住宅関連新聞記事ダイジェスト No.618  2016/1/21~2016/1/27

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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.618  2016/1/21~2016/1/27
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【日本経済新聞】
1 民泊、面積基準を緩和 厚労・国交省が解禁へ対策案
2 家電製品協会、スマートハウス普及へ資格制度新設
3 空き家の増加抑制「25年に400万戸」 住生活計画改定案

【朝日新聞】
4 自宅居住の高齢者向け住まいのガイドライン 国交省、2016年度検討へ ヒートショック
防止 も論点 
5 特区民泊に「熱視線」東京都大田区の説明会、大盛況
6 2015年12月・首都圏、新築戸建成約価格 全エリアで上昇
7 空き家多いマンション 建替え合意形成しやすく 国交省、2016年度検討へ
8 最新リゾート情報を提供 3月6日・東京国際フォーラムで
9 国交省 住生活基本計画の改定案示す 中古流通伸び悩みを打開へ
10 都市農地重視へ政策転換 「都市農業振興基本計画」の案策定
11 2015年12月中古マンション売り価格 首都圏の連続上昇15カ月でストップ
12 合格率は23.8% 2015年度管理業務主任者試験
13 インスペクション事業者 登録制度の創設検討 国交省
14 首都圏、2015年12月の賃貸成約数 前年比で再び増加 アットホーム

【読売新聞】
15 民泊認める基準公表…大田区
16 空き部屋の詐欺悪用「封印」…埼玉県警がシール
17 民泊条例施行、10月か11月に…吉村大阪市長
18 高齢者住宅、補助拡大へ…整備費上限150万円
19 空き家「25年に400万戸」に抑制…政府目標

【日経産業新聞】
20 旭化成リフォーム、住宅買い取り再販 「へーベルハウス」を改修
21 東京都、港区・青山の都営住宅再開発
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1 民泊、面積基準を緩和 厚労・国交省が解禁へ対策案 2016/1/25 日本経済新聞
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 厚生労働省と国土交通省は25日、一般住宅に旅行者らを有料で泊める「民泊」の解禁に向け
た対策案をまとめた。民泊を旅館業法の中でカプセルホテルなどを含む「簡易宿所」に位置づ
けたうえで面積基準を緩和。民泊に限って延べ床面積でなく、1人当たり面積の規定を設け、ワ
ンルームマンションなどでも許可を取得しやすくする。
 現在はインターネット仲介業者を介して普及する民泊の貸し手の多くは許可を得ておらず、
違法状態とみられる。現行法上では、民泊サービスを繰り返し提供して宿泊料金を得る行為は
旅館業にあたる。
 厚労・国交両省は一定のルールに基づいた民泊を旅館業法に位置づけるために有識者会議を
設けて議論を進めている。詳細を詰め、政令改正によって4月をメドに条件を緩和して民泊を解
禁する。一方で、国家戦略特区では希望する自治体に旅館業法の適用を外して民泊を認める制
度がある。
 厚労・国交両省は全国規模で民泊を解禁するにあたり、簡易宿所の許可を取得しやすくする
。面積基準(延べ床面積33平方メートル以上)について、民泊に限り1人あたりの面積を設定し
、定員数に応じた面積基準をつくる。
 これとは別に中期的な対策として、貸し手が居住して自宅の一部を貸し出すホームステイ型
の民泊については、旅館業法の適用を外して認めることも含め対応を検討する。
 政府は民泊の解禁を2段階で実施する方針だ。簡易宿所の条件緩和による許可取得の推進を第
1弾とし、第2弾として旅館業法上では基本的にできない住宅地での民泊サービスも視野に入れ
た法整備を検討していく。

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2 家電製品協会、スマートハウス普及へ資格制度新設 2016/1/22 日本経済新聞
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 家電製品協会は22日、IT(情報技術)を活用して省エネ性などを高める「スマートハウス
」の普及に向けた資格制度を2016年度に新設すると発表した。今後、IoT(モノのインター
ネット化)に対応した家電製品やHEMS(家庭用エネルギー管理システム)が広がると見て
、技術やサービスに詳しい人材を増やす。初年度は約1千人の認定者を出す考えだ。
 「スマートマスター」と呼ぶ資格をつくり、9月に最初の認定試験を実施する。住宅の基本的
な構造やIoT家電の機能、リフォームビジネスなど幅広い知識を問う。試験は毎年2回実施し
、合格者には認定証を交付する。家電販売店やリフォーム会社の従業員などを主な対象に想定
している。

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3 空き家の増加抑制「25年に400万戸」 住生活計画改定案 2016/1/22 日本経済新聞
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 国土交通省は22日、2016~25年度までの「住生活基本計画」の改定案を有識者会議に提示し
、了承された。家主が長期不在などの空き家数は13年の318万戸から25年時点に400万戸程度と
する目標を掲げた。放置した場合より100万戸ほど増加を抑える。意見を公募したうえで今年3
月までに閣議決定する見通しだ。
 住生活基本計画は10年間の住宅政策の方向性を示す。住生活基本法にもとづき、おおむね5年
に1度見直している。現行計画は11年3月に閣議決定した。

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4 自宅居住の高齢者向け住まいのガイドライン 国交省、2016年度検討へ ヒートショック
防止 も論点    2016/1/27 朝日新聞 
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 国土交通省は2016年度、高齢者が自宅で暮らし続ける際の住まいに関するガイドラインづく
りに着手する考えだ。検討の上で指針を示す方針。バリアフリー化だけでなく、身体・認知機
能の状況や介護のしやすさ、ヒートショックの防止といった観点を踏まえたリフォームなどを
論点として想定している。

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5 特区民泊に「熱視線」東京都大田区の説明会、大盛況 2016/1/27 朝日新聞
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 東京都大田区は1月27日、国家戦略特区内での民泊事業(特区民泊)について、事業者向け説明
会を開催した。全国初の特区民泊の施行を2日後に控えた開催で、定員の100人を大幅に上回る
事業者が参加。『立ち聞き者』も大勢出た。民泊に対しての関心の高さが伺える説明会となっ
た。
 なお、2月10日と15日に開催予定の2回目、3回目の説明会は既に満席となったため、2月22日
に4回目を追加開催する方針だ。

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6 2015年12月・首都圏、新築戸建成約価格 全エリアで上昇 2016/1/27 朝日新聞
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 アットホームの調査によると、2015年12月の首都圏における新築戸建て住宅の平均成約価格
は3358万円(前年同月比2.2%上昇)だった。2カ月連続の上昇。全エリアで上昇したが、前月比で
見るとマイナス0.2%と3カ月ぶりに下落している。東京23区の平均価格は4652万円(同5.7%上昇)
で、5カ月ぶりに4600万円台となった。2カ月連続で前年同月比、前月比とも上昇した。なお、
千葉県は前年同月比8カ月連続上昇、神奈川県は同6カ月連続上昇。埼玉県では同2カ月ぶりに上
昇に転じた。

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7 空き家多いマンション 建替え合意形成しやすく 国交省、2016年度検討へ 2016/1/2
6 朝日新聞
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 国土交通省は2016年度、空き家の多いマンションで、建て替えの合意形成がスムーズに進む
仕組みの検討に入る。区分所有法を所管する、法務省との連携も図る考え。
 国交省は以前から、老朽マンションの建て替え促進を重視。合意形成が難しい所有者不在の
住戸が多いマンションに焦点を当て、方策を探る方針を固めた。現時点では、議決権の数え方
などを議題として想定。詳細は今後詰める。

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8 最新リゾート情報を提供 3月6日・東京国際フォーラムで 2016/1/26 朝日新聞
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 最新の別荘・セカンドハウス情報を公開する「リゾートライフフェア」(主催:住宅新報社)が
3月6日(日)、東京国際フォーラムで開かれる。入場無料。
 参加出展企業は西武プロパティーズ、東急リゾート、富士急行、三井の森、ミサワホーム、
八ヶ岳高原ロッジ、富士観光開発、大和ハウス工業の8社。最新のリゾートライフ情報を伝える
ほか、「別荘地選定と別荘購入のコツ」「失敗しない、心配ない! 別荘建築」と題した講演会
も開かれる。
 時間は午後1時~5時。事前予約制(先着100組・200人)。予約フォームは (http://www.jutaku
-s.com/resortlife/) を参照。

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9 国交省 住生活基本計画の改定案示す 中古流通伸び悩みを打開へ 2016/1/25 朝日
新聞
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 住宅政策の指針となる、新しい住生活基本計画(全国計画)の原案がまとまった。「量から質
への転換」を打ち出した前回計画(2006年策定)を引き継ぎ、ストック重視の方針を鮮明にした
。今後10年間、同計画に書き込まれた目標に沿って各種施策が展開されていく。
 政府は「2020年までに中古住宅の市場規模倍増」との方針を掲げてきたが、中古住宅の取引
数が2008年の約16.7万戸から2013年は約16.9万戸にとどまるなど伸び悩んでいるのが現状。計
画の改定案ではこうした背景を踏まえ、「新しい住宅循環システムの構築」など8つの目標を設
定した。
 パブリックコメントを経て、3月に閣議決定される見込み。

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10 都市農地重視へ政策転換 「都市農業振興基本計画」の案策定 2016/1/22 朝日新聞
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 都市における農地の保全・利用に関する振興政策が、本格化する。「都市農業振興基本計画
」の素案がこのほどまとまった。宅地や公共施設の予定地とみなされてきた都市農地を再評価
し、重視する方針を明記。閣議決定後は同計画が指針となり、都市農業に関する様々な施策が
展開されていく。
 素案では方向性の1つとして、都市農業用地の確保を提示。市街化区域やその周辺の市街化調
整区域などを対象エリアとした上で、農地を賃貸借しやすくする制度的措置などを基本的なポ
イントに据えた。併せて、農地の保有コストの低減といった税制上の措置の検討も明示した。
 同計画はパブコメ募集を経て、4月中の閣議決定を目指す。

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11 2015年12月中古マンション売り価格 首都圏の連続上昇15カ月でストップ 2016/1/22
朝日新聞
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 東京カンテイが発表した2015年12月の中古マンション価格(70平方メートル換算、売り希望価
格)によると、首都圏は東京都での事例シェア拡大が一服した影響で、前月比0.2%下落の3269万
円となった。連続上昇は15カ月でストップした。
 近畿圏(1957万円、同1.7%上昇)は主要エリアによる価格の押し上げによって、8カ月連続の上
昇。中部圏(1573万円、同1.1%上昇)は再び、直近1年間での最高値を更新した。

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12 合格率は23.8% 2015年度管理業務主任者試験 2016/1/22 朝日新聞
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 2015年度の管理業務主任者試験の合格者が1月22日に発表された。合格者は4053人(2014年度3
671人)だった。指定試験機関であるマンション管理業協会によると、受験者は1万7021人(同1万
7444人)、合格率は23.8%(同21.0%)だった。
 合格基準点は50問中34問正解(試験の一部免除者は45問中29問正解)となり、2014年度の35問
から1点下がった。合格者の内訳は、男女別で男性が3373人、女性が680人。合格率は男性が24.
2%、女性が22.1%。合格者の平均年齢は42.3歳(男性43.5歳、女性36.1歳)。最高年齢合格者は81
歳、最低年齢合格者は18歳で、いずれも男性だった。

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13 インスペクション事業者 登録制度の創設検討 国交省 2016/1/21 朝日新聞
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 国土交通省は、インスペクション事業者の登録制度の創設を検討している。今通常国会に提
出予定の宅地建物取引業法の一部を改正する法律案(仮称)の中で、インスペクションに関する
事項を定めることに連動した政策だ。
 登録制度は現時点で、既存住宅売買瑕疵保険と連動する形を想定している。

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14 首都圏、2015年12月の賃貸成約数 前年比で再び増加 アットホーム 2016/1/21 朝
日新聞
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 アットホームの調査によると、2015年12月の首都圏における居住用賃貸物件成約数は1万7533
件で、前年同月比3.5%増となり、再びプラスとなった。6月から増減を繰り返している。ただ、
埼玉県では、9カ月連続前年比増と好調が続いている。
 マンションは新築が減少したが、中古は増加。一方、アパートは新築、中古ともに増加した

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15 民泊認める基準公表…大田区 2016/1/27 読売新聞
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 大田区で空き部屋に旅行客らを有料で宿泊させる「民泊」を認める条例が29日に施行され
るのを前に、条例を補足する規則と審査基準などを定めたガイドライン(指針)の公表が26
日、区のホームページで始まった。マンションで民泊を行う場合、貸主には管理組合の理解を
得ることを求め、住民からの苦情窓口の設置や緊急時の現場対応も義務づけた。近隣トラブル
などを防ぐためのルールとなる。
 規則とガイドラインでは、民泊を行う場合、貸主は建物の敷地の境界線から10メートル以
内にある敷地の住民に周知する。マンションの場合には部屋のある棟の全戸が対象となる。住
民から質問が出れば貸主は対処方法などを説明し、経過を区に報告する。
 管理規約で用途を「専ら住宅」と定めるマンションで民泊を認めるかは国で議論中であるこ
とから明記を避けたが、区幹部は「規約の解釈に関係なく、管理組合が民泊をやっていいとい
う理解が必要だ」と指摘し、組合の了承が不可欠になるとの考えを示した。
 民泊を巡っては全国で宿泊者による騒音やゴミ出しを巡る近隣トラブルが相次いでいる。こ
のため、貸主には近隣住民が通報できる窓口の設置を求めた。火災や災害などの緊急事態に備
え、電話や現場で外国語を含めた必要な情報を提供する態勢の確保も義務づけた。
 条例施行を前に、区には申請を検討する問い合わせが多く寄せられているといい、25日に
記者会見した杉坂克彦・区健康政策部長は、「年度内に100部屋以上の申請がある見通し」
と語った。1000部屋の申請を検討している業者もいるという。杉坂部長は、「大田区の民
泊を利用して良かったという口コミが広がれば、申請者も増えていくのではないか」と語った

 区は27日に、民泊を検討する貸主を対象にした最初の説明会を開く。認定は申請から2週
間程度かかるため、初認定は2月中旬頃になる見通し。

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16 空き部屋の詐欺悪用「封印」…埼玉県警がシール 2016/1/25 読売新聞
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 詐欺事件でだまし取られた金品の配送先として、アパートやマンションの空き部屋が悪用さ
れている問題で、埼玉県警が宅配業者などに空き部屋を知らせる特製シールを作成し、同県戸
田市で配布したところ、誤配や悪用の抑止に一定の効果があったことから、県警はシール3万
枚を増刷した。
 県警は、さいたま市など都市部で配布を始め、今後、県内全域に広げて空き部屋の悪用根絶
を目指す。
 シールは縦5センチ、横17センチで、ポストの投函とうかん口を塞ぐことができる。ひと
目で空き部屋とわかるように、シルバーの背景に赤い字で「配送厳禁 特殊詐欺対策中」と印
刷されている。
 増刷した3万枚は、空き部屋が詐欺事件などに悪用されたケースがあるさいたま市や同県川
越市、同県草加市などで、地元の不動産業界団体を通じて、空き部屋のポストに貼られる。
 県内では、2014年に戸田市で空き部屋が悪用された詐欺事件が2件確認された。そのた
め、県警は昨年7月以降、同市の不動産業者105社にシール1000枚を試験的に配布し、
空き部屋に貼ってもらった。
 シール配布後の同7月25日から同12月20日までの約5か月間に、他人のクレジットカ
ードで買った品物を空き部屋に送らせようとする事件が県内で4件確認されたが、戸田市で事
件はなく、同市以外の不動産業者からは「シールがほしい」との声も上がったという。
 同様に「配送厳禁」と表示したシールは、警視庁も作成を始めており、昨年11月から不動
産業者と連携して配布、貼りつけ作業を開始した。
県統計課によると、県内で賃貸マンション・アパートの空き部屋は13年時点で約19万戸
に上る。県警では「単身者向け」「最寄り駅から徒歩10分圏内」など、犯罪に利用されやす
い物件の特徴をまとめて、シールと一緒に配布している。
 県警組織犯罪対策課の矢島金男次席は「空き部屋は様々な犯罪に悪用される可能性がある。
シールを貼ることで、住民や不動産の管理者に空き部屋での不審な動きに気付いてもらえれば
」と話している

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17 民泊条例施行、10月か11月に…吉村大阪市長 2016/1/22 読売新聞
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 マンションなどの空き部屋を宿泊施設として活用する「民泊」を特例的に認める大阪市の条
例について、吉村洋文市長は21日の記者会見で、今年10月か11月に施行する考えを示し
た。
 同条例は今月15日に市議会で成立。議会側は「(民泊のルールを検討している)国の動向
を注視する必要がある」などとして、条例上、市長が定める施行日を「10月以降」とするよ
う求める付帯決議を行っており、吉村市長は「議会との約束なので、(施行日を)早めること
はない。年内にはしたい」などと話した。
 また、ヘイトスピーチ(憎悪表現)の抑止を目指し、同日に成立した全国初の条例について
は、制度の周知期間などを考慮し、「7、8月頃に施行したい」と述べた。

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18 高齢者住宅、補助拡大へ…整備費上限150万円 2016/1/21 読売新聞
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 政府は、軽度の要介護者らを常駐スタッフが見守る「サービス付き高齢者向け住宅」の普及
を目指し、整備費の補助上限額を、1戸あたり100万円から最大150万円に引き上げる。
安倍首相が掲げる「1億総活躍社会」に向けた緊急対策の一環で、2017年度末までに着
工した事業者に適用する。
 旧制度では、サービス付き高齢者向け住宅を新築する場合は「建設費の1割」、既存マンシ
ョンなどを改修して要件を満たす場合は「工事費の約3割」をそれぞれ補助対象とし、上限額
はいずれも100万円としていた。
 新制度では、新築、改修ともに補助率を据え置くものの、上限額は〈1〉床面積30平方メ
ートル以上の新築で135万円〈2〉その他の新築で120万円〈3〉改修で150万円――
にそれぞれ引き上げられる。

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19 空き家「25年に400万戸」に抑制…政府目標 2016/1/21 読売新聞
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 政府は2016年度にも、古くなり空き家が目立つマンションについて建て替えを促す法整
備の検討を始める。
 戸建てと集合住宅を合わせた使い道のない空き家数は25年に500万戸まで増えるとみら
れていたが、一連の対策により増加ペースを抑え、400万戸程度とする政府目標を近く公表
する。
 政府は3月、今後10年間分の住宅政策の基本指針「住生活基本計画」を閣議決定する。計
画には空き家数の目標や対策などを盛り込む。
 国土交通省によると13年時点で全国の空き家819万戸のうち、売買や賃貸の対象になら
ず使われていない物件は約4割の318万戸あり、人口減などにより今後も増え続けると見込
まれる。
 マンションは、老朽化すると空き家が増える傾向にあることから、建て替えしやすくする施
策を検討する。区分所有法ではマンションの建て替えに所有者らの5分の4の賛成が必要で、
意思を示さなければ「反対」と見なされる。遠方に暮らす所有者らが決議に参加せず、建て替
えがなかなか決まらないケースが多いといい、国交省は意思を表明した所有者らだけで決めら
れるような法整備の検討を始める。

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20 旭化成リフォーム、住宅買い取り再販 「へーベルハウス」を改修 2016/1/27 日経
産業新聞
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 旭化成リフォーム(東京・新宿)は26日、親会社の旭化成ホームズが過去に販売した戸建て
住宅「へーベルハウス」を買い取って改修したうえで再販売する事業を始めたと発表した。間
仕切りなどを取り払い骨組みの状態にしたうえで間取りや内装、設備を刷新する。人口減少で
新築市場が縮小するなか、増え続ける中古住宅の改修と流通を収益源にする。
 買い取り再販事業は「フレーム・ヘーベルハウス」の名称で実施する。1号物件として千葉県
流山市の築21年の2階建て物件(延べ床面積は約106平方メートル)を販売中。土地などを除く
建物価格とリフォーム代の合計は約2250万円。同じ場所で新築するのに比べ2~3割ほど割安と
いう。

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21 東京都、港区・青山の都営住宅再開発 2016/1/21 日経産業新聞
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 東京都は港区にある都営青山北町アパート一帯の開発計画の概要を発表した。約4ヘクタール
の敷地に都営住宅や民間ビル、オフィスなどが入る複合ビルを設ける。都営住宅は高層化して
建て替え、余った土地の一部を民間に貸し出す。都営住宅と民間ビルは2020年五輪までに完成
させ、北寄りの複合ビルは五輪後に事業に着手する。場所は青山通りと外苑西通りに囲まれた
地域。完成から約50年が経過し老朽化した青山北町アパートの建て替えに伴い再開発する。住
宅の低層部には保育園と児童施設を併設する。民間ビルは16年度に事業者を公募し、住宅やサ
ービス付き高齢者向け住宅、店舗などの入居を想定する。

2016-01-29 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed