住宅関連新聞記事ダイジェスト No.363  2010/12/9~2010/12/15

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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.363  2010/12/9~2010/12/15 Vol.1
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【日本経済新聞】

1  首都圏マンション、1~11月累計が昨年通年を上回る

【朝日新聞】

2  「LIXIL」ブランド、初のショールーム京都

3  晴れない分は金銭補償 住宅用の太陽電池にサービス次々

4  伝説のチェアずらり 世界初ハーマンミラー社の直営路面店オープン

【読売新聞】

5  1級建築士4人免許取り消し

6  建築甲子園 優勝した古閑愛美さん

7  まちこわし大賞は国道沿いの看板

8  南海ビルなど文化財答申

9  老人ホームのベッド 振動で異常察知

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1  首都圏マンション、1~11月累計が昨年通年を上回る  2010/12/15 日本経済新聞

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不動産経済研究所(東京・新宿)が14日発表したマンション市場動向によると、11月の首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県)の新規発売戸数は前年同月比0.8%増の3679戸と、10カ月連続で前年同月を上回った。1月からの累計では3万7147戸と09年通年(3万6376戸)を超えた。前年実績を上回るのは2004年以来6年ぶり。低金利や住宅取得促進政策が寄与した。

発売月に契約が決まった戸数の割合は、11月が80.4%で、好調の目安とされる70%を11カ月連続で上回った。11月末時点の販売在庫も4622戸と前月末から121戸減り、1990年9月(3656戸)以来の低水準で推移している。同研究所によると10年通年の発売戸数は約4万3100戸と、09年より2割前後増える見通しだ。

大手デベロッパーは11年も10年と同水準の発売を計画しているもよう。さらに、08年のリーマン・ショック以降マンション開発を手控えていた中堅デベロッパーも相次ぎ開発を再開している。同研究所は「11年の発売戸数は5万戸前後になりそう」(福田秋生企画調査部長)とみている。

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2  「LIXIL」ブランド、初のショールーム京都  2010/12/13 朝日新聞

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住宅設備最大手の住生活グループが建材を総合的に展示する「LIXIL(リクシル)京都ショールーム」を京都市中京区に開いた。傘下のトステム、INAX、サンウエーブ工業が初めて統一ブランドのLIXILで出店し、衛生陶器やサッシ、キッチンなどがまとめて見られる。住生活は全国230カ所の展示場を2013年3月までに95カ所に再編する。

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3  晴れない分は金銭補償 住宅用の太陽電池にサービス次々  2010/12/13 朝日新聞

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住宅向け太陽電池の大手施工業者や専門商社が「天気」を補償するサービスを打ち出している。太陽電池は自宅の屋根で手軽に発電して余った分を高額で売れるが、晴れの日が少ないと発電量が落ちるため、日照時間が基準に満たない場合に購入者へ金銭を払う補償まで用意する念の入れようだ。異業種から新規参入も相次ぐ激しい業界では顧客獲得競争も熱を帯びている。

機械や住宅機器の専門商社山善(大阪市西区、東証1部)は今月1日からの購入者を対象に、独自に設定した日照時間の「基準時間」と、購入者の住んでいる地域の実際の日照時間をくらべ、基準を下回った場合に1時間当たり100円を補償するサービスを始めた。気象庁や民間気象会社の過去10年のデータをもとに設定した地域ごとの基準時間と比較して、実際の不足分が年30時間以上だと最大5万円まで支払うサービスだ。

ヤマダ電機とも組んで太陽電池の販売・施工を手がける広島市のウエストホールディングス(HD)も、同じようなサービスを9月下旬に始めている。建材の専門商社高島(東京都中央区)も業界に先駆けて2005年に始め、このところ引き合いに忙しい。

補償の仕組みはこうだ。山善やウエストHDの場合、大手損害保険会社に保険料を毎年払い、購入者に支払った金額を受け取る契約を結んでリスクを避ける。高島の場合は損保ジャパンと「天候デリバティブ」と呼ばれる契約を交わし、事前の取り決めの日照時間を下回れば補償を受け、購入者に支払う。

住宅用太陽電池の販売・施工は、工務店のほか、トイレや台所の工事業者、空調業者やガソリンスタンドなど異業種から参入が相次ぐ。山善は「補償を差別化の有力な手段としたい」。ウエストHDも「購入を検討するお客さんの『天気が悪かったら発電しないのでは』という不安に応えて需要を取り込める」と見る。太陽光発電協会の担当者は「競争激化を背景に、新しい発想のサービスは今後も増えてくるだろう」としている。

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4  伝説のチェアずらり 世界初ハーマンミラー社の直営路面店オープン  2010/12/9 朝日新聞

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イームズチェアやアーロンチェアなど、数々の名作家具を生み出してきた米国のハーマンミラー社が11日、世界初の直営路面店を東京・丸の内にオープンする。半世紀以上を経てもなお色あせないクラシックラインから、人間工学に基づく現代的な高機能ワークチェアまで、実際に座って体験できる。8日の内覧会では、限定品も披露された。

名作チェアを写真で

場所柄、ビジネスパーソンが仕事と生活を共に楽しめるよう、デスクやチェアに加え、ソファやこども用おもちゃまで、ライフスタイル全般を提案しているのが特徴。所どころに建てられた木柱には「科学はプロセスを扱い、デザインは人間の行動を扱うものである」(ジョージ・ネルソン)といった、歴代デザイナーの言葉が記されている。

1923年に米ミシガン州に設立された同社は、「デザインとは問題を解決するためにある」として、優れたデザイナーらと共同で機能性と美しさを併せ持つモダンデザインを次々に発表。ニューヨーク近代美術館(MOMA)やワシントンのスミソニアン博物館などにも多くの作品が永久収蔵されている。

1946年にイームズ夫妻が同社から発表した「イームズ・プライウッドチェア」は人間の体に合わせた機能性と美しさに加え、大量生産を成功させた革新的な椅子として知られる。また1948年にMOMAの「ローコスト家具デザイン」のコンペで発表された「イームズ・シェルチェア」は、プラスチック素材を用いることでコストを省き、世界中で使われるようになった。このほかジョージ・ネルソンが1946年に発表した「プラットフォームベンチ」など、クラシックラインを一堂に見ることが出来る。

現代のパソコン時代に対応するものとしては、1994年発表の「アーロンチェア」が知られている。メッシュ素材を用い、高機能ワークチェアの象徴的存在。そのデザイナーである故ビル・スタンフの遺作、「エンボディチェア」は2008年の発表。人間工学に基づいて開発に6年をかけ、背骨のような骨組みを背もたれ部分に配した独特のデザインに仕上げた。

オープン記念として今回、「イームズシェルチェア」の限定品が発売される。アーティストのMUSTONE(マストワン)が1点1点ペイントを施し、ブランケット風のチェック柄やアニマル風のモノトーンなど現物3点限り。

ゆかりのデザイナーの関連書籍を集めたライブラリーコーナーもあり、デザインなどの分野を代表する人々によるセミナーも開催予定。13日には、「ネルソンの先見性とブランディング」などをテーマに、KDDIの「iida」を開発したプロデューサーらによるトークショーも計画されている。

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5  1級建築士4人免許取り消し  2010/12/14 読売新聞

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国土交通省は13日、大和田光彦建築士(52)ら1級建築士4人について、免許を取り消す懲戒処分にしたと発表した。処分は7日付。

発表によると、大和田建築士は昨年11月、栃木県内の住宅の建築確認申請を行わず、建物の構造が建築基準法に適合していることを証明する虚偽の建築確認済証を作成し施工業者に渡したという。このほか、畑中浩之(46)、水川典明(53)の両建築士が同法の規定に適合しない不良設計を行ったとして、立川秀樹建築士(64)は名義貸しを行ったとして、それぞれ免許取り消しとなった。

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6  建築甲子園 優勝した古閑愛美さん  2010/12/14 読売新聞

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住宅アイデア87作品頂点に

建築甲子園で全国優勝した古閑さん(県立安曇川高で) 建築士を目指す高校生が建築のアイデアを競う「建築甲子園」(日本建築士会連合会など主催)が10月、初めて開催され、滋賀県立安曇川高1年の古閑愛美(こがめぐみ)さん(16)の作品が全国61校87作品の頂点に立ち、全国優勝した。

東京で行われた審査では、湧き水を生活用水に利用する滋賀県高島市の「川端(かばた)」や琵琶湖の葦(よし)を活用した家屋についての提案が、高く評価された。審査委員長を務めた東京芸術大の片山和俊名誉教授らが16日に来県し、同高で表彰式が行われる。

〈建築士の卵〉に発表の場を用意し、励みにしてもらおうと、建築教育課程のある高校を対象に日本建築士会連合会が企画。初回は「地域のくらし」をテーマに、住まいについてA1判のボードにまとめさせた。

古閑さんの提案の基本理念は「近所の人がワイワイ集まれる家」で、高島・針江地区の「川端」を応用。通常の川端の概念のほか、移築した古民家に湧き水を引き込んで室内に足湯やミニプールを設けるアイデアで、大人から子どもまでが楽しめる家を心掛けた。

また、葦で作った葦簾(よしず)のシャッターやカーテン、葦葺(ぶ)き屋根を採用して葦の需要を高め、葦の群生保護につなげることで、環境にも配慮した。

審査では「地元の生活文化をふんだんに盛り込んだ『古くて新しい』家屋で、その地域の暮らしの楽しさも伝わってくる」などと絶賛され、審査員4人から高い評価を得て優勝が決まったという。

古閑さんは1級建築士を目指しており、今回の建築甲子園は夏休み返上で、同高の建築担当の太田明博教諭(39)の指導を受けた。「川端は、隣家や環境に配慮して水を汚さない素晴らしい様式。受賞は信じられないが、これからもコンペに作品を出し、優勝したい」と話している。

川端 安曇川(あどがわ)の伏流水を起源とする湧き水を生活用水などに利用するため、家庭に作られた洗い場や水場。飲料水用の「元池(もといけ)」、野菜や食器を洗う「壺池(つぼいけ)」、コイやマスを飼う「端池(はたいけ)」の3槽で構成され、コイやマスが残飯を食べてきれいにした水が水路に流される。

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7  まちこわし大賞は国道沿いの看板  2010/12/14 読売新聞

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自然や景観などを損ねる看板や建築物を「表彰」している福岡市の市民団体、福岡・住環境を守る会が、今年の福岡・まちこわし大賞を発表した。

看板の部の大賞には「国道202号線沿いに林立する商業広告看板群」が選ばれた。

10月にホームページで候補を募り、計13件が寄せられた。都市政策を専門とする大学名誉教授や建築士、弁護士ら選考委員が審査にあたり、大賞や特別賞を選んだ。

看板の部の大賞に選ばれたのは、市中心部から早良、西区を通って佐賀県唐津市に向かう国道一帯。「デザイン性のない看板や派手な色づかいをした看板が道路空間を圧迫している」などと指摘している。

建築の部の大賞は該当がなかった。ただし、取り壊すと景観を損ねることになるとして、市立大名小(中央区)や九州大工学部の近代建築群(東区)を「残しま賞」に選定。福岡城跡で復元が検討されている天守閣については「学術的検証が不十分のまま復元すると歴史をゆがめる」として、「考えま賞」にした。

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8  南海ビルなど文化財答申  2010/12/13 読売新聞

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 文化審議会(西原鈴子会長)は10日、南海電鉄難波駅のターミナルが入る「南海ビル」(大阪市)=写真=など、28都府県の209件を登録有形文化財にするよう、文部科学相に答申した。

南海ビルは、大阪市中心部の御堂筋の南端に1932年に建てられた。コリント式の円柱やアーチが連続し、外壁には飾り陶器が張られ、大阪・ミナミの繁華街を代表する景観になっている。

ほかに登録が答申されたのは、静岡県西部を横断する天竜浜名湖鉄道の施設31件や、1838年に建てられた農家建築の村野家住宅(東京都東久留米市)など。

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9  老人ホームのベッド 振動で異常察知  2010/12/10 読売新聞

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職員の定期巡回の合間に起きる突発的な発作や事故も素早く察知できるとして期待されている。

このシステムは、コンピューターソフトウエア開発のエイビス(同市)が開発。別の研究所エム・アイ・ラボ(東京都)が特許を持つ直径約2センチの円形センサー二つをベッドのフレームに取り付け、ベッドの振動を分析し、離床だけでなく、けいれんなどの異常も察知して、ナースコールの回線を通して職員室のモニターに表示する仕組み。

エイビスの吉武俊一社長が、父親の介護に苦心した経験を元にシステムの開発に取り組んでいたところ、ノロウイルスの患者が嘔吐物をのどに詰まらせて亡くなった事故などを受けて対策を考えていた虹の会の古畑憲治理事長が知り、実用化に向けて賛同した。2009年6月から約1年半、両施設で臨床実験を行って導入にこぎ着け、約2500万円をかけて113床に設置した。

導入後、寝返りなどで誤作動する場合もあるが、足の不自由な入園者が起き出した時、素早く対応できるなど役立っている。認知症の入園者のベッドからの反応で駆け付けると、のどにたんを詰まらせ苦しんでいたが、すぐに取り除けたこともあった。

同園職員の森尾高樹さん(33)は「ナースコールを容易に押せない方も多い。ささいな動作でも把握でき、安心できると職員内でも好評」。古畑理事長は「(監視する)カメラなどは、プライバシーへの配慮から設置できない。介護は人の手が基本だが、夜間、30分毎の見回りを補完する画期的なシステム」と喜ぶ。

吉武社長は「介護の現場は想像以上に過酷。少しでも職員らの手助けになって、痛ましい事故を防げるといい」と話している。

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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.363  2010/12/9~2010/12/15 Vol.2
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【日経産業新聞】

10  住友林業、都市部向け4階建て木造住宅

11  土屋HD、リフォーム事業を強化 本州拠点2年で6割増

12  住友不動産、広島で省エネ型マンション開発

13  パーク24、UR住宅でカーシェア 大阪で実験

14  土屋ホーム、2階部分の設計自由度高めた注文住宅

15  東急不など、東京都と高速JCT隣接地のマンション販促

16  住宅購入アンケート、「買い時でない」62.1%民間調べ

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10  住友林業、都市部向け4階建て木造住宅  2010/12/15 日経産業新聞

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住友林業は14日、木造4階建て住宅「EARLYbird―For(アーリーバード・フォー)」を発売したと発表した。建築条件の厳しい都市部の狭小地や変形敷地でも空間を有効に使えるほか、賃貸や店舗のスペースを組み合わせて賃料収入も見込める。立て替え需要が堅調な都市部での引き合いを見込む。初年度10棟以上の受注を目指す。

アーリーバード・フォーは耐火性や耐震性に優れたツーバイフォー工法の住宅。同工法は国から耐火構造の認定を受けており、法令上は木造で建築できない住宅密集地域などでも建てられる。自由設計に対応しており、二世帯住宅のほか店舗や賃貸のスペースを併設することも可能。同社が4階建ての商品を投入するのは初めて。

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11  土屋HD、リフォーム事業を強化 本州拠点2年で6割増  2010/12/15 日経産業新聞

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【札幌】土屋ホールディングス(HD)はリフォーム事業を強化する。事業子会社の本州拠点を2年で6割増やすほか、道内ではマンションや店舗向けの内装工事を始める。新築の住宅需要が伸び悩むなか、リフォーム市場は住宅エコポイント制度の延長を追い風に今後も成長すると判断。2017年10月期の部門売上高を今期見込みの3倍に当たる100億円に高めるのが目標だ。

リフォーム子会社の土屋ホームトピア(札幌市、菊地英也社長)が今後2年間で青森や秋田など降雪地域に5つの営業所を開設、本州の拠点数を14カ所に増やす。各拠点に営業担当者を1人ずつ配置して住宅診断をするほか、リフォームプランを紹介して契約につなげる。本州ではグループ会社が東北や北関東を中心に注文住宅事業を展開している。グループで新築からリフォームまでを一貫して手掛けることで相乗効果を生み出す。

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12  住友不動産、広島で省エネ型マンション開発  2010/12/15 日経産業新聞

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住友不動産は広島市でマンションを開発する。エネルギー効率の高い給湯器「エコジョーズ」や複層ガラスなどを設置して環境負荷を低減できるようにした。隣接するスーパーのカートを持ち込めるなど、生活の利便性も追求したという。

「シティハウス海老園マリーナコート」は同市海沿いの五日市地区に建てる。敷地面積は約6300平方メートルで、地上13階建て。総戸数は154戸。住戸の広さは75~91平方メートルと家族向けで、駐車場は全住戸が利用可能。2011年7月の完成を目指す。

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13  パーク24、UR住宅でカーシェア 大阪で実験  2010/12/14 日経産業新聞

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パーク24と傘下のマツダレンタカー(広島市)は13日、都市再生機構(UR)と共同でカーシェアリングの実証実験を始めたと発表した。大阪府の「アルビス旭ケ丘」と「高見フローラルタウン」の2拠点でサービスを始める。UR賃貸住宅でのカーシェア導入は初めて。

対象のマンションの駐車場にステーションを設置し、それぞれ小型車を1台ずつ配置する。住人だけでなく、パーク24の「タイムズプラス」の会員であれば誰でも利用できる。

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14  土屋ホーム、2階部分の設計自由度高めた注文住宅  2010/12/14 日経産業新聞

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【札幌】土屋ホールディングス子会社の土屋ホーム(札幌市)は、木造注文住宅「外断熱BES―T FREE」を発売した。2階部分の間取り設計の自由度を高めた。駐車場の有無など6種類を用意。家のデザイン性にこだわる20代後半~30代の購入を見込む。

札幌市内だと、延べ床面積約111平方メートルの2階建て住宅で1800万円程度。まず北海道内で販売し、本州でも順次取り扱いを始める。年100軒の受注を目指す。

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15  東急不など、東京都と高速JCT隣接地のマンション販促  2010/12/10 日経産業新聞

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東急不動産など4社と東京都は9日、首都高速3号線と中央環状線を結ぶ大橋ジャンクション(JCT)の整備に伴い建設する超高層マンション「クロスエアタワー」の販売促進活動を2011年1月下旬から本格化すると発表した。JR目黒駅(東京・品川)付近にモデルルームを開設、3月下旬の販売開始に向け営業活動を始める。

マンションは大橋JCTに隣接した再開発用地に建設する。都が特定建築者に選んだ東急不動産、東京急行電鉄、三井不動産レジデンシャル、有楽土地の4社が用地を購入した。JCTの上部には目黒区が広さ7千平方メートルの「空中庭園」を整備し、マンションの9階部分がこの空中庭園に直結する。

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16  住宅購入アンケート、「買い時でない」62.1%民間調べ  2010/12/9 日経産業新聞

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住宅建設・不動産コンサルティング業のハイアス・アンド・カンパニー(東京・港、浜村聖一社長)がまとめた住宅購入に関するアンケート調査によると、「現在はマイホームの買い時だと思わない」との回答が62.1%となった。今年5月時点の調査より2.1ポイント増加した。景気の先行き不透明感が購入意欲に水をさしているようだ。

調査は11月前半に実施。買い時でないとの回答で最多が「十分な自己資金がまだたまっていないから」で57.2%。次いで「不況のため今後の生活に不安があるから」が45.6%だった。

2010-12-16 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed