住宅関連新聞記事ダイジェスト No.502 2013/9/26～2013/10/3
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―*―*―* ＭＥＮＵ *―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*― 【日本経済新聞】 1 石神井公園駅に駅ナカ施設 まず19店開業 2 東京・月島に複数企業入居の大型社員寮 3 フラット35、3カ月連続で金利低下 住宅金融支援機構 4 住宅着工、12カ月連続プラス 8月は8.8％増
【朝日新聞】 5 小船森土地区画整、負債7億で破産申請へ 6 賃貸情報サイト「door賃貸」、スマホサイトを刷新 リブセンス 7 超高層ビル火災の避難シミュレーションが特許取得 森ビルなど 8 フラット35 10月最低金利は1.93% 9 買取再販業のスターマイカ 管理組合向けに「議決権行使ガイドライン」 10 初期費用のクレジットカード決済を開始 大東建託ほか 11 グッドデザイン賞、「100選」にミサワ、三井ホーム、伊藤忠都市など 12 155の金融機関とパートナー協定 「環境不動産」で再生 国交省 13 全国的に上昇基調が継続 8月中古マンション価格天気図 東京カンテイ 14 8月・新設住宅着工は8.4万戸、12カ月連続で前年比増 15 私募リートへの関心高く 機関投資家にアンケート 証券化協会 16 管理会社満足度調査、トップは野村リビングサポート
【読売新聞】 17 割安で調湿効果 「３世帯」に活用も 18 ごみ屋敷解決条例制定へ…京都市 19 新規住宅着工、１２か月連続増…８月８万４０００戸 20 太陽発電住宅に補償付きローン…りそな銀 21 防災マンション、自治体が認定 22 火災避難、高齢者らエレベーターで…東京消防庁 23 住宅ローン金利、２行が引き下げ 24 違法「貸しルーム」７都府県で１９１件…国交省
【日経産業新聞】 25 三井不レジ、蓄電池・ＨＥＭＳ連携 ピーク電力3割減 26 大成建設系の換気システム、ＰＭ2.5に対応 戸建て住宅向け 27 積水ハウス、壁の少ない家を設計できる制震装置を開発 28 東急コミュニティー、既存マンション向け省エネ 一括受電やＭＥＭＳ
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******************************************************************************** 1 石神井公園駅に駅ナカ施設 まず19店開業 2013/10/2 日本経済新聞 ******************************************************************************** 西武ホールディングス（ＨＤ）傘下の西武プロパティーズ（埼玉県所沢市）は2日、西武池袋 線石神井公園駅（東京・練馬）に駅ナカ商業施設「エミオ石神井公園」を開業した。3期に分け て実施する周辺再開発の第1期と位置付けており、今回はスーパーや飲食店など合計19店舗がオ ープンした。2015年度の全面開業をめざしている。 線路を高架にしたことで生まれたスペースを活用。駅の西側部分に駅ナカ商業施設と駐輪場 を開設した。エミオ石神井公園には食品館イトーヨーカドーや総菜店、雑貨店などが入居。店 舗の上部には611台を収容できる時間貸し駐輪場を設けた。第1期の投資額はグループ全体で約9 億円。
******************************************************************************** 2 東京・月島に複数企業入居の大型社員寮 2013/10/2 日本経済新聞 ******************************************************************************** 複数の企業の社員が共同生活する新しいタイプの社員寮が東京・月島に完成した。倉庫業や 不動産開発を手掛けるイヌイ倉庫が開発したもので、最大644人が入居できる。日常的に他社の 若い社員と触れ合うことで人脈や知識を広げられることが利点で、人材育成に積極的な企業の 注目を集めそうだ。 寮の名前は「月島荘」。多くの人と触れ合えるシェアハウスの利点を社員寮にも取り入れよ うと企画した。
******************************************************************************** 3 フラット35、3カ月連続で金利低下 住宅金融支援機構 2013/10/2 日本経済新聞 ******************************************************************************** 住宅金融支援機構が2日発表した長期固定金利型の住宅ローン「フラット35」の10月の適用金 利は、主力の返済期間35年以下の最低金利が1.93％と前月から0.01ポイント下がった。金利低 下は3カ月連続。指標となる長期金利が低下したことを反映した。 返済期間20年以下の最低金利も1.61％と0.02ポイント下がった。大手銀行の一部も10月に主 力の10年固定型の住宅ローン金利を引き下げている。
******************************************************************************** 4 住宅着工、12カ月連続プラス 8月は8.8％増 2013/9/30 日本経済新聞 ******************************************************************************** 国土交通省が30日発表した8月の新設住宅着工戸数は、前年同月比8.8％増の8万4343戸だった 。8月としては5年ぶりの高水準。景況感の改善に加え、ローン金利や資材価格の先高観が個人 の住宅取得を後押しした。来春の消費増税をにらんだ駆け込み需要も住宅着工を押し上げた。 前年同月を上回るのは12カ月連続。1992年6月から94年2月までの21カ月連続以来、約20年ぶ りの記録となる。種類別では、持ち家が11.2％増と伸びが目立った。マンションなど分譲住宅 は8.5％増、貸家は7％増だった。
******************************************************************************** 5 小船森土地区画整、負債7億で破産申請へ 2013/10/3 朝日新聞 ******************************************************************************** 小船森土地区画整理(株)(小田原市)が事実上破たんしていたことが、東京商工リサーチの調 べでこのほど分かり、近く破産を申請する見通しだ。負債総額は約7億円。 神奈川県の認可を得て、80人に及ぶ地権者などにより1995年に発足した前身の小田原市小船 森土地区画整理組合が、換地処分を目的に同社を2009年に設立した。保留地の販売不振で事業 継続、再建を断念した。
******************************************************************************** 6 賃貸情報サイト「door賃貸」、スマホサイトを刷新 リブセンス 2013/10/3 朝日新 聞 ******************************************************************************** インターネットメディアを運営するリブセンス(東京都品川区)はこのほど、賃貸情報サイト 「door賃貸」のスマートフォンサイトを全面リニューアルした。 スマートフォンの画面上でも物件の詳細情報がストレスなく閲覧できるようシンプルで使い やすいデザインに変更し、検索物件の表示スピードを向上させた。 「door賃貸」は、サイトユーザーから物件情報を掲載している不動産事業者への問い合わせ があるまで、情報掲載などの費用がかからない成功報酬型のサイト。2013年10月現在、日本全 国の賃貸マンション・アパート物件を250万件超掲載している。
******************************************************************************** 7 超高層ビル火災の避難シミュレーションが特許取得 森ビルなど 2013/10/3 朝日新聞 ******************************************************************************** 森ビルと構造計画研究所が2008年に共同開発した「超高層ビル用火災時避難シミュレーショ ンシステム」が、このほど特許権を取得した。 火災発生時の避難完了時間や避難者密度など多方面から避難の安全性を評価し、現実に即し た避難計画の立案を推進できるのが同システムの特徴。設計段階で非難時の問題個所を特定す ることで、安全性の高いビルづくりにも役立つほか、障害者、高齢者などの避難弱者を考慮し た避難計画の作成、エレベーターを活用した避難の検証にも対応するという。 森ビルによると、東京消防庁が指針を発表した火災時の避難誘導用エレベーターの活用を想 定した避難計画の検証にも対応しているとしている。
******************************************************************************** 8 フラット35 10月最低金利は1.93% 2013/10/2 朝日新聞 ******************************************************************************** 住宅金融支援機構が供給する長期固定金利住宅ローン、フラット35の10月の最低金利(返済期 間が21～35年の場合)は1.93%となった。前月を0.01%下回り、3カ月連続の低下となった。 また、返済期間が20年以下の場合の最低金利は1.61%。前月を0.02%下回り、こちらも3カ月連 続の低下となった。
******************************************************************************** 9 買取再販業のスターマイカ 管理組合向けに「議決権行使ガイドライン」 2013/10/2 朝日新聞 ******************************************************************************** 中古マンションの買取再販事業を手掛けるスターマイカ(東京都港区)はこのほど、マンショ ン管理組合向けに議決権行使ガイドラインを策定した。同社が住戸を保有するマンションにお いて、管理組合の総会での議決権行使に対するスタンスを示したもの。同社が複数戸を保有す るマンションで、管理組合との良好な関係を維持する狙いがある。 内容は、マンションの資産価値向上を目的として、長期的な視点から総合的に判断する基本 姿勢を提示。これを踏まえて、各種議案について「理事会の提案に賛成」する原則を示した。 同社が総会で意見や質問を述べることはせず、事前の議決権行使書による書面行使を原則とす る。
******************************************************************************** 10 初期費用のクレジットカード決済を開始 大東建託ほか 2013/10/2 朝日新聞 ******************************************************************************** 大東建託、三井住友カード、ジェーシービーおよび、賃貸不動産専門の決済代行会社のHUBee s(ハビーズ)は10月1日から、大東建託が管理する賃貸住宅を対象に、入居初期費用のクレジッ トカード決済サービスを開始した。 入居初期費用の対象は敷金、礼金、仲介手数料、前家賃、家賃保証料など。 利用可能なカードは、Visa、MasterCard、JCB、AMEX、Diners。決済には、カードリーダーを 利用するのではなく、ハビーズが提供するオンライン決済システムを経由して行う。
******************************************************************************** 11 グッドデザイン賞、「100選」にミサワ、三井ホーム、伊藤忠都市など 2013/10/1 朝日新聞 ******************************************************************************** 日本デザイン振興会はこのほど、2013年度グッドデザインの受賞結果を発表した。 13年度の審査対象数3400件のうち、受賞したのは1212件。住宅・不動産分野においても多数 の受賞があった中、1212件の中から特に優れた作品として選ばれた「ベスト100」には、三井ホ ーム、ミサワホーム、野村不動産、伊藤忠都市開発、欧倫ホームなどの作品が選ばれた。 なお、グッドデザイン大賞ほか特別賞は、11月7日に発表される。
******************************************************************************** 12 155の金融機関とパートナー協定 「環境不動産」で再生 国交省 2013/10/1 朝日 新聞 ******************************************************************************** 国土交通省は10月1日、地方銀行など155機関と環境不動産普及促進機構との間で、老朽・低 未利用不動産の再生促進を目的としたパートナー協定を締結した。 これは、三者が相互に連携して、耐震・環境不動産形成促進事業(国が民間投資の呼び水とな るリスクマネーを供給することにより、民間の資金やノウハウを活用して、耐震・環境性能を 有する良質な不動産の形成を促進し、地域の再生・活性化に資するまちづくりなどを推進する もの)及び改正不動産特定共同事業法の活用を促進するもの。 具体的には、「相互の情報提供」「ファンドマネージャーや案件の紹介」などを行って、各 地域金融機関と密接な協力関係を構築する。その上で不動産証券化手法を活用して、地域の不 動産の再生を目指す。
******************************************************************************** 13 全国的に上昇基調が継続 8月中古マンション価格天気図 東京カンテイ 2013/9/30 朝日新聞 ******************************************************************************** 東京カンテイ(東京都品川区)はこのほど、2013年8月の中古マンション価格天気図(70平方メ ートル換算した売り希望価格)をまとめた。それによると、前月に引き続き全国的に価格の上昇 基調が鮮明だ。 前月に「晴れ」だった4地域はすべてこれを維持し、そのうえで新たに、熊本県(1352万円、 前月比0.4%上昇)など3地域が「薄日」から「晴れ」に変化。北陸や九州地方で天気模様の回復 が目立つ。「薄日」は13地域→12地域で、大きな変動はなし。一方、価格の下落傾向を示す「 雨」は5地域→7地域へ増加。「小雨」は12地域で変わらなかった。価格の足踏み傾向を示す「 曇り」が13地域→9地域に大きく減り、このうち3地域が「薄日」へ、5地域が「小雨」に変化し た。
******************************************************************************** 14 8月・新設住宅着工は8.4万戸、12カ月連続で前年比増 2013/9/30 朝日新聞 ******************************************************************************** 国土交通省の調査によると、8月の新設住宅着工戸数は8万4343戸となり、前年同月を8.8%上 回った。これで、12カ月連続の増加となった。 利用関係別に見ると、持家が3万1379戸(前年同月比11.2%増)、貸家は2万9548戸(同7.0%増)、 分譲マンションは1万929戸(同6.0%増)、分譲戸建て住宅は1万1983戸(同11.3%増)となっている 。 すべてのタイプで増加が続いており、持家と分譲戸建て住宅が12カ月連続、貸家が6カ月連続 、分譲マンションが4カ月連続で前年を上回っている。持家については、2ケタ増が6カ月続いて いる状況だ。
******************************************************************************** 15 私募リートへの関心高く 機関投資家にアンケート 証券化協会 2013/9/30 朝日新 聞 ******************************************************************************** 不動産証券化協会はこのほど、第13回「機関投資家の不動産投資に関するアンケート調査」 結果を発表した。それによると、実物不動産あるいは不動産証券化商品への投資を行っている 投資家の割合は、年金が43%(前回調査39%)で微増し、一般機関投資家は87%(同88%)で横ばいだ った。 投資対象別に見ていくと、年金・一般機関投資家ともに、2010年に登場して以来、組成事例 がつみあがってきた国内の「私募リート」への関心が高まっている様子がうかがえる。既に「 投資済み」の割合は、年金が12%、一般機関投資家が22%で、「Jリート」や「不動産プライベー トファンドへの出資」よりも少ない。一方で「興味がある」割合は、年金が20%、一般機関投資 家が約30%を占め、他の不動産証券化商品と比べて高く、今後の投資拡大が見込まれる。 同調査は、年金基金と生保・損保・信託銀行などの機関投資家を対象に実施した。回答数は 、年金が100、一般機関投資家が55だった。
******************************************************************************** 16 管理会社満足度調査、トップは野村リビングサポート 2013/9/27 朝日新聞 ******************************************************************************** 不動産マーケティングのアトラクターズ・ラボ(東京都千代田区)が実施した「管理会社満足 度ランキング2013」によると、総合満足度1位は野村リビングサポートだった。同社は、調査開 始以来5回連続で満足度1位。また、2位には三井不動産住宅サービス、3位は住友不動産建物サ ービスだった。 同調査は、アトラクターズ・ラボが運営する「住まいサーフィン」会員のうち、マンション 購入済みの入居者および東京都内の主要マンション管理組合を対象として、管理状況に関する 満足度を調査したもの。「管理人」「管理会社」「管理費・修繕」「生活サービス」「全体満 足度」「推奨度」の各項目について満足度を聞いた。回収サンプル数は1067で、20件以上の管 理会社をランキング対象とした。
******************************************************************************** 17 割安で調湿効果 「３世帯」に活用も 2013/10/2 読売新聞 ******************************************************************************** 木造の４階建て住宅が造られ始めている。建築基準法の改正と木造建築の技術開発で、耐火 建築が求められる都市部でも新築できるようになった。 ぬくもりを感じさせる木造への愛着に加え、狭小地を活用した３世帯住宅などへの需要があ るという。 東京都千代田区の吉田佳代子さん（５７）は２年前、木造４階建ての住宅を新築した。吉田 さん夫婦と長男が３、４階で暮らし、１階に吉田さんの母と妹が住む。２階は賃貸住宅にした 。 オフィスビルなどが立ち並ぶ繁華街にある約６０平方メートルの土地には、母が暮らしてい た２階建て木造住宅があった。それが老朽化して建て替えることになり、土地の有効活用を検 討。４階建てにすることで、延べ床面積約１７０平方メートルの３世帯住宅となり、１フロア を賃貸にして建築費返済の足しにすることにした。建物の高さは約１４・８メートル。 鉄筋コンクリート造と比較して木造を選んだのは、「鉄筋コンクリートの工法だと大きな柱 などで居住面積が狭くなるから」。できるだけ広いスペースで暮らしたかったという。また、 木のぬくもりや調湿効果などへの期待もあった。室内の一部に国産材の柱や板を使っており、 「梅雨時も木材が湿気を吸収しているのか、ジメジメせず快適です」と吉田さんは話す。 建築を手がけた三井ホームによると、こうした木造の４階建て住宅は鉄筋コンクリート造と 比べ、やや安く造れる。同社の木造４階建て住宅「ＭＵＬＴＩＳ―４（マルティスフォー）」 は坪単価（床面積３・３平方メートルあたりの建築費用）は約７８万円から。 住友林業も４階建ての木造住宅「ＥＡＲＬＹｂｉｒｄ―Ｆｏｒ（アーリーバードフォー）」 を販売。坪単価は約７２万円から。両社の商品ともツーバイフォーと呼ばれる壁で建物を支え る工法を用いている。 住宅メーカーなどで作る「日本ツーバイフォー建築協会」によると、８月末時点で計画され ている木造の４階建て建築物は５１棟に上る（完成済みを含む）。多くは住宅で、徐々に増え てきているという。建物は構造計算を行っており、耐震性に問題はない。 こうした木造４階建て住宅が注目されるようになったのは、２０００年の建築基準法改正以 降。木造も鉄筋コンクリート造と同様、一定時間、火災に耐えられる耐火建築物と認められ、 繁華街などにある防火地域でも木造４階建てを造れるようになった。木材を難燃性の石こうボ ードで覆うなどの技術開発が進んだことも普及に影響したという。 木造４階建て住宅の需要は都市部を中心に高まっており、狭小地を活用した２世帯、３世帯 住宅を新築したいという人の関心が高いという。 もっとも、どこにでも４階建て住宅が建築できるわけではない。住宅街では高さ制限で建て られない場合もある。周囲に４階建て以上の建物がある土地なら建てられる可能性があり、業 者に事前に確認することが大切だ。 木造住宅などの普及を行っている一般社団法人「木を活いかす建築推進協議会」事務局長の 永田顕聖けんせいさんは「木材を活用する技術が次々開発されており、これまでより高層でも 安心して暮らすことができる。環境にやさしい木を活用しようという機運も高まっており、土 地を有効活用したい都市部を中心に関心を持つ人は多い」と話している
******************************************************************************** 18 ごみ屋敷解決条例制定へ…京都市 2013/10/2 読売新聞 ******************************************************************************** 大量のごみをため込み、近隣に迷惑をかける「ごみ屋敷」の問題を解決するため、京都市は 立ち入り調査や指導などを可能とする条例の制定に乗り出す。 １日の市議会代表質問で、門川大作市長が答弁した。 ごみ屋敷は悪臭だけでなく、ゴキブリやネズミの発生の原因となり、周辺の住環境を悪化さ せるが、住民が「ごみではない」などと主張すると、市が介入しにくい現状がある。市による と、少なくとも市内に２０軒程度あるとみられるという。 市は、ごみ屋敷の実態把握を進めた上で、周辺からの苦情が相次ぐなど限度を超える場合の 立ち入り調査や指導を可能とする規定を、条例に盛り込むことを検討する。制定時期は未定。 ごみ屋敷への立ち入り調査や強制撤去を可能にする条例は、東京都足立区や荒川区などで制 定されている。
******************************************************************************** 19 新規住宅着工、１２か月連続増…８月８万４０００戸 2013/10/1 読売新聞 ******************************************************************************** 国土交通省が３０日発表した８月の新設住宅着工戸数は、前年同月比８・８％増の８万４３ ４３戸となり、１２か月連続のプラスだった。 来年４月の消費税率引き上げを見据えた駆け込み需要や、住宅ローン金利の先高感を背景に 、高水準が続いている。 内訳は、持ち家が３万１３７９戸（１１・２％増）、貸家が２万９５４８戸（７・０％増） 、分譲マンションが１万９２９戸（６・０％増）、分譲一戸建て住宅が１万１９８３戸（１１ ・３％増）だった。 ３大都市圏別に見ると、首都圏が３・２％増、中部圏も１３・１％増だった。一方、近畿圏 は１・２％減で、前年に大規模マンション開発があった反動とみられる。 住宅ローン減税の拡充によって、消費増税後に購入した方が得になるケースも想定され、国 交省は「今後も住宅着工は堅調に推移する」と見込んでいる。
******************************************************************************** 20 太陽発電住宅に補償付きローン…りそな銀 2013/10/1 読売新聞 ******************************************************************************** りそな銀行と埼玉りそな銀行は１０月１日から、太陽光発電システムを設置した戸建て住宅 を対象に、日照時間が不足した場合に補償金を支払う住宅ローンを発売する。 年間の日照時間の基準を都道府県ごとに、過去の実績を参考にして設定する。実際の日照時 間が下回った場合、１時間当たり１００円を銀行が住宅ローン契約者に支払う仕組みだ。〈１ 〉補償期間は３年間〈２〉日照不足時間が３０時間を超えた場合に補償――の条件がついてい る。 両行の戸建て住宅の新規ローン契約者は、半数以上が太陽光発電を設置しているという。住 宅ローンで各行による金利競争が続くが、金利以外の特徴を打ち出して契約増を目指す。
******************************************************************************** 21 防災マンション、自治体が認定 2013/9/27 読売新聞 ******************************************************************************** 住民意識、建物の価値 向上 防災力を強化したマンションに、自治体がお墨付きを与える制度が広がり始めている。 耐震性や被災時の生活維持機能、日頃の防災計画などを備えていることが条件だ。建物とし ての価値が上がるほか、住民自身の防災意識も高まる試みとして注目されている。 仙台市青葉区の分譲マンション「ライオンズステーションプラザ津々美」（築２６年、約９ ０世帯）は今年４月末、仙台市の「杜の都防災力向上マンション認定制度」で、「星二つ」の 認定を受けた。 同制度は今年度スタート。耐震性など建物の性能と、住民の防災活動の両面からマンション の防災力を評価し、それぞれ最大星二つ、計四つで認定する。既存のマンションの管理組合や 自治会のほか、新しいマンションを分譲前の業者も申請できる。 このマンションが認定されたのは、防災活動。マンションの自治会が２００５年に自主防災 組織を結成し、防災マニュアルを作成して住民に配布したり、定期的に防災訓練を行ったりし ているほか、自家発電機や簡易トイレなどを備えた倉庫も設置した。 自治会会長の村田匡章まさあきさん（５８）は、「住民の防災に対する意識がさらにアップ し、マンションの価値も高まる」と、申請した理由を説明。この夏、耐震性などを高める大規 模修繕が終了し、今後は建物の性能面での評価の申請も検討したいという。 同市では、ほかに、築１８年のマンションが防災活動で、新築マンション２件が建物の性能 で、それぞれ二つ星の認定を受けている。 災害に強いマンションを自治体が認定する制度は、０９年に大阪市が創設した「防災力強化 マンション認定制度」が先駆け。同市の場合、建物の安全性、飲料水や食料など被災時の生活 に役立つ物資や施設の備え、防災計画の定めなど、ハードとソフトの両面をそろえていること が認定の条件。認定を受けるとマンション名が公表されるほか、新築マンションの一部は、住 宅ローンの金利が引き下げられるなどのメリットもある。 これまでに３５件の新築マンションが事業者の申請で認定を受けた。認定は東日本大震災後 に増えている。 東京都墨田区も今年４月から、「すみだ良質な集合住宅認定制度」を始めた。耐震性の確保 や備蓄倉庫の整備、住戸内の安全対策などで災害発生から３日間、避難所に行かずに生活でき るマンションを認定する。認定基準を満たすための整備費や訓練などに補助金を出すのが特徴 だ。 住宅政策に詳しいニッセイ基礎研究所の塩沢誠一郎さんは、「防災力を強化したマンション は地域全体の防災力を高める可能性がある」と指摘する。町内会と連携して訓練を行ったり、 オープンスペースに、一時的に周辺住民を受け入れたりすることも期待される。「マンション の防災力を総合的に評価する公的な制度は、信頼度が高く、マンション選びの決め手の一つに なる。震災後の防災意識の高まりで、同様の認定制度を始める自治体は増えるだろう」と塩沢 さんは話す。
******************************************************************************** 22 火災避難、高齢者らエレベーターで…東京消防庁 2013/9/27 読売新聞 ******************************************************************************** 東京消防庁は、高層ビルやマンションで火災が発生した際、高齢者らに非常用エレベーター での避難を認めることを決めた。 住民らが殺到する恐れから、エレベーターで避難しないよう指導してきたが、専門の講習を 受けた避難誘導員が操作することを条件に、全国で初めて運用を改める。同庁は避難時に使用 可能な非常用エレベーターの標識を作り、１０月から対象の建物に指導を始める。 都内にある１５階以上の建物は、２０１０年に１６４０棟を数え、００年（６３８棟）の約 ２・５倍に増えた。これに伴い、００年に３７件だった１１階以上の建物の火災も１１年に８ ８件に上った。今後も高層マンションが増えることや、３５年には都民の約３割を６５歳以上 が占めると推計されていることから、同庁では方針を改めた。
******************************************************************************** 23 住宅ローン金利、２行が引き下げ 2013/9/27 読売新聞 ******************************************************************************** １行は引き上げ 大手銀行各行が１０月から適用する住宅ローン金利が２６日、ほぼ固まった。 主力の１０年固定型では、三菱東京ＵＦＪが最も信用度の高い人向けの金利（最優遇金利） を０・０５ポイント引き上げて年１・５５％とする方針で、引き上げは３か月ぶりだ。 一方、みずほと三井住友信託はともに０・０５ポイント引き下げて１・５０％と１・２０％ とする方向だ。 住宅ローン金利の目安となる長期金利は前月より低めに推移している。 三菱東京ＵＦＪは９月に０・２０ポイントと他行よりも大きく引き下げており、修正するた めの引き上げとみられる。
******************************************************************************** 24 違法「貸しルーム」７都府県で１９１件…国交省 2013/9/26 読売新聞 ******************************************************************************** 国土交通省は２５日、マンションなどの室内を不適切に細かく区切って貸し出す「貸しルー ム」について、建築基準法に違反する物件が７都府県で１９１件見つかったとの調査結果を発 表した。 住民からの通報などを基に、全国の各自治体が８月３０日までに計２２４件を立ち入り調査 した。部屋を仕切る壁の耐火性能が不十分だったり、部屋に窓がなかったりする違反が目立っ たという。違反物件についてはすでに是正指導の手続きが取られている。 違反物件は東京都が１７８件で突出しており、神奈川県が５件、大阪府が３件、埼玉県が２ 件、茨城、千葉、沖縄の各県が１件だった。 調査中の物件が５０６件あり、さらに違反が判明する可能性があるという。
******************************************************************************** 25 三井不レジ、蓄電池・ＨＥＭＳ連携 ピーク電力3割減 2013/10/3 日経産業新聞 ******************************************************************************** 三井不動産レジデンシャルは蓄電池と連携する家庭用エネルギー管理システム（ＨＥＭＳ） を開発した。全住戸に蓄電池を設置。電気料金の安い夜間などに電力をためて日中に使ったり 、ＨＥＭＳで家電を制御したりする。ピーク時の消費電力を3割削減できる見通しだ。第1弾と して川崎市内で建設中の超高層マンション「パークタワー新川崎」に導入する。 新システムは日立製作所、日立マクセルと共同で開発した。蓄電池は冷蔵庫の上に置けるサ イズまで小型・軽量化し、全戸への設置が可能になった。三井不動産レジデンシャルは川崎以 外の大型物件でも新システムの採用を検討していく。
******************************************************************************** 26 大成建設系の換気システム、ＰＭ2.5に対応 戸建て住宅向け 2013/10/1 日経産業 新聞 ******************************************************************************** 大成建設子会社の大成建設ハウジング（東京・新宿、蛭川哲夫社長）は30日、戸建て住宅に 導入している換気システムを大気中の微小粒子状物質「ＰＭ2.5」に対応させると発表した。中 国で大気汚染が深刻化するなど健康被害への懸念が深まっている。健康機運の高まりを追い風 に、住居の空気環境にこだわりを持つ消費者にアピールする。 独自の換気システム「タルカス―Ｍ」に、ＰＭ2.5へ対応したフィルターを1日から採用する 。外気を室内へ送り込む際に通すフィルターで、直径が2マイクロメートル以上の粒子を95％以 上、0.5マイクロメートルの粒子を81％以上捕まえるという。ＰＭ2.5のほかカビの胞子やバク テリアなどの流入も低減する効果がある。
******************************************************************************** 27 積水ハウス、壁の少ない家を設計できる制震装置を開発 2013/10/1 日経産業新聞 ******************************************************************************** 積水ハウスは30日、従来よりも壁の少ない家を設計できる制震装置「ハイブリッドシーカス 」を開発、10月1日から新築戸建て住宅に導入すると発表した。耐力壁と呼ばれる耐震性の高い 壁と制震装置との接合部を改良、重ねて配置できるようにした。耐震性能はそのままに、より 広い住宅の設計ができる。高付加価値住宅の提案で、住宅需要の取り込みを狙う。 耐力壁と制震装置を重ねて配置することで、2メートル必要だった壁を1メートルに抑えられ るようにした。新装置を導入した場合も住宅価格は従来と変わらず、数十万円程度の上昇で済 むという。
******************************************************************************** 28 東急コミュニティー、既存マンション向け省エネ 一括受電やＭＥＭＳ 2013/9/26 日経産業新聞 ******************************************************************************** マンション管理の東急コミュニティーは既存マンション向けの省エネサービスを始める。1棟 分の電力を割安に調達する一括受電と、消費電力を見える化し、節電を促す「ＭＥＭＳ（マン ションエネルギー管理システム）」を組み合わせる。経済産業省の補助金などを活用し、ＭＥ ＭＳの初期費用と5年分の月額料金をゼロにする。3年で合計1万戸以上の採用を目指す。 一括受電は電力会社から割安な電力を購入し、マンションの変電設備で低圧に変えて各住居 に供給する。電気料金を5％削減する効果があるが、各住戸に還元せず管理組合の収支改善に充 てる。十数年ごとの大規模修繕などに備えてもらう。