住宅関連新聞記事ダイジェスト No.572  2015/2/19~2015/2/25 

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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.572  2015/2/19~2015/2/25
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【日本経済新聞】
1 豊洲新市場の「場外」整備、大和ハウスが辞退
2 三井不動産、米西海岸で賃貸住宅事業
3 うめきたに新キャンパス 府立大・市立大統合で構想案
4 山口FG、東京・豊洲に3行「共同店舗」開設
5 14年全国マンション発売、21%減 5年ぶり前年割れ

【朝日新聞】
6 住宅総合指数 3カ月連続で増加 11月不動産価格指数
7 首都圏賃貸住宅、1月成約数は0.4%減 アットホーム調べ
8 都宅建協会と都鑑定士協会、中古流通活性化で協定締結
9 14年12月不動研住宅価格指数 首都圏総合は4カ月連続上昇
10 天気改善の地域が倍増 1月の中古マンション価格天気図
11 東京ビル市況、賃料・空室ともに堅調 東京ビル協調べ
12 首都圏新築戸建て価格、14年は微上昇に
13 投資家調査、半数が「購入決定にアベノミクスの影響なし」
14 首都圏賃貸成約件数、14年は前年比1.6%減少 4年ぶり下回る
15 14年インテリアプランナー試験 103人が合格 合格率は22.2%
16 東京カンテイ 1月の中古マンション売り価格 東京都心部で鈍化の兆候

【読売新聞】
17 環境・現況詳しく リフォーム資金負担減
18 空き家バンク、成約300件…長野・佐久
19 重さ半減、LPガス新ボンベ…経産省普及へ
20 分譲マンション 終の住み家

【日経産業新聞】
21 オムロン、システム重量が半分の戸建て用蓄電パワコン 4月発売
22 帝人、部屋見えにくいレースカーテンを開発
23 シャープ、出力3割高めた電力変換装置
24 パナソニック、電動窓シャッターをHEMSで一元管理

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1 豊洲新市場の「場外」整備、大和ハウスが辞退 2015/2/24 日本経済新聞
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東京都は23日、築地市場(東京・中央)の移転先である豊洲新市場(同・江東)の場外施設の
整備事業を一部凍結すると発表した。商業施設を整備する予定だった大和ハウス工業が辞退し
たため。同社は現在の設計案では、施設の搬入車両と来場客の車両を安全に仕分けられないと
判断した。
大和ハウスは豊洲新市場で青果棟を建設している区域内の敷地約6000平方メートルに、調理
器具などを販売する商業施設を整備する計画だった。

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2 三井不動産、米西海岸で賃貸住宅事業 2015/2/24 日本経済新聞
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三井不動産は24日、米国西海岸で賃貸住宅の開発計画に参加すると発表した。シアトルとサ
ンフランシスコでそれぞれ現地の不動産会社とマンションを建設、2つの都市で計約450戸分を
開発する。
米国での賃貸住宅事業は、今夏に完成する予定のニューヨークの物件と合わせて計3件となる
。シアトルの住宅は地上39階建てで約340戸。アーバンビジョンズ(ワシントン州)と協力する
。今春にも着工し、2017年秋に完成する予定だ。サンフランシスコではビルドインク(カリフ
ォルニア州)と組んで地上5階建ての住宅を着工済みで、16年夏にも完成させる。

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3 うめきたに新キャンパス 府立大・市立大統合で構想案 2015/2/24 日本経済新聞
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統合予定の大阪府立大、大阪市立大は23日、新大学推進会議を開き、「大阪都心にキャンパ
スを展開する」などとする新大学の基本構想案をまとめた。統合時期は未定だが、新大学の開
学に合わせ、新たに大阪の中心部にキャンパスを設置し、国際交流や研究の拠点とする。JR
大阪駅北側の再開発地区「うめきた」の2期区域を想定しているという。
新大学の理念は「大阪の発展をけん引する『知の拠点』」。グローバル人材の育成などに取
り組むほか、社会人大学院「都市経営研究科」(仮称)を設置する。統合の具体的なメリット
として健康科学や創薬、環境などの分野での研究、教育、地域貢献を挙げた。

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4 山口FG、東京・豊洲に3行「共同店舗」開設 2015/2/23 日本経済新聞
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山口、もみじ、北九州の各銀行を傘下に持つ山口フィナンシャルグループ(FG)は23日、
東京都湾岸部の江東区豊洲に支店を開設した。山口銀行豊洲支店として出店、もみじ、北九州
の各行の業務も代理で手掛ける。高層マンションの建設が相次ぐ同地区で住宅ローンなどを取
り扱う。拡大する東京の需要の取り込みに、首都圏以外の地銀が参戦する。
山口FGがこのような形態の店舗を出すのは初めて。場所はオフィスビル「豊洲フロント」
の2階で、店舗面積は458平方メートル。福田浩一社長は「豊洲エリアで住宅ローンのシェア10
%を目指す」と語った。

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5 14年全国マンション発売、21%減 5年ぶり前年割れ 2015/2/19 日本経済新聞
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不動産経済研究所(東京・新宿)は19日、2014年の全国のマンション発売戸数が8万3205戸だ
ったと発表した。13年比21.0%減と、5年ぶりに前年実績を下回った。消費増税の影響に加え、
建設費が上がった影響で不動産会社が発売戸数を抑えたため。
地域別でみると、首都圏は13年比20.5%減、近畿圏が23.8%減、その他の地域は19.2%減だ
った。松田忠司企画調査課長は「地方では消費増税後に積み上がった在庫の処理を優先したた
め発売戸数が減った」と話した。
15年の発売戸数は14年比8.2%増の9万戸になる見通し。今後、贈与税の非課税制度の拡大な
どの住宅政策や低金利が購買を後押しする見通しだ。
一方、14年の会社別の発売戸数では住友不動産が6308戸と13年比7%増。初めて首位となった
。三菱地所レジデンス(5%減の5300戸)、野村不動産(26%減の4818戸)と続いた。

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6 住宅総合指数 3カ月連続で増加 11月不動産価格指数 2015/2/25 朝日新聞
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国土交通省は2月25日、14年11月の不動産価格指数(住宅)を発表した。
全国の住宅総合指数は08年度平均を100として、11月は91.4(前年同月比2.1%増)で、3カ月連
続で増加した。
更地・建物付き土地は86.4(同0.1%増)で15カ月ぶりに増加。マンションは120.9(同10.3%増)
で、13年1月から23カ月連続のプラスとなった。
東京都の住宅総合指数は100.0(同0.2%減)、更地・建物付き土地は93.1(同4.0%減)、マンショ
ンは121.3(同10.9%増)だった。
東日本大震災の被災地である東北地方の住宅総合指数は97.2(同3.2%増)、更地・建物付き土
地は93.8(同2.0%増)、マンションは166.8(同17.8%増)となった。

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7 首都圏賃貸住宅、1月成約数は0.4%減 アットホーム調べ 2015/2/25 朝日新聞
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アットホームの調査によると、首都圏における1月の居住用賃貸住宅の成約件数は2万2091件
で、前年同月を0.4%下回った。これで3カ月連続の前年比減となった。
新築物件は10カ月連続で増加したものの、引き続き中古マンションの鈍い成約状況が影響し
た。また、前年の大幅増(6.4%増)の反動といった側面も出た。

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8 都宅建協会と都鑑定士協会、中古流通活性化で協定締結 2015/2/24 朝日新聞
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東京都宅地建物取引業協会(瀬川信義会長)と東京都不動産鑑定士協会(稲野邉俊会長)は2月24
日、中古住宅流通活性化をメーンとする共同事業・研究等に関する協定書を締結した。まずは1
年間、「住宅ファイル制度」の実現に向けた共同研究や研修会などを行う。

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9 14年12月不動研住宅価格指数 首都圏総合は4カ月連続上昇 2015/2/24 朝日新聞
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日本不動産研究所は2月24日、14年12月の住宅価格指数を発表した。
首都圏総合は84.10ポイント(前月比0.23%増)で4カ月連続上昇。東京都が91.54ポイント(同0.
60%増)で同じく4カ月連続の上昇。神奈川県が81.16ポイント(同0.20%減)で3カ月ぶりの低下、
千葉県が65.42ポイント(同0.05%増)で3カ月連続の上昇。埼玉県が67.45ポイント(同1.07%減)で
2カ月ぶりの低下となった。
同指数は、2000年1月の指数を100として計算されているもので、毎月最終火曜日に公表する

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10 天気改善の地域が倍増 1月の中古マンション価格天気図 2015/2/24 朝日新聞
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東京カンテイ(東京都品川区)はこのほど、2015年1月の中古マンション価格天気図(70平方メ
ートル換算、売り希望価格)をまとめた。それによると天気が改善する地域が大幅に増え、価格
動向は全国的に上向いた。
価格の上昇基調を表す「晴れ」は8地域(前月は5地域)に増加。「晴れ」に転じた地域があっ
たため、「薄日」は16地域(同18地域)に減った。「曇り」は13地域(同11地域)へとやや増加。
「雨」は4地域(同5地域)、「小雨」は6地域(同8地域)といずれも減少した。
天気が改善したのは14地域(同8地域)で、ほぼ倍増。横ばいだったのが27地域(同30地域)、悪
化した地域は6地域(9地域)だった。

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11 東京ビル市況、賃料・空室ともに堅調 東京ビル協調べ 2015/2/23 朝日新聞
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東京ビルヂング協会は2月23日、協会会員を対象に実施した「ビル経営動向調査(1月期)」結
果を発表した。四半期ごとに最新の賃料水準と空室率をアンケートした上で、ビル経営者が肌
で感じた景況感を聞いて指数化している。 それによると、東京23区の新規賃料(円/坪、共益
費込)は、上限が2万6794円(前回2万6786円)、下限が1万6676円(同1万6264円)で、上下限ともわ
ずかながら上昇した。
東京23区の平均空室率は5.3%で、前回調査時よりも0.5ポイント改善した。
3カ月前と比較した景況感指数も、賃料指数、空室指数いずれも改善を維持した。

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12 首都圏新築戸建て価格、14年は微上昇に 2015/2/20 朝日新聞
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アットホームの調査によると、14年の首都圏における新築戸建て住宅の平均成約価格は3284
万円で、前年と比べて0.6%上昇した。2年連続の上昇となったが、価格水準の高い東京23区の成
約減で13年の上昇幅(1.8%)よりは減少した。
同調査は、アットホームのネットワーク流通物件を対象にしたもの。新築戸建ての成約件数
は2万2801件だった。

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13 投資家調査、半数が「購入決定にアベノミクスの影響なし」 2015/2/20 朝日新聞
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投資用マンション販売を手掛ける日本財託はこのほど、昨年不動産投資を始めた250人を対象
に意識調査を実施した。物件購入を意思決定する際にアベノミクスがどの程度影響したかを聞
いたところ、56%が「影響なし」と回答した。
購入を決断した理由としては、「お金が貯まったから」が46%で最多。「アベノミクスの恩恵
を受けたから」は5%にとどまった。自己資金を用意した方法としては1位が「給料」(190人)、2
位が「賞与」(75人)だった。同社では、「8割が給与やボーナスで自己資金を用意していると回
答していることから、アベノミクスによる期待感より、年金不安をはじめとした自己防衛意識
の方が大きく、資産運用として計画的に進めていたことが分かる」と分析している。

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14 首都圏賃貸成約件数、14年は前年比1.6%減少 4年ぶり下回る 2015/2/19 朝日新聞
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アットホームの調査によると、14年の首都圏における居住用賃貸物件の成約件数は25万174件
で、前年を1.6%下回った。4年ぶりのマイナスとなった。2月の週末に大雪が2回降ったこと、ま
た、中古物件の不振(中古マンション=3.0%減、中古アパート=2.2%減)が影響した。新築はマン
ションが10.6%増、アパートが13.8%増と好調だった。

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15 14年インテリアプランナー試験 103人が合格 合格率は22.2% 2015/2/19 朝日新聞
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建築技術教育普及センターは2月19日、14年度インテリアプランナー試験の合格者を発表した
。合格者数は103人(前年度105人)で、合格率は22.2(同26.1)%だった。
同試験は、択一式30問の学科試験と設計製図試験から構成されていて、5年以内に両試験に合
格することで、インテリアプランナー試験合格者となる。今回の試験では、学科試験合格者は2
46人(同206人)、設計製図試験合格者は116人(同109人)だった。
試験合格者は一定期間の実務経験を有することで、同センターの登録を受け、「インテリア
プランナー」の称号を得る。
14年度の試験は11月16日に行われた。

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16 東京カンテイ 1月の中古マンション売り価格 東京都心部で鈍化の兆候 2015/2/19
朝日新聞
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東京カンテイ(東京都品川区)はこのほど、2015年1月の中古マンション価格(70平方メートル
換算、売り希望価格)をまとめた。それによると、首都圏(2899万円、前年比0.1%上昇)の上昇率
が鈍化。特に2013年初より上昇基調が鮮明な東京都心部が、頭打ちの様相を呈している。前月
は全域的に弱含みだった近畿圏(1825万円、同1.1%上昇)は反転上昇。中部圏(1520万円、同1.4%
上昇)は4カ月連続で上昇した。

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17 環境・現況詳しく リフォーム資金負担減 2015/2/25 読売新聞
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中古住宅の仲介・販売で新しいサービスが登場している。
きめ細かい物件情報や価格設定経緯を開示したり、リフォーム資金を借りやすくしたりする
内容で、中古住宅をより購入しやすくしている。

流通拡大
総務省が5年ごとにまとめる住宅・土地統計調査などによると、中古住宅の販売戸数は19
90年に約10万戸で、新築着工数との合計に占める割合は5・5%だった。直近の2008
年の調査では17・1万戸で同13・5%と伸びている。
日本大学の中川雅之教授(都市経済学)は「新しい耐震基準で建てた優良物件の中古が多く
出回るようになった。今後も市場は拡大するだろう」と話す。
だが、買い主は「隠れた不具合や欠陥はないのか」「価格は適正なのか」などの不安も持ち
がちだ。最近は、こうした不安を取り除く新たなサービスが出てきている。
「大和ハウス工業」は13年に中古マンションの仲介事業に参入した。子会社の「大和ホー
ムズオンライン」は、ホームページ内の「住まいのバトン」で、首都圏の中古マンションにつ
いて不動産鑑定士と1級建築士が調査した立地条件や周辺環境、建物の現況の情報、販売価格
設定の経緯などを細かく掲載している。無料で閲覧できる。

ローン一緒に
中古住宅の場合、購入後、数百万円単位の大規模なリフォーム(リノベーション)を伴うこ
ともある。一般に、リフォームローンは担保がないことが多いため、住宅ローンに比べて返済
期間が短く金利も高い。このため、住宅ローンに加えリフォームローンも組むと、返済負担は
より重くなる。
そこで、りそな銀行と埼玉りそな銀行は14年、中古住宅の購入と同時にリフォームを行う
際、住宅価格の最大30%までのリフォーム資金を含めた住宅ローンの運用を開始。両行の場
合、リフォームローンは通常、金利(変動)が4%台で、返済期間も10年以下だが住宅ロー
ンに組み込めばリフォームローンより低い通常の住宅ローン金利で借りられる。返済期間も延
びるほか、手数料や印紙税などの諸費用も1回分で済む。25都道府県の467店舗で利用で
きる。

手数料内で
11年創業の「リニュアル仲介」(東京都新宿区)は、中古住宅の売り主に、リフォームを
実施してから買い主に売却してもらい、借り入れを住宅ローンのみとする手法をとっている。
法律で定められた売買成立時の不動産仲介手数料(400万円以上の物件売買の場合、法定上
限額は取引金額の3%+6万円、税抜き)内のサービスだ。提携する42都道府県の不動産会
社でも利用できる。
「三菱地所レジデンス」は13年、中古マンションを買い取り、大規模改修して販売する事
業に参入した。台所など水回りを中心に、同社ブランドのマンション「ザ・パークハウス」同
様の設備を導入している。現在は首都圏の物件で実施しているが、今後は他地域でも進める。
「スタイルオブ東京」(東京都港区)は11年から、住宅探しから建築調査、リフォーム、
ローンまでの相談を仲介手数料内で引き受ける「ワンストップサービス」を手がける。13年
創業で建築部門も抱える「和久環組」(横浜市神奈川区)も同様のサービスを行う。いずれも
物件は首都圏中心だ。

事前に調べて
不動産コンサルタントの牧野知弘さんは、「中古住宅は、事前に確認できる物件が多い。風
の強さ、地盤、近隣環境などを自分自身で調べたり、情報提供サービスを行っている業者を利
用してみたりするといい」とアドバイスしている。(秋田穣)

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18 空き家バンク、成約300件…長野・佐久 2015/2/23 読売新聞
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長野県佐久市の「空き家バンク」が仲介した入居の成約件数が、月内にも300件に達する
見通しとなった。
全国トップの数字で、高齢化や人口減に悩む地方都市が多い中、10万台の人口を維持する
要因にもなっている。
社団法人「移住・交流推進機構」が行った昨年の自治体調査によると、全回答数の3割強に
あたる374市町村がバンクを導入。しかし、その約35%は、成約実績が9件以下。佐久の
場合は13年度は59件、14年度も50件が成約し、20日現在の件数は297件。機構は
「断トツ」と絶賛する。
機構は、登録件数が伸びないことや、住むのに改修費がかかるのが、全国で伸び悩む要因だ
と指摘。2008年に空き家バンク「おいでなんし!佐久」を開設した佐久は、独自施策でこ
れらを克服している。
最大の特徴は、物件の豊富な品ぞろえと、物件希望者の費用負担の軽減策だ。
市の職員が市内を歩いて候補物件を細かく探し、所有者の了解を得て紹介。20日時点も4
7件の物件をホームページ上で紹介。「浅間・東」「中込」「臼田」「望月・浅科」「野沢」
の5エリアに分け、価格帯、間取り、周辺環境などの分野で検索できるようにし、地図や写真
も添えている。
市外の希望者には、専用住宅に最長2週間無料で宿泊できるようにし、充実した医療環境な
ど佐久の良さに触れながら、じっくりと空き家見学をしてもらう。
物件を買って定住を決めた人への支援策も用意。バンクを通さなくても最高20万円を支給
。改修費に最大10万円、中学生以下の子どもがいる家庭には10万円をそれぞれ追加支給す
る。バンクを通した人にはほかに10万円を上乗せする。
定住後も最長3年間は、新幹線通勤の定期券補助を1人あたり年30万円支給する。JRも
呼応し、市に移住した人を対象に昨年末から、東京―佐久平間の新幹線往復割引プランを打ち
出した。通常運賃に比べ45%得という。
市の比田井正弘経済部長は「空き家物件はリタイアしたシニア世代に人気。子育て環境の充
実を図り、企業誘致で雇用環境を向上させ、若い世代にもアピールしたい」と話している。

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19 重さ半減、LPガス新ボンベ…経産省普及へ 2015/2/23 読売新聞
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経済産業省は、鉄製の重いLPガス(液化石油ガス)ボンベに代わり、強化プラスチック製
の軽い新型ボンベの家庭への普及に乗り出す。
新型ボンベの安全ルールを24日に定める。
欧米では2005年頃から新型ボンベが普及し始めている。日本でも軽いボンベを求める声
が高まってきたため、高圧ガス保安法で安全ルールを定め、家庭などでも広く使えるようにす
る。
新型ボンベの重さは鉄製ボンベ(約10キロ・グラム)の半分以下の5キロ・グラム未満。
軽くて運びやすく、火事でも爆発しにくい作りになっている。灰色の鉄製とは違い、外観も様
々な色や模様が使えるようになる。
新型ボンベの価格は「鉄製の2~3倍」と高めだが、経産省は、持ち運びやすさや安全性か
ら新型ボンベを選ぶLPガス業者も多いとみている。
経産省によると、全国では約2500万世帯がLPガスを使っており、約4000万本の鉄
製ボンベが利用されているという。

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20 分譲マンション 終の住み家 2015/2/21 読売新聞
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老朽化対策が課題
1953年に東京都が渋谷区で分譲した「宮益坂アパート」は、戦後初の分譲マンションと
される。
店舗や事務所も入る11階建て。2DKの間取りで価格が当時、60万~100万円と、当
時の給与所得者の平均年収の4~6倍に相当し、収入に余裕がなければ入居は難しかった。
エレベーターが2基あり、東京の新名所として雑誌が「ブルーの制服をつけたエレベーター
ガールの手で運転されている」と取り上げ、高級なサービスや新しい設備が注目を集めた。
民間も分譲を手がけるようになる。56年に東京都新宿区で売り出された「四谷コーポラス
」はその先駆け。5階建てで28戸。3LDKの間取りで価格は230万円と、やはり「高根
の花」だった。いずれの建物も現存している。
木造アパート、賃貸の団地……。戦後の住宅難を解消するために様々な集合住宅が造られた
。50年代に入って、朝鮮戦争の特需などで景気が上向くと、高級志向のマンションも分譲さ
れ始めた。
60年代になると、民間の参入が増えたが、一般の人が簡単に買えるものではなかった。マ
ンションの歴史に詳しい住宅評論家の村井忠夫さん(83)は話す。「マンションという呼び
名は当時、一般的ではなく、『コーポラス』や『アビタシオン』『レジデンス』とも呼ばれ、
富裕層に向けて、欧米の洗練されたイメージを盛んにアピールした」
「広辞苑」に「マンション」という言葉が登場するのは69年。その意味は「ホテル風の高
級アパートの称」だった。

分譲マンションは、戸建てと比べ、所有形態も大きく異なった。住民は各自の住戸を所有し
、敷地や建物本体などを住民同士で共有。マンションの憲法とも言える区分所有法が施行され
るのは63年だ。
70年には、住宅金融公庫(現・住宅金融支援機構)がマンションを買う人への融資を始め
、購入層が広がった。当時、公庫職員だった村井さんは「ローンを組んで買えるようになり、
あこがれのマンションが身近な存在になったと思いました」と振り返る。
それに合わせるように「ファミリータイプ」と呼ばれる家族向けの物件が増え、販売戸数が
急増。高層化も進んだ。76年には現在のさいたま市に、高さ60メートルを超え、21階建
てのタワー型マンション「与野ハウス」が登場。その後、東京湾岸などに相次いで建った超高
層物件の先駆けとなった。

もっとも、90年代以降、築30年を超えるマンションが増え、建物の老朽化対策の必要性
が指摘されるように。15年に1回程度の大規模修繕の計画、耐震改修など、管理組合が抱え
る課題も増えた。
不動産調査会社「東京カンテイ」によると、全国の分譲マンションの戸数は、2014年末
時点で約664万戸と、全世帯の約1割。特に首都圏では約2割を占め、「終ついの住み家」
にする人も多い。国土交通省の13年度の調査によると、「永住するつもりである」と答えた
マンション住民が約52%で、1980年度の約22%から大きく伸びた。
高度経済成長期、戸建てまでの仮住まいだったマンションが、生活の場として大きな位置を
占めるようになっている

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21 オムロン、システム重量が半分の戸建て用蓄電パワコン 4月発売 2015/2/25 日経
産業新聞
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【京都】オムロンは太陽光発電用のパワーコンディショナー(電力変換装置)で、戸建て住
宅向けに蓄電機能が付いたシステムを4月に発売する。市場の一般的な製品に比べ重量を2分の1
とし、クレーンなどによる大がかりな搬入作業や基礎工事を不要にしたのが特徴。売電を巡る
環境が厳しくなる中、自家消費のため発電する家庭の需要をとりこむ。
発売するのは太陽光発電用ハイブリッド蓄電システム「KP48S―PKG64」。価格はオー
プンで、3年間で3万セットの販売を目指す。

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22 帝人、部屋見えにくいレースカーテンを開発 2015/2/25 日経産業新聞
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帝人は自然光を採り入れながらも屋外からは部屋が見えにくいレースカーテンを家具チェー
ン大手のニトリと共同開発した。平たい断面で周囲が山形になっている繊維をカーテンに使用
することで、従来品の約2倍の光を屋外から採り入れられる一方、外光を拡散や屈折させて屋外
から室内が見えにくいようにした。紫外線も約90%カットできるという。節電意識の高まりで
日中は照明を付けない消費者の需要に対応する。

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23 シャープ、出力3割高めた電力変換装置 2015/2/24 日経産業新聞
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シャープは23日、従来よりパワーコンディショナー(電力変換装置)の出力を3割高めた、住
宅向け太陽光パネル用のシステムを5月末に発売すると発表した。出力を増やしたことで捨てて
いた電力を有効に使え、電気料金を抑制する。システム全体の価格は384万円前後で、月産700
台を想定する。

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24 パナソニック、電動窓シャッターをHEMSで一元管理 2015/2/23 日経産業新聞
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パナソニックは家庭用エネルギー管理システム(HEMS)のモニターやスマートフォン(
スマホ)で電動窓シャッターを操作できるようにする。5月に発売する文化シヤッターの電動窓
シャッターを登録すれば可能になる。タイマーを設定すれば朝になると自動的に開けることも
できる。
電動窓シャッターを最大で32台登録できる。家にあるシャッターを一度に開閉したり部屋ご
とに開閉したりできるほか、好きな高さで調整することも可能だ。

 

2015-03-01 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed