住宅関連新聞記事ダイジェスト No.423  2012/3/1~2012/3/7

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【日本経済新聞】
1  買い物付き添い・家事代行…京王電鉄が高齢者向け生活支援
2  ポエック、電源不要の消火装置でマンションやオフィス開拓
3  災害時、立体駐車場を仮設住宅に転用 日成ビルドが開発
4  東京都荒川区、太陽光助成を上乗せ
5  フラット35、3月の適用金利が低下
6  杉並区、通行妨げる電柱移設 2年で58本
7  ヤマダ電、店舗内にエスバイエルの住宅販売コーナー設置
8  「赤プリ」跡地にホテルや住宅 2016年に開業

【朝日新聞】
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【読売新聞】
9  太陽光パネルの相乗り事業 購入者に設置場所を提供
10  都会のIT企業に古民家売り込み隊 限界集落活性化へ徳島県
11  段ボール箱で生ごみ堆肥化 水切り必要なく消臭効果も
12  3.11クレーン耐えた スカイツリー完成

【日経産業新聞】
13  LIXIL、トイレ用手洗い設備をリニューアル 収納増、汚れにくく
14  三井不販売、5子会社を吸収合併 社名「三井不動産リアルティ」に
15  タカノ、可動式テントにシート型太陽電池
16  三井不動産、リフォーム事業子会社名を変更
17  液状化対策、4割安く ケミカルグラウト、地中に円柱構造物
18  LIXIL、会員制の建材販売店統合 一般向けを業者用に
19  三協立山アルミ、ビル外装の柵 防音機能を向上
20  太陽電池展開幕 国内企業、高効率アピール
21  住宅用太陽光発電システム、独社が評価サービス

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1  買い物付き添い・家事代行…京王電鉄が高齢者向け生活支援  2012/3/7 日本経済新聞
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 京王電鉄は高齢者向けの生活支援サービスを21日に始める。京王線・井の頭線の沿線在住者が対象。買い物の付き添いをはじめとした日常生活の手助けのほか、外出時の家事の代行もする。高齢化が進むなか需要が高いと判断。同時に沿線住民が暮らしやすい環境を整える。
 新サービスは買い物などの付き添いと外出時の家事代行の2本柱。付き添いサービスでは買い物や観劇、通院、お墓参りなどにスタッフが同行するほか、自宅にいるときの話し相手もする。冷暖房器具の出し入れや布団の入れ替え、衣替えなども手伝う。

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2  ポエック、電源不要の消火装置でマンションやオフィス開拓  2012/3/7 日本経済新聞
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 業務用ポンプ開発販売のポエック(広島県福山市、来山哲二社長)は窒素ガスの圧力で放水する電源不要の消火装置の販路を拡大する。福祉施設を中心に導入実績があるが、地震など自然災害時の非常用水源に利用できる点を売り込み、マンションやオフィスビル、工場を新たに開拓する。3年後をメドに同事業の売上高を12億円と現在の2倍以上を目指す。
 この消火装置は「ナイアス」の商品名で2000年から展開し、水槽と窒素ガスボンベなどで構成する。老人ホームやグループホームを中心に約420台を導入し、11年8月期の事業売上高は5億6000万円に上る。

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3  災害時、立体駐車場を仮設住宅に転用 日成ビルドが開発  2012/3/7 日本経済新聞
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 日成ビルド工業は、地震などの大規模災害時に仮設住宅に転用できる自走式の立体駐車場を開発する。あらかじめ水道など生活インフラの配管を付けておき、災害時に外壁やドアを取り付ければ、被災者に迅速に仮設住宅を提供できる。すでに基本設計をほぼ完了しており、2013年3月期にも施工契約を結びたい考え。巨大地震を警戒する太平洋側の自治体を中心に提案していく。
 同社も手がけるプレハブ建築の仮設住宅は、まとまった用地を確保したうえで、現地で鉄骨を組み上げる。水回りの工事なども必要になり、東日本大震災のような巨大地震では、希望する被災者が入居できるまでかなりの時間がかかる。

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4  東京都荒川区、太陽光助成を上乗せ  2012/3/6 日本経済新聞
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 東京都荒川区は4月から、地域の非常用電源として提供することを条件に太陽光発電の助成額を上乗せする。現在1キロワット当たり2万円の助成額を同3万円にする。電源を提供する家庭や事業所にシールを付け、周辺住民がわかるようにする。東日本大震災後、同区は計画停電の対象地域となっており、大震災時の電源確保が重要と判断した。
 「街なかメガソーラー(大規模太陽光発電所)事業」で、都内ではメガソーラーの設置場所がないため、家庭や事業所の屋根を活用し、ここで発電した電気を災害時などに地域で分け合うことにした。

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5  フラット35、3月の適用金利が低下  2012/3/2 日本経済新聞
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 住宅金融支援機構は2日、民間金融機関との提携による長期固定金利の住宅ローン「フラット35」の3月の適用金利を発表した。主力の21年以上は取扱金融機関の最低金利が2.13%と、前月比で0.05%低下した。20年以下も1.83%と0.05%下がった。長期金利低下を反映した。

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6  杉並区、通行妨げる電柱移設 2年で58本  2012/3/2 日本経済新聞
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 東京都杉並区は拡幅した道路で道路にはみ出したままになっている電柱を移設する。2012年度から2カ年で計58本を対象に、電柱の所有者の東京電力とNTT東日本に移設を要請した。緊急時の救急車の通行や避難の妨げになっているため、移設を機に安全で快適な街づくりを目指す。
 区は1980年代後半から、高円寺や阿佐ケ谷などの木造密集地域を中心に幅4メートル未満の狭い道路を拡幅してきた。ただ、工事した後も電線が住宅にかかるなどの理由で電柱がそのまま取り残されるケースもあった。
 今回は道路の端から80センチメートル以上離れ、緊急性が高いと判断した電柱計58本を東電とNTT東日本と協力して移設する。杉並区は「両社からは既に移設の了解を得た」(都市整備部)としている。60センチメートル以上80センチメートル未満離れた電柱も60本あるが、これについては14年度以降に動かす計画だ。

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7  ヤマダ電、店舗内にエスバイエルの住宅販売コーナー設置  2012/3/1 日本経済新聞
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 ヤマダ電機(9831)は1日、埼玉県春日部市の店舗内に連結子会社エス・バイ・エル(1919)の住宅販売コーナーを設けたと発表した。設計相談や販売だけでなく、リフォームや不動産情報など住宅に関する相談にも応じる。家電販売店を住宅販売ルートとして生かすのがねらいで、ヤマダ電は今後全国の他店舗でも同じようにエスバイエルの住宅販売コーナーを作る。
 ヤマダ電は2011年10月にエスバイエルを連結子会社にして、家電製品の利用を踏まえた住宅の設計販売に乗り出した。エスバイエルの展示場がない地域でもヤマダ電の店舗網を活用することで、住宅販売の機会が増すとみている。〔日経QUICKニュース〕

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8  「赤プリ」跡地にホテルや住宅 2016年に開業  2012/3/1 日本経済新聞
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 西武ホールディングス(HD)は1日、グランドプリンスホテル赤坂(旧赤坂プリンスホテル)の跡地にホテル・オフィス棟と住宅棟を建設する「(仮称)紀尾井町計画」を同日の取締役会で決めたと発表した。2016年の開業予定。14年度まで3カ年の中期事業計画も合わせて発表、ホテル・レジャーと不動産事業に注力する。
 11年3月に営業終了した同ホテルの跡地を再開発する。敷地面積は約3万400平方メートル。2棟のビルの床面積は約23万1400平方メートルだ。ホテル・オフィス棟は食品スーパーなどの商業施設と賃貸オフィス、上層部に約250室の客室のホテルが入る。住宅棟は約130戸の賃貸住宅となる。

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9  太陽光パネルの相乗り事業 購入者に設置場所を提供  2012/3/6 読売新聞
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 自然エネルギーへの転換を目指す長野県のNPO法人「上田市民エネルギー」(藤川まゆみ代表)は5日、太陽光発電パネルの購入者と設置者を募り、購入者に売電収入を還元する「太陽光パネル『相乗りくん』事業」を3日から始めたと発表した。
 「初期費用が高い」「アパートやマンションに住んでいる」などの理由で自宅にパネルを設置できない人に対し、日当たりが良く、広い屋根を持つ人が設置場所を提供する。パネルの購入費用は数人が共同で負担するため少額で済み、NPOは購入する「パネルオーナー」と、屋根を貸す「屋根オーナー」を仲介する。
 契約期間は10年間で、パネルオーナーは、10万円から契約でき、それ以上は5万円単位で自由に設定できる。NPOの試算によると、50万円のパネルでは、天候などで変動はあるが、年間約1200キロ・ワット時以上の発電量が見込まれる。売電収入の試算では10年間で約57万円の収入が見込まれ、設置費用を回収した上で若干の利益も出るという。10年後から2年間はNPO側が売電収入を得る仕組み。
 屋根オーナーは、自前のパネル設置をする場合、相乗り分と一緒に取り付ければ割安になり、12年後には相乗り分の売電収入も得られる。5日現在で、オーナーは「屋根」が4人、「パネル」は27人が申し込んだ。
 藤川代表は「行政や企業と連携して新たな波を生み出したい」と意気込んでいる。申し込み、問い合わせは藤川代表(080・5146・9937)へ。

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10  都会のIT企業に古民家売り込み隊 限界集落活性化へ徳島県  2012/3/2 読売新聞
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 65歳以上の高齢者が人口の50%を超える限界集落活性化の一環として、徳島県は地元の非営利組織(NPO)や市町村などとタッグを組み、都市圏のIT企業のサテライトオフィス誘致を強力に推進する実動部隊「とくしまサテライトオフィス・プロモーションチーム(仮称)」を今月中にも発足させる。(畑中俊)
 県はこれまで、県内全域に整備された全国屈指の充実したブロードバンド環境をPRし、古民家や空き施設などを利用したサテライトオフィス誘致を進めてきた。今春以降、神山町に6社、美波町に1社の進出が決定。地元では雇用の増加や交流人口の拡大などの効果を期待している。
 チームは、リーダーを務める予定の床桜英二・県地域振興総局長をトップに、市町村の誘致担当者、民間レベルでサテライトオフィスの地元受け入れに熱心なNPO組織、先に県内進出を決めたIT企業の社員らも参加。当初は約10人のメンバーで誘致策の協議や都会の企業を県内に招く視察ツアーの企画、実施に全力を挙げる。
 県は、進出を検討する企業にオフィスの賃料や通信回線使用料の助成制度を紹介。神山、美波両町以外への進出を希望する企業の相談にも応じるなど、チームの一元的な窓口役を担う。
 出身地の美波町進出を決め、プロモーションチームにも参加するIT企業「サイファー・テック」(東京都)の吉田基晴社長は「IT企業には精神的な重圧を感じている社員がいる。徳島の整った自然環境でリラックスして仕事ができる良さを他の企業にも伝えていきたい」としている。床桜総局長は「行政や企業などの枠を越えて知恵や人脈を持ち寄り、サテライトオフィスの全県展開につなげたい」と意気込んでいる。

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11  段ボール箱で生ごみ堆肥化 水切り必要なく消臭効果も  2012/3/2 読売新聞
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 東京都日野市が、生ごみをリサイクルして堆肥を作る「段ボールコンポスト」の普及を進めている。以前から分別による可燃ごみ削減に取り組んできたが、生ごみの対策も実行することで「今後のごみ削減に貢献したい」と市の担当者は話す。
 竹のパウダーが入った段ボールの箱に、生ごみを入れてかき混ぜると、微生物によって分解され、約半年後に堆肥になる仕組み。貝殻と鳥の骨以外であれば、野菜や肉、魚、卵の殻などあらゆる生ごみを分解することができる。
 段ボールコンポストの取り組みは全国的に広まっているが、市ごみゼロ推進課によると、竹パウダーを材料に使っているものは珍しいという。水分を良く吸収するため水切りの必要がなく、消臭効果も高いのが特徴だ。
 利用者からも、使い勝手の良さを評価する声が聞かれる。市内の主婦加藤貴子さん(51)は、「室内に置いても、臭いはまったく気にならない。手間もかからないので、気軽に使える」と話す。
 同課によると、日野市の家庭生ごみは、重量ベースで可燃ごみの約半分を占めており、生ごみの減量は重要な課題となっている。段ボールコンポストは、市が2009年から市民と共に実験を重ねて開発。昨年9月から販売し、現在は約180世帯で利用されている。
 商品の組み立てと配送は、障害者施設に委託している。同課の担当者は「段ボールコンポストの利用が広がれば障害者の雇用促進にもつながる」と期待を寄せる。
 1セット2500円。日野市民は補助金が適用されるため半額。堆肥の使い道がない場合は、回収してもらうことも可能だ。
 問い合わせは同課(042・581・0444)へ。

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12  3.11クレーン耐えた スカイツリー完成  2012/3/1 読売新聞
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 東京スカイツリー(東京都墨田区押上)の建設工事は29日に完了した。工事が最大の危機を迎えたのは昨年3月。東日本大震災で、ツリー上部の「タワークレーン」が激しく揺れたが、最悪の事態に陥らなかったのは、念には念を入れた“異例”の対策が功を奏したためだった。
 震災で、ツリー最上部の横揺れは推定4~6メートルに達した。「ツリー本体は絶対に倒れない」。大林組の作業所長で現場責任者の田渕成明さん(57)はそう確信していたが、地上500メートルに取り付けられた2基のクレーンには不安もよぎった。
 クレーンはツリー本体とつなぎ、支柱部分の強度を1・25倍に強化。さらに揺れを緩和する「制振ダンパー」を追加する異例の措置が取られていた。田渕さんは「あれがなければ、クレーンはひっくり返っていたかもしれない」と語る。
 昨年10月、クレーンは任務を終え解体された。工事長としてクレーン業務を統括した辺見厚志さん(37)は、手がけた現場は振り返らない性格なのだが、ツリーだけは別格。
 「できる限りの対策が施されていて本当に良かった」

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13  LIXIL、トイレ用手洗い設備をリニューアル 収納増、汚れにくく  2012/3/6 日経産業新聞
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 住生活グループのLIXILは5日、トイレ用の手洗い設備「キャパシア」と「コフレル」をリニューアルし、4月2日に発売すると発表した。収納スペースを増やしたほか、手洗いボウルや排水口の設計を工夫し、汚れにくくした。新築やリフォーム向けに提案する。
 トイレの手洗い設備は手洗い水栓が付いていない便器の横に据え付ける。中高級価格帯のキャパシアはオプションを自由に組み合わせるセミオーダー型、普及価格帯のコフレルはオプションを絞り込んだパック商品だ。リニューアル版では、カウンター下部に多数の収納やゴミ箱を確保。カウンター上部には小物を置ける棚も用意した。

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14  三井不販売、5子会社を吸収合併 社名「三井不動産リアルティ」に  2012/3/6 日経産業新聞
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 三井不動産販売は不動産仲介事業「三井のリハウス」を展開する完全子会社の5社を4月1日付で吸収合併し、社名を「三井不動産リアルティ」に変更する。人事や経理部門を統合してコストを削減。三井不動産販売が手掛ける駐車場事業「三井のリパーク」と不動産仲介事業の連携も取りやすくする。社名変更により新経営体制を顧客にアピールする狙いもあるという。
 三井不動産販売が存続会社として、三井リハウス東京(東京・新宿)、三井リハウス西東京(東京・杉並)、三井リハウス湘南横浜(横浜市)、三井リハウス関西(大阪市)、三井リハウス名古屋(名古屋市)を吸収合併する。

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15  タカノ、可動式テントにシート型太陽電池  2012/3/6 日経産業新聞
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 オフィス家具など製造のタカノは、巻き取り式日よけでフィルム型太陽電池を使った製品を開発する。布地の代わりに三菱化学のシート型太陽電池を採用し、日差しを遮るとともに発電して照明機器などの電源として活用する。試作品の展示会出展で市場の需要を見極め、改良して1年以内の製品化を目指す。
 開発するのは、建物の外側に設置して日差しを調整したり雨をよけたりするのに使う可動式テント「オーニング」と呼ばれる製品。日差しを遮ることで建物内の空調効率を改善し、省エネにつながるとされる。(松本)

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16  三井不動産、リフォーム事業子会社名を変更  2012/3/5 日経産業新聞
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 三井不動産は2日、リフォーム事業子会社の三井ホームリモデリング(東京・新宿)の社名を4月1日付で「三井不動産リフォーム」にすると発表した。あわせて、三井不動産から派遣している尾崎昌利三井ホームリモデリング副社長が1日付で三井リフォーム社長に就任する人事も決めた。
 三井不動産は昨年、グループの三井ホームが保有していた三井ホームリモデリングの発行済み株式数の70%を三井不動産に移した。直轄の子会社として事業を広げるにあたり社名も一新することにした。

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17  液状化対策、4割安く ケミカルグラウト、地中に円柱構造物  2012/3/5 日経産業新聞
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 鹿島子会社で地盤改良を手がけるケミカルグラウト(東京・港、伊地正博社長)は、工費を従来より4割減らせる液状化対策工法を開発した。施工に使う機械を小型化し、機械を設置するためのクレーンが不要になり、住宅密集地でも施工できる。東日本大震災で液状化の被害を受けた千葉県浦安市などで需要を見込む。
 新工法「エコタイト」は、地中を掘削しながらセメント系の固化剤を噴射し、円柱状の構造物をつくる。同構造物で住宅の地盤を取り囲むようにすると、地盤に横にずれる力が働きにくくなる。地震の揺れで地盤の砂粒同士が離れ、地下水と混ざって液状化するのを防げる。

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18  LIXIL、会員制の建材販売店統合 一般向けを業者用に  2012/3/5 日経産業新聞
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 住生活グループのLIXILは、会員制建材販売店事業を4月1日付で統合する。子会社のLIXILビバ(埼玉県上尾市)が手掛ける一般消費者向け店舗事業をLIXILに移管。建築業者向け店舗と一体運営する。一般消費者の利用が伸びなかったためで、LIXILでは統合を機に店舗管理や出店を効率化し、2013年3月期に83店舗体制を目指す。
 現在、LIXILが全国42カ所で建築業者向けに「建デポプロ」、LIXILビバは16カ所で一般消費者も利用できる「建デポ」を展開している。いずれの店舗でも木材や鋼材、塗料や工具類など約3万点の建築関連資材を取り扱っている。

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19  三協立山アルミ、ビル外装の柵 防音機能を向上  2012/3/2 日経産業新聞
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 三協立山アルミはマンションなどで使われる外装ルーバー(羽根状の柵)「トーンスクリーン」で、防音機能を高めたタイプを追加発売した。従来より羽根を厚くして内部に詰める吸音材を増量。屋外の空調設備などの周囲に設置することで騒音を軽減できる利点をアピールし、3年後に年間2500万円の売上高を目指す。
 同商品はマンションやオフィスビルに設置し、近隣への騒音を軽減できる建材。上向きや下向きに配した羽根が騒音を吸収する仕組みで、吸音材を増量した「TNS―3」をラインアップに追加した。音が外部に漏れる割合を従来の25%から16%に抑えたのが特徴だ。施工費別の価格は1平方メートル当たり18万円。

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20  太陽電池展開幕 国内企業、高効率アピール  2012/3/1 日経産業新聞
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 国内外の太陽光発電関連企業が参加する「第5回国際太陽電池展」が東京・江東の東京ビッグサイトで29日開幕した。海外製の太陽光パネルとの価格競争が激しさを増すなか、国内メーカーは変換効率(光エネルギーを電気エネルギーに変える割合)を高めた製品を出展。外観のデザイン性の高さや、施工費を抑える新技術をアピールする姿も目立った。
 シャープはパネルの表面にあった電極を裏面に取り付け、その分だけ受光面積を増やした、単結晶シリコン型の「ブラックソーラー」の新製品を参考出展した。変換効率は19%で、既存品より2.5ポイント高い。

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21  住宅用太陽光発電システム、独社が評価サービス  2012/3/1 日経産業新聞
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 電気製品などの性能検査を手がける独テュフラインランドグループの日本法人(横浜市)は、住宅用太陽光発電システムの評価試験サービスを始めたと発表した。これまで太陽電池単体の評価はしてきたが、電力変換装置(パワーコンディショナー=パワコン)などと組み合わせたシステム全体に対象を広げる。
 昨春から、国の住宅用太陽光発電システムの補助金の対象製品になるには、評価試験が必要になった。テュフラインランドは国内で独自に評価試験を手がけられない海外メーカーなどに新サービスを売り込む。

2012-03-08 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed