住宅関連新聞記事ダイジェスト No.507  2013/10/31~2013/11/6

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 住宅関連新聞記事ダイジェスト No.507  2013/10/31~2013/11/6 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

―*―*―* MENU *―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*― 【日本経済新聞】 1    JR九州、中古マンション改修に参入 まず福岡で 2    大阪・御堂筋沿いの一部地域でマンション解禁 市が都市計画案 3    文化シヤッター、浸水被害防ぐ自動ドア 不二サッシと開発 4    福島定住支援に34億円交付 復興庁、23市町村に配分

【朝日新聞】 5    安藤忠雄氏発案の「希望の壁」完成 緑のモニュメント 積水ハウス 6    京橋にスマートオフィス 在席状況に合わせて照明・空調を自動制御 7    国交省、仙台で流通活性化の講習会開催 11月14日 8    フラット35最低金利、11月は1.81% 4カ月連続の下降 9    配偶者の介護 男性8割行う意向も、女性7割希望せず 介護意識調査 10    7割が「マンション価格上がる」 アトラクターズ・ラボが消費者調査 11    第1回「任意売却取扱主任者」試験 120人が申し込み 12    9月・新設住宅着工戸数 8.8万戸で13カ月連続増 13    新築戸建成約価格、7カ月連続で上昇 アットホーム  14    物件をスマホ検索 20代で5割超 不動産情報サイト利用者調べ

【読売新聞】 15    グループホーム建築規制緩和 愛知県が方針 16    家をギターに作り替え 古材使い「思い出残す」 17    住宅着工、9月も増 13か月連続

【日経産業新聞】 18    タカラレーベン、サンウッドと業務資本提携 19    LIXIL、リフォーム効果を事前確認 断熱性能を試算 20    三協立山、豪雪地帯向け通路用雨よけ発売

―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―

 

******************************************************************************** 1    JR九州、中古マンション改修に参入 まず福岡で    2013/11/6 日本経済新聞 ********************************************************************************  九州旅客鉄道(JR九州)は中古マンションのリノベーション(大規模改修)事業に参入す る。まず来年2月までに福岡市内の中古マンション計3室を買い取り、改修した上で販売する。 間取りや室内デザインを大幅に刷新するリノベーション物件は新築物件より割安なため、市場 拡大が見込まれている。同社は分譲マンション事業で培ったノウハウを活用する。  第1弾物件は同市西区や中央区で築17~23年、専有面積70~89平方メートルの3室。水回りや リビングの広さ、内装の仕様は同社の新築マンションブランド「MJR」と同水準にする。価 格は未定だが、新築マンションの7~8割程度を想定している。

******************************************************************************** 2    大阪・御堂筋沿いの一部地域でマンション解禁 市が都市計画案    2013/11/2 日本経 済新聞 ********************************************************************************  大阪市は1日、御堂筋沿いの一部地域、中央大通から長堀通までの800メートルの区間で上層 階に高級賃貸マンションの建設を認める都市計画案を一般に公開した。都心活性化のため同じ 地域で建物の2階以下に店舗や文化施設の入居も認める。この地域の北側、土佐堀通から中央大 通までの1.1キロは原則50メートルだったビルの高さ規制を緩める。  計画案は御堂筋沿いのにぎわいを取り戻すのが目的という。中央大通から長堀通までの区間 は高級ブランド店が出店しており、「世界的ブランド・ストリート」にふさわしい高級賃貸マ ンションの建設を解禁した。ビルの上層階3分の1以内は住宅にできる。

******************************************************************************** 3    文化シヤッター、浸水被害防ぐ自動ドア 不二サッシと開発    2013/11/1 日本経済新 聞 ********************************************************************************  建材大手の文化シヤッターは1日、ゲリラ豪雨による建物の浸水被害を防ぐ自動ドアを同業の 不二サッシと開発したと発表した。ドアの構造を見直し、雨水の圧力に耐えられる強度を確保 。豪雨の際は樹脂製の特殊シートを外側に設置し、地面などとの隙間をふさいで浸水を防ぐ。 土のうを積む場合に比べ10倍の効果があるという。急増するゲリラ豪雨対策として売り込む。  シートは両端の支柱と吸盤などでドアの下部に固定する。厚さ0.2ミリメートルと薄く、雨水 の圧力でドアに密着し、隙間をふさぐ仕組みだ。ドア自体も下部に補強部材を取り付け強度を 高めた。浸水を完全には防げないが、大規模な被害は防げるという。ガラスを除いた価格は幅4 .2メートル、高さ2.4メートルの場合で約50万円。通常より2割高いという。1日に発売し、初年 度に200セットの販売を目指す。

******************************************************************************** 4    福島定住支援に34億円交付 復興庁、23市町村に配分    2013/11/1 日本経済新聞 ********************************************************************************  復興庁は1日、原発事故で人口が減っている福島県で、子育て世代の定住を促す事業に34億円 を交付すると発表した。福島市やいわき市、相馬市など23市町村に配分する。学校や公園の遊 具の更新、子どもの運動施設の整備に充てる。今年度の予算で同事業に総額100億円を計上して いる。今回は2回目の交付。残る資金枠は38億円で、今年度内に交付する。賃貸住宅の建設など への利用を見込む。

******************************************************************************** 5    安藤忠雄氏発案の「希望の壁」完成 緑のモニュメント 積水ハウス    2013/11/5  朝 日新聞 ********************************************************************************  積水ハウスは5日、建築家・安藤忠雄氏の発案を受けて「新梅田シティ」で工事を進めていた 巨大緑化モニュメント「希望の壁」が完成し、完成披露式を行った。  「希望の壁」はクチナシ、ヒラドツツジなど開花時期の異なる草木を配置することで、四季 に応じて表情が変わる高さ9メートル、長さ78メートルの巨大緑化モニュメント。都市での生態 系保全の取り組みにおいて新たな試みとなる。  積水ハウスは、「こどもやオフィスワーカーなど皆で育て、緑の大切さ、素晴らしさを改め て体感し、環境活動に関心を持ってもらいたい」と話し、今後もこうした機会を提供していく 予定だ。

******************************************************************************** 6    京橋にスマートオフィス 在席状況に合わせて照明・空調を自動制御    2013/11/5  朝 日新聞 ********************************************************************************  MID都市開発は、東京都中央区京橋で、照明や空調を自動制御するシステムやLED照明などを 取り入れた省エネビル「新・京橋MIDビル計画」(仮称)を建設する。CO2削減率46%を見込むほか 、東京都の省エネルギー評価書制度で最高ランクに相当する環境性能を持つビルとなる。  赤外線を利用した「次世代人検知センサ」で、人体の温度を検知して在・不在を把握。それ をもとにオフィス内の照明や空調、換気を自動制御し、無駄をなくす。従来型のセンサでは困 難だったリアルタイムの在席状況を正確に捉えることができる。  また、外付けとしては国内初の「アニドリックルーバー」などを採用する。従来型のルーバ ーは方位や時間帯によって採光量が変動していた。今回は、ルーバー曲面の光学的特性を利用 することで太陽高度に左右されず、一様な昼光を取り入れることが可能。それにより、日中の 人工照明の減光や消灯を促す。  そのほか、照明は全てLEDとする。BEMS導入のほか、テナント全従業員のパソコンでエネルギ ー消費を確認できるようにする。 計画地は、都営浅草線の宝町駅から徒歩1分、東京地下鉄銀座線の京橋駅から徒歩3分の交通利 便性の高い立地。建物は、地上12階・地下1階建てで、延べ床面積約1万1800平方メートルのテ ナントビル。基準階面積は約770平方メートルとなる。  竣工は2015年2月の予定。

******************************************************************************** 7    国交省、仙台で流通活性化の講習会開催 11月14日    2013/11/5  朝日新聞 ********************************************************************************  国土交通省は11月14日、仙台市で「不動産流通市場活性化のための講習会」を開催する。  同講習会は、消費者が安心して不動産取引できる市場整備を目的に、宅建業者を中心とした 不動産関連事業者の連携による新たなビジネスモデルの構築について検討するもの。国交省担 当者、民間有識者などがその方策を講演する。  今回のテーマは、「全国で動き出した事業者間連携の取り組み」「ストック活用型社会に向 けた不動産流通ビジネスのあり方」「中古住宅流通活性化に向けた不動産業の経営と営業戦略 」「東北地区中古住宅流通促進協議会の取り組みについて~中間報告」など。終了後は質疑応 答が行われる。  場所は仙台市青葉区のTKPガーデンシティ仙台・AER21階。時間は午後1時30~4時。参加費は 無料。詳しくは住宅新報社制作本部、電話03(6403)7808。

******************************************************************************** 8    フラット35最低金利、11月は1.81% 4カ月連続の下降    2013/11/5  朝日新聞 ********************************************************************************  住宅金融支援機構が民間の金融機関との提携で供給している長期固定金利住宅ローン、フラ ット35(返済期間21年~35年の場合)の11月の最低金利は1.81%となった。前月から0.12%下がり 、4カ月連続の下降となった。  また、返済期間が20年以下の場合の最低金利は、1.52%。こちらも4カ月連続の下降となった 。

******************************************************************************** 9    配偶者の介護 男性8割行う意向も、女性7割希望せず 介護意識調査    2013/11/5  朝 日新聞 ********************************************************************************  有料老人ホームなどを運営するオリックス・リビングは5日、介護に関する意識調査を行い、 その結果を発表した。  それによると、将来の介護について約9割(85.7%)が不安を感じながらも、「まだ何も考えて いない」など9割以上(92.3%)が、具体的な行動に移っていないことが分かった。また、配偶者 の介護については、配偶者を介護したい意向を示す男性が83.4%に上ったのに対し、女性は65.4 %と意向の違いがあった。また、配偶者による介護を希望しない意向を示した男性は34.2%だっ たのに対し、女性は65.9%と約7割が希望しないという結果となった。理由は、「配偶者以外の 介護がいい」「介護してくれない」「配偶者では安心できない」などだった。  この調査は、11月11日の「介護の日」に合わせ、全国の40代以上の男女1238人を対象に行っ た。

******************************************************************************** 10    7割が「マンション価格上がる」 アトラクターズ・ラボが消費者調査    2013/11/1  朝日新聞 ********************************************************************************  不動産マーケティングのアトラクターズ・ラボ(本社・東京都千代田区)の調査によると、マ ンション価格について約7割の購入検討者が「1年後の価格が上がる」と回答していることが分 かった。価格上昇理由として、「消費増税分の価格転嫁」「オリンピック決定による土地、資 材の高騰」を挙げている。  同社が運営するインターネットサイト「住まいサーフィン」モニターの登録会員のうち、直 近3カ月間に新築マンションの販売センターに行った経験がある人を対象にしたもの。調査期間 は10月4日~8日。四半期ごとに実施しており、有効回答数は156件。

******************************************************************************** 11    第1回「任意売却取扱主任者」試験 120人が申し込み    2013/11/1  朝日新聞 ********************************************************************************  一般社団法人全国住宅ローン救済・任意売却支援協会(埼玉県所沢市)はこのほど、11月27日 に実施する「任意売却取扱主任者」資格試験の受験申込受付を締め切った。同協会によると、 最終的に約120人の申し込みがあったという。  申し込み者は不動産業者、金融機関関係者、司法書士、税理士。受験会場は新宿住友スカイ ルーム(東京都新宿区西新宿2の6の1新宿住友ビル47階)。時間は午後2~4時。受験料は1万5750 円(税込み)。合格発表は2014年1月9日。  同試験は、任意売却に必要な知識やノウハウを関連事業者に広める目的で創設された。宅地 建物取引主任者や税理士、司法書士、FPなどの有資格者が対象。なお、全国から問い合わせが あったことを受けて、2014年度は札幌や大阪にも会場を設ける予定だという。

******************************************************************************** 12    9月・新設住宅着工戸数 8.8万戸で13カ月連続増    2013/10/31  朝日新聞 ********************************************************************************  国土交通省の調査によると、9月の新設住宅着工戸数は8万8539戸となり、前年同月を19.4%上 回り、これで13カ月連続の増加となった。季節調整済み年率換算値では104万4000戸で、前月比 8.8%増。年率換算値が100万戸を超えるのは5月以来4カ月ぶり。  利用関係別に見ると、持家が3万2128戸(前年同月比14.2%増)、貸家は3万1892戸(同21.5%増) 、分譲マンションは1万2497戸(同35.6%増)、分譲戸建て住宅は1万1396戸(同12.4%増)となって いる。  すべてのタイプで増加が続いていて、持家と分譲戸建て住宅は13カ月連続、貸家が7カ月連続 、分譲マンションが5カ月連続で前年を上回っている。

******************************************************************************** 13    新築戸建成約価格、7カ月連続で上昇 アットホーム    2013/10/31  朝日新聞 ********************************************************************************  アットホーム(東京都大田区)はこのほど、同社不動産情報ネットワークにおける9月の首都圏 新築戸建・中古マンションの価格動向をまとめた。  それによると、9月の新築戸建平均成約価格は、3277万円(前年同月比3.7%上昇)で7カ月連続 の上昇となった。千葉県が2632万円(同11.0%上昇)で5カ月連続の上昇。埼玉県が2847万円(同8. 2%上昇)で7カ月連続の上昇となった。一方で東京23区は4310万円(同1.2%下落)、神奈川県が331 1万円(同1.0%下落)。エリアによる違いが明確に出る結果となった。  中古マンションの平均成約価格は1934万円(同3.5%下落)。首都圏すべてのエリアで下落し、8 カ月ぶりに2000万円を割り込む結果となった。

******************************************************************************** 14    物件をスマホ検索 20代で5割超 不動産情報サイト利用者調べ    2013/10/31  朝日新 聞 ********************************************************************************  不動産情報サイト事業者連絡会議(RSC、東京都千代田区)は30日、一般消費者向けに実施した 「不動産情報サイト利用者意識アンケート」の調査結果をまとめ、発表した。  それによると、スマートフォンで物件を検索する人が全体的に増え、特に20代では、前年に 比べ27.5ポイント上昇し、5割を超えた。  「物件検索時に同一物件が複数掲載されている場合に、問い合わせ会社を決めるポイント」 については、売買・賃貸共に「写真の点数が多い」「物件のウィークポイントも書かれている 」「他にもたくさんの物件を掲載している」の順だった。  この調査は、RSCのサイトや会員サイト上で行い、有効回答者数は1523人だった。

******************************************************************************** 15    グループホーム建築規制緩和 愛知県が方針    2013/11/6  読売新聞 ******************************************************************************** 2階建て以下、寄宿舎適用免除  障害者を対象にした介助・援助付きの住居サービス「グループホーム」に関し、愛知県は、 既存の戸建て住宅を活用しやすくするために建築基準法に基づく規制を緩和する方針を固めた 。  愛知県の人口当たりのサービス利用者数は全国的にも少なく、規制緩和によって整備を促進 したい考えだ。  県によると、グループホームの利用者数は人口10万人当たり28・5人と全国平均(56 ・6人)を大幅に下回り、埼玉県に続いて全国ワースト2位。県は2014年度の定員数を1 0年度末の2266人から2倍の4532人とする目標を定めているが、受け入れ施設の不足 が課題となっている。  これまで戸建て住宅を活用する場合、建築基準法で「寄宿舎」の扱いとなることが同法に基 づく申し合わせで決まっていた。このため、防火用間仕切り壁の設置や敷地内の通路幅の確保 などが必要で、大規模改修によるコストが施設整備が進まない一因となっていた。  県は今年5月から、福祉や建築、消防分野の専門家らによる有識者会議で問題を協議。その 結果、地上2階以下、延べ面積200平方メートル未満の建物に関し、「寄宿舎」の適用規定 を免除する案をまとめた。  具体的には、間仕切り壁の設置が必要なくなるほか、通路の幅(1・5メートル以上)やバ ルコニーの手すりの高さ(1・1メートル以上)などの適用を除外した。工事費は一戸あたり 約200万円から約20万円に削減されるという。一方で、年3回以上の避難訓練を実施する などソフト面での安全確保策を充実させるよう求めることにしている。  県によると同法の規制緩和は福島、鳥取両県に続いて3例目。大村秀章知事は「既存の戸建 て住宅の活用需要はある。安全対策を徹底しながら、障害のある方々の住まいを確保していき たい」と語った。(志磨力)

******************************************************************************** 16    家をギターに作り替え 古材使い「思い出残す」    2013/11/5  読売新聞 ********************************************************************************  アコースティックギターを趣味で作り続けている三重県名張市西原町の市職員松本孝寿たか ひささん(48)が、住宅のリフォームなどで出る木材を使ったギターの製作を始めた。「ギ ターに再利用することで、住み慣れた家の思い出を残せれば」と話している。  松本さんは、テレビ番組でギター作りを教える大阪府の工房を知り、2000年から習い始 めた。約8年間、工房に週1回通って技術を学び、09年から一人で作り始めた。「松ギター 堂」の名で東京や大阪の展示会に出品。プロのギタリストに、ギターを提供したこともある。  今年3月、知人で大紀町にある森林体験施設「ひのき家や」の店長を務める堀木元木もとき さん(30)から、自宅のリフォームで出る木材の提供を持ちかけられた。古い着物で人形の 着物を作ったり、ランドセルを小さなランドセルに作り替えたりしている話を思い出し、「住 み慣れた家の古材をギターに作り替えたらおもしろい」と考えた。  提供された木材を使い、約6か月かけてギターを完成。ボディーの表面には家の棚だったケ ヤキ、ボディーの裏面とネックには敷居だったサクラを使用した。  これまでケヤキやサクラでギターを作ったことはなかった。普段使っている木材よりも硬い ため、電気ノコギリの歯は曲がり、ネックのかんながけには1週間以上かかった。ケヤキは樹 齢200年以上の木材だったので、美しい木目をそのまま生かした。  堀木さんは「家の古材が再利用され、ギターとして手元に置けるのはうれしい。深く、伸び のある音も満足」と喜ぶ。松本さんは「作るのは大変だが、一人でも多くの人が思い出を残せ るようにしたい」と話している。  完成したギターは、ひのき家(0598・86・3709)に展示されている。

******************************************************************************** 17    住宅着工、9月も増 13か月連続    2013/11/1  読売新聞 ********************************************************************************  国土交通省が31日発表した9月の新設住宅着工戸数は、前年同月比19・4%増の8万8 539戸で、13か月連続で前年実績を上回った。  戸数、伸び率とも9月としては、リーマン・ショックがあった2008年以来の高い水準と なった。  住宅ローン金利の先高感などに加え、消費税率引き上げ前の駆け込み需要が大幅増の原因と みられる。9月末までに契約すれば、消費税が8%になる来年4月以降の引き渡しでも5%の 税率で済む経過措置があったためだ。  内訳は、持ち家が3万2128戸(前年同月比14・2%増)、貸家が3万1892戸(2 1・5%増)、分譲マンションが1万2497戸(35・6%増)、分譲一戸建て住宅が1万 1396戸(12・4%増)だった。3大都市圏は、首都圏が前年同月比10・7%増、中部 圏が25・6%増、近畿圏が35・2%増だった。

******************************************************************************** 18    タカラレーベン、サンウッドと業務資本提携    2013/11/6  日経産業新聞 ********************************************************************************  新築マンション分譲のタカラレーベンは5日、東京の都市部でマンション分譲を手掛けるサン ウッドの株式を取得し、業務資本提携を結ぶと発表した。出資額は約6億円で、27日に払い込み が完了する予定。持ち株比率は20.43%になる。商品開発や用地情報の取得など、展開エリアや 価格帯に差がある2社の業務提携で相乗効果を狙う。  タカラレーベンは首都圏郊外を中心に家族層向けマンションを、サンウッドは都心部で高価 格帯のマンションを供給している。

******************************************************************************** 19    LIXIL、リフォーム効果を事前確認 断熱性能を試算    2013/11/1  日経産業新聞 ********************************************************************************  LIXILはリフォームの効果を事前に確認できるサービス「簡易版ココエコ診断」を11月1 8日に始める。部屋の寸法や体感温度などについての簡単なアンケートを実施。結果をもとに壁 や窓の改修で部屋の断熱性能がどれほど高まるかを試算する。関東地方以南で提携するリフォ ーム業者約100社が実施する。  冬の部屋の寒さや結露の程度について20分程度の聞き取り調査を実施し、予測結果を提供す る。結果をもとにリフォームや詳細な測定の実施を提案する。「ココエコ診断」は11月から3月 の限定。簡易版を加え、1年を通して相談に応じる。

******************************************************************************** 20    三協立山、豪雪地帯向け通路用雨よけ発売    2013/11/1  日経産業新聞 ********************************************************************************  大手建材メーカーの三協立山は豪雪地帯向けの通路用雨よけ「ファインロードS 積雪地域 型」を発売した。一般地域向けとデザインを大きく変えずに柱を太くしたり、アルミ部材を厚 くしたりして1メートル50センチの積雪まで対応できる強度にする。駅や病院、商業施設など公 共空間の通路への採用を見込む。建設会社や施主に提案し、年間2億円の売り上げを目指す。  建物脇や駐車場までの通路などに複数の雨よけを連結させて設置する。一般地域用は20セン チメートルまでの積雪にしか対応できなかったが、屋根パネルの支えの数を増やし、柱と屋根 を取り付ける金具を強化して豪雪地帯でも使えるようにした。

2013-11-14 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed