住宅関連新聞記事ダイジェスト No.427  2012/3/29~2012/4/4

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【日本経済新聞】
1  環境税、10月から 税制改正関連法成立
2  渋谷の宮下町アパート跡、東急電鉄が再開発
3  2月の住宅着工戸数、6カ月ぶりプラス 7.5%増
4  三井不など、春日駅前に大型マンション 740戸、18年に完成
5  山梨県、甲府市で「パーク・アンド・バスライド」の社会実験

【朝日新聞】
6  フラット35の金利上がる 2カ月ぶり最低金利上昇

【読売新聞】
7  入居一時金の返還義務化
8  建築家・遠藤新のテーブル見つかる
9  地中に空気 液状化防止 

【日経産業新聞】
10  三協立山アルミ、外壁固定不要の住宅用テラス
11  ペットと快適、二世帯生活 エス・バイ・エル 脚洗い場を用意 床、傷つきにくく
12  新日鉄都市開発など、大型マンションに着手 さいたま市の再開発
13  LIXIL、「1日リフォーム」でシャープなどと連携 家電量販売り場に窓口
14  リョービ、木製引き戸ドアの開閉装置で新シリーズ 静かで滑らかに
15  地震のゆがみ2分の1 LIXIL住宅研、ビル制震技術応用した戸建て
16  旭化成不動産レジデンス、居住者向け相談サービス 年中無休で対応
17  東芝ライテック、住宅用のLED照明72種
18  三井ホーム、家庭用蓄電装置 状況を常時監視
19  六本木の再開発、組合設立が認可 住友不動産
20  太陽光発電、屋根と一体 LIXIL・シャープ、発電効率を向上
21  JR山陽線「白島駅」の設置認可、15年春開業予定
22  住友林業、2世帯独立住宅を発表 2階は長屋、交流は1階で
23  セコムとLIXIL、家事代行・住宅改修などの相談 電話1本で
24  東京メトロ、東西線高架下に認可保育所開設 原木中山に

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1  環境税、10月から 税制改正関連法成立  2012/3/31 日本経済新聞
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 地球温暖化対策税(環境税)の創設やエコカー減税の延長、高額の給与所得者への課税強化を盛り込んだ2012年度税制改正関連法が30日、参院本会議で可決、成立した。改正が完全に実施された後の平年度ベースでは国税で年約3000億円の増税になる。
 親などから住宅購入資金の贈与を受けた際の贈与税の非課税枠の拡充・延長や、省エネ住宅に対する住宅ローン減税の拡充も盛り込んだ。

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2  渋谷の宮下町アパート跡、東急電鉄が再開発  2012/3/31 日本経済新聞
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 東京都は30日、東京都渋谷区の都営住宅「宮下町アパート」跡地の再開発事業が東京急行電鉄などの企業グループに決まったと発表した。同グループが都から土地を70年の定期借地で借り、賃貸住宅や商業施設などを集めた複合ビルを2015年度にも完成させる。住宅の4割近くをクリエーターに貸すのが特徴で、文化やファッションの発信拠点をめざす。
 場所は渋谷駅の北東側の宮下公園の近くで明治通り沿いに位置する。敷地面積は約5020平方メートル。複合ビルは地上18階・地下2階建てで、延べ床面積は約3万6000平方メートル。

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3  2月の住宅着工戸数、6カ月ぶりプラス 7.5%増  2012/3/30 日本経済新聞
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 国土交通省が30日発表した2月の新設住宅着工戸数は6万6928戸と前年同月に比べて7.5%増えた。前年実績を上回るのは6カ月ぶり。宮城、岩手県など東日本大震災の被災地で復興需要があったことに加え、住宅購入の際に商品と交換できる「住宅エコポイント」などの優遇策が住宅着工を下支えした。
 住宅着工戸数を利用目的別にみると、公務員の宿舎や社宅などの給与住宅が前年実績を下回ったが、持ち家と分譲住宅、貸家は前年を上回った。国交省は「政府の住宅投資の優遇策により、分譲住宅の需要が戻りつつある」とみている。

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4  三井不など、春日駅前に大型マンション 740戸、18年に完成  2012/3/30 日本経済新聞
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 三井不動産と三菱地所レジデンスなどは東京都文京区の春日・後楽園駅前に40階建て、22階建て、13階建ての3棟のマンション(合計 740戸)を建設する。地下鉄3路線の駅と直結させるほか、マンション下層に店舗やオフィスを入れて街のにぎわいを高める。2014年5月に着工し、18 年7月に完成させる。
 三井不動産、三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンス、新日鉄都市開発の4社と地権者による再開発組合の設立を都が認可した。対象地区は春日通りと白山通り、千川通りに挟まれた小石川1丁目内の再開発地で、面積は計約2万4000平方メートル。総事業費は約755億円を見込む。

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5  山梨県、甲府市で「パーク・アンド・バスライド」の社会実験  2012/3/30 日本経済新聞
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 山梨県は29日、イオンモール、山梨交通(甲府市、高野三雄社長)と組み、4月2日から甲府市中心部に向かう通勤通学者にイオンモール甲府昭和店(山梨県昭和町)で自動車から路線バスに乗り換えてもらい、交通渋滞を緩和する「パーク・アンド・バスライド」の社会実験を実施すると発表した。利用者に使い勝手のいい仕組みを探り、本格運用につなげる。
 平日の社会実験で、イオンモール甲府昭和店は駐車場を無料提供する。登録制で、駐車時間は午前7時から翌日の午前0時30分まで。利用人数に上限は設けない。同店は3300台ほどの駐車場を構える。

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6  フラット35の金利上がる 2カ月ぶり最低金利上昇  2012/4/3 朝日新聞
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 住宅金融支援機構は3日、長期固定住宅ローン「フラット35」の4月の各金融機関での適用金利を発表した。返済期間21年以上35年以下は年2.16~3.20%。20年以下は同1.86~3.20%。いずれも最低金利は前月より0.03ポイント上がった。最低金利の上昇は2カ月ぶり。

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7  入居一時金の返還義務化  2012/4/2 読売新聞
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有料老人ホーム 3か月以内に退去なら
 改正老人福祉法が1日施行され、入居者が有料老人ホームを3か月以内に退去する場合、前払いした入居一時金を返還することが、事業者に対し義務づけられた。ただ、3か月を超える場合、1~3割程度の金額が返還されないことがあり、注意が必要だ。
 入居一時金は、入居する際の前払い金で、数十万円から数千万円かかることもある。入居者が死亡したり、生活に慣れなかったりして早期に退去した場合も、入居日数にかかわらず、1~3割が返還されないことがあり、問題になっていた。業界の慣例で、「初期償却」と呼ばれる。
 法改正に伴い、入居日から3か月以内に退去したり、死亡したりして解約した場合、入居一時金の返還が事業者に義務づけられた。ただ、解約日までの家賃、介護や食事などの対価、清掃などの原状回復費用は除く。初期償却は禁止された。4月1日以降の入居者から適用される。
 同様の「90日ルール」は、これまでも国や都道府県の指導指針で定められていたが、強制力がなかった。また、業界団体の全国有料老人ホーム協会(東京)も同様のルールを導入していたが、会員外の施設も多く、業界全体に浸透できていなかった。法改正でルールが明確になる。
 しかし、3か月を超えて退去する場合、初期償却は禁じられていない。このため3か月を超えると、一時金の1~3割が返還されないことがある問題は残る。東京都は昨秋、指導指針に、期間にかかわらず初期償却を「適切でない」と明記している。
 また、法改正に伴い、4月1日以降に新規に届け出をした有料老人ホームについて、受領できる一時金を、家賃や日常生活に必要なサービスの対価、敷金に限った。入居から退去までが3か月を超えても超えなくても、「権利金」などの名目で一時金を受け取る考え方自体を禁止した。
 消費者団体、消費者機構日本専務理事の磯辺浩一さんは「施設側には、よりわかりやすい料金体系の構築と説明が求められる」と話す。

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8  建築家・遠藤新のテーブル見つかる  2012/4/2 読売新聞
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 帝国ホテル(東京)の設計で知られるアメリカの建築家・フランク・ロイド・ライトの弟子、遠藤新(1889~1951)が設計したとみられるテーブルが、岡山市中区門田屋敷の山陽女子中学・高校で見つかった。遠藤は岡山県内で四つの建物を設計したが、いずれも戦災などで現存しておらず、同校の野村泰介教諭(34)は「遠藤の業績をしのぶ貴重な品」としている。
 テーブルは1メートル20センチ四方、60センチ四方の四角形と、直径50センチの円形の3点で、高さはいずれも50センチ。木を組み合わせて縦横の線を表現した脚部の装飾に遠藤作品の特徴が表れている。
 遠藤は1924年、知人だった地元の衆院議員の仲介で、同校近くに6代校長の上代淑(かじろよし)(1871~1959)の自宅を設計した。遠藤は「家具も建築物の一部」との信条から、家を建てる際には家具も自らデザインしていたという。
 昨年、遠藤の研究をしている文化学園短大の井上祐一教授が同校を訪れた際、家具を探すようにアドバイスを受けた野村教諭が、上代ゆかりの品を集めた「上代記念室」で陳列台として使われていたテーブルを見つけた。当時の写真から、テーブルは上代邸の居間に置かれていたとみられる。
 上代邸は86年頃、老朽化のため取り壊された。遠藤は、このほか県内で山陽高等女学校(現・山陽女子中学・高校)の校舎など3件を設計したが、いずれも焼失するなどして残っていない。
 野村教諭は「西洋建築の思想を日本に広めたいという遠藤の思いが伝わってくる」と話している。テーブルは見学でき、無料。事前の申し込みが必要。問い合わせは同校(086・272・1181)の野村教諭。

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9  地中に空気 液状化防止  2012/3/30 読売新聞
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 地震による地盤の液状化防止策として、四国地方整備局と愛媛大などの産官学グループは29日、地中に空気を注入して地盤の強度を向上させる工法を開発したと発表した。既に建物がある区域の地盤も、薬剤を注入する従来の工法に比べて10分の1のコストで強化でき、環境に与える影響も極めて低いのが特徴だ。愛媛大の岡村未対(みつ)教授(地盤工学)は「対策が急がれる道路や港湾などの防災対策に活用できる」としている。(小野隆明)
 液状化は、地表近くの砂の層で起こる現象。通常は砂の粒が互いを支え合い、隙間に水分を閉じこめているが、大きな揺れで粒がばらばらになって水に浮き、全体が泥水のようになる。水と砂が地表に噴き出したり、地盤が陥没したりする。対策としては、これまで薬剤やコンクリートを打ち込み、地盤自体を強化する手法が主流だった。
 開発した工法では、地表に影響が出る深さ20メートルまでの地層にパイプとコンプレッサーを使って空気を注入し、水分の5~10%を気泡に置き換える。揺れが起きても、気泡がクッションの役割を果たし、砂の粒が噛(か)み合って動きにくくなる。
 液状化に対する強度は、何もしていない地盤に比べて2~3倍。過去の工事現場のデータから、気泡は10年以上、地中にとどまることを確認しているという。
 地盤に空気を注入すると液状化しにくくなることは、理論的には知られていた。グループには建設会社など民間4社も参加。2008年から約4年をかけて実証実験を重ね、工程をマニュアル化した。この4社が新たに研究会をつくり、受注の窓口になる。同地整局も、今後、防潮堤など港湾施設での活用を検討する。

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10  三協立山アルミ、外壁固定不要の住宅用テラス  2012/4/4 日経産業新聞
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 三協立山アルミは建物の外壁に固定せずに設置できる住宅用テラス「セパーネ」を発売した。柱だけでテラスの屋根を支える設計で、建物の工事が不要なため、迅速に設置できる。玄関前や駐車場、庭など様々な場所に後付けで据え付けられる。リフォーム向けに提案し、月間200セットの販売を目指す。
 新製品は洗濯干し場の雨よけや駐輪スペースの屋根、庭のテラス空間などでの利用を想定。柱の位置を変えて障害物を避けるなど、設計も柔軟に変更できるのが特徴だ。建物の構造部に接続して据え付ける同社の従来品は外壁工事が必要なため、手間がかかっていたという。

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11  ペットと快適、二世帯生活 エス・バイ・エル 脚洗い場を用意 床、傷つきにくく  2012/4/4 日経産業新聞
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 エス・バイ・エルは犬や猫などペットと快適に暮らすことができる注文戸建て住宅の新モデル「やすらぎ」を7日に売り出す。ペットが散歩した後、汚れた脚を洗うことができるよう出入り口に脚洗い場を用意。床もペットの爪などで傷がつかないようにした。二世帯住宅として提案する。
 販売価格は1坪(3・3平方メートル)当たり70万円から。脚洗い場の用意や床の工夫のほか、ペットが寝転ぶ場所などの壁タイルなどは改良し、消臭効果を持たせ、人とペットが快適に過ごせるようにした。

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12  新日鉄都市開発など、大型マンションに着手 さいたま市の再開発  2012/4/4  日経産業新聞
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 新日鉄都市開発や三菱商事、三菱地所レジデンスが参画するさいたま市の再開発事業で地権者らの権利変換計画がこのほど同市から認可を受けた。総戸数776戸の住宅にオフィス、店舗などを複合した大型マンションの開発が本格的に始まる。2014年9月にも全体が完成する。
 プロジェクトは「武蔵浦和駅第3街区第1種市街地再開発事業」。開発面積は約2万6千平方メートルで、5棟の住宅棟や緑化庭園などを配置する。さいたま市内でも都内への交通アクセスが比較的良い点などを売り物に、マンション購入者の需要を掘り起こす。

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13  LIXIL、「1日リフォーム」でシャープなどと連携 家電量販売り場に窓口  2012/4/3 日経産業新聞
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 住宅建材メーカーのLIXILは作業が短時間で終わる「1日リフォーム」サービスを家電メーカーと連携して売り込む。家電量販店のエアコン売り場などでのスペースを一部、間借りして窓口を設けリフォーム相談などに応じながら需要を開拓する。省エネ志向の高い顧客に断熱性の高い窓枠への切り替え工事などを勧める。2012年度は代表的な内窓製品だけでも売上高を前年度の1.3倍の年間約130億円以上にまで拡大させる。
 連携する家電メーカーはシャープやダイキンなど。共同で専用パンフレットを作製、家電量販店などで配布する。防音や断熱効果の高い内窓の「インプラス」や玄関ドアの「リシェント」などを、省エネ性向の高い家電製品を求める顧客に売り込む計画。

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14  リョービ、木製引き戸ドアの開閉装置で新シリーズ 静かで滑らかに  2012/4/3 日経産業新聞
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 リョービは2日、木製引き戸ドアの開閉装置「スライダーマン」シリーズを発売した。ドアと連結し閉まる速度を制御する部分に油圧装置を採用し滑らかに動くようにしたほか、ドアを支えるレール部分に緩衝材を設け静かに閉じるようにした。設計事務所などに学校や病院、福祉施設向けの採用を働き掛け、3年後に年間2億円の売上高を目指す。
 新シリーズはこれまで手掛けてきたスチール製引き戸用装置の技術を応用して開発した。木製引き戸はスチール製よりも軽いため、より滑らかに開閉できるという。ドアの制動装置の歯車とかみ合うギア部分には静音化のための緩衝材を組み込み、レール部分との脱着も簡単にした。施工現場での調整がいらず、ドアの動く範囲を容易に広げることができる。

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15  地震のゆがみ2分の1 LIXIL住宅研、ビル制震技術応用した戸建て 2012/4/3 日経産業新聞
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 住生活グループのLIXIL住宅研究所は一般住宅に比べ、地震の揺れによる建物のゆがみをこれまでの2分の1程度にまで低減できる制震技術を取り入れた一戸建て住宅「Newセシボ」を開発した。高層ビルで蓄積した制震技術を応用しており、繰り返しの揺れに強いのが特徴。延べ床面積が122平方メートルの建物本体で、参考価格は1344万円。初年度に5000棟の契約を目指す。
 地震エネルギーの吸収性能の高い「粘弾性体」と呼ぶ材料を柱や梁(はり)と壁の間に挟み込み、建物全体で地震の揺れを吸収する制震システム「EVAS(イーバス)」を採用した。

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16  旭化成不動産レジデンス、居住者向け相談サービス 年中無休で対応  2012/4/2 日経産業新聞
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 旭化成不動産レジデンス(東京・新宿、渡辺衛男社長)は完全子会社が管理受託するマンションの居住者向けに年中無休の電話対応サービスを4月1日から始めた。水回りやカギ、電気設備などにまつわる不具合の連絡を受けたら応急対応をするスタッフを派遣。利便性を高めることで、居住者の満足度とブランド価値向上を目指す計画だという。
 新サービス「駆けつけコール」は、完全子会社の旭化成不動産コミュニティ(同、川野芳裕社長)が管理受託する「アトラス」ブランドのマンション51棟、約2300戸が対象だという。

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17  東芝ライテック、住宅用のLED照明72種  2012/4/2 日経産業新聞
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 東芝ライテックはシーリングライトやシャンデリアなど、住宅用の発光ダイオード(LED)照明器具72機種を6月15日から順次発売する。高効率で省エネ性能が高いシーリングライトは全50機種を発売。専用のリモコンに、消費電力をパーセンテージで表示できる機能を搭載した。シャンデリアなどの特殊照明も12機種追加する。
 希望小売価格はLEDシーリングライトの6畳用が4万6200円。住宅メーカーなど向けに発売する。

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18  三井ホーム、家庭用蓄電装置 状況を常時監視  2012/4/2 日経産業新聞
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 三井ホームは家庭用蓄電システムを4月2日から発売する。割安な深夜電力をためて日中に使うことで電気料金を削減できるほか、災害時には非常用電源としても使える。すべての注文住宅に対応。システムの温度や充放電の状況などをNECのデータセンターが常時監視するなど安全面にも配慮した。初年度2000棟への搭載を目指している。
 新たに発売する蓄電システムは容量が5.53キロワット時でNECから調達する。太陽光発電システムで生み出した電力の余剰分をためる「グリーンモード」から、余剰電力を売電する「経済モード」への切り替えも手軽にできる。北海道や沖縄県、離島を除く全国で発売する。6年間の保守サービスを含めた価格は157万5000円。設置費用が別途かかる。

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19  六本木の再開発、組合設立が認可 住友不動産  2012/3/30 日経産業新聞
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 住友不動産は29日、東京都港区で参画している再開発事業「六本木3丁目東地区第1種市街地再開発事業」について、再開発組合の設立が東京都から認可されたと発表した。他の地権者らと協力し、地上40階建ての超高層オフィス棟と住宅棟、商業棟を建設する。
 計画場所は旧・日本IBMビル跡地などを含む約2万7千平方メートルの地区。道路を挟んだ向かい側には、住友不動産などが開発した複合施設「泉ガーデン」が立地している。東京メトロ六本木一丁目駅と隣接し、連絡通路を設ける予定という。

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20  太陽光発電、屋根と一体 LIXIL・シャープ、発電効率を向上  2012/3/30 日経産業新聞
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 住生活グループのLIXILとシャープは29日、屋根と一体化した太陽光発電システム「ソーラールーフ」を4月2日に発売すると発表した。共同開発の第1弾商品で、シャープの耐久性の高い太陽電池と、LIXILの防水型の屋根を組み合わせて発電効率を高めた。1年間で2600棟分の販売を目指す。
 昨年8月に共同出資で設立したエコ・ライフ・ソリューション(東京・中央)が開発した。一般的な太陽光発電システムは屋根に取り付けた架台にパネルを載せるが、屋根全体にパネルを載せることは難しい。今回の新製品はパネルの下部に屋根材をはめこみ一体化させ、安定性を確保した。

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21  JR山陽線「白島駅」の設置認可、15年春開業予定  2012/3/30 日経産業新聞
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 中国運輸局は29日、西日本旅客鉄道(JR西日本)が広島市中区に計画するJR山陽線の新駅「白島駅」の設置を認可した。
 同駅は広島駅と横川駅の間に2015年春に開業予定。広島市の新交通「アストラムライン」の新駅も同じ時期に開業する予定で、両駅が接続する。JR白島駅は1日7000人の利用を見込む。

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22  住友林業、2世帯独立住宅を発表 2階は長屋、交流は1階で  2012/3/29 日経産業新聞
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 住友林業は1軒で2世帯が独立して住める戸建て住宅「YORiSOI(よりそい)」を発売した。長屋形式の住宅で1階の中央部にピロティを設け、2世帯が交流できるようにした。同社が資材提供をする全国の建設会社257社が属する「イノスグループ」の新商品として売り出す。初年度50棟の販売を目指す。
 1階部分は玄関部分が分かれており、2階部分は壁で仕切ってお互いを行き来できないようにし、独立性を持たせている。高齢化で二世帯住宅の需要が増えているが、「同居だとお互いの家族の生活が干渉されて嫌」という需要を取り込む。

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23  セコムとLIXIL、家事代行・住宅改修などの相談 電話1本で  2012/3/29 日経産業新聞
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 セコムと住生活グループのLIXILは28日、共同出資会社を設立し、家事代行や住宅修繕など生活の相談にコールセンターで一括対応するサービスを4月2日に始めると発表した。まず東名阪など約13都市で開始し、1年後に全国に拡大。「家の困りごとを電話1本で解決できる」(LIXILの藤森義明社長)利便性を訴え、3年後に200億円の売上高を目指す。
 1月に設立した新会社は、くらしテル(東京・渋谷)。資本金1億円で、セコムが60%、LIXILが40%を出資。セコムから出向する三沢敏宏社長を含め社員は7人。

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24  東京メトロ、東西線高架下に認可保育所開設 原木中山に  2012/3/2 日経産業新聞
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 東京メトロは4月1日、東西線の原木中山駅周辺の高架下に認可保育所「キッド・ステイ原木中山保育園」を開業する。鉄骨造の平屋建てで敷地面積は約2500平方メートル、延べ床面積は約880平方メートル。定員は90人で午前6時45分に開園し平日は午後9時半まで、土曜は午後6時半まで園児を預かる。生後57日目から5歳児までが対象。
 東京メトロが建設した建物を社会福祉法人に賃貸し、運営を委託する。今回の施設で東京メトロの保育所は3カ所目。駅から近い保育所は働く夫婦から送り迎えがしやすいと人気が高く、東京メトロは施設数を増やして対応することにした。

2012-04-05 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed