住宅関連新聞記事ダイジェスト No.530 2014/4/24~2014/4/30
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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.530 2014/4/24~2014/4/30
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【日本経済新聞】
1 島根県の人口70万人割れ 4月、55年の93万人から25%減
2 有明でマンション仲介 東京建物系、五輪にらむ
3 JR東、北朝霞駅ホーム延伸 年内完成目指す
【朝日新聞】
4 首都圏第2弾の高齢者住宅オープン ジェイ・エス・ビー
5 17年のスマートハウス関連設備市場、12年の3.5倍に 富士経済予測
6 国交省、ヘルスケアリートでガイドライン策定へ 運用会社の組織体制など
7 フラット35申請件数、1~3月は前年比4%減
8 中古マンション再販を強化 5月に専門部署新設 日神不動産
9 14年度着工は90.7万戸 前年度比で減少 建設経済研究所予測
10 JLL 中国の大規模商業施設に日系ブランド誘致へ
11 「晴れ」調査開始以来最多に 3月中古マンション価格天気図
【読売新聞】
12 写真で迫る名建築…北九州市で「ディテール展」
13 奈良期の瓦など平城宮跡で出土…奈文研
14 公衆トイレ「汚」名返上…各地で様々な取り組み
15 コルビュジエ建築、日仏など世界遺産に共同推薦
16 「希望の壁画」笑顔咲く…釜石
17 佐賀中心部で「仕事場共有」…建築家が企画
18 観世能楽堂、銀座へ移転…再開発ビルに入居
19 不動産のネット取引、解禁に向け検討会開始
20 ソニーが不動産事業に参入
21 片付けや収納学ぶ…5月20日、東京で
【日経産業新聞】
22 積水ハウス、触るだけで施錠確認 視覚障害者の声反映
23 三井不、街全体で消費電力削減 エコ発電を施設で融通
24 ヤマダ・エスバイエルホーム、エネ収支をゼロにできる家
25 東京ガスなど、「ナノイー」搭載のファンヒーター
26 リコー、工事不要のLEDランプ
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1 島根県の人口70万人割れ 4月、55年の93万人から25%減 2014/4/28 日本経済新聞
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島根県は28日、4月1日時点の推計人口が69万7489人と、70万人を下回ったと発表した。国勢
調査で最も人口が多かった1955年の93万人弱に比べ25%減少した。都道府県では鳥取県に次い
で全国で2番目に少ない。
3月1日時点より2636人減った。4月は卒業や入学、転勤などによる社会減が多く、減少幅が大
きかった。県は2000年ごろから都市部との交流や移住誘致など定住促進政策を進めているが、
引き続き人口減に歯止めをかけるための対策が重要課題となる。
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2 有明でマンション仲介 東京建物系、五輪にらむ 2014/4/28 日本経済新聞
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東京建物不動産販売(東京・新宿)は5月12日、東京湾岸部の中古物件の売買を仲介するセン
ターを有明(東京・江東)に開設する。有明のほか、豊洲(同)、月島(中央)といった大型
開発が続くエリアのマンションが主な対象となる。2020年の東京五輪へ向けインフラ整備が期
待される同地区の買い替え需要を狙う。
親会社である東京建物が分譲したマンション「BrilliaMare有明」の1階に設置す
る。同社はこれまで新宿や渋谷に仲介センターを設けているが湾岸部に出店するのは初めて。
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3 JR東、北朝霞駅ホーム延伸 年内完成目指す 2014/4/26 日本経済新聞
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東日本旅客鉄道(JR東日本)大宮支社は武蔵野線の北朝霞駅(埼玉県朝霞市)で、混雑緩
和のためホームを延伸する。既に工事に着手しており、12月ごろの完成を目指す。同駅は東武
東上線朝霞台駅との乗換駅で、近年乗降者数が増加しており利用者からも混雑緩和を求める声
があったという。
駅のホームは1つで上り列車と下り列車がホームを挟む形でとまる。このホームを北東の西浦
和駅側に約40メートル伸ばす。約2両分のスペースが生まれるが、上り列車と下り列車の停止位
置をずらすことで混雑の緩和につなげる。列車が停車しなくなるそれぞれの端には転落防止柵
も設置し、利用客の安全を確保する。
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4 首都圏第2弾の高齢者住宅オープン ジェイ・エス・ビー 2014/4/28 朝日新聞
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全国で学生マンションなどを手掛けるジェイ・エス・ビー(京都市)は5月に、東京都町田市で
サービス付き高齢者向け住宅「グランヴィル鳳凰館 町田根岸」をオープンする。
同社が首都圏で企画開発する高齢者住宅の第2弾となる。
RC構造地上3階建て、総戸数50戸。 間取りは1Rで専有面積は25.18平方メートル。家賃は10万
1500円~11万7500円。共益費1万5000円。サービス支援費3万円。食事費は1日3食30日利用の場
合、月額4万7000円。
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5 17年のスマートハウス関連設備市場、12年の3.5倍に 富士経済予測 2014/4/28 朝日
新聞
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富士経済(東京都中央区)が4月28日に発表した市場予測によると、HEMS(ホームエネルギーマ
ネジメントシステム)や家庭用蓄電池などのスマートハウス関連分野は2017年に12年(356億円)
比3.5倍の1232億円になる見通しだ。住宅設備では、「最も成長が期待される分野」(富士経済)
という。
HEMSは大手ハウスメーカーを中心に新築戸建てへの標準搭載が進むと予測。また、家庭用蓄
電池はスマートハウスの商品化に伴う需要の増加や、太陽光発電システムの一部としても導入
が進んでいるとして、市場は順調に拡大すると見られるという。
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6 国交省、ヘルスケアリートでガイドライン策定へ 運用会社の組織体制など 2014/4/2
5 朝日新聞
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国土交通省は4月26日、「ヘルスケアリートの活用に係るガイドライン検討委員会」の初会合
を開いた。弁護士や金融機関、運営事業者団体代表者らで構成する有識者会議。資産運用会社
が、サービス付き高齢者向け住宅などヘルスケア施設をリート(不動産投資信託)の運用資産と
して組み込んでいく上で必要な体制整備や留意事項を整理する。6月末をめどに正式なガイドラ
インとして完成させる予定だ。
座長には、牛島総合法律事務所の田村幸太郎弁護士が就いた。今回は、2月末に国交省が作成
したガイドライン案をベースに議論した。対象施設の種類や、体制整備について特化型リート
と総合型リートで差異を設けるべきかなどが論点となった。
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7 フラット35申請件数、1~3月は前年比4%減 2014/4/25 朝日新聞
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住宅金融支援機構はこのほど、1~3月における「フラット35」の申請戸数を公表した。
それによると、買取型は1万9807件で前年同期比3%減だった。保証型を含めると1万9854件(前
年同期比4.1%減)となっている。
期間内に融資実行された金額は約4719億円。前年同期を17.0%下回った。
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8 中古マンション再販を強化 5月に専門部署新設 日神不動産 2014/4/25 朝日新聞
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日神不動産(東京都新宿区)が中古マンションの買取再販事業を強化する。5月1日付で専門部
署「再販事業部」を新設。当面、1都3県で同社が分譲した物件を中心に仕入れ、リフォームし
て再販する。具体的な事業目標は非公表。また、連結決算に与える影響は軽微という。
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9 14年度着工は90.7万戸 前年度比で減少 建設経済研究所予測 2014/4/25 朝日新聞
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建設経済研究所はこのほど、14年度(14年4月~15年3月)の住宅着工戸数は90万7000戸になる
見通しを発表した。13年度見込み比8.2%減となる。
同研究所が四半期ごとに発表しているもので、「15年からの相続増税で、14年度は節税対策
としての貸家着工の継続が想定されるものの、住宅着工全体としては、駆け込み需要の反動減
により減少は避けられない」と見込む。持家の着工予測は30.4万戸、貸家は35.5万戸、分譲住
宅は24.2万戸と予測した。
なお、13年度の着工戸数の見込みは、前年度比10.7%増の98.8万戸と予測している。
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10 JLL 中国の大規模商業施設に日系ブランド誘致へ 2014/4/24 朝日新聞
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総合不動産サービスのジョーンズラングラサール(JLL)は、中国・瀋陽市に建設される大型商
業施設「瀋陽K11アートモール」で、日系ブランドのテナントを誘致する。香港の大手ディベロ
ッパーである新世界発展有限公司から誘致業務を受託した。ほぼ全ての業種・業態の出店誘致
を担うという。
「アートモール」は延べ床面積25万9000平方メートルで、瀋陽市で最大級の商業施設となる
。2016年1月に開業する予定。新世界グループが開発する大型複合施設「瀋陽New World Cent
er」内に位置し、オフィスやホテル、サービスアパートメント、カンファレンスホールなどに
隣接する。
中国では日本製品や日本食の安全性、品質、デザインなどへの評価が高く、中国の商業施設
における日系ブランドの需要も増加傾向にあるという。JLLでは、日系ブランド約1000社とのネ
ットワークや、商業施設のテナント誘致・運営管理の実績を生かす。
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11 「晴れ」調査開始以来最多に 3月中古マンション価格天気図 2014/4/24 朝日新聞
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東京カンテイ(東京都港区)はこのほど、2014年3月の中古マンション価格天気図(売り希望価
格、70平方メートル換算)をまとめた。それによると、「晴れ」の地域が21地域から23地域に増
え、2008年1月の調査開始以来最多を更新した。前月に12地域あった「薄日」のうち、4地域が
「晴れ」に変化。ほかの天気模様は「薄日」が9地域(前月12)、「曇り」が6地域(同4)、「小雨
」が5地域(同4)、「雨」が4地域(同6)とすべて1桁であり、「晴れ」の多さが際立つ。ただし、
前月から天気が悪化した地域が4地域(同2)に増え、反対に天気が改善した地域が10地域(同14)
に減少。全体的に天気改善傾向にあるものの、勢いは2月より鈍化している。
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12 写真で迫る名建築…北九州市で「ディテール展」 2014/4/30 読売新聞
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北九州市を代表する建築物を写真で紹介する企画展「北九州のディテール展」が、北九州市
小倉北区の市立文学館で開かれている=写真=。
建築の細部に迫ったモノクロ写真が並び、会場は幻想的な雰囲気に包まれている。5月25
日まで。
建築という視点から同市が誇る文化資産を知ってもらおうと、芸術振興に取り組むNPO法
人「創を考える会・北九州」などが主催。同市出身で、建築家の古森弘一さんが企画構成し、
写真家の大森今日子さんが撮影を担当した。
会場には、柱や窓など、建築物の一部に焦点をあてた作品計31点を展示。辰野金吾が手が
けた旧松本家住宅(1911年完成、戸畑区)から、村野藤吾が設計した市立八幡市民会館(
58年、八幡東区)、磯崎新による市立美術館本館(74年、戸畑区)まで、近現代の建築の
大家が意匠を凝らした建物を間近に見ることができる。
同館は「日本の近代工業を引っ張ってきた北九州市には、名建築物の集積がある。その歴史
的、文化的価値をとらえ直す機会になれば」としている。
開館は午前9時半~午後6時。入場無料。5月10日午後2時から、古森さんによるギャラ
リートークがある。問い合わせは同館(093・571・1505)へ。
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13 奈良期の瓦など平城宮跡で出土…奈文研 2014/4/29 読売新聞
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奈良市の奈良文化財研究所は28日、平城宮跡に隣接して立つ庁舎の建て替えに伴い、14
日から実施している発掘調査の現場を報道陣に公開した。成果は、ホームページ(http://www.
nabunken.go.jp/)で発表していく。
調査対象は、一帯の約5000平方メートル。現在、南東側の敷地を深さ約2・5メートル
まで掘削し、奈良時代の瓦や須恵器などが出土しているという。
2005年度と13年度に実施した調査では、北東側で平城京の道路の側溝を確認している
。小野健吉副所長は「発掘成果を、平城京の道路がどのように作られていたのかを知る手がか
りにしたい」と話している。
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14 公衆トイレ「汚」名返上…各地で様々な取り組み 2014/4/29 読売新聞
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大分市の市街地にある若草公園。その一角の公衆トイレの外壁が今春改装され、液晶モニタ
ーが設置された。表面は鏡のように加工され、昼間は公園の木々が映っているが、日が沈んで
暗くなると、液晶モニターに映像が次々と浮かび上がる。猫やリンゴ、ハート。手がけたのは
2人組の映像作家「トーチカ」だ。
これまで見向きもされなかった夜の公園のトイレの周りに、見物客が集まり、カメラやスマ
ートフォンで撮影している。市内の男性会社員(46)は、「こんな芸術的なトイレなら、ほ
かの街の人にも自慢できる」とうれしそうだ。
大分市では来年、トイレを芸術表現の場にするイベント「おおいたトイレンナーレ」を開催
する。約15か所のトイレの外壁や内装にアート作家が手を加える予定。改装が終了した所か
ら順次公開。2016年3月まで見ることができる。
小湊鉄道(千葉県市原市など)の沿線にはユニークなトイレがつくられている。飯給いたぶ
駅前にあるのが「トイレット・イン・ネイチャー」。約200平方メートルの敷地に菜の花や
クローバーが植えられ、真ん中に洋式トイレが一つある。上総大久保駅前には「森の入口」と
いう名のトイレがある。トイレの個室の天井から空が透けて見える設計だ。観光客の人気スポ
ットになっている。
公衆トイレは、多くの人が利用するだけに、管理が行き届かないケースもある。財源不足に
悩む自治体の中には、企業の力を借りて維持管理に努めるところも出てきた。
京都市は昨年、市内の観光地3か所の公衆トイレの命名権(ネーミングライツ)を、企業に
売却した。企業は自社のPRも兼ねてトイレの外壁をきれいにしたり、手洗いカウンターを漆
塗りの高級感のあるものに替えたり。修学旅行の生徒が「トイレがおしゃれ」と撮影すること
もある。京都市の担当者は「公衆トイレが快適な空間になることは、観光都市としては大切な
こと」と手応えを感じている。
東京都渋谷区も、09年から公衆トイレの命名権を企業に売却している。現在は4か所のト
イレが対象だ。消臭剤や便座の消毒剤、手洗いせっけんなどをトイレ内に置いて、清潔感をア
ピールしている企業もある。
神奈川大名誉教授(都市デザイン)で「日本トイレ協会」会長の高橋志保彦さんは「安心し
て使える公衆トイレは地元の人にとって快適なだけでなく、ほかの地域からの集客にも欠かせ
ない。街づくりの大切な要素です」と話す。
壁、床、便器…住民が掃除 毎週集まり「地域への恩返し」
「公衆トイレをきれいにしたい」。東京都内のある街で、地域住民が毎週集まって掃除をし
ていると聞き、記者(33)も参加してきた。
今月中旬の日曜日。集合時間は午前6時半。東京都江戸川区の地下鉄駅前にある公衆トイレ
を訪ねた。
迎えてくれたのは、馬込正幸さん(46)と、小学生を含む約20人。馬込さんたちは毎週
集まって江戸川区内の公衆トイレを掃除する「便所掃ジャー」だ。2年前から活動を続けてい
る。
長靴に履き替え、ぞうきんとデッキブラシ、スポンジを手にトイレへ。
女子トイレに入り、便器を磨こうとすると、すでに個室の中では別の人が掃除をしていた。
馬込さんによると便器磨きは、洗面台の掃除や、壁、床磨きよりも人気が高い。「トイレ掃除
をしたぞ、という気分が一番出ますから」
便器は譲ってスポンジで壁を拭くことにした。作業は黙々とするのではなく、おしゃべりし
ながら。参加者の一人は「最近はマナーを守り、きれいにトイレを使ってくれる人が増えたか
らうれしい」と話す。仕上げに、壁と床、洗面台をぞうきんでから拭きした。1時間ほどで、
男子、女子、多目的トイレの全ての掃除が完了した。
長男(9)と参加した会社員、橋本暖さん(40)は「さっぱりした。地域への恩返しにも
なっているのかな」と笑う。
馬込さんを含む3人で始めた活動も、今では35人が「隊員」として名を連ねる。「誰かが
指示をするわけではなく、みんなが自主的に動いて掃除をすることが大切。掃除の場以外でも
集まったりと、地域の輪も広がった気がします」と馬込さん。
この「便所掃ジャー」の活動は、佐賀や神奈川、兵庫県内にも広がる。実は、活動は201
0年、佐賀市で始まった。発案者は、自営業の夏秋寛さん(49)。「トイレ掃除をすること
で地域に貢献したい」と取り組んだ。「佐賀市の公衆トイレはきれいですね」という観光客か
らの評判を聞くとうれしくなるという。ブログで活動報告すると県外からも「始めたい」と連
絡が来た。「街の公衆トイレも自分たちのトイレとして責任を持とうと思ってくれる人が増え
ればうれしい」と夏秋さんは話す。
トイレ掃除は街づくりに関わる第一歩。楽しそうにトイレの床や壁を磨く人たちを見ていた
らそんな風に思えた。
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15 コルビュジエ建築、日仏など世界遺産に共同推薦 2014/4/28 読売新聞
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2016年の国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会に向け、国立西洋美
術館本館(東京・上野)=写真=を含む「ル・コルビュジエの建築作品」が今年度、日本、フ
ランスなど7か国で共同推薦されることになった。
今回で3度目の審議となる。25日の文化審議会世界文化遺産特別委員会で報告された。
建築家ル・コルビュジエが手がけた各国の作品の一括登録を目指すもの。08年に6か国2
2施設で正式推薦したが、翌年の世界遺産委員会で、追加情報を求める「情報照会」と決議さ
れた。構成する建物を減らして臨んだ11年は、推薦書の本質的な改訂が必要な「登録延期」
決議を受けた。
今回は、新たにインドの作品を加え、7か国17施設で構成し、説明も強化する。
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16 「希望の壁画」笑顔咲く…釜石 2014/4/27 読売新聞
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岩手県釜石市甲子町にある鉄工所の壁に、高さ8メートル、横43メートルの巨大な「希望
の壁画」が完成した。
東日本大震災後に作られた民間の“公園”に隣接し、住民有志らによる実行委員会が子ども
たちを元気づけようと、昨年7月から本格的に制作を始めた。
26日は、野田武則市長も出席して除幕式が行われ、市民らが風船を飛ばして完成を祝った
。
壁画は「再生 太陽の国」をテーマに、復興の願いを込めて太陽と幸せを運ぶ鳥などが色鮮
やかに描かれている。タイ在住の画家、阿部恭子さん(47)がデザインし、子どもら延べ約
500人も色塗りなどをした。
手作りで公園を整備し、壁画制作を思い立った農家レストラン経営の藤井了さん(67)は
「涙が出るほどうれしい。絵は力強く、素晴らしい出来。勇気づけられる」と話した。制作費
約450万円のうち、約400万円は寄付でまかない、残りは藤井さんが負担した。
娘を連れてしばしば遊びに来ているという近くの主婦、菅原真美子さん(38)は「絵の色
が明るく元気をもらいました」と喜んでいた。
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17 佐賀中心部で「仕事場共有」…建築家が企画 2014/4/25 読売新聞
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事務機器や通信ネットワーク環境が利用できるフリースペース「マチノシゴトバ COTO
CO215」が、佐賀市呉服元町にオープンした。
同市で街づくりを手掛けてきた地元出身の建築家、西村浩さん(46)が、市の中心部にに
ぎわいを取り戻そうと企画。「色々な人が集い、互いに刺激をし合える拠点となって、新たな
息吹を街にもたらしてほしい」と期待している。
オープンしたスペースは、コンテナ4個をつなぎ合わせた約120平方メートルで、平日の
日中(午前10時~午後6時)に最短2時間から利用できる「フリー席」(16席)、年中無
休で利用できて郵便ポストやロッカーがあって表札も掲げられる「固定席」(10席)があり
、高速回線のインターネットに接続できる「Wi―Fi(ワイファイ)」も整備。コピー機や
コンセントなど、仕事に必要な環境も設けた。
利用料金(税込み)は、フリー席が2時間500円~、固定席は光熱費込みで月額2万80
00円。イベントで利用するのも可能で、コンテナの外にはオープンカフェがあり、軽食も楽
しめる。名称の「COTOCO」は、英語の「共に」を表す「CO」と佐賀弁で場所を示す「
とこ(TOCO)」を組み合わせた造語。215は住所の一部から名付けたという。
西村さんは数年前から、中心市街地の空き地にコンテナを活用したショップなどを開く活性
化事業を佐賀市から委託を受けて展開。客足はあったが、「にぎわいを定着させるには、人が
住み、働く場所が必要」と感じ、新たな活性化策を模索していたという。
開業した場所は、かつて市内のにぎわいの中心だった。市によると、ピーク時の1980年
代後半には、1日平均1万人以上の買い物客らが行き来したという。だが、郊外型の商業施設
が増え始めた頃から、市街地の空洞化が進み、アーケードが2009年5月に撤去され、人出
も1日平均1000人まで落ち込んだ。
今回、自宅や会社ではなく喫茶店やファストフードなどにノートパソコンなどを持ち込んで
仕事をする「ノマドワーカー」やデザイナー、出張者などがターゲット。西村さんは「ここに
様々な人たちが集い、そこから新しいものが生まれ、東京や世界にも進出するきっかけとなる
場所になってほしい」と話している。問い合わせは同店(0952・37・5883)へ
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18 観世能楽堂、銀座へ移転…再開発ビルに入居 2014/4/25 読売新聞
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東京・銀座の中心部に位置する松坂屋銀座店跡地を含む再開発ビルに移転する。16年11
月に開場の予定で、観世流宗家の観世清河寿は「20年の東京五輪を迎えるにあたって、世界
中の人に日本の伝統文化の良さを伝えたい」と意気込みを語る。
現在の能楽堂は1972年、新宿区の大曲から移転。能楽最大流派の拠点だったが、40年
以上を経て、新しい能楽堂の建設が急務となっていた。今回、銀座の再開発にあたり、商業施
設やオフィスのほか、文化拠点として観世能楽堂の移転が正式に決まった。
新しい能楽堂は現在の能楽堂(552席)と同程度の規模になる予定で、舞台は現在使用し
ているものをそのまま移す。建築の間、観世流は、東京・中野の梅若能楽学院会館の舞台を中
心に主催公演を行う。
観世会によると、銀座は江戸時代、歴代の観世大夫が幕府から屋敷を拝領していた縁があり
、明治維新を機に新政府に土地を返上するまで舞台や住居、蔵などが立ち並んでいたという。
観世文庫の「由緒書」によると、1633年(寛永10年)、十世観世大夫の重成の時代に拝
領されたとの記述があり、他の資料にも寛永10年の文字があることから、今回の移転につい
て観世会は「銀座への帰参」と位置付けている
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19 不動産のネット取引、解禁に向け検討会開始 2014/4/25 読売新聞
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国土交通省は、インターネットを使った不動産取引の解禁を検討する。不動産の専門家や有
識者らでつくる検討会が24日、議論を始めた。年内に方針をまとめる。
現在、不動産の売買や賃貸にあたっては、宅地建物取引主任者が水道や電気の状況などを対
面で説明することが義務づけられている。価格や家賃の支払い方法なども、紙の書類でまとめ
る必要がある。
国交省としては、テレビ電話や電子メールなどで不動産を売買できるようになれば、遠方と
の取引が便利になり、取引が活性化されるとみている。
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20 ソニーが不動産事業に参入 2014/4/25 読売新聞
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ソニーは24日、100%出資の子会社「ソニー不動産」を設立し、不動産事業に参入する
と発表した。
8月から営業を始める予定で、不動産の売買仲介のほか、法人に対しては保有不動産の活用
などのコンサルティング業務なども行う。コールセンターやITシステムを活用し、顧客が効
率的に物件を探せるサービスを低価格で提供するという。
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21 片付けや収納学ぶ…5月20日、東京で 2014/4/24 読売新聞
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片づけや整理、収納について学べる「オーガナイズの日チャリティイベント ラクに楽しく
私らしく 今よりちょっと素敵すてきライフ」が5月20日、東京都文京区の文京シビックセ
ンターで開かれる。
「ママと子どもの心地いい収納」(KADOKAWA)の著者、鈴木尚子さんが基調講演す
るほか、冷蔵庫、衣服、住まいの片づけをそれぞれ学べるセミナーや、パネルディスカッショ
ンなどがある。
参加費3000円。定員320人。収益は東日本大震災の復興支援団体に寄付する。主催の
日本ライフオーガナイザー協会ホームページ(http://jalo.jp/)で申し込む。
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22 積水ハウス、触るだけで施錠確認 視覚障害者の声反映 2014/4/28 日経産業新聞
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積水ハウスは視覚障害者らの声を取り入れた住宅用のカギを開発、自社の住宅への採用を始
めた。カギを閉めると中央部分から、オレンジ色の突起物が出るため、カギに触るだけで施錠
したかどうかの確認ができる。
同社はこれまでもカギを施錠すると、表示窓の色がオレンジに変わって、カギをかけたかを
外出先で確認できる商品を発売していたが、色だけでは視覚障害者が分からない問題があった
。
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23 三井不、街全体で消費電力削減 エコ発電を施設で融通 2014/4/25 日経産業新聞
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三井不動産は24日、街のエネルギーの利用状況を管理し、街全体で消費電力を下げる試みを
千葉県で5月から始めると発表した。太陽光発電や蓄電池、ガス発電機を備えた商業施設とオフ
ィスビルの間で電力を融通し合い、使用電力を25%削減する。非常時には周辺マンションに送
電もする。街の電力を可視化し電力融通や送電を管理するシステムは日立製作所と開発。街の
住人が使うシステムはシャープと共同開発した。
千葉県柏市の「柏の葉スマートシティ」で、街中の施設やマンションの消費電力を街全体の
エネルギー管理システム「柏の葉AEMS」が監視する。必要に応じてどこからどこに電力を
どれだけ送るかなどを効率的に制御し、全体の消費電力を下げる。電力を安定して相互にやり
取りできる仕組みも日立と開発した。
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24 ヤマダ・エスバイエルホーム、エネ収支をゼロにできる家 2014/4/25 日経産業新聞
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ヤマダ・エスバイエルホームは、エネルギー収支をゼロにできる家「E―シェリエ ゼロ」
を26日に発売する。高い断熱性能や省エネ設備でエネルギー消費を抑え、太陽光発電による電
力と相殺する。価格は49坪の場合1坪あたり73万円台となる。
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25 東京ガスなど、「ナノイー」搭載のファンヒーター 2014/4/24 日経産業新聞
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東京ガスなどは23日、パナソニックのイオン発生技術「ナノイー」を搭載した空気浄化機能
付きのガスファンヒーターを開発したと発表した。消臭や殺菌効果が期待できるという。前面
パネルにカラーステンレスを採用するなどデザインも一新。重量を従来より2割軽くすることで
持ち運びやすくした。
大阪ガス、東邦ガス、ノーリツと共同開発した。東ガスは8月11日、大ガスとノーリツは8月1
日、東邦ガスは7月21日に発売する。空気浄化機能付きファンヒーターの刷新は2006年以来8年
ぶり。
価格は東ガスの上位機種で税込み7万4304円と従来型より約1000円安い。戸建て住宅を中心に
売り込む。
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26 リコー、工事不要のLEDランプ 2014/4/23 日経産業新聞
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リコーは発光ダイオード(LED)ランプの新製品を発売すると発表した。直管形LEDラ
ンプで、蛍光灯に置き換えられるように寸法や口金の形状を蛍光灯と同一にした。蛍光灯の動
作を安定させる「安定器」の主なタイプに対応しており、工事不要で付け替えが可能になった
。従来は安定器の種類ごとに、異なるLEDランプが必要だった。名称は「LED Mシリー
ズ」。月間3万本の販売を目指す。