住宅関連新聞記事ダイジェスト No.428  2012/4/5~2012/4/11

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【日本経済新聞】
1  市場移転後の築地、にぎわい維持へ協議 都と中央区
2  マンション共用部の電気料金値上げ、家庭と同等に
3  首都高の地下移設も議論 国交有識者会議が初会合
4  オフィス住、上海風デザインの木造注文住宅を販売
5  千葉ニュータウンに相次ぎ大型店 定住誘致に弾み
6  THK、高層ビルの揺れ制御装置 東北大などと開発
7  千代田区が神田西口ワンルーム型建設制限 マンション悪用抑制
8  オフィス空室率、2カ月連続で低下 都心3月末
9  がれき土壌、シートで緑化 群馬県繊維工業試験場など

【朝日新聞】
10  東京都23区、平均家賃が安い駅ランキング

【読売新聞】
11  国内最大級メガソーラー設置へ
12  女性専用、全面ガラス張りの巨大公衆トイレ
13  超高層の揺れ「東日本」の2倍…3連動地震
14  これが「耐震」の証明、都がシールを無料配布へ
15  歴史的建造物買いませんか…数千万円程度

【日経産業新聞】
16  三井ホーム、中2階設け設計多彩 下部分に収納・車庫
17  石綿除去から袋詰めを一度に処理、効率2倍 竹中工務店と朝日機材
18  LIXIL、東大と住宅向け新工法 耐震性向上、窓も広く
19  三井不、国内6年で8000億円投資 スマートシティなどに力
20  ネクスト、中国で不動産サイト 賃貸・中古向け
21  ミサワホーム、太陽光発電の重さ半分に 施工費抑えやすく
22  NTT都市開発、子育て重視の分譲マンション
23  首都機能代替策、京都府が初会合 大災害に備え有識者委
24  ハラサワホーム、再生エネで賄える住宅 太陽光や地熱を利用
25  東急リロの賃貸物件、外部ライターが住み心地をリポート
26  野村不動産アーバン、不動産サイトをタブレット対応に

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1  市場移転後の築地、にぎわい維持へ協議 都と中央区  2012/4/11 日本経済新聞
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 東京都と中央区は今月、築地市場(東京・中央)の2014年度中の豊洲地区(同・江東)への移転に向けて、移転後の街づくりについて協議を始める。市場周辺に生鮮を扱う店舗などを設け、引き続き観光客を呼び込める街づくりを目指す。市場跡地の再開発を終えるまで、街のにぎわいを維持する仕掛けが必要と考えた。
 移転関連経費を盛り込んだ都の今年度予算が3月末に成立したのを受けて、都と中央区は街づくりの協議を急ぐ。まずは築地市場内にある勝どき門駐車場(約8000平方メートル)の活用策などを検討する。駐車場の一階部分を、生鮮を扱う店舗に活用する案などが浮上している。

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2  マンション共用部の電気料金値上げ、家庭と同等に 民間団体が陳情  2012/4/10 日本経済新聞
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 東京電力が4月一斉実施の方針だった大口向け電気料金の平均17%値上げについて、大規模分譲マンションのエレベーターなどの共用部分が企業向け電力と同様の扱いになることが10日、日本マンション管理士会連合会(東京・千代田)の調べで判明した。同連合会は同日、共用部分について家庭向けと同等とするよう経済産業省や国土交通省、消費者庁に陳情した。
 同連合会によると、マンション共用部の電力を高圧で受電する場合は業務契約になり、家庭向けの申請・認可制とは異なるという。陳情に訪れた親泊哲会長は「共有部分の電力は居住のためであり、企業を対象にした自由化部門に含むべきではない」と訴えた。

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3  首都高の地下移設も議論 国交有識者会議が初会合  2012/4/10 日本経済新聞
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 国土交通省の「首都高速の再生に関する有識者会議」(座長は政治評論家の三宅久之氏)の初会合が10日、開かれた。老朽化が進み大規模な改修が必要な首都高速道路について、前田武志国交相は「中央区・日本橋の上の首都高があのような形でよいのか」と発言。会議は高速道路の地下移設も含め、街づくりの観点から議論を進める。
 全長がおよそ300キロメートルの首都高は、半分近い140キロが建設から30年以上たっている。東京オリンピックの開催に合わせ用地買収が難しい中で整備を急いだため、道路や川の上空を通る道が多く景観上の課題も多い。

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4  オフィス住、上海風デザインの木造注文住宅を販売  2012/4/9 日本経済新聞
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 住宅建築を手掛けるオフィス住(水戸市、篠田斉社長)は中国・上海風の内装を採り入れた木造の注文住宅を販売する。東洋風と西洋風の折衷の装飾が特徴のデザインを再現するため、天然素材の無垢(むく)材や照明器具などを上海から直接買い付ける。若い家族層など住宅の素材や個性にこだわる顧客層を取り込み、水戸市周辺で年5棟程度の建築を目指す。
 商品名は「上海デザイン」。デザインの特徴は例えば天井の一部に段差を設けて「堀天井」とし、間接照明にすることで陰影による高級感や温かみを出す。無垢材や自然石も多く使う。

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5  千葉ニュータウンに相次ぎ大型店 定住誘致に弾み  2012/4/6 日本経済新聞
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 千葉ニュータウンの北総線沿線に2013年、相次いで大型小売店が開業する。会員制量販店コストコが千葉ニュータウン中央駅、県内中堅スーパーのナリタヤが印旛日本医大駅近くに出店を決めた。ニュータウンは都市再生機構(UR)が整備を進め、18年には人口が14万人に達する見込みだ。人気小売店の出店で定住者の誘致にも弾みがつきそうだ。
 URが事業者を公募していた事業用地に、米コストコ日本法人のコストコホールセールジャパン(川崎市)とナリタヤ(千葉県栄町、菊川一平社長)が応募。3月末に契約を終えた。

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6  THK、高層ビルの揺れ制御装置 東北大などと開発  2012/4/6 日本経済新聞
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 THKは6日、大地震によって高層ビルなどで発生する周期の長い揺れ「長周期地震動」を制御する装置を東北大学などと共同で開発したと発表した。工作機械などの制御に使う回転ネジ技術を活用し、回転で発生する慣性エネルギーを使うことで揺れを吸収。建物の揺れ幅を従来装置の半分に減らせる。2012年度から販売を開始し、初年度3億円の売上高を目指す。
 新型装置は「iRDT」。免震装置を販売する免制震ディバイス(東京・千代田)、東北大学大学院工学研究科と共同で開発した。これまで高層ビルで多く使われていた制御装置は、揺れの周期が短いほど効果を発揮したが、長い周期で長時間続く高層ビルの揺れは軽減しにくかった。

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7  千代田区が神田西口ワンルーム型建設制限 マンション悪用抑制  2012/4/6 日本経済新聞
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 東京都千代田区は地域住民との協議を踏まえ、JR神田駅西口でワンルームマンションの建築を制限した。一定戸数以上のマンションを建てる場合は、ワンルーム型の合計面積を3分の1以下に抑える。同地区では老朽化したビルの多くが建て替え時期を迎えている。居住実態のないワンルーム型が増えることに伴う治安の悪化を抑え、街のにぎわいを保つ狙いだ。
 対象は千代田区内神田1丁目と2丁目の計12.2ヘクタール。古くからの飲食店やテナントビルが多く、昼間は会社員などでにぎわうが夜間は閑散としている。高齢化に伴い定住人口も減りつつある。
 区景観・都市計画課によると、区内の他地域では一時期、ワンルームマンションが増加。「投資目的で建てられた物件は人が住んでいなかったり、利用実態が不明だったりするものも多い」という。内神田でも、居住実態のない部屋が増え、性風俗ビジネスに使われる恐れなどもあり、規制を求める声が強かった。

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8  オフィス空室率、2カ月連続で低下 都心3月末  2012/4/5 日本経済新聞
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 仲介大手の三鬼商事(東京・中央)は5日、3月末の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィスビルの平均空室率が前月末比 0.11ポイント低い9.04%だったと発表した。空室率の低下は2カ月連続。新築3棟がいずれも満室で稼働した。ただ、賃料は過去最低を更新しており、空室率の低下が市況回復に結びついていない。
 都心5区に3月完成した新築ビル(1フロア330平方メートル以上)は3棟で、新たに計8万2500平方メートルの延べ床面積が供給された。IT(情報技術)関連企業が1棟をすべて借り切った例や数社で入居するケースもあった。既存ビルも移転の成約が進み、計約2万平方メートルの空室が解消した。

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9  がれき土壌、シートで緑化 群馬県繊維工業試験場など  2012/4/5 日本経済新聞
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 群馬県繊維工業試験場(群馬県桐生市)は地元企業と共同で、被災地などの荒れた土地を緑化する新手法を開発した。保水性の高い袋状のシートに土や植物の種子を詰め、がれきなどの上にそのまま敷き詰める。シートには時間がたつと自然に分解する素材を使う。現在、最終的な試験を進めており、2012年夏の実用化を目指す。
 繊維関連製品を製造する飯塚機業(群馬県桐生市)、建物の屋上緑化などを手がける古河産業(同太田市)と共同で開発した。

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10  東京都23区、平均家賃が安い駅ランキング  2012/04/11 朝日新聞
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 東京に住みたい!と思っても、東京23区には460あまりの駅があります。仮に毎月引越しをしても、全駅制覇するには38年以上!どの駅の近くに住むかは、なんとなく決めるのではなく戦略的に選んでいかなければなりません。そこで今回は、平均家賃の安い駅を特集しました。
※各駅の平均家賃はSUUMOに掲載されている賃貸物件情報(1K/LK/DK/LDK)より。2012年3月14日現在

1位 大井競馬場前駅/東京モノレール(4.25万円)
栄えある平均家賃の安い駅第一位は、「大井競馬場前駅」。なんと品川区の駅がランクインです。とはいえ、物件掲載数は多くないので、たまたまリーズナブルな賃料の物件が掲載されたタイミングのデータを取得したようです。気になる周辺施設はなんといっても大井競馬場。仕事帰りにトゥインクルレースを見て、そのまま歩いて帰る…なんてライフスタイルも楽しめそうです。
2位 荒川区役所前駅/都電荒川線(6.05万円)
2位になったのは、都電荒川線の荒川区役所前駅。その名の通り、荒川区役所が間近にあります。それだけでなく、消防署、警察署、区立第三峡田小学校、区立第一中学校と、公共施設に囲まれた行政の中心地のような立地です。また駅前の「サンパール荒川」は、1120人を収容する大ホールがあり、この3月には綾戸智恵のコンサートも開催されました。
3位 梶原駅/都電荒川線(6.15万円)
梶原駅も、2位同様に都電荒川線沿線の駅。明治通りを挟んで、上りホームと下りホームが別れるという、国道をまたにかけた珍しい駅です。駅から北には梶原銀座商店街が伸びており、毎年お祭りなどが開催されていてほのぼの。JR京浜東北線、東京メトロ南北線の王子駅までも2駅で、車も電車も交通便利な駅でもあります。
4位 小菅駅/東武伊勢崎線(6.3万円)
4位は東武伊勢崎線の小菅駅。荒川を挟んだ隣駅はターミナル駅でもある北千住駅。北千住にはルミネや丸井など商業施設も充実しており、仕事帰りに乗り換えがてらちょっとお買い物して帰る、なんてライフスタイルが楽しめそう。東武伊勢崎線は日比谷線にも直通しているので、銀座、恵比寿、六本木にも一本で出かけられます。
5位 荒川車庫前駅/都電荒川線(6.32万円)
2位の梶原駅の隣駅。その名の通り、駅前に荒川線の車庫があります。駅周辺は区画整理されており、見通しのよい道路が続いています。荒川車庫前駅には「都電おもいで広場」があり、なつかしい車両が展示されています。ちなみにこのあたりの町名は西尾久。尾久といえばJR宇都宮線の尾久駅がありますが、駅は「おく」と読み、町名は「にしおぐ」と読むんですよ。
6位 高野駅/日暮里・舎人ライナー(6.54万円)
東京都でも新しい路線の日暮里・舎人ライナーから、高野駅がランクイン。足立区にある駅で、読み方は「こうや」です。高野町という旧地名が名前の由来となっています。駅から少し離れると畑が残っていたりとのどかな雰囲気。日暮里・舎人ライナーの始発である日暮里駅は、山手線、京浜東北線、常磐線、京成本線、成田アクセス線に乗り換えられてとても便利。
7位 新整備場駅/東京モノレール(6.6万円)
うーん、物件は見当たらなそうですが…。
8位 栄町駅/都電荒川線(6.65万円)
都電荒川線の王子駅、梶原駅の間に位置する駅。駅前には化粧品会社の研究所や女子高があります。なんとなく女子力が高くなりそうですね。
9位 牛田駅/東武伊勢崎線(6.76万円)
通りを挟んで京成関屋駅があり、連絡運輸が可能です。
10位 都電雑司ケ谷駅/都電荒川線(6.83万円)
10位は都電荒川線の都電雑司ケ谷駅。池袋駅まで徒歩圏といえなくもないことを考えると、かなり狙い目駅。ちなみに副都心線にも「雑司が谷駅」がありますが場所は別です。(ちなみに副都心線に乗り換えるられるのは、隣駅の鬼子母神前駅)

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11  国内最大級メガソーラー設置へ  2012/4/11 読売新聞
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 京セラ、IHI、みずほコーポレート銀行の3社は10日、国内最大級となる7万キロ・ワットの大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業を共同で進めると発表した。
 鹿児島市にあるIHIの所有地に京セラの太陽光パネル約29万枚を約250億円を投じて設置。みずほコーポレート銀は、資金調達の枠組みを検討する。このメガソーラーで一般家庭約2万2000世帯の年間消費電力量をまかなえる。

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12  女性専用、全面ガラス張りの巨大公衆トイレ  2012/4/9 読売新聞
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 桜や菜の花の名所としても知られる千葉県市原市の小湊鉄道・飯給(いたぶ)駅前に6日、「世界一大きなトイレ」が完成した。
 市原市が約987万円かけて建てた。女性専用で、広さは約200平方メートル。杉の丸太を並べて高さ2メートル、周囲54メートルの壁をつくり、中央にガラス張りでカーテンのついた個室(1・4メートル四方)を1基だけ設けた。周囲には色とりどりの花のプランターを置き、彩りを添えた。利用は無料。
 市によると、観光地としてアピールしようと「世界一」と銘打ったという。設計した建築家藤本壮介さん(40)は、「美しい風景をプライベートな空間でも楽しんでほしい」と話している。

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13  超高層の揺れ「東日本」の2倍…3連動地震  2012/4/9 読売新聞
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 東海・東南海・南海の三連動地震が起きた場合、首都圏の超高層建物の揺れの速さは東日本大震災の2倍以上になることが、日本建築学会小委員会の分析でわかった。
 建物の崩壊までは至らないが、補修が必要な損傷が生じるおそれがあるという。
 分析によると、東日本大震災では高さ100メートル以上の超高層建物を大きく揺らす周期2~6秒の「長周期地震動」が、首都圏ではあまり強くなく、速度は毎秒20~50センチ程度だった。実際、10分間以上揺れ続けたが、構造被害はなかった。
 これに対し、三連動地震では、同じ周期の長周期地震動は強く、速度は毎秒50~100センチと予測された。高さ60メートル以上の超高層ビルの耐震性を確保するため、建築基準法で設計用の基準とした「告示波」(地盤の揺れ)の速度を一部で上回り、損傷の可能性がある。

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14  これが「耐震」の証明、都がシールを無料配布へ  2012/4/9 読売新聞
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 耐震基準を満たしていることの証明となる新しい東京都の「耐震マーク」のデザインが公表された。
 耐震診断が義務づけられている公共建築物と緊急輸送道路沿いの建物の所有者を対象に、今月中旬以降、シールにして無料配布し、今後、対象を段階的に拡大していくという。
 マークはグラフィックデザイナーの松永真氏の作製で縦横15センチ。青地に三重丸をあしらい、中心に都の紋章が置かれている。壁などに貼り付けられるようシール形式にする。
 緊急輸送道路は、災害時に緊急車両が優先走行することから、沿道の建物が倒壊して道をふさがないよう、都は条例で耐震化を推進している。
 しかし、道路沿いの約3500棟で耐震化が遅れており、都は新たに制作したマークを配布することで耐震化を促したいとしている。
 マークの入手方法など、問い合わせは、都市街地建築部建築企画課(03・5388・3362)まで。

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15  歴史的建造物買いませんか…数千万円程度  2012/4/5 読売新聞
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 和歌山県御坊市御坊の旧市街、寺内町にある築70年以上の「中川家邸宅」が取り壊される可能性があるため、街並み保護などに取り組む地元有志でつくる「御坊まちづくり委員会」が、邸宅の購入者を募っている。
 邸宅は寺内町でも有数の規模で、歴史的建造物としても知られ、市内観光のスポットの一つとなっている。
 寺内町は、江戸時代から昭和初期にかけて建てられた約500の住宅や寺が並び、市内の観光スポットとなっている。市によると、2010年は京阪神などから17万3500人の観光客が訪れた。しかし近年、老朽化により取り壊される住宅も増えているという。
 中川家邸宅は、一般の住宅が約1000円で建築された1935年、約10万円をかけて建てられた。敷地面積約1050平方メートル、延べ床面積約500平方メートルで、耐久性のある栂(つが)を使用した和風建築。
 当時の住宅には珍しく、暖炉やソファを備えた応接間もあり、博物学者・南方熊楠などが訪れたとされ、寺内町のシンボル的な建物として知られる。
 現在の所有者が、維持管理が難しいため取り壊しを検討していることがわかり、同委員会が所有者と交渉。土地代の数千万円程度で売却してもらうことで合意した。取り壊しの時期などは未定だが、建物を改装すれば店舗などとしても利用でき、新たな観光客誘致にもつながるという。
 同委員会は「御坊に残る歴史的な建物を保存するためにも何とか買い手を探したい」としている。

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16  三井ホーム、中2階設け設計多彩 下部分に収納・車庫  2012/4/11 日経産業新聞
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 三井ホームは中2階を設けることで多彩な空間設計を可能にした注文住宅「tokotoko(トコトコ)」を21日に発売する。1階と2階の中間部分に中2階を設け、中2階の下の部分は車庫や収納スペースとして活用できるようにする。荷物が多い子育て世代に配慮した。2013年3月期に200棟の販売を目指す。
 新商品は気密性や断熱効果の高いツーバイフォー工法向けに開発した。「スキップフロア」と名付けた中2階を配置。下部のスペースを収納空間にするプランでは、中2階を居室として使うことをすすめる。下部を駐車場にするプランでは、2階を天井の高いリビング空間として活用する。

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17  石綿除去から袋詰めを一度に処理、効率2倍 竹中工務店と朝日機材  2012/4/11 日経産業新聞
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 竹中工務店は建設資機材販売・リースの朝日機材(東京・墨田、有吉泰社長)と共同で、アスベスト(石綿)の除去から袋詰めまでを一度に処理するシステムを開発した。金属製のへらなどを使う手作業による除去に比べると効率が約2倍に高まるほか、回収したアスベストの容積を3分の1程度に減らせる。今後、増加する老朽化ビルの解体や改修に伴うアスベスト除去工事の需要を取り込む。
 開発した「吹付けアスベスト除去システム」は剥離装置、サイクロン式分離装置、集じん機、減容機で構成する。電動で回転するブラシが付いた剥離装置などではぎ取ったアスベストは「サイクロン式分離装置」にそのまま入り、遠心力で空気と分離される仕組みを採用した。

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18  LIXIL、東大と住宅向け新工法 耐震性向上、窓も広く  2012/4/11 日経産業新聞
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 住生活グループのLIXILは住宅の耐震性を高めながら窓の面積を広げられる新工法を東京大学と共同開発した。一般に窓の面積を増やすと壁の耐久性は落ちるが、柱や梁(はり)を太くするなどして壁の強度を引き上げた。効果は住宅の仕様で異なるが、同社の試算では窓の面積を約2倍に広げながら、耐震性を2割高められるという。初年度は100棟の採用を目指す。
 新工法ではクギの位置などをきめ細かく計算して壁の耐震性を詳細に計測する技術「スマート構造解析テクノロジー」を活用する。最適な壁の構造を割り出した後、壁をあらかじめ工場でユニットに仕上げ耐久性を高める。

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19  三井不、国内6年で8000億円投資 スマートシティなどに力  2012/4/10 日経産業新聞
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 三井不動産は9日、2013年3月期から6カ年の中期経営計画を発表した。賃貸オフィスビルや大型商業施設の開発など国内の設備投資額は8000億円程度を計画。欧米・アジアなど海外にも5000億円程度を投じて多角化にも力を入れる。18年3月期の連結営業利益の目標は12年3月期見通しに比べほぼ2倍の2400億円以上に設定。前半の3年間を成長に向けた投資と基盤整備の時期と位置付ける。
 同日、都内で記者会見した菰田正信社長の主な発言要旨は以下の通り。
 「国内では付加価値の高い街づくりを進める。安全・安心、環境との共生など幅広い顧客ニーズに応えるため、三井不動産グループが持つ様々なハードとソフトを組み合わせた提案をする。整備が進む柏の葉キャンパスシティ(千葉県柏市)に代表されるように、今後は『スマートシティ』に積極的に取り組む」
 「拡大余地のある住宅流通やリフォームなどのストック型事業にも力を入れる。流通、リフォームをそれぞれ手掛ける子会社の社名を変更し、アクティブシニア向けの商品・サービスの開発などに注力したい。また、集中購買の拡大やグループでの一括発注を進めるほか、営業体制の見直しなどで効率化も急ぐ」
 「海外事業は、欧米ではオフィスビルの賃貸事業を中心に良質なポートフォリオの構築を目指す。都市化が進むアジアではターゲットとなる中間層が増えており、住宅分譲事業と、個人消費の成長を取り込める商業施設を中心に展開する。現地の有力なパートナー企業との提携などをテコに事業基盤を整備する。国内で培ったノウハウや強みを生かす」

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20  ネクスト、中国で不動産サイト 賃貸・中古向け  2012/4/10 日経産業新聞
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 不動産情報サイト「ホームズ」を運営するネクストは9日、中国で賃貸・中古物件の検索サイトを開設したと発表した。提携するシステム開発の中国企業と共同運営する。まず北京と上海の物件を扱い、2013年以降に広州と深センにも対象を広げる。中国語で現地向け不動産サイトを開設する日本企業は珍しい。
 ネクストグループのネクスト・プロパティー・メディア・ホールディングス(NPM)がシステム開発の北京月銀久鼎信息技術と共同でサイトを開設した。NPMはネクストが39%、中国IT企業のリアル・エステート・モバイルが51%、個人株主が残りを出資して昨年12月に設立した。

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21  ミサワホーム、太陽光発電の重さ半分に 施工費抑えやすく  2012/4/6 日経産業新聞
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 ミサワホームは重量を2分の1に抑えた太陽光発電システムを10日に発売する。光学フィルター大手のフジプレアムが開発した薄型の太陽電池を採用。重量がある従来型では設置時に住宅の補強工事が必要になる場合が多いが、新製品では屋根に据え付けるだけで済むため、施工費を抑えやすい。リフォーム事業の子会社を通じて需要を開拓する。
 一般に、太陽光発電システムは重量があり、設置工事では屋根裏の梁(はり)を増やしたり、壁の強度を高めたりする補強工事が必要になる。新製品ではフジプレアムの特殊な強化ガラスを採用し、太陽電池を薄くして重量を8.2キログラムに抑制。パネルの貼り方を工夫して強度も確保した。

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22  NTT都市開発、子育て重視の分譲マンション  2012/4/6 日経産業新聞
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 NTT都市開発はリビングの学習用品の収納スペースを設けた分譲マンション「ウェリス川崎東門前」の販売を開始した。ランドセルや教科書などを収納する棚をリビングに設置、子どもの生活に親の目が行き届くように工夫した。帰宅後すぐに親と会話し、宿題や整理整頓をする習慣が身につくという。
 またキッチンには食洗機と開口部が広い調理器具の収納スペースを設置し、家事の時間短縮をすることで家族だんらんの時間を多くとることができる。総戸数は42戸で分譲価格は3400万~4200万円台の予定。

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23  首都機能代替策、京都府が初会合 大災害に備え有識者委  2012/4/6 日経産業新聞
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 【京都】京都府は首都圏での大規模災害を想定した首都機能のバックアップ策を検討する有識者委員会の初会合を開いた。府内の既存施設を活用し、皇室や文化庁などの機能を一時的に代替することを想定し、京都市など府内の4市町も参加した。年内に意見を取りまとめ、国や関西広域連合に提案する。
 京田辺市と木津川市、精華町にまたがる関西文化学術研究都市、京都市の中心部、桂イノベーションパーク、らくなん進都の計4地区を候補地として挙げ、立地条件を比較した。いずれの地域も原子力発電所から55キロメートル以上離れているという。

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24  ハラサワホーム、再生エネで賄える住宅 太陽光や地熱を利用  2012/4/5 日経産業新聞
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 【前橋】注文住宅のハラサワホーム(群馬県太田市、原沢浩毅社長)はこのほど再生可能エネルギーを活用して、自家消費分と同等の電力を生み出せる注文住宅の受注を開始した。太陽光発電システムと地熱利用を組み合わせたうえ、効率的な空調システムを導入した。4月末には新製品の展示場を埼玉県所沢市に開設する予定。群馬、栃木、埼玉の3県で年間40棟の販売を目指す。
 「ゼロエネHAS(ハース)の家」は年間を通じて温度がほぼ一定の地中の空気を取り込んで循環させる。室温の変化を抑えられるため、冷暖房費を節約できる。これに太陽光発電システムを組み合わせることで、電気料金をほぼ無料にすることが可能という。

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25  東急リロの賃貸物件、外部ライターが住み心地をリポート  2012/4/5 日経産業新聞
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 東急不動産グループの東急リロケーション(東京・渋谷、鎌野哲朗社長)は賃貸住宅物件をリポーターによる報告形式で紹介するサイト「すまレポ!」を開設した。外部ライターなどが住戸内の収納の広さや周辺の環境、窓から見える景色などこれまでにない視点でマンションの住み心地を紹介する。2~4週に1件のペースでリポート物件を増やすという。物件の具体的なイメージをつかんでもらいやすくし、消費者の物件選びを支援する。
 「すまレポ!」では不動産広告の間取り図をチェックするのを趣味としている人や住宅関連の記事をフリーライターの立場で執筆している人などに実際に住む人の立場で住宅をリポートしてもらう。

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26  野村不動産アーバン、不動産サイトをタブレット対応に  2012/4/5 日経産業新聞
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 不動産流通の野村不動産アーバンネット(東京・新宿、金畑長喜社長)は多機能携帯端末(タブレット)の画面で利用しやすい不動産情報サイト「ノムコム」を刷新した。タブレットでの利用が増えていることに対応、タッチ操作がしやすいデザインを多く導入した。
 検索機能では写真や間取り図を並べて表示、それぞれの物件を比較しやすいようにした。 免震・耐震構造の有無や「東京スカイツリーが見える」など建物や立地に関する特集ページも拡充した。

2012-04-12 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed