住宅関連新聞記事ダイジェスト No.606  2015/10/14~2015/10/21 

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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.606  2015/10/14~2015/10/21 
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【日本経済新聞】
1 マンションの偽装を根底から洗い直せ
2 マンション傾斜、国交省が連絡会議開催 再発防止策検討
3 老後「移住したい」、19%にとどまる 内閣府調査
4 大田区「民泊」1月から、国家戦略特区活用
5 戸建て住宅受注額、前年比増は2社のみ 9月の大手6社
6 省エネ補助金を不正受給 建設会社など11業者、工事費水増し
7 9月の首都圏マンション発売27.2%減 3カ月ぶりマイナス

【朝日新聞】
8 ビル賃料、地方都市も上昇基調続く CBRE調査
9 スマホ利用が8割超 PCを逆転 不動産情報サイト利用者意識調査
10 標準管理規約改正案でパブコメ実施 国交省
11 農地転用の許可権限委譲 市町村の指定基準、たたき台を提示
12 「マンションすまい・る債」の応募、大幅増加 支援機構
13 横浜のマンション杭施工不良問題 国交省、省内連絡会議を発足
14 2015年度宅建試験 19万5000人が受験 難易度は昨年並みか
15 2四半期連続の上昇 首都圏中古マンション7~9月期 東日本レインズ
16 「民泊」巡り意見交換 自民党、観光基盤強化の小委員会を開催
17 9月分譲マンション賃料、東京都は4カ月連続の上昇 東京カンテイ調べ
18 9月の首都圏マンション供給、大幅な落ち込み 不動産経済調べ
19 都心ビル空室率、2009年2月以来の低水準に 三幸エステート調査
20 ARES、機関投資家にアンケート 「年金」緩やかな増加傾向

【読売新聞】
21 マンション発売数、9月首都圏27%減

【日経産業新聞】
22 横浜のマンション、傾いた西棟の調査開始 三井住友建設
23 大和ハウス、四日市に億ション
24 アキュラホーム、標準で2000万円台の職人技光る木造住宅
25 東京建物、マンション保証延長 中古最長5年に
26 首都圏マンション契約率、9カ月ぶり70%割れ 9月66%
27 LIXIL、肩湯付き浴室のサイズ拡充

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1 マンションの偽装を根底から洗い直せ 2015/10/21 日本経済新聞
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 マンションで暮らす住人の安全や安心をないがしろにした、由々しき事態だ。横浜市都筑区
で三井不動産レジデンシャルが販売した物件で、施工不良やデータ改ざんが相次いで明らかに
なった。
 杭(くい)を固い地盤まで打ち込む基礎工事は、建物の強度を確保するのに極めて重要だ。
杭が地盤まで届いていなかったりセメントで固定されていなかったりすれば、建物が沈下し傾
く可能性があることは、素人でもわかる。
 その工事で手を抜き、データを偽装することは、あってはならない。横浜市や国土交通省は
問題の全容を明らかにしたうえで、業者を処分すべきだ。
 現在、杭打ち工事をした旭化成建材や元請け業者である三井住友建設が建物全体の基礎工事
の状況を調べているが、外部の専門家も加わるのが望ましい。いいかげんな施工をした業者に
「建物の安全性に問題がない」などといわれて、住人は納得できるだろうか。
 旭化成建材は、工事にかかわった特定の社員の責任を示唆しているが、それで済ますわけに
はいかない。手抜き工事や不正に目をつぶる風潮が社内になかったか、偽装が生まれた原因を
根本から究明する必要がある。
 マンション住人に対するきめ細かな対応も不可欠だ。三井不動産レジデンシャルが提案して
いる建て替えは所有者の5分の4以上の同意がなければ実施できない。今回のような団地型の
マンションはさらに複雑になる。
 10年前に発覚した耐震強度の偽装事件では、すべての物件を建て替えるのに6年を要した。
今回は700戸に上る物件だ。住人の意見は分かれる可能性が大きいだけに、横浜市は専門家を派
遣し話し合いを手助けしてほしい。
 マンション工事を巡るトラブルは全国で相次いでいる。根本的には企業や技術者のモラルの
問題とはいえ、今回のケースでは旭化成建材はもとより、それを監督する立場だった三井住友
建設にも重大な責任がある。関係者全体で再発防止策を検討すべきだ。
 民間機関や自治体による建物検査のあり方も再検討する必要がある。基礎工事の状況を事後
的に調べるのは現実問題として難しいものの、杭打ちの詳細なデータの提出を求めて確認する
など、抑止力を高める余地はあるだろう。
 住宅の購入は人生の一大事である。安全網は二重、三重でいい。

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2 マンション傾斜、国交省が連絡会議開催 再発防止策検討 2015/10/21 日本経済新聞
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 横浜市都筑区の大型マンションが傾斜した問題で、国土交通省は20日午後、省内連絡会議の
初会合を開いた。会議では販売した三井不動産レジデンシャル、施工会社の三井住友建設や旭
化成建材などに報告を求め、行政処分や制度改正も含めた再発防止策を検討する。
 徳山日出男事務次官をトップに、建設業者への指導権限を持つ土地・建設産業局や、違反建
築物の調査権限がある住宅局の幹部らで構成。徳山次官は「一生に1度の買い物のマンション
で起きたことなので影響は大きい。しっかり対応する必要がある」と述べた。
 国交省は21日、不動産や建設業の関連団体に対し、旭化成建材が関連した3千棟の調査へ協
力するよう文書で通知する。

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3 老後「移住したい」、19%にとどまる 内閣府調査 2015/10/17 日本経済新聞
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 内閣府が17日まとめた「国土形成計画の推進に関する世論調査」で、老後に備えて移住の意
向があるか聞いたところ「別の地域へ移住したい」が6.8%、「どちらかといえば別の地域に移
住したい」は12.3%で、合わせても19.1%にとどまった。政府は地方創生の一環で都市部の高
齢者の地方への移住を促しているが、移住希望者はそう多くないのが実情だ。
 「現在の地域に住み続けたい」は57.0%、「どちらかといえば現在の地域に住み続けたい」
が22.2%で、8割近くが今の居住地に住み続ける意向を示した。大都市部に限ると「移住したい
」が9.7%、「どちらかといえば移住したい」は15.2%と、移住希望者の割合はやや多くなって
いる。

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4 大田区「民泊」1月から、国家戦略特区活用 2015/10/15 日本経済新聞
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 東京都大田区は14日、規制緩和で一般の住宅などを宿泊施設として活用する「民泊」を2016
年1月に始める計画を公表した。事業範囲を建築基準法でホテル・旅館が建てられる地域に限る
ほか、安全確保のための行政の立ち入り権限などを盛り込んだ条例を年内に制定する。
 大田区の計画は同日、内閣府で開いた国家戦略特区の会議で正式に了承された。近く安倍晋
三首相が認定する。同区を後押しする東京都の舛添要一知事は会議後、記者団に「安全・衛生
に配慮した全国のリーディングケースとなるように体制整備をしたい。(都内の)他の区市町
村にも続いてもらいたい」と述べた。

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5 戸建て住宅受注額、前年比増は2社のみ 9月の大手6社 2015/10/15 日本経済新聞
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 大手住宅メーカーの9月の戸建て注文住宅の受注状況(金額ベース、速報値)が出そろい、前
年実績を上回ったのは6社中2社にとどまった。前年同月と比べた増減率は大和ハウス工業が15
%増、住友林業が6%増だった。一方、積水ハウスは5%減、ミサワホームは3%減、パナホーム
は9%減、三井ホームは25%減だった。消費増税前の駆け込み購入の反動で受注は総じて低調だ

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6 省エネ補助金を不正受給 建設会社など11業者、工事費水増し 2015/10/15 日本経済
新聞
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 省エネにつながる住宅やビルの改修工事費用を補助する国土交通省の事業で、工事を請け負
った建設会社など11事業者が工事費を実際よりも高く偽って申請し、補助金計約9千万円を不
正に受給していたことが15日、会計検査院の調べで分かった。事業者側に領収書の写しなどの
提出義務がなく、国交省は水増し請求の実態を把握できていなかったという。
 検査院は国交省に、提出書類の見直しなど不正請求を排除する審査体制の整備などを求めた

 国交省は、省エネ改修事業として2011年度から、地球温暖化対策になる既存建物の断熱窓の
設置やエアコンの更新などにかかる費用の3分の1を補助している。事業の事務作業は都市再
生機構グループの「URリンケージ」に委託し、実績の報告を受けている。
 検査院は、12~13年度に事業の補助金を受けた14都府県の67事業者の74件を抽出調査したと
ころ、大阪など1府5県の11事業者が13件の改修工事で工事費を水増し請求し、補助金計8992
万円を過大に受け取っていたことが判明した。
 補助金の交付規定では、事業者側に領収書の写しなどの提出義務がない。国交省やURリン
ケージは、工事費は補助金申請時の見積書を審査するだけで、実際にかかった費用などについ
て帳簿などの書類のチェックもしていなかった。
 また、調査対象の67事業者のうち、9事業者が手掛けた改修工事10件で、事業者が子会社な
どの関係会社に工事を発注していた。このうち2件は関係会社の利益率が53%と71%で、通常
の取引に比べてかなり高く設定されていた。空調設備や照明の調達価格が市場価格よりも大幅
に高いケースも2件見つかった。
 国交省住宅生産課は「指摘を踏まえ、審査体制を見直すとともに、不正受給の事実関係が確
認でき次第、事業者に補助金の返還を求めたい」としている。

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7 9月の首都圏マンション発売27.2%減 3カ月ぶりマイナス 2015/10/15 日本経済新

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 不動産経済研究所(東京・新宿)が15日発表した9月の首都圏の新築マンション発売戸数は2
430戸と前年同月と比べて27.2%減った。前年同月比マイナスとなるのは3カ月ぶり。建設費の
高止まりを背景に販売価格が上昇しており、住宅各社が販売時期を先送りした影響が出ている

 発売戸数は1都3県すべてで前年実績を下回った。とくに千葉県は200戸と前年同月比57.4%
減、埼玉県は51.3%減の199戸と大きく落ち込んだ。神奈川県は22.2%減の623戸、東京23区は1
4.2%減の1157戸だった。
 三井不動産グループが販売した横浜市の傾いたマンションの問題に関し、同研究所の松田忠
司主任研究員は「(今後の販売で)消費者心理にマイナスに働く」と話した。

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8 ビル賃料、地方都市も上昇基調続く CBRE調査 2015/10/21 朝日新聞
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CBREは10月21日、全国13都市のオフィスビル市場動向(2015年第3四半期)を発表した。それに
よると、3大都市、地方都市のいずれも賃料の上昇基調が続いた。調査対象は、原則延べ床面積
1000坪以上の新耐震基準に準拠した賃貸オフィスビル。

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9 スマホ利用が8割超 PCを逆転 不動産情報サイト利用者意識調査 2015/10/21 朝日
新聞
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 不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)はこのほど、不動産情報サイトの利用実態調査の結
果を発表した。
 不動産情報サイトを何を使って調べたかという問いには、84.6%がスマートフォンと回答。前
回調査の53.4%から大きく伸び、パソコンの48.9%(前回80.2%)を逆転した。タブレット端末の利
用は10.3%(同9.3%)とほぼ横ばいだった。
 また、「賃貸契約の重要事項説明がTV電話などで実施できるとしたらどう思うか」という問
いについては、「不動産会社に出向いて説明を受けたい」が最多回答だった。ただし、「便利
だと思う」などの肯定的な回答も4割近くに上った。
 同調査は、過去1年間でインターネットにより住まいを賃貸または購入するために物件情報を
調べた(調べている)人を対象に実施。有効回答人数は1323人だった。

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10 標準管理規約改正案でパブコメ実施 国交省 2015/10/21 朝日新聞
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 国土交通省は10月21日、「マンションの管理の適正化に関する指針」及び「マンション標準
管理規約」の改正案を作成し、意見募集(パブリックコメント)を開始した。
 標準管理規約の改正案について同省は、「定義があいまいだったコミュニティといった用語
を、適切な法律用語に置き換えて整理した」としている。
 意見募集は11月19日まで。

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11 農地転用の許可権限委譲 市町村の指定基準、たたき台を提示 2015/10/21 朝日新

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 「農地転用許可権限に係る指定市町村の指定基準等に関する検討会」の2回目がこのほど開か
れた。6月に公布された第5次地方分権一括法に基づく改正農地法により、2016年4月から農地転
用許可の権限が指定市町村に移譲されることを受けて、指定基準を定めるのが趣旨。事務局は
内閣府と農林水産省。
 指定基準のたたき台を農水省が提示した。基本的な考え方として、「農地転用許可等の適正
な運用」、「農地転用許可制度等に係る事務処理体制の整備」「優良農地確保の目標設定」の3
点を据えた上で、事務局がそれぞれの具体的内容を明示した。
 3回目の会合は11月上旬に開く予定。指定基準の取りまとめを行う。

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12 「マンションすまい・る債」の応募、大幅増加 支援機構 2015/10/21 朝日新聞
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 住宅金融支援機構はこのほど、2015年度におけるマンション管理組合向けの債券「マンショ
ンすまい・る債」の積立組合の募集結果を発表した。1口50万円で10万口を募集したところ、9
万4312口(前年度比163・9%)の応募があった。
 債券は無抽選で、2016年2月22日に発行される。

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13 横浜のマンション杭施工不良問題 国交省、省内連絡会議を発足 2015/10/20 朝日
新聞
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 横浜市都筑区の分譲マンションにおける杭の施工不良問題について、国土交通省は10月20日
、事務次官をトップとする省内連絡会議を発足させた。省を挙げて問題に対処する方針だ。
 また石井啓一国土交通大臣は定例会見で、分譲マンションの売主である不動産業団体と施工
の元請けとなる建設業団体に対し、旭化成と旭化成建材が現在実施している約3000棟の他物件
を対象とした調査について協力を要請する考えを示した。

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14 2015年度宅建試験 19万5000人が受験 難易度は昨年並みか 2015/10/19 朝日新聞
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 2015年度の宅地建物取引士資格試験が10月18日、全国各地で一斉に行われた。試験実施機関
の不動産適正取引推進機構によると、受験者は19万4860人(速報値)で昨年度を2831人上回った

 住宅新報社講師陣によれば、今年の試験は民法や借地借家法などの権利関係分野が非常に難
しく、その半面、都市計画法や建築基準法などの法令上の制限が例年より簡単で、宅建業法が
やや難しいとの分析だった。
 なお今年の試験は、名称が宅地建物取引士へと変更されてから初めての試験だった。

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15 2四半期連続の上昇 首都圏中古マンション7~9月期 東日本レインズ 2015/10/19
朝日新聞
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 東日本不動産流通機構(東日本レインズ、東京都千代田区)は10月19日、2015年7~9月期の首
都圏における不動産流通市場動向をまとめた。中古マンションの成約件数は7995件(前年同期比
5.4%増)で、4~6月期に続いて前年同期を上回った。
 地域別では東京都(3979件、同8.9%増)、神奈川県(2103件、同7.2%増)で増加したが、埼玉県(
933件、同4.8%減)、千葉県(980件、同1.1%減)では減少となった。首都圏全体に占める成約件数
比率は、東京都区部が40.0%に達している。

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16 「民泊」巡り意見交換 自民党、観光基盤強化の小委員会を開催 2015/10/16 朝日
新聞
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 自民党の観光立国調査会・観光基盤強化に関する小委員会がこのほど開かれた。議員のほか
、観光庁や厚生労働省、国土交通省、警察庁など関係省庁の担当者が出席した。
 今回の会合では、年明けより国家戦略特区における旅館業法の特例を活用する予定の、大田
区の松原忠義区長を招聘。同区長が取り組みの背景や概要について語った。その後の議論では
、違法性が指摘されている民泊の現状を踏まえた質問が複数出され、省庁からは対応する旨の
回答があった。

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17 9月分譲マンション賃料、東京都は4カ月連続の上昇 東京カンテイ調べ 2015/10/15
朝日新聞
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 東京カンテイ(http://www.kantei.ne.jp/)の調査によると、9月の首都圏における分譲マンシ
ョン賃料は前月比2.2%上昇の2647円(1平方メートル当たり、以下同)だった。東京都の事例シェ
アが再び6割台まで持ち直したことが影響している。都県別で見ると、東京都は3182円(前月比0
.2%上昇)で小幅ながら4カ月連続の上昇。千葉県も1584円(同3.9%上昇)と上昇した。千葉県の上
昇は平均築年数が2年若返ったことによる。神奈川県は2025円(同0.0%)、埼玉県は1580円(同0.1
%下落)。

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18 9月の首都圏マンション供給、大幅な落ち込み 不動産経済調べ 2015/10/15 朝日新

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 不動産経済研究所の調査によると、9月に首都圏で供給された新築分譲マンションは2430戸で
、前年を27.2%下回った。当初は4000戸程度の供給を見込んでいたが、市場の見極めに悩む事業
主側の価格設定の遅れなどから供給が先送りになった模様だ。年間を通じて供給が極端に落ち
込む時期である8月(2610戸)を下回ったが、これは1973年の調査開始以来で初めてのこと。
 販売価格は5393万円で前年比13.2%上昇。価格が高止まっている影響もあり、初月契約率は昨
年12月以来の70%割れとなる、66.0%にとどまった。

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19 都心ビル空室率、2009年2月以来の低水準に 三幸エステート調査 2015/10/14 朝日
新聞
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 三幸エステートが10月14日に発表したオフィスマーケットによると、東京都心5区の平均空室
率は3.39%(前月比0.12ポイント減)だった。2009年2月以来の3%台前半となった。

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20 ARES、機関投資家にアンケート 「年金」緩やかな増加傾向 2015/10/14 朝日新聞
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 不動産証券化協会(ARES)はこのほど、「機関投資家の不動産投資に関するアンケート調査」
結果を発表した。「年金基金」と、生保・損保・都市銀行・信託銀行など「一般機関投資家」
を対象に聞いた。
 実物不動産または不動産証券化商品への投資を行っている投資家の割合は、年金は46%で前年
比横ばい。中長期的にはリーマンショック後の2009年に底を打って以降、緩やかだが増加傾向
となっている。一般機関投資家は81%で微減となった。
 調査の回答数は年金が76、一般機関投資家が54だった。

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21 マンション発売数、9月首都圏27%減 2015/10/16 読売新聞
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 不動産経済研究所が15日発表した9月の首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)のマンショ
ン発売戸数は、前年同月比27・2%減の2430戸と4か月ぶりに前年実績を下回った。
 物件が実際に売れた割合を示す契約率も66%で、好不調の分かれ目とされる70%を9か
月ぶりに割り込んだ。
 1戸当たりの平均価格は5393万円で、1平方メートル当たりの単価は76万1000円
だった。ともに前年同月より13~14%高く、施工費の上昇が反映されているという。
 都心部の高級物件は引き続き好調だったが、郊外では価格上昇で需要が鈍っている。特に埼
玉、千葉の発売戸数は前年同月の半分以下だった。

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22 横浜のマンション、傾いた西棟の調査開始 三井住友建設 2015/10/20 日経産業新

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 三井不動産グループが販売した横浜市都筑区の大型マンションが傾いている問題で、施工会
社の三井住友建設が19日、全4棟の建物のうち傾いた西棟で地盤の調査を始めた。西棟の北側で
建物を固定している24本の杭(くい)が、「支持層」と呼ぶ固い地盤に届いているかどうかな
どを確認する。調査は月末まで続け、11月中旬にも結果をまとめる。
 西棟の杭は計52本ある。すでにこれまでの調査で西棟南側の28本のうち8本の施工が不十分で
あることがわかっている。うち6本は支持層に達しておらず、別の2本は届き方が不十分だった

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23 大和ハウス、四日市に億ション 2015/10/20 日経産業新聞
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 大和ハウス工業は三重県四日市市で建設中の分譲マンションに販売価格が1億円を超す部屋を
設ける。近畿日本鉄道名古屋線の近鉄四日市駅から徒歩1分の位置にあり、商業施設にも近い。
11月下旬から販売する。
 建設中の「プレミスト四日市駅前」は全121戸と同県最大級の分譲マンション。最も高額な部
屋は専有面積150平方メートル超で1億3000万円台となる。1億円を超す部屋は2戸設ける。

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24 アキュラホーム、標準で2000万円台の職人技光る木造住宅 2015/10/19 日経産業新

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 木造注文住宅のアキュラホーム(東京・新宿)は、塗り壁や組子細工の障子など伝統技法を
取り入れながら手ごろな価格で建てられる「木和美(きわみ)」を発売した。著名な左官や建
具職人、和紙作家、数寄屋大工、庭師らが協力する。顧客は職人に設計や施工などを依頼でき
る。
 延べ床面積133平方メートルの標準プランの建物価格は2千万円台から。玄関の壁や和室など
家の一部だけ塗り壁にしたり、庭の一角に小さい坪庭を設けたりする。家全体に取り入れるの
に比べ、価格を抑えて手仕事と和の風情を取り入れられる。

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25 東京建物、マンション保証延長 中古最長5年に 2015/10/19 日経産業新聞
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 東京建物は分譲マンション「ブリリア」の中古物件の購入者に対し、住宅設備機器などが壊
れた場合の保証期間を延長した。従来の2年間から最長5年間に延ばした。築15年以内の物件に
限定していた保証サービスの利用条件は撤廃した。東京建物は中古取引を増やす狙い。
 同社はブリリアの中古取引の際に、住宅設備機器の事前検査を実施するなど一定の条件を満
たした場合、ブリリア認定中古マンションとして保証を付けるサービスを提供している。保証
されるのは給排水管からの漏水と住宅設備機器で、消費者は修理費を受け取れる。

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26 首都圏マンション契約率、9カ月ぶり70%割れ 9月66% 2015/10/16 日経産業新聞
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 不動産経済研究所(東京・新宿)は15日、9月の首都圏の新築マンション市場について、実際
に売れた割合を示す契約率が66%になったと発表した。昨年12月(69.9%)以来、9カ月ぶりに
70%を切った。
 不動産業界では70%のラインを切ると、需要が弱いと受け止められる。ただ、松田忠司主任
研究員は、消費者を引きつける大型物件が9月は少なかった点を挙げ「一時的な動きの可能性が
ある」と指摘する。

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27 LIXIL、肩湯付き浴室のサイズ拡充 2015/10/15 日経産業新聞
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 LIXILは昨年発売した「肩湯」が付いたシステムバスルーム「スパージュ」で、マンシ
ョンの浴室の主流になりつつある1.4メートル×1.8メートルサイズを追加し、リフォーム需要
に対応する。全面タイル張りを採用した商品も発売する。
 11月2日に希望小売価格で税別105万円から売り出す。工事費は別途必要。これまでは1.2メー
トル×1.6メートルのマンション用や、戸建てにも対応する1.6メートル×2メートルの商品だけ
だった。リフォーム需要はスパージュシリーズの6割を占める。

2015-10-24 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed