整備する」「車がスムーズに流れる駅前にす
る」が上位を占めた。道路や輸送関連では「歩行者が安心して通行できる道路の整備」「自転
車が走りやすい道路の整備」が多かった。
市外から市内へ通勤している2000人を対象に「仕事後に立ち寄る市内の場所」を尋ねた
ところ、大宮駅周辺が63%、浦和駅周辺が30%、さいたま新都心駅周辺が14%だった。
一方で「ほとんど立ち寄らない」という回答も30%を占めた。市長公室広聴課は「調査の結
果は今後の施策に反映させていきたい」と話している。
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32 セントケア「在宅介護」リフォーム強化 営業に研修、提案力高める 2014/12/2 日
経産業新聞
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介護大手のセントケア・ホールディングは在宅要介護者向けの住宅リフォーム事業の受注件
数を引き上げる。在宅介護を手掛ける強みを生かし、顧客の健康状態や家屋の状況に応じたオ
ーダーメードのリフォームを提案する。提案力を高めるため、営業職50人を対象とした研修も
始めた。2014年10月~15年3月期の受注件数を14年4~9月期に比べ20%上積む計画だ。
研修は2カ月に一度の頻度で実施する。4月から実施しており、要介護者や家屋の状況に応じ
たケーススタディーが中心となる。図面をもとにどんな人にどんなリフォームが必要なのか、
グループディスカッションを通じて検討を進める。
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33 オクシイ、託児所付きシェアオフィス 世田谷に初開設 2014/12/2 日経産業新聞
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保育サービスのオクシイ(東京・渋谷)は5日、東京都世田谷区に託児所付きシェアオフィス
を初めて開設する。利用者は同施設内で保育士に子どもを預けて、別室で仕事をすることがで
きる。認可保育所に子どもを入所させにくいフリーランスで働く母親や、育児休暇中で一時的
に子どもを預けたい母親などを対象にする。首都圏を中心に、5年で10カ所の開設を目指す。
「マフィス馬事公苑」の延べ床面積はおよそ135平方メートル。オフィス部分にはおよそ20席
を設け、20平方メートルの保育スペースや授乳室、調理室などを併設する。一度に最大10人の
子供を預かることができる。保育サービスと合わせた利用料は月額3万8880円から。
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34 住友林業クレスト、2工場閉鎖 2014/12/2 日経産業新聞
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住友林業は木質建材を製造する子会社の住友林業クレスト(名古屋市)の名古屋工場(愛知
県飛島村)と九州工場(佐賀県伊万里市)を2015年6月末に閉鎖すると発表した。消費増税後の
反動減で住宅需要が低迷していることや今後の人口減などをにらみ、生産効率化を進める。住
友林業クレストの生産拠点は全国6カ所から4カ所に減る。
閉鎖する2工場には従業員が計230人いるが、グループ企業内での配置転換や再就職支援など
を実施するという。2工場の生産品目は住友林業クレストの他工場や外部の協力工場に移管する
。
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25 積水化学工業、戸建て住宅向け飲料水貯留システム 12月1日発売 2014/11/28 日経
産業新聞
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積水化学工業は一般戸建て住宅向けに、飲料水を貯留するシステム12月1日に発売する。地震
で断水になった場合に住宅の床下に設置したポリエチレン製の貯留槽から水をくみ上げて利用
する。水道管に直結し、平時は水が常に入れ替わることから、飲料水を新鮮な状態に保てる。
費用は新築住宅の場合で17万円ほど、既存住宅のリフォームの場合は20万円ほどかかる。貯
留槽の容量は24リットルで、家族4人の3日分の水をためておくことができる。地震など大規模
な災害で断水になった場合は、復旧までに時間がかかることがある。新鮮な水を確保できるよ
うにすることで住宅の防災機能が高まる。
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26 タマホーム、電力買い取り 国より高く 2014/11/27 日経産業新聞
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タマホームは太陽光発電パネルなどを住宅に搭載して再生可能エネルギーの固定価格買い取
り制度で全量売電している人を対象に、国の定める価格より1キロワット時当たり1円高く電力
を買い取るサービスを今月始めた。節電支援のエナリスが買い取りなどを担う。タマホームで
住宅を建てた顧客に限らず利用できる。サービス利用者は年間1万円程度の追加の売電収入を得
られるとしている。
北陸電力と沖縄電力の管内を除いた全国でサービスを提供する。
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27 明和地所、マンション事業で九州進出 2014/11/27 日経産業新聞
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不動産中堅の明和地所は2015年2月、マンション事業で九州地方に進出する。来年2月に福岡
市に支店を開設し、マンション用地を探し始める。3年後をめどに年間3、4棟を新築し、供給し
たい考えだ。
第1弾は福岡市でマンションを建設し、2年後をめどに販売する計画だ。その後は九州全域に
営業地域を広げるほか、中国・四国地方でもマンション建設を手掛ける。
住宅関連新聞記事ダイジェスト No.560 2014/11/20~2014/11/26
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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.560 2014/11/20~2014/11/26
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【日本経済新聞】
1 タカラレーベン、不動産会社2社を買収
2 積水化学、飲料水貯留システムを発売
3 米ブラックストーン、GE日本法人の住宅不動産事業買収
4 10月の中古マンション平均価格、1%上昇 首都圏
【朝日新聞】
5 住宅贈与資金、平均564万円 アットホームが調査
6 世界100カ国展開の売買FC リマックス、本格始動「個人エージェント」制を推進
7 長野北部の地震に災害復興住宅融資 住金機構
8 注文住宅建築額、前年比127万円上昇 リクルート調べ
9 不動産証券化協会 12月9日に年金フォーラム
10 地方創生関連法案、参院で可決成立
11 住宅団地ストックの活用・再生でシンポ 住宅瑕疵保険協
12 不動産の業況 流通は7期ぶりマイナス 土地総研 10月時点調査
13 首都圏・10月の賃貸成約件数、2カ月連続前年比増
14 首都圏、エリアごとの価格差鮮明 東京カンテイ、10月の中古マンション価格
【読売新聞】
15 危険空き家の税優遇廃止…「放置」減らす狙い
16 武蔵小杉で商業施設の進出ラッシュ
17 仮設住宅、5団地に集約…大船渡市
18 大型木造建築、都市部に
19 敷金「返還義務」明文化へ…賃貸住宅退去トラブル
【日経産業新聞】
20 次世代電力計の導入加速 四国電が来月、東北電も年度内に
21 グリーユナイテッドライフ、窓ガラス交換をサイトで提案
22 大建工業、低コストの床暖房リフォーム聞
23 パナソニック、HEMS接続機器拡充 システム連携で省エネ支援
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1 タカラレーベン、不動産会社2社を買収 2014/11/25 日本経済新聞
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来年1月に不動産会社のライブネットホーム(東京・豊島)と住宅情報館(松山市)の2社を
買収すると25日に発表した。タカラレーベンはライブネットホームの株式の19.8%分を所有し
ているが、来年1月には完全子会社化する。買収額は2社合計で十数億円になるとみられる。今
回の買収によって、タカラレーベンの地盤である首都圏だけでなく、地方の中核都市などにも
事業領域を拡大していく。
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2 積水化学、飲料水貯留システムを発売 2014/11/25 日本経済新聞
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戸建て住宅向けに飲料水の貯留システムを12月1日に発売する。地震などの災害時に断水にな
った場合、家族4人で3日分の飲料水を確保できる。床下に設置したポリエチレン製の貯留槽か
ら水をくみ上げて利用する。水道管に直結しており、平時は水が常に入れ替わることから、飲
料水を新鮮な状態に保てる。設置にかかる費用は新築住宅の場合で17万円前後、既設の住宅を
リフォームする場合は20万円前後。
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3 米ブラックストーン、GE日本法人の住宅不動産事業買収 2014/11/21 日本経済新聞
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【ニューヨーク=蔭山道子】米資産運用大手ブラックストーン・グループは20日、米ゼネラル
・エレクトリック(GE)の日本法人が持つ日本の住宅不動産事業を1900億円超で買収すると
発表した。傘下のファンドを通じて買収する。
ブラックストーンによると、日本での不動産買収案件としては今年最大の規模という。発表
文で日本の主要都市の不動産市況について楽観的な見方を示したうえで、機会があれば「類似
の投資を検討するだろう」(広報担当者)とし日本への投資拡大に前向きな姿勢を示した。
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4 10月の中古マンション平均価格、1%上昇 首都圏 2014/11/20 日本経済新聞
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中古マンション価格が上昇している。不動産調査の東京カンテイ(東京・品川)が20日発表
した首都圏の10月平均価格(70平方メートル換算)は前年同月比1.0%上昇し2848万円だった。
1~10月平均は2013年平均に比べ約2%高く、通年でも3年ぶりに値上がりしそうだ。建設費の上
昇で新築が値上がりし割安な中古に人気が出ている。
東日本不動産流通機構(東京・千代田)のまとめでも、10月の首都圏の平均価格は前年同月
を上回っている。上昇をけん引しているのは都心部の高額の物件だ。東京カンテイの調べでは
千代田区など東京都心6区の平均は6018万円と10.3%上がった。6000万円を超えるのは約5年ぶ
りだ。千葉県が2.1%値上がりするなど周辺各県でも値上がりしている。
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5 住宅贈与資金、平均564万円 アットホームが調査 2014/11/25 朝日新聞
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アットホームが実施した「住宅購入時の親の資金贈与実態調査」によると、実際に贈与した
親300人の平均贈与額は564万円だった。子供が男性の場合は平均616万円、女性の場合は498万
円となった。
贈与理由については、トップは「子供により良い生活を送ってほしいから」で、2位は「贈与
税の非課税制度があるから」、3位は「子供に楽をさせたいから」だった。
なお、贈与していない親にその理由を聞いたところ、「『自分は自分、子供は子供』お互い
に自立していたいから」「自分の資金に余裕がなかったから」「子供がお金を必要としていな
かったから」という回答が上位を占めた。
同調査は10月31日~11月4日にかけて実施したもの。
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6 世界100カ国展開の売買FC リマックス、本格始動「個人エージェント」制を推進 201
4/11/25 朝日新聞
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世界約100カ国で売買仲介のFC事業を展開するRE/MAX(リマックス、米国コロラド州デンバー)
が、日本で本格始動する。IKEZOE(東京都渋谷区、中宮亜紀子代表)が米国本部より、日本でのF
C事業に関する諸権利を独占的に取得。「RE/MAX JAPAN(リマックス・ジャパン)」のブランド名
称で、12月からFC加盟店などの募集を始める。米国にならった個人エージェント制や、独自の
データベースを駆使したITシステムが強みだ。世界規模のネットワークを生かして、国際取引
の促進にも力を入れる。5年後を目途に、国内で850店舗の加盟を目指す。
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7 長野北部の地震に災害復興住宅融資 住金機構 2014/11/25 朝日新聞
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住宅金融支援機構は11月25日、22日午後10時8分に起きた長野北部を震源とするマグニチュー
ド6.7の地震の被災者に対し、災害復興住宅融資等を行うと発表した。
住宅復旧のための補修資金と住宅の建設資金、購入資金の融資を行い、金利は全期間固定で
年1.10%。また、同機構からフラット35などの融資を受けて現在返済中の人にも、返済変更方法
のメニューを用意しており、被災者からの相談を受ける体制を整えている。
詳しくは、災害専用ダイヤル0120(086)353(通話無料)まで。
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8 注文住宅建築額、前年比127万円上昇 リクルート調べ 2014/11/25 朝日新聞
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リクルート住まいカンパニーの調査によると、全国の注文住宅建築者における平均建築費用(
14年版)は、前年を127万円上回る2804万円だった。首都圏で見ると前年比151万円上昇の3098万
円だった。
頭金については平均932万円で同76万円上昇。親からの贈与額は332万円(前年比12万円上昇)
、そのうち二世帯住宅の場合は585万円(同74万円上昇)だった。
同調査は、1年以内の戸建て住宅竣工者が対象。有効回答者は1972件だった。
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9 不動産証券化協会 12月9日に年金フォーラム 2014/11/21 朝日新聞
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不動産証券化協会は12月9日、東京都中央区の日本橋三井ホールで「ARES年金フォーラム2014
」を開く。機関投資家による不動産投資の進展に向けた情報提供を目的とする。10回目となる
今回のテーマは「公的年金改革と運用の多様化及び不動産の役割」。
早稲田大学大学院ファイナンス研究科の米澤康博教授が「公的・準公的資金の運用・リスク
管理等の高度化等について」をテーマに基調講演する。後半は、年金運用に携わる実務家らに
よるパネルディスカッションも行われる。
時間は午後1時半から5時まで。
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10 地方創生関連法案、参院で可決成立 2014/11/21 朝日新聞
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参議院の本会議が11月21日開かれ、地方創生の基本理念などを規定した「まち・ひと・しご
と創生法案」と地域再生法改正法案が自民・公明の与党と次世代の党などの賛成多数で可決し
、成立した。安倍晋三首相が衆院解散を表明したことに反発し、民主、維新、共産、生活、社
民の各党などは欠席した。
今回の成立を受け、少子高齢化への対応による人口減少の歯止めと東京一極集中の是正につ
いて具体策の取りまとめを急ぐ。
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11 住宅団地ストックの活用・再生でシンポ 住宅瑕疵保険協 2014/11/21 朝日新聞
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住宅瑕疵担保責任保険協会(能登義春会長)は11月26日、東京・日比谷で住宅団地型ストック
の活用・再生を考えるシンポジウムを開く。国土交通省が募集した住宅団地型既存住宅流通促
進モデル事業に採択された事業者の事例発表などを行う。
場所は、東京都千代田区日比谷公園内の日比谷図書文化館。午後1時30分から4時。大村謙二
郎筑波大名誉教授(評価委員会委員長)の基調講演のほか、採択事業者である相鉄不動産や香川
県総合建設センターの担当者による事例発表、パネルディスカッションなどを行う。参加料は
無料。併せて、午前11時から午後4時半までポスターセッションも行う。
参加申し込み・問い合わせは同モデル事業事務局、電話03(3580)0236まで。
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12 不動産の業況 流通は7期ぶりマイナス 土地総研 10月時点調査 2014/11/21 朝日
新聞
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土地総合研究所は11月19日、10月1日時点で実施した不動産業業況等調査の結果をまとめた。
住宅・宅地分譲業は7期連続のプラス水準となったが、不動産流通業<住宅地>は7期ぶりのマイ
ナス水準となった。また、ビル賃貸業は前回の調査から4.4ポイント改善し、2期連続のプラス
水準となった。
10月現在の経営状況(指数)は、住宅・宅地分譲業は6.1(前期調査1.7)、不動産流通業<住宅地
>がマイナス6.8(同0.7)、ビル賃貸業は10.0(同5.8)だった。
3カ月後の経営状況見通しは、住宅・宅地分譲がマイナス12.5(同マイナス10.0)、不動産流通
業<住宅地>がマイナス15.9(同1.4)と住宅・宅地分譲業、不動産流通業とも「悪い」という予測
が多くなった。ビル賃貸業は0.0(同0.0)となっている。
三大都市圏と地方主要都市の分譲業47社、流通業73社、ビル賃貸業28社の計148社を対象に実
施し、124社から回答を得た。
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13 首都圏・10月の賃貸成約件数、2カ月連続前年比増 2014/11/20 朝日新聞
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アットホームの調査によると、10月の首都圏における賃貸住宅成約件数は1万8936件で前年同
月比1.4%増加した。2カ月連続の増加となった。新築マンション、新築アパートともに7カ月連
続で増加したほか、9カ月ぶりに中古マンションが増加に転じたことによるもの。平均賃料につ
いては、新築が同8カ月連続上昇、中古は同4カ月ぶりの上昇となった。
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14 首都圏、エリアごとの価格差鮮明 東京カンテイ、10月の中古マンション価格 2
014/11/20 朝日新聞
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東京カンテイ(東京都品川区)はこのほど、2014年10月の中古マンション価格(70平方メートル
換算、売り希望価格)をまとめた。それによると首都圏(2848万円、前月比0.9%上昇)では、都心
を中心に価格が上昇し続けている東京都と、それ以外のエリアとの価格差が拡大している。
近畿圏(1804万円、同0.6%下落)は大阪府(1836万円、同0.4%下落)と兵庫県(1766万円、同1.0%
下落)がそろって弱含み、5カ月ぶりに下落。中部圏(1476万円、同0.3%上昇)は底ばい状態が続
くが、一部エリアで復調の兆しがみられた。
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15 危険空き家の税優遇廃止…「放置」減らす狙い 2014/11/23 読売新聞
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全国で放置空き家が増えている問題で、政府は、倒壊の恐れなどが顕著な場合、税制優遇措
置の対象から除外する方針を固めた。
住宅が立っていれば土地の固定資産税が減額されるため、空き家放置の要因になっていた。
臨時国会で成立した空家対策特別措置法(空き家法)では、周辺に危険や迷惑が及ぶ恐れが高
いものを「特定空き家」と規定。これを除外対象とすることを軸に早ければ2016年からの
実施を目指す。
総務省によると、全国の空き家数は2013年で820万戸。このうち、賃貸・売却用や別
荘を除く「放置された空き家」は318万戸で、5年前より50万戸(18・7%)増えた。
地方の人口減少や、高齢者が亡くなった後、誰も住まない家が増えたためだ。
現行制度では、住宅が立つ土地の固定資産税は、敷地が200平方メートル以下の場合は6
分の1などと減額され、空き家になっても変わらない。解体して更地にすると税率が元に戻る
ため、所有者が老朽家屋を放置する要因と指摘されていた。
空き家法では、近隣に危険や迷惑を及ぼす、特定空き家について、市区町村に立ち入り調査
、解体の指導や命令、行政代執行を行うことが認められた。
国土交通省はこれらの措置に加え、特定空き家には地方税法上の優遇措置をやめることで、
修理や賃貸住宅としての活用、土地の転売などを促し、危険な空き家を減らしたい考えだ。
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16 武蔵小杉で商業施設の進出ラッシュ 2014/11/22 読売新聞
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再開発が進む川崎市中原区の武蔵小杉地区は、商業施設の進出ラッシュとなっている。
22日には東急東横線武蔵小杉駅近くに、地域最大の大型商業施設「グランツリー武蔵小杉
」(売り場面積3万7000平方メートル)がオープンする。JRと東急の武蔵小杉駅には相
互直通運転も含め計13路線が通る。民間政策研究機関は「利便性が高い人気住宅エリアで、
新たな川崎の顔になった。今後も発展は続く」としている。
グランツリー武蔵小杉は、駅から徒歩4分。セブン&アイ・ホールディングスが運営する。
ターゲットは子育て世代。「都会の中の家族のオアシス」と銘打ち、160のテナントが入る
。
20日に行われたマスコミ向けの内覧会で、イトーヨーカ堂の戸井和久社長は「グループ会
社の総力が結集した施設。武蔵小杉は、交通網も充実し、若いファミリー層を中心に人口増が
続いている。5キロ圏内に(同規模の)大型商業施設がなく、非常に魅力的な商圏だ」と進出
理由を語った。
武蔵小杉では、東京都内に通う新住民を当て込んだ商業施設の進出が相次ぐ。
2013年4月に「武蔵小杉東急スクエア」(1万1200平方メートル)、今年4月には
「三井ショッピングパーク ららテラス武蔵小杉」(8000平方メートル)がオープンした
。いずれも駅直結で、気軽に立ち寄れるのが売りだ。
市によると、駅周辺は05年頃から企業の工場跡地やグラウンドなどを活用した再開発が進
められている。100メートルを超える高層タワーマンションが7棟あり、今後も建設される
予定。中原区の人口は、同年から約3万4000人増えた。
9月に発表された土地取引の指標となる基準地価の平均変動率の上昇率は、全国2位だった
。市は「立地の良さが注目され、急激に成長した。街並みが美しくなり、市内から移る人もい
る」という。
一方、これまで川崎を引っ張ってきたJR川崎駅周辺では、苦戦する商業施設も。西口のラ
ゾーナ川崎プラザは高い集客力を誇る。しかし、東口は老舗百貨店「さいか屋川崎店」が15
年5月に閉店するほか、地下街「川崎アゼリア」は売り上げが低迷、15年2月から全面改修
して再起を図る。
浜銀総合研究所の湯口勉主任研究員は「武蔵小杉の発展が、川崎市のイメージを工業地帯か
ら人気住宅地へと変えた。これほど急激に成長している地域は珍しい。都心に近い立地と商業
施設の増加から、今後も発展は続くとみられる」と分析している
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17 仮設住宅、5団地に集約…大船渡市 2014/11/22 読売新聞
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岩手県大船渡市は、市内に36か所ある仮設住宅団地を、2016年度末までに規模の大き
な5団地に集約化する計画を公表した。仮設団地の集約化計画は、県内では今年4月に発表し
た釜石市に続いて2例目。
大船渡市では、36団地に1792戸(居住1374戸)の仮設住宅がある。計画は、災害
公営住宅の整備や防災集団移転促進事業、被災者の住宅再建が順調に進むという前提で作った
。16年度末現在の入居者を約360戸と見込み、5団地に集約化することにした。
15年度から本格的に撤去を始める。盛小や大船渡中など小中学校の敷地にある9団地を優
先的に撤去し、16年9月までの完全撤去を目指す。集約化に伴う引っ越し費用は市が全額負
担するとしている。
市住宅公園課は「あくまで計画で、変更もありうる。入居者の意思を尊重しつつ、慎重に集
約を進めていきたい」としている。
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18 大型木造建築、都市部に 2014/11/21 読売新聞
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5階建ての集合住宅や4階建ての商業施設など、大型の木造建築物が都市部に次々と建てら
れている。
環境への関心が高まる中、耐火性能を持つ木製建材が開発され、都市部の建物で利用できる
ようになった。間伐材など国内森林資源の有効活用策としても期待されている。
東京都世田谷区の住宅街に昨年9月に完成した高さ約15メートルの5階建て集合住宅。鉄
筋コンクリート造りを思わせるモダンな外観だが、1階の鉄筋コンクリート部分を除く2~5
階の住居部分は木造だ。
床は国産のスギなどを貼り合わせた集成材を使用。外部から窓越しに見えるのは木で造られ
た筋交いで、木造であることをアピールしている。
設計した建築士の内海彩さん(43)によると、石こうボードで覆った木の柱を実際に燃や
す実験を大阪の試験場で行うなど試行錯誤を重ね、設計から完成まで10年近くかかった。
木造のショッピングモールもある。横浜市都筑区に昨年10月にオープンした「サウスウッ
ド」。4階建ての延べ床面積約1万平方メートルに、カフェや歯科医院など32店舗が入居す
る。建物の2~4階部分が木造で、柱やはりには長野産のカラマツで作られた耐火集成材「燃
もエンウッド」を使った。「木の温かみを感じるという声も寄せられ、自然と共生するショッ
ピングモールをアピールできている」(同施設)という。
◇
高さが約55メートルある東寺五重塔(京都市)など、日本には木造大型建築物の伝統があ
る。ところが、火災に弱いことなどから、1950年施行の建築基準法で高さ13メートル超
、軒先の高さ9メートル超の大規模建築物は木造で建てられなくなった。その後、木造建築の
基準は緩められ、ようやく2000年に耐火などの一定の基準を満たせば、都市部でも木造の
大規模建築物を造ることができるようになった。
それに伴い、新たな建材開発も進められている。サウスウッドで使われた耐火集成材「燃エ
ンウッド」は竹中工務店(大阪)が11年に開発。見た目は普通の木材だが、内部にモルタル
層を作ってあり1時間の耐火性能がある。このほか、鹿島(東京)も「FRウッド」と名付け
た耐火集成材を開発している。
木材利用を後押ししようと、10年には「公共建築物等木材利用促進法」も施行され、木造
の役所や学校なども増えている。山形県南陽市では最大1300人を収容するホールを持つ木
造3階建ての文化会館を建設中で、来年開館予定。高さは約24メートルあり、地元産スギを
活用した集成材を使っている。
◇
国は20年までに木材自給率を50%にすることを目標としている。ただ、13年の自給率
は28・6%。平成以降で最も高くなったが、「より木材利用を推進する必要がある」(林野
庁)。
海外でも木造建築物への関心は高まっている。建築家の坂ばん茂さん(57)は、スイス・
チューリヒに昨年完成した7階建ての木造オフィスビルを設計。「木は使えば使うほど味わい
が出てくるのが特徴で、木の建物が多い街並みには魅力がある。温かみもある木を人間は求め
ている。今後、木造建築物に詳しい技術者を育てるといった取り組みも必要だろう」と坂さん
は話している
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19 敷金「返還義務」明文化へ…賃貸住宅退去トラブル 2014/11/21 読売新聞
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賃貸住宅で敷金を巡るもめ事が相次ぐため、民法が改正され、敷金の定義などが明文化され
る見通しになった。
敷金トラブルの減少につながるとの期待もある。法改正の方向性を理解しつつ、賃貸住宅の
契約内容や生活上のルールも把握して、快適に賃貸暮らしを楽しみたい。
敷金について明確な定義はないが、一般的には、賃貸住宅に入居する際、賃料などの債務の
担保として家主に払うお金を指す。不動産・住宅情報サイト「HOME’S」によると、首都
圏の平均敷金は家賃約1か月分だ。敷金は退去時に返還されるべきものだが、実際は住宅の原
状回復費用を敷金で精算することが多く、敷金が返還されなかったり、どこまで費用を負担す
るかなどでもめたりする。
近年は敷金や礼金がかからない「ゼロゼロ物件」が目立つ。入居時の費用が抑えられるメリ
ットに加え、退去時の敷金トラブルとも無縁と思われがち。だが、契約事項に「退去時、借り
主が掃除代を全額負担する」などの特約が設けられる場合が多く、想定外の出費がかかること
もある。
建設省(現国土交通省)は1998年、「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を策
定した=表〈1〉=。畳の日焼けによる変色など、注意していても発生する劣化や汚れは、借
り主の負担する費用の対象にならないといった指針を示した。東京都も、同様の指針を盛り込
んだ条例を2004年、施行している。
それでも、トラブルは多い。国民生活センターのまとめでは、敷金や原状回復を巡る相談は
ここ数年、年1万件以上で推移。今年度は6165件(9月末まで)と、前年同期に比べ微増
だ=グラフ=。
こうした状況を受け、今年8月、政府の法制審議会の部会が民法の契約に関する規定を抜本
改正する案をまとめ、敷金の定義や返還の範囲をルール化した=表〈2〉=。
改正案では、敷金を「家賃の担保とし、契約終了時に返還義務が発生する」と定義。また、
借り主は通常の使用による傷や経年劣化を修理する必要がないとも定めた。改正案は、来年の
通常国会に提出される見込みだ。
改正案について、賃貸住宅のトラブル解決を図るNPO法人、日本住宅性能検査協会(東京
)理事長の大谷昭二さんは「借り主に分かりやすいルールが示されることで、トラブルが減少
すると予想される」と評価する。法に定義づけることで、強制力のないガイドラインより、借
り主に有利に働くことも期待される。
とはいえ、賃貸住宅の契約内容をきちんと理解することの重要性は変わらない。「退去時の
部屋の掃除代、鍵の交換代といった特約など、内容をよく読んだ上で入居することが大事」と
、国民生活センターの担当者は指摘する。
不動産・住宅事情を調査する、HOME’S総合研究所(東京)のチーフアナリスト、中山
登志朗さんも「契約書を見たその場で押印するのではなく、契約書のコピーをもらって一晩考
える。疑問に思う事項があったら説明を求めるなど、納得いくまで確認して」と助言する。
【表〈1〉】「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に示された修繕の分担例
<家主負担になる例>
・壁に貼ったポスターや絵画の跡
・クロスや畳の日照による変色
・家具の設置でできた床のへこみ、設置跡
・エアコンの設置による壁の穴や跡
<借り主負担になる例>
・引っ越しで生じた傷
・鍵の紛失や破損による取り換え
・落書きなど故意の損傷
・喫煙によるクロスの変色、臭いの付着
【表〈2〉】敷金に関する民法改正案の特徴
・敷金を「家賃の担保」と定義
・契約が終了し、物件を引き渡した時に、返還義務が生じる
・通常の使用による室内の傷みや経年変化などについて、借り主は原状回復の義務を負わな
い
(民法・債権関係の改正に関する要綱仮案を基に作成)
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20 次世代電力計の導入加速 四国電が来月、東北電も年度内に 2014/11/26 日経産業
新聞
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電力各社による家庭向けスマートメーター(次世代電力計)の導入が本格化してきた。四国
電力は25日、12月から既存の電力計との交換作業を始めると発表した。東北電力も年度内に始
める。東京電力は次世代電力計のポイントとなる通信方式の実証試験に入った。小売り全面自
由化に向けて家庭事業のインフラをいち早く整備し、サービス開発やコスト削減につなげる。
四国電力は2023年度までに家庭や商店など約270万件の配布を終える。中部電力は10月から設
置を始めた。14年度までに1万2500台の配布を計画しており、22年度までに全880万件に広げる
。東北電は来年1月から導入を始める予定だ。
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21 グリーユナイテッドライフ、窓ガラス交換をサイトで提案 2014/11/25 日経産業新
聞
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グリーの完全子会社でリフォーム事業を手掛けるグリーユナイテッドライフ(東京・港)は
住宅リフォームを簡単に注文できるサイト「いえプラス」で、旭硝子と提携した窓ガラス交換
の提案を始めた。断熱性や省エネルギー性に優れた旭硝子の複層ガラスなどを提供する。料金
は定額制でわかりやすくした。サービスの拡充でリフォーム需要を取り込む。
見積もりなどをグリーユナイテッドライフ、工事を旭硝子系の会社が手掛ける。窓ガラス交
換の料金は2枚1組で工事費込み(製品保証付き)で税込み10万1800円から。
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22 大建工業、低コストの床暖房リフォーム2014/11/21 日経産業新聞
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大建工業は21日、汚れやキズが目立った床暖房の上に貼るだけで簡単にリフォームできる仕
上げ材「サーモプラス」を発売する。自社開発した熱伝導率の高い素材を使っており、床材を
貼り替えるのと比べて低コスト、短納期なのが特徴だ。
サーモプラスの厚さは3.5ミリ。既存の床暖房パネルの上に貼り付けるだけで、リフォーム前
とほとんど同じ暖房性能を維持できる。パネルを交換する従来のリフォームと比べると12畳の
場合、22万円低い約40万円に抑えられ、施工期間も半分の1日で済むという。
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23 パナソニック、HEMS接続機器拡充 システム連携で省エネ支援 2014/11/20 日
経産業新聞
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パナソニックは19日、家庭向けエネルギー管理システム(HEMS)に接続する機器を拡充
すると発表した。照明器具を制御する配線器具(スイッチ)や天井埋め込み型空気清浄機を順
次システムと連携できるようにして消費者の省エネルギー対策を支援していく考えだ。
スイッチや空気清浄機がHEMSに連携できるようになると、モニターから照明を操作した
り空気清浄機で空気の汚れを見える化したりすることが可能になる。外出前にタブレットなど
を通じて電気を一度に消せるほか、電力使用量の目標値に応じて自動的に減光することも可能
だ。パナソニックはHEMS関連機器の2016年3月期の売上高を14年3月期に比べて3倍の約61億
円にする計画だ。
住宅関連新聞記事ダイジェスト No.559 2014/11/13~2014/11/19
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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.559 2014/11/13~2014/11/19
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【日本経済新聞】
1 東京の魅力的でない側面 「物価・地価高い」が5割超
2 広銀、エディオンと住宅ローン顧客向けに連携
3 「住宅エコポイント」復活検討 国交省、投資を下支え
【朝日新聞】
4 「HOME’S EXPO」に500人来場 ネクスト
5 空き家対策法案が成立、参院全会一致で可決
6 日管協「フォーラム2014」開催 各委員会企画セミナーを一堂に
7 安倍首相、21日衆院解散 地方創生法案は成立の見込み
8 日本不動産学会、業績賞と田中啓一賞を発表
9 賃貸経営管理士試験、4188人が受験
10 物流施設、大規模化が進む 東京都市圏物資流動調査
11 民間は4カ月連続減少 9月・建設工事出来高
12 14年首都圏新築マンション供給、4.3万戸水準に落ち込む恐れ
13 10月・首都圏分譲マンション賃料、4カ月ぶりに2600円台回復
14 空き家対策法案、全会一致で可決 衆議院
15 1月に改修施工管理技術者試験 MKSが全国7会場で
【読売新聞】
16 空き家解消へ一歩前進…危険なら立ち入り調査も
17 高齢独り住まい、公社が保証制度…神戸
18 リニア新駅工事、18年度中頃から…長野・飯田
19 建物劣化、センサーで感知…秋田大教授ら開発
20 江戸の発展支えた羽村取水堰「選奨土木遺産」に
21 まるで大きな遊具…栃木県建築賞に小山の保育所
22 耐震性に問題、木更津市民会館休館へ…千葉
23 新築・リフォーム 工事の遅れ、相談件数最多
24 「住宅エコポイント」復活へ…景気下支えが狙い
25 「おもてなし」トイレ洋式…6年後見据え
26 岩手の空き仮設貸与 応募20戸…作業員向け
【日経産業新聞】
27 NEC、容量1.4倍の家庭用蓄電池
28 旭化成ホームズ、寄棟屋根の新型住宅
29 首都圏マンション契約率、5年8ヵ月ぶり低水準
30 積水ハウス、高級住宅の実例見学会 「イズ・シリーズ」で
31 住友不動産、大阪・梅田に44階マンション
32 不動産口コミサイトのレンガ、「スーモ」に情報提供 リクルートHDと連携
33 アイリスオーヤマ、住宅用照明の品ぞろえ2倍に
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1 東京の魅力的でない側面 「物価・地価高い」が5割超 2014/11/18 日本経済新聞
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東京都が今夏、インターネットを通じて行った都政モニターアンケートによると、東京につ
いて魅力的ではない側面として「物価・地価が高い」を挙げる回答が6年ぶりに5割を超えた。
円安や消費税率引き上げで食品などの値上げが続き、地価も2020年五輪を見据えた開発ラッシ
ュで上昇している。調査は毎年実施しているが、東京都民の間で物価・地価への不満が強まっ
ているようだ。
8~9月に20歳以上の都民にインターネットで調査し、472人から回答を得た。東京が魅力的だ
とする回答が93.6%と大半を占めたが、調査では「東京が魅力的」と答えた人にも、「魅力的
だと思わない側面」について聞いている。
東京が魅力的な都市だと思わない理由を3つ求めたところ「物価や地価が高い」を選ぶ回答者
が最も多く全体の52.5%に及んだ。次に多かったのが「朝・夕の通勤電車のラッシュがひどい
」で40.7%。「車や人が多い」や「緑や自然が少ない」が続いた。
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2 広銀、エディオンと住宅ローン顧客向けに連携 2014/11/15 日本経済新聞
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広島銀行は住宅ローン分野で広島県地盤の家電量販チェーン、エディオンと連携する。住宅
ローンを借りる人に対し、最大10%の割引が受けられる家電購入の優待券を提供する。住宅購
入に合わせて家電をそろえるケースが多いことに注目。使い勝手のいい特典を用意して広島銀
は住宅ローン残高の拡大を、エディオンは売り上げの拡大を目指す。
広島銀で融資金額1000万円以上、期間20年以上の住宅ローンを正式に申し込んだ場合に、優
待割引券をプレゼントする。購入価格の上限は税込み100万円で、有効期間は発券日から1年間
。プレゼント期間は2015年9月末まで。使用できる店舗はエディオンの中四国地方の直営店。
米アップルの商品など一部は割引対象外とする。
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3 「住宅エコポイント」復活検討 国交省、投資を下支え 2014/11/13 日本経済新聞
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政府内で経済対策づくりが本格化している。国土交通省は住宅購入者向けの支援策を検討。
財務省はNTT株の売却代金の一部を対策の財源にする方向だ。消費再増税の延期決定と衆院
解散をにらみ安倍晋三首相が18日にも経済対策の取りまとめを指示する見通しだ。
国交省は、省エネ基準を満たす住宅を新築・改修した人に商品と交換できるポイントを付与
する「住宅エコポイント」制度を再開する検討に入った。所得制限を設けず最大30万ポイント
(1ポイント=1円に相当)付与する案が浮上している。政府が検討に入った2014年度補正予
算案への経費計上をめざす。
消費増税で低迷する住宅投資を下支えするねらいだが、新たな駆け込みとその反動減を助長
するとして慎重論も根強い。実現には曲折がありそうだ。検討しているのは「エコ住宅支援制
度」(仮称)。新築と住宅の断熱性を高めるリフォームを対象とし、期限は1年程度とする方
向だ。これまで同制度は2度実施しており、実現すれば約2年半ぶりの復活となる。
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4 「HOME’S EXPO」に500人来場 ネクスト 2014/11/19 朝日新聞
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ネクスト(東京都港区)は11月18日、「HOME’S EXPO2014」を本社で開催した。年に1度の会員
向けの感謝祭で、今回で4回目。約500人が来場した。
当日は井上高志代表が、今後の戦略を説明した。人口減少に起因して市場縮小が懸念される
中、「企業努力で乗り越えることができる」と力説。「消費者ニーズの発掘」と「新たな用途
開発」が具体策だといい、その両方を「見える化して、橋渡しをするのが当社の役目」と語っ
た。
このほか、コピーライターの佐々木圭一氏が「伝え方が9割」と題して講演。中古住宅リノベ
ーション市場や賃貸、メール追客といったテーマ別の分科会も開かれた。
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5 空き家対策法案が成立、参院全会一致で可決 2014/11/19 朝日新聞
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参議院は11月19日、本会議を開き、社会問題となっている空き家の解消を図る「空家等対策
の推進に関する特別措置法」について採決し、全会一致で可決、成立した。法律の施行は、公
布の日から起算して3カ月以内で政令で定める日からとなっている。
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6 日管協「フォーラム2014」開催 各委員会企画セミナーを一堂に 2014/11/19 朝日新
聞
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日本賃貸住宅管理協会は11月19日、東京・明治記念館で「日管協フォーラム2014」を開催し
た。同協会の各研修委員会が企画提案したセミナーを一堂に開催するもので、今回は「相続ビ
ジネス」「外国人賃貸」「家賃債務保証」「民法改正」など11講座のほか、協賛企業から6つの
テーマによるセミナーが行われた。352社・1209人が来場した。
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7 安倍首相、21日衆院解散 地方創生法案は成立の見込み 2014/11/19 朝日新聞
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安倍晋三首相は11月18日夜、首相官邸で記者会見し、15年10月から消費税率10%への引き上げ
予定を17年4月に1年半先送りすると共に、その是非について衆議院を21日に解散し、国民に信
を問うことを表明した。衆院選は、12月2日公示、14日投開票の予定。
なお、これに伴い地方創生関連法案は21日にも成立する見込みとなった。
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8 日本不動産学会、業績賞と田中啓一賞を発表 2014/11/18 朝日新聞
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日本不動産学会は11月18日、第21回業績賞2件と田中啓一賞3件を発表した。受賞者は以下の
通り。業績賞=日本不動産研究所「国際不動産価格賃料指数」、京都大学大学院工学研究科高田
研究室、ゼロ・コーポレーション「平成の京町家 東山八坂通」
田中啓一賞=不動産経済研究所「全国マンション市場40年史」、アーバネットコーポレーショ
ン「アート・ミーツ・アーキテクチャー・コンペティション」、グローバル・エルシード「ウ
ィルローズ横濱南太田」。いずれも11月22日の秋季全国大会で表彰する。
業績賞は不動産開発に限らず、金融や流通、調査など幅広い不動産事業や関連制度を対象と
している。今回、候補数4件の中から2件を選考した。一方、田中啓一賞は2011年度に創設され
たもので、同学会の会員で、不動産実務や政策形成に関してユニークな活動と成果を収めた個
人または団体を対象とする。春と秋の年2回表彰している。
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9 賃貸経営管理士試験、4188人が受験 2014/11/18 朝日新聞
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賃貸不動産経営管理士協議会は11月16日、全国11会場で「賃貸不動産経営管理士試験」を実
施した。
同試験は、昨年から年1回の統一試験となり今年で2回目の開催。受験申込者は昨年度の4106
人を上回る4367人だった。受験者数は全体で4188人(速報値)、受験率は95.9%に上った。
合格発表は、15年1月14日午後12時以降に同協議会ホームページなどで行う。
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10 物流施設、大規模化が進む 東京都市圏物資流動調査 2014/11/18 朝日新聞
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国土交通省関東地方整備局や関東各都道府県などで構成されている東京都市圏交通計画協議
会は11月18日、総合的な都市交通計画を検討するため13年度に行った東京都市圏物資流動調査
の結果を公表した。物流に関連する業種の中から約14万事業所を抽出し実施、約4万4000社から
回答を得た。
それによると、近年の物流施設の立地状況については、臨海部のほか内陸部では圏央道を始
めとする高速道路沿いを中心とした輸送の便の良いエリアでの立地が進んでいることが分かっ
た。ただ、建設から30年以上が経過した物流施設もあり、災害時における安全性の確保などに
問題があることも判明した。
敷地面積が3000平方メートル以上の大規模物流施設の立地割合が、2000年代以降に開設され
た施設では約4割となっていて、物流施設の大規模化が進んでいる。また、自ら物流施設を持つ
事業所の割合が年々減少傾向にあり、2000年代以降に開設されたものについては、賃貸型がお
よそ7割を占めている。今後、協議会では物流施設の適切な立地を促すため、東京都市圏に立地
している物流施設の特徴についても明らかにしていく。
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11 民間は4カ月連続減少 9月・建設工事出来高 2014/11/17 朝日新聞
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国土交通省は11月17日、建設総合統計の9月分を発表した。これは、建築着工統計調査、建設
工事受注動態統計調査から得られる工事費額を着工ベースの金額としてとらえ、これらを月々
の出来高ベースに展開して建設工事の出来高を推計したもの。
9月の出来高総計は、4兆3332億円で前年同月比0.3%増。うち民間は2兆3999億円(同4.3%減)で
4カ月連続の減少となった。ただし、消費税率引き上げの影響を受けない前々年同月と比較する
と4.9%増。うち居住用は1兆2353億円(同11.1%減)だった。
公共は1兆9333億円(同6.7%増)で、うち居住用は598億円(同14.0%増)だった。
14年9月末時点での国内における手持ち工事高は、総計で29兆4654億円で、前年同期比12.8%
増となっている。
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12 14年首都圏新築マンション供給、4.3万戸水準に落ち込む恐れ 2014/11/17 朝日新聞
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不動産経済研究所の調査によると、10月の首都圏における新築マンション供給戸数は3125戸
で、前年同月を10.9%下回った。これで9カ月連続の減少となった。また、14年1~10月の累積供
給戸数は3万2187戸で、残り11月と12月について「昨年実績(約1.3万戸)は下回るだろう」(同研
究所)としており、4.2~4.3万戸程度に落ち込むのではないかとの予想だ。仮にそうなれば、リ
ーマンショック後の市場全体が落ち込んだ09年以来の低水準となる。
なお、今回の落ち込みは、消費増税の反動減と販売価格上昇による市況悪化が主な要因。
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13 10月・首都圏分譲マンション賃料、4カ月ぶりに2600円台回復 2014/11/14 朝日新聞
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東京カンテイの調査によると、10月の首都圏における分譲マンション賃料は、全域的な強含
みの影響で前月比1.0%上昇の2602円(1平方メートル当たり、以下同じ)となった。2600円台を回
復したのは4カ月ぶり。
都県別で見ると、東京都は3101円(前月比0.6%上昇)、神奈川県は2006円(同0.2%上昇)、埼玉
県は1631円(同0.6%上昇)、千葉県は1543円(同2.4%上昇)。全エリアでプラスとなった。千葉県
では、都心寄りの市川市や船橋市で事例数が増加したこと、更に千葉市で強含んだこともあり2
%超の上昇率となった。
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14 空き家対策法案、全会一致で可決 衆議院 2014/11/14 朝日新聞
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衆議院は11月14日、「空き家等対策の推進に関する特別措置法案(空き家対策法案)」を審議
し、全会一致で可決した。来週にも参議院で審議される見込み。
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15 1月に改修施工管理技術者試験 MKSが全国7会場で 2014/11/13 朝日新聞
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マンション計画修繕施工協会(MKS,東京都港区)はこのほど、14(平成26)年度マンション改修
施工管理技術者試験の実施要領をまとめた。
受験申し込みは11月11日から12月22日まで(当日消印有効)。試験日は15年1月25日(午後1時か
ら4時15分)で、全国7会場で実施する。合格発表は2月27日。登録申請受け付けは3月6日必着ま
で。
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16 空き家解消へ一歩前進…危険なら立ち入り調査も 2014/11/19 読売新聞
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日本全国で放置された空き家が増えている。
地方で人口が減少しているだけでなく、都市部でも親が亡くなった後の家に子供が住まなく
なっているためだ。建物の倒壊や火災などの危険もあり、全国355自治体が独自に条例を制
定し、19日には所有者を把握しやすくする空家対策特別措置法(空き家法)が成立して国の
支援策も動き出すが、まだ課題は多い。
築46年の木造2階建てアパートを、今年5~6月に強制撤去した東京都大田区。台風など
でトタン屋根が飛ばされており、出火すれば木造住宅密集地域に延焼する恐れもあった。所有
者に10回近く改善を求めたが応じず、「安全を確保できない」として、区の空き家条例に基
づき行政代執行に踏み切った。
身寄りのない独居老人が死亡するなど、条例の対象物件は11か所ある。空き家法成立を受
け、担当者は「国に背中を押してもらえば対策は取りやすくなる。地域の問題として一緒に考
えてほしい」と話す。
総務省によると2013年の空き家数は820万戸。賃貸・売却用や別荘を除く「放置され
た空き家」は318万戸で、5年前より50万戸(18・7%)増えた。
空き家法では、所有者特定のため固定資産税の納税者情報の利用を認める。倒壊の恐れや周
辺へのゴミの不法投棄が深刻な場合、市区町村の立ち入り調査も可能だ。修繕や取り壊しの命
令に従わなかったり、所有者が不明だったりするケースは代執行もできる。
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17 高齢独り住まい、公社が保証制度…神戸 2014/11/17 読売新聞
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神戸市の外郭団体「神戸すまいまちづくり公社」は、独り暮らしの高齢者が、市内の民間賃
貸住宅に入居する際の連帯保証や安否確認をサポートする「こうべ賃貸住宅あんしん入居制度
」の運用を始めた。
民間事業者に委託し、終身の連帯保証や、入居者死亡後の家財片付け、安否確認などのサー
ビスを有料で受けられる。こうした連帯保証サービスは全国でも珍しいという。
2010年の国勢調査によると、65歳以上のお年寄りがいる神戸市内の24万2963世
帯のうち、単身世帯は34%(8万4193世帯)で、20年前よりも10ポイント上昇。独
居の高齢者世帯は増加傾向にある。
市が2012年に行った調査によると、市内の民間賃貸住宅の貸主の4割が、高齢者との賃
貸契約を「拒む」と回答。「家賃を毎月支払っていても、居室内で死亡事故が起こる可能性が
高い」「連帯保証人がいないから」などの理由が大半を占めた。
さらに、近年は悪質な業者が「連帯保証人を紹介する」とお年寄りに近づき、紹介料を詐取
するなどのトラブルも相次いでいる。
神戸すまいまちづくり公社は、お年寄りの不安解消のため、今年3月、支援制度を創設。5
月下旬まで業者を公募し、警備や遺品整理などを担う全国7社を選定し、10月30日から、
サービスを開始した。
基本メニューは、賃貸契約の終身にわたる連帯保証(18万円)や、入居者が亡くなった後
の家財道具の片付け(15万円~)、室内センサーが異常を感知した際などに事業者が駆け付
ける安否確認(月額4000円以下)など。ほかに、葬儀の請負サービスや、年金停止、保険
の返還など死後の手続き代行などもある。
利用者は、同公社の窓口に相談し、貸主の了承を得た上で事業者や希望のサービスを選択。
事業者の説明を受けた上で契約を締結し、利用料を支払う。新たに入居する世帯だけでなく、
現在、入居中の世帯も利用できる。
久元喜造市長は「神戸では阪神大震災で伴侶を亡くした方もおられ、社会的にニーズが高い
。安心して暮らせるように政策面で後押ししたい」と話している。
問い合わせは、水・日・祝日を除く午前10時~午後5時に、同公社すまいるネット(07
8・222・0186)へ。
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18 リニア新駅工事、18年度中頃から…長野・飯田 2014/11/17 読売新聞
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JR東海は14日夜、飯田市内で開いたリニア中央新幹線の事業説明会で、市内に整備する
新駅の工事を、2018年度の中頃から始める方針を明らかにした。
説明会には市民ら約340人が参加した。
リニアは新駅(長さ約1キロ、幅は最大約40メートル)の周辺で地上の高架を走る計画。
JRはこの日、駅ホームの高架は高さ約8~11メートルを想定していると初めて言及した。
飯田市は、高架下に駐車場や観光施設、バスやタクシーの乗り場などを整備することを模索し
ており、高さが明示されたことで、今後、利用方法案が具体化しそうだ。
駅近くの座光寺地区に設置される車両の保守基地は、面積を約3・5ヘクタールと説明。ル
ートの北側に基地の設備を設ける。周辺のトンネル工事は16年度初めから、保守基地や高架
橋整備は17年度の中頃から、それぞれ開始される見込み。質疑では、トンネル工事で出る土
砂の処理方法を懸念する質問などがあった。
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19 建物劣化、センサーで感知…秋田大教授ら開発 2014/11/15 読売新聞
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外見では分かりにくい建物の劣化をいち早く検知し、安全避難につなげるセンサーを、秋田
県立大と地質調査・保安機器開発などを手がける「応用地質」(東京)が共同開発した。
電源が要らず、いったん建物の柱などに埋め込めば長期間、交換不要なのが特長。同大は「
将来的には、雪崩や土砂崩れも感知できるようにしたい」としている。
このセンサーは「極限変位検出センサ」と呼ばれ、物体同士が衝突するなどして急激に圧力
がかかる「動荷重」と、家屋の柱が雪の重みなどで徐々に圧力を受ける場合などにかかる「静
荷重」の双方を計測できる使い切りタイプだ。開発者の下井信浩教授(計測工学)によると、
双方を同時に計測できるのは、世界でも珍しい機能という。
試験管状の長さ約10センチのガラス製。圧力を受けてガラスが割れることで、中に入れて
あるフィルムから電圧が発生し、コードでつなぐなどした測定器が反応する。フィルムは密封
されているため劣化せず、電池も不要だ。圧力を調節するため、鉄や真ちゅう製の筒にも入れ
られるという。
下井教授は、動荷重のセンサーを2013年に開発し、今年3月、静荷重のセンサー開発に
着手した。
由利本荘市の県立大本荘キャンパスで12日に公開された実験では、レンガを積んだ塊にセ
ンサーを埋め込み、上から最大280トンの負荷をかけた。5分ほどで塊の表面は崩れたもの
の、測定器は崩れる前からフィルムの電圧を感知し、反応した。下井教授は「電圧を感じたと
いうことは、建築物の外側が無事でも内部破壊が進み、いずれ崩れるということ。崩壊の前兆
がわかるので避難もできる。人命第一に特化した機能だ」と話している。
センサーの設置には、測定器も必要なため、5万円ほど費用がかかる見込み。現在は建物の
柱などに埋め込む想定だが、下井教授は今後、山の斜面の土留めなどに活用できれば、土砂崩
れや雪崩などの前兆を把握することも可能になると考えている。「秋田発の技術が世界中に広
まってくれれば」と期待している。
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20 江戸の発展支えた羽村取水堰「選奨土木遺産」に 2014/11/15 読売新聞
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多摩川に設けられた羽村取水堰ぜき(東京都羽村市羽東)が、土木学会の「選奨土木遺産」
に認定された。
江戸の発展を支え、当時の技術が現在まで継承されていることなどが評価された。
羽村取水堰は1653年、江戸に水を供給するために設置された。普段は丸太のくいやむし
ろ、砂利などを使って水をせき止める。増水時には、洪水を防ぐため、くいを外してむしろや
砂利を下流に流す仕組みだ。
橋脚は1909年に現在のコンクリート製となったが、こうした仕組みは今も変わっておら
ず、都水道局が江戸時代からの技術を引き継いできたという。
同局の担当者は「認定されたのは名誉なこと。歴史ある取水堰を後世に伝えていきたい」と
している。
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21 まるで大きな遊具…栃木県建築賞に小山の保育所 2014/11/15 読売新聞
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優れた建築に贈られる今年度の栃木県マロニエ建築賞に、小山市の保育所「すみれチャイル
ド」が選ばれた。
大きな遊具をイメージして設計され、限られた敷地内で子供たちの遊び場となる空間を生み
出したことが評価された。
同賞は県や県建築士会などの共催で行われ、今年で26回目。2011年4月から今年7月
末までに新築・改修された建物が対象で、37作品の応募の中から同賞1点、優良賞4点を選
んだ。
すみれチャイルドは鉄筋コンクリート造2階建てで、既存園舎の別棟として増築し、昨年3
月に完成した。屋内は1階と2階を斜面でつなぎ、園児たちが上ったり、滑ったりして遊べる
ような工夫を凝らした。外観も道路側に車寄せを設け、そこに覆いかぶさるようにした形で、
「まさに大きな遊具のようだ」と評価された。
12日に表彰式が行われ、すみれチャイルドを運営する社会福祉法人豊心会理事長の斎藤好
子さん(58)は「五感を刺激する建物なので、子供たちも体を使って毎日楽しく過ごしてい
ます」と話していた。
優良賞には、地上21階建てマンション「城山・サクラ・コモン」(小山市)、百貨店ビル
を改修した「栃木市役所本庁舎」(栃木市)、農村の風景をいかした住宅「エンガワとドテの
イエ」(宇都宮市)、採光などを工夫して独創的な空間を実現した住宅「こもれびの家」(同
)が選ばれた。
14日午後3時まで県庁本館15階企画展示ギャラリーで受賞作品のパネル展示が行われて
いる。
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22 耐震性に問題、木更津市民会館休館へ…千葉 2014/11/14 読売新聞
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千葉県木更津市民会館(木更津市貝渕)の耐震性能の低さや老朽化などを理由に、市が20
15年3月いっぱいで同会館をすべて休館する方針を固めたことが12日、わかった。
市は近く市議会などに報告し、一部の施設の補強工事を4月以降に行って夏には供用を再開
する方針。補強することを決めていない施設については今後、補強するか建て替えるかを検討
する。
同館は1970年に開館した。2万4400平方メートルの敷地に3階建て中核施設などが
あり、延べ床面積は6810平方メートル。主にコンサートや講演会などのイベントに使われ
る大ホール(約1200人収容)を含め、大中小の計3ホールがあり、会議室やレストランも
備えている。
2000年度に市が行った耐震診断によると、大ホールのIs値(構造耐震指標)は、安全
の目安とされる0・6を下回っていた。Is値が基準を上回っていた中ホールだけは天井など
の補強工事をし、8月頃をめどに使用を再開する予定。
市によると、10月時点で同会館では15年3月までの4か月間に、地元小学生らの音楽会
や講演会など360件の使用予約が入っている。4月以降も約300件の予約が入っており、
すべてキャンセルして入金を受けた利用料は返金する。4月以降に関しては予約の受け付けを
停止する方針で、イベントが開催されなくなることを防ぐため、同市かずさ鎌足にある県の「
アカデミアホール」などを代替施設として推奨する方針。
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23 新築・リフォーム 工事の遅れ、相談件数最多 2014/11/14 読売新聞
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住宅の新築やリフォームの工事の遅れに関するトラブルの報告が相次ぎ、昨年度の相談件数
が過去最多にのぼったことが国民生活センターのまとめで分かった。
建築業界の人手不足などが背景にあるとみられ、契約したのに着工されないケースもある。
今年度も増加傾向にあることから、注意を呼びかけている。
同センターによると、住宅の新築やリフォームの工事を巡り、着工や工期、引き渡し時期の
遅れに関する相談は、2011年度に前年度と比べ5割以上急増。13年度は31%増の15
64件を記録し、今年度(10月20日時点)も前年同期を3割上回っている。
昨年12月に相談を寄せた福島県内の30代男性は、仮設住宅を出て自宅を新築しようとし
た。ハウスメーカーに「人手も材料も不足し、現在20人待ち。早く契約しないと着工がどん
どん遅れる」と言われ契約したが、着工は2年後と言われ、不安を訴えている。
また埼玉県の40代男性は昨年8月、自宅を新築するため、近所の工務店と契約した。しか
し同11月頃から工事が遅れ、業者から「破産するつもり」と言われ、相談を寄せたという。
このほか、工期が遅れ、設計図通りに施工されていないのに、遅延補償に応じないケースや、
全額前払いを求められた後に、本格着工の延期を言い渡された事例もあった。
トラブルを未然に防止するために同センターは、「複数の事業者から見積もりを取り、無理
な工事日程や予算内容になっていないかどうか、専門家に聞いたり公的な相談窓口でチェック
してもらったりしてほしい」としている。また万一の際、被害を最小限にとどめるため、費用
の全額前払いを避けるよう助言している。
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24 「住宅エコポイント」復活へ…景気下支えが狙い 2014/11/14 読売新聞
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国土交通省は、景気を下支えするための経済対策として、「住宅エコポイント」制度を復活
させる方針を固めた。
2014年度補正予算案に1000億円規模を盛り込む方向で、関係省庁と調整している。
住宅エコポイントは、省エネに対応した住宅の新築やリフォームを行った場合、商品と交換
できるポイントがもらえる仕組みだ。経済対策として、2010年から13年にかけ、中断し
た時期もあったが、対象を拡大しつつ実施された。外壁を断熱素材にするなどしてエネルギー
効率を高め、経済対策として効果があると判断した。
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25 「おもてなし」トイレ洋式…6年後見据え 2014/11/13 読売新聞
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2020年の東京五輪・パラリンピックに向けた観光客の「おもてなし」として、千葉県が
公衆トイレの「洋式化」に本腰を入れている。
10月に成立した補正予算では、外国人観光客受け入れのために市町村や民間が行う整備、
改修の助成枠を5000万円増額した。
県の公衆トイレへの補助は、09年度から行われていた。だが、12年度に県が行った観光
振興に関するアンケートで「県内観光で不満に感じること」(複数回答)に、25・5%が「
トイレの数や管理状況が悪い」と答えた。
県は東京五輪に向けた観光地の魅力向上のためには、公衆トイレの環境改善が不可欠と判断
。今年度から、市町村や民間の公衆トイレ整備への補助率上限を2分の1から、3分の2に上
げた。
県観光企画課によると、補助は、観光客が自由に使える公衆トイレの新築や建て替え、改修
が対象。今年度は市町村や民間の新設、改修に向けた動きが活発で、当初予算で駐車場整備な
ども含め前年度比6000万円増の2億円を計上し、トイレ22か所への補助を決定した。さ
らに申し込みが相次いだため、増額措置をとった。
昨年度までの5年間では86か所が補助を受けて整備された。海水浴場や公園、スポーツ施
設などで、洋式化や車いす利用者のための多目的トイレ設置が進んでいる。
館山市では13年度、80万円の補助を受け、200万円かけて漁港近くの市営トイレを整
備した。洋式を新設し、壁の板張りデザインはそのまま残して全面改装。市の担当者は「『漁
師のまち館山』のイメージを壊さないよう景観に配慮した」と説明する。
県観光企画課は「国内外の観光客に快適に過ごしてもらえるよう、来年度以降も整備を推進
していきたい」としている
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26 岩手の空き仮設貸与 応募20戸…作業員向け 2014/11/13 読売新聞
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被災地で民間住宅の再建工事を担う作業員に、空いた仮設住宅を無償で貸与する岩手県の事
業の募集が6日に締め切られ、34戸の募集に対し20戸の応募があった。
県は10日から貸し出しを始めた。12月に残り14戸の再募集をする方針。
県建築住宅課によると、作業員の宿舎不足の解消や、作業員の宿泊費が上乗せされて高騰す
る住宅再建費の抑制などが目的。被災3県で初めて実施された。
今後も、空いた仮設住宅を随時、作業員向けに貸し出していく予定。来年度中に計300戸
の貸与を目標にしている。
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27 NEC、容量1.4倍の家庭用蓄電池 2014/11/19 日経産業新聞
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NECは家庭用蓄電池の新製品を来年1月下旬に発売する。これまでのNEC製の家庭用リチ
ウムイオン蓄電池に比べ、蓄電容量を1.4倍の7.8キロワット時にした。停電時でもテレビや冷
蔵庫、照明などを18時間程度使える。保証期間も15年間と一般的な10年より長くできた。1年間
で2万台の販売を目指す。
従来品では現地で組み立てをしていたシステムコントローラーと操作パネルなどを一体型に
し、現地での作業を少なくした。従来の約半分の3時間程度で設置工事が終わる。出力もNEC
従来品の1.5倍の3キロワットを出せるようにした。
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28 旭化成ホームズ、寄棟屋根の新型住宅 2014/11/19 日経産業新聞
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旭化成ホームズは今月、建物の四方に向けて傾斜した寄棟屋根を持つ新型の住宅を発売した
。同社の住宅はこれまで傾斜のない平面の屋根が中心だった。品ぞろえの拡充で販売増につな
げる。大都市と郊外の家族層などの需要を見込み、年間250棟の受注を目指す。
新商品「へーベルハウス ソフィット」は屋根の軒と雨どいが建物の四方に大きく張り出さ
ない形状にし、端正な雰囲気を出した。バルコニー上部などで雨や日光を遮りたい場合は部分
的に平面状のひさしを設ける。屋根裏は天井板をなくして開放感を出し、天窓や間接照明も導
入する。
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29 首都圏マンション契約率、5年8ヵ月ぶり低水準 2014/11/18 日経産業新聞
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不動産経済研究所(東京・新宿)が17日に発表した10月のマンションの発売動向によると、
首都圏の契約率は63.3%だった。61.7%を記録した2009年2月以来、5年8カ月ぶりの低水準を記
録した。発売戸数は前年同月比10.9%減の3125戸と、9カ月連続で前年実績を下回った。建設費
の上昇によって販売価格が上がっており、消費者がマンション購入に慎重になっているようだ
。
契約率で販売の好不調を示す7割を割り込んだのは2カ月ぶり。地域別にみると、千葉県の39.
9%をはじめ、神奈川県が60.2%、東京都下は59.5%となるなど、建設費の高騰の影響を受けや
すい郊外物件の販売不振が目立った。
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30 積水ハウス、高級住宅の実例見学会 「イズ・シリーズ」で 2014/11/18 日経産業
新聞
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積水ハウスは戸建て住宅の最上位ブランドである「イズ・シリーズ」の購入者宅の外観を見
て回ることができる実例見学会を全国で始めた。同シリーズは今年発売30年を迎えるロングセ
ラー商品。長い時間が経過しても色あせない外観などを見て品質の高さを実感してもらい、契
約につなげるのが狙いだ。見学会は11月末まで開く。
住宅メーカーが自社住宅の実例見学会を開くのは一般的だが、単一ブランドをテーマに開く
のは珍しい。イズ・シリーズは耐久性や耐火性などに優れた自社開発の外壁材「ダインコンク
リート」が特徴だ。これまで7万棟の販売実績がある。
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31 住友不動産、大阪・梅田に44階マンション 2014/11/17 日経産業新聞
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住友不動産は13日、2016年10月下旬をメドに、大阪・梅田に地上44階建てのタワーマンショ
ンを完成させると発表した。マンションの敷地内で実施する緑化整備では、共同事業者のパナ
ホームのノウハウを生かし、植樹や壁面緑化の手法にこだわった。
マンション名は「シティタワー梅田東」。梅田駅から約1キロ圏内に立地する。総戸数は501
戸。住戸の間取りを購入者の嗜好に合わせてセミオーダー式で選べる住友不動産の「カスタム
オーダーマンション」の仕組みを関西地区のマンションで初めて導入する。
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32 不動産口コミサイトのレンガ、「スーモ」に情報提供 リクルートHDと連携 2014/
11/13 日経産業新聞
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不動産口コミサイト「マンションノート」のレンガ(東京・港)はリクルートホールディン
グスの不動産・住宅サイト「SUUMO(スーモ)」に口コミの提供を始めた。買い物や子育
て、治安などの周辺環境について住民が書き込んだ12万件の口コミをスーモに表示する。不動
産・住宅分野で国内最大級のスーモと連携し、利用者の物件選びに役立ててもらう。
レンガはマンションなどに関する口コミをすべて審査したうえで表示しており、信頼性の高
さが特徴だ。口コミ数は現在100万件で、月間45万人が利用する。スーモには買い物、子育て・
医療、治安・安全、自然環境の4分野に関する口コミを提供し、1地域で最大20件の閲覧が可能
だ。
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33 アイリスオーヤマ、住宅用照明の品ぞろえ2倍に 2014/11/13 日経産業新聞
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アイリスオーヤマは住宅用照明の品ぞろえを約2倍の624種類に増やす。フィリップスエレク
トロニクスジャパン(東京・港)の色を自在に変えられる発光ダイオード(LED)電球「ヒ
ュー」と組み合わせて使う照明器具も30種類発売。2015年度に住宅用照明分野で115億円の売り
上げを目指す。
住宅関連新聞記事ダイジェスト No.558 2014/11/6~2014/11/12
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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.558 2014/11/6~2014/11/12
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【日本経済新聞】
1 戸建て受注が好転、住友林業・ミサワなど10月
2 JR東、さいたま新都心に複合商業施設
3 土砂危険、大阪府が調査段階で公表 まず1000カ所
【朝日新聞】
4 田園都市線、駅近で新築マンション オープンハウス・ディベ
5 14年10月企業倒産 15カ月連続前年比減 帝国データ調べ
6 改正土砂災害防止法が成立 参院全会一致で
7 2014年の新築マンションPER 首都圏、収益性が大きく悪化 東京カンテイ
8 首都圏・10月の中古マンション成約件数、減少率再び拡大 東日本レインズ
9 すまい給付金、実績は19億7000万円 9月末現在 2014/11/11 朝日新聞
10 受注高2カ月連続の減少 民間は34.8%減 14年9月建設工事
11 徳島建築士会の「こうのすまい」がまちづくり大賞に 建築士会連合会
12 「耐震に不安」も低い耐震補強の優先度 住環境研調べ
13 3年連続受験者増える 不動産コンサルティング試験
14 安倍内閣発足以降初、景気DI3カ月連続悪化 帝国データ
15 建設・不動産業の海外展開をアドバイス 弁護士や企業OBなど 国交省
16 都心5区のビル空室率、5%台を維持 三鬼商事調べ・10月末
【読売新聞】
17 福井市街地活性化へ有識者会議提言
18 さいたま新都心駅にJRがビル 17年開業予定
19 グッドデザイン賞に狭山スカイテラス
20 湯沸かし器など所有者情報の登録進まず
21 福岡・天神のビル高さ制限、76メートルまで緩和
【日経産業新聞】
22 バイオマス都市、新たに6地域 全22地域に
23 10月末のオフィス賃料、0.6%上昇 都心5区、10ヵ月連続プラス
24 住友林業レジデンシャル、賃貸住宅の初期費用をカード決済できるサービス
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1 戸建て受注が好転、住友林業・ミサワなど10月 2014/11/10 日本経済新聞
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大手住宅メーカーの10月の戸建て注文住宅の受注状況(金額ベース、速報値)が10日、出そ
ろった。住友林業は前年同月比27%増、ミサワホームが同6%増といずれも13カ月ぶりにプラス
となるなど、前年実績を上回る企業が出始めた。昨年は9月までに契約すれば消費増税後に引き
渡しても5%の消費税率が適用された。プラスになったのは、昨年10月以降に反動で受注が減っ
た影響が大きい。
パナホーム(5%増)も13カ月ぶりのプラスとなった。住友林業は10月に東京都内に設けた高
額物件専用の展示場の来場や申し込みが好調という。
大和ハウス工業は4%減、積水ハウスは8%減だった。大和ハウスは昨年10月も前年実績を7%
上回る受注が続いたことなどが影響した。両社によると、マイナス幅は縮小しており、今年11
月以降にプラスに転じる可能性があるという。
だがプラスとなった住友林業やミサワホーム、パナホームは2012年10月の受注実績は下回っ
ている。10%への消費税率引き上げをにらんで「様子見をしている消費者が多い」(住友林業
)という。
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2 JR東、さいたま新都心に複合商業施設 2014/11/6 日本経済新聞
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東日本旅客鉄道(JR東日本)は5日、JRさいたま新都心駅(さいたま市)周辺に複合商業
施設を建設すると発表した。核テナントとして大型ホテルが入るほか、飲食施設やオフィスを
整備。総事業費は約110億円で、2017年の開業を目指す。15年に開業する大型商業施設「コクー
ン2」などと合わせ、新都心のにぎわいが一段と増しそうだ。
新たな複合商業施設はNTTドコモさいたまビルや明治安田生命さいたま新都心ビルが並ぶ4
街区に建設する。地上20階建てで、延べ床面積は約2万8500平方メートル。15年5月に着工する
予定だ。大和ハウス工業が施工し、施設運営はJR東日本グループのジェイアール東日本ビル
ディング(東京・中央)が担う。
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3 土砂危険、大阪府が調査段階で公表 まず1000カ所 2014/11/6 日本経済新聞
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大阪府は5日、土砂災害の恐れがある地域を住民に周知するため、土砂災害防止法に基づく「
警戒区域」などの指定に向けた事前調査の対象箇所を公表することを決めた。まず今年度に調
査する24市町村の計約千カ所を同日、府のホームページに掲載した。
8月の広島市の大規模土砂災害では被災地区の多くが警戒区域に指定されておらず、早期周知
が課題となっている。国会で審議中の同法改正案には調査結果が出た段階での公表を都道府県
に義務付ける規定が盛り込まれているが、府は、改正案よりもさらに早期にリスクを住民に公
表し、豪雨時の避難行動などにいかしてもらう狙いだ。
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4 田園都市線、駅近で新築マンション オープンハウス・ディベ 2014/11/12 朝日新聞
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オープンハウス・ディベロップメントは11月15日から、東京都世田谷区桜新町で新築分譲マ
ンション「オープンレジデンシア桜新町2丁目」の販売を開始する。
東急田園都市線桜新町駅徒歩3分に立地。地上5階地下1階建て・総戸数27戸。専有面積は39~
95平方メートル。第1期は10戸を販売し、価格は4678万~1億1418万円(専有面積39~93平方メー
トル)。竣工予定は15年9月。
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5 14年10月企業倒産 15カ月連続前年比減 帝国データ調べ 2014/11/12 朝日新聞
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帝国データバンクの調べによると、14年10月の企業倒産件数は794件で前年同月比13.5%減と
なり、15カ月連続で前年同月を下回り、10月としては04年(726件)以来、10年ぶりに800件を割
り込んだ。
業種別に見ると、7業種中5業種で前年同月を下回り、5業種とも2ケタの大幅減となった。中
でも建設業は164件(同21.5%減)で25カ月連続の前年同月比減となった。
不動産業は38件で同31.0%増だった。
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6 改正土砂災害防止法が成立 参院全会一致で 2014/11/12 朝日新聞
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土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律(土砂災害防止法)の一部
改正法案が、11月12日の参院本会議で全会一致で可決成立した。8月に起きた広島市安佐南区な
どでの土砂災害を受けたもの。
都道府県に基礎調査結果の公表を義務付け、土砂災害警戒区域指定に必要な同調査が進まな
い都道府県に国が是正要求できるようにするなど、指定作業の加速化などを目指した。
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7 2014年の新築マンションPER 首都圏、収益性が大きく悪化 東京カンテイ 2014/11/1
2 朝日新聞
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東京カンテイ(東京都品川区)はこのほど、2014年の新築マンションPERをまとめた。新築マン
ション価格(70平方メートル換算)が月額賃料(同)の何年分に相当するかを算出し、マンション
の収益性を表した指標。それによると、首都圏では新築価格の高騰によってPERが大きく上昇し
、収益性が悪化したことが分かった。
首都圏のPERは24.99(前年比1.01ポイント上昇)だった。賃料換算で回収に約25年を要する計
算。直近3年間で最も上昇幅が大きかった。平均賃料(17万50円、同1.4%上昇)は上昇したものの
、新築マンションの平均価格(5048万円、同5.4%上昇)が5000万円台の大台に乗せ、賃料の上昇
率を大幅に上回ったことが要因とみられる。
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8 首都圏・10月の中古マンション成約件数、減少率再び拡大 東日本レインズ 2014/11/
11 朝日新聞
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東日本流通機構(東日本レインズ)がこのほどまとめた10月の首都圏流通動向によると、中古
マンションの成約件数は2655件(前年比13.4%減)で7カ月連続の減少となった。減少率は、3カ月
ぶりに二桁に拡大した。成約単価(1平方メートル換算)は43.53万円(前年比8.3%上昇)。依然と
して上昇し続けており、前月比も2.5%上昇している。
戸建ての成約件数は、9カ月連続減の862件(同11.3%減)。減少率は前月から変わっていない。
成約価格は前年比4.2%下落で、3カ月ぶりのマイナスだった。
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9 すまい給付金、実績は19億7000万円 9月末現在 2014/11/11 朝日新聞
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国土交通省は11月11日、消費税率引き上げの負担増を緩和するため、今年4月から実施してい
る「すまい給付金」の9月末時点の実施状況を取りまとめ、公表した。
それによると、申請数1万2214件に対し、給付実績(審査完了)が8730件、7710戸(持分保有者
単位での申請のため、件数と戸数は異なる)、給付額が19億7484万1000円。うち、新築住宅が申
請数1万1614件、給付実績8323件、7340戸、給付額18億7562万7000円。中古住宅が申請数600件
、給付実績407件、370戸、給付額9921万4000円となっている。
同省では、「申請は引き渡しから1年以内であればいつでも可能なので、申請忘れがないよう
にしてほしい」とし、更なる周知活動にも力を入れていく方針だ。
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10 受注高2カ月連続の減少 民間は34.8%減 14年9月建設工事 2014/11/11 朝日新聞
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国土交通省は11月11日、14年9月の受注動態統計をまとめ、発表した。
9月の受注高は7兆4026億円で、前年同月比22.4%減となり、2カ月連続の減少となった。この
うち、元請け受注高は5兆1609億円(同29.3%減)で2カ月連続の減、下請け受注高は2兆2417億円(
同0.1%減)で3カ月ぶりの減少だった。
元請け受注高のうち、公共機関からの受注高は1兆6887億円(同14.2%減)で18カ月ぶりの減少
、民間などからの受注高は3兆4722億円(同34.8%減)で消費税率引き上げ前の駆け込み需要の影
響が大きかった前年同月と比べ大幅減少となった。ただし、民間受注高は、消費税率引き上げ
の影響を受けない12年9月と比べると2.3%の減少にとどまっている。
業種別にみると、総合工事業が4兆8302億円(同29.6%減)、職別工事業が8311億円(同1.5%減)
、設備工事業が1兆7413億円(同5.4%減)で、総合工事業と設備工事業は2カ月連続の減少、職別
工事業は4カ月ぶりで減少した。
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11 徳島建築士会の「こうのすまい」がまちづくり大賞に 建築士会連合会 2014/11/10
朝日新聞
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日本建築士会連合会はこのほど、優れたまちづくり活動等の実績を表彰する「まちづくり賞
」の今年の大賞1件、まちづくり優秀賞2件、まちづくり賞4件及び奨励賞12件を決定した。同賞
は、建築士と建築士会として専門性を発揮した活動を支援し、他団体、地域との連携を強化し
て地域まちづくりの更なる発展に資するために隔年で実施しているもの。
まちづくり大賞は、「こうのすまい」(徳島県建築士会木造建築研究会事前復興WG)が受賞。
「まちづくり優秀賞」には、「大阪長屋再生によるまちづくり (豊崎長屋保全研究会)と、「地
域の誇り&まちなみ育てプロジェクト~姪浜の宝を福岡市民の宝に!」(唐津街道姪浜まちづくり
協議会)がそれぞれ選ばれた。
同制度は、隔年で実施され、今回3回目。4月から6月にかけて募集した結果、16都道府県から
24件の応募があった。
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12 「耐震に不安」も低い耐震補強の優先度 住環境研調べ 2014/11/10 朝日新聞
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住環境研究所がこのほどまとめた「リフォーム実態調査」で、住まいの耐震性能に最も不安
を抱いているのに、リフォーム工事における耐震補強の優先順位は14位という実態が明らかに
なった。この調査は、戸建て居住者で30万円以上のリフォーム経験者を対象に、アンケートと
一部にインタビューを実施。有効回答は519件。
それによると、住宅を維持するうえでの不安は「耐震」が34.1%と、2位の床下(基礎含む)の1
8.3%を大きく引き離した。しかしながら、これとは対照的に、リフォーム工事での耐震補強の
実施率は4.6%にとどまり、優先順位は14位に大きく後退する結果となった。
同研究所では、ユーザーのこうした実態について、耐震性が備わっていると認識している、
大がかりな作業で費用が高そう、劣化が見える水周りや外観を優先している、との3つの要因を
分析。それを踏まえて、建物の客観的な診断やアドバイス、工事費用とメリットの明確化、工
事準備や工事手間を省く工夫が、事業者側の課題だと指摘した。
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13 3年連続受験者増える 不動産コンサルティング試験 2014/11/10 朝日新聞
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14年度不動産コンサルティング技能試験が11月9日行われ、試験実施団体の不動産流通近代化
センターによれば、申込者1577人のうち受験者は1313人で、3年連続の増加となった。
受験者を試験地別に見ると、東京(560人)、大阪(238人)、横浜(139人)、福岡(93人)の順。
合格発表日は15年1月9日、合格者には合格の通知を行うと共に、同日同センターのホームペ
ージ上で合格者の受験番号を公表する。
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14 安倍内閣発足以降初、景気DI3カ月連続悪化 帝国データ 2014/11/7 朝日新聞
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帝国データバンクの調査によると、10月の景気DIは前月比1.0ポイント減の44.1となり、安倍
内閣発足以降で初めて3カ月連続の悪化となった。コスト上昇分を吸収できない中小企業を中心
に景況感の悪化が広がっていて、全国的に低迷している。今後は上昇基調で推移するとみられ
るが、「一転して下降に転じるリスクもある」と同社は分析している。
業界別では、「運輸・倉庫」を除く9業界が悪化。「小売」は消費税引き上げによる反動減か
らの回復が遅れ、2カ月連続で悪化した。
「不動産」は前月比1.8ポイント減の45.2で2カ月ぶりの悪化。調査対象の企業の声としては
、「分譲中のマンションの集客が進まない」「増税や物価上昇で、生活維持に目が向いており
、住宅新築を先延ばしにする傾向にある」としている。
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15 建設・不動産業の海外展開をアドバイス 弁護士や企業OBなど 国交省 2014/11/6
朝日新聞
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国土交通省は11月5日、建設・不動産企業の海外展開を支援するため、海外プロジェクトの豊
富な経験があるOBや弁護士など専門家から、海外事業に必要な知識・ノウハウのアドバイスを
受けられる「海外展開支援アドバイザリー事業」を開始した。
アドバイス料金は、初回は無料、2回目は2700円と振込み手数料。相談は1企業につき2回まで
で、1回あたり2時間程度。19人のアドバイザーがスタンバイしており、面談あるいはスカイプ
で応じる。15年3月20日まで受け付ける。問い合わせは、海外展開支援アドバイザリー事務局(
海外建設協会内)、電話03(3553)1631まで。
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16 都心5区のビル空室率、5%台を維持 三鬼商事調べ・10月末 2014/11/6 朝日新聞
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三鬼商事が11月6日に発表した東京都心5区のオフィスビル市況(10月末)によると、平均空室
率は5.60%(前月比0.05ポイント減)で前月に引き続き5%台を維持した。
10月は新築ビル2棟が満室や高稼働で竣工し、既存ビルにも大型成約があった一方で大型解約
も見られたため、この1カ月間に減少した空室面積は約3100坪にとどまったという。
5区の平均賃料(坪単価)は1万6913円で、前月比0.64%(108円)アップした。小幅ながら10カ月
連続の上昇となった。
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17 福井市街地活性化へ有識者会議提言 2014/11/12 読売新聞
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福井市が進める中心市街地の活性化基本計画について、市が有識者らで設けたマネジメント
会議(座長・内村雄二福井工大教授)は10日、買い物時の駐車料金の均一化やJR福井駅西
口再開発事業のPRなど早期に取り組むべき事業を東村新一市長に提言した。
計画は、市が国の認可を受け、2013年から5か年で進めている。
提言では、16年春に予定する再開発ビルの開業と18年の福井国体に向け、利便性を重視
した駐輪場整備や、改築費用の助成などで店舗の魅力向上を支援するよう指摘。また、観光客
らの滞在時間が延びるよう食関係の施策に取り組むことや、活性化に取り組む市や団体、個人
が情報を共有できる体制の構築などを求めている。提言を受け、東村市長は「官と民の方向性
を合わせ、見極めながら進めていきたい。どうしたら期待に応えられるかも含めて検討する」
と話した。
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18 さいたま新都心駅にJRがビル 17年開業予定 2014/11/10 読売新聞
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JR東日本は、ホテルや商業施設が入る「さいたま新都心ビル」(仮称)をさいたま市中央
区のJRさいたま新都心駅西口に建設すると発表した。ビジネス客やさいたまスーパーアリー
ナの来場者らを呼び込み、新都心地区の核にしようという狙いがある。2017年夏に開業す
る予定だ。
新都心ビルは地上20階地下2階で、高さは約95メートル。2階が同駅と直接つながり、
2~4階に商業施設、5~10階にJR系列のホテルメトロポリタン(約160室)が入る。
11~18階はオフィス、19~20階は結婚式場となる計画で、1階には保育園も開設され
る。総事業費は約110億円。
12月に着工する予定で、同社広報部は「この地区には国の機関やオフィスビルも集中し、
多くの人が集まる。駅の玄関口にふさわしい魅力とにぎわいの創出を目指したい」と話してい
る。
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19 グッドデザイン賞に狭山スカイテラス 2014/11/7 読売新聞
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埼玉県狭山市駅西口地区の「狭山スカイテラス」が、公益財団法人「日本デザイン振興会」
が主催する2014年度のグッドデザイン賞に選ばれた。複雑な敷地と傾斜地を生かした点な
どが評価されたという。
スカイテラスは2008~12年度、駅前の旧商店街を含む2.9ヘクタールで都市計画道
路や市民広場を整備。「顔」となる商業施設棟と公益施設棟は高さをそろえるなど景観に配慮
した。
スカイテラスは今年5月、都市景観大賞でも都市空間部門で優秀賞を受賞している。市は「
市民に長く親しまれる空間になってほしい」としている。
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20 湯沸かし器など所有者情報の登録進まず 2014/11/7 読売新聞
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特定保守製品
湯沸かし器などを長期間使用すると、部品が劣化し、重大事故の危険がある。こうした経年
劣化による事故の防止のため導入された、特定保守製品の所有者情報の登録が進んでいない実
態が、独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)の調べでわかった。
この登録制度は2009年度に始まった。湯沸かし器など対象9品目の所有者は、製品に同
封されたはがきなどで情報を登録。これに基づき、メーカーなどは使用10年前後で点検実施
の案内を送るなどし、有償で点検や補修に応じる。
09年度以降に出荷された対象品目のうち所有者情報が登録されている割合は、今年3月末
時点の累計で平均36%。屋内式ガス風呂釜(都市ガス)の54%からFF式石油温風暖房機
の30%まで、品目ごとに差がある。
登録が進まない背景には、所有者が手続きを怠ったり、新築時に分譲会社から登録用の書類
を引き継がれていなかったりするケースが考えられるという。
NITEによると、経年劣化による対象製品の事故は、09~13年度の5年間で94件発
生。やけどなどの軽傷を負ったり、製品を焼損したりする事故が多いが、住宅火災や一酸化炭
素中毒に至る恐れもある。「異音や異臭、動作不良がある場合は、すぐに使用を中止してほし
い」としている。
製品事故の防止には日常的な点検が欠かせないが、内部の部品の劣化は専門業者でなければ
対応できない。NITEは「製品を長く安全に使用してもらうため、確実に情報を登録してほ
しい」と呼びかけている。
特定保守製品
経年劣化などによる死亡事故をきっかけに作られた「長期使用製品安全点検制度」で指定さ
れた製品。対象は、屋内式のガス風呂釜とガス瞬間湯沸かし器、FF式石油温風暖房機、ビル
トイン式電気食洗機など9品目。
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21 福岡・天神のビル高さ制限、76メートルまで緩和 2014/11/6 読売新聞
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特定地域で規制緩和を進める「国家戦略特区」に指定されている福岡市は4日、同市中心部
の「天神明治通り地区」について、航空法の高さ制限を最大で10メートル程度緩和し、76
メートルとする特例を国土交通省から認められたと発表した。
国は今後も、同市内で再開発などを進めるエリアで緩和を認めるとしている。
高さ制限は、航空機の滑走路への安全な進入を確保するのが目的。福岡市では、福岡空港か
らの距離に応じて、JR博多駅周辺では約50メートル、天神地区では65~75メートル程
度にビルの高さが制限されている。
市によると、緩和されたのは、市営地下鉄・天神駅を中心とした東西約700メートルのエ
リアで、面積は約17ヘクタール(ヤフオクドーム2・4個分)。今回の特例で、避雷針を含
む市役所本庁舎の高さ76メートルと同程度の建物が建てられるようになった。例えば、67
メートルで地上15階のビルの場合、17階にすることも可能だという。
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22 バイオマス都市、新たに6地域 全22地域に 2014/11/12 日経産業新聞
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農林水産省などはバイオマスを活用した産業創出を目指す「バイオマス産業都市」として、
佐賀市など新たに6地域を認定した。これまで北海道十勝地域や宮城県南三陸町など16地域が認
定されており、政府は2018年までに約100地域にすることを目指している。地元で入手できる資
源を有効活用して地域活性化につなげる。
今回認定を受けたのは佐賀市のほか、富山県射水市、兵庫県洲本市、福岡県みやま市、大分
県佐伯市、島根県隠岐の島町だ。地域の家畜排せつ物や木チップ、廃食油などを使ってガスや
熱、電気を発生させた上で売電したり、地域のエネルギーとして供給したりする。
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23 10月末のオフィス賃料、0.6%上昇 都心5区、10ヵ月連続プラス 2014/11/7 日経産
業新聞
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オフィス仲介大手の三鬼商事(東京・中央)が6日発表した、東京都心5区(千代田、中央、
港、新宿、渋谷)の10月末の平均募集賃料(3.3平方メートルあたり)は、前月末比0.64%高い
1万6913円だった。前月を上回るのは10カ月連続。渋谷区や千代田区で空室が発生し、高めの募
集賃料を設定した。
東京都心5区のオフィス空室率は10月末、5.60%と前月末比0.05ポイント低下した。空室率が
下落するのは16カ月連続で2009年2月に並ぶ5年8カ月ぶりの低水準。
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24 住友林業レジデンシャル、賃貸住宅の初期費用をカード決済できるサービス 2014/11
/7 日経産業新聞
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住友林業子会社で不動産管理を手掛ける住友林業レジデンシャル(東京・新宿)は管理する
賃貸住宅の契約者向けに、入居時の敷金、礼金、仲介手数料などの初期費用をクレジットカー
ドで決済できるサービスを始めた。
家賃債務保証事業を手掛けるイントラスト(同・千代田)のオンライン決済システムを活用
する。契約者の携帯電話にシステム接続用のアドレスを記したショートメッセージを送る。入
居時は引っ越し費用などがかさむため、初期費用のカード払いを希望する顧客が増えていた。
住宅関連新聞記事ダイジェスト No.557 2014/10/30~2014/11/5
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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.557 2014/10/30~2014/11/5
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【日本経済新聞】
1 オープンハウス、自社で建築工事 アサカワホームを買収
2 「フラット35」金利、4カ月連続最低 11月適用分
3 外国人宿泊2.7倍に 京都市、京町家を改修・整備
4 東急不と鹿島、竹芝に超高層複合ビル 慶応大の研究機関誘致
【朝日新聞】
5 国総研 宅地液状化の危険度マップ作成を支援
6 DBJ、グリーンビル認証に商業施設版を追加
7 マンションは19カ月連続でプラス 7月不動産価格指数
8 物件検索、スマホ利用が大幅増 サイト事業者連絡協が調査
9 9月住宅着工 7.6万戸で7カ月連続の減少 駆け込み反動響く
10 東京のビル賃料、10四半期連続で「上昇加速」局面 JLL調べ
11 消費増税の反動減で予想以上のマイナスに 住団連・景況指数
【読売新聞】
12 フラット35金利、最低更新1・61%
13 建築家、手がけた別荘など解説…尾道
14 広島の魅力ある建物30選
15 大学生、団地に元気! 入居し自治会活動
16 再生長屋、ぬくもり公開…大阪市内で19か所
17 段ボール遊具、屋内遊戯施設で人気
【日経産業新聞】
18 住友不動産販売、中古マンションに特化 都内に売買専門店
19 住友不、マンション改装プランを1週間以内に無料提案 専用サイト、来月4日開始
20 大東建託、サ高住を販売 30年借り上げ、系列がデイケア提供
21 エナリス、太陽光買い取り 家庭に拡大
22 三幸エステート、都心のオフィス賃料6.4%上昇
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1 オープンハウス、自社で建築工事 アサカワホームを買収 2014/11/5 日本経済新聞
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戸建て分譲のオープンハウスは4日、首都圏の中堅住宅メーカー、アサカワホーム(東京都立
川市、細渕弘之社長)を買収すると発表した。細渕社長らから全株式を来年1月15日に約79億円
で買い取る計画だ。オープンハウスが持っていなかった建築工事の能力を買収で取り込む。従
来は外注していた。同社が販売する住宅のコスト管理や品質向上につなげる。
アサカワホームは売上高約308億円。買収でオープンハウスは首都圏の住宅供給戸数が第3位
(2012年度)となる。
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2 「フラット35」金利、4カ月連続最低 11月適用分 2014/11/4 日本経済新聞
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住宅金融支援機構は4日、長期固定型の住宅ローン「フラット35」の11月の適用金利を発表し
た。主力の返済期間35年以下(融資率9割以下)は、取扱金融機関の最低金利が前月より0.04%
低い1.61%となり、4カ月連続で過去最低を更新した。返済期間20年以下(同)の最低金利も0.
04%下がり、1.34%と過去最低になった。
引き下げは指標となる長期金利は0.5%を割り込む水準で安定していることが背景にある。民
間金融機関の間でも住宅ローン金利を引き下げる動きが広がっている。
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3 外国人宿泊2.7倍に 京都市、京町家を改修・整備 2014/11/1 日本経済新聞
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京都市は31日、2020年までを最終年度とする観光振興計画を発表した。施設の拡充などによ
り20年に外国人宿泊者数を13年比で約2.7倍の300万人とする目標を掲げた。観光消費額は約3千
億円増の1兆円達成を目指す。京都の伝統産業を観光に絡めることで地域経済の振興にもつなげ
る。
国際会議や見本市など「MICE(マイス)」の振興などを含め全191事業に取り組む。
宿泊施設の充実ではホテルに比べ稼働率が低い旅館を生かす。多言語表示の支援などにより
外国人の受け入れ環境を高める。京町家の空き家を改修しゲストハウスの整備や、高級ホテル
誘致に取り組む。旅行商談会などを通じた海外への情報発信も強化する。
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4 東急不と鹿島、竹芝に超高層複合ビル 慶応大の研究機関誘致 2014/10/30 日本経済
新聞
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東急不動産と鹿島は29日、東京都港区の竹芝地区に超高層のオフィスビルや集合住宅を建設
すると発表した。オフィス棟には慶応大学の研究機関を誘致。産業貿易センターも整備し、コ
ンテンツ産業の起業支援や海外展開の拠点とする。JR浜松町駅と竹芝ふ頭を結ぶ全長約500メ
ートルの歩行者デッキも設置し、回遊性を高める。全体の完成は2019年度を見込む。
開発するのは浜松町駅から東に約230メートルのエリアで、敷地面積は約1万5600平方メート
ル。現在は都の産業貿易センターなどがあり、建て替えを進める。事業費は公表していない。
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5 国総研 宅地液状化の危険度マップ作成を支援 2014/11/5 朝日新聞
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国土技術政策総合研究所(国総研)はこのほど、ハザードマップの一種で宅地の液状化の危険
度を表す「液状化マップ」作成を支援する、宅地液状化マップ作成支援ソフトの開発に着手し
たと発表した。
宅地液状化マップは、地震対策の促進や住民への情報提供を目的として地方公共団体が作成
しているが、現在の整備状況は市町村の2割にも満たず、洪水などのハザードマップに比べ遅れ
ている。
そこで、東日本大震災後、全国的に使える液状化判定ソフトを作成・提供してきた国総研が、
宅地の液状化マップ作成支援ソフトの開発に取り組むことになったもの。ソフトは、来年3月か
ら国総研のホームページで提供される予定。
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6 DBJ、グリーンビル認証に商業施設版を追加 2014/11/4 朝日新聞
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建物の環境性能を格付けする「グリーンビルディング認証制度」を実施している日本政策投
資銀行(DBJ)は11月4日、新たに商業施設版を新設したと発表した。第1号案件として、三井不動
産が保有する「三井ショッピングパークららぽーと柏の葉」など3施設に対して、認証を実施し
た。
同認証制度はオフィスビルを対象としてスタートし、2012年には物流施設にも広げている。
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7 マンションは19カ月連続でプラス 7月不動産価格指数 2014/10/31 朝日新聞
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国土交通省は10月29日、14年7月の不動産価格指数(住宅)を発表した。
全国の住宅総合指数は08年度平均を100として、7月は91.5(前年同月比0.7%減)で、13年9月か
ら11カ月連続の対前年同月比減少となった。更地・建物付き土地は86.8(同2.8%減)、マンショ
ンは118.6(同8.2%増)で、13年1月から19カ月連続のプラスとなった。
東京都の住宅総合指数は100.6(同1.1%増)、更地・建物付き土地は95.1(同2.8%減)、マンショ
ンは116.2(同10.2%増)だった。
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8 物件検索、スマホ利用が大幅増 サイト事業者連絡協が調査 2014/10/31 朝日新聞
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不動産情報サイト事業者連絡協議会が実施した調査によると、物件検索の際にパソコンを利
用する人が年々減少する一方、スマートフォンの利用割合が大幅に増加していることが分かっ
た。
今回の14年調査では、パソコン利用者の割合が80.2%と前年比11.5ポイント減少したのに対し
、スマートフォンは前年を22.5ポイント上回る53.4%に上った(複数回答)。12年から14年までの
3年間の推移を見てみると、パソコンは96.4%→91.7%→80.2%と減少基調で、スマートフォンは1
5.2%→30.9%→53.4%と年々大幅に増加している。
同調査は過去1年以内に不動産情報サイトで物件検索した人を対象としたもので、有効回答者
数は1139人だった。
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9 9月住宅着工 7.6万戸で7カ月連続の減少 駆け込み反動響く 2014/10/31 朝日新聞
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国土交通省が10月31日発表した14年9月の新設住宅着工戸数は7万5882戸で前年同月比14.3%減
となり、7カ月連続の減少となった。消費税率引き上げ前の駆け込み需要の影響が大きかった前
年同月と比べると減少だが、その影響がない前々年同月と比べると2.3%増だった。季節調整済
み年率換算値では88.0万戸で同4.1%増と2カ月連続の増加となった。
利用関係別に見ると、持家は2万4617戸(同23.4%減)、貸家は3万82戸(同5.7%減)、分譲住宅は
マンションが9949戸(同20.4%減)、戸建て住宅が1万247戸(同10.1%減)。貸家は3カ月連続、戸建
て住宅は5カ月連続、持家とマンションは8カ月連続の減少となった。
また、14年度上半期の新設住宅着工戸数(4月~9月)は44万1367戸で、前年同期比11.6%減。前
々年と比べるとほぼ横ばいだった。
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10 東京のビル賃料、10四半期連続で「上昇加速」局面 JLL調べ 2014/10/30 朝日新聞
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JLLは10月30日、世界主要都市のオフィス賃料動向を示す「プロパティクロック(不動産時計)
2014年第3四半期」を発表した。それによると、東京のAグレードオフィス賃料は、10四半期連
続で「上昇加速」フェーズを維持した。
同社では、「昨年からの企業収益回復傾向を受けて、オフィス需要は着実に顕在化しており
賃料上昇率も増加している。現在まとまった空きスペースが不足している東京Aグレード市場に
おいては賃料上昇圧力に変化はなく、引き続き良化傾向を示すものと考えられる」とコメント
している。
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11 消費増税の反動減で予想以上のマイナスに 住団連・景況指数 2014/10/30 朝日新
聞
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住宅生産団体連合会(住団連)はこのほど、10月度(7~9月)の低層住宅に関わる「経営者の住
宅景況感調査」を発表した。1年前の9月は、消費増税を控えた駆け込み需要がピークにあった
ため、前年同期と比べた受注戸数、受注金額は共に大幅なマイナスとなった。
具体的には、当四半期実績の景況判断指数は前年同期比で、総受注戸数がマイナス81ポイン
ト、総受注金額がマイナス75ポイント。前回調査(7月度)時点の見通し以上にマイナス幅が拡大
した。
当期は、受注が高水準に推移した前年同期の駆け込み需要の反動減が最も数字に表れるため
、同連合会では、10%への消費税再増税が予定されていることからも、「マイナス自体は各社想
定していたが、予想を上回るマイナスは懸念材料」としている。
この調査は、同会法人会員の大手住宅会社18社の経営者などを中心に、注文住宅、賃貸住宅
、分譲住宅、リフォームの4分野について継続してアンケートを実施している。
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12 フラット35金利、最低更新1・61% 2014/11/5 読売新聞
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住宅金融支援機構は4日、長期固定型住宅ローン「フラット35」(買い取り型)の11月
の適用金利を発表した。
利率は取扱金融機関によって異なるが、35年ローンのうち最も低い金利は1・61%で、
フラット35の取り扱いが始まった2003年10月以来の最低金利を更新した。
長期金利の低下などを反映し、前月よりも0・04ポイント下がった。
返済期間が「21年以上35年以下」は年1・61~2・25%、「15年以上20年以下
」は1・34~2・16%だった。
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13 建築家、手がけた別荘など解説…尾道 2014/11/4 読売新聞
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広島市現代美術館(南区)で開催中の特別展「戦後日本住宅伝説―挑発する家・内省する家
」(読売新聞社など主催)の関連行事として2日、同市を拠点に活躍する建築家・谷尻誠さん
(40)(三次市出身)が、別荘、ホテルなど尾道市で設計した建物を案内する見学ツアーが
あった。
ツアーには抽選で選ばれた県内外の約20人が参加。個人の別荘では、海に面した居間で、
隣接の工場が隠れるように壁を配置し、開口部も遠近感を強調する台形にして、尾道水道の風
景に奥行きが出るようにしたなどと、デザイン上の工夫を解説した。
谷尻さんは「好きな車や音楽も参考に、施主の思い描くイメージに近づけるよう心掛けてい
る」と語った。倉庫を改装したサイクリスト向けホテル「ONOMICHI U2」(尾道市
西御所町)も案内した。
参加した同市栗原町の市立大助手、山梨千果子さん(33)は「施主と向き合う姿勢に感銘
した」。谷尻さんのファンという広島市中区の県非常勤職員、赤木真子さん(39)は「建物
の内部まで見られて感激」と話した。
同展は12月7日まで。午前10時~午後5時、月曜休館(11月3、24日は開館し、翌
日休館)入館料は一般1030円、大学生720円、高校生・65歳以上は510円。中学生
以下無料。問い合わせは同館(082・264・1121)。
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14 広島の魅力ある建物30選 2014/11/1 読売新聞
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広島県は30日、県内の魅力ある建物を全国に発信するプロジェクト「ひろしまたてものが
たり」で、選定委員会が特に価値が高いとした「ベストセレクション30」と、ネット投票で
人気が高かった「ベスト30」をそれぞれ発表した。
昨年末から今年2月まで公募し、建築士ら7人による選定委が3月、100件を候補化。現
地審査などを経て、デザイン性だけでなく<ものがたり>にふさわしい背景がある11市の3
0件を決めた。
世界文化遺産の「厳島神社」(廿日市市)や「原爆ドーム(旧県産業奨励館)」(広島市中
区)、「旧陸軍被服支廠ししょう倉庫」(同市南区)といった被爆建物が選定された。
また、1872年創業の料亭旅館を観光案内所やレストランなどに活用している「恋しき」
(府中市)、解体の危機にあった旧海軍兵学校の福利厚生施設を地元有志が活性化に利用し始
めた「海友舎(旧海軍兵学校下士卒集会所)」(江田島市)など、歴史を反映し、今も形を変
えて地域で親しまれている建物も選ばれた。
選定委員長の杉本俊多・広島大大学院教授(建築史)は「建物の歴史とともに、今の地域を
もり立てていることにも物語性があると考えた」と話した。
また6~9月に行ったネット投票には16万票以上が集まり、1位が「厳島神社」、2位が
「原爆ドーム」、3位が「阿多田島灯台資料館」(大竹市)――などが選ばれた。
結果は「ひろしまたてものがたり」サイトで閲覧できる。今後、結果をまとめたマップを作
成する予定で、湯崎知事は「現地を訪れ、魅力を直接感じてほしい」としている。
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15 大学生、団地に元気! 入居し自治会活動 2014/11/1 読売新聞
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京都市と京都橘大(山科区)は、市営住宅「醍醐中山団地」(伏見区)の空き部屋で学生が
共同生活する取り組みを、来年4月から始める。
学生に格安で住んでもらい、高齢化が進む団地の活性化を図る狙いで、30日に市と同大学
、団地の町内連合会(自治会)の3者が協定を結んだ。学生は自治会活動に参加し、団地内に
住民との交流拠点も置いて、子育て支援なども行う。
同団地は全762戸に1294人が入居。完工以来40年近く経過して高齢化が進み、65
歳以上の住民が約4割の508人を占める。うち単身者は150人で、住民同士の交流や見守
りをどう進めるかが課題となっていた。
市が目を付けたのが、若年夫婦とその親が2戸1世帯で入居する「親子ペア住宅」。78戸
の内、核家族化の進行で36戸が空き部屋になっている。
このうち、同じ棟の1階部分が全て空いていた計8戸を、市が大学に無償で提供。部屋は、
3DKと1Kの隣接する2戸を1戸分として、各戸に学生3人が住めるよう、大学が約250
0万円かけて改装。和室を洋室に替えるほか、風呂を無くしてキッチンを広くする代わりに、
シャワールームを設置する。
家賃は、光熱水費や共益費、自治会費を含め1人月1万5000円。学生は住宅棟の掃除な
ど自治会活動に参加し、各部屋に1人ずつ留学生を同居させる方針だ。
大学は改装後、1戸分を地域との交流拠点「地域連携センター」の分室とし、健康相談会の
開催や、団地の子ども会のイベント参加など、入居者以外の学生や教員も活性化に協力する取
り組みを進める。
この日、市役所で協定書を交わした同大学の細川涼一学長は、「大学とは違う世代の人たち
と交流することで、学生にも成長してもらいたい」と述べ、町内連合会の温井嘉治会長は、「
若い力で団地に活力をもらい、一緒に明るい団地を作りたい」と期待した。
門川大作市長は、「学生と地域力の京都の二つの宝を融合すれば、様々な課題が解決できる
。同様の取り組みを別の団地にも広げ、『醍醐中山団地モデル』として全国に発信したい」と
話した
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16 再生長屋、ぬくもり公開…大阪市内で19か所 2014/10/30 読売新聞
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現代のライフスタイルに応じて活用・改修した19か所の長屋を同時に公開するイベント「
オープンナガヤ大阪2014」が11月8、9日、大阪市内で開かれる。
建物の老朽化や住人の高齢化、空き家の増加など長屋が抱える問題は多いが、再生事例を紹
介して長屋暮らしの魅力を発信する。
ロンドンで毎秋開催される大規模な新旧建築物の公開イベント「オープンハウスロンドン」
を手本に、大阪市立大生活科学研究科の藤田忍教授と小池志保子准教授が2011年から始め
た。当初4か所からスタートして年々増加。来場者も昨年は約700人が訪れた。
大阪市内にはかつて多くの長屋が存在したが、空襲や大規模開発で激減。藤田教授によると
、日本最大の都市となって「大大阪」と称された大正から昭和初期に建てられた長屋などは、
立派な柱や梁はりが使われていた。温かみのある雰囲気から、十数年前から長屋を活用したお
しゃれなカフェや雑貨店などが見られるようになったという。
今回は、長屋で初めて国の登録有形文化財になった昭和初期の「寺西長屋」(阿倍野区)や
、耐震補強し、採光や通風を確保するため、改修を施した大正時代の「豊崎長屋」(北区)な
ど19か所が公開される。店舗に利用されたり、若い芸術家らが住む賃貸住宅になったりして
おり、期間中は長屋内部の見学ができるほか、住人に長屋暮らしの魅力なども聞ける。
藤田教授は「地域のコミュニティーに溶け込み、人とのつながりを感じて暮らせるのが長屋
の良さ。建物にきちんと手を入れると、見違えるケースもある。様々な活用事例を見てほしい
」と話している。
開催日時は長屋によって異なり、予約が必要なものも。詳細は実行委ホームページ(http://
opennagaya-osaka.tumblr.com)にあり、各会場のガイドマップも配布している。問い合わせは
、実行委事務局(090・8168・2274)へ。
「初めて来た人もくつろげる心地よい空間。風通しも良くて洗濯物もすぐ乾くし、とても暮
らしやすい」。住吉大社にほど近い、大阪市住之江区の築約80年の長屋に、約7年前から暮
らす着付け講師和田敦子さん(39)は、そう言って笑顔を見せた。
玄関ドアを開けると3畳ほどの土間に本棚があり、幼稚園の園長を長年務めた母・寧子さん
(67)が所蔵する絵本約200冊がずらりと並ぶ。1、2階には和室が3部屋ずつあり、親
子2人で暮らすには十分な広さだ。敦子さんが2階で着付け教室を開くこともある。
着物や古い食器などを大切にする一方、「長屋にマッチする」と北欧家具を置いたり、照明
にLED(発光ダイオード)を使ったりして流行にも敏感だ。今回で参加は2度目といい、敦
子さんは「広さが限られるので、吟味して物を選ぶようになった。新しい物も取り入れ、楽し
みながら暮らしている様子を見てもらえれば」と話している
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17 段ボール遊具、屋内遊戯施設で人気 2014/10/30 読売新聞
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ホテルの家具にも
強化段ボール製の大型遊具や家具を備えた屋内遊戯施設やホテルが人気を集めている。
体をぶつけてもあまり痛くない安心感、段ボールを使った意外性が家族連れに受け入れられ
ている。
海賊船をイメージした大型遊具から、子どもたちが滑り台を使ってボールプールに飛び込ん
でいく。ホームセンターの屋内遊戯施設「ニコパ草加舎人とねり店」(埼玉県草加市)の一角
に設けられた「ダンボール遊園地」には、木馬やシーソーもある。遊具は全て、重量物を輸送
する際などにも使われる強化段ボール製だ。
昨年11月のオープン以来、週末には多い時で1日に200人ほどの子どもが訪れる。店長
の橋本亜弓さんは「体をぶつけても木や金属製の遊具ほど痛くない。段ボールに乗って遊べる
のかと保護者も関心を持つようです」と話す。保護者同伴の小学生以下(身長1メートル50
以下)が入場できる。1人20分まで400円。
運営しているのは、東海ランド(三重県鈴鹿市)。百貨店などの催事で小型の段ボール製遊
具が人気なのに注目し、大型遊具の製作を段ボールメーカーに発注。昨年から、常設の「ダン
ボール遊園地」を展開している。現在、神奈川や愛知、三重を合わせた計4か所。
ビジネスホテル「ホテルグリーンコア本館」(埼玉県幸手市)では、客室45室中、44室
で強化段ボール製の家具を使っている。靴を脱いで上がるフローリングの客室で、テレビボー
ドや収納ボックスのほか、掘りごたつ式のテーブルも天板の表面以外は段ボール製。週末には
、家族連れが宿泊するケースが多い。
企画した「金子包装」(茨城県古河市)は、こうした客室を「パレットルーム」としてビジ
ネスホテルに改装を提案、ほかに北関東や大阪の計7か所で採用された。社長の金子卓司さん
は「リサイクルできる段ボールの家具を広めていきたい」と話している。
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18 住友不動産販売、中古マンションに特化 都内に売買専門店 2014/11/4 日経産業新
聞
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住友不動産販売は、東京・麻布十番(港区)で中古マンションの売買仲介に特化した専門店
を開設した。中古マンションの売買取引が活発な港区に専門店を構えることで需要を取り込む
。専門店の店舗面積を従来店と比べて2割ほど小さくすることで機動的に出店する。今後は年2
店舗ずつのペースで東京都内を中心に出店していく。
専門店は「STEP ADVANCE(ステップ アドバンス)」。1号店は東京メトロ麻布
十番駅(東京・港)から徒歩1分の場所に設けた。店舗面積は約150平方メートルと、従来店の8
割程度の大きさ。店内では客がタブレットを使って中古物件を自由に検索できる仕組みを導入
する。
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19 住友不、マンション改装プランを1週間以内に無料提案 専用サイト、来月4日開始
2014/10/31 日経産業新聞
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住友不動産は11月、中古マンションで間取り変更などを伴う大規模なリフォームプランを、
インターネット経由で1週間以内に提案するサービスを始める。家族構成など簡単な情報をもと
にプランナーが間取りなどを無料で提案する。これまでは担当者が顧客宅を訪ねて調査や打ち
合わせをしたうえでプランを作っていた。手軽にプランに接してもらう機会を設け、顧客獲得
につなげる。
新サービス「プラン特急便」を11月4日に始める。利用者は専用ホームページで家族構成や年
齢、マンション名、部屋番号、簡単な要望を入力する。
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20 大東建託、サ高住を販売 30年借り上げ、系列がデイケア提供 2014/10/31 日経産
業新聞
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大東建託は、介護度合いの軽い高齢者らを対象にしたサービス付き高齢者向け住宅(サ高住
)の販売を始めた。土地のオーナーにサ高住を建ててもらい、同社グループが30年間借り上げ
て管理する。自社グループの企業がデイサービスも提供する。高齢者が増えていることを受け
、同社は関連事業の拡大を目指す。
サ高住のブランドは「エルダーガーデン」。通常は運営業者がサ高住を借り上げる期間は20
年だが、同社グループはこれを30年間と長くしてオーナーに安心感を与え、受注拡大を見込ん
でいる。
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21 エナリス、太陽光買い取り 家庭に拡大 2014/10/30 日経産業新聞
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新電力のエナリスは29日、太陽光で発電した電力の買い取りサービスの対象をこのほど一般
家庭に拡大したと発表した。買い取り価格は1キロワット時あたり38円(税込み)で、国が定め
る家庭用の買い取り価格よりも同1円高くした。エナリスのHEMS(家庭向けエネルギー管理
システム)を導入するのが条件で、買い取った電力は他の新電力に売電する。
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22 三幸エステート、都心のオフィス賃料6.4%上昇 2014/10/30 日経産業新聞
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三幸エステート(東京・中央)が29日発表した東京都心5区にある大規模オフィス(築年数15
年以内)のオフィス成約賃料は、7~9月が前期(4~6月)比6.4%高の3万335円だった。2009年
4~6月以来の高水準となった。大手不動産が募集賃料を引き上げ始めたことが影響していると
みられる。
成約賃料を基に大和不動産鑑定(大阪市)がまとめた「オフィスプライス・インデックス」
は7~9月、3.3平方メートルあたりの単価が723万円だった。オフィスビルを購入するなど投資
の参考指標として算出しており、前期に比べ7.7%上昇した。