住宅関連新聞記事ダイジェスト No.484 2013/5/23~2013/5/29
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【日本経済新聞】
1 道内体験移住3割増 昨年度、平均滞在30日超す
【朝日新聞】
2 成長戦略の骨子固める、政府・産業競争力会議 国家戦略特区やPFI推進など
3 13年第1四半期・主要エリア地価動向、上昇が半数以上 国交省調べ
4 地域の木造住宅供給、補助事業の募集開始 予算総額90億円 国交省
5 首都圏・4月の賃貸成約数、全エリアで増加 アットホーム調べ
6 全国的に弱含み 東京カンテイ、4月の中古マンション価格天気図
7 東京区部の地価、反転上昇へ 日本不動産研調べ
8 不動産業の経営状況が大幅改善 土地総研調べ
9 「不特法」の一部改正法案、衆議院を通過 積極的な投資に期待
10 期待利回り、引き続き低下 円安、株高トレンドで CBRE調査
11 「改正耐震改修促進法」成立、一定建築物に耐震診断義務
12 首都圏、東京都以外が下落 4月中古マンション売り価格 東京カンテイ
【読売新聞】
13 石州瓦11万枚、中国へ初輸出
14 世界的建築家が女川駅デザイン
15 耐震診断義務、重荷に…福島
【日経産業新聞】
16 YKKAP、ドア・引き戸のデザイン刷新 木目模様はっきりと45種類用意
17 広島ガス、既設住宅向け割安品 エネファーム拡販
18 ダイビル、高齢者用住宅取得に5年間で80億円
19 リフォーム普及へ協議会、TOTOなど 施工業者審査し公表
20 杉並区、大規模集合住宅などに保育施設の設置を義務付け
21 三菱電、マンション向けの省エネ管理 一括受電組み合わせ
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1 道内体験移住3割増 昨年度、平均滞在30日超す 2013/5/27 日本経済新聞
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道庁は27日、道外在住者向け体験移住プラン「ちょっと暮らし」の昨年度の実績をまとめた。利用者数は前の年度比3割増の1975人で、平均滞在日数は30日を超えた。移住を検討する人は3割いた。体験後のアンケートでは「大変満足」「満足」の回答が合わせて85%を占めた。
同プランは市町村などが道外在住者に宿泊施設や居住物件を紹介し、道内への短期滞在を促す取り組み。
道庁によると利用者の約8割が50歳代以上。全体の約7割が夫婦という。リピーターが5割を占め、利用目的の半数近くが避暑などの季節限定滞在だった。
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2 成長戦略の骨子固める、政府・産業競争力会議 国家戦略特区やPFI推進など 2013/5/29 朝日新聞
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政府は5月29日に開催した産業競争力会議で、6月に公表予定の「成長戦略」の骨子を固めた。
「日本産業再興プラン」「戦略市場創造プラン」「国際展開戦略」の3つのアクションプランを定める。国家戦略特区の実現や公共施設運営権などの民間開放推進(PPP/PFI)は日本産業再興プランの中で定められ、「産業競争力強化法(仮称)」といった新たな法律も設けることで、企業が活動しやすい社会を実現する方針だ。今後5年間を「緊急構造改革期間」、3年間については「集中投資促進期間」とする。
なお、すべての政策分野に関して2013年度から当面3年間(15年度まで)と、16年度以降の詳細な施策実施スケジュールを整理する。民間企業に対し、いつの段階で事業活動に入るべきかといった判断材料を提供する考えだ。また、重要政策群ごとに、トップダウンによる成果指標の検証である「政策成果指標(KPI)」を設定する方針も掲げた。
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3 13年第1四半期・主要エリア地価動向、上昇が半数以上 国交省調べ 2013/5/29 朝日新聞
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国土交通省が、四半期ごとに実施している主要都市の高度利用地地価動向報告「地価LOOKレポート(2013年第1四半期動向)」によると、上昇地区数は80地点となり全体の約53%を占めた。リーマンショック以降、上昇地区数が半数を超えたのは初めてとなる。安倍政権による大胆な金融緩和政策などが、不動産に対する投資意欲を高めたようだ。
国交省では、「東京・大阪都心の利便性の高い商業系地区で不動産投資意欲が高まっていること」「東京都心の住宅系地区における需要の増加」を上昇要因に挙げており、「三大都市圏の都心部を中心に、従来の下落基調から上昇・横ばい基調への転換が広範に見られる」としている。
同調査は、主要都市の地価動向を先行的に表しやすい高度利用地などを150地区選定し調査しているもの。住宅系が44地区、商業系が106地区。
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4 地域の木造住宅供給、補助事業の募集開始 予算総額90億円 国交省 2013/5/28 朝日新聞
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国土交通省はこのほど、2013年度の「地域型住宅ブランド化事業」のグループ募集を開始した。6月24日まで受け付ける。
同事業は、地域における木造住宅生産・維持管理体制の強化を目的としたもの。中小住宅生産者などが他の中小住宅生産者や木材供給、建材流通などの関連事業者と共に構築したグループを公募する。地域材を活用した木造の長期優良住宅であることが条件。
補助額は、建設工事費の1割以内の額で、かつ1戸当たり100万円が上限。予算は90億円用意している。
応募条件などの詳細は、同事業事務局(一般社団法人木を活かす建築推進協議会内)、電話03(3560)2886まで。
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5 首都圏・4月の賃貸成約数、全エリアで増加 アットホーム調べ 2013/5/28 朝日新聞
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アットホームの調査によると、首都圏における2013年4月の賃貸住宅の成約数は、アパート・マンションとも全エリアで前年比増加した。全エリアで増加したのは、5カ月ぶり。特に東京都下と埼玉県は2ケタ増となった。首都圏全体では、前年比8.4%増の2万2471件だった。
また、平均成約賃料は、首都圏全体でマンションの新築が前年比1.5%増の10.32万円、中古は同0.1%増の8.67万円。アパートは新築が同5.7%増の7.91万円、中古が同0.5%増の5.96万円となった。
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6 全国的に弱含み 東京カンテイ、4月の中古マンション価格天気図 2013/5/28 朝日新聞
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東京カンテイ(東京都品川区)がまとめた4月の中古マンション価格天気図(売り希望価格を集計・算出し70平方メートル換算したもの)によると、安定基調だった前月から一転して全国的に弱含み基調となった。首都圏や中部圏が引き続き下落基調で推移したほか、価格の上昇傾向を示す「晴れ」や足踏み傾向を示す「曇り」が多かった九州地方や北陸地方の各県でも、天気模様が悪化した。
「晴れ」は8地域(前月比1地域減)。「雨」も6地域(同2地域減)に減ったが、「小雨」が15地域(同7地域増)とほぼ倍増。「薄日」は7地域(同1地域減)に減った。また、前月から天候が改善したのは6地域(同1地域増)、悪化したのは12地域(同2地域増)。横ばいだった地域は29地域(同3地域減)で前月より減ったものの、個別に見ると下落した地域が多い。
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7 東京区部の地価、反転上昇へ 日本不動産研調べ 2013/5/28 朝日新聞
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日本不動産研究所の調査によると、2013年3月末現在の東京区部の地価は、全ての用途で前期(2012年9月末)に比べて下げ止まり、反転の動きが見られた。商業地は0.2%上昇、住宅地は0.1%上昇、工業地は横ばい、全用途平均では、0.1%上昇だった。全ての用途で下げ止まったのは、2007年9月末調査以来、5年半ぶり。
この背景について、同研究所は、「2012年12月の政権交代で、デフレ脱却最優先の経済政策が実施されることになり、機関投資家や富裕層はインフレ対応力の強い資産に資金をシフトさせていると考えられる。不動産も都市商業地や名声のある住宅地などが資金の流入先として選択されている」と分析している。
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8 不動産業の経営状況が大幅改善 土地総研調べ 2013/5/27 朝日新聞
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土地総合研究所の「不動産業業況等調査」によると、4月1日時点における「住宅・宅地分譲業」の経営状況は、前回調査(2013年1月1日)の0.0ポイントから大幅に上昇し、22.4ポイントとなった。また、不動産流通業(住宅地)も、前回のマイナス5.3ポイントからプラスに転じ、16.4ポイントとなった。
住宅・宅地分譲業は2007年1月(20.0ポイント)以来の水準、不動産流通業は2006年4月(15.6ポイント)以来の水準を回復している。
同調査は、三大都市圏および地方主要都市で不動産業を営む企業を対象にしたもの。住宅・宅地分譲業の回答数は29、不動産流通業は67だった。
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9 「不特法」の一部改正法案、衆議院を通過 積極的な投資に期待 2013/5/24 朝日新聞
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「不動産特定共同事業法の一部を改正する法律案」がこのほど、衆議院を通過した。今後、参議院の審議を経て成立となる。時期は未定。
倒産隔離型の不動産特定共同事業を可能とすべく、一定の要件を満たす特定目的会社(SPC)が同事業を実施できるようにするもの。「倒産リスク」が軽減されるため、投資家の積極的な活動が期待される。国土交通省では、「今回の法改正により、約5兆円の新たな投資が行われ、約8兆円の生産波及効果、約44万人の雇用誘発効果が見込まれる(10年間)」としている。
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10 期待利回り、引き続き低下 円安、株高トレンドで CBRE調査 2013/5/24 朝日新聞
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CBREはこのほど、四半期ごとに実施している不動産投資に関するアンケート(4月時)調査をまとめた。アレンジャーやレンダー、ディベロッパー、アセットマネージャーといった投資家を対象に実施しているもの。それによると、東京主要部の各セクター(オフィス、賃貸マンション、商業、ホテル、倉庫)の期待利回りは、倉庫(首都圏湾岸部)を除き、低下していることが分かった。
中でも、「商業(銀座中央通り)」は調査開始以来の最低水準、「賃貸マンション・ファミリー(東京城南・城西)」は約5年ぶりの低水準となった。
同社では、「円安・株高に伴う企業業績の改善見込みや個人消費の向上期待、円安を背景とした外国人観光客の増加による消費改善期待などを受け、各セクターで稼働状況の改善と、それに続く賃料上昇期待が見られ、全般的な期待利回りの低下につながったと思われる」と分析している。
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11 「改正耐震改修促進法」成立、一定建築物に耐震診断義務 2013/5/23 朝日新聞
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「建築物の耐震改修の促進に関する法律の一部を改正する法律案(改正耐震改修促進法)」がこのほど参議院を通過し、成立した。5月下旬の公布から6カ月以内に施行される。
法案成立により、旧耐震建築物で延べ床面積が5000平方メートル以上ある「病院、店舗、旅館などの不特定多数者が利用する建築物および学校、老人ホームなどの避難弱者が利用する建築物」などは、2015年末までに耐震診断をする義務が生じる。
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12 首都圏、東京都以外が下落 4月中古マンション売り価格 東京カンテイ 2013/5/23 朝日新聞
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東京カンテイ(東京都品川区)はこのほど、3大都市圏における2013年4月の中古マンション売り価格(売り希望価格を集計・算出し70平方メートル換算したもの)をまとめた。それによると、首都圏(2770万円、前月比0.4%下落)は東京都(3629万円、同0.1%上昇)以外の3県が値下がりした影響で、前月に引き続き下落基調。近畿圏(1806万円、同0.2%下落)では連続上昇がストップし、中部圏(1470万円、同0.4%下落)は底ばいで推移している。
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13 石州瓦11万枚、中国へ初輸出2013/5/28 読売新聞
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島根県西部の特産品・石州瓦が初めて中国に輸出されることになり、27日、浜田市の浜田港で出港記念式典が開かれた。
輸出枚数は約11万枚。海外に輸出する量としては過去最大という。
石州瓦は、出雲地方の来待石を上薬に使った赤褐色の瓦で、日本3大瓦の一つ。高温で焼くために凍害によるひび割れに強く、北海道や日本海側の豪雪地帯で主に使われている。
県と石州瓦工業組合が2010年から中国市場に売り込み、大手住宅メーカーが手掛ける中国事業で採用されることが決定。組合業者の丸惣、石州川上窯業が共同で平板瓦約11万枚を製造し、中国遼寧省瀋陽市で500戸の住宅建設向けの屋根瓦に使われるという。
組合によると、これまでロシア、台湾、フィリピンに輸出してきたが、中国への本格輸出は今回が初めて。瀋陽市では今秋、国民体育大会が開催される予定で、住宅需要が高まっているという。
式典には組合業者ら関係者20人が出席。出港前のコンテナ船の前でテープカットして祝った。(田中誠也)
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14 世界的建築家が女川駅デザイン 2013/5/27 読売新聞
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宮城県女川町は25日、新たな町の顔となるJR女川駅と駅前プロムナードの基本構想の住民説明会を、町総合体育館で開いた。
町は津波で流出した女川駅を北西に約150メートル移設し、その周辺に商業施設を整備する計画を進めている。完成予定は2015年春。
駅舎などのデザインを、世界的に活躍する建築家で京都造形芸術大教授の坂茂さん(56)に依頼した。
坂さんは模型を使って、駅舎やプロムナードのイメージを紹介。鳥が羽を広げたような屋根で駅舎を包み込み、天井から自然光を取り込む。また、駅前のプロムナード(延長170メートル、道幅15メートル)は歩行者専用で、吹き抜けで開放感が漂う。両側に商店街を形成し、にぎわいの拠点にするという。
須田善明町長は、「今後も話し合いを重ね、6月中に基本構想の方向性を決めたい」と話していた。
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15 耐震診断義務、重荷に…福島 2013/5/23 読売新聞
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病院や旅館といった不特定多数が利用する古い建築物について、耐震性診断の実施を義務づける改正耐震改修促進法が22日、参院本会議で可決、成立した。今も余震が続く福島県内で耐震化は急務だが、工事中は患者への騒音や、休業を余儀なくされるなど負担も大きい。
建設会社が復興関連工事でフル稼働しているため、耐震化に人手が回らない可能性も指摘されている。
改正法の対象となるのは、1981年以前の旧建築基準で建てられた延べ床面積5000平方メートル以上の建物で、学校や老人ホーム、百貨店、ホテル、劇場なども含まれる。2015年末までの3年間に耐震性診断の実施を義務づけ、診断結果を公表する。診断費用のほぼ全額を国と地方で補助し、改修工事費の補助率も大幅に引き上げられる。
県内では特に、病院の耐震化が遅れている。厚生労働省の調査(12年9月時点)によると、県内131病院の耐震化率は50・4%と、全国ワースト3位。八つの災害拠点病院のうち、全ての建物が耐震化されているのは4病院にとどまる。
災害拠点病院の一つ、いわき市立総合磐城共立病院は昨年から、病棟の耐震化工事を始めた。東日本大震災発生時には、新耐震基準を満たしていない病棟から全患者を屋外退避させるなど混乱した。
いわき市内には福島第一原発事故で約2万4000人の避難者が暮らしており、同病院も通常より混み合っている。828の病床は常時ほぼ満床。患者に迷惑をかけないようにと、低騒音の特殊工法を採用した結果、工事費は約3億1800万円に上った。国の補助率は2分の1とされていたが、基準の工事単価を上回ったため、実際の補助金は6200万円にとどまった。同病院は「24時間入院患者がいる中での工事は難しかった」とする。
旅館業界にも波紋が広がっている。福島県は全国6位の軒数を誇る旅館王国だ。正確な数はわからないが、改正法の対象となる古い旅館も多い。風評被害で遠のいていた客足がようやく戻りつつあるだけに、県旅館ホテル生活衛生同業組合は「工事で休業する旅館が出るのは痛手だ。耐震化は大事だが、被災地の現状も考慮してほしい」と訴える。
さらに、足かせになるとみられるのが建設業者の人手不足だ。復興関連工事が集中しているため、県発注の公共工事は2割以上が入札不調となっている。耐震診断を多く手がける田中建築設計事務所(福島市)の田中幸吉所長は「建設会社は復興事業や除染作業で忙しい。現実的には耐震化工事は3年では終わらないだろう」と指摘する。
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16 YKKAP、ドア・引き戸のデザイン刷新 木目模様はっきりと45種類用意 2013/5/29 日経産業新聞
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YKKAPは木質のドア・引き戸のデザインを全面的に刷新して6月に発売する。表面に貼る化粧シートの木目模様をはっきりとさせ、天然木の雰囲気に近づけた。温かみの木目調のインテリアを好む人が増えていることに対応した。45種類のデザインを用意し、初年度に50億円の売り上げを見込む。
木質ドア・引き戸の全面刷新は8年ぶり。化粧シートは表面に透明な塗料を塗って微妙な凹凸をつくり天然木の雰囲気に近づけた。「ナチュラルチェリー」「クリアオーク」など新色5色を追加し8色で展開する。
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17 広島ガス、既設住宅向け割安品 エネファーム拡販 2013/5/28 日経産業新聞
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【広島】広島ガスはガスを使って発電しながら給湯などに活用する家庭用燃料電池「エネファーム」で、既設住宅向けの需要を開拓する。狭い場所にも設置できる割安な新製品を投入したほか、すべてのガス器具販売店に営業担当者を配置し、顧客にリフォームを促す。2013年度の既設住宅向け販売目標は90台と前年度比10倍以上に引き上げる。
これまでの購入者は新築住宅向けが多かったが、少子高齢化で住宅戸数の急拡大は見込めないことから、既設住宅の開拓を本格化する。
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18 ダイビル、高齢者用住宅取得に5年間で80億円 2013/5/28 日経産業新聞
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ダイビルは高齢者向け住宅事業を拡大する。今後5年間で総額80億円を投じ、都心部の老人ホームなどを取得する。高齢化社会の進展に伴い、今後、需要が高まると判断した。
このほどまとめた2018年3月期を最終年度とする中期経営計画に盛り込んだ。同社はすでに首都圏で老人ホームを保有し、外部に運営を委託している。今後は関西圏でも、老人ホームを取得し本格展開する方針だ。
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19 リフォーム普及へ協議会、TOTOなど 施工業者審査し公表 2013/5/27 日経産業新聞
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TOTOなど住設機器のメーカーや流通業者など25社・団体が4月設立したリフォーム活性化に向けた業界団体「ベターライフリフォーム協議会」がこのほど本格的に活動を始めた。施工業者の実績や施工手順、顧客への対応などを審査。一定の基準をクリアした業者を公表する。信頼できる業者選びに悩む消費者の不安を解消しリフォーム市場の拡大を目指す。
同協議会は住設メーカーでつくるリビングアメニティ協会やTOTO、伊藤忠建材などが中心となり立ち上げた。初年度に500社、3年目に3千社を信頼できる業者として公表。全国で相談できる体制を整える。
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20 杉並区、大規模集合住宅などに保育施設の設置を義務付け 2013/5/27 日経産業新聞
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東京都杉並区の田中良区長は大規模集合住宅などの開発業者に、保育施設の設置を事実上義務付ける方針を明らかにした。今夏にも建築指導の要綱を改正する。子育て世帯の流入で高まる保育需要にあらかじめ対応し、保育所に入りたくても入れない待機児童が増えるのを防ぐ狙いだ。
新要綱は集合住宅のほかに事業所なども含め、一定規模以上の開発を対象とする。計画段階で区との協議を義務付け、事業所の場合でも事業所内保育所などの施設を造るよう促す。
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21 三菱電、マンション向けの省エネ管理 一括受電組み合わせ 2013/5/23 日経産業新聞
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三菱電機はマンション向けの省エネシステム事業を始めると発表した。住戸にはHEMS(家庭内エネルギー管理システム)、共用部にはBEMS(ビルエネルギー管理システム)を配置して、使用電力を住人に表示したり、家電機器を省エネ制御したりすることで消費電力を抑える。
経済産業省の「MEMS(マンションエネルギー管理システム)アグリゲーター」として採択された。顧客企業となるマンション建設事業者は、国からMEMSシステム導入費の3分の1の補助を受けられる。新システムは新電力(PPS)による高圧一括受電も組み合わせることで、時間帯別の電力料金などを提供する。価格は100戸のマンションで5000万円(工事費込み)から。年間200戸の導入を見込む。