住宅関連新聞記事ダイジェスト No.559 2014/11/13~2014/11/19
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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.559 2014/11/13~2014/11/19
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【日本経済新聞】
1 東京の魅力的でない側面 「物価・地価高い」が5割超
2 広銀、エディオンと住宅ローン顧客向けに連携
3 「住宅エコポイント」復活検討 国交省、投資を下支え
【朝日新聞】
4 「HOME’S EXPO」に500人来場 ネクスト
5 空き家対策法案が成立、参院全会一致で可決
6 日管協「フォーラム2014」開催 各委員会企画セミナーを一堂に
7 安倍首相、21日衆院解散 地方創生法案は成立の見込み
8 日本不動産学会、業績賞と田中啓一賞を発表
9 賃貸経営管理士試験、4188人が受験
10 物流施設、大規模化が進む 東京都市圏物資流動調査
11 民間は4カ月連続減少 9月・建設工事出来高
12 14年首都圏新築マンション供給、4.3万戸水準に落ち込む恐れ
13 10月・首都圏分譲マンション賃料、4カ月ぶりに2600円台回復
14 空き家対策法案、全会一致で可決 衆議院
15 1月に改修施工管理技術者試験 MKSが全国7会場で
【読売新聞】
16 空き家解消へ一歩前進…危険なら立ち入り調査も
17 高齢独り住まい、公社が保証制度…神戸
18 リニア新駅工事、18年度中頃から…長野・飯田
19 建物劣化、センサーで感知…秋田大教授ら開発
20 江戸の発展支えた羽村取水堰「選奨土木遺産」に
21 まるで大きな遊具…栃木県建築賞に小山の保育所
22 耐震性に問題、木更津市民会館休館へ…千葉
23 新築・リフォーム 工事の遅れ、相談件数最多
24 「住宅エコポイント」復活へ…景気下支えが狙い
25 「おもてなし」トイレ洋式…6年後見据え
26 岩手の空き仮設貸与 応募20戸…作業員向け
【日経産業新聞】
27 NEC、容量1.4倍の家庭用蓄電池
28 旭化成ホームズ、寄棟屋根の新型住宅
29 首都圏マンション契約率、5年8ヵ月ぶり低水準
30 積水ハウス、高級住宅の実例見学会 「イズ・シリーズ」で
31 住友不動産、大阪・梅田に44階マンション
32 不動産口コミサイトのレンガ、「スーモ」に情報提供 リクルートHDと連携
33 アイリスオーヤマ、住宅用照明の品ぞろえ2倍に
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1 東京の魅力的でない側面 「物価・地価高い」が5割超 2014/11/18 日本経済新聞
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東京都が今夏、インターネットを通じて行った都政モニターアンケートによると、東京につ
いて魅力的ではない側面として「物価・地価が高い」を挙げる回答が6年ぶりに5割を超えた。
円安や消費税率引き上げで食品などの値上げが続き、地価も2020年五輪を見据えた開発ラッシ
ュで上昇している。調査は毎年実施しているが、東京都民の間で物価・地価への不満が強まっ
ているようだ。
8~9月に20歳以上の都民にインターネットで調査し、472人から回答を得た。東京が魅力的だ
とする回答が93.6%と大半を占めたが、調査では「東京が魅力的」と答えた人にも、「魅力的
だと思わない側面」について聞いている。
東京が魅力的な都市だと思わない理由を3つ求めたところ「物価や地価が高い」を選ぶ回答者
が最も多く全体の52.5%に及んだ。次に多かったのが「朝・夕の通勤電車のラッシュがひどい
」で40.7%。「車や人が多い」や「緑や自然が少ない」が続いた。
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2 広銀、エディオンと住宅ローン顧客向けに連携 2014/11/15 日本経済新聞
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広島銀行は住宅ローン分野で広島県地盤の家電量販チェーン、エディオンと連携する。住宅
ローンを借りる人に対し、最大10%の割引が受けられる家電購入の優待券を提供する。住宅購
入に合わせて家電をそろえるケースが多いことに注目。使い勝手のいい特典を用意して広島銀
は住宅ローン残高の拡大を、エディオンは売り上げの拡大を目指す。
広島銀で融資金額1000万円以上、期間20年以上の住宅ローンを正式に申し込んだ場合に、優
待割引券をプレゼントする。購入価格の上限は税込み100万円で、有効期間は発券日から1年間
。プレゼント期間は2015年9月末まで。使用できる店舗はエディオンの中四国地方の直営店。
米アップルの商品など一部は割引対象外とする。
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3 「住宅エコポイント」復活検討 国交省、投資を下支え 2014/11/13 日本経済新聞
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政府内で経済対策づくりが本格化している。国土交通省は住宅購入者向けの支援策を検討。
財務省はNTT株の売却代金の一部を対策の財源にする方向だ。消費再増税の延期決定と衆院
解散をにらみ安倍晋三首相が18日にも経済対策の取りまとめを指示する見通しだ。
国交省は、省エネ基準を満たす住宅を新築・改修した人に商品と交換できるポイントを付与
する「住宅エコポイント」制度を再開する検討に入った。所得制限を設けず最大30万ポイント
(1ポイント=1円に相当)付与する案が浮上している。政府が検討に入った2014年度補正予
算案への経費計上をめざす。
消費増税で低迷する住宅投資を下支えするねらいだが、新たな駆け込みとその反動減を助長
するとして慎重論も根強い。実現には曲折がありそうだ。検討しているのは「エコ住宅支援制
度」(仮称)。新築と住宅の断熱性を高めるリフォームを対象とし、期限は1年程度とする方
向だ。これまで同制度は2度実施しており、実現すれば約2年半ぶりの復活となる。
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4 「HOME’S EXPO」に500人来場 ネクスト 2014/11/19 朝日新聞
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ネクスト(東京都港区)は11月18日、「HOME’S EXPO2014」を本社で開催した。年に1度の会員
向けの感謝祭で、今回で4回目。約500人が来場した。
当日は井上高志代表が、今後の戦略を説明した。人口減少に起因して市場縮小が懸念される
中、「企業努力で乗り越えることができる」と力説。「消費者ニーズの発掘」と「新たな用途
開発」が具体策だといい、その両方を「見える化して、橋渡しをするのが当社の役目」と語っ
た。
このほか、コピーライターの佐々木圭一氏が「伝え方が9割」と題して講演。中古住宅リノベ
ーション市場や賃貸、メール追客といったテーマ別の分科会も開かれた。
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5 空き家対策法案が成立、参院全会一致で可決 2014/11/19 朝日新聞
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参議院は11月19日、本会議を開き、社会問題となっている空き家の解消を図る「空家等対策
の推進に関する特別措置法」について採決し、全会一致で可決、成立した。法律の施行は、公
布の日から起算して3カ月以内で政令で定める日からとなっている。
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6 日管協「フォーラム2014」開催 各委員会企画セミナーを一堂に 2014/11/19 朝日新
聞
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日本賃貸住宅管理協会は11月19日、東京・明治記念館で「日管協フォーラム2014」を開催し
た。同協会の各研修委員会が企画提案したセミナーを一堂に開催するもので、今回は「相続ビ
ジネス」「外国人賃貸」「家賃債務保証」「民法改正」など11講座のほか、協賛企業から6つの
テーマによるセミナーが行われた。352社・1209人が来場した。
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7 安倍首相、21日衆院解散 地方創生法案は成立の見込み 2014/11/19 朝日新聞
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安倍晋三首相は11月18日夜、首相官邸で記者会見し、15年10月から消費税率10%への引き上げ
予定を17年4月に1年半先送りすると共に、その是非について衆議院を21日に解散し、国民に信
を問うことを表明した。衆院選は、12月2日公示、14日投開票の予定。
なお、これに伴い地方創生関連法案は21日にも成立する見込みとなった。
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8 日本不動産学会、業績賞と田中啓一賞を発表 2014/11/18 朝日新聞
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日本不動産学会は11月18日、第21回業績賞2件と田中啓一賞3件を発表した。受賞者は以下の
通り。業績賞=日本不動産研究所「国際不動産価格賃料指数」、京都大学大学院工学研究科高田
研究室、ゼロ・コーポレーション「平成の京町家 東山八坂通」
田中啓一賞=不動産経済研究所「全国マンション市場40年史」、アーバネットコーポレーショ
ン「アート・ミーツ・アーキテクチャー・コンペティション」、グローバル・エルシード「ウ
ィルローズ横濱南太田」。いずれも11月22日の秋季全国大会で表彰する。
業績賞は不動産開発に限らず、金融や流通、調査など幅広い不動産事業や関連制度を対象と
している。今回、候補数4件の中から2件を選考した。一方、田中啓一賞は2011年度に創設され
たもので、同学会の会員で、不動産実務や政策形成に関してユニークな活動と成果を収めた個
人または団体を対象とする。春と秋の年2回表彰している。
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9 賃貸経営管理士試験、4188人が受験 2014/11/18 朝日新聞
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賃貸不動産経営管理士協議会は11月16日、全国11会場で「賃貸不動産経営管理士試験」を実
施した。
同試験は、昨年から年1回の統一試験となり今年で2回目の開催。受験申込者は昨年度の4106
人を上回る4367人だった。受験者数は全体で4188人(速報値)、受験率は95.9%に上った。
合格発表は、15年1月14日午後12時以降に同協議会ホームページなどで行う。
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10 物流施設、大規模化が進む 東京都市圏物資流動調査 2014/11/18 朝日新聞
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国土交通省関東地方整備局や関東各都道府県などで構成されている東京都市圏交通計画協議
会は11月18日、総合的な都市交通計画を検討するため13年度に行った東京都市圏物資流動調査
の結果を公表した。物流に関連する業種の中から約14万事業所を抽出し実施、約4万4000社から
回答を得た。
それによると、近年の物流施設の立地状況については、臨海部のほか内陸部では圏央道を始
めとする高速道路沿いを中心とした輸送の便の良いエリアでの立地が進んでいることが分かっ
た。ただ、建設から30年以上が経過した物流施設もあり、災害時における安全性の確保などに
問題があることも判明した。
敷地面積が3000平方メートル以上の大規模物流施設の立地割合が、2000年代以降に開設され
た施設では約4割となっていて、物流施設の大規模化が進んでいる。また、自ら物流施設を持つ
事業所の割合が年々減少傾向にあり、2000年代以降に開設されたものについては、賃貸型がお
よそ7割を占めている。今後、協議会では物流施設の適切な立地を促すため、東京都市圏に立地
している物流施設の特徴についても明らかにしていく。
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11 民間は4カ月連続減少 9月・建設工事出来高 2014/11/17 朝日新聞
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国土交通省は11月17日、建設総合統計の9月分を発表した。これは、建築着工統計調査、建設
工事受注動態統計調査から得られる工事費額を着工ベースの金額としてとらえ、これらを月々
の出来高ベースに展開して建設工事の出来高を推計したもの。
9月の出来高総計は、4兆3332億円で前年同月比0.3%増。うち民間は2兆3999億円(同4.3%減)で
4カ月連続の減少となった。ただし、消費税率引き上げの影響を受けない前々年同月と比較する
と4.9%増。うち居住用は1兆2353億円(同11.1%減)だった。
公共は1兆9333億円(同6.7%増)で、うち居住用は598億円(同14.0%増)だった。
14年9月末時点での国内における手持ち工事高は、総計で29兆4654億円で、前年同期比12.8%
増となっている。
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12 14年首都圏新築マンション供給、4.3万戸水準に落ち込む恐れ 2014/11/17 朝日新聞
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不動産経済研究所の調査によると、10月の首都圏における新築マンション供給戸数は3125戸
で、前年同月を10.9%下回った。これで9カ月連続の減少となった。また、14年1~10月の累積供
給戸数は3万2187戸で、残り11月と12月について「昨年実績(約1.3万戸)は下回るだろう」(同研
究所)としており、4.2~4.3万戸程度に落ち込むのではないかとの予想だ。仮にそうなれば、リ
ーマンショック後の市場全体が落ち込んだ09年以来の低水準となる。
なお、今回の落ち込みは、消費増税の反動減と販売価格上昇による市況悪化が主な要因。
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13 10月・首都圏分譲マンション賃料、4カ月ぶりに2600円台回復 2014/11/14 朝日新聞
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東京カンテイの調査によると、10月の首都圏における分譲マンション賃料は、全域的な強含
みの影響で前月比1.0%上昇の2602円(1平方メートル当たり、以下同じ)となった。2600円台を回
復したのは4カ月ぶり。
都県別で見ると、東京都は3101円(前月比0.6%上昇)、神奈川県は2006円(同0.2%上昇)、埼玉
県は1631円(同0.6%上昇)、千葉県は1543円(同2.4%上昇)。全エリアでプラスとなった。千葉県
では、都心寄りの市川市や船橋市で事例数が増加したこと、更に千葉市で強含んだこともあり2
%超の上昇率となった。
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14 空き家対策法案、全会一致で可決 衆議院 2014/11/14 朝日新聞
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衆議院は11月14日、「空き家等対策の推進に関する特別措置法案(空き家対策法案)」を審議
し、全会一致で可決した。来週にも参議院で審議される見込み。
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15 1月に改修施工管理技術者試験 MKSが全国7会場で 2014/11/13 朝日新聞
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マンション計画修繕施工協会(MKS,東京都港区)はこのほど、14(平成26)年度マンション改修
施工管理技術者試験の実施要領をまとめた。
受験申し込みは11月11日から12月22日まで(当日消印有効)。試験日は15年1月25日(午後1時か
ら4時15分)で、全国7会場で実施する。合格発表は2月27日。登録申請受け付けは3月6日必着ま
で。
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16 空き家解消へ一歩前進…危険なら立ち入り調査も 2014/11/19 読売新聞
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日本全国で放置された空き家が増えている。
地方で人口が減少しているだけでなく、都市部でも親が亡くなった後の家に子供が住まなく
なっているためだ。建物の倒壊や火災などの危険もあり、全国355自治体が独自に条例を制
定し、19日には所有者を把握しやすくする空家対策特別措置法(空き家法)が成立して国の
支援策も動き出すが、まだ課題は多い。
築46年の木造2階建てアパートを、今年5~6月に強制撤去した東京都大田区。台風など
でトタン屋根が飛ばされており、出火すれば木造住宅密集地域に延焼する恐れもあった。所有
者に10回近く改善を求めたが応じず、「安全を確保できない」として、区の空き家条例に基
づき行政代執行に踏み切った。
身寄りのない独居老人が死亡するなど、条例の対象物件は11か所ある。空き家法成立を受
け、担当者は「国に背中を押してもらえば対策は取りやすくなる。地域の問題として一緒に考
えてほしい」と話す。
総務省によると2013年の空き家数は820万戸。賃貸・売却用や別荘を除く「放置され
た空き家」は318万戸で、5年前より50万戸(18・7%)増えた。
空き家法では、所有者特定のため固定資産税の納税者情報の利用を認める。倒壊の恐れや周
辺へのゴミの不法投棄が深刻な場合、市区町村の立ち入り調査も可能だ。修繕や取り壊しの命
令に従わなかったり、所有者が不明だったりするケースは代執行もできる。
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17 高齢独り住まい、公社が保証制度…神戸 2014/11/17 読売新聞
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神戸市の外郭団体「神戸すまいまちづくり公社」は、独り暮らしの高齢者が、市内の民間賃
貸住宅に入居する際の連帯保証や安否確認をサポートする「こうべ賃貸住宅あんしん入居制度
」の運用を始めた。
民間事業者に委託し、終身の連帯保証や、入居者死亡後の家財片付け、安否確認などのサー
ビスを有料で受けられる。こうした連帯保証サービスは全国でも珍しいという。
2010年の国勢調査によると、65歳以上のお年寄りがいる神戸市内の24万2963世
帯のうち、単身世帯は34%(8万4193世帯)で、20年前よりも10ポイント上昇。独
居の高齢者世帯は増加傾向にある。
市が2012年に行った調査によると、市内の民間賃貸住宅の貸主の4割が、高齢者との賃
貸契約を「拒む」と回答。「家賃を毎月支払っていても、居室内で死亡事故が起こる可能性が
高い」「連帯保証人がいないから」などの理由が大半を占めた。
さらに、近年は悪質な業者が「連帯保証人を紹介する」とお年寄りに近づき、紹介料を詐取
するなどのトラブルも相次いでいる。
神戸すまいまちづくり公社は、お年寄りの不安解消のため、今年3月、支援制度を創設。5
月下旬まで業者を公募し、警備や遺品整理などを担う全国7社を選定し、10月30日から、
サービスを開始した。
基本メニューは、賃貸契約の終身にわたる連帯保証(18万円)や、入居者が亡くなった後
の家財道具の片付け(15万円~)、室内センサーが異常を感知した際などに事業者が駆け付
ける安否確認(月額4000円以下)など。ほかに、葬儀の請負サービスや、年金停止、保険
の返還など死後の手続き代行などもある。
利用者は、同公社の窓口に相談し、貸主の了承を得た上で事業者や希望のサービスを選択。
事業者の説明を受けた上で契約を締結し、利用料を支払う。新たに入居する世帯だけでなく、
現在、入居中の世帯も利用できる。
久元喜造市長は「神戸では阪神大震災で伴侶を亡くした方もおられ、社会的にニーズが高い
。安心して暮らせるように政策面で後押ししたい」と話している。
問い合わせは、水・日・祝日を除く午前10時~午後5時に、同公社すまいるネット(07
8・222・0186)へ。
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18 リニア新駅工事、18年度中頃から…長野・飯田 2014/11/17 読売新聞
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JR東海は14日夜、飯田市内で開いたリニア中央新幹線の事業説明会で、市内に整備する
新駅の工事を、2018年度の中頃から始める方針を明らかにした。
説明会には市民ら約340人が参加した。
リニアは新駅(長さ約1キロ、幅は最大約40メートル)の周辺で地上の高架を走る計画。
JRはこの日、駅ホームの高架は高さ約8~11メートルを想定していると初めて言及した。
飯田市は、高架下に駐車場や観光施設、バスやタクシーの乗り場などを整備することを模索し
ており、高さが明示されたことで、今後、利用方法案が具体化しそうだ。
駅近くの座光寺地区に設置される車両の保守基地は、面積を約3・5ヘクタールと説明。ル
ートの北側に基地の設備を設ける。周辺のトンネル工事は16年度初めから、保守基地や高架
橋整備は17年度の中頃から、それぞれ開始される見込み。質疑では、トンネル工事で出る土
砂の処理方法を懸念する質問などがあった。
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19 建物劣化、センサーで感知…秋田大教授ら開発 2014/11/15 読売新聞
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外見では分かりにくい建物の劣化をいち早く検知し、安全避難につなげるセンサーを、秋田
県立大と地質調査・保安機器開発などを手がける「応用地質」(東京)が共同開発した。
電源が要らず、いったん建物の柱などに埋め込めば長期間、交換不要なのが特長。同大は「
将来的には、雪崩や土砂崩れも感知できるようにしたい」としている。
このセンサーは「極限変位検出センサ」と呼ばれ、物体同士が衝突するなどして急激に圧力
がかかる「動荷重」と、家屋の柱が雪の重みなどで徐々に圧力を受ける場合などにかかる「静
荷重」の双方を計測できる使い切りタイプだ。開発者の下井信浩教授(計測工学)によると、
双方を同時に計測できるのは、世界でも珍しい機能という。
試験管状の長さ約10センチのガラス製。圧力を受けてガラスが割れることで、中に入れて
あるフィルムから電圧が発生し、コードでつなぐなどした測定器が反応する。フィルムは密封
されているため劣化せず、電池も不要だ。圧力を調節するため、鉄や真ちゅう製の筒にも入れ
られるという。
下井教授は、動荷重のセンサーを2013年に開発し、今年3月、静荷重のセンサー開発に
着手した。
由利本荘市の県立大本荘キャンパスで12日に公開された実験では、レンガを積んだ塊にセ
ンサーを埋め込み、上から最大280トンの負荷をかけた。5分ほどで塊の表面は崩れたもの
の、測定器は崩れる前からフィルムの電圧を感知し、反応した。下井教授は「電圧を感じたと
いうことは、建築物の外側が無事でも内部破壊が進み、いずれ崩れるということ。崩壊の前兆
がわかるので避難もできる。人命第一に特化した機能だ」と話している。
センサーの設置には、測定器も必要なため、5万円ほど費用がかかる見込み。現在は建物の
柱などに埋め込む想定だが、下井教授は今後、山の斜面の土留めなどに活用できれば、土砂崩
れや雪崩などの前兆を把握することも可能になると考えている。「秋田発の技術が世界中に広
まってくれれば」と期待している。
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20 江戸の発展支えた羽村取水堰「選奨土木遺産」に 2014/11/15 読売新聞
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多摩川に設けられた羽村取水堰ぜき(東京都羽村市羽東)が、土木学会の「選奨土木遺産」
に認定された。
江戸の発展を支え、当時の技術が現在まで継承されていることなどが評価された。
羽村取水堰は1653年、江戸に水を供給するために設置された。普段は丸太のくいやむし
ろ、砂利などを使って水をせき止める。増水時には、洪水を防ぐため、くいを外してむしろや
砂利を下流に流す仕組みだ。
橋脚は1909年に現在のコンクリート製となったが、こうした仕組みは今も変わっておら
ず、都水道局が江戸時代からの技術を引き継いできたという。
同局の担当者は「認定されたのは名誉なこと。歴史ある取水堰を後世に伝えていきたい」と
している。
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21 まるで大きな遊具…栃木県建築賞に小山の保育所 2014/11/15 読売新聞
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優れた建築に贈られる今年度の栃木県マロニエ建築賞に、小山市の保育所「すみれチャイル
ド」が選ばれた。
大きな遊具をイメージして設計され、限られた敷地内で子供たちの遊び場となる空間を生み
出したことが評価された。
同賞は県や県建築士会などの共催で行われ、今年で26回目。2011年4月から今年7月
末までに新築・改修された建物が対象で、37作品の応募の中から同賞1点、優良賞4点を選
んだ。
すみれチャイルドは鉄筋コンクリート造2階建てで、既存園舎の別棟として増築し、昨年3
月に完成した。屋内は1階と2階を斜面でつなぎ、園児たちが上ったり、滑ったりして遊べる
ような工夫を凝らした。外観も道路側に車寄せを設け、そこに覆いかぶさるようにした形で、
「まさに大きな遊具のようだ」と評価された。
12日に表彰式が行われ、すみれチャイルドを運営する社会福祉法人豊心会理事長の斎藤好
子さん(58)は「五感を刺激する建物なので、子供たちも体を使って毎日楽しく過ごしてい
ます」と話していた。
優良賞には、地上21階建てマンション「城山・サクラ・コモン」(小山市)、百貨店ビル
を改修した「栃木市役所本庁舎」(栃木市)、農村の風景をいかした住宅「エンガワとドテの
イエ」(宇都宮市)、採光などを工夫して独創的な空間を実現した住宅「こもれびの家」(同
)が選ばれた。
14日午後3時まで県庁本館15階企画展示ギャラリーで受賞作品のパネル展示が行われて
いる。
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22 耐震性に問題、木更津市民会館休館へ…千葉 2014/11/14 読売新聞
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千葉県木更津市民会館(木更津市貝渕)の耐震性能の低さや老朽化などを理由に、市が20
15年3月いっぱいで同会館をすべて休館する方針を固めたことが12日、わかった。
市は近く市議会などに報告し、一部の施設の補強工事を4月以降に行って夏には供用を再開
する方針。補強することを決めていない施設については今後、補強するか建て替えるかを検討
する。
同館は1970年に開館した。2万4400平方メートルの敷地に3階建て中核施設などが
あり、延べ床面積は6810平方メートル。主にコンサートや講演会などのイベントに使われ
る大ホール(約1200人収容)を含め、大中小の計3ホールがあり、会議室やレストランも
備えている。
2000年度に市が行った耐震診断によると、大ホールのIs値(構造耐震指標)は、安全
の目安とされる0・6を下回っていた。Is値が基準を上回っていた中ホールだけは天井など
の補強工事をし、8月頃をめどに使用を再開する予定。
市によると、10月時点で同会館では15年3月までの4か月間に、地元小学生らの音楽会
や講演会など360件の使用予約が入っている。4月以降も約300件の予約が入っており、
すべてキャンセルして入金を受けた利用料は返金する。4月以降に関しては予約の受け付けを
停止する方針で、イベントが開催されなくなることを防ぐため、同市かずさ鎌足にある県の「
アカデミアホール」などを代替施設として推奨する方針。
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23 新築・リフォーム 工事の遅れ、相談件数最多 2014/11/14 読売新聞
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住宅の新築やリフォームの工事の遅れに関するトラブルの報告が相次ぎ、昨年度の相談件数
が過去最多にのぼったことが国民生活センターのまとめで分かった。
建築業界の人手不足などが背景にあるとみられ、契約したのに着工されないケースもある。
今年度も増加傾向にあることから、注意を呼びかけている。
同センターによると、住宅の新築やリフォームの工事を巡り、着工や工期、引き渡し時期の
遅れに関する相談は、2011年度に前年度と比べ5割以上急増。13年度は31%増の15
64件を記録し、今年度(10月20日時点)も前年同期を3割上回っている。
昨年12月に相談を寄せた福島県内の30代男性は、仮設住宅を出て自宅を新築しようとし
た。ハウスメーカーに「人手も材料も不足し、現在20人待ち。早く契約しないと着工がどん
どん遅れる」と言われ契約したが、着工は2年後と言われ、不安を訴えている。
また埼玉県の40代男性は昨年8月、自宅を新築するため、近所の工務店と契約した。しか
し同11月頃から工事が遅れ、業者から「破産するつもり」と言われ、相談を寄せたという。
このほか、工期が遅れ、設計図通りに施工されていないのに、遅延補償に応じないケースや、
全額前払いを求められた後に、本格着工の延期を言い渡された事例もあった。
トラブルを未然に防止するために同センターは、「複数の事業者から見積もりを取り、無理
な工事日程や予算内容になっていないかどうか、専門家に聞いたり公的な相談窓口でチェック
してもらったりしてほしい」としている。また万一の際、被害を最小限にとどめるため、費用
の全額前払いを避けるよう助言している。
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24 「住宅エコポイント」復活へ…景気下支えが狙い 2014/11/14 読売新聞
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国土交通省は、景気を下支えするための経済対策として、「住宅エコポイント」制度を復活
させる方針を固めた。
2014年度補正予算案に1000億円規模を盛り込む方向で、関係省庁と調整している。
住宅エコポイントは、省エネに対応した住宅の新築やリフォームを行った場合、商品と交換
できるポイントがもらえる仕組みだ。経済対策として、2010年から13年にかけ、中断し
た時期もあったが、対象を拡大しつつ実施された。外壁を断熱素材にするなどしてエネルギー
効率を高め、経済対策として効果があると判断した。
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25 「おもてなし」トイレ洋式…6年後見据え 2014/11/13 読売新聞
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2020年の東京五輪・パラリンピックに向けた観光客の「おもてなし」として、千葉県が
公衆トイレの「洋式化」に本腰を入れている。
10月に成立した補正予算では、外国人観光客受け入れのために市町村や民間が行う整備、
改修の助成枠を5000万円増額した。
県の公衆トイレへの補助は、09年度から行われていた。だが、12年度に県が行った観光
振興に関するアンケートで「県内観光で不満に感じること」(複数回答)に、25・5%が「
トイレの数や管理状況が悪い」と答えた。
県は東京五輪に向けた観光地の魅力向上のためには、公衆トイレの環境改善が不可欠と判断
。今年度から、市町村や民間の公衆トイレ整備への補助率上限を2分の1から、3分の2に上
げた。
県観光企画課によると、補助は、観光客が自由に使える公衆トイレの新築や建て替え、改修
が対象。今年度は市町村や民間の新設、改修に向けた動きが活発で、当初予算で駐車場整備な
ども含め前年度比6000万円増の2億円を計上し、トイレ22か所への補助を決定した。さ
らに申し込みが相次いだため、増額措置をとった。
昨年度までの5年間では86か所が補助を受けて整備された。海水浴場や公園、スポーツ施
設などで、洋式化や車いす利用者のための多目的トイレ設置が進んでいる。
館山市では13年度、80万円の補助を受け、200万円かけて漁港近くの市営トイレを整
備した。洋式を新設し、壁の板張りデザインはそのまま残して全面改装。市の担当者は「『漁
師のまち館山』のイメージを壊さないよう景観に配慮した」と説明する。
県観光企画課は「国内外の観光客に快適に過ごしてもらえるよう、来年度以降も整備を推進
していきたい」としている
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26 岩手の空き仮設貸与 応募20戸…作業員向け 2014/11/13 読売新聞
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被災地で民間住宅の再建工事を担う作業員に、空いた仮設住宅を無償で貸与する岩手県の事
業の募集が6日に締め切られ、34戸の募集に対し20戸の応募があった。
県は10日から貸し出しを始めた。12月に残り14戸の再募集をする方針。
県建築住宅課によると、作業員の宿舎不足の解消や、作業員の宿泊費が上乗せされて高騰す
る住宅再建費の抑制などが目的。被災3県で初めて実施された。
今後も、空いた仮設住宅を随時、作業員向けに貸し出していく予定。来年度中に計300戸
の貸与を目標にしている。
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27 NEC、容量1.4倍の家庭用蓄電池 2014/11/19 日経産業新聞
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NECは家庭用蓄電池の新製品を来年1月下旬に発売する。これまでのNEC製の家庭用リチ
ウムイオン蓄電池に比べ、蓄電容量を1.4倍の7.8キロワット時にした。停電時でもテレビや冷
蔵庫、照明などを18時間程度使える。保証期間も15年間と一般的な10年より長くできた。1年間
で2万台の販売を目指す。
従来品では現地で組み立てをしていたシステムコントローラーと操作パネルなどを一体型に
し、現地での作業を少なくした。従来の約半分の3時間程度で設置工事が終わる。出力もNEC
従来品の1.5倍の3キロワットを出せるようにした。
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28 旭化成ホームズ、寄棟屋根の新型住宅 2014/11/19 日経産業新聞
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旭化成ホームズは今月、建物の四方に向けて傾斜した寄棟屋根を持つ新型の住宅を発売した
。同社の住宅はこれまで傾斜のない平面の屋根が中心だった。品ぞろえの拡充で販売増につな
げる。大都市と郊外の家族層などの需要を見込み、年間250棟の受注を目指す。
新商品「へーベルハウス ソフィット」は屋根の軒と雨どいが建物の四方に大きく張り出さ
ない形状にし、端正な雰囲気を出した。バルコニー上部などで雨や日光を遮りたい場合は部分
的に平面状のひさしを設ける。屋根裏は天井板をなくして開放感を出し、天窓や間接照明も導
入する。
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29 首都圏マンション契約率、5年8ヵ月ぶり低水準 2014/11/18 日経産業新聞
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不動産経済研究所(東京・新宿)が17日に発表した10月のマンションの発売動向によると、
首都圏の契約率は63.3%だった。61.7%を記録した2009年2月以来、5年8カ月ぶりの低水準を記
録した。発売戸数は前年同月比10.9%減の3125戸と、9カ月連続で前年実績を下回った。建設費
の上昇によって販売価格が上がっており、消費者がマンション購入に慎重になっているようだ
。
契約率で販売の好不調を示す7割を割り込んだのは2カ月ぶり。地域別にみると、千葉県の39.
9%をはじめ、神奈川県が60.2%、東京都下は59.5%となるなど、建設費の高騰の影響を受けや
すい郊外物件の販売不振が目立った。
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30 積水ハウス、高級住宅の実例見学会 「イズ・シリーズ」で 2014/11/18 日経産業
新聞
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積水ハウスは戸建て住宅の最上位ブランドである「イズ・シリーズ」の購入者宅の外観を見
て回ることができる実例見学会を全国で始めた。同シリーズは今年発売30年を迎えるロングセ
ラー商品。長い時間が経過しても色あせない外観などを見て品質の高さを実感してもらい、契
約につなげるのが狙いだ。見学会は11月末まで開く。
住宅メーカーが自社住宅の実例見学会を開くのは一般的だが、単一ブランドをテーマに開く
のは珍しい。イズ・シリーズは耐久性や耐火性などに優れた自社開発の外壁材「ダインコンク
リート」が特徴だ。これまで7万棟の販売実績がある。
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31 住友不動産、大阪・梅田に44階マンション 2014/11/17 日経産業新聞
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住友不動産は13日、2016年10月下旬をメドに、大阪・梅田に地上44階建てのタワーマンショ
ンを完成させると発表した。マンションの敷地内で実施する緑化整備では、共同事業者のパナ
ホームのノウハウを生かし、植樹や壁面緑化の手法にこだわった。
マンション名は「シティタワー梅田東」。梅田駅から約1キロ圏内に立地する。総戸数は501
戸。住戸の間取りを購入者の嗜好に合わせてセミオーダー式で選べる住友不動産の「カスタム
オーダーマンション」の仕組みを関西地区のマンションで初めて導入する。
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32 不動産口コミサイトのレンガ、「スーモ」に情報提供 リクルートHDと連携 2014/
11/13 日経産業新聞
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不動産口コミサイト「マンションノート」のレンガ(東京・港)はリクルートホールディン
グスの不動産・住宅サイト「SUUMO(スーモ)」に口コミの提供を始めた。買い物や子育
て、治安などの周辺環境について住民が書き込んだ12万件の口コミをスーモに表示する。不動
産・住宅分野で国内最大級のスーモと連携し、利用者の物件選びに役立ててもらう。
レンガはマンションなどに関する口コミをすべて審査したうえで表示しており、信頼性の高
さが特徴だ。口コミ数は現在100万件で、月間45万人が利用する。スーモには買い物、子育て・
医療、治安・安全、自然環境の4分野に関する口コミを提供し、1地域で最大20件の閲覧が可能
だ。
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33 アイリスオーヤマ、住宅用照明の品ぞろえ2倍に 2014/11/13 日経産業新聞
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アイリスオーヤマは住宅用照明の品ぞろえを約2倍の624種類に増やす。フィリップスエレク
トロニクスジャパン(東京・港)の色を自在に変えられる発光ダイオード(LED)電球「ヒ
ュー」と組み合わせて使う照明器具も30種類発売。2015年度に住宅用照明分野で115億円の売り
上げを目指す。