住宅関連新聞記事ダイジェスト No.641  2016/6/30~2016/7/06

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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.641   2016/6/30~2016/7/06
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【日本経済新聞】
1    目安は月3万円 戸建て住宅でも「修繕積立金」
2    横浜の傾斜マンション、9月に建て替え決議集会
3    神奈川県内の路線価、3年連続上昇 県南部では下落や横ばい
4    都内の路線価、オフィス需要がけん引 銀座・新宿など大幅上昇
5    路線価上昇、繁華街で顕著 近畿8年ぶり
6    住宅着工、5月9.8%増 5カ月連続プラス
7    傾斜マンション「震度5強で損傷の恐れ」 横浜市に報告
【朝日新聞】
8    フラット35利用者、5年ぶりに年齢低下
9    第8回ホームインスペクター試験、受付開始 NPO日本ホームインスペクターズ協会
10    マンション管理法令集の改訂版を販売開始 マン管センター
11    鑑定評価、証券化対応で認定制度 投資市場拡大に応える 国交省
12    2016年路線価 全国平均が8年ぶり上昇
13    第1回「HOME’S住まいの川柳」を公募 テーマは「住まいの怖い話」
14    フラット35金利、1%切る水準に突入
15    5月・首都圏、新築戸建て成約価格 7カ月連続上昇
16    基礎杭問題、再発防止で中間まとめ 受発注者間協議の指針 国交省が近く策定
17    前月比下落地域が24から14に減少 5月中古マンション価格天気図 東京カンテイ
【読売新聞】
18    定年退職後の生活、夫婦関係は悪化?満足度は?
19    家賃をダブルで払うことも? 「2カ月前退去通知」の盲点
20    「主夫の友」のみなさんに聞いた 家事がしやすい理想の住まいとは
21    【速報】2016年分路線価を発表。全国の平均値が8年ぶりに上昇
22    日本一厳しい!? 芦屋市では屋上広告が全面禁止に
23    60代・70代に聞いた! 定年後の生活、不安と楽しみは?
24    60代・70代に聞いた!定年後の「住まい」はどう考える?

【日経産業新聞】
25    ウェブで暮らし総合支援 中部電の「カテエネ」

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1    目安は月3万円 戸建て住宅でも「修繕積立金」    2016/7/6  日本経済新聞
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不動産コンサルタント 田中歩
マンションを買うと管理費と修繕積立金が、車を持っていれば駐車場使用料がかかります。
一方、戸建て住宅の場合はこれらの費用はかかりません。マンションの管理費は毎月1万~2
万円、修繕積立金にしても同じくらいかかりますから、管理費と修繕積立金で毎月2万~3万
円かかるわけです。
戸建て住宅の管理は自分で掃除道具を購入して自ら掃除するという点で、コストゼロではあ
りませんが、実質的な支出は伴わないと考えていいでしょう。修繕についても気にしなければ
しなくても済むわけですから、戸建てのほうが「コストがかからなくてよい」ということをお
っしゃる方が多いのもうなずけます。
戸建て住宅では管理費と駐車場使用料はかからないと考えてもよさそうです。しかし、修繕
積立金は必要ないと思っていていいのかというと、そうではないと筆者は考えています。
修繕を一切しないで保有し続けていると、修繕をこまめにした場合に比べて、間違いなく建
物の劣化速度は早まるでしょう。また、どうにもならない状態になってから慌てて修繕すると
その費用はこまめに修繕している場合に比べて膨らむことになるでしょう。
私たちの体と同様、定期的に検診をして早期に問題を発見できれば、軽い処置で治癒するけ
れど、放置していると取り返しのつかないことになるということと同じだと思います。
いやいや、それなら、建て替えたほうが安いのではないか。そんなご意見もあるでしょう。
確かに、こまめに修繕するコストの合計が、新築に建て替える際の費用と変わらないのであ
れば、そのほうがよいかもしれませんね。しかし、実際のところはどうなのでしょうか?
小松幸雄氏と遠藤和義氏の論文「戸建住宅のライフサイクルコストの推計(日本建築学会計
画系論文集第534号2000年8月)」によると、一般的な規模の木造戸建住宅を30年間修繕して使
って建て替えた場合と、60年間修繕して使った場合を比較すると、「3590万円×2回(30年間
のライフサイクルコストの2倍)-5400万円(60年間のライフサイクルコスト)」となり、後
者のほうが約1780万円節約できると結論付けています。
木造住宅は20年程度で価値がゼロになるといわれていますので、例えば20年間一切修繕をせ
ずに建て替える場合と60年間修繕をしながら利用する場合を比べると、前者は少なくとも6525
万円(新築費用1663万円×3回+60年間の光熱・水道費1536万円)かかりますので、60年間修
繕しながら使ったほうが、1120万円程度節約可能という結果になります。
この試算では一般的な約100平方メートルの木造在来工法住宅をベースにしていますが、その
リフォーム費用を見ると30年で約1000万円、つまり月額3万円程度の修繕積み立てをしながら
適宜修繕していけば、一定の価値を保ちながら長く住宅を使うことができるという意味で、戸
建て住宅を買う方には参考にしていただきたいと思います。
もし、こうして維持管理された建物がきちんと評価される仕組みが将来できあがれば、維持
管理されていない建物よりも高く売れるかもしれませんし、売却しなくても価値ある建物であ
れば家を担保にお金を借りる、いわゆるリバースモーゲージで、老後生活にゆとりをもたらす
ことも可能になるでしょう。
国土交通省は今年3月に閣議決定された新たな「住生活基本計画」の中で、適切な維持管理
やリフォームを実施することにより、価値が落ちず、その魅力が評価されるような中古住宅が
流通する市場をつくることを目標に掲げました。住宅が資産として次の世代に承継される新し
い流れを創出するとともに、リフォーム投資を拡大し、住み替え需要を喚起することによって
、多様な居住ニーズに対応し、人口減少時代の住宅市場の新たなけん引力を創出するとしてい
ます。
そのための施策として(1)建物状況調査(インスペクション)や住宅履歴情報等(住まい
の維持修繕などの履歴情報)を活用した消費者への情報提供の充実(2)既存住宅の価値向上
を反映した評価方法の普及・定着(3)住宅を担保とした資金調達を行える住宅金融市場の整
備・育成――などを挙げています。
簡単にいえば、住まいのコンディションをホームインスペクションなどでチェックし、これ
を踏まえて修繕した記録をきちんと残していくことで住まいの価値を維持するとともに、こう
した建物の価値を適正に評価できる方法を確立して、住宅ローンやリバースモーゲージに生か
していこうということなのです。
戸建て住宅だからといって、修繕を一切しないという選択はありえない時代がもうそこまで
来ているといってよいかもしれませんね。
田中歩(たなか・あゆみ) 1991年三菱信託銀行(現・三菱UFJ信託銀行)入行。企業不動
産・相続不動産コンサルティングなどを切り口に不動産売買・活用・ファイナンスなどの業務
に17年間従事。その後独立し、ライフシミュレーション付き住宅購入サポート、ホームインス
ペクション付き住宅売買コンサルティング仲介など、ユーザー目線のサービスを提供。2014年1
1月から「さくら事務所(http://sakurajimusyo.com/)」執行役員として、総合不動産コンサ
ルティング事業の企画運営を担う。
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2    横浜の傾斜マンション、9月に建て替え決議集会    2016/7/4 日本経済新聞
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横浜市都筑区の大型マンションが傾いている問題で、同マンションの管理組合は4日、全4棟
の建て替えを正式に決める決議集会を9月19日に開くことを明らかにした。
管理組合は6月、住民の意向を確認するアンケートを実施。販売元の三井不動産レジデンシャ
ルに売却済みの住戸を除いた全644戸中、629戸(97.6%)が全棟建て替えに賛成した。現時点
で全棟建て替え決議をせず、調査継続や補修などを望む声は12戸にとどまった。
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3    神奈川県内の路線価、3年連続上昇 県南部では下落や横ばい    2016/7/2 日本経済新

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東京国税局が1日発表した神奈川県内の2016年分の標準宅地の路線価(1月1日時点)は、平均
で前年比0.5%上昇した。上昇は3年連続。県内18税務署の最高路線価は14地点で上昇し、横ば
いは4地点、下落は2年連続ゼロだった。川崎、横浜を中心に都市部で地価上昇が続く一方、県
南部では下落も目立ち、県内の二極化傾向が強まっている。
税務署別の最高路線価で上昇率が最も大きかったのは、川崎駅東口広場通りの12.9%で、5年
連続で上昇率トップだった。東京国税局管内では7番目に上昇率が高かった。
路線価が上昇したのは、川崎駅西口に日本最大級の売上高を計上するショッピングモール「
ラゾーナ川崎プラザ」などが進出し、東口の再開発期待が高まったことが大きい。昨年5月には
東口唯一の百貨店だった「さいか屋川崎店」が閉店したが、川崎市が東口に新たな商業施設や
オフィスビルを誘致する都市計画を策定する方針を決めたことも影響したようだ。
川崎駅の東西を結ぶ自由通路や新改札の設置工事が進み、東口では2つの商店街連合会が1つ
にまとまった。地下の繁華街「川崎アゼリア」が全面改装するなど、西口に集まっていた買い
物客を引き戻す動きも始まっている。
上昇率2位は横浜市の横浜駅西口バスターミナル前通りの9.5%。路線価は1平方メートル当た
り781万円と、38年連続で県内トップだった。同駅西口では東日本旅客鉄道(JR東日本)が地
上26階建ての商業・オフィスビルに着工しており、20年の開業を予定するなど周辺で再開発が
進んでいる。
横浜市内の7税務署の最高路線価はすべて上昇した。オフィスビル仲介の三鬼商事(東京・中
央)横浜支店によると、横浜駅、みなとみらい21地区など横浜ビジネス地区のオフィス賃料は5
月まで8カ月連続で増加しており「賃料の伸びが安定してきた」(同支店)という。オフィス空
室率も低下傾向で、ビジネス需要が路線価を押し上げている。
川崎、横浜以外では海老名駅東口駅前通りが4.4%上昇で、昨年の1.5%上昇からの上げ幅が
拡大した。海老名駅周辺では小田急電鉄が25年度まで、分譲マンションやオフィスビル、商業
施設を合わせた大規模な再開発を進める。同市内では人口流入を見込んで不動産投資が活発に
なっており、路線価の上昇につながった。
一方、県中央や南部では路線価の上昇鈍化や下落の動きもみられる。横須賀、平塚、小田原
、厚木の4税務署の最高路線価は昨年から横ばいだった。横浜以南を地盤とする不動産・住宅建
築の三春情報センター(横浜市)によると「横須賀市など南部では地価の下落に歯止めがかか
っていない」といい「利便性の高い都市部に住居を移動する傾向は続く」と予想している。
浜銀総合研究所の森翔太郎研究員は「人口減が進む地域は共通して路線価の下落傾向が強ま
っている」と指摘。都市部でも「再開発が一段落するタイミングで上昇ペースは鈍化する」と
みている。当面は県内地価の二極化傾向が続きそうだ。
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4    都内の路線価、オフィス需要がけん引 銀座・新宿など大幅上昇    2016/7/2 日本経済
新聞
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東京国税局が1日発表した東京都内の2016年分の路線価(1月1日時点)は住宅、商業、工業地
を含む標準宅地の平均価格(1平方メートル当たり)が前年より2.9%上昇した。3年連続のプラ
スで伸び率も前年の2.1%を上回った。堅調なオフィス需要や訪日外国人客の増加に支えられ、
銀座や新宿など都心部では大きく上昇した。
都内の税務署管内ごとの最高路線価は48地点のうち47地点で上昇した。40地点で昨年の上昇
率を上回り、5%以上のプラス地点が昨年の20から31に増えた。横ばいは日野税務署管内の1カ
所で、下落は3年連続でゼロだった。
都心部を中心にオフィス需要は旺盛だ。3月に完成した「住友不動産新宿ガーデンタワー」や
4月完成の三菱地所の「大手町フィナンシャルシティグランキューブ」はほぼ満室で開業した。
仲介大手の三幸エステート(東京・中央)の今関豊和チーフアナリストは「企業の都心回帰
の動きもあり、渋谷や大手町、日本橋などを中心に都心部ではオフィス需要が底堅い」と分析
する。住友商事は18年、本社を中央区晴海から大手町に移す計画だ。
都内で最も路線価が高かったのは中央区銀座5丁目の「銀座中央通り」で1平方メートル当た
り3200万円で、上昇率も都内で最も高い18.7%だった。31年連続で全国最高路線価となった。
銀座では訪日客の急増などに対応した商業施設の開発が相次ぐ。東急不動産は3月、大型免税
店や観光案内所を備えたエリア最大級の商業施設「東急プラザ銀座」を開業。J・フロントリ
テイリングや森ビルなどは17年、松坂屋銀座店の跡地に大型商業施設を開業する計画だ。
都心では宿泊施設の新設ラッシュも続く。星野リゾート(長野県軽井沢町)は20日、大手町
に日本旅館「星のや東京」を開業。27日には西武ホールディングスが旧赤坂プリンスホテル跡
地に開発した「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」が営業を始める。欧米やアジアの富裕
層の需要を見込み、1室1泊あたりの宿泊料金は6万円からで、最高級の部屋は59万円に設定した

都心以外では主要駅前の再開発が地価を押し上げるケースが目立つ。世田谷区玉川2丁目の「
玉川通り」は、上昇率が昨年の4.0%から10.4%に。東京急行電鉄が二子玉川駅近くに昨年、複
合施設「二子玉川ライズ」を全面開業した効果とみられる。
高級マンションの開発も活発で、東京建物が17年12月に完成予定の「ブリリアタワーズ目黒
」は、平均価格が1億円を超える高級物件だが、受け付け開始から約4カ月で全661戸を完売した

都内の路線価は3年連続で上昇したが、足元では変調の兆しも見られる。今関チーフアナリス
トは「オフィス賃料の上昇率はピークに近づいている」とみる。18、19年に完成するビルが多
く、供給過多になる懸念があるほか、英国のEU離脱決定に伴う円高などで、景気の不透明感
が強まっているためだ。
不動産調査会社の東京カンテイ(東京・品川)の井出武・上席主任研究員も「マンション需
要は曲がり角に来ている。今年に入り高額物件の売れ行きが鈍り始めているようだ」と話して
いる。
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5    路線価上昇、繁華街で顕著 近畿8年ぶり    2016/7/2 日本経済新聞
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国税庁が1日発表した2016年分の路線価(1月1日時点)で、近畿2府4県の標準宅地は平均で0.
2%の上昇と8年ぶりにプラスに転じた。京都、大阪府の上昇率が15年より拡大。兵庫、奈良、
和歌山県は下落が続いているものの、下落率は縮小した。インバウンド(訪日外国人)急増に
よる商業用地の収益性向上などが反映された。
標準宅地は住宅地、商業地、工業地などが対象。税務署別の最高路線価は、大阪市北区角田
町の御堂筋(阪急百貨店うめだ本店前)が1平方メートル1016万円で最も高く、33年連続の1位
だった。
税務署別の最高路線価地点の上昇率ランキング(15年比)は、1位が戎橋北詰付近の同市中央
区心斎橋筋2丁目の心斎橋筋(39.6%)、2位が阪急百うめだ本店前。3位は祇園に近い南座前の
京都市東山区四条通大和大路西入中之町(21.6%)。訪日客の急増などで商業用地として評価
が上がったとみられる。
ただし16年1月以降は円高や中国の関税強化で訪日客の消費の伸びが鈍り、先行きは不透明だ
。不動産鑑定士の真里谷和美氏は「商業施設の売上高が減ると賃料も下がる場合が多い。長期
で賃料が下がれば地価にも影響が出る」とみる。さらに「円高の影響がどこまで地価に反映さ
れるかも注視している」という。
京都府で最高路線価が上昇したのは主に京都市内だ。ホテルとマンションの需要が地価を押
し上げた。観光客の増加でホテルの宿泊率が平均90%を超え、不足感が出ている。四条河原町
では高島屋が用地を取得して店舗を拡大するなど、商業ビルの需要も回復傾向にある。
兵庫県は県全体では下落したが、神戸市や阪神間は回復傾向にある。神戸市中央区三宮1丁目
の三宮センター街は12.9%上昇した。3年連続の上昇で上昇率が2桁になったのは8年ぶりだ。
同市は三宮周辺の再開発構想を進めており、阪急電鉄と西日本旅客鉄道(JR西日本)が駅
ビルを建て替える。不動産鑑定士の小林照幸氏は「再開発の動きを織り込んで価格が形成され
ている」と説明した。
奈良県の路線価は8年連続で下落した。人口減少などを背景に県南部の市町村で大幅に下落し
たことが響いた。しかし県北部は奈良市を中心に訪日客の伸びや個人消費の増加で上昇。この
結果、県全体の下落率は0.5%となり、15年より0.1ポイント改善した。
南都経済研究所の嶌川安雄理事長は「県東部と南部の人口減少が路線価を押し下げている。
道路網を整備し、工場誘致を進めて雇用を確保するしかない」と話す。
和歌山県は継続調査の3891地点のうち295地点で上昇し、標準宅地の平均も下落率が縮小した
。滋賀県は標準宅地の平均が15年は14年比で横ばいだったが、県北部などの住宅地の需要が減
り、16年は下落に転じた。
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6    住宅着工、5月9.8%増 5カ月連続プラス    2016/6/30 日本経済新聞
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国土交通省が30日発表した5月の新設住宅着工戸数は前年同月比9.8%増の7万8728戸だった。
持ち家、貸家、分譲住宅のいずれも増加し、総戸数は5カ月連続のプラスになった。国交省は「
持ち直しの傾向が続いている」とみている。
種類別では持ち家は4.3%増、貸家は15.0%増、分譲住宅は7.9%増だった。貸家は相続税対
策としてアパートを建てる動きが続いている。分譲住宅のうち、マンションは0.8%減ったが、
戸建て住宅は18.0%増えた。地域別の総戸数をみると、首都圏は12.0%増、中部圏は0.9%増、
近畿圏は2.6%増だった。
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7    傾斜マンション「震度5強で損傷の恐れ」 横浜市に報告    2016/6/30 日本経済新聞
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横浜市の大型マンションが傾いている問題で、販売元の三井不動産レジデンシャルと施工元
請けの三井住友建設は30日、傾いた棟が建築基準法の耐震基準に適合しているかなどを検証し
た結果を横浜市に提出した。両社は「震度5強程度で一部部材が損傷する可能性がある」と報告
。市は今後、提出資料をもとに違法性の有無を判断する。
建築基準法は震度5強程度の地震で、建物がほとんど損傷しないことを求めている。市による
と、両社は傾いた棟について、杭(くい)が強固な地盤(支持層)に届いていない影響で建物
の強度が不足し、複数の梁(はり)や柱にひびが生じる可能性があるとした。ただ、市は「倒
壊の恐れはなく、住民の緊急避難が必要なケースではない」としている。
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8    フラット35利用者、5年ぶりに年齢低下    2016/7/5  朝日新聞
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住宅金融支援機構はこのほど、同機構が提供する長期固定型住宅ローン「フラット35」の201
5年度利用者調査を公表した。
2015年度の平均年齢は39.8歳となり、2010年度以来5年ぶりに低下した。2010年度下半期の37
.8歳以来上昇を続け、2014年度は40.4歳と調査開始以来最高となっていたが、今回の調査で再
び30歳代に低下した。
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9    第8回ホームインスペクター試験、受付開始 NPO日本ホームインスペクターズ協会    20
16/7/5  朝日新聞
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NPO法人日本ホームインスペクターズ協会はこのほど、第8回公認ホームインスペクター資格
試験の受験申し込みの受け付けを開始した。申し込み期限は9月30日。
試験日時は2016年11月13日の午後1時~2時30分。東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、
福岡の会場で実施する。受験料は1万4000円(税込み)。10人以上の団体で申し込む場合は1人1万
3300円(同)。
申し込みは同協会ホームページ(http://www.jshi.org)で受け付ける。申込書の郵送を希望す
る場合は、電話03(6403)7828まで。
昨年の試験は1191人が受験し、372人が合格した。合格率は
31.2%。
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10    マンション管理法令集の改訂版を販売開始 マン管センター    2016/7/5  朝日新聞
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マンション管理センターはこのほど、「マンション管理基本法令集」改訂版の販売を開始し
た。
3月に改正された「マンション標準管理規約及び同コメント」や「マンションの管理の適正化
に関する指針」を踏まえて、内容を変更・追加した。
販売は同センターの直販のみ。価格は税込みで1600円。送料は93円。同センター会員は割引
価格1440円で購入することができる。問い合わせ先は、同センター出版部、電話03(3222)1535
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11    鑑定評価、証券化対応で認定制度 投資市場拡大に応える 国交省    2016/7/4  朝日
新聞
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国土交通省は、証券化対象不動産を評価する不動産鑑定士の認定制度を創設する。
国交省は3月、「2020年ごろにリートの資産総額を約30兆円に倍増」させる目標を掲げた。達
成に向けては、証券化不動産の評価能力を有する鑑定士の育成・確保が必要。そこで専門能力
を体系的に習得する研修プログラムと、それを修了した鑑定士を認定する制度を設ける。制度
全般の運営は、日本不動産鑑定士協会連合会が担う。
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12    2016年路線価 全国平均が8年ぶり上昇    2016/7/1  朝日新聞
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国税庁は7月1日、相続税や贈与税の税額算定時の基準となる路線価(2016年分)を公表した。
全国平均は前年比プラス0.2%で、8年ぶりに上昇した。上昇した都道府県の数は、前年比プラ
ス4の14。北海道、広島県、福岡県、熊本県がマイナスまたは横ばいからプラスに転じた。前年
にプラスだった都府県も、おおむね上昇幅が拡大している。
都道府県県庁所在都市で最高路線価が上昇したのは、前年比プラス4の25都市。このうち、上
昇率が5%以上だった都市が15に上った。横ばいは17都市、下落したのは5都市のみだった。なお
国税庁によると、下落したのが5都市のみだったのは1992年以来。路線価が上昇局面にあった20
08年も、下落した都市は12に上っていた。
路線価が最も高かったのは、31年連続となる「東京都中央区銀座5丁目銀座中央通り」、通称
「鳩居堂」前。1平方メートル当たり3200万円(前年比18.7%上昇)だった。
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13    第1回「HOME’S住まいの川柳」を公募 テーマは「住まいの怖い話」    2016/7/1  朝日
新聞
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不動産・住宅情報サイト「HOME’S」を運営するネクストはこのほど、「HOME’S住まいの川柳
」コンテストの一般公募を開始した。今回が第1回目。
住まいに関連した様々な経験を、五・七・五の川柳で投稿してもらう企画。今回のテーマは
「住まいの怖い話」。金縛り、害虫被害、近所トラブルなど住まいにおける怖い体験を題材に
した川柳を募集する。
応募作品の中から、最優秀賞1作品にギフト券10万円分とオリジナルトロフィーを、入選10作
品にギフト券1万円分とオリジナルトロフィーをそれぞれ贈る。締め切りは8月15日。応募はハ
ガキかWebで受け付ける。詳細は「HOME’S住まいの川柳 特設ページ」(http://box.homes.co.j
p/campaign/senryu01/)を参照。
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14    フラット35金利、1%切る水準に突入    2016/7/1  朝日新聞
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住宅金融支援機構が提供する長期固定型住宅ローン「フラット35」の金利(返済期間21年以上
35年以下、融資率9割以下、最頻値)が、1%台を切る水準に突入した。7月の適用金利は前月を0.
17ポイント下回る0.93%となり、2カ月ぶりに前月を下回った。
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15    5月・首都圏、新築戸建て成約価格 7カ月連続上昇    2016/6/30 朝日新聞
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アットホームの調査によると、5月の首都圏における新築戸建て住宅の平均成約価格は3435万
円(前年同月比2.2%上昇)で、7カ月連続で上昇した。千葉県を除く全エリアで上昇している。ま
た、前月比でも3カ月連続で上昇となった。東京23区の平均価格は4877万円(前年同月比7.6%上
昇)で7カ月連続上昇。埼玉県は同6カ月連続上昇。また、神奈川県は同11カ月連続上昇となった
が、千葉県では同13カ月ぶりに下落に転じた。
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16    基礎杭問題、再発防止で中間まとめ 受発注者間協議の指針 国交省が近く策定    201
6/6/30 朝日新聞
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国土交通省は横浜市の分譲マンションにおける基礎杭工事問題を受けて、同様の問題の再発
防止策を講じる。このほど、中央建設業審議会・社会資本整備審議会産業分科会建設部会第7回
基本問題小委員会の中間とりまとめを策定。受発注者間の請負契約を適正化するための指針を
策定することなどを盛り込んだ。
指針では工事の品質確保のため、工事請負契約の締結前に受発注者間で協議しておくことが
必要な事柄などを示す。
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17    前月比下落地域が24から14に減少 5月中古マンション価格天気図 東京カンテイ    20
16/6/30 朝日新聞
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東京カンテイは6月30日、5月の中古マンション価格天気図(70平方メートル換算、売り希望価
格)をまとめた。5月は首都圏と中部圏で引き続き好調を維持した。4月は下落が増加していた地
方圏の価格も今月は落ち着き、価格下落に一服感が出ている。
「晴れ」は13地域を維持し、依然として多くなっているほか、価格が前月比下落となった地
域が24から14地域に減少。天気マークは現状維持が多くなっている。
この調査は、全国の月別の中古マンション流通価格を都道府県別に集計した上で、直近の価
格動向を「天気図」という形で示したもの。
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18    定年退職後の生活、夫婦関係は悪化?満足度は?    2016/7/5  読売新聞
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60代のメインイベント、定年退職。その後は、仕事に縛られない自由な生活が始まります。前
回までは、定年後の住まい、不安と楽しみについてのアンケート結果をお伝えしましたが、今
回は退職後の生活、そして夫婦関係の変化についてです。みなさん、仕事がなくなることでど
んな変化があったのでしょうか。実際に定年退職した60代、70代の男女にアンケートを行った
結果をご紹介します。
趣味に没頭できたり、生活のリズムが規則的になったり……プラスな変化が上位に【画像1】「
趣味に没頭できるようになった」「生活のリズムが規則的になった」などプラスな変化が多い
(SUUMOジャーナル)
まず、定年退職して変化したことは何だったのでしょう。
一番多かった回答は、「趣味に没頭できるようになった」43.0%、次いで「生活のリズムが規
則的になった」が42.0%でした。仕事に縛られず、自由に使える時間が増えたことにより趣味
に没頭できるのは、定年後ならではですよね。2位の「生活のリズムが規則的になった」はちょ
っと意外にも思えますが、仕事で毎日バラバラな時間に帰宅していたのがなくなったり、朝昼
晩ときちんと決まった時間に食事を取るようになったなど、生活のサイクルが安定するのかも
しれません。
次いで、「自由に使えるお金が減った」と「健康的になった(散歩をするなど)」が同率で35.
7%。前者は一定の収入がなくなるため、仕方のないこと。後者は時間ができたことで、今まで
できなかった健康への配慮ができるようになったということでしょう。
以下、「家族との時間が長くなり、関係性が深まった」31.0%が続きます。
定年退職というと、今まで打ち込んでいた仕事が目の前からなくなり解放される一方で、これ
からの生活への不安や、仕事という生きがいを失うことでの喪失感がありそうですが、こうし
てみると、収入面ではマイナスかもしれませんが、生活全体としてはプラスな変化が多いよう
に感じます。
夫婦関係は変わらない人が多いが、旅行や共通の趣味などで仲が良くなった人が2割も【画像2
】約75%が「特に何も変わらない」と回答(SUUMOジャーナル)
一方、夫婦関係はどう変化したかの問いには、7割強が「特に何も変わらない」と答えました。
生活面の変化ではプラスな要素が多くても、夫婦関係に大きく影響はないようです。
ただし、「仲が良くなった」という人も約2割いて、これは「よく話すようになった」、「外食
や旅行に出かける機会が増えた」、「共通の趣味をもった」などが影響している模様。逆に、
「仲が悪くなった」という人は、「顔を合わす時間が増えた」や「一緒にいる時間が長いので
、欠点が見えてしまう」、「貯蓄を妻が使いすぎる」などの理由を挙げていました。
一緒にいる時間が長いと「嫌だな」と思うことも増えますが、一緒に旅行に行ったり、共通の
趣味をもつなど楽しみを共有することでプラスの方向に変えている人も多く、これは定年後で
なくても見習いたいものですね(笑)。
今の暮らしへの満足度は、約6割が80点以上という高い結果に
最後に今の暮らしの満足度を聞いてみました。今回はインターネット調査のモニター登録をし
ている人に聞いているのでバイアスがかかっているともいえますが、なんと100点満点を付けた
人も17人いて、全体の約6割が80点以上の点数を付けているという結果に。定年後の暮らしの満
足度が高いことが分かります。
それぞれコメントは、以下のとおりでした。
□100点
・今が最高(61歳・男性)
・何もかも申し分なく 充実した楽しい日々(68歳・女性)
・いつも明るい妻に感謝です(68歳・男性)
□90~99点
・金銭的にもっと余裕がほしい分だけ、マイナス10(70歳・男性)
・欲をかけば際限がないが、あと10点はこれからの可能性に残しておく(75歳・男性)
・別に不満もなく今が一番幸せだと感じている(75歳・女性)
□80~89点
・楽しく過ごしているが、何か夢中になるようなことを見つけて、より一層楽しくしたい(63
歳・男性)
・残り20点は健康が維持できなかったこと(69歳・男性)
・老後の心配がないとは言えないから(69歳・女性)
□70~79点
・健康に恵まれ、お金の心配もしなくて良いが、孫がいないのが不満(67歳・女性)
・年金もだんだん少なくなり、貯金がだんだん減ってしまっているのでとても不安(70歳・女
性)
・健康と経済的な不安がある(74歳・男性)
□60~69点
・自由であるが、妻に先立たれたので(72歳・男性)
・夫が一日中家にいるのでうっとうしい(67歳・女性)
・好きなことができる半面、ローンの支払い等不安がある(64歳・男性)
□50~59点
・生活満足度は100だが、経済的には0なので(63歳・男性)
目標とか目的意識というものがもてないでいる自分に戸惑っている(66歳・女性)
・可もなく不可もなくといったところ(71歳・男性)
□40~49点
・自由なようで、気遣いが多くなった。夫婦仲の悪くなった要因の一つといえる(71歳・男性

・生活にゆとりがない(62歳・男性)
□30~39点
・健康不安要素が多く、思う存分楽しめない(65歳・男性)
□20~29点
・これからの生活費が不安でしょうがない(65歳・男性)
それぞれ言い分はありますが、「健康面」と「経済面」が満足度に占める割合は大きいようで
す。
今の暮らしの満足度は?(300人中)
100点:17人
90~99点:63人
80~89点:101人
70~79点:57人
60~69点:31人
50~59点:18人
40~49点:7人
30~39点:2人
20~29点:4人
アンケート結果から、今の暮らしにおおむね満足しているシニア層の姿が見えてきました。こ
れから老後を迎える人たちにとっては、とても心強い結果です。また、シニアにとって生活す
る上での不安要素の代表は、健康面と経済面ということも分かりました。
そしてもうひとつ。仕事がなくなったとき、家庭や夫婦関係が生活の満足度を大きく左右する
ようです。「今が最高!」と言える100点満点の老後を目指して、家庭や夫婦関係を充実させる
努力をしてみると、老後だけでなく、あなたの「今」の満足度もアップするかもしれませんね
●調査概要
[定年後の暮らしに関する調査]より
・調査期間:2016年4月26日~2016年4月27日
・調査方法:インターネット調査(ネオマーケティング)
・対象:定年退職した、全国の60歳以上79歳以下の男女
・有効回答数:300名(男性256名、女性44名)
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19    家賃をダブルで払うことも? 「2カ月前退去通知」の盲点    2016/7/5  読売新聞
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賃貸物件の退居通知。多くは退去希望日から1カ月前の予告と定めているが、稀に2カ月前とい
うケースもある。失念していると退居時に思わぬ痛手を被る「2カ月前退居通知」の落とし穴。
実際に痛手を被った筆者の経験をふまえ、ここに注意を喚起したい。
新旧住居の契約が重複し、家賃をダブルで払うことも……
賃貸物件間の引越しにあたっては、当然ながら旧居を引き払う必要がある。(新居契約のタイ
ミングに合わせ)退居の1カ月前に通知すればいいやとのんきに構えていたところ、実際の規定
は2カ月前だったために新旧住居の契約期間が重複。1カ月分の家賃をダブルで支払うハメにな
った。そんな泣くに泣けない事例もあるようだ。まあ、それは筆者のことなのだが。
改めて旧居の契約書を確認すると、なるほど確かに「解約予告は2カ月前」と記されている。し
かし、どこか釈然としない……。なぜなら、過去10年間で6回転居しているが、これまでの物件
は全て1カ月前通知だったからだ。
こうした「解約予告2カ月前」の物件(以下、2カ月前物件)は、どの程度存在するのだろうか
? 賃貸管理会社ウィルステージの志村晃芳氏に聞いた。
「感覚値ですが、全体の2割程度ではないでしょうか。こうした解約予告にまつわる定めについ
ては契約時に不動産会社から説明されているはずですが、入居時点で退居のことを気にする人
は少ないと思います。ですから、いざ退居の段になって『聞いてない』とトラブルになるケー
スも少なくないですね。なかには理想の新居が見つかった後でそれが発覚し、契約の重複を避
けるために泣く泣く引越しを断念したお客さまもいらっしゃいました」
契約の際には退居告知のタイミングについてもしっかり確認を
もちろん、そもそも契約内容をしっかり把握していればそんな悲劇を招くこともなかった。だ
が、レアケースゆえ、だまし討ちに遭ったようなモヤモヤがどうしてもぬぐえない。今後のた
め、2カ月前物件の傾向などがあればぜひ知っておきたい。
「敷金礼金がかからない『ゼロゼロ物件』や、入居当初の家賃が無料になるフリーレント物件
は特に注意すべきかもしれません。初期費用を軽減し入居しやすい印象を与える一方で、退去
のハードルを上げ、出づらくしている可能性があります。お得なように見せかけ、退居コスト
で相殺するというのは常とう手段のひとつですから。募集時に解約予告期間が表示されている
物件は少ないので注意が必要です」(志村氏)
なお、「聞いてない」とゴネたところで、訴えが認められる例はほぼないという。
「“恩情”が出ることは稀ですね。大手の場合、融通がききにくいのでまず難しいでしょう。
地場の不動産会社が扱っている物件なら、時期によって臨機応変に1カ月分ディスカウントして
くれるかもしれませんが……」(同)
ちなみに筆者の場合、新居も「2カ月前物件」だった。志村さんのいう2割のケースにたまたま
当たったのか、それともこうした物件が増えているのか……。
いずれにせよ、契約の際には退居告知のタイミングについてもしっかり確認しておいたほうが
よさそうだ。
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20    「主夫の友」のみなさんに聞いた 家事がしやすい理想の住まいとは    2016/7/4  読売
新聞
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「秘密結社主夫の友」をご存じだろうか。秘密結社とつくと、何やらあやしげな雰囲気だが、
その正体はというと「主体的に家事・育児をする夫」たちのグループだ。主夫が主体的に家事
/育児をするとき、その活動場所である「住まい」に、どんな不満や不便があるのだろうか。
家事分担の方法や主夫目線での「理想の住まい」とあわせて聞いてみた。
シンクの高さから動線まで。主夫が見ると家はカイゼンの余地だらけ
先日、都内某所で開かれた、「秘密結社主夫の友」の定例ミーティングに参加した筆者。そも
そもこの「秘密結社主夫の友」は、日本ではまだまだ少数派の「主夫」を増やし、もっと男女
ともに生きやすい社会&家庭を、というのが活動目的だ。ただ、主夫といっても、専業主夫は
お1人だけで、あとは兼業主夫。つまり、それぞれ仕事をしながら、家事を主体的に行う「ワー
パパ」のみなさんというわけ。まずは、現在の住まいへの不満点などを聞いてみた。
「地味にキツイのが、シンクの高さ。女性が使いやすい高さになっているから、お皿洗いをす
るときは、腰が痛い」という男性ならではのものから、
「生活動線が考えられていないので、買い物してきた荷物を運び込むのが大変」という男女と
もに感じる不便さもあるよう。さらに
家を借りるときや買うとき、建てる際にも、不動産担当者が「住まいの中のことは奥様に」と
女性にばかり聞いてしまい、男性の意見が反映されないという点を指摘。
「それで妻の意見が色濃く反映された家になってしまい、特にキッチンがママの聖域化してし
まう」ことが、「男性を家事、ひいては家そのものから遠ざけてしまう」と話す。
「女性が家事をする前提になっているので、モノの収納・ルールを考えるのが女性の役割にな
っている。でも、収納や片付けは三次元的な要素が強く、実は男性のほうが得意かもしれない
そうした二人三脚の要素を抜きにして家ができあがってしまっている」とも。
もしかしたらこうした「女性が家事をするという前提に基づいた考え方」が家事分担を阻む、
負のスパイラルの原因なのかもしれない。
さらに、「家に長くいるほうの人間に聞いてくれていたら、こんなことにならないのに…」と
いうコメントを聞いていると、夫婦共働きが当たり前の時代、もしかしたら、住まいが家族の
かたちに追い付いていないのかもと思う。
主夫が考える理想の住まいは「合宿所?」
日常の家事についても突っ込んで聞いてみると、家事をするときは、洗濯の仕方から食器洗い
、掃除や片付けまで、「ライフハック」の要素をかなり盛り込んでいたように思う。
例えば洗濯は外干し派もいたが、半分が「部屋干し派」「洗濯乾燥機におまかせ派」だった。
はじまりは花粉症対策などだったというが、「夜、洗濯して乾燥までしてしまうほうがウチは
早い」「室内干しであれば、そのまましまえて省力化できる」などと常に最適化/家事の最小
化を考えているよう。夜家事派が増えているともいうが、ココまでとは! 既存の枠にとらわ
れない、家事のススメ方、考え方にも驚いた。
また、理想の住まいについても聞いてみた。
すると返ってきたのが「合宿所のような家、女性は嫌がるだろうけど(笑)」との返事。
合宿所といっても、雑魚寝をするという意味ではなく、「キッチンにしてもリビングにしても
、パブリック化して、初めてきた人でもどこに何があるか、モノの置き場がきっちり分かる住
まい」ということだそう。
なるほど、モノの場所が明確であれば、「お母さん、アレどこにあるの??」という不毛なやり
とりはなくなり、時間のロス・ストレスも軽減される。また、子どもも成長とともに、家事能
力を身につけることができ、結果的に主夫の家事負担が減るようになる、というわけ。
驚くのは「我が家では中学生になったら、洗濯は子どもの担当になった」という声も。
主夫のみなさんは、「いかに自分たちがラクするかを考えているからね(笑)」というが、家
族全員、誰もが家事をできるようにするというのは、人を育てるマネジメント職にも相通じる
ものがあるのかもしれない。
女性から見ると、よくある「ウチの旦那は家事してくれない」という愚痴になりがちだが、も
しかしたら住まいのあり方に問題があるのかも。「キッチンや洗濯まわりが聖域化していない
か」「自分以外の人間も家事しやすいか」、一度、夫婦で話し合ってみてもいいかもしれない
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21    【速報】2016年分路線価を発表。全国の平均値が8年ぶりに上昇    2016/7/1  読売新聞
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国税庁から2016年の路線価が発表された。なにかと気になる地価が上がったのか下がったのか
。今年の注目ポイントを見ていこう。
公示地価の80%程度の水準で路線価が決められる
路線価は相続税や贈与税を算出するときの基準となる地価のことで、国税庁が道路ごとに1m2当
たりの単価を定めている。毎年1月1日時点で評価される公示地価を参考に、その80%程度の水
準になるように路線価が決められるのだ。
そのため、3月に発表された公示地価の動きと基本的には変わらない。今年の公示地価では住宅
地や商業地など全用途の全国平均が8年ぶりに上昇したので、路線価の変動率の全国平均値も8
年ぶりに上昇している。
14都道府県で路線価の変動率の平均が上昇
都道府県別にみると、変動率の平均値が上昇したのは首都圏や大阪府、愛知県など大都市圏や
中核都市を中心とした14都道府県のみ。昨年より4道県増えているが、残りの33県は下落した。
滋賀県のように昨年は横ばいだったが、今年は下落に転じたところもある。
とはいえ、上昇率・下落率ともにいずれの都道府県も5%未満の小幅にとどまっている。そのな
かで最も平均値の上昇率が高いのは東京都の2.9%で、昨年(2.1%)より0.8ポイントアップし
た。次いで震災復興の影響から宮城県(2.5%)、福島県(2.3%)が高く、いずれも昨年と同
じ上昇率だ。さらに沖縄県は昨年より1.4ポイントアップして1.7%だった。
逆に平均値の下落率が大きいのは秋田県(マイナス3.9%)、愛媛県(マイナス2.1%)などだ
が、下落率は昨年より縮小している県が多い。全体的には「都市部の地価が上がり、地方では
下落が続く」状況にさほど変化はない。
最高路線価のトップは31年連続で銀座中央通り
国税庁では都道府県庁所在都市ごとの最高路線価も発表している。各都市の路線価の中で最も
高いところだ。
それによると、1位は東京都中央区銀座5丁目の銀座中央通りで、堂々の31年連続トップ。全国
で最も地価の高い東京都の中の最高路線価なので、当然のことながら全国で最も地価の高いと
ころとなる。
ちなみに銀座中央通りの路線価は1m2当たり3200万円で、前年より18.7%アップしている。ちょ
っとしたマンションを1戸買えてしまえるくらいの価値ということだ。
地価上昇の動きが中核都市の中心部にも波及
最高路線価の「上昇率」のランキングを見ると、トップは大阪市だ。場所は北区角田町の御堂
筋で、前年より22.1%アップして1m2当たり1016万円だった。2位は前述した東京(18.7%アップ
)で、3位は京都市下京区の四条通り(16.9%アップ)、4位は名古屋市中村区の名駅通り(14.
1%アップ)となっている。
大阪市や京都市では中心部などでマンションの分譲が活発化していて、地価も上昇の勢いが増
しているようだ。特に大阪市は今年の公示地価で中央区の心斎橋や道頓堀で上昇率40%台を記
録する地点が出た。
また、最高路線価の上昇率ランキングでは上位10位までが2ケタの上昇率となっており、仙台や
広島、福岡、札幌といった中核都市がランクインしている。大都市中心部での地価上昇の動き
が、中核都市の中心部にも波及している様子がうかがえる。
地価の上昇は住宅価格のアップに直結する
相続税や贈与税を払う人にとっては負担増につながるものの、地価が上昇するということは土
地や不動産に投資する人やおカネが増えていることを示すので、日本経済にとってはプラス要
因だろう。
とはいえ、これから住宅を買う人にとっては、地価の上昇は住宅価格のアップに直結するので
気になるところだ。今回の上昇率なども参考に考えてみよう。
●参考
・国税庁/路線価図・評価倍率表
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22    日本一厳しい!? 芦屋市では屋上広告が全面禁止に    2016/7/1  読売新聞
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関西屈指の閑静な住宅地として知られる兵庫県芦屋市。これまでも景観条例などによって美し
い街を守ってきているのだが、7月1日より新たに「屋外広告物条例」が施行されるという。日
本一厳しいとされる条例の詳細をご紹介しよう。
屋上広告は全面禁止、看板などの配色にも制限が
SUUMOの「みんなが選んだ住みたい街ランキング 関西版」でも常に上位に挙げられ、関西圏の
憧れの街である芦屋市は「国際文化住宅都市」を標榜(ひょうぼう)している街でもある。こ
れまでにも全国で初めて市の全域を「景観地区」に指定、六麓荘町(ろくろくそうちょう)な
どでは住宅の最低敷地面積を400m2に定めるなど、住宅地としての美しい景観を保つためにさま
ざまな施策を行ってきた。
その芦屋市が7月から実施するのが「屋外広告物条例」だ。「これまでは景観地区指定などによ
り建物そのものに対する指導を行うことで、良好な景観形成を推進してきましたが、さらに一
歩踏み込んで看板などの屋外広告に対して制限を設けようというのが今回の条例。景観に対す
る最終メニューという位置づけです」と芦屋市都市建設部都市計画課の東氏は語る。
条例では市内を「住宅地域」や「広告物誘導特別地域」、「南芦屋浜特別地域」など7つのエリ
アに分け、広告物に対する詳細な規制を定めている。まず、全体に共通する基準のうち、主な
ものを挙げておこう。
●屋上広告は禁止
●回転灯、点滅灯、ネオンサイン、LEDの使用は原則禁止
●蛍光塗料、反射光の強い塗料などの使用禁止。色の組み合わせに配慮し、彩度の高い2色、補
色、彩度の高い色と黒の組み合わせは避ける
●アドバルーンは禁止
●1文字当たり1m2以下、地上からの高さが15mを超える箇所に掲出する場合は2m2以下
壁面からの突き出し看板のサイズや色彩も制限
このほか、壁からの突き出し看板や、壁面看板、置き看板などについても詳細なルールが設け
られている。例えば、JR芦屋駅の周辺や国道沿いなど商業施設も多い「広告物誘導特別地域」
でも、突き出し看板の面積は1m2以下、複数の施設への案内誘導広告の面積も1施設当たり1m2以
下で高さは5m以下といったルールとなっている。厳しい規制で知られる京都市の広告条例でも
突き出し看板は3m2以下となっているので、この点で芦屋市の条例は日本一厳しいとも言える
だろう。突き出し看板の規制は、落下事故のリスクを踏まえた安全対策という側面もある。
また、色彩についても「各色相において最も彩度が高い色、明度が9を超える無彩色は禁止色」
など、細かな制限が設けられており、真っ赤や真っ黄といったハデな色は使用ができない。
大きな混乱もなく、条例に従って街も動きだしている
こうしてみると、非常に厳しいルールのように思える。もしも、都心部の繁華街などでこのル
ールを適用しようとすれば大混乱が起こるように思えるのだが、芦屋市では大丈夫なのだろう
か?
規律が保たれた美しい街並みは、多くの市民の理解と努力によって造りあげられてきたという
ことだろう。訪ねる機会があれば、山麓側から海岸までゆっくりと芦屋市を散策してみるとい
い。その良さが実感できるはずだ。
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23    60代・70代に聞いた! 定年後の生活、不安と楽しみは?    2016/7/1  読売新聞
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前回は定年後の「住まい」についてのアンケート結果をお伝えしました。定年後の生活は具体
的に想像できなくて……という人も多いかもしれません。今回は、定年後の生活の不安、楽し
みについて、実際に定年を迎えた60代、70代の男女にアンケートしてみました。
「お金」関連の不安がワンツートップ、「体の衰え」が続く
まず、定年後の暮らしで不安なことはどんなことなのでしょうか。グラフを見ると、不安要素
はさまざまあるようですが、第1位は「今の収入(年金など)でやりくりできるか」44.7%、第
2位は「今の貯蓄額で足りるか」41.7%で、「お金」に関することがワンツートップでした。当
たり前ですが、定年を迎えると今まであった収入がなくなる(または収入が減る)わけですが
、生活していくには、たとえ節約したとしても、一定のお金が毎月出ていきます。そのため、
今まで貯めてきた貯蓄や、年金などの収入があったとしても、それで足りるのかが不安なよう
です。
第3位は「自分が認知症などで介護が必要になったらどうしたらいいか」で34.3%。次いで「配
偶者が認知症などで介護が必要になったらどうしたらいいか」29.7%でした。衰えていく体の
変化は日々のことなので受け入れられるのかもしれませんが、突然認知症など介護が必要とな
った場合、今までに経験もないし、どうしたらいいのか悩みますよね。体への不安は5位の「自
分が病気やケガで手術や入院が必要になったらどうしたらいいか」27.0%や、7位の「配偶者が
病気やケガで手術や入院が必要になったらどうしたらいいか」25.3%にも表れています。
第6位は「自分が死んだあとの配偶者の生活」26.7%。「夫婦どちらかがいなくなった後の生活
」への不安は、8位の「配偶者が亡くなったあとの自分の生活」20.3%にも。
お金、体の衰え、そして夫婦どちらかがいなくなった後の生活……。今の自分にはまだ現実味
はないけれど、自分が定年になったときのことを想像してみると、鬼気迫るものがありますね

定年後の楽しみは、国内旅行にスポーツ系の趣味などアクティブな内容が上位に
定年後の暮らしには不安もあるけれど、楽しみだってたくさんあります!
第1位は「国内旅行」。約半数の人が国内旅行を楽しみにしているようです。慣れない海外より
も、言葉が通じる国内旅行。会社に通う毎日から解放される退職後なら、今まで旅費を気にし
て行けなかった場所にも足を延ばせそう。子育てからも解放され、自分たちのためにお金を使
っている様子がうかがえます。
2位は「健康を維持すること(散歩など)」44.3%、3位は「趣味(スポーツ・アウトドア系)
」36.0%で、1位も含め、アクティブな暮らしを満喫している様子。
こうして見ていると、定年後は子どもや孫と一緒に静かに……と考えている人は意外と少ない
様子。自分たちの暮らしを楽しみ、余生を満喫しようという前向きな姿勢を感じる結果となり
ました。これはこれから定年を迎える人たちにとっても心強い結果といえます。
ボランティアにスポーツジム通い、温泉旅行などで定年後の生活を満喫
最後に「定年退職してから特に楽しむようになったこと」を聞いてみました。
今回はインターネット調査のモニター登録をしている人に聞いているので、その時点で”アク
ティブである“というバイアスがかかっているともいえますが、みなさんの回答からも、定年
後の生活をアクティブに、自分らしく楽しんでいる様子が垣間見えてきます。
<男性>
・観光ボランティア(72歳・男性)
・以前からの趣味であった登山を思う存分楽しんでいる(61歳・男性)
・健康維持のためスポーツクラブに通っている。そこで知り合った人たちとの交流が楽しい(6
9歳・男性)
・二輪免許を取って、あちこち走っている(66歳・男性)
・在職中は夫婦共々家を空けることが多く、家庭菜園ができなかったが、今は10年後を見据え
て植えた果樹類が成長するのが楽しみ。自治会にも入り、地域の祭りでは飲食物の販売をした
り、草刈りをしたりしている(66歳・男性)
子どものころから好きだったプラモデルづくりを思い切りやっている(61歳・男性)
・もう一度語学、英語を磨きなおしたい(67歳・男性)
<女性>
・ボランティア活動をするように。また、手芸や英会話などを習い、友達も増えました(66歳
・女性)
・書道をやり始めて、かなと漢字の練習をやっている(67歳・女性)
・ジムに通っている。ヨガ、エアロビクス等今までやったことのないものに挑戦している(67
歳・女性)
・日帰り温泉巡りを、夫婦で楽しんでいる(66歳・女性)
・好きなときに好きなだけ映画館に入り浸る(68歳・女性)
・特に変わったこともないが、計画的に暮らさない自由がいいと思う。気ままに好きなことを
選択できる贅沢を満喫している(62歳・女性)
・孫が毎週泊まりに来て遊んでくれる。動物園や遊園地や公園に出かけて孫と遊んでいる(66
歳・女性)
いかがでしたか? 60代・70代のみなさんはお金や健康面などの不安はありつつも、予想以上
に積極的に外に出て、生活を楽しんでいるようです。
今回出てきたみなさんの、お金や健康面などに関する不安は、定年前から少しずつ準備するこ
とで多少なりとも払拭できるかもしれません。計画的なローン返済、保険加入、貯蓄計画の見
直し、ウォーキングで体力をつける……。「なんとなくこうかなぁ」と思っていた定年後の生
活を、「ここに行きたい」「あれにチャレンジしたい」など、具体的に想像してみることが、
満足のいく定年後の生活を送る上で大切なのかもしれませんね。
●調査概要
[定年後の暮らしに関する調査]より
・調査期間:2016年4月26日~2016年4月27日
・調査方法:インターネット調査(ネオマーケティング)
・対象:定年退職した、全国の60歳以上79歳以下の男女
・有効回答数:300名(男性256名、女性44名)
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24    60代・70代に聞いた!定年後の「住まい」はどう考える?    2016/6/30  読売新聞
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住まいを買うときには、せいぜい10年後のことしか考えていなかったけれど、年齢を重ねるに
つれ、頭をよぎるのは「老後のこと」。「一人だったら?」「子どもと一緒に住む?」「どこ
かに移住?」など、選択肢はさまざまあるけれど、みんなは一体どう考えているの? 今回は
、定年を迎えた60代、70代の男女に定年後の暮らしに関する調査を行いました。
定年を見据えて「住んでいた家をリフォーム」が約3割。「バリアフリー」などで快適に【画像
1】「何も変えていない」人が58.3%も(SUUMOジャーナル)
まずは定年を見据えて、住まいをどうしたかを聞いてみました。結果は、「何も変えていない
」58.3%がトップでしたが、次に多かったのは「住んでいた家をリフォームした」28.3%とい
うもの。コメントでは、「バリアフリー」「オール電化」という言葉が多く見られました。家
の老朽化を修繕するとともに、体の衰えを見据えて、より快適な住まいにリフォームする人が
多いんですね。リフォームをした場所としては、キッチン、お風呂、トイレ、洗面所などの水
まわりを挙げる人が目立ちました。また、「ドアを全て引き戸に替えた」など、バリアフリー
対応のリフォームをする人も。
大きく票は離されましたが、次は「家を買い替えた」3.3%。こちらは、「親の面倒をみる」た
めだったり、「駅近に購入」したり、リフォームではなく「バリアフリーのマンションにした
」という人たち。「子どもが独立して夫婦2人になったから、2人の生活に合う家に買い替えた
」という人もいました。
今の家でこれから「リフォーム」や「建て替え」を検討する人が2割強【画像2】「特に考えて
いない(特に変える必要はない)」人が7割弱(SUUMOジャーナル)
では、「これから」の住まいの形態については、どう考えているのでしょうか。結果は、「特
に考えていない(特に変える必要はない)」69.3%を筆頭に、「今住んでいる家をリフォーム
したい」が19.3%と続きます。
既にリフォームしている人の多くは「特に考えていない(特に変える必要はない)」に票を入
れていると仮定すると、多くがリフォームに対して前向きな考えをもっていることが分かり
す。今の家は住み慣れているし、お金もないので住み替えは考えていないけれど、「内装が経
年劣化したから」「水まわりが劣化してきているから」「バリアフリーにしたい」など、リフ
ォームの場所はさまざまですが、それぞれ老後にも使いやすい設備を検討しているようです。
また、「一戸建てを建て替えたい(一戸建てから一戸建て)」3.0%というのも、「今住んでい
る場所」での変更。こちらも住み慣れていることや、お金の問題があるのかもしれません。
次に、「家を買い替えたい(戸建てからマンション)」2.7%が続きます。「一戸建ては庭の手
入れなど季節ごとに手がかかるほか、防犯面でも心配。また、一戸建て住宅は冬に部屋が寒く
て過ごすのが大変」というように、防犯面や生活の便利さを求めてマンション生活を希望する
人がいるようです。
ちなみに老人ホームに入居したい人は1.7%程度。また、「特に考えていない(特に変える必要
はない)」人の理由は、「お金がないから」などの経済的な理由から、もしくは「今の家で満
足している」人が多かったです。
エリアは「住み慣れた土地を離れたくない」人が多数【画像3】「今住んでいるまちに引き続き
住みたい」が6割超(SUUMOジャーナル)
ではこれからの住まいのエリアについてはどうでしょうか。居住タイプのグラフでも「今住ん
でいる場所」へのこだわりが出ていましたが、エリアに関しても「今住んでいるまちに引き続
き住みたい」が61.7%で圧倒的でした。「特に考えていない(特に変える必要はない)」と合
わせると9割を超えます。「住み慣れた土地を離れたくない」「現状で満足している」「ご近所
との関係がうまくいっている」といった意見が多かったですが、「住み替える費用がない」と
いう経済的理由を挙げる人もちらほら。
次に続くのは「国内で移住したい」3.3%、「子どもが住んでいるまちに同居もしくは近くに引
越したい」2.3%。老後は子どもと近くにいたい人が多いのかと思いましたが、現実は違うよう
で、自由気ままな国内移住のほうがわずかに上まわる結果となりました
終の棲家は……男性は「現状維持」、女性は「変化もOK」な傾向
最後に、「『終の棲家(ついのすみか)』について、今どんなことを考えていますか?」とい
う質問をしてみました。
みなさんの回答はこちら。
<男性>
・リフォームも完了したので、今後も住み続けたい(65歳・男性)
・住み慣れた街、家がいい(62歳・男性)
・今住んでいる場所に友人やサークル仲間がいるので、今の場所以外は考えられない(64歳・
男性)
・生まれ育った街に帰ってもよいかなと思う(66歳・男性)
・近くに娘夫婦や孫がいて、会いたいときに、すぐ顔を見ることができる場所で暮らしたい。
どちらかが介護が必要になったときも何かと心強いから(70歳・男性)
・子ども夫婦と同居(74歳・男性)
・人間、終生元気なわけではありません。いずれは病院か老人ホームで一生を終わりたい(76
歳・男性)
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25    ウェブで暮らし総合支援 中部電の「カテエネ」    2016/7/5 日経産業新聞
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中部電力が電気料金の確認などができる自社のウェブサイト「カテエネ」を通じて、暮らし
全体にサービス領域を広げようとしている。これまで他社とのポイント提携などを進めてきた
が、8月以降はさらにサイトを通じた買い物などが便利になるようにサービス内容を拡充する
。電力自由化が4月から始まり、本業の競合は強まる見通し。暮らし支援機能の拡充をてこに
顧客の囲い込みを進める狙いもある。
2016-07-07 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed